JPH0876761A - 電子楽器 - Google Patents
電子楽器Info
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- JPH0876761A JPH0876761A JP6239592A JP23959294A JPH0876761A JP H0876761 A JPH0876761 A JP H0876761A JP 6239592 A JP6239592 A JP 6239592A JP 23959294 A JP23959294 A JP 23959294A JP H0876761 A JPH0876761 A JP H0876761A
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Abstract
ッチ効果を付与することが可能な電子楽器を提供する。 【構成】 ピッチベンド操作子からのピッチベンドデー
タが変換テーブルを介して補正された補正データと押鍵
された鍵のキーコードに従って生成された周波数データ
とを乗算する乗算器101と、この乗算結果と波形デー
タの現在の読出し位置を格納する現在値レジスタ102
からの出力値とを加算する加算器103と、この加算結
果とループエンドポイントLEPとを比較して現在値レ
ジスタ102に設定する値を変更する比較回路104とに
より構成され、現在値レジスタ102には、波形データ
のスタートポイントSPおよびスクラッチポイントSC
Pも供給される。ピッチベンド操作子により、波形デー
タの読出しが順方向から逆方向に指示されると、現在値
レジスタ102には、スクラッチポイントSCPがセッ
トされ、その位置から逆方向に波形データの読出しが開
始され、スクラッチ効果が付与される。
Description
ることができる電子楽器に関する。
091号公報において、所定のサンプリングで順次記憶
した波形データをスクラッチ円盤等の操作子を操作する
ことによって任意のレートで逆方向に読出すことができ
る電子楽器の波形データ読出し装置を提案した。
行われるスクラッチテクニックをデジタル音源を使って
行うようにしたものである。ここで、スクラッチテクニ
ックとは、普通にレコードを再生するのではなく、手で
アナログレコードプレーヤのターンテーブルの回転を止
めたり速めたりまたは逆回転させて生成されるリズミッ
クなサウンドである、いわゆるスクラッチ効果音を生成
するテクニックをいい、以下、楽音にスクラッチ効果音
を付与することをスクラッチ効果を付与するという。
来の電子楽器では、デジタル音源から発生した楽音に、
単純にスクラッチ効果を付与することはできるものの、
音楽的効果を考えてスクラッチ効果を付与することはで
きなかった。
ント(位置)から正規の再生速度で再生するという効果
を曲中に挿入したい場合に、上記従来の電子楽器に依れ
ば、勘と経験によって正規の再生速度で再生を開始する
位置を曲をリバースしながら見つけなければならなかっ
た。このような操作にはトレーニングが要求され、一般
のユーザにとっては非常に難しいものであった。
で、簡単な操作により音楽的に意味のあるスクラッチ効
果を付与することが可能な電子楽器を提供することを目
的とする。
本発明は、予め複数の波形データを記憶する波形データ
記憶手段と、該記憶された複数の波形データから所望の
波形データを順方向または逆方向に読出す読出し手段
と、該読出し手段により読み出される波形データの読出
し方向を指示する指示手段とを有し、前記読出し手段
は、前記指示手段により指示された読出し方向が逆方向
から順方向に変化することを検出したときに、所定の読
出し位置から順方向に読出しを開始することを特徴とす
る。
出し方向が順方向から逆方向に変化することを検出した
ときに、所定の読出し位置から逆方向に読出しを開始す
ることを特徴とする。
置を設定する設定手段を有することを特徴とする。
形データ記憶手段と、該記憶された複数の波形データか
ら所望の波形データを順方向または逆方向に読出す読出
し手段と、該読出し手段により読み出される波形データ
の読出し速度および方向を指示する指示手段と、該指示
手段により指示された読出し速度および方向に応じて生
成されるデータを変換するための複数種類の変換テーブ
ルを記憶するテーブル記憶手段と、該テーブル記憶手段
に記憶された複数種類の変換テーブルのうち、所望のも
のを選択する選択手段とを有し、前記複数種類の変換テ
ーブルは、前記指示手段により指示される読出し方向の
変化点が各変換テーブル毎に異なるように構成され、前
記読出し手段は、前記指示手段により指示され、前記選
