JPH08212876A - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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Publication number
JPH08212876A
JPH08212876A JP2024395A JP2024395A JPH08212876A JP H08212876 A JPH08212876 A JP H08212876A JP 2024395 A JP2024395 A JP 2024395A JP 2024395 A JP2024395 A JP 2024395A JP H08212876 A JPH08212876 A JP H08212876A
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JP
Japan
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push plate
switch device
switches
fixed contact
push
Prior art date
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Pending
Application number
JP2024395A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Kyoda
達夫 経田
Hiroyasu Kitawaki
宏泰 北脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH08212876A publication Critical patent/JPH08212876A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/04Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick
    • H01H2025/048Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick having a separate central push, slide or tumbler button which is not integral with the operating part that surrounds it
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2300/00Orthogonal indexing scheme relating to electric switches, relays, selectors or emergency protective devices covered by H01H
    • H01H2300/012Application rear view mirror
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/04Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick
    • H01H25/041Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick having a generally flat operating member depressible at different locations to operate different controls

Landscapes

  • Switches With Compound Operations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストッパ機構専用の部品を必要としないこ
と。 【構成】 プッシュプレート3が全体プッシュ操作若し
くは斜プッシュ操作された際に、4組のスイッチのうち
2組以上のスイッチが同時に作動するのを規制するスト
ッパ機構7又は及び70を、上部ケース1、プッシュプ
レート3のうち少なくとも何れか一方に設ける。この結
果、プッシュプレート3が全体プッシュ操作され若しく
は斜プッシュ操作された際に、プッシュプレート3が上
部ケース1の凸部7に、プッシュプレート3の凸部70
が上部ケース1に、凸部7、70同士が当接して、4組
のスイッチのうち2組以上のスイッチが同時に作動する
のを規制する。このように、上部ケース1、プッシュプ
レート3を利用してストッパ機構を構成するので、スト
ッパ機構専用部品を必要としない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プッシュプレートの4
方向上の4箇所でプッシュ操作する、所謂4方向のプッ
シュ操作形のスイッチ装置であって、プッシュプレート
が4箇所以外の箇所でプッシュ操作され若しくは4箇所
のうち2箇所以上で同時にプッシュ操作された際に、4
組のスイッチのうち2組以上のスイッチが同時に作動す
るのを規制するストッパ機構が装備されたスイッチ装置
に係り、特に、そのストッパ機構専用の部品を装備する
ことなく上述の規制を行なうことができるスイッチ装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】4方向スイッチ装置は、一般に、4方向
(十字方向)上の4箇所でプッシュ操作するプッシュプ
レートがケースに揺動可能に取り付けられており、この
ケース内には4組のスイッチがプッシュプレートと対向
して配置されている。この4方向スイッチ装置は、例え
ば2方向スイッチ装置と組み合わせて、自動車用の電動
リモートコントロールミラーの左右のミラー面を上下左
右方向に傾動させるスイッチ装置として使用されてい
る。すなわち、左側のミラー面を上下方向に傾動させる
ための駆動用モータ、左側のミラー面を左右方向に傾動
させるための駆動用モータ、右側のミラー面を上下方向
に傾動させるための駆動用モータ、右側のミラー面を左
右方向に傾動させるための駆動用モータ、のうち、所望
のモータを正転あるいは逆転させるためのコントロール
スイッチ装置として使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の4方向スイッチ装置においては、誤操作等によりプッ
