JPH0876575A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0876575A
JPH0876575A JP6213849A JP21384994A JPH0876575A JP H0876575 A JPH0876575 A JP H0876575A JP 6213849 A JP6213849 A JP 6213849A JP 21384994 A JP21384994 A JP 21384994A JP H0876575 A JPH0876575 A JP H0876575A
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尚史 庄司
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創 甲斐
Yoshiko Ishii
佳子 石井
Hidetoshi Yano
英俊 矢野
Satoshi Muramatsu
智 村松
Masako Suzuki
雅子 鈴木
Nobuhito Yokogawa
信人 横川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】像担持体の内部に設けた現像剤収納部と現像装
置との間で、現像剤の搬送を確実に行なうことのできる
画像形成装置を提供する。 【構成】像担持体が画像形成装置に装着されると現像剤
供給モードになる。このモードでは、最初に現像剤排出
口が開かれ。同時に現像装置の入り口が開き、出口が閉
じる。次いで現像剤排出経路内のスクリューコンベア
と、現像剤収納部内の現像剤移動部材と、現像装置内の
撹拌部材が回転を始め、現像剤が現像剤収納部から現像
剤排出経路を通って現像装置に搬送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電潜像が形成される
像担持体と、該像担持体に形成された静電潜像を現像す
る現像装置とを有する、プリンタ、複写機、ファクシミ
リ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記形式の画像形成装置では、現像剤の
劣化が避けられず、特にトナーとキャリアからなる二成
分現像剤を用いる場合はサービスマンによる現像剤の交
換が不可欠である。現像剤の交換について、その一例を
説明すれば、以下のような作業工程である。
【0003】装置本体の前カバーを開け、ドラムユニッ
ト前側板についている固定金具を外し、現像ユニット解
除レバーを左側に開き、現像ユニットを引き出す。現像
ユニットの固定ネジを外してトナーホッパーを取り出
す。そして、新聞紙などの上に現像ユニットを逆さまに
置き、ノブを回しながら現像剤を回収する。次にノブを
回しながら補給口より現像剤を左右均一に入れる。さら
に、新しい現像剤を入れた後は、現像スリーブを回転さ
せ、現像剤がスリーブ上に均一に付着するようにする。
【0004】かかる作業の注意事項として、現像ユニッ
トの入り口シール部材で感光体を傷つけないように引き
抜くこと、入り口シール部材には手を触れないことなど
が挙げられる。また、現像ユニット内に現像剤が残って
いると、設計時に想定した現像剤量より多くの現像剤が
入ってしまい、現像器のユニットトルクが過負荷とな
り、現像スリーブの回転や駆動部に悪影響を与える。強
いては現像系のギヤ、さらには現像器の破損につなが
る。
【0005】以上のように、現像剤の交換の作業工程は
熟練したサービスマンが行なわなければならない作業工
程が多く、一般のユーザーには取扱いが困難である。ま
た、サービスマンがユーザー先で作業をすることがほと
んどであり、現像剤による汚れなどでユーザーに迷惑が
かかる恐れもある。
【0006】電子写真複写機等では、現像剤の他に感光
体も必要に応じて交換する必要がある。このため、現像
剤の交換とは別に作業が必要になる。
【0007】上述のように、現像剤の交換は専門知識や
技能を必要とする。また、それとは別に像担持体の交換
がある場合、多くのメンテンナス作業が不可欠である。
【0008】そこで、本願出願人は、像担持体の内部に
現像剤収納部を設け、その現像剤収納部と現像装置とを
現像剤搬送経路により連結し、現像剤収納部と現像装置
との間で現像剤の供給と排出ができるようにした画像形
成装置を別途提案している。この画像形成装置によれ
ば、現像剤収納部が像担持体と一体的に交換可能なの
で、専門知識・技能のない一般ユーザでも現像剤の供給