択手段により選択された変換テーブルによって変換され
た読出し速度および方向データに応じて波形データを読
出すことを特徴とする。
れた波形データの読出し方向が逆方向から順方向に変化
することが検出されると、読出し手段により、所定の読
出し位置から順方向に波形データの読出しが開始され、
一方、前記指示された読出し方向が順方向から逆方向に
変化することが検出されると、読出し手段により、所定
の読出し位置から逆方向に波形データの読出しが開始さ
れる。
速度および方向が指示されると、この指示量に応じて生
成されたデータが、テーブル記憶手段に記憶された複数
種類の変換テーブルから選択手段により選択された変換
テーブルにより変換され、読出し手段により、変換後の
データに応じた読出し速度および方向並びに読出し方向
の変化点に従って波形データが読み出される。
に説明する。
の概略構成を示すブロック図である。
り、該ポイント設定部1は、予め所定のサンプリングレ
ートで複数の波形データを順次記憶した波形メモリ11
から波形データを読出して再生するときの最初の位置
(ポイント)を示すスタートポイント(SP)、繰り返
し再生するときの繰り返し部分の最初の位置を示すルー
プスタートポイント(LSP)、繰り返し部分の最後の
位置を示すループエンドポイント(LEP)、および、
スクラッチ効果を付与する始点(位置)を示すスクラッ
チポイント(SCP)の設定や、例えば楽音パラメータ
等のその他の設定を行うものであり、例えば液晶ディス
プレイ(LCD)等の表示器や各設定のためのスイッチ
群等から構成される。
を示す概略構成図であり、ポイント設定部1は、表示器
21とスイッチ群22とにより構成されている。なお、
同図には、後述するピッチベンド操作子(本実施例で
は、ピッチベンドホイール)6も図示されている。
出された波形データ23が表示され、該波形データ23
における前記スタートポイント(SP)、ループスター
トポイント(LSP)、ループエンドポイント(LE
P),および、スクラッチポイント(SCP)をそれぞ
れ示すカーソル24〜27が表示されている。
定している状態を示し、スクラッチポイント(カーソル
27で示す位置)がループスタートポイント(カーソル
25で示す位置)に一致するように設定している。この
とき、スクラッチポイントを設定している状態であるこ
とが分かるように、「スクラッチポイント」の表示を反
転表示するとともに、カーソル27を点滅表示してい
る。
7を右または左にそれぞれ選択するカーソルスイッチ2
21,222と、ダイヤルを時計方向または反時計方向に
回すことにより、カーソルの位置をそれぞれ右または左
に移動させて、そのカーソルに対応するデータの値を変
更するデータ設定用ダイヤル223と、該データ設定用
ダイヤル223によるデータ値の変更よりも、さらに正
確なデータ値の変更を行うためのインク/デックスイッ
チ224,225と、各種設定画面に応じて表示器21に
表示される複数の表示画面を切り替える画面変更スイッ
チ226,227とにより構成されている。
は、後述する読出し制御部10を制御するための制御情
報(信号)を出力する制御部2の入力側に接続され、ま
た、制御部2の入力側には、ユーザの押鍵に応じてキー
オン信号KONおよびキーコードKCを発生する鍵盤部
3の出力側と、詳細は後述するが、周波数補正データを
出力する周波数補正データ変換部4の出力側が接続され
るとともに、制御部2は、制御部2が実行する制御処理
プログラムや各種テーブルデータ等を記憶するROMや
制御部2による演算結果や各種データ等を一時的に記憶
するRAM等から成る記憶部5と相互に接続されてい
る。
は、楽音のピッチを変更したり、楽音にスクラッチ効果
を効かせる時点を指示したりするためのピッチベンド操
作子6、周波数補正データ変換部4が有する複数の変換
テーブルのうち、所望の変換テーブルを選択するための
セレクト信号を発生するテーブル選択部7、および、ピ
ッチベンド操作子6から出力され、変換テーブルにより
変換されたピッチベンドデータのデータ幅(レンジ)を
変更するためのピッチベンドレンジ設定部8の出力側が
接続されている。
な構成を示すブロック図であり、同図において、周波数
補正データ変換部4は、ピッチベンド操作子6からのピ
ッチベンドデータ(本実施例では、ピッチベンド操作子
6の操作状態に応じて0〜127の値が出力される)が
入力され、その入力されたピッチベンドデータをテーブ
ル変換するための複数(本実施例では6個)の変換テー
ブルを記憶する、例えばRAM等のメモリ41と、該メ
モリ41の出力側に接続され、その選択された変換テー