シュプレートが4箇所以外の箇所でプッシュ操作され若
しくは4箇所のうち2箇所以上で同時にプッシュ操作さ
れた際に、4組のスイッチのうち2組以上のスイッチが
同時に作動して、電源がショートしたり、モータへの電
源の供給ができなくなったりする等の問題がある。
【0004】そこで、プッシュプレートが4箇所以外の
箇所でプッシュ操作され若しくは4箇所のうち2箇所以
上で同時にプッシュ操作されるのを規制して2組以上の
スイッチが同時に作動するのを規制するストッパ機構
(インターロック機構)が装備された4方向スイッチ装
置(実公平1−41141号)が先に出願された。この
4方向スイッチ装置は、ケース内に規制部材が、プッシ
ュプレートとほぼ平行な平面上を4方向(プッシュプレ
ートをプッシュ操作する4箇所うち相対向する2箇所を
それぞれ結んだ十字方向)にスライド可能に配置され、
その規制部材の周囲に規制部がプッシュプレートと対向
して設けられている。そして、この4方向スイッチにお
いて、プッシュプレートをある1箇所でプッシュ操作す
ると、1組のスイッチが作動すると共に、規制部材がプ
ッシュプレートをプッシュ操作した1箇所と反対側の箇
所の方向にスライドして、このプッシュプレートのスラ
イド側の規制部により、プッシュプレートのプッシュ操
作側の箇所と反対側の箇所におけるプッシュ操作を規制
し、2組以上のスイッチが作動するのを規制するもので
ある。
【0005】しかしながら、この4方向スイッチ装置
は、ケース内にプッシュプレートとほぼ平行な平面上を
4方向にスライド可能に配置されている規制部材等のス
トッパ機構専用の部品を必要とする等の問題がある。
【0006】本発明の目的は、ストッパ機構専用の部品
を必要としないスイッチ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題を
解決するために、プッシュプレートが4箇所以外の箇所
でプッシュ操作され若しくは4箇所のうち2箇所以上で
同時にプッシュ操作された際に、4組のスイッチのうち
2組以上のスイッチが同時に作動するのを規制するスト
ッパ機構を、ケース、プッシュプレートのうち少なくと
も何れか一方に設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明は、上記の構成により、プッシュプレー
トが4箇所以外の箇所でプッシュ操作され若しくは4箇
所のうち2箇所以上で同時にプッシュ操作された際に、
ストッパ機構が働いて、4組のスイッチのうち2組以上
のスイッチが同時に作動するのを規制する。このよう
に、ケース、プッシュプレートのうち少なくとも何れか
一方を利用してストッパ機構を構成するので、ストッパ
機構専用部品を必要としない。
【0009】
【実施例】以下、本発明のスイッチ装置の実施例のうち
の2例を添付図面を参照して説明する。図1乃至図18
は本発明のスイッチ装置の第1の実施例を示す。なお、
図において、図1乃至図3は本発明のスイッチ装置の構
成部品の分解斜視図であり、図1の矢印IIが図2の矢
印Iに連続し、図2の矢印IIIが図3の矢印IIに連
続して、本発明のスイッチ装置の全体が構成される。こ
の例は自動車用の電動リモートコントロールミラーの左
右のミラー面を上下左右方向に傾動させるスイッチ装置
として使用されている例について説明する。この実施例
において、X方向とは、図4に示すように、本発明のス
イッチ装置を平面から見て、ほぼ正方形をなすケース1
及び2及びプッシュプレート3の左辺の中心と右辺の中
心とを結ぶ線分の方向である。また、Y方向とは、同じ
く図4に示すように、本発明のスイッチ装置を平面から
見て、ほぼ正方形をなすケース1及び2及びプッシュプ
レート3の上辺の中心と下辺の中心とを結ぶ線分の方向
である。さらに、十字方向とは、上述のX方向及びY方
向である。さらにまた、対角線方向とは、上述の十字方
向に対して45°回動した方向、すなわち図4に示すよ
うに、本発明のスイッチ装置を平面から見て、正方形の
ケース1及び2及びプッシュプレート3の対角をそれぞ
れ結ぶ線分の方向である。さらにまた、中心軸とは、プ
ッシュプレート3に対して垂直でかつプッシュプレート
3の中心(十字方向、すなわちX方向とY方向との交
点)を通る軸である。
【0010】図において、1及び2は本発明のスイッチ
装置のケースを構成する上部ケース及び下部ケースとし
てのホルダである。この上部ケース1は、例えば不透明
な合成樹脂製(ABS樹脂製)からなり、図2及び図4
乃至図10に示すように、上面10及び下面11が開口
されていて、中央に中仕切板12が一体に設けられてい
る。この上面開口部10は平面から見て正方形の4角を
面取りした形状をなす。一方、ホルダ2は、同じく例え
ば不透明な合成樹脂製(ABS樹脂製)からなり、図3
及び図5乃至図7に示すように、上面20及び下面21
が開口されていて、中央に中仕切板22が一体に設けら
れている。このホルダ2の上部が下部よりも一回り大き
い形状をなす。この上部ケース1の下面開口部11中に
ホルダ2の上部を嵌合し、かつ上部ケース1に設けた係
止溝13にホルダ2に設けた係止爪23を係止させるこ
とにより、この上部ケース1とホルダ2とが一体となっ
て本発明のスイッチ装置のケースを構成することとな
る。このケース1及び2の上面開口部10には後述する
プッシュプレート3が揺動可能に取り付けられており、
またこのケース1及び2内(上部ケース1の中仕切板1
2とホルダ2の中仕切板22との間の空間)には後述す
る4組のスイッチ及び4個のアクチュエータ41〜44
が内蔵されており、さらにこのケース1及び2には後述
する2方向スイッチ装置8が装備されている。
【0011】なお、図面では省略したが、上部ケース1
のY方向の1側面の内面には凹部が設けられており、こ
の凹部と、ホルダ2のY方向の1側面の外面に設けた凸
部24の係合により、上部ケース1とホルダ2との組み
付けの位置を決めると共に、誤組み付けを防ぐこととな
る。また、図2において、符号15は上部ケース1の4
側面にそれぞれ設けた水抜き孔、16は上部ケース1の
X方向の2側面に一体に設けた車体への取付用の弾性係
合爪である。
【0012】図1及び図4乃至図10において、3はプ
ッシュプレートである。このプッシュプレート3は、例
えば合成樹脂製(アクリル樹脂(PMMA))からな
り、上部ケース1の上面開口部10よりも一回り小さい
形状であって、平面から見て正方形の4角を面取りした
形状をなす。このプッシュプレート3は、後述する4組