と回収とを容易に行なうことができるという効果があ
る。
【0009】ところで、その画像形成装置においては、
現像剤収納部と現像装置との間で現像剤の搬送が確実に
行なわれる必要がある。そのため、現像剤搬送経路内に
は現像剤搬送手段が配設されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記画
像形成装置においては、単に現像剤搬送経路内の現像剤
搬送手段を作動させただけでは、現像剤収納部あるいは
現像装置内に現像剤が貯留して現像剤の搬送が確実に行
なわれないという問題がある。
【0011】本発明は、像担持体の内部に現像剤収納部
を設け、その現像剤収納部と現像装置とを現像剤搬送経
路により連結した画像形成装置における上述の問題を解
決し、現像剤収納部と現像装置との間で現像剤の搬送を
確実に行なうことのできる画像形成装置を提供すること
を課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、本発明に
より、静電潜像が形成される像担持体と、該像担持体に
形成された静電潜像を現像する現像装置とを有する画像
形成装置であって、前記像担持体の内部に設けられ像担
持体と一体的に交換可能な現像剤収納部と、該現像剤収
納部に設けられた現像剤を排出するための現像剤排出口
および現像剤を搬入するための現像剤搬入口と、前記現
像剤収納部から前記現像装置へ現像剤を搬送する現像剤
供給経路と、該現像剤供給経路とは独立して設けられ、
前記現像装置から前記現像剤収納部へ現像剤を搬送する
現像剤回収経路とを有し、前記現像剤収納部は、前記現
像装置へ供給する現像剤を収納する現像剤供給室と前記
現像装置から回収する現像剤を収納する現像剤回収室と
の機能を備え、前記現像剤収納部の内部に現像剤を移動
する手段を有し、前記像担持体が画像形成装置本体に装
着されると、前記現像剤収納部から前記現像装置に現像
剤を供給する現像剤供給モードが実行され、該モードの
完了後、画像形成動作が可能となる画像形成装置におい
て、前記現像剤供給モード実行時に、前記現像剤収納部
の内部に設けられた現像剤を移動する手段と、前記現像
剤供給経路内に設けられた現像剤搬送手段と、前記現像
装置内に設けられた現像剤撹拌手段とを同時に作動させ
るよう制御する制御手段を設けることにより解決され
る。
【0013】また、本発明は、前記の課題を解決するた
め、前記像担持体の寿命を判断する手段と、現像剤の寿
命を判断する手段とを有し、該各判断手段により、前記
像担持体または現像剤の何れか一方が寿命に達したと判
断された場合、前記現像装置から前記現像剤収納部へ現
像剤を回収する現像剤回収モードを実行することを提案
する。
【0014】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ため、前記現像剤回収モード実行時は、前記現像装置内
に設けられた現像剤撹拌手段と、前記現像剤回収経路内
に設けられた現像剤搬送手段とを同時に作動させること
を提案する。
【0015】
【作用】現像剤収納部から現像装置に現像剤を供給する
現像剤供給モードの実行時に、現像剤収納部の内部に設
けられた現像剤を移動する手段と、現像剤供給経路内に
設けられた現像剤搬送手段と、現像装置内に設けられた
現像剤撹拌手段とを同時に作動させることにより、現像
剤収納部の内部および現像装置の内部に現像剤が貯留す
ることを防ぎ、現像剤供給経路を介した現像剤収納部か
ら現像装置への現像剤の搬送を確実に行なう。
【0016】その他の作用については、以下の実施例の
説明により明らかとなるであろう。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。
【0018】図1は、本発明に係る画像形成装置の主要
部断面図である。図1において、画像形成装置1は電子
写真方式で画像を形成されるものであって、中央に時計
回りに一定速度で回転するドラム状の像担持体2を有
し、その周辺に回転方向に沿って、像担持体表面を均一
に帯電する帯電部材3、光照射によって静電潜像を形成
する像露光装置4、静電潜像をトナーで現像する現像装
置5、搬送される紙などの転写材にトナー像を転写する
転写部材6、像担持体表面を清掃するクリーニング装置
7が設けられている。なお、符号8は転写後のトナー像
を転写材に定着する定着装置である。像担持体2の円筒
表面にはOPC(有機感光体)が塗布されている。現像
