JPH08287788A - 4方向スイッチ装置 - Google Patents

4方向スイッチ装置

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JPH08287788A
JPH08287788A JP8707895A JP8707895A JPH08287788A JP H08287788 A JPH08287788 A JP H08287788A JP 8707895 A JP8707895 A JP 8707895A JP 8707895 A JP8707895 A JP 8707895A JP H08287788 A JPH08287788 A JP H08287788A
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JP
Japan
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push plate
switch
switches
switch device
way switch
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JP8707895A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Kyoda
達夫 経田
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/04Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick
    • H01H2025/048Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick having a separate central push, slide or tumbler button which is not integral with the operating part that surrounds it
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2300/00Orthogonal indexing scheme relating to electric switches, relays, selectors or emergency protective devices covered by H01H
    • H01H2300/012Application rear view mirror
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/04Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick
    • H01H25/041Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick having a generally flat operating member depressible at different locations to operate different controls

Landscapes

  • Switches With Compound Operations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プッシュプレート3の斜プッシュ操作でも機
器の誤作動を防ぐ。 【構成】 プッシュプレート3の正規のプッシュ操作に
よって3個のスイッチが同時にONした際には所望の閉
回路が構成されるように8個のスイッチ51〜58が配
置されている。この結果、機器が誤作動する虞が有るス
イッチを3個のスイッチのうちの中に配置することによ
り、機器が誤作動する虞が有るスイッチが相互にプッシ
ュプレート3の対角線方向上の角部から離れるので、プ
ッシュプレート3を斜の箇所でプッシュ操作した場合で
も、機器が誤作動する虞が有るスイッチが同時にONし
て閉回路が構成されることが困難であり、その分機器の
誤作動を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プッシュプレートの4
方向上の4箇所でプッシュ操作する、所謂4方向のプッ
シュ操作形のスイッチ装置に係り、特に、プッシュプレ
ートの正規の4操作方向に対して対角線上の斜の箇所で
のプッシュ操作による閉回路の構成が困難となすことに
より、機器の誤作動を防ぐことができる4方向スイッチ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】4方向スイッチ装置は、一般に、4方向
(十字方向)上の4箇所でプッシュ操作されるプッシュ
プレートがケースに揺動可能に取り付けられており、こ
のケース内には8個のスイッチが、プッシュプレートの
正規の4操作方向のうちの1箇所でのプッシュ操作によ
りプッシュプレートのプッシュ操作側の隣り合う2個の
スイッチがONするように配置されている。この4方向
スイッチ装置は、例えば2方向スイッチ装置と組み合わ
せて、自動車用の電動リモートコントロールミラーの左
右のミラー面を上下左右方向に傾動させるスイッチ装置
として使用されている。すなわち、左側のミラー面を上
下方向に傾動させるための第1駆動用モータ、左側のミ
ラー面を左右方向に傾動させるための第2駆動用モー
タ、右側のミラー面を上下方向に傾動させるための第3
駆動用モータ、右側のミラー面を左右方向に傾動させる
ための第4駆動用モータ、のうち、所望のモータを正転
あるいは逆転させるためのコントロールスイッチ装置と
して使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の4方向スイッチ装置においては、8個のスイッチがプ
ッシュプレートの正規の4操作方向のうちの1箇所での
プッシュ操作によりプッシュプレートのプッシュ操作側
の隣り合う2個のスイッチがONするように配置されて
いるので、ON状態の2個のスイッチと、その両隣のO
FF状態のスイッチとが相互にプッシュプレートの対角
線方向上の角部に近い。このために、機器が誤作動する
虞が有るスイッチが相互にプッシュプレートの角部に近
付くので、誤操作等によりプッシュプレートを正規の4
操作方向に対して対角線上の斜の箇所でプッシュ操作し
た場合には、閉回路が構成されて機器が誤作動する虞が
ある。
【0004】本発明の目的は、プッシュプレートの正規
の4操作方向に対して対角線上の斜の箇所でのプッシュ