のスイッチ及び4個のアクチュエータ41〜44を介し
てケース1及び2の上部開口部10に揺動可能に取り付
けられ、かつX方向及びY方向の4方向上の4箇所でプ
ッシュ操作可能に構成されている。このプッシュプレー
ト3の4角部には弾性係合爪30が設けられており、こ
のプッシュプレート3の弾性係合爪30が上部ケース1
の4角部に設けられた係合孔17に弾性係合することに
より、プッシュプレート3がケース1及び2の上部開口
部10から脱落するのを防止される。また、このプッシ
ュプレート3の弾性係合爪30と上部ケース1の係合孔
17との係合箇所がプッシュプレート3の揺動支点とな
る。このプッシュプレート3のプッシュ操作するX方向
及びY方向の4箇所にはミラー面(図示せず)を上下左
右に傾動させるのに対応させて左右上下の操作方向を示
す矢印のマーク31がそれぞれ設けられている。
【0013】図3及び図5乃至図12において、5及び
6は4組のスイッチを構成するラバースプリング及び電
気回路基板である。この電気回路基板6は、図11に示
すように、例えばプリント回路基板(P.C.B)等か
らなる。すなわち、この電気回路基板6は、例えば平面
から見てほぼ正方形形状をなす絶縁性の板部材の一面
(例えば上面)及び他面に電気回路62を、後述するラ
バースプリング5の可動接点51〜58及び2方向スイ
ッチ装置8のコンタクト82との接続により所望の回路
を構成するように、プリント配線する。この電気回路基
板6を前記ケース1及び2内に配置する。すなわち、前
記電気回路基板6を、前記上部ケース1の下面開口部1
1の内面の4角部に設けた凸部(図示せず)の下面と前
記ホルダ2の上部分20の端面との間に挟み込んで固定
する。この電気回路基板6には、ホルダ2に固定された
第1ターミナル600、第2ターミナル601、第3タ
ーミナル602、第4ターミナル603、第5ターミナ
ル604、第6ターミナル605、第7ターミナル60
6がそれぞれ電気的に接続されている。図11におい
て、60は電気回路基板6の上辺の中央に一体に設けた
位置決め用兼誤組み付け防止用の凸部である。この電気
回路基板6の凸部60と上部ケース1の凹部(図示せ
ず)との係合により、上部ケース1と電気回路基板6と
の組み付けの位置を決めると共に、誤組み付けを防ぐこ
とができる。
【0014】前記ラバースプリング5は、図14に示す
ように、例えばシリコンゴム等の弾性及び絶縁性を有す
る部材からなる。このラバースプリング5は、前記電気
回路基板6上に配置されており、平板部500と、その
平板部500の一面(上面)に一体に設けた8個の可撓
部501と、その8個の可撓部501の頭部にそれぞれ
設けた8個の可動部502とからなる。前記可撓部50
1は肉薄の中空状の円錐台形状をなし、前記可動部50
2は円柱形状をなし、この可動部502は常時可撓部5
01の弾性力により電気回路基板6から離れた状態にあ
る。
【0015】そして、図12(A)及び(B)に示すよ
うに、前記ラバースプリング5の8個の可動部502の
内面には導電性部材が505それぞれ設けられており、
この導電性部材505がそれぞれ可動接点51、52、
53、54、55、56、57、58を構成する。一
方、前記電気回路基板6の一面にはプリント配線62に
よりそれぞれ近接して対をなす8対の固定接点U1とU
2、U3とU4、R1とR2、R3とR4、D1とD
2、D3とD4、L1とL2、L3とL4が前記可動接
点51〜58に対応してそれぞれ設けられている。この
8個の可動接点51〜58と8対の固定接点U1〜L4
とが、2個ずつ及び2対ずつによって、4組のスイッチ
(2個の可動接点51、52と2対の固定接点U1及び
U2、U3及びU4とからなる第1組のスイッチ、2個
の可動接点53、54と2対の固定接点R1及びR2、
R3及びR4とからなる第2組のスイッチ、2個の可動
接点55、56と2対の固定接点D1及びD2、D3及
びD4とからなる第3組のスイッチ、2個の可動接点5
7、58と2対の固定接点L1及びL2、L3及びL4
とからなる第4組のスイッチ)を構成するものである。
上述の4組のスイッチ51〜58及びU1〜L4は、プ
ッシュプレート3のプッシュ操作を行う4方向上の4箇
所にそれぞれ対応して設けられている。
【0016】この4組のスイッチを構成する上述の8個
の可動接点51〜58(導電性部材505)と8対の固
定接点U1〜L4(プリント配線62)とは、図13及
び図14中の電気回路図に示すように、それぞれ1極単
投のスイッチを構成する。この1極単投のスイッチは常
開接点構造をなす。すなわち、常態においては、図12
(A)に示すように、上述の可撓部501の弾性力によ
って、可動接点51〜58側の導電性部材505が固定
接点U1〜L4側のプリント配線62から離れた状態に
あるので、図13(A)及び図14(A)に示すよう
に、OFF状態(開状態)にある。また、プッシュプレ
ート3を上述の可撓部501の弾性力に抗してプッシュ
操作すると、図12(B)に示すように、可動接点51
〜58側の導電性部材505が固定接点U1〜L4側の
プリント配線62に接触するので、図13(B)及び図
14(B)に示すように、ON状態(閉状態)となる。
さらに、上述のプッシュプレート3のプッシュ操作を止
めると、上述の可撓部501の弾性力によってOFF状
態となる。
【0017】図2及び図5乃至図10において、41、
42、43、44はアクチュエータである。このアクチ
ュエータ41〜44は、例えば合成樹脂製からなり、プ
ッシュプレート3と別体のものからなり、かつプッシュ
プレート3の各箇所でのプッシュ操作により上述の4組
のスイッチ51〜58及びU1〜L4をそれぞれ作動さ
せる直方形状の作動部400と、円柱形状のガイド部4
20とを一体に構成する。この4個のアクチュエータ4
1〜44の作動部400が上部ケース1の中仕切板12
の下面に設けられた昇降ガイド部100に昇降可能に配
置され、かつこの4個のアクチュエータ41〜44の作
動部400がラバースプリング5の可動部502上に8
個の可動接点51及び52、53及び54、55及び5
6、57及び58にそれぞれ対応して載置されている。
また、この4個のアクチュエータ41〜44のガイド部
420が上部ケース1の中仕切板12に設けられた円形
のガイド孔19に昇降可能に挿通されており、かつこの
4個のアクチュエータ41〜44のガイド部420の頭
部がプッシュプレート3のプッシュ操作する4箇所の下
面(内面)にそれぞれ当接している。なお、このアクチ
ュエータ41〜44のガイド部420の頭部が当接する