ブルによって変換されたピッチベンドデータに前記ピッ
チベンドレンジ設定部8からのピッチベンドレンジを乗
算する乗算器42とにより構成されている。メモリ41に
は、前述したように、テーブル選択部7からのセレクト
信号が供給され、このセレクト信号により選択された変
換テーブルにより、ピッチベンドデータがテーブル変換
され、変換後のピッチベンドデータがピッチベンドレン
ジだけ乗算され、周波数補正データとして前記読出制御
部10に供給される。ここで、ピッチベンドレンジは、
前述したように、ピッチベンドデータのデータ幅を変更
するためのものであるが、具体的には、ピッチベンドデ
ータの効き具合を調整するためのものであり、本実施例
では、0〜2の値を採るように構成されている。しか
し、云うまでもなく、ピッチベンドレンジは、この値に
限る必要はない。
ブルの一例を示す図である。
各テーブルデータは、ピッチベンドデータ、即ち、ピッ
チベンド操作子6から出力される値(最左欄に記載され
た0〜127のデータ)と1対1に対応して記憶されて
おり、ピッチベンドデータ“127”は、ピッチベンド
操作子6を正方向(図2における垂直上方向)に最大限
回転させたときに出力される値であり、ピッチベンドデ
ータ“64”は、ピッチベンド操作子6を操作しないと
きに出力される値であり、ピッチベンドデータ“0”
は、ピッチベンド操作子6を逆方向(図2における垂直
下方向)に最大限回転させたときに出力される値であ
る。一般に、ピッチベンド操作子6は、手で上方向また
は下方向のいずれかの方向に回転させた後にその手を放
すと、何も操作しない位置、即ち、ピッチベンドデータ
“64”が出力される位置に戻るように構成されてい
る。
ピッチベンド操作子6を何も操作しないときには波形デ
ータの読出しをストップした状態であり、正方向に操作
したときのみに読出しスピードを速め、これによりピッ
チが上がり、ピッチベンドレンジが“1”のとき(以
下、図4の変換テーブルの説明では、ピッチベンドレン
ジが“1”である場合に限定する)には最大1オクター
ブ上の音高までの楽音を発生するようにしたものであ
る。
ベンド操作子6を何も操作しないときには波形データの
読出しをストップした状態であり、正方向に操作したと
きには、その操作量に応じて読出しスピードを速めてピ
ッチを上げ、逆方向に操作したときには、波形データを
逆方向に読出して、その操作量に応じて読出しスピード
を速めてピッチを上げ、最大1オクターブ上の音高まで
の楽音を発生するようにしたものである。
作子6を何も操作しないときには、“1”、即ち、波形
データの読出しスピードおよびピッチを元のままにし、
正方向に操作したときには、その操作量に応じて読出し
スピードを速めてピッチを上げ、逆方向に操作したとき
には、その操作量に応じて読出しスピードを遅くしてピ
ッチを下げ、ピッチを上げる方向に操作した場合には最
大1オクターブ上の音高までの楽音を発生させ、ピッチ
を下げる方向に操作した場合には最大ほぼストップ状態
にさせるようにしたものである。
ーブルSLOWにおいて、ピッチベンド操作子6を逆方
向に操作したときの下限を“0.5”、即ち、最大1オ
クターブ下の音高までの楽音を発生するようにしたもの
である。
ベンド操作子6を何も操作しないときには波形データの
読出しスピードおよびピッチを元のままにし、正方向に
操作したときには、その操作量に応じて読出しスピード
を速めてピッチを上げ、最大1オクターブ上までの楽音
を発生し、逆方向に操作したときには、その操作量に応
じて読出しスピードを遅くしてピッチを下げ、最大(ピ
ッチベンドデータが“32”のとき)ストップ状態にな
るまでスピードを遅くし、さらに、ピッチベンドデータ
が“32”を下回ると、波形データを逆方向に読出し
て、その操作量に応じて読出しスピードを速めてピッチ
を上げ、最大1オクターブ上の音高までの楽音を発生す
るようにしたものである。
は、上記変換テーブルSLOW−REVに対して、各テ
ーブルデータを逆に並び替えたものであり、この変換テ
ーブル/SLOW−REVを用いることにより、ピッチ
ベンド操作子6の操作方向が変換テーブルSLOW−R
EVを用いたときの操作方向と逆になる。
る方法であるので、本実施例の電子楽器が用いる変換テ
ーブルとしては、上記変換テーブルのうち、変換テーブ
ルSTOP−REV,SLOW−REV,/SLOW−
REVの3種類の変換テーブルのみであるが、以下、説
明の都合上、変換テーブルSLOW−REVのみを用い
て説明する。
は、該鍵盤部3の押鍵により発生されたキーコードKC
を周波数データに変換するための周波数データ発生部9