装置5で使用される現像剤はトナーとキャリアからなる
二成分現像剤である。この画像形成装置1においては、
像担持体2と現像剤の寿命は同程度になるように予め設
定している。
【0019】図2に示すように、像担持体2は、感光体
ドラム円筒10、現像剤漏れ防止部材11、後フランジ
12、止め輪13、前フランジ14及びドラム前側板1
5からなり、そしてその内部が現像剤収納部9として構
成されている。画像形成装置1の奥側(図の右側)に
は、現像剤収納部9に現像剤を搬入するための現像剤搬
入経路21が設けられ、現像剤搬入経路21の内部には
現像剤を搬送するスクリューコンベア22が設けられて
いる。そして、現像剤搬入経路21の外周にコイル状の
バネ24が嵌挿される。このバネ24の奥側端は装置フ
レーム20に係止され、前側(図の左側)端には円筒部
材25が係止されて設けられている。従って、円筒部材
25は現像剤搬入経路21の外側を左右に摺動可能とな
っている。
【0020】像担持体2を画像形成装置1本体にセット
するときは、この図の左側(画像形成装置1の手前側)
から右側(同奥側)に向けて押し込む。すると、像担持
体2の現像剤漏れ防止部材11に押されて円筒部材25
が装置奥側に移動し、現像剤搬入経路21の先端である
現像剤供給口23が像担持体2の現像剤漏れ防止部材1
1の中心部を押し開く。像担持体2の画像形成装置1本
体へのセットが完了すると、図3に示すように、現像剤
供給口23が像担持体2の内部の現像剤収納部9に達す
る。このとき、バネ24により左方に付勢されている円
筒部材25の端面が現像剤漏れ防止部材11に当接して
いることにより、現像剤収納部9からの現像剤の漏れが
防止される。なお、像担持体2の後フランジ12の外周
部分にはギヤ溝12’が形成されていて、これより駆動
力が伝達され、像担持体2が回転する。
【0021】像担持体2の手前側(図2,3では左側)
に取り付けられた前フランジ14には、止め輪13がね
じ込み式に固定されていて、ドラム前側板15のドラム
軸方向の位置決めをしている。ドラム前側板15は、止
め輪13及び前フランジ14に対して回転自在に装着さ
れていて、後述する軸受けに支持されることにより像担
持体2が回転しても回転しない。そのドラム前側板15
の中心を外れた部分には開口部が形成され、これが現像
剤排出口31となる。この現像剤排出口31は、電磁ク
ラッチ(図示せず)によってドラム前側板15上をスラ
イド式に開閉する蓋部材32で覆われている。この位置
関係を、図4の像担持体2の正面に示す。なお、図4に
おいて、実線は現像剤排出口31が開いた状態、破線が
閉じた状態をそれぞれ示している。
【0022】像担持体2内部の現像剤収納部9には、予
め新しい現像剤が収納されているが、現像剤排出口31
は蓋部材32で覆われているので、収納された現像剤が
漏れないようになっている。その現像剤収納部9の内部
には、像担持体2の回転中心に軸を持つスクリュー羽根
のついた軸回転型現像剤移動部材26が設けられてい
る。この軸回転型現像剤移動部材26の回転軸の手前側
は、ドラム前側板15の中心に回転自在に支持されてお
り、回転軸の奥側は像担持体2の装着時に現像剤搬入経
路21内のスクリューコンベア22の軸とカップリング
するようになっていて、駆動力をスクリューコンベア2
2から得ている。
【0023】図5において、使用者(ユーザーまたはサ
ービスマン)が像担持体2を画像形成装置1に装着する
とき、まず軸受35と現像剤排出経路33を一体的に含
むレバー36を現像装置5側を固定端として下方に退避
させる(図においては実線で示す)。そして、像担持体
2を装着した後、レバー36を上げ、軸受35がドラム
前側板15の中心軸18に固定され、現像剤排出経路3
3が現像剤排出口31に相対するようになる(図では破
線で示す)。
【0024】ドラム前側板15の現像剤排出口31から
排出された現像剤は、像担持体2の回転軸に対して直角
に設けられた現像剤排出経路33を介して現像装置5に
搬送される。前述したように、現像剤排出経路33の内
部にはスクリューコンベア34が設けられており、現像
装置5までほぼ水平に現像剤を搬送する。さらに、ドラ
ム前側板15の中心軸18を回転しないように支持する
軸受35がレバー36と一体となって設けられている。
【0025】図6において、現像装置5は現像剤を像担
持体2へ付与するための導電性の現像スリーブ51と、
現像剤を互いに逆方向に搬送しながら撹拌する撹拌スク
リュー52とを有する。現像剤収納部9より現像剤排出