プッシュプレート3の箇所を凹球面状に形成してなる。
【0018】この結果、プッシュプレート3を4箇所で
それぞれプッシュ操作することにより、4個のアクチュ
エータ41〜44を介して、4組のスイッチ51〜58
及びU1〜L4がそれぞれ作動する。
【0019】図1及び図3及び図4乃至図7において、
8は上述の本発明のスイッチ装置に装備された2方向ス
イッチ装置である。この2方向スイッチ装置8は、切替
ノブ80と、スライダ81と、コンタクト82と、節度
感付与機構83、84、85とを備える。前記切替ノブ
80は、上部ケース1の中仕切板12の中央に設けられ
たガイド開口部103、プッシュプレート3の中央正方
形の透孔33、ラバースプリング5の中央に設けられた
円形の透孔503、電気回路基板6の中央に設けられた
長方形の透孔61、スライダ81の透孔に挿通され、か
つ前記ガイド開口部103に設けられた軸部104にX
方向に回転可能に取り付けられている。前記スライダ8
1は、電気回路基板6の下面とホルダ2の中仕切板22
の上面との間にガイド壁部220を介してX方向にスラ
イド可能に配置されている。前記コンタクト82は、前
記スライダ81に固定されている。このコンタクト82
の両端の可動接点が電気回路基板6の下面の固定接点に
電気的に接触して所望の電気回路を構成するものであ
る。前記節度感付与機構は、ホルダ2の中仕切板22の
上面の中央に設けられた傾斜面83と、切替ノブ80に
進退可能に設けたピン84と、そのピン84を傾斜面8
3に圧接させる圧縮コイルスプリング85とからなる。
【0020】前記切替ノブ80は、図1に示すように、
Y−Y方向から見てほぼへの字形状をなし、水がプッシ
ュプレート3の透孔33から上部ケース1のガイド開口
部103を経てケース1及び2内部の電気回路基板6等
側に侵入するのを防ぐ屋根部800と、この屋根部80
0の上面中央にY−Y方向に一体に突設された切替操作
用の凸部801と、前記屋根部800の下面中央から一
体に突設され、前記ピン84及び前記圧縮コイルスプリ
ング85を収納する軸部802と、前記軸部802のY
−Y方向側の面に設けられ、前記軸部104に回転可能
に嵌合する円形透孔803と、を備える。
【0021】そして、図2及び図5乃至図10に示すよ
うに、前記上部ケース1の中仕切板12の上面(前記プ
ッシュプレート3の下面と対向する面)の中央側(前記
ガイド開口部103の周縁)であって、対角線上にはス
トッパ機構としての円柱形状の4個の凸部7がそれぞれ
一体に突設されている。この凸部7が前記プッシュプレ
ート3が前記4箇所以外の箇所でプッシュ操作され若し
くは前記4箇所のうち2箇所以上で同時にプッシュ操作
された際に、前記4組のスイッチのうち2組以上のスイ
ッチが同時に作動するのを規制するストッパ機構を構成
する。このストッパ機構を構成する凸部7は、前記プッ
シュプレート3の前記4箇所の各箇所でのプッシュ操作
により前記各スイッチが作動するためのその各スイッチ
の動作量(図12(A)に示すように、待機状態(実線
で示す状態)にある可動接点側の導電部材505が固定
接点側のプリント配線62に接触する状態(一点鎖線で
示す状態)までに動作(移動)する量)cが、図9に示
す前記プッシュプレート3の全体プッシュ操作の際の前
記プッシュプレート3の透孔33の下面縁が前記凸部7
の上面に当るまでの動作量d、及び図10に示す前記プ
ッシュプレート3の斜プッシュ操作の際の前記プッシュ
プレート3の透孔33の下面縁が前記凸部7の上面に当
るまでの動作量eよりも大となるように構成されてい
る。なお、上述のプッシュプレート3の全体プッシュ操
作とは、図9に示すように、プッシュプレート3全体が
実線で示す無操作状態から一点鎖線で示す操作状態に垂
直に移動して、本発明のストッパ機構を具備してなけれ
ば4組のスイッチが同時に作動するような操作のことを
言う。具体的には、例えば、前記プッシュプレート3の
前記4箇所を同時にプッシュ操作したり、前記プッシュ
プレート3の前記4箇所のうち3箇所を同時にプッシュ
操作したり、前記プッシュプレート3の前記4箇所のう
ち向い合う2箇所を同時にプッシュ操作したり、等のプ
ッシュ操作がある。また、上述のプッシュプレート3の
斜プッシュ操作とは、図10に示すように、プッシュプ
レート3が対角線方向において実線で示す無操作状態か
ら一点鎖線で示す操作状態に移動して、本発明のストッ
パ機構を具備してなければ4組のスイッチのうち隣り合
う2組のスイッチが同時に作動するような操作のことを
言う。具体的には、例えば、前記プッシュプレート3の
前記4箇所のうち隣り合う2箇所を同時にプッシュ操作
したり、前記プッシュプレート3の前記4箇所のうち隣
り合う2箇所の間、すなわち前記プッシュプレート3の
対角線上の箇所をプッシュ操作したり、等のプッシュ操
作がある。
【0022】この実施例における本発明のスイッチ装置
は、以上の如き構成からなり、以下その操作作動につい
て説明する。まず、図4及び図5に示す状態がノーマル
状態(中立状態)である。この状態において、切替ノブ
80の上部を例えば図6中の矢印方向(左方向)に傾倒
すると、この切替ノブ80の下部のピン84が図6中の
矢印方向(右方向)に傾斜面83上を乗り越えて移動
し、それに伴って、スライダ81及びコンタクト82が
図6中の矢印方向(右方向)にスライドし、コンタクト
82の可動接点が電気回路基板6の下面の固定接点に電
気的に接触して所望の電気回路が構成される。また、前
記切替ノブ80の上部を図6中の矢印と反対方向(右方
向)に傾倒すると、ピン84が図6中の矢印と反対方向
(左方向)に傾斜面83上を乗り越えて元の位置に戻る
と共に、スライダ81及びコンタクト82が図6中の矢
印と反対方向(左方向)にスライドして元のノーマル状
態に戻る。さらに、ノーマル状態にある切替ノブ80を
図6中の矢印と反対方向(右方向)に傾倒すると、スラ
イダ81及びコンタクト82が図6中の矢印と反対方向
(左方向)にスライドして所望の電気回路が構成され
る。
【0023】それから、プッシュプレート3をある1箇
所、例えば図6に示すように、「右」の箇所を矢印の方
向にプッシュ操作する。すると、そのプッシュプレート
3のプッシュ操作した箇所と対応する第2アクチュエー
タ42が下降し、その第2アクチュエータ42の作動部
400がラバースプリング5の第3可動接点53及び第
4可動接点54を可撓部501の弾性力に抗して押し下
げ、そのラバースプリング5の第3可動接点53及び第
4可動接点54が電気回路基板6の第2組のスイッチの
