JPH0876Y2 - ミシン用モータプーリ - Google Patents

ミシン用モータプーリ

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Publication number
JPH0876Y2
JPH0876Y2 JP1988165382U JP16538288U JPH0876Y2 JP H0876 Y2 JPH0876 Y2 JP H0876Y2 JP 1988165382 U JP1988165382 U JP 1988165382U JP 16538288 U JP16538288 U JP 16538288U JP H0876 Y2 JPH0876 Y2 JP H0876Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
motor
pulley
motor shaft
motor pulley
sewing machine
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988165382U
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English (en)
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JPH0286480U (ja
Inventor
次郎 石橋
尚 西川
Original Assignee
ジューキ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ミシン用モータプーリに関する。
従来の技術および考案が解決しようとする課題 ミシン用モータプーリの軸とプーリの隙間に糸(主に
下糸巻きからの糸)が入り込み、モータ軸に巻き付くこ
とがある。巻き付いた糸は容易には切れないので、軸の
回転に伴いモータ軸へ巻き込まれていく。従って、これ
に気付かずにモータを回し続けると糸はモータのベアリ
ングハウジングとの接触摩擦による熱で溶融し、トルク
が大きくなり、電装を破壊する。あるいはモータ軸受に
入り込んでモータを破壊してしまう。
このような、モータ軸への糸の巻き込みを防止するた
めに、モータに面する側につば部を設けたミシン用モー
タプーリがある。
しかしながら、このようなつばを設けても、糸がこの
つばにからんだ場合には必ずつばをはずれてモータプー
リとモータ軸の隙間に入り込んでしまう。隙間に入り込
んだ糸はモータ軸に巻き付いて、モータ軸へ巻き込まれ
ていき、前述したのと同じ問題点が発生する。
従って、本考案の目的は、モータ軸への糸巻き込みを
確実に防止することができるモータプーリを提供するこ
とにある。
課題を解決するための手段 モータ軸及びモータ軸を支持するベアリングハウジン
グとを有するモータに対向するようにベアリングハウジ
ングとの間隔をもってモータ軸に固定されミシンプーリ
にベルトにより連結されるモータプーリにおいて、少な
くとも前記ベアリングハウジングとの間隔を覆うように
突出したつば部と、つば部のモータ側の端部にモータプ
ーリの回転により前記間隔に入り込む糸を捕捉可能な切
り欠き部とを設ける。
又は、モータ軸及びモータ軸を支持するベアリングハ
ウジングとを有するモータに対向するようにベアリング
ハウジングとの間隔をもってモータ軸に固定されミシン
プーリにベルトにより連結されるモータプーリにおい
て、 少なくとも特徴ベアリングハウジングとの間隔を覆う
ように突出し、且つモータプーリ径より小径のつば部
と、つば部より径方向外方に、モータ側に突出する突起
部とを設ける。
作用 請求項1に記載のミシン用モータプーリにおいては、
糸がモータ軸3にからみついても、モータプーリ4の回
転に伴い、切り欠き部8が上部に来ると、この切り欠き
部8内に入る。更に、モータプーリ4が回転すると、糸
はつば部7に乗り上げ、以後つば部7上に巻き付く。
請求項2に記載のミシン用モータプーリにおいては、
糸がモータ軸3にからみついても、モータプーリ4が回
転して突起部10が上部に来ると、この突起部10に掛か
る。更に、モータプーリ4が回転すると、糸はつば部7
に乗り上げ、モータプーリ4の回転により突起部10が再
び上部に来ると、又突起部10に糸が掛かり、以後この繰
り返しとなる。
実施例 以下、図面に示した実施例に基づき本考案を説明す
る。第1図は本考案によるミシン用モータプーリの第1
実施例の側面図であり、モータプーリとモータ軸の間に
