JPH09197786A - 現像装置 - Google Patents
現像装置Info
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- JPH09197786A JPH09197786A JP8004395A JP439596A JPH09197786A JP H09197786 A JPH09197786 A JP H09197786A JP 8004395 A JP8004395 A JP 8004395A JP 439596 A JP439596 A JP 439596A JP H09197786 A JPH09197786 A JP H09197786A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ユーザーにかかる負担を極力少なくし、現像
剤の供給及び回収を自動的に行い、しかもトナーや現像
剤の無駄な廃棄を防ぐことのできる現像剤・トナー補給
機構及び現像剤回収機構を備えた現像装置を提供する。 【解決手段】 循環する2成分系現像剤を有し、この循
環現像剤の少なくとも一部を回収する機構と新規現像剤
を供給する機構を備えた現像装置において、新規現像剤
供給機構が回収機構よりも現像剤循環路の下流側に設け
られる。
剤の供給及び回収を自動的に行い、しかもトナーや現像
剤の無駄な廃棄を防ぐことのできる現像剤・トナー補給
機構及び現像剤回収機構を備えた現像装置を提供する。 【解決手段】 循環する2成分系現像剤を有し、この循
環現像剤の少なくとも一部を回収する機構と新規現像剤
を供給する機構を備えた現像装置において、新規現像剤
供給機構が回収機構よりも現像剤循環路の下流側に設け
られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、レーザプリンタ等の画像形成装置、特にキャリア
とトナーからなる2成分系現像剤を用いて画像形成を行
う電子写真式画像形成装置における現像装置に関し、よ
り詳細には当該現像装置に付設される現像剤・トナー補
給機構及び現像剤回収機構に関するものであり、トナー
消費に伴うトナー補給と、経時劣化したキャリアを含む
現像剤の交換とを行うものである。
ミリ、レーザプリンタ等の画像形成装置、特にキャリア
とトナーからなる2成分系現像剤を用いて画像形成を行
う電子写真式画像形成装置における現像装置に関し、よ
り詳細には当該現像装置に付設される現像剤・トナー補
給機構及び現像剤回収機構に関するものであり、トナー
消費に伴うトナー補給と、経時劣化したキャリアを含む
現像剤の交換とを行うものである。
【0002】
【従来の技術】特に2成分系現像剤においては、トナー
消費に伴うトナー濃度の調整のためにトナーを補給する
必要があるほかに、使用につれてキャリアの特性が劣化
するため、適時、現像器内の現像剤を交換する必要があ
る。従来では、このような現像器内の現像剤交換に関し
て、その寿命がきた時点で全量交換することが行われて
いた。この現像剤交換では、装置本体から現像器を抜き
取り、上蓋を開けて現像器を逆さにして現像剤を取り出
した上で新しい現像剤を当該現像器に収容する。現像器
の取り外し作業を伴うために、交換作業は専門の保守作
業者に委ねられているが、いわゆる高速複写機のような
現像剤交換が頻繁に行なわれる装置にあっては、交換作
業が容易であることが求められる。そのような要請に応
えるべく、例えば特開昭60−107057号公報で
は、現像剤循環部の上部に配設されている現像剤投入用
のホッパーと、このホッパーの開口を密閉するキャップ
と、現像剤循環部の下部であって、上記ホッパーとほぼ
対向した部位に設けられている開閉自在のシャッター
と、少なくとも上記現像剤循環部を含む現像ユニットを
複写機本体から引き出し自在に案内する案内手段と、上
記シャッターの直下に配設されていて、且つ、複写機本
体より着脱自在に装着されている回収容器を有すること
を特徴とする現像装置が開示されている。
消費に伴うトナー濃度の調整のためにトナーを補給する
必要があるほかに、使用につれてキャリアの特性が劣化
するため、適時、現像器内の現像剤を交換する必要があ
る。従来では、このような現像器内の現像剤交換に関し
て、その寿命がきた時点で全量交換することが行われて
いた。この現像剤交換では、装置本体から現像器を抜き
取り、上蓋を開けて現像器を逆さにして現像剤を取り出
した上で新しい現像剤を当該現像器に収容する。現像器
の取り外し作業を伴うために、交換作業は専門の保守作
業者に委ねられているが、いわゆる高速複写機のような
現像剤交換が頻繁に行なわれる装置にあっては、交換作
業が容易であることが求められる。そのような要請に応
えるべく、例えば特開昭60−107057号公報で
は、現像剤循環部の上部に配設されている現像剤投入用
のホッパーと、このホッパーの開口を密閉するキャップ
と、現像剤循環部の下部であって、上記ホッパーとほぼ
対向した部位に設けられている開閉自在のシャッター