第1固定接点R1、第2固定接点R2及び第3固定接点
R3、第4固定接点R4に電気的に接触し、第2組のス
イッチが作動する。なお、プッシュプレート3のプッシ
ュ操作を止めると、プッシュ操作側の第2アクチュエー
タ42の作動部400により押し下げられて弾性変形し
ている可撓部501が弾性復帰力により元の状態に戻
り、それに伴って、プッシュ操作側の第2アクチュエー
タ42が上昇してプッシュプレート3が図5に示す元の
状態(ノーマル状態若しくは中立状態)に戻る。また、
プッシュプレート3を他の3箇所のうちのある1箇所、
例えば「上」又は「下」又は「左」の箇所をプッシュ操
作すると、上述のようにして、第1組のスイッチ又は第
3組のスイッチ又は第4組のスイッチが作動する。な
お、図15及び図17(A)はノーマル状態のアクチュ
エータ41〜44及びラバースプリング5の状態を示
し、図16及び図17(B)は作動状態のアクチュエー
タ41〜44及びラバースプリング5の状態を示す。
【0024】そして、本発明のスイッチ装置において
は、プッシュプレート3を上述のように4方向の4箇所
のうちのある1箇所(正規の箇所)をプッシュ操作した
場合、例えば図8に示すように、「左」の箇所をプッシ
ュ操作した場合、プッシュプレート3のプッシュ操作し
た側と反対側(図中右側)の係合孔17及び弾性係合爪
30(実際には、右上と右下との2箇所の係合孔17及
び弾性係合爪30)を支点として、プッシュプレート3
のプッシュ操作された側が一点鎖線に示すように下降し
て第4アクチュエータ44が下降し、上述のようにして
第4組のスイッチが作動する。このとき、ストッパ機構
としての凸部7はアクチュエータ41〜44よりもプッ
シュプレート3の中央側に位置するので、図8に示すよ
うに、上述の支点17及び30からプッシュ操作側の凸
部7までの距離Aは上述の支点17及び30からプッシ
ュ操作側の第4アクチュエータ44までの距離Bよりも
小である。この結果、ノーマル状態(実線で示す状態)
にあるプッシュプレート3の透孔33の下面縁が凸部7
の上面に当る状態(一点鎖線で示す状態)までに移動す
る量(動作量)aはノーマル状態(実線で示す状態)に
ある第4アクチュエータ44が一点鎖線で示す作動状態
までに移動する量(動作量)bよりも小である。ここ
で、図12(A)に示す各スイッチの動作量cを、上述
のストッパ機構の動作量aよりも大で、かつ上述のアク
チュエータの動作量bよりも小となせば、ストッパ機構
が働く前にアクチュエータの作動を介してスイッチが作
動するので、スイッチ作動が確実である。
【0025】そして、誤プッシュ操作等で、プッシュプ
レート3を全体プッシュ操作すると、図9に示すよう
に、プッシュプレート3が凸部7に当接する。このスト
ッパの動作量dが各スイッチの動作量cよりも小である
から、スイッチが作動する前にストッパ機構が働くの
で、4組のスイッチは作動しない。この結果、プッシュ
プレート3の全体プッシュ操作による電源のショート等
を防ぐことができる。
【0026】また、誤プッシュ操作等で、プッシュプレ
ート3を斜プッシュ操作すると、図10に示すように、
対角線方向において、プッシュ操作側と反対側の係合孔
17及び弾性係合爪30を支点として、プッシュ操作側
におけるプッシュプレート3が凸部7に当接する。この
ストッパの動作量eが各スイッチの動作量cよりも小で
あるから、スイッチが作動する前にストッパ機構が働く
ので、4組のスイッチは作動しない。この結果、プッシ
ュプレート3の斜プッシュ操作による電源のショート等
を防ぐことができる。
【0027】このように、この実施例における本発明の
スイッチ装置は、上部ケース1に一体に設けた凸部7と
プッシュプレート3の透孔33の下面縁とを利用してス
トッパ機構を構成したものであるから、ストッパ機構専
用部品を必要としない。
【0028】図18は上述の本発明のスイッチ装置を例
えば左右のリモコン式ドアミラーのミラー面を上下左右
に傾倒させる操作スイッチとして使用した例の電気回路
図である。図中、図1乃至図17と同符号は同一のもの
を示す。図において、SWは4方向スイッチ装置、5は
ラバースプリング、6は電気回路基板、8は2方向スイ
ッチ装置である。図において、A1は右側のリモコン式
ドアミラーのミラー面を上下左右に傾動させる駆動部で
ある。この右側の駆動部A1は、ミラー面を上下させる
第1モータM11と、ミラー面を左右させる第2モータ
M12とからなる。図において、A2は左側のリモコン
式ドアミラーのミラー面を上下左右に傾動させる駆動部
である。この左側の駆動部A2は、ミラー面を上下させ
る第1モータM21と、ミラー面を左右させる第2モー
タM22とからなる。第1ターミナル600は、自動車
のバッテリーなどの電源ACC、第1組のスイッチの第
3固定接点U3、第2組のスイッチの第2固定接点R
2、第3組のスイッチの第4固定接点D4、第4組のス
イッチの第1固定接点L1に、導体によりそれぞれ電気
的に接続される。第2ターミナル601は、前記右側の
駆動部A1の第1モータM11の一方の端子、2方向ス
イッチ装置8の第1右側固定接点612に、導体により
それぞれ電気的に接続される。第3ターミナル602
は、前記左側の駆動部A2の第1モータM21の一方の
端子、2方向スイッチ装置8の第1左側固定接点613
に、導体によりそれぞれ電気的に接続される。第4ター
ミナル603は、前記右側の駆動部A1の第1モータM
11の他方の端子、前記右側の駆動部A1の第2モータ
M12の一方の端子、前記左側の駆動部A2の第1モー
タM21の他方の端子、前記左側の駆動部A2の第2モ
ータM22の一方の端子、第1組のスイッチの第2固定
接点U2、第2組のスイッチの第1固定接点R1、第3
組のスイッチの第3固定接点D3、第4組のスイッチの
第3固定接点L3に、導体によりそれぞれ電気的に接続
される。第5ターミナル604は、前記右側の駆動部A
1の第2モータM12の他方の端子、2方向スイッチ装
置8の第2右側固定接点622に、導体によりそれぞれ
電気的に接続される。第6ターミナル605は、前記左
側の駆動部A2の第2モータM22の他方の端子、2方
向スイッチ装置8の第2左側固定接点623に、導体に
よりそれぞれ電気的に接続される。第7ターミナル60
6は、第1組のスイッチの第1固定接点U1、第2組の
スイッチの第4固定接点R4、第3組のスイッチの第1
固定接点D1、第4組のスイッチの第4固定接点L4、
アースGNDに、導体によりそれぞれ電気的に接続され