操作によっても閉回路の構成が困難となすことにより、
機器の誤作動を防ぐことができる4方向スイッチ装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題を
解決するために、ケースに4方向上の4箇所でプッシュ
操作されるプッシュプレートが揺動可能に取り付けら
れ、ケース内に8個のスイッチが、プッシュプレートの
正規の4操作方向のうちの1箇所でのプッシュ操作によ
り作動部を介してプッシュプレートのプッシュ操作側の
隣り合う3個のスイッチがONするように配置されてお
り、プッシュプレートの正規の4操作方向のうちの1箇
所でのプッシュ操作により作動部を介してプッシュプレ
ートのプッシュ操作側の隣り合う3個のスイッチがON
した際には、所望の閉回路が構成される電気回路がケー
ス内に配置されていることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明は、上記の構成により、プッシュプレー
トを正規の4操作方向のうちのある1箇所でプッシュ操
作した場合には、プッシュプレートのプッシュ操作側の
隣り合う3個のスイッチがONして、電気回路において
所望の閉回路が構成され、機器が所望の作動を行う。一
方、プッシュプレートの正規の箇所でのプッシュ操作で
3個のスイッチがONするように8個のスイッチが配置
されているので、機器が誤作動する虞が有るスイッチを
上述の3個のスイッチのうちの中に配置させれば、機器
が誤作動する虞が有るスイッチが相互にプッシュプレー
トの対角線方向上の角部から離れることとなる。この結
果、プッシュプレートを正規の4操作方向に対して対角
線上の斜の箇所でプッシュ操作した場合でも、機器が誤
作動する虞が有るスイッチが同時にONして閉回路が構
成されることが困難であり、その分機器の誤作動を防ぐ
ことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の4方向スイッチ装置の一実施
例を添付図面を参照して説明する。なお、図において、
図1乃至図3は本発明のスイッチ装置の構成部品の分解
斜視図であり、図1の矢印IIが図2の矢印Iに連続
し、図2の矢印IIIが図3の矢印IIに連続して、本
発明のスイッチ装置の全体が構成される。この例は自動
車用の電動リモートコントロールミラーの左右のミラー
面を上下左右方向に傾動させるスイッチ装置として使用
されている例について説明する。この実施例において、
X方向とは、図4に示すように、本発明の4方向スイッ
チ装置を平面から見て、ほぼ正方形をなすケース1及び
2及びプッシュプレート3の左辺の中心と右辺の中心と
を結ぶ線分の方向である。また、Y方向とは、同じく図
4に示すように、本発明の4方向スイッチ装置を平面か
ら見て、ほぼ正方形をなすケース1及び2及びプッシュ
プレート3の上辺の中心と下辺の中心とを結ぶ線分の方
向である。さらに、4方向又は十字方向とは、上述のX
方向及びY方向である。さらにまた、対角線方向とは、
上述の十字方向に対して45°回動した方向、すなわち
図4に示すように、本発明の4方向スイッチ装置を平面
から見て、正方形のケース1及び2及びプッシュプレー
ト3の対角をそれぞれ結ぶ線分の方向である。さらにま
た、中心軸とは、プッシュプレート3に対して垂直でか
つプッシュプレート3の中心(十字方向、すなわちX方
向とY方向との交点)を通る軸である。
【0008】図において、1及び2は本発明の4方向ス
イッチ装置のケースを構成する上部ケース及び下部ケー
スとしてのホルダである。この上部ケース1は、例えば
不透明な合成樹脂製(ABS樹脂製)からなり、図2及
び図4及び図5に示すように、上面10及び下面11が
開口されていて、中央に中仕切板12が一体に設けられ
ている。この上面開口部10は平面から見て正方形の4
角を面取りした形状をなす。一方、ホルダ2は、同じく
例えば不透明な合成樹脂製(ABS樹脂製)からなり、
図3乃至図5に示すように、上面20及び下面21が開
口されていて、中央に中仕切板22が一体に設けられて
いる。このホルダ2の上部が下部よりも一回り大きい形
状をなす。この上部ケース1の下面開口部11中にホル
ダ2の上部を嵌合し、かつ上部ケース1に設けた係止溝
13にホルダ2に設けた係止爪23を係止させることに
より、この上部ケース1とホルダ2とが一体となって本
発明の4方向スイッチ装置のケースを構成することとな
る。
【0009】このケース1及び2の上面開口部10には
後述するプッシュプレート3が揺動可能に取り付けられ
ており、またこのケース1及び2内(上部ケース1の中
仕切板12とホルダ2の中仕切板22との間の空間)に
は後述する8個のスイッチ51〜58及びインターロッ
ク機構7が内蔵されており、さらにこのケース1及び2
には後述する2方向スイッチ装置8が装備されている。
【0010】なお、図3において、符号24はホルダ2
のY方向の1側面の外面に設けた凸部24であって、こ
の凸部24と、上部ケース1のY方向の1側面の内面に
設けた凹部(図示せず)との係合により、上部ケース1
とホルダ2との組み付けの位置を決めると共に、誤組み
付けを防ぐこととなる。また、図2及び図5において、
符号15は上部ケース1の4側面にそれぞれ設けた水抜
き孔、16は上部ケース1のX方向の2側面に一体に設
けた車体への取付用の弾性係合爪である。
【0011】図1及び図4及び図5において、3はプッ
シュプレートである。このプッシュプレート3は、例え
ば合成樹脂製からなり、上部ケース1の上面開口部10
よりも一回り小さい形状であって、平面から見て正方形
の4角を面取りした形状をなす。このプッシュプレート
3は、後述する8個のスイッチ51〜58及び8個の作
動部41〜48を介してケース1及び2の上部開口部1
0に揺動可能に取り付けられ、かつX方向及びY方向の
4方向上の4箇所でプッシュ操作可能に構成されてい
る。
【0012】このプッシュプレート3の4角部には弾性
係合爪30が設けられており、このプッシュプレート3
の弾性係合爪30が上部ケース1の4角部に設けられた
係合孔17に弾性係合することにより、プッシュプレー
ト3がケース1及び2の上部開口部10から脱落するの
を防止される。また、この弾性係合爪30と係合孔17
との係合点は、プッシュプレート3のプッシュ操作時に
おいて、プッシュプレート3の揺動支点となる。
【0013】図5及び図6及び図8及び図9において、
41〜48はほぼ円柱形状をなす作動部である。この8
本の作動部41〜48は、前記プッシュプレート3の下
面から一体に突設してなり、かつプッシュプレート3の