の入力側に接続され、周波数データ発生部9の出力側
は、前記波形メモリ11から波形データを読出して再生
するための読出し制御を行う読出制御部10の入力側に
接続されている。さらに、この読出制御部10には、前
記制御部2および周波数補正データ変換部4の出力側も
接続されており、読出制御部10は、前記周波数データ
発生部9からの周波数データを周波数補正データ4から
の補正データおよび制御部2からの制御情報に基づいて
加工し、その加工結果に応じて波形メモリ11から所望
の波形データを読出す。
11から出力される波形データにエンベロープ、フィル
タ、パン、リバーブ等の効果を付与するためのエフェク
タ12の入力側に接続され、エフェクタ12の出力側
は、該エフェクタ12から出力された楽音信号を音響に
変換するサウンドシステムの入力側に接続されている。
すブロック図であり、同図において、読出制御部10
は、前記周波数補正データ変換部4から供給される周波
数補正データおよび前記周波数データ発生部9から供給
される周波数データを入力し、これらのデータを乗算す
る乗算器101と、乗算器101から出力される乗算結果
および波形データの現在の読出し位置(アドレス値)を
格納する現在値レジスタ102から出力される出力結果
を入力し、これらのデータ(アドレス値)を加算する加
算器103と、この加算器103からの加算結果を入力す
るとともに、前述したようにポイント設定部1で設定さ
れ、前記制御部2から出力されるループエンドポイント
(LEP)を示すループエンドポイント信号LEPおよ
びループスタートポイント(LSP)を示すループスタ
ートポイント信号LSPを入力する比較回路104とに
より構成されている。
路104からの出力が供給されるとともに、制御部2か
ら、ポイント設定部1で設定されたスタートポイント
(SP)を示すスタートポイント信号SPおよびスクラ
ッチポイント(SCP)を示すスクラッチポイント信号
SCPが供給される。
じて発生した周波数データは、ピッチベンド操作子6か
らの操作量に応じて周波数補正データ変換部4により生
成された周波数補正データにより補正された後、加算器
103によって現在の読出し位置(アドレス値)と加算
されて、比較回路104に供給される。比較回路104で
は、加算器103の加算結果がループエンドポイント信
号LEPによるループエンドポイント(アドレス値)と
比較され、加算結果がループエンドポイントを超えた場
合には、その差分がループスタートポイント信号LSP
によるループスタートポイント(アドレス値)に加算さ
れ、その加算結果が現在値レジスタ102に設定され
る。一方、リセットスタート等により、波形データのス
タートポイントから読出しを開始する場合には、スター
トポイント信号SPにより現在値レジスタ102にスタ
ートポイントのアドレス値がセットされ、また、スクラ
ッチ効果を付与するために、波形データの読出し位置を
スクラッチポイントに移動させる場合には、スクラッチ
ポイント信号SCPにより現在値レジスタ102にスク
ラッチポイントのアドレス値がセットされる。
理を、以下、図6,7に基づいて説明する。
実行する制御処理の手順を示すフローチャートである。
メモリのクリアおよび各種ポートのクリア等の初期設定
を行う(ステップS1)。
トSP,LSP,LEP,SCPが設定されたか否かを
判別し(ステップS2)、設定されたときにはスクラッ
チポイント値(アドレス値)SCPを記憶部5に記憶し
(ステップS3)、スタートポイント値(アドレス値)
SP、ループスタートポイント値(アドレス値)LS
P、および、ループエンドポイント値(アドレス値)L
EPを読出制御部10に送信する(ステップS4)。
イントSP,LSP,LEP,SCPが設定されないと
きには、前記ステップS3,S4をスキップしてステッ
プS5に進む。
部4からの周波数補正データのゼロクロス、即ち、前記
変換テーブルSTOP−REV,SLOW−REV,/
SLOW−REVによって変換され、ピッチベンドレン
ジデータが乗算された後のデータが、正から負または負
から正に切り替わった時点を検出したか否かを判別し
(ステップS5)、ゼロクロスを検出したときには、前
記ステップS3で記憶部5に記憶したスクラッチポイン
ト値SCPをスクラッチポイント信号SCPとして読出
制御部10の現在値レジスタ102に出力し(ステップ
S6)、一方、ゼロクロスを検出しないときにはステッ
プS6をスキップしてステップS7に進む。
キーオンイベントまたはキーオフイベントがあるか否か
を判別し、キーイベントがないときには前記ステップS
2に戻って前述の処理を繰り返し、一方、キーイベント