と、少なくとも上記現像剤循環部を含む現像ユニットを
複写機本体から引き出し自在に案内する案内手段と、上
記シャッターの直下に配設されていて、且つ、複写機本
体より着脱自在に装着されている回収容器を有すること
を特徴とする現像装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の装置で行う現像剤交換では、現像剤の供給カ
ートリッジの装着や、回収のための操作等に特別な作業
を必要とする。そのため、最近のユーザーメンテナンス
化の進む中では、とりわけコピーボリュームの少ないユ
ーザー間でこのような構成の装置が受け入れられていな
い。またこのようなユーザーメンテナンス化に積極的に
対応するためには、現像剤交換を自動化させることも望
まれる。
うな構成の装置で行う現像剤交換では、現像剤の供給カ
ートリッジの装着や、回収のための操作等に特別な作業
を必要とする。そのため、最近のユーザーメンテナンス
化の進む中では、とりわけコピーボリュームの少ないユ
ーザー間でこのような構成の装置が受け入れられていな
い。またこのようなユーザーメンテナンス化に積極的に
対応するためには、現像剤交換を自動化させることも望
まれる。
【0004】そこで、例えば特開平4−118675号
公報においては、現像器の現像剤収納部に収納されたト
ナーとキャリアとからなる2成分現像剤を使用して感光
体上の静電潜像から定着像を得る記録装置において、現
像剤収納部に、現像器に装填したカートリッジからトナ
ーとキャリアとの混合物を供給するとともに、現像剤収
納部内の廃却現像剤を廃却現像剤回収室に回収して現像
剤を交換する方法が提案されている。現像剤の交換を徐
々に行って画像品質を常に一定に維持するにあたって
は、現像剤収納部内のトナー濃度の低下に際して、現像
剤収納部内の現像剤量が所定量に至るまでトナーとキャ
リアの混合粉体およびトナーを現像剤収納部に供給し、
次いで混合粉体とトナーの供給量の総量にほぼ一致する
量の廃却現像剤を廃却現像剤回収室に回収するように取
り扱われる。けれども、このような交換方法は、その交
換動作中は現像器内の現像剤量が安定せず、感光体へ現
像剤を供給するための現像スリーブへの現像剤供給量が
変化してしまい、画像品質が安定しないという問題があ
る。混合粉体やトナーを補給直後に回収動作を行うため
に、補給直後のトナーやキャリアが回収される可能性も
あり、ランニングコストの増大を引き起こす。また全量
交換を自動化するにあたっては、カートリッジを、トナ
ーとキャリアとを2室に区画して収納する現像剤補給室
と、現像剤収納部内の廃却現像剤を回収する廃却現像剤
回収室とから構成するとともに、現像剤収納部に穿孔し
た排出孔を開放可能に閉塞し、廃却現像剤を回収した
後、先ずキャリア部の排出孔を開放してキャリアを現像
剤収納部に供給し、次いで、トナーを現像剤収納部に供
給することが開示されているが、この場合には、一旦全
量の現像剤を現像剤収納部から排出して、しかる後にフ
レッシュな混合粉体を供給して交換作業を行うため、そ
の作業中には現像操作を中断せざるをえない。
公報においては、現像器の現像剤収納部に収納されたト
ナーとキャリアとからなる2成分現像剤を使用して感光
体上の静電潜像から定着像を得る記録装置において、現
像剤収納部に、現像器に装填したカートリッジからトナ
ーとキャリアとの混合物を供給するとともに、現像剤収
納部内の廃却現像剤を廃却現像剤回収室に回収して現像
剤を交換する方法が提案されている。現像剤の交換を徐
々に行って画像品質を常に一定に維持するにあたって
は、現像剤収納部内のトナー濃度の低下に際して、現像
剤収納部内の現像剤量が所定量に至るまでトナーとキャ
リアの混合粉体およびトナーを現像剤収納部に供給し、
次いで混合粉体とトナーの供給量の総量にほぼ一致する
量の廃却現像剤を廃却現像剤回収室に回収するように取
り扱われる。けれども、このような交換方法は、その交
換動作中は現像器内の現像剤量が安定せず、感光体へ現
像剤を供給するための現像スリーブへの現像剤供給量が
変化してしまい、画像品質が安定しないという問題があ
る。混合粉体やトナーを補給直後に回収動作を行うため
に、補給直後のトナーやキャリアが回収される可能性も
あり、ランニングコストの増大を引き起こす。また全量
交換を自動化するにあたっては、カートリッジを、トナ
ーとキャリアとを2室に区画して収納する現像剤補給室
と、現像剤収納部内の廃却現像剤を回収する廃却現像剤
回収室とから構成するとともに、現像剤収納部に穿孔し
た排出孔を開放可能に閉塞し、廃却現像剤を回収した
後、先ずキャリア部の排出孔を開放してキャリアを現像
剤収納部に供給し、次いで、トナーを現像剤収納部に供
給することが開示されているが、この場合には、一旦全
量の現像剤を現像剤収納部から排出して、しかる後にフ
レッシュな混合粉体を供給して交換作業を行うため、そ
の作業中には現像操作を中断せざるをえない。
【0005】本発明は、以上のような従来技術に鑑み、
ユーザーにかかる負担を極力少なくし、現像剤の供給及