正規の4操作方向の各箇所でのプッシュ操作により後述
する8個のスイッチ51〜58を3個ずつそれぞれON
するものである。
【0014】この8本の作動部41〜48は、前記プッ
シュプレート3と後述する8個のスイッチ51〜58と
の間であって、前記プッシュプレート3の4角部及び4
辺の中心の計8箇所にそれぞれ配置されている。すなわ
ち、第1作動部41は左上角に後述する第1のスイッチ
51と、第2作動部42は上辺中心に後述する第2のス
イッチ52と、第3作動部43は右上角に後述する第3
のスイッチ53と、第4作動部44は右辺中心に後述す
る第4のスイッチ54と、第5作動部45は右下角に後
述する第5のスイッチ55と、第6作動部46は下辺中
心に後述する第6のスイッチ56と、第7作動部47は
左下角に後述する第7のスイッチ57と、第8作動部4
8は左辺中心に後述する第8のスイッチ58と、それぞ
れ対応するように配置されている。
【0015】この8本の作動部41〜48は上部ケース
1の中仕切板12の4角部及び4辺の中心に設けられた
円形のガイド孔19に昇降可能にそれぞれ挿通されてい
る。この結果、プッシュプレート3を正規の4操作方向
の各箇所でプッシュ操作することにより、8本の作動部
41〜48のうちのプッシュプレート3のプッシュ操作
側の隣り合う3本の作動部が押し込まれて、後述する8
個のスイッチ51〜58のうち押し込まれた3本の作動
部と対応する3個のスイッチがそれぞれONするもので
ある。
【0016】図2及び図5及び図8乃至図16におい
て、51〜58は前記ケース1及び2内に配置された8
個のスイッチである。この8個のスイッチは、自動復帰
型のプッシュONノーマルOFFスイッチであって、1
極単投接点のスイッチからなるものである。
【0017】この8個のスイッチ51〜58は、上述の
プッシュプレート3の1方向のプッシュ操作によって、
上述の8本の作動部41〜48のうちプッシュプレート
3のプッシュ操作側の隣り合う3本の作動部が押し込ま
れてこの3本の作動部と対応する3個のスイッチがON
するように、上述の8本の作動部41〜48とそれぞれ
対応して配置されている。すなわち、第1のスイッチ5
1は左上角に、第2のスイッチ52は上辺中心に、第3
のスイッチ53は上右角に、第4のスイッチ54は右辺
中心に、第5のスイッチ55は右下角に、第6のスイッ
チ56は下辺中心に、第7のスイッチ57は左下角に、
第8の1極単投接点のスイッチ58は左辺中心に、それ
ぞれ配置されている。
【0018】そして、上述の8個のスイッチ51〜58
(1極単投接点のスイッチ)の固定接点511〜582
はケース1及び2内に配置された電気回路基板6側に設
けられており、一方、上述の8個のスイッチ51〜58
(1極単投接点のスイッチ)の可動接点510〜580
はケース内1及び2に電気回路基板6に対向して配置さ
れたラバーコンタクト5側に設けられており、この8個
のスイッチ51〜58(1極単投接点のスイッチ)の固
定接点511〜582と可動接点510〜580とはそ
れぞれ対応している。
【0019】上述の電気回路基板6は、図2及び図10
及び図11に示すように、例えばプリント回路基板
(P.C.B)等からなる。この電気回路基板6は、例
えば平面から見てほぼ正方形形状をなす絶縁性の板部材
の一面(例えば上面)及び他面に後述する電気回路が、
後述するラバーコンタクト5側に設けられた8個のスイ
ッチ51〜58の可動接点510〜580及び2方向ス
イッチ装置8のコンタクト82との接続により所望の回
路を構成するように、適宜にプリント配線されている。
【0020】すなわち、この電気回路基板6の一面に
は、図10に示すように、上述のプリント配線により、
それぞれ近接して対をなす上述の8個のスイッチ51〜
58(1極単投接点のスイッチ)の8対の固定接点51
1と512、521と522、531と532、541
と542、551と552、561と562、571と
572、581と582、及び配線591及びその他の
配線がそれぞれ設けられている。
【0021】また、この電気回路基板6の他面には、図
11に示すように、上述のプリント配線より、後述する
2方向スイッチ装置8の第1負荷端子(V)としての第
1共通固定接点610、第1右側固定接点612、第1
左側固定接点613、第2負荷端子(H)としての第2
共通固定接点620、第2右側固定接点622、第2左
側固定接点623、その他の配線がそれぞれ設けられて
いる。
【0022】さらに、この電気回路基板6には、ホルダ
2に固定された第1ターミナル600、第2ターミナル
601、第3ターミナル602、第4ターミナル60
3、第5ターミナル604、第6ターミナル605、第
7ターミナル606がそれぞれ電気的に接続されてい
る。
【0023】この電気回路基板6を前記ケース1及び2
内に配置する。即ち、前記電気回路基板6を、前記上部
ケース1の下面開口部11側の内面に設けた段部18の
下面と前記ホルダ2の上面開口部20の上端面との間に
挟み込んで固定する。図において、60は電気回路基板
6の上辺の中央に一体に設けた位置決め用兼誤組み付け
防止用の凸部である。この電気回路基板6の凸部60と
上部ケース1の凹部(図示せず)との係合により、上部
ケース1と電気回路基板6との組み付けの位置を決める
と共に、誤組み付けを防ぐことができる。
【0024】また、上述のラバーコンタクト5は、例え
ばシリコンゴム等の弾性及び絶縁性を有する部材からな
る。このラバーコンタクト5は、前記電気回路基板6上
に配置されており、平板部500と、その平板部500
の一面(上面)に一体に設けた8個の可撓部501と、
その8個の可撓部501の頭部にそれぞれ設けた8個の
可動部502とからなる。前記可撓部501は肉薄の中
空状の円錐台形状をなし、前記可動部502は円柱形状
をなし、この8個の可動部502は常時可撓部501の
弾性力により電気回路基板6から離れた状態にある。こ
の8個の可動部502の上面(外面)に上述の8本の作
動部41〜48の下面が当接している。
【0025】前記ラバーコンタクト5の8個の可動部5
02の内面には導電性部材がそれぞれ設けられており、
この導電性部材が上述の8個のスイッチ51〜58(1
極単投接点のスイッチ)の可動接点510、520、5
30、540、550、560、570、580をそれ
ぞれ構成する。
【0026】そして、上述の電気回路基板6に設けられ
たプリント配線及びターミナル等が本発明の4方向スイ
ッチ装置の電気回路を構成する。この本発明の4方向ス
イッチ装置の電気回路は、プッシュプレート3の正規の
4操作方向のうちの1箇所でのプッシュ操作によって3