経路33によって搬送された現像剤は、図6の左側の入
り口53から侵入して現像装置5に供給され、第一の撹
拌スクリュー52aによって現像装置5内部を図の左側
から右側に搬送され、現像スリーブ51に近い第二の撹
拌スクリュー52bによって図の右側から左側に搬送さ
れ、現像装置5内を循環する。すなわち、現像装置5内
では現像スリーブ51と第二の撹拌スクリュー52bと
の間で現像剤のやりとりがある。現像剤が現像装置5外
部に排出されるときは、図6の右側にある出口54から
現像剤搬入経路21に搬送され、像担持体2内部の現像
剤収納部9に入る。なお、現像装置5の現像剤入り口5
3及び出口54には開閉可能な蓋部剤(図示せず)が設
けられている。また、現像装置5には図示しないトナー
補給部が装着され、必要に応じてトナーが補給される。
【0026】上記構成の画像形成装置1は図7のフロー
チャートに示す以下の3つのモードで動作する。なお、
この制御は、画像形成装置1の図示しない制御手段によ
り行われるものである。
【0027】像担持体2が画像形成装置1に装着される
と現像剤供給モードになる。このモードでは、最初に電
磁クラッチが蓋部材32をドラム前側板15上でスライ
ドさせ、現像剤排出口31が開く。同時に現像装置5の
入り口53が開き、出口54が閉じる。次いで現像剤排
出経路33内のスクリューコンベア34と、現像剤収納
部9内の軸回転型現像剤移動部材26と、現像装置5内
の撹拌部材52が回転を始め、現像剤が現像剤収納部9
から現像剤排出経路33を通って現像装置5に搬送され
る。所定時間が経過するか、図示しないセンサにより現
像剤収納部9あるいは現像装置5内の現像剤の容量を検
出して、ほぼすべての現像剤が現像装置5に入ったと判
断された後、上記各現像剤搬送手段の動作が停止する。
その後、電磁クラッチが働いて蓋部材32がスライドし
て現像剤排出口31を閉じ、さらに現像装置5の入口5
3が閉じられる。
【0028】その後、画像形成モードが実行される。こ
のモードでは記録物を得るために通常の画像形成工程が
繰り返される。このモードの間、現像装置5内の現像剤
のトナーとキャリアとの混合比が一定になるようにトナ
ーが補給される。トナーとキャリアの混合比の検出およ
びトナー補給は従来周知の方法で行われる。
【0029】像担持体2および現像剤のうち、少なくと
も一方が寿命に達したときには、現像剤回収モードが実
行される。像担持体2および現像剤の寿命は複写枚数等
によって予め設定されている。現像剤回収モードでは、
現像装置5の出口54が開き、現像剤搬入経路21内の
スクリューコンベア22と、現像剤収納部9内の軸回転
型現像剤移動部材26と、現像装置5内の撹拌部材52
が回転し、現像剤が現像装置5から現像剤搬入経路21
を通って現像剤収納部9に搬入される。経過時間又は現
像剤容量検出手段(図示せず)により、現像剤の搬送完
了が判断されると、上記各現像剤搬送手段の動作が停止
する。その後、現像装置5の出口54が閉じられる。な
お、現像剤回収モードでは、現像剤収納部9内の軸回転
型現像剤移動部材26を回転させなくとも現像剤の回収
は可能であるが、現像剤の搬送効率を高めるために、こ
の例では軸回転型現像剤移動部材26を回転させてい
る。
【0030】上記実施例では、現像剤供給モードおよび
現像剤回収モードのとき、像担持体2を回転させる必要
はない。
【0031】本実施例においては、現像剤供給モードの
ときには、現像剤排出経路33内のスクリューコンベア
34と、現像剤収納部9内の軸回転型現像剤移動部材2
6と、現像装置5内の撹拌部材52とを同時に動作させ
ているので、現像装置への現像剤の供給を確実に行なう
ことができる。また、現像剤回収モードでは、現像剤搬
入経路21内のスクリューコンベア22と、現像装置5
内の撹拌部材52とを同時に動作させているので、現像
装置から現像剤収納部9への現像剤の回収を確実に行な
うことができる。従って、現像剤収納部と現像装置との
間で現像剤の確実な供給と排出ができ、現像剤収納部を
像担持体と一体的に交換することにより、専門知識・技
能のない一般ユーザでも現像剤の供給と回収とを容易に
行なうことが可能となる。
【0032】なお、像担持体2は、上述のような円筒形
ドラムに限定されるものではなく、フレキシブルなベル
トなどであってもよい。ベルトの場合、現像剤収納部は
ベルトに囲まれた領域に回転する容器が設けられる。
【0033】また、現像剤収納部9の現像剤排出口31
と現像装置5の現像剤入口53、また現像剤収納部9の