る。2方向スイッチ装置8の第1共通固定接点610
と、第1組のスイッチの第4固定接点U4と、第3組の
スイッチの第2固定接点D2とを、導体によりそれぞれ
電気的に接続される。2方向スイッチ装置8の第2共通
固定接点620と、第2組のスイッチの第3固定接点R
3と、第4組のスイッチの第2固定接点L2とを、導体
によりそれぞれ電気的に接続される。
【0029】次に、上述の本発明のスイッチ装置の操作
による回路構成と左右のリモコン式ドアミラーのミラー
面の上下左右動について説明する。まず、右側のリモコ
ン式ドアミラーのミラー面を上下左右に傾動させる場合
は、2方向スイッチ装置8の切替ノブ80を図6中の矢
印方向(左方向)に傾倒して、その2方向スイッチ装置
8の第1可動接点611及び第2可動接点621を第1
右側固定接点612及び第2右側固定接点622にそれ
ぞれ接続させておく。それから、プッシュプレート3の
「上」の箇所をプッシュ操作すると、第1組のスイッチ
が作動して、ラバースプリング5の第1可動接点51が
電気回路基板6の第1固定接点U1及び第2固定接点U
2に、またラバースプリグ5の第2可動接点52が電気
回路基板6の第3固定接点U3及び第4固定接点U4
に、それぞれ接続し、電流が、第1ターミナル600→
第3固定接点U3→第2可動接点52→第4固定接点U
4→2方向スイッチ装置8の第1共通接点610→第1
可動接点611→第1右側固定接点612→第2ターミ
ナル601→右側の駆動部A1の第1モータM11→第
4ターミナル603→第2固定接点U2→第1可動接点
51→第1固定接点U1→第7ターミナル606へと流
れ、右側の駆動部A1の第1モータM11が回転(正
転)して右側のミラー面が上向きに傾動する。また、プ
ッシュプレート3の「下」の箇所をプッシュ操作する
と、第3組のスイッチが作動して、ラバースプリング5
の第5可動接点55と第6可動接点56とが電気回路基
板6の第1固定接点D1及び第2固定接点D2と第3固
定接点D3及び第4固定接点D4に、それぞれ接続し、
電流が、第1ターミナル600→第4固定接点D4→第
6可動接点56→第3固定接点D3→第4ターミナル6
03→右側の駆動部A1の第1モータM11→第2ター
ミナル601→2方向スイッチ8の第1右側固定接点6
12→第1可動接点611→第1共通固定接点610→
第2固定接点D2→第5可動接点55→第1固定接点D
1→第7ターミナル606へと流れ、右側の駆動部A1
の第1モータM11が回転(逆転)して右側のミラー面
が下向きに傾動する。さらに、プッシュプレート3の
「右」の箇所をプッシュ操作すると、第2組のスイッチ
が作動して、ラバースプリング5の第3可動接点53と
第4可動接点54とが電気回路基板6の第1固定接点R
1及び第2固定接点R2と第3固定接点R3及び第4固
定接点R4に、それぞれ接続し、電流が、第1ターミナ
ル600→第2固定接点R2→第3可動接点53→第1
固定接点R1→第4ターミナル603→右側の駆動部A
1の第2モータM12→第5ターミナル604→2方向
スイッチ装置8の第2右側固定接点622→第2可動接
点621→第2共通固定接点620→第3固定接点R3
→第4可動接点54→第4固定接点R4→第7ターミナ
ル606へと流れ、右側の駆動部A1の第2モータM1
2が回転(正転)して右側のミラー面が右向きに傾動す
る。さらにまた、プッシュプレート3の「左」の箇所を
プッシュ操作すると、第4組のスイッチが作動して、ラ
バースプリング5の第7可動接点57と第8可動接点5
8とが電気回路基板6の第1固定接点L1及び第2固定
接点L2と第3固定接点L3及び第4固定接点L4に、
それぞれ接続し、電流が、第1ターミナル600→第1
固定接点L1→第7可動接点57→第2固定接点L2→
2方向スイッチ装置8の第2共通接点620→第2可動
接点621→第2右側固定接点622→第5ターミナル
604→右側の駆動部A1の第2モータM12→第4タ
ーミナル603→第3固定接点L3→第8可動接点58
→第4固定接点L4→第7ターミナル606へと流れ、
右側の駆動部A1の第2モータM12が回転(逆転)し
て右側のミラー面が左向きに傾動する。
【0030】次に、左側のリモコン式ドアミラーのミラ
ー面を上下左右に傾動させる場合は、2方向スイッチ装
置8の切替ノブ80を図6中の矢印と反対方向(右方
向)に傾倒して、その2方向スイッチ装置8の第1可動
接点611及び第2可動接点621を第1左側固定接点
613及び第2左側固定接点623にそれぞれ接続させ
ておく。それから、プッシュプレート3の「上」の箇所
をプッシュ操作すると、第1組のスイッチが作動して、
ラバースプリング5の第1可動接点51が電気回路基板
6の第1固定接点U1及び第2固定接点U2に、またラ
バースプリグ5の第2可動接点52が電気回路基板6の
第3固定接点U3及び第4固定接点U4に、それぞれ接
続し、電流が、第1ターミナル600→第3固定接点U
3→第2可動接点52→第4固定接点U4→2方向スイ
ッチ装置8の第1共通接点610→第1可動接点611
→第1左側固定接点613→第3ターミナル602→左
側の駆動部A2の第1モータM21→第4ターミナル6
03→第2固定接点U2→第1可動接点51→第1固定
接点U1→第7ターミナル606へと流れ、左側の駆動
部A2の第1モータM21が回転(正転)して左側のミ
ラー面が上向きに傾動する。また、プッシュプレート3
の「下」の箇所をプッシュ操作すると、第3組のスイッ
チが作動して、ラバースプリング5の第5可動接点55
と第6可動接点56とが電気回路基板6の第1固定接点
D1及び第2固定接点D2と第3固定接点D3及び第4
固定接点D4に、それぞれ接続し、電流が、第1ターミ
ナル600→第4固定接点D4→第6可動接点56→第
3固定接点D3→第4ターミナル603→左側の駆動部
A2の第1モータM21→第3ターミナル602→2方
向スイッチ8の第1左側固定接点613→第1可動接点
611→第1共通固定接点610→第2固定接点D2→
第5可動接点55→第1固定接点D1→第7ターミナル
606へと流れ、左側の駆動部A2の第1モータM21
が回転(逆転)して左側のミラー面が下向きに傾動す
る。さらに、プッシュプレート3の「右」の箇所をプッ
シュ操作すると、第2組のスイッチが作動して、ラバー
スプリング5の第3可動接点53と第4可動接点54と
が電気回路基板6の第1固定接点R1及び第2固定接点
R2と第3固定接点R3及び第4固定接点R4に、それ
ぞれ接続し、電流が、第1ターミナル600→第2固定
接点R2→第3可動接点53→第1固定接点R1→第4