本の作動部が押し込まれてこの3本の作動部と対応する
3個のスイッチがONした際には、後述する所望の閉回
路(図13至図16を参照)が構成されている。
【0027】以下、図12乃至図16を参照して本発明
の4方向スイッチ装置の電気回路の具体的構成について
説明する。図12乃至図16は本発明の4方向スイッチ
装置の電気回路図である。図において、SWは本発明の
4方向スイッチ装置、8は後述する2方向スイッチ装置
である。図において、A1は右側のリモコン式ドアミラ
ーのミラー面を上下左右に傾動させる駆動部である。こ
の右側の駆動部A1は、ミラー面を上下させる第1モー
タM11と、ミラー面を左右させる第2モータM12と
からなる。図において、A2は左側のリモコン式ドアミ
ラーのミラー面を上下左右に傾動させる駆動部である。
この左側の駆動部A2は、ミラー面を上下させる第1モ
ータM21と、ミラー面を左右させる第2モータM22
とからなる。
【0028】第1ターミナル(電源端子)600は自動
車のバッテリーなどの電源ACC(+)に、第2ターミ
ナル601は右側の駆動部A1の第1モータM11の一
方の端子及び2方向スイッチ装置8の第1右側固定接点
612に、第3ターミナル602は左側の駆動部A2の
第1モータM21の一方の端子及び2方向スイッチ装置
8の第1左側固定接点613に、第4ターミナル603
は右側の駆動部A1の第1モータM11の他方の端子及
び右側の駆動部A1の第2モータM12の一方の端子及
び左側の駆動部A2の第1モータM21の他方の端子及
び左側の駆動部A2の第2モータM22の一方の端子
(共通負荷端子(C))に、第5ターミナル604は右
側の駆動部A1の第2モータM12の他方の端子及び2
方向スイッチ装置8の第2右側固定接点622に、第6
ターミナル605は左側の駆動部A2の第2モータM2
2の他方の端子及び2方向スイッチ装置8の第2左側固
定接点623に、第7ターミナル(アース端子)606
はアースGND(−)に、それぞれ配線により電気的に
接続されている。
【0029】そして、第1のスイッチ51の2個の固定
接点511、512は第7ターミナル606のアースG
ND(−)、配線591(X)に、第2のスイッチ52
の2個の固定接点521、522は第1ターミナル60
0の電源ACC(+)、2方向スイッチ装置8の第1共
通固定接点610の第1負荷端子(V)に、第3のスイ
ッチ53の2個の固定接点531、532は第4ターミ
ナル603の共通負荷端子(C)、配線591(X)
に、第4の1極単投接点のスイッチ54の2個の固定接
点541、542は第7ターミナル606のアースGN
D(−)、2方向スイッチ装置8の第2共通固定接点6
20の第2負荷端子(H)に、第5のスイッチ55の2
個の固定接点551、552は第1ターミナル600の
電源ACC(+)、配線591(X)に、第6のスイッ
チ56の2個の固定接点561、562は第7ターミナ
ル606のアースGND(−)、2方向スイッチ装置8
の第1共通固定接点610の第1負荷端子(V)に、第
7のスイッチ57の2個の固定接点571、572は、
第4ターミナル603の共通負荷端子(C)、配線59
1(X)に、第8のスイッチ58の2個の固定接点58
1、582は第1ターミナル600の電源ACC
(+)、2方向スイッチ装置8の第2共通固定接点62
0の第2負荷端子(H)に、それぞれプリント配線によ
り電気的に接続されている。
【0030】次に、上述の本発明の4方向スイッチ装置
SW及び後述する2方向スイッチ装置8の操作による回
路構成と左右のリモコン式ドアミラーのミラー面の上下
左右動について説明する。まず、左側のリモコン式ドア
ミラーのミラー面を上下左右に傾動させる場合は、後述
する2方向スイッチ装置8の切替ノブ80を図5中の矢
印方向(左方向)に傾倒して、その2方向スイッチ装置
8の第1可動接点611(82)及び第2可動接点62
1(82)を第1左側固定接点613及び第2左側固定
接点623にそれぞれ接続させておく。それから、プッ
シュプレート3の「上」の箇所をプッシュ操作すると、
図13に示すように、第1のスイッチ51と第2のスイ
ッチ52と第3のスイッチ53とがそれぞれONする。
この結果、電流が、第1ターミナル600(+)→第2
のスイッチ52→第1共通固定接点610の第1負荷端
子(V)→左側の駆動部A2の第1モータM21→第4
ターミナル603の共通負荷端子(C)→第3のスイッ
チ53→配線591(X)→第1のスイッチ51→第7
ターミナル606のアースGND(−)へと流れ、左側
の駆動部A2の第1モータM21が回転(正転)して左
側のミラー面が上向きに傾動する。
【0031】また、プッシュプレート3の「左」の箇所
をプッシュ操作すると、図14に示すように、第1のス
イッチ51と第7のスイッチ57と第8のスイッチ58
とがそれぞれONする。この結果、電流が、第1ターミ
ナル600(+)→第8のスイッチ58→第2共通固定
接点620の第2負荷端子(H)→左側の駆動部A2の
第2モータM22→第4ターミナル603の共通負荷端
子(C)→第7のスイッチ57→配線591(X)→第
1のスイッチ51→第7ターミナル606のアースGN
D(−)へと流れ、左側の駆動部A2の第2モータM2
2が回転(正転)して左側のミラー面が左向きに傾動す
る。
【0032】さらに、プッシュプレート3の「下」の箇
所をプッシュ操作すると、図15に示すように、第5の
スイッチ55と第6のスイッチ56と第7のスイッチ5
7とがそれぞれONする。この結果、電流が、第1ター
ミナル600(+)→第5のスイッチ55→配線591
(X)→第7のスイッチ57→第4ターミナル603の
共通負荷端子(C)→左側の駆動部A2の第1モータM
21→第1共通固定接点610の第2負荷端子(V)→
第6のスイッチ56→第7ターミナル606のアースG
ND(−)へと流れ、左側の駆動部A2の第1モータM
21が回転(逆転)して左側のミラー面が下向きに傾動
する。
【0033】さらにまた、プッシュプレート3の「右」
の箇所をプッシュ操作すると、図16に示すように、第
3のスイッチ53と第4のスイッチ54と第5のスイッ
チ55とがそれぞれONする。この結果、電流が、第1
ターミナル600(+)→第5のスイッチ55→配線5
91(X)→第3のスイッチ53→第4ターミナル60
3の共通負荷端子(C)→左側の駆動部A2の第2モー
タM22→第2共通固定接点620の第2負荷端子
(H)→第4のスイッチ54→第7ターミナル606の
アースGND(−)へと流れ、左側の駆動部A2の第2
モータM22が回転(逆転)して左側のミラー面が右向
きに傾動する。
【0034】次に、右側のリモコン式ドアミラーのミラ