糸がからみつき始めた状態を示す。
図において、1はミシン用モータ、2はベアリングハ
ウジング、3はモータ軸、4はモータ軸3上にキー(図
示せず)を介して固定されたモータプーリである。モー
タプーリ4のモータ1側の面6には、つば部7が設けら
れている。つば部7には切り欠き部8が設けられてい
る。この切り欠き部8は回転方向に対して前方を始点、
後方を終点とし少なくとも始点付近においては前方は浅
く後方に向けて深くなるように傾斜し、且つ終点におい
て、つば部7の端面に対してほぼ垂直になるように切り
欠いて設けられる。Tは、つば部7にからみついた糸で
ある。
次に、第1実施例によるモータプーリ4を適用したモ
ータのモータ軸3に糸がからみついた場合のモータの回
転に伴う糸の状態を第1図〜第6図を参照しながら説明
する。なお、第2図は切り欠き部8が上方に移動した状
態を示し、第3図は糸がつば部7に乗り上げた状態を示
す図である。第4図〜第6図は、それぞれ第1図IV矢符
方向、第2図V矢符方向及び第3図VI矢符方向から見た
図であり、明確化するためにモータ軸3、モータプーリ
4と糸Tのみを示し、後は省略してある。
糸がモータ軸にからみついた状態(第1図、第4図)
から、モータプーリ4の回転に伴って切り欠き部8が上
部に来ると糸は、この切り欠き部8内に入る(第2図、
第5図)。更に、モータプーリ4が回転すると糸はつば
部7に乗り上げ(第3図、第6図)、以後はモータプー
リ4の回転に伴いつば部7の周囲に巻き付いていくの
で、モータ軸3へは巻き込まれない。
なお、図面に示した実施例においては切り欠き部8を
1個だけ設けた例を示したが、2個設けてもよい。2個
設けた場合、それぞれの切り欠き部を回転方向に対して
逆向きに設ける(始点、終点及び傾斜方向を逆向きにす
る)と、1個のモータプーリ4を回転方向が異なるモー
タに使用することが出来る。
第7図〜第12図は本考案の第2実施例の側面図であ
り、それぞれ第1実施例を示す第1図〜第6図に対応
し、第7図はモータプーリとモータ軸の間に糸がからみ
つき始めた状態、第8図は突起部10が上方に移動した状
態、第9図は糸が突起部10に掛かった状態を示し、第10
図〜第12図はそれぞれ第7図X矢符方向、第8図XI矢符
方向及び第9図XII矢符方向から見た図である。
この第2実施例が第1実施例と異なるのは、モータプ
ーリ4のつば部7に切り欠き部8が設けられていないこ
とと、モータプーリ4のモータ1側の面6の周縁部9に
突起部10が設けられている点である。
次に、第2実施例によるモータプーリ4を適用したモ
ータのモータ軸3に糸がからみついた場合のモータの回
転に伴う糸の状態を第7図〜第12図を参照しながら説明
する。
糸がモータ軸にからみついた状態(第7図、第10図)
から、モータプーリ4の回転に伴って突起部10が上部に
来ると糸はこの突起部10に掛かる(第8図、第11図)。
更に、モータプーリ4が回転すると糸はつば部7に乗り
上げる(第9図、第12図)。モータプーリ4の回転によ
り突起部10が再度上部に来ると再び突起部10に糸が掛か
り、次いでつば部7に乗り上げる。以後、この繰り返し
となり、モータプーリ4の回転に伴いつば部7の周囲及
び突起部10に巻き付いていくので、モータ軸3へは巻き
込まれない。
考案の効果 本考案のモータプーリによれば、少なくとも前記ベア
リングハウジングとの間隔を覆うように突出したつば部
を設けることによって、糸がモータ軸に巻き付きモータ
軸とベアリングハウジングとの間に入り込むのを低減す
ることができる。
更に、つば部のモータ側の端部にモータプーリの回転
により前記間隔に入り込む糸を捕捉可能な切り欠き部と
を設けているので、モータ軸とプーリとの間に糸が入り
込んでも切り欠き部が糸を引っかけつば部に巻き付かせ
るので糸がモータ軸に巻き付きモータ軸とベアリングハ
ウジングとの間に入り込むことがない。
また、モータプーリのつば部より径方向外方に、モー
タ側に突出する突起部とを設けているので、モータ軸と
プーリとの間に糸が入り込んでも突起部が糸を引っか
け、つば部に巻き付かせるので糸がモータ軸に巻き付き
モータ軸とベアリングハウジングとの間に入り込むこと
がない。つまり、本考案は、モータ軸への糸の巻き込み
を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、本考案によるミシン用モータプーリ
の第1実施例の側面図であり、第1図はモータプーリと
モータ軸との間に糸がからみつき始めた状態、第2図は