があるときには、そのキーイベントがキーオンイベント
である場合には読出制御部10に発音開始の指示を行
い、そのキーイベント処理がキーオフイベントである場
合には読出制御部10に消音の指示を行う(ステップS
8)。
ータの読出し制御を説明する図である。
スタートポイントSP1から順方向に(矢印31に従っ
て)波形データが読み出される。このとき、前述したよ
うに、変換テーブルとしてテーブルSLOW−REVが
選択されているものとすると、ピッチベンドデータが3
3〜127の値の場合には、読出し速度は変更されるも
のの読出し方向は変わらないので、矢印31に従って波
形データが読み出される。
小さい値になるようにピッチベンド操作子6を操作する
と、周波数補正データ変換部4から負の値を示す信号が
制御部2に出力されるので、これにより、制御部2によ
ってゼロクロスが検出され、現在値レジスタ102には
スクラッチポイントSCP1の値がセットされ、読出し
位置が、現在の読出し位置aからスクラッチポイントS
CP1に移動する。
応じたスピードで逆方向に(矢印32に従って)読出し
が開始され、スクラッチ効果が付与された楽音が発生さ
れる。
ド操作子6が放され、または、順方向の読出しを行うよ
うにピッチベンド操作子6が操作されると、再び制御部
2によりゼロクロスが検出され、読出し位置が、現在の
読出し位置bからスクラッチポイントSCP1に移動
し、そこから順方向に(矢印33に従って)波形データ
の読出しが開始される。
に依れば、波形データの読出しを順方向から逆方向に変
更する指示を行うと、予め設定された位置(アドレス)
からスクラッチ効果の付与された楽音を発生するように
構成したので、スクラッチポイントを見つけるためのテ
クニックを身につけることなく、簡単な操作により音楽
的に意味のあるスクラッチ効果を付与することが可能と
なる。
ーブルデータを変更できるように構成しなかったが、こ
れに限らず、ユーザにより自由に変更できるようにして
もよい。
波形データの読出しを変更したときにスクラッチ効果を
付与する位置と、スクラッチ効果の付与を解除したと
き、即ち、逆方向から順方向に波形データの読出しを変
更したときに読出しが開始される位置を同一(図7のス
クラッチポイントSCP1)としたが、これに限らず、
これらの位置を異ならせるようにしてもよい。
子6として、操作の途中で手を離すとバネの力により中
点の位置(ピッチベントデータ“64”を出力する位
置)に戻るような操作子を使用したが、これに限らず、
中点に復帰しない操作子、ペダル、スライダーなどを用
いてもよい。
指示手段により指示された波形データの読出し方向が逆
方向から順方向に変化することが検出されると、読出し
手段により、所定の読出し位置から順方向に波形データ
の読出しが開始され、一方、前記指示された読出し方向
が順方向から逆方向に変化することが検出されると、読
出し手段により、所定の読出し位置から逆方向に波形デ
ータの読出しが開始されるので、簡単な操作により音楽
的に意味のあるスクラッチ効果を付与することが可能と
なる効果を奏する。
形データ記憶手段と、該記憶された複数の波形データか
ら所望の波形データを順方向または逆方向に読出す読出
し手段と、該読出し手段により読み出される波形データ
の読出し速度および方向を指示する指示手段と、該指示
手段により指示された読出し速度および方向に応じて生
成されるデータを変換するための複数種類の変換テーブ
ルを記憶するテーブル記憶手段と、該テーブル記憶手段
に記憶された複数種類の変換テーブルのうち、所望のも
のを選択する選択手段とを有し、前記複数種類の変換テ
ーブルは、前記指示手段により指示される読出し方向の
変化点が各変換テーブル毎に異なるように構成され、前
記読出し手段は、前記指示手段により指示され、前記選
択手段により選択された変換テーブルによって変換され
た読出し速度および方向データに応じて波形データを読
出すので、波形データの逆方向の読出しと順方向の読出
しとが切り替わる位置を変換テーブル毎に異ならせるこ
とにより、その位置をユーザの操作し易い位置にコント
ロールでき、操作性をさらに向上させることができる。
示すブロック図である。
成図である。
示すブロック図である。
を示す図である。
ック図である。
フローチャートである。
制御を説明する図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 予め複数の波形データを記憶する波形デ
ータ記憶手段と、 該記憶された複数の波形データから所望の波形データを