ターミナル603→左側の駆動部A2の第2モータM2
2→第6ターミナル605→2方向スイッチ装置8の第
2左側固定接点623→第2可動接点621→第2共通
固定接点620→第3固定接点R3→第4可動接点54
→第4固定接点R4→第7ターミナル606へと流れ、
左側の駆動部A2の第2モータM22が回転(正転)し
て左側のミラー面が右向きに傾動する。さらにまた、プ
ッシュプレート3の「左」の箇所をプッシュ操作する
と、第4組のスイッチが作動して、ラバースプリング5
の第7可動接点57と第8可動接点58とが電気回路基
板6の第1固定接点L1及び第2固定接点L2と第3固
定接点L3及び第4固定接点L4に、それぞれ接続し、
電流が、第1ターミナル600→第1固定接点L1→第
7可動接点57→第2固定接点L2→2方向スイッチ装
置8の第2共通接点620→第2可動接点621→第2
左側固定接点623→第6ターミナル605→左側の駆
動部A2の第2モータM22→第4ターミナル603→
第3固定接点L3→第8可動接点58→第4固定接点L
4→第7ターミナル606へと流れ、左側の駆動部A2
の第2モータM22が回転(逆転)して左側のミラー面
が左向きに傾動する。
【0031】図19乃至図22は本発明のスイッチ装置
の第2の実施例を示す。図中、図1乃至図18と同符号
は同一のものを示す。この実施例における本発明のスイ
ッチ装置は、前記プッシュプレート3の透孔33の下面
縁(前記上部ケース1の中仕切板12の上面と対向する
縁)であって、対角線上にストッパ機構としての円柱形
状の4個の凸部70をそれぞれ一体に突設してなるもの
である。この凸部70が前記プッシュプレート3が前記
4箇所以外の箇所でプッシュ操作され若しくは前記4箇
所のうち2箇所以上で同時にプッシュ操作された際に、
前記4組のスイッチのうち2組以上のスイッチが同時に
作動するのを規制するストッパ機構を構成する。なお、
図19中、符号14は上部ケース1に設けた凹部であ
る。この凹部14は、ホルダ2の凸部24及び電気回路
基板6の凸部60が嵌合して、ホルダ2及び電気回路基
板6の誤組み付けを防止するものである。この実施例に
おける本発明のスイッチ装置は、上述の第1の実施例の
ものと同様の作用効果を達成できる。
【0032】なお、上述の第1の実施例における本発明
のスイッチ装置は上部ケース1にストッパ機構としての
凸部7を設け、一方上述の第2の実施例における本発明
のスイッチ装置はプッシュプレート3にストッパ機構と
しての凸部70を設けたものであるが、本発明のスイッ
チ装置は上部ケース1及びプッシュプレート3の双方に
ストッパ機構を設けても良い。
【0033】なお、上述の実施例における本発明のスイ
ッチ装置は2対の固定接点と2個の可動接点とからなる
スイッチを4組使用したものであるが、本発明のスイッ
チ装置は隣り合う2組のスイッチが共通する1対の共通
固定接点及び1個の共通可動接点と1対の固定接点と1
個の可動接点とからなるスイッチを4組使用したもので
あっても良い。この場合、上述の実施例のものと同様の
作用効果を達成できる。
【0034】また、上述の実施例における本発明のスイ
ッチ装置はプッシュプレート3の4箇所の各箇所でのプ
ッシュ操作により4組のスイッチの各スイッチをそれぞ
れ作動させる4個の作動部としてプッシュプレート3と
別体のアクチュエータ41〜44を使用したものである
が、本発明のスイッチ装置は上述の4個の作動部として
プッシュプレート3と一体構造からなるものであっても
良い。この場合、アクチュエータ41〜44を省略でき
るので、その分さらに部品点数を低減できる。
【0035】さらに、上述の実施例における本発明のス
イッチ装置は電気回路基板6に設けた固定接点と、ラバ
ースプリング5に設けた可動接点とからなるスイッチを
4組使用したものであるが、本発明のスイッチ装置は固
定接点と可動接点とがユニット化されたユニット式のス
イッチを4個使用しても良い。
【0036】さらにまた、上述の実施例における本発明
のスイッチ装置は2方向スイッチ装置8を装備したもの
であるが、本発明のスイッチ装置は必ずしも2方向スイ
ッチを装備してなくても良い。
【0037】なお、本発明のスイッチ装置においては、
イルミネーション機構を装備しても良い。例えば、ケー
ス1及び2内に光源バルブを配設し、アクチュエータ4
1〜44を光透過性の部材を使用し、かつプッシュプレ
ート3のマーク31を光透過性となす。この結果、光源
バルブからの光がアクチュエータ41〜44を介してマ
ーク31に照射されて、そのマーク31が光る。なお、
この光透過性のマーク31は、光透過性の合成樹脂から
なるプッシュプレート3の外面のうちマーク31以外の
部分に不透明な塗料を塗装して形成する。又は、プッシ
ュプレート3を、マーク31に対応する部分を光透過性
の合成樹脂で、その他の部分を不透明な合成樹脂で、二
色成形により形成する。また、マーク31は上下左右の
矢印形状をなすが、その他ミラー面を上下左右に傾動さ
せるのに対応させて上下左右の三角形形状であっても良
い。
【0038】また、本発明のスイッチ装置においては、
水がケース1及び2内部の電気回路側に進入するのを防
ぐパッキングを使用しても良い。
【0039】なお、上述の例において、本発明のスイッ
チ装置は、自動車用の電動リモートコントロールミラー
の左右のミラー面を上下左右方向に傾動させるスイッチ
として使用されているが、本発明のスイッチ装置は、そ
の他のスイッチにも使用しても良い。
【0040】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明のスイ
ッチ装置は、プッシュプレートの透孔の縁と切替ノブと
を利用するので、ストッパ機構専用部品を必要としな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチ装置の第1の実施例を示し、
プッシュプレート、切替ノブ、圧縮スプリング、ピンの
分解斜視図である。
【図2】同じく上部ケース、アクチュエータ、ラバース
プリングの分解斜視図である。
【図3】同じく電気回路基板、コンタクト、スライダ、
下部ケースの分解斜視図である。
【図4】組み付けた状態の平面図である。
【図5】図4におけるV−V線断面図図である。
【図6】図5における切替ノブを矢印方向側に傾倒さ
せ、かつプッシュプレートを「右」の箇所でプッシュ操
作した状態の断面図である。
【図7】図5における切替ノブを矢印方向側に傾倒さ
せ、かつプッシュプレートを全体プッシュ操作した状態