ー面を上下左右に傾動させる場合は、後述する2方向ス
イッチ装置8の切替ノブ80を図5中の矢印と反対方向
(右方向)に傾倒して、その2方向スイッチ装置8の第
1可動接点611(82)及び第2可動接点621(8
2)を第1右側固定接点612及び第2右側固定接点6
22にそれぞれ接続させておく。それから、プッシュプ
レート3の「上」の箇所をプッシュ操作すると、第1の
スイッチ51と第2のスイッチ52と第3のスイッチ5
3とがそれぞれONする。この結果、電流が、第1ター
ミナル600(+)→第2のスイッチ52→第1共通固
定接点610の第1負荷端子(V)→右側の駆動部A1
の第1モータM11→第4ターミナル603の共通負荷
端子(C)→第3のスイッチ53→配線591(X)→
第1のスイッチ51→第7ターミナル606のアースG
ND(−)へと流れ、右側の駆動部A1の第1モータM
11が回転(正転)して右側のミラー面が上向きに傾動
する。
【0035】また、プッシュプレート3の「左」の箇所
をプッシュ操作すると、第1のスイッチ51と第7のス
イッチ57と第8のスイッチ58とがそれぞれONす
る。この結果、電流が、第1ターミナル600(+)→
第8のスイッチ58→第2共通固定接点620の第2負
荷端子(H)→右側の駆動部A1の第2モータM12→
第4ターミナル603の共通負荷端子(C)→第7のス
イッチ57→配線591(X)→第1のスイッチ51→
第7ターミナル606のアースGND(−)へと流れ、
右側の駆動部A1の第2モータM12が回転(正転)し
て右側のミラー面が左向きに傾動する。
【0036】さらに、プッシュプレート3の「下」の箇
所をプッシュ操作すると、第5のスイッチ55と第6の
スイッチ56と第7のスイッチ57とがそれぞれONす
る。この結果、電流が、第1ターミナル600(+)→
第5のスイッチ55→配線591(X)→第7のスイッ
チ57→第4ターミナル603の共通負荷端子(C)→
右側の駆動部A1の第1モータM11→第1共通固定接
点610の第2負荷端子(V)→第6のスイッチ56→
第7ターミナル606のアースGND(−)へと流れ、
右側の駆動部A1の第1モータM11が回転(逆転)し
て右側のミラー面が下向きに傾動する。
【0037】さらにまた、プッシュプレート3の「右」
の箇所をプッシュ操作すると、3のスイッチ53と第4
のスイッチ54と第5のスイッチ55とがそれぞれON
する。この結果、電流が、第1ターミナル600(+)
→第5のスイッチ55→配線591(X)→第3のスイ
ッチ53→第4ターミナル603の共通負荷端子(C)
→右側の駆動部A1の第2モータM12→第2共通固定
接点620の第2負荷端子(H)→第4のスイッチ54
→第7ターミナル606のアースGND(−)へと流
れ、右側の駆動部A1の第2モータM12が回転(逆
転)して右側のミラー面が右向きに傾動する。
【0038】特に、この本発明の4方向スイッチ装置の
電気回路においては、上述のように、プッシュプレート
3の正規の箇所でのプッシュ操作で3個のスイッチ
(「上」の場合は第1のスイッチ51と第2のスイッチ
52と第3のスイッチ53、「左」の場合は第1のスイ
ッチ51と第7のスイッチ57と第8のスイッチ58、
「下」の場合は第5のスイッチ55と第6のスイッチ5
6と第7のスイッチ57、「右」の場合は第3のスイッ
チ53と第4のスイッチ54と第5のスイッチ55)が
ONするように8個のスイッチ51〜58が配置されて
いるので、機器(ミラー面)が誤作動する虞が有るスイ
ッチの組み合わせ、上述の実施例では第2のスイッチ5
2と第4のスイッチ54との組み合わせ、また第6のス
イッチ56と第8のスイッチ58との組み合わせにおい
て、この第2のスイッチ52、第4のスイッチ54、第
6のスイッチ56、第8のスイッチ58を、上述の3個
のスイッチ(「上」の場合は第1のスイッチ51と第2
のスイッチ52と第3のスイッチ53、「左」の場合は
第1のスイッチ51と第7のスイッチ57と第8のスイ
ッチ58、「下」の場合は第5のスイッチ55と第6の
スイッチ56と第7のスイッチ57、「右」の場合は第
3のスイッチ53と第4のスイッチ54と第5のスイッ
チ55)のうちの中に配置させることができる。このよ
うに配置させることにより、機器が誤作動する虞が有る
スイッチ第2のスイッチ52と第4のスイッチ54、ま
た第6のスイッチ56と第8のスイッチ58が相互にプ
ッシュプレート3の対角線方向上の角部から離れること
となる。この結果、プッシュプレート3を正規の4操作
方向に対して対角線上の斜の箇所でプッシュ操作した場
合でも、機器が誤作動する虞が有るスイッチスイッチ第
2のスイッチ52と第4のスイッチ54、また第6のス
イッチ56と第8のスイッチ58が同時にONして閉回
路が構成されることが困難であり、機器が誤作動するこ
とが難しい。すなわち、機器の誤作動を防ぐことができ
る。
【0039】また、本発明の4方向スイッチにおいて
は、ラバーコンタクト5の可撓部501が上述の8個の
スイッチ51〜58と対応してプッシュプレート3の4
角部及び4辺の中心にそれぞれ位置するので、上述のプ
ッシュプレート3を正規の4操作方向に対して対角線上
の斜の箇所でプッシュ操作した場合、隣り合う2辺の中
心に位置する可撓部501を同時に弾性変形させてその
可撓部501と対応する2個のスイッチ、例えば上述の
機器が誤作動する虞が有るスイッチスイッチ第2のスイ
ッチ52と第4のスイッチ54、また第6のスイッチ5
6と第8のスイッチ58を同時にONさせることがさら
に困難となるので、機器の誤作動をさらに確実に防ぐこ
とができる。
【0040】さらに、対角線上に位置する可撓部501
を同時に弾性変形させてその可撓部501と対応する2
個のスイッチを同時にONさせることは不可能に近い。
この結果、上述の実施例のように、対角線上のスイッ
チ、例えば左上の第1のスイッチ51と右下の第5のス
イッチ55とにアース側と電源側とをそれぞれ接続して
も、この2個のスイッチ51と55とが同時にONして
電気系統がショートするような虞が無い。
【0041】図2及び図5及び図7乃至図9において、
7はインターロック機構の回転体である。このインター
ロック機構は、プッシュプレート3が2箇所以上で同時
にプッシュ操作されるのを規制するものである。この回
転体7は、例えば合成樹脂製からなり、リング形状をな
す。この回転体7は、ケース1及び2内の電気回路基板
6上面と上部ケース1の中仕切板12の下面との間に、
上部ケース1の中仕切板12に設けられた回転ガイド部
101により、中心軸回りに回転可能に配置されてい
る。