現像剤供給口23と現像装置5の現像剤出口54はそれ
ぞれほぼ水平にすることにより、スクリューコンベア2
2,34による現像剤の搬送が効率よく行われる。特に
傾斜が水平線に対して角度30°以下であることが望ま
しい。
【0034】さらに、現像剤搬入経路21および現像剤
搬出経路33のスクリューコンベア22,34に替えて
ベルトコンベアで搬送してもよい。この場合はより確実
に現像剤を搬送することができる。
【0035】また、現像剤収納部9の現像剤排出口31
と現像装置5の現像剤入口53、また現像剤収納部9の
現像剤供給口23と現像装置5の現像剤出口54はそれ
ぞれほぼ水平にすることにより、スクリューコンベア2
2,34による現像剤の搬送が効率よく行われる。特に
傾斜が水平線に対して角度30°以下であることが望ま
しい。
【0036】さらに、現像剤搬入経路21および現像剤
搬出経路33のスクリューコンベア22,34に替えて
ベルトコンベアで搬送してもよい。この場合はより確実
に現像剤を搬送することができる。
【0037】以上の構成・動作は、電子写真に限らず粉
体状の現像剤を使用し、一方向に回転する像担持体に像
を形成し、記録紙などの転写材に転写して記録物を得る
画像形成装置一般に適用することができる。このような
画像形成装置の例として、表面が誘電体の像担持体に記
録電極により直接静電潜像を形成し、トナーで現像する
静電記録装置がある。
【0038】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。本実施例の基本構成は上記した実施例と同様であ
り、異なる部分を中心に説明する。
【0039】図8に示すように、像担持体2は内部が現
像剤収納部9となっていて、図2に示す実施例と同じく
感光体ドラム円筒10、現像剤漏れ防止部材11、後フ
ランジ12、止め輪13、前フランジ14、ドラム前側
板15から構成される。像担持体2の装着方法や駆動方
法も図2に示す実施例と同様である。
【0040】現像剤収納部9は感光体ドラム円筒部材1
0の内側に固定された樹脂製の円筒37であり、内壁全
体に螺旋状に連続した凹部、または凸部、あるいは凹・
凸が組み合わされた現像剤移動手段37bが設けられて
いる。現像剤移動手段37bの断面形状は、V字型、U
字型、矩形、あるいは波状になっているものが好まし
い。これらの凹部・凸部などの幅は1〜120mm、高
さ・深さは1mm以上、ピッチは5〜50mmが特に好
ましい。この結果、像担持体2が回転すると、それにつ
れて螺旋溝も回転し、内部の現像剤が像担持体手前側
(図の左側)に移動する。
【0041】本実施例の現像剤供給モードでは、最初に
電磁クラッチが蓋部材32をドラム前側板15上でスラ
イドさせ、現像剤排出口31が開く。同時に現像装置5
の入り口53が開き、出口54が閉じる。次いで現像剤
排出経路33内のスクリューコンベア34と、像担持体
2と、現像装置5内の現像剤撹拌部材52とが回転を始
め、現像剤が現像剤収納部9から現像剤排出経路33を
通って現像装置5に搬送される。ほぼ全ての現像剤が現
像装置5に入った後、上記各現像剤搬送手段の動作が回
転する。
【0042】本実施例の現像剤回収モードでは、最初に
現像装置の出口54が開き、現像剤搬入経路21内のス
クリューコンベア22と、現像装置5内の現像剤撹拌部
材52とが回転を始め、現像剤が現像装置5から現像剤
搬入経路21を通って現像剤収納部9に搬入される。現
像剤回収モードでは像担持体2は回転してもしなくとも
よいが、現像剤収納部9内への現像剤の搬入を円滑にす
るために、ここでは回転させている。
【0043】なお、像担持体2内部の現像剤収納部を、
像担持体2の円筒部材10とは別個の部材37として形
成するのではなく、円筒部材10の内壁を加工して凸凹
部を設け、これを現像剤移動手段として利用してもよ
い。また、別に形成した部材を円筒部材10の内側に差
し込んで、接着・ネジ止などの方法により円筒部材10
に固定し、これを現像剤移動手段として利用することも
できる。これらの現像剤移動手段は、例えば、スクリュ
ー状の連続した羽根部材や円筒部材10の内壁面に対し
て傾斜を持たせた多数の板状部材などが好ましく、必ず
しも円筒部材10の内壁に接触している必要はない。
【0044】本実施例においては、現像剤収納部9内で
現像材を移動させる手段として、円筒部材10の内壁全
体に螺旋状に連続した凹部、または凸部、あるいは凹・
凸が組み合わされた現像剤移動手段37bを設けている