切り欠き部8が上方に移動した状態、第3図は糸がつば
部7に乗り上げた状態を示す図である。第4図〜第6図
はそれぞれ第1図IV矢符方向、第2図V矢符方向及び第
3図VI矢符方向から見た図であり、明確化のためにモー
タ軸3、モータプーリ4と糸Tのみを示し、あとは省略
してある。第7図から第12図は本考案の第2実施例の側
面図であり、それぞれ第1実施例を示す第1図から第6
図に対応し、第7図はモータプーリとモータ軸との間に
糸がからみつき始めた状態、第8図は突起部10が上方に
移動した状態、第9図は糸が突起部10に掛かった状態を
示し、第10図〜第12図はそれぞれ第7図X矢符方向、第
8図XI矢符方向及び第9図XII矢符方向から見た図であ
る。 1……モータ、3……モータ軸、4……モータプーリ、
6……モータ側の面、7……つば部、8……切り欠き
部、9……周縁部、10……突起部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータ軸及びモータ軸を支持するベアリン
    グハウジングとを有するモータに対向するようにベアリ
    ングハウジングとの間隔をもってモータ軸に固定されミ
    シンプーリにベルトにより連結されるモータプーリにお
    いて、 少なくとも前記ベアリングハウジングとの間隔を覆うよ
    うに突出したつば部と、 前記つば部のモータ側の端部にモータプーリの回転によ
    り前記間隔に入り込む糸を捕捉可能な切り欠き部とを設
    けたことを特徴とするミシン用モータプーリ。
  2. 【請求項2】モータ軸及びモータ軸を支持するベアリン
    グハウジングとを有するモータに対向するようにベアリ
    ングハウジングとの間隔をもってモータ軸に固定されミ
    シンプーリにベルトにより連結されるモータプーリにお
    いて、 少なくとも前記ベアリングハウジングとの間隔を覆うよ
    うに突出し、且つモータプーリ径より小径のつば部と、 つば部より径方向外方に、モータ側に突出する突起部と
    を設けたことを特徴とするミシン用モータプーリ。
JP1988165382U 1988-12-21 1988-12-21 ミシン用モータプーリ Expired - Lifetime JPH0876Y2 (ja)

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JP1988165382U JPH0876Y2 (ja) 1988-12-21 1988-12-21 ミシン用モータプーリ

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JP1988165382U JPH0876Y2 (ja) 1988-12-21 1988-12-21 ミシン用モータプーリ

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JPH0286480U JPH0286480U (ja) 1990-07-09
JPH0876Y2 true JPH0876Y2 (ja) 1996-01-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101218717B1 (ko) * 2010-11-04 2013-01-07 주식회사 썬스타 오버록 재봉기의 모터풀리 및 이를 포함하는 오버록 재봉기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5312011B2 (ja) * 2008-03-06 2013-10-09 Juki株式会社 ミシン

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5254530U (ja) * 1975-10-17 1977-04-19

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KR101218717B1 (ko) * 2010-11-04 2013-01-07 주식회사 썬스타 오버록 재봉기의 모터풀리 및 이를 포함하는 오버록 재봉기

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JPH0286480U (ja) 1990-07-09

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