【0042】この回転体7の下面には、小半球形状の凸
部75が一体に設けられており、この凸部75により、
回転体7が電気回路基板6上をスムーズに回転すること
となる。また、この回転体7の上面には、インターロッ
ク機構の2組のほぼV字形状をなす傾斜面71及び72
と、単なる2組のほぼU字形状をなす凹部73及び74
とがそれぞれ設けられている。
【0043】前記回転体7は、上述のように、プッシュ
プレート3に対してほぼ垂直な軸回りに回転可能に配置
されている。また、前記2組の傾斜面71及び72は回
転体7の回転方向に設けられている。さらに、前記プッ
シュプレート3の下面のうち1つの対角線(左上から右
下の対角線)方向上には2本の凸部411及び412が
上述の2組の傾斜面71及び72にそれぞれ対応して一
体に突設されている。
【0044】前記2本の凸部411、412及び前記2
組の傾斜面71、72は、プッシュプレート3をある1
箇所でプッシュ操作して3個のスイッチを作動させた際
に、1本の凸部が1組の傾斜面上をスライドして前記回
転体7が回転し他の1組の傾斜面が他の1本の凸部に当
接することにより、プッシュプレート3が他の3箇所で
プッシュ操作されるのを規制する相対位置関係にある。
すなわち、前記2組の傾斜面71及び72は、図7に示
すように、180°の等間隔からずれた位置に配置され
ている(第1組みの傾斜面71の底の中心と第2組の傾
斜面72の底の中心との第1凹部73側の角度θ1が1
80°よりも大であり、かつ第1組みの傾斜面71の底
の中心と第2組の傾斜面72の底の中心との第2凹部7
4側の角度θ2が180°よりも小であり、このθ1と
θ2との和が360°となるように配置されている)。
一方、前記2本の凸部411及び412は、図6及び図
8及び図9に示すように、180°の等間隔(左上から
右下の1つの対角線)に配置されている。この回転体7
及び2本の凸部411、412及び2組の傾斜面71、
72がインターロック機構を構成するものである。
【0045】なお、上述の2組の凹部73及び74は1
80°の等間隔の位置(右上から左下の他の1つの対角
線上)に配置されているが、この2組の凹部73及び7
4は必ずしも設ける必要がない。
【0046】以下、上述のように構成されたインターロ
ック機構の操作作用について説明する。まず、プッシュ
プレート3をある1箇所、例えば「上」の箇所をプッシ
ュ操作する。すると、そのプッシュプレート3のプッシ
ュ操作した箇所と対応する隣り合う3個の作動部(第1
作動部41及び第2作動部42及び第3作動部43)が
同時に押し込まれて下降し、この3個の作動部41及び
42及び43がラバーコンタクト5の可動接点510及
び520及び530を可撓部501の弾性力に抗して押
し下げ、そのラバーコンタクト5の可動接点510及び
520及び530が電気回路基板6の固定接点511、
512及び521、522及び531、532に電気的
に接触し、第1のスイッチ51及び第2のスイッチ52
及び第3のスイッチ53がONする(図9(B)を参
照)。
【0047】このとき、上述の「上」の箇所でプッシュ
操作されたプッシュプレート3の左上に位置する第1の
凸部411が第1組の傾斜面71の右側傾斜面上をスラ
イドし(図8(C)及び図9(C)を参照)し、回転体
7が図7中の時計方向(図9(A)及び(C)中の矢印
方向)に回転して、第1の凸部411が第1組の傾斜面
71の谷に位置する。この回転体7の回転に伴って、こ
の回転体7の第2組の傾斜面72の左側傾斜面が第1の
凸部411と対角線上の右下に位置する第2の凸部41
2に当接する(図9(C)を参照)。このために、プッ
シュプレート3の「上」の箇所でのプッシュ操作中にお
いて、プッシュプレート3の「右」の箇所及び「下」の
箇所でのプッシュ操作が不可能となる。また、プッシュ
プレート3が1枚の板(一体の板)からなり、かつ第1
の凸部411が回転体7の第1組の傾斜面71に当接し
ているので、プッシュプレート3の「上」の箇所でのプ
ッシュ操作中において、プッシュプレート3の「左」の
箇所でのプッシュ操作は、上述の当接点を支点として
「上」の箇所又は「左」の箇所の何れか一方がプッシュ
操作されることとなり、「上」の箇所と「左」の箇所と
は同時にプッシュ操作できない。
【0048】この結果、前記プッシュプレート3が他の
3箇所「右」、「下」、「左」でプッシュ操作されるの
を規制し、かつ他のOFF状態のスイッチ(第4のスイ
ッチ54、第5のスイッチ55、第6のスイッチ56、
第7のスイッチ57、第8のスイッチ58)がONする
のを規制できる。このプッシュプレート3の2箇所以上
でのプッシュ操作が規制されることにより、上述の機器
が誤作動する虞が有るスイッチスイッチ第2のスイッチ
52と第4のスイッチ54、また第6のスイッチ56と
第8のスイッチ58が同時にONして機器が誤作動する
ことを確実に規制できる。
【0049】また、プッシュプレート3の「右」の箇所
をプッシュ操作すると、右下に位置する第2の凸部41
2が第2組の傾斜面72上をスライドしてその谷に位置
し、回転体7が図9(A)及び(C)中の矢印と反対方
向(反時計方向)に回転し、回転体7の第1組の傾斜面
71が上述の第2の凸部412と対角線上の左上に位置
する第1の凸部411に当接し、プッシュプレート3の
他の3箇所「上」、「下」、「左」でのプッシュ操作が
規制される。そして、プッシュプレート3の「下」の箇
所又は「左」の箇所でのプッシュ操作においても、上述
のように、プッシュプレート3の他の3箇所でのプッシ
ュ操作が規制される。しかも、プッシュプレート3の全
体のプッシュ操作でも、上述のインターロック機構によ
り8個のスイッチ51〜58がONするのを規制され
る。なお、プッシュプレート3のプッシュ操作を止める
と、プッシュ操作側の3個の作動部41〜48により押
し下げられて弾性変形している3個の可撓部501が弾
性復帰力により元の状態に戻り、それに伴って、プッシ
ュ操作側の作動部が上昇してプッシュプレート3が元の
状態(ノーマル状態若しくは中立状態)に戻る。
【0050】このように、この実施例における本発明の
4方向スイッチ装置に装備されたインターロック機構
は、作動部411、412の下降作動と、回転体7の回
転作動とによって、他のOFF状態のスイッチがそれぞ
れONするのを規制するものであるから、規制部材が4
方向にスライドする従来の4方向スイッチ装置と比較し
てコンパクトに構成することができる。
【0051】また、この実施例における本発明の4方向
スイッチ装置は、リング部材の回転体7を使用したもの
であるから、この回転体7の中央円形の透孔76を利用