順方向または逆方向に読出す読出し手段と、 該読出し手段により読み出される波形データの読出し方
向を指示する指示手段とを有し、 前記読出し手段は、前記指示手段により指示された読出
し方向が逆方向から順方向に変化することを検出したと
きに、所定の読出し位置から順方向に読出しを開始する
ことを特徴とする電子楽器。 - 【請求項2】 前記読出し手段は、読出し方向が順方向
から逆方向に変化することを検出したときに、所定の読
出し位置から逆方向に読出しを開始することを特徴とす
る請求項1記載の電子楽器。 - 【請求項3】 前記所定の読出し位置を設定する設定手
段を有することを特徴とする請求項1または2のいずれ
かに記載の電子楽器。 - 【請求項4】 予め複数の波形データを記憶する波形デ
ータ記憶手段と、 該記憶された複数の波形データから所望の波形データを
順方向または逆方向に読出す読出し手段と、 該読出し手段により読み出される波形データの読出し速
度および方向を指示する指示手段と、 該指示手段により指示された読出し速度および方向に応
じて生成されるデータを変換するための複数種類の変換
テーブルを記憶するテーブル記憶手段と、 該テーブル記憶手段に記憶された複数種類の変換テーブ
ルのうち、所望のものを選択する選択手段とを有し、 前記複数種類の変換テーブルは、前記指示手段により指
示される読出し方向の変化点が各変換テーブル毎に異な
るように構成され、 前記読出し手段は、前記指示手段により指示され、前記
選択手段により選択された変換テーブルによって変換さ
れた読出し速度および方向データに応じて波形データを
読出すことを特徴とする電子楽器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23959294A JP3543384B2 (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 電子楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23959294A JP3543384B2 (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 電子楽器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0876761A true JPH0876761A (ja) | 1996-03-22 |
JP3543384B2 JP3543384B2 (ja) | 2004-07-14 |
Family
ID=17047070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23959294A Expired - Fee Related JP3543384B2 (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 電子楽器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3543384B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010151938A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Yamaha Corp | 楽音再生装置およびその制御方法を実現するためのプログラム |
JP2010231027A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Yamaha Corp | 電子音楽装置 |
-
1994
- 1994-09-07 JP JP23959294A patent/JP3543384B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010151938A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Yamaha Corp | 楽音再生装置およびその制御方法を実現するためのプログラム |
JP2010231027A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Yamaha Corp | 電子音楽装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3543384B2 (ja) | 2004-07-14 |
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