ので、現像剤移動手段としての駆動機構により駆動され
る独立した部材等が必要なく、像担持体2を回転させる
だけで現像剤収納部9内で効率よく現像剤を移動させる
ことができる。
【0045】次に、本発明の更に他の実施例について説
明する。
【0046】図9に示すように、本実施例の像担持体2
内部に設けられた現像剤収納部19は、円錐の頂部を底
面に平行に切断した形状をしており、現像剤排出口31
の側(図の左側)の径が大きくなっている。この現像剤
収納部19は、円筒部材10の内側に固定された樹脂製
のファンネル部材27により形成されるものである。従
って、現像剤収納部19は像担持体2とともに回転す
る。
【0047】像担持体2の回転が停止した状態では、現
像剤が置かれることになる現像剤収納部19の内壁下面
は現像剤排出口31に向かって傾斜しており、現像剤の
回収時には、現像剤搬入口23から現像剤収納部19内
に搬入された現像剤は、搬入口付近で滞留せず現像剤排
出口31の方へ移動する。また、像担持体2が回転して
いるときには、現像剤は回転力と重力の作用によって現
像剤収納部19の内壁に沿って現像剤排出口31へと移
動する。従って、現像装置から回収した現像剤は、容積
の小さい搬入口23付近から容積の大きい排出口31付
近へ移動され、現像剤の回収を円滑に行うことができ
る。
【0048】図10は、本発明の更に他の実施例におけ
る像担持体2の鉛直面に沿った断面図である。
【0049】この図に示すように、現像剤収納部29
は、円筒部材10の内側に設けられたインナーシリンダ
38により形成される。このインナーシリンダ38は樹
脂性又は金属性の円筒であり、円筒部材10の内側にベ
アリング等により回転自在に支持されている。インナー
シリンダ38の装置手前側(図の左側)端面は、現像剤
収納部29の前側板38bとなっている。そして、軸回
転型現像剤移動部材26の回転軸の装置手前側は、前側
板38bの中心に回転自在に支持される。軸回転型現像
剤移動部材26の回転軸の装置奥側は、像担持体2を画
像形成装置に装着したときにスクリューコンベア22の
軸とカップリングされ回転駆動される。また、像担持体
2を画像形成装置に装着した後、インナーシリンダ38
の軸受部18が図示しない軸受により回転しないように
支持され、像担持体2(円筒部材10)が回転する場合
でもインナーシリンダ38は画像形成装置に固定される
ことになる。
【0050】本実施例においては、現像剤供給モードの
ときに、軸回転型現像剤移動部材26を回転させるため
に現像剤搬入経路21内のスクリューコンベア22が回
転する。
【0051】なお、インナーシリンダ38を画像形成装
置に固定するのではなく、像担持体2(円筒部材10)
とは独立した駆動手段により回転されるようにしてもよ
い。その場合、現像剤収納部29内の現像剤移動部材と
しては、軸回転型現像剤移動部材26限定されるもので
はない、例えば、図8に示した螺旋状に連続した凹部、
または凸部、あるいは凹・凸が組み合わされた現像剤移
動手段37bをインナーシリンダ38の内壁に設けても
よい。あるいは、図9に示したようなファンネル部材2
7により、現像剤収納部29を円錐の頂部を底面に平行
に切断した形状に構成してもよい。
【0052】本実施例においては、現像剤収納部29は
像担持体2(円筒部材10)に対して回転自在となって
いるので、画像形成モード時に像担持体2を回転駆動す
る際に、内部に現像剤を収納する現像剤収納部29の重
心位置にかかわらず、像担持体2の回転のバランスが崩
れることがなく、像担持体2の駆動を低トルクで行うこ
とができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、現像剤供給モードのときには、現像剤排
出経路21内のスクリューコンベア34と、現像剤収納
部9内の軸回転型現像剤移動部材26と、現像装置5内
の撹拌部材52とを同時に動作させているので、現像装
置への現像剤の供給を確実に行なうことができる。
【0054】請求項2の構成により、像担持体2および
現像剤のうち、少なくとも一方が寿命に達したときに
は、現像剤回収モードが実行されるので、像担持体又は
現像剤の交換の必要が発生したときには、自動的に現像
剤が像担持体内部の現像剤収納部に回収される。
【0055】請求項3の構成により、現像剤回収モード
では、現像剤搬入経路21内のスクリューコンベア22
と、現像装置5内の撹拌部材52とを同時に動作させて