の断面図である。
【図8】図5において、プッシュプレートの正規の箇所
でのプッシュ操作した際のストッパ機構の動作量とアク
チュエータの動作量を示した説明図である。
【図9】図7において、プッシュプレートの全体プッシ
ュ操作した際のストッパ機構の動作量を示した説明図で
ある。
【図10】図4におけるX−X線断面図図であって、プ
ッシュプレートの斜プッシュ操作した際のストッパ機構
の動作量を示した説明図である。
【図11】電気回路基板の平面図である。
【図12】(A)はスイッチの動作量を示した説明図で
あって、スイッチのOFF状態を示した一部断面図、
(B)はスイッチのON状態を示した一部断面図であ
る。
【図13】(A)はスイッチのOFF状態を示した一部
電気回路図、(B)はスイッチのON状態を示したの一
部電気回路図である。
【図14】同じく(A)はスイッチのOFF状態を示し
た一部電気回路図、(B)はスイッチのON状態を示し
たの一部電気回路図である。
【図15】ノーマル状態のアクチュエータ及びラバース
プリングを示した平面図である。
【図16】「上」の箇所でのプッシュ操作された状態の
アクチュエータ及びラバースプリングを示した平面図で
ある。
【図17】(A)は図15におけるXVIIA−XVI
IA線断面図、(B)は図16におけるXVIIB−X
VIIB線断面図である。
【図18】本発明のスイッチ装置を例えば左右のリモコ
ン式ドアミラーのミラー面の操作スイッチとして使用し
た例の電気回路図であって、中立位置の電気回路図であ
る。
【図19】本発明のスイッチ装置の第2の実施例を示
し、プッシュプレート、上部ケース、アクチュエータの
分解斜視図である。
【図20】同じくノーマル状態の断面図である。
【図21】同じく切替ノブを矢印方向側に傾倒させ、か
つプッシュプレートを「右」の箇所でプッシュ操作した
状態の断面図である。
【図22】同じく切替ノブを矢印方向側に傾倒させ、か
つプッシュプレートを全体プッシュ操作した状態の断面
図である。
【符号の説明】
1…上部ケース、12…中仕切板、2…ホルダ(下部ケ
ース)、22…中仕切板、3…プッシュプレート、33
…透孔、41〜44…アクチュエータ、5…ラバースプ
リング、51〜58…可動接点、6…電気回路基板、U
1〜L4…固定接点、7、70…凸部(ストッパ機
構)、8…2方向スイッチ装置。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、 前記ケースに揺動可能に取り付けられ、4方向上の4箇
    所でプッシュ操作されるプッシュプレートと、 前記ケース内に前記プッシュプレートと対向して配置さ
    れ、前記プッシュプレートを前記4箇所の各箇所でプッ
    シュ操作することにより各スイッチが作動する4組のス
    イッチと、 前記ケース、前記プッシュプレートのうち少なくとも何
    れか一方に設けられたストッパ機構であって、前記プッ
    シュプレートが前記4箇所以外の箇所でプッシュ操作さ
    れ若しくは前記4箇所のうち2箇所以上で同時にプッシ
    ュ操作された際に、前記4組のスイッチのうち2組以上
    のスイッチが同時に作動するのを規制するストッパ機構
    と、 を備えたことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記ストッパ機構は、前記プッシュプレ
    ートの前記4箇所の各箇所でのプッシュ操作により前記
    各スイッチが作動するためのその各スイッチの動作量
    が、前記プッシュプレートの全体プッシュ操作の際の前
    記ストッパ機構が働くための動作量、及び前記プッシュ
    プレートの斜プッシュ操作の際の前記ストッパ機構が働
    くための動作量よりも、大であることを特徴とする請求
    項1に記載のスイッチ装置。
  3. 【請求項3】 前記ストッパ機構は、前記ケース、前記
    プッシュプレートののうち少なくとも何れか一方の中央
    側に設けられた凸部からなることを特徴とする請求項1
    又は3に記載のスイッチ装置。
  4. 【請求項4】 前記プッシュプレートの前記4箇所の各
    箇所でのプッシュ操作により前記4組のスイッチの各ス
    イッチをそれぞれ作動させる4個の作動部は、前記プッ
    シュプレートと別体のアクチュエータからなることを特
    徴とする請求項3に記載のスイッチ装置。
  5. 【請求項5】 前記プッシュプレートの前記4箇所の各
    箇所でのプッシュ操作により前記4組のスイッチの各ス
    イッチをそれぞれ作動させる4個の作動部は、プッシュ
    プレートと一体構造からなることを特徴とする請求項3
    に記載のスイッチ装置。
  6. 【請求項6】 前記4組のスイッチの各スイッチは、2
    対の固定接点と2個の可動接点とからなることを特徴と
    する請求項4又は5に記載のスイッチ装置。
  7. 【請求項7】 前記4組のスイッチの各スイッチは、隣
    り合う2組のスイッチが共通する1個の共通固定接点及
    び1個の共通可動接点と1対の固定接点と1個の可動接
    点とからなることを特徴とする請求項4又は5に記載の
    スイッチ装置。
  8. 【請求項8】 前記固定接点は前記ケース内に配置され
    た電気回路基板に設けられており、前記可動接点は前記
    ケース内に前記電気回路基板に対向して配置されたラバ
    ースプリングに設けられていることを特徴とする請求項
    6又は7に記載のスイッチ装置。
  9. 【請求項9】 前記ケース内に2方向スイッチ装置が装
    備されており、前記プッシュプレートの中央には透孔が
    設けられており、この透孔に前記2方向スイッチ装置の
    切替ノブが配置されていることを特徴とする請求項6又
    は7又は8に記載のスイッチ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1610353A1 (en) 2004-06-25 2005-12-28 Niles Co., Ltd. Switch device
EP1764265A1 (en) * 2005-09-14 2007-03-21 BITRON S.p.A. Control device for a rearview mirror of a motor vehicle
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