することができる。例えば、この実施例のように、2方
向スイッチ装置8を回転体7の中央円形の透孔76を介
して本発明の4方向スイッチ装置の中央に配置すること
ができるので、さらにコンパクトにまとめることができ
る。
【0052】なお、上述の実施例において、回転体7の
第1組の傾斜面71及び第2組の傾斜面72はほぼV形
状をなすが、第1の凸部411及び第2の凸部412が
当接スライドするのに寄与するものであれば、片側斜面
であってもよい。例えば、図8(C)及び図9(C)に
おいて、第1組の傾斜面71は右側の傾斜面とし、第2
組の傾斜面72は左側の傾斜面とする。また、上述の実
施例におけるインターロック機構は、ロータリ式のもの
を使用したが、規制部材が4方向にスライドするスライ
ド式のもの(例えば、実公平1−41141号公報に記
載のもの等)を使用しても良い。
【0053】図1及び図3乃至図5において、8は上述
の本発明の4方向スイッチ装置に装備された2方向スイ
ッチ装置である。この2方向スイッチ装置8は、切替ノ
ブ80と、平面H字形状をなすスライダ81と、2個の
コンタクト82と、節度感付与機構83、84、85と
を備える。
【0054】前記切替ノブ80は、上部ケース1の中仕
切板12の中央に設けられたガイド開口部103、プッ
シュプレート3の中央正方形の透孔33、回転体7の中
央円形透孔76、ラバーコンタクト5の中央に設けられ
た円形の透孔503、電気回路基板6の中央に設けられ
た長方形の透孔61、スライダ81の中央に設けられた
透孔にそれぞれ挿通され、かつそのガイド開口部103
に設けられた軸部104にX方向に回転可能に取り付け
られている。前記スライダ81は、電気回路基板6の下
面とホルダ2の中仕切板22の上面との間にX方向にス
ライド可能に配置されている。前記2本のコンタクト8
2は、前記スライダ81に固定されている。このコンタ
クト82の両端の可動接点が電気回路基板6の下面の固
定接点に電気的に接触して所望の電気回路を構成するも
のである。前記節度感付与機構は、ホルダ2の中仕切板
22の上面の中央に設けられた傾斜面83と、切替ノブ
80に進退可能に設けたピン84と、そのピン84を傾
斜面83に圧接させる圧縮コイルスプリング85とから
なる。
【0055】上述の2方向スイッチ装置8において、図
4及び図5に示す状態がノーマル状態(中立状態)であ
る。この状態において、切替ノブ80の上部を例えば図
5中の矢印方向(左方向)に傾倒すると、この切替ノブ
80の下部のピン84が図5中の矢印方向(右方向)に
傾斜面83上を乗り越えて移動し、それに伴って、スラ
イダ81及びコンタクト82が図5中の矢印方向(右方
向)にスライドし、2本のコンタクト82の可動接点が
電気回路基板6の下面の固定接点に電気的に接触して所
望の電気回路が構成される。また、前記切替ノブ80の
上部を図5中の矢印と反対方向(右方向)に傾倒する
と、ピン84が図5中の矢印と反対方向(左方向)に傾
斜面83上を乗り越えて元の位置に戻ると共に、スライ
ダ81及びコンタクト82が図5中の矢印と反対方向
(左方向)にスライドして元のノーマル状態に戻る。さ
らに、ノーマル状態にある切替ノブ80を図5中の矢印
と反対方向(右方向)に傾倒すると、スライダ81及び
コンタクト82が図5中の矢印と反対方向(左方向)に
スライドして所望の電気回路が構成される。
【0056】なお、上述の実施例において、プッシュプ
レート3の4方向のプッシュ操作箇所に光透過性のマー
クを設けてこのマークを光らせる、所謂イルミネーショ
ン機構を装備しても良い。また、上述の実施例におい
て、プッシュプレート3側と電気回路側との間に水の進
入を防ぐパッキングを設けても良い。さらに、上述の実
施例において、8個のスイッチ51〜58をON作動さ
せる作動部41〜48は、プッシュプレート3から一体
に突設したものであるが、このプッシュプレート3と別
体のものであっても良い。さらにまた、上述の実施例に
おいて、インターロック機構の凸部411及び412
は、プッシュプレート3から一体に突設したものである
が、このプッシュプレート3と別体のものであっても良
い。
【0057】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の4方
向スイッチ装置は、プッシュプレートの正規の4操作方
向に対して対角線上の斜の箇所でのプッシュ操作によっ
ても閉回路の構成が困難となすことにより、機器の誤作
動を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の4方向スイッチ装置の第1の実施例を
示したプッシュプレート、2方向スイッチ装置の切替ノ
ブ等、上部ケースの分解斜視図である。
【図2】同じく回転体、ラバーコンタクト、電気回路基
板の分解斜視図である。
【図3】同じく2方向スイッチ装置のスライダやコンタ
クト、下部ケースの分解斜視図である。
【図4】組み付けた状態の平面図である。
【図5】図4におけるV−V線断面図図である。
【図6】プッシュプレートを斜下から見た斜視図であ
る。
【図7】回転体の平面図である。
【図8】(A)は回転体とラバーコンタクトとの組み合
わせた状態の平面図、(B)は(A)におけるB−B線
断面図、(C)は(A)におけるC−C線断面図であ
る。
【図9】(A)はプッシュプレートを例えば「上」の箇
所をプッシュ操作した際の回転体とラバーコンタクトと
の平面図、(B)は(A)におけるB−B線断面図、
(C)は(A)におけるC−C線断面図である。
【図10】本発明の4方向スイッチ装置を例えば左右の
リモコン式ドアミラーのミラー面の操作スイッチとして
使用した電気回路基板の上面図である。
【図11】同じく電気回路の下面図である。
【図12】本発明の4方向スイッチ装置を例えば左右の
リモコン式ドアミラーのミラー面の操作スイッチとして
使用した電気回路図であって、中立位置の電気回路図で
ある。
【図13】プッシュプレートを「上」の箇所でプッシュ
操作して左側のミラー面を上に向ける状態のときの電気
回路図である。
【図14】同じくプッシュプレートを「左」の箇所でプ
ッシュ操作して左側のミラー面を左に向ける状態のとき
の電気回路図である。
【図15】同じくプッシュプレートを「下」の箇所でプ
ッシュ操作して左側のミラー面を下に向ける状態のとき
の電気回路図である。
【図16】同じくプッシュプレートを「右」の箇所でプ
ッシュ操作して左側のミラー面を右に向ける状態のとき
の電気回路図である。
【符号の説明】
1…上部ケース、12…中仕切板、2…ホルダ(下部ケ
ース)、22…中仕切板、3…プッシュプレート、41
〜48…作動部、411、412…凸部、5…ラバーコ