いるので、現像装置から現像剤収納部への現像剤の回収
を確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る画像形成装置の主要部断
面図である。
【図2】図2は、像担持体の鉛直面に沿った断面図であ
る。
【図3】図3は、像担持体が画像形成装置に装着された
状態を示す断面図である。
【図4】図4は、像担持体の正面図である。
【図5】図5は、像担持体を画像形成装置に装着すると
きの正面図である。
【図6】図6は、現像装置の上方から見た断面図であ
る。
【図7】図7は、画像形成装置の3つのモードを含むフ
ローチャートである。
【図8】図8は、本発明の他の実施例を示す、像担持体
の鉛直面に沿った断面図である。
【図9】図9は、本発明のさらに他の実施例を示す、像
担持体の鉛直面に沿った断面図である。
【図10】図10は、本発明のさらに他の実施例を示
す、像担持体の鉛直面に沿った断面図である。
【符号の説明】 1 画像形成装置 2 像担持体 5 現像装置 9,19,29 現像剤収納部 10 像担持体円筒部材 21 現像剤搬入経路 22,34 スクリューコンベア 23 現像剤搬入口 26 軸回転型現像剤移動部材 27 ファンネル部材 28 現像剤搬入排出口 31 現像剤排出口 33 現像剤排出経路 37b 現像剤移動部材 38 インナーシリンダ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/00 512 (72)発明者 矢野 英俊 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 村松 智 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 鈴木 雅子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 横川 信人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像が形成される像担持体と、該像
    担持体に形成された静電潜像を現像する現像装置とを有
    する画像形成装置であって、 前記像担持体の内部に設けられ、像担持体と一体的に交
    換可能な現像剤収納部と、 該現像剤収納部に設けられた現像剤を排出するための現
    像剤排出口および現像剤を搬入するための現像剤搬入口
    と、 前記現像剤収納部から前記現像装置へ現像剤を搬送する
    現像剤供給経路と、 該現像剤供給経路とは独立して設けられ、前記現像装置
    から前記現像剤収納部へ現像剤を搬送する現像剤回収経
    路とを有し、 前記現像剤収納部は、前記現像装置へ供給する現像剤を
    収納する現像剤供給室と前記現像装置から回収する現像
    剤を収納する現像剤回収室との機能を備え、 前記現像剤収納部の内部に現像剤を移動する手段を有
    し、 前記像担持体が画像形成装置本体に装着されると、前記
    現像剤収納部から前記現像装置に現像剤を供給する現像
    剤供給モードが実行され、該モードの完了後、画像形成
    動作が可能となる画像形成装置において、 前記現像剤供給モード実行時に、前記現像剤収納部の内
    部に設けられた現像剤を移動する手段と、前記現像剤供
    給経路内に設けられた現像剤搬送手段と、前記現像装置
    内に設けられた現像剤撹拌手段とを同時に作動させるよ
    う制御する制御手段を設けたことを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記像担持体の寿命を判断する手段と、
    現像剤の寿命を判断する手段とを有し、該各判断手段に
    より、前記像担持体または現像剤の何れか一方が寿命に
    達したと判断された場合、前記現像装置から前記現像剤
    収納部へ現像剤を回収する現像剤回収モードを実行する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記現像剤回収モード実行時は、前記現
    像装置内に設けられた現像剤撹拌手段と、前記現像剤回
    収経路内に設けられた現像剤搬送手段とを同時に作動さ
    せることを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装
    置。
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