ンタクト、51〜58…1極単投接点のスイッチ、51
0〜580…可動接点、511〜581、512〜58
2…固定接点、591…配線、6…電気回路基板、60
0〜606…ターミナル、7…回転体、71及び72…
傾斜面、8…2方向スイッチ装置、9…パッキング。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、 前記ケースに揺動可能に取り付けられ、4方向上の4箇
    所でプッシュ操作されるプッシュプレートと、 前記ケース内に配置された8個のスイッチ及び電気回路
    と、 前記プッシュプレートと前記8個のスイッチとの間に配
    置され、前記8個のスイッチをそれぞれONする作動部
    と、 を備えた4方向スイッチ装置において、 前記8個のスイッチは、自動復帰型のプッシュONノー
    マルOFFスイッチからなり、前記プッシュプレートの
    正規の4操作方向のうちの1箇所でのプッシュ操作によ
    り前記作動部を介して前記プッシュプレートのプッシュ
    操作側の隣り合う3個のスイッチがONするように配置
    されており、 前記電気回路は、前記プッシュプレートの正規の4操作
    方向のうちの1箇所でのプッシュ操作により前記作動部
    を介して前記プッシュプレートのプッシュ操作側の隣り
    合う3個のスイッチがONした際には、所望の閉回路が
    構成されることを特徴とする4方向スイッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記プッシュプレートが平面から見てほ
    ぼ正方形をなす場合において、前記8個のスイッチは、
    前記プッシュプレートの4角部及び4辺の中心に対応し
    た位置にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求
    項1に記載の4方向スイッチ装置。
  3. 【請求項3】 前記電気回路は、電源端子と、アース端
    子と、共通負荷端子と、第1負荷端子と、第2負荷端子
    と、配線とを備え、 前記8個の各スイッチは、 2個の固定接点が前記アース端子と前記配線とにそれぞ
    れ接続された第1の1極単投接点スイッチと、 2個の固定接点が前記電源端子と前記第1負荷端子とに
    それぞれ接続された第2の1極単投接点スイッチと、 2個の固定接点が前記共通負荷端子と前記配線とにそれ
    ぞれ接続された第3の1極単投接点スイッチと、 2個の固定接点が前記アース端子と前記第2負荷端子と
    にそれぞれ接続された第4の1極単投接点スイッチと、 2個の固定接点が前記電源端子と前記配線とにそれぞれ
    接続された第5の1極単投接点スイッチと、 2個の固定接点が前記アース端子と前記第1負荷端子と
    にそれぞれ接続された第6の1極単投接点スイッチと、 2個の固定接点が前記共通負荷端子と前記配線とにそれ
    ぞれ接続された第7の1極単投接点スイッチと、 2個の固定接点が前記電源端子と前記第2負荷端子とに
    それぞれ接続された第8の1極単投接点スイッチと、 からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の4方
    向スイッチ装置。
  4. 【請求項4】 前記電気回路及び前記1極単投接点のス
    イッチの固定接点は、ケース内に配置された電気回路基
    板に設けられており、前記1極単投接点のスイッチの可
    動接点は、ケース内に前記電気回路基板に対向して配置
    されたラバーコンタクトに設けられていることを特徴と
    する請求項3に記載の4方向スイッチ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4に記載の4方向
    スイッチ装置において、前記プッシュプレートが2箇所
    以上で同時にプッシュ操作されるのを規制するインター
    ロック機構が装備されていることを特徴とする請求項
    1、2、3又は4に記載の4方向スイッチ装置。
  6. 【請求項6】 前記インターロック機構は、 前記ケース内に前記プッシュプレートに対してほぼ垂直
    な軸回りに回転可能に配置された回転体と、 前記プッシュプレート側のうち、1つの対角線方向上に
    設けられた2本の凸部と、 前記回転体に前記2本の凸部と対応してかつ前記回転体
    の回転方向に設けられた2組の傾斜面と、 を有し、 前記2本の凸部及び前記2組の傾斜面は、前記プッシュ
    プレートの正規の4操作方向のうちの1箇所でのプッシ
    ュ操作によって3個のスイッチをONさせた際に、前記
    プッシュプレートのプッシュ操作側の1本の凸部が押し
    込まれて1組の傾斜面上をスライドして前記回転体が回
    転し他の1組の傾斜面が他の1本の凸部に当接すること
    により、前記プッシュプレートの他の箇所でのプッシュ
    操作を規制し、かつ他のOFF状態のスイッチがONす
    るのを規制する相対位置関係にあることを特徴とする請
    求項5に記載の4方向スイッチ装置。
  7. 【請求項7】 前記2本の凸部は、前記プッシュプレー
    トの1つの対角線方向上に180°の等間隔に配置され
    ており、 2組の傾斜面は、180°の等間隔からずれた位置に配
    置されていることを特徴とする請求項6に記載の4方向
    スイッチ装置。
  8. 【請求項8】 前記作動部は前記プッシュプレートと一
    体のものからなることを特徴とする請求項1乃至7のう
    ちの1に記載の4方向スイッチ装置。
  9. 【請求項9】 前記インターロック機構の凸部は前記プ
    ッシュプレートと一体のものからなることを特徴とする
    請求項1乃至8のうちの1に記載の4方向スイッチ装
    置。
  10. 【請求項10】 前記8個のスイッチ及び前記作動部は
    ケースの周辺側に配置されており、前記プッシュプレー
    トの中央部に設けられた透孔及びケースの中央部には、
    2方向スイッチ装置が装備されていることを特徴とする
    請求項1乃至9のうちの1に記載の4方向スイッチ装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2017864A1 (de) * 2007-07-19 2009-01-21 Fr. Sauter AG Schaltvorrichtung

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