び回収を自動的に行い、しかもトナーや現像剤の無駄な
廃棄を防ぐことのできる現像剤・トナー補給機構及び現
像剤回収機構を備えた現像装置を提供することを課題と
する。
ユーザーにかかる負担を極力少なくし、現像剤の供給及
び回収を自動的に行い、しかもトナーや現像剤の無駄な
廃棄を防ぐことのできる現像剤・トナー補給機構及び現
像剤回収機構を備えた現像装置を提供することを課題と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明にしたがい、循環する2成分系現像剤を有
し、この循環現像剤の少なくとも一部を回収する機構と
新規現像剤を供給する機構を備えた現像装置において、
新規現像剤供給機構が回収機構よりも現像剤循環路の下
流側に設けられるように構成する。
に、本発明にしたがい、循環する2成分系現像剤を有
し、この循環現像剤の少なくとも一部を回収する機構と
新規現像剤を供給する機構を備えた現像装置において、
新規現像剤供給機構が回収機構よりも現像剤循環路の下
流側に設けられるように構成する。
【0007】上記回収機構の現像剤回収速度と、新規現
像剤供給機構の現像剤供給速度とが等しいように調整さ
れていれば、一層効果的である。また現像剤循環路中に
配設された像担持体への現像剤施与手段の上流側よりも
下流側に近く上記現像剤供給機構が配置されているの
が、好適である。
像剤供給機構の現像剤供給速度とが等しいように調整さ
れていれば、一層効果的である。また現像剤循環路中に
配設された像担持体への現像剤施与手段の上流側よりも
下流側に近く上記現像剤供給機構が配置されているの
が、好適である。
【0008】
【実施例】本発明の詳細を、図に示された実施例に基づ
いて、説明する。本発明に係る現像剤・トナー補給機構
及び現像剤回収機構を備えるレーザープリンタの内部機
構の概略的全体構成を示す図1において、プリンタ本体
10内には、そのほぼ中央にドラム状の感光体11が設
けられている。感光体11の周りには、矢示する駆動方
向の順に、帯電器12、現像剤・トナー補給機構及び現
像剤回収機構と連結された現像器13、転写器14、ク
リーニング器15が配置される。帯電器12、現像器1
3、クリーニング器15の上方には、光書き込み器16
が配置される。装置本体10の図で見て右側には、用紙
Sを収納した給紙カセット17が着脱自在に取り付けら
れている。
いて、説明する。本発明に係る現像剤・トナー補給機構
及び現像剤回収機構を備えるレーザープリンタの内部機
構の概略的全体構成を示す図1において、プリンタ本体
10内には、そのほぼ中央にドラム状の感光体11が設
けられている。感光体11の周りには、矢示する駆動方
向の順に、帯電器12、現像剤・トナー補給機構及び現
像剤回収機構と連結された現像器13、転写器14、ク
リーニング器15が配置される。帯電器12、現像器1
3、クリーニング器15の上方には、光書き込み器16
が配置される。装置本体10の図で見て右側には、用紙
Sを収納した給紙カセット17が着脱自在に取り付けら
れている。
【0009】このレーザープリンタ10を使用して用紙
Sに画像形成を行う場合には、給紙コロ18を回転駆動
して給紙カセット17内から用紙Sを矢印A方向に送り
出し、レジストローラ対19でタイミングをとって当該
用紙Sを感光体11の下側へ搬送する。感光体11は、
矢示する時計方向に回転駆動し、その際、帯電器12に
よって表面を一様に帯電され、その後、光書き込み器1
6からレーザー光を照射され、静電潜像を形成する。こ
の潜像は、現像器13に対向する位置を通過する際にト
ナーによって可視像化される。そして、当該可視像は、
感光体11の下側に搬送された用紙Sの上面に転写器1
4によって転写される。画像転写後に定着された用紙S
は搬送路21内を通して搬送され、排紙ローラ対22で
排出され、排紙トレイ23上にストックされる。他方、
画像転写後の感光体11は、その表面の残留トナーをク
リーニング器15で除去される。
Sに画像形成を行う場合には、給紙コロ18を回転駆動
して給紙カセット17内から用紙Sを矢印A方向に送り
出し、レジストローラ対19でタイミングをとって当該
用紙Sを感光体11の下側へ搬送する。感光体11は、
矢示する時計方向に回転駆動し、その際、帯電器12に
よって表面を一様に帯電され、その後、光書き込み器1
6からレーザー光を照射され、静電潜像を形成する。こ
の潜像は、現像器13に対向する位置を通過する際にト
ナーによって可視像化される。そして、当該可視像は、
感光体11の下側に搬送された用紙Sの上面に転写器1
4によって転写される。画像転写後に定着された用紙S
は搬送路21内を通して搬送され、排紙ローラ対22で
排出され、排紙トレイ23上にストックされる。他方、
画像転写後の感光体11は、その表面の残留トナーをク
リーニング器15で除去される。
【0010】上記のような構成のレーザープリンタに備
えられた現像剤・トナー補給機構及び現像剤回収機構の
構成・動作を図2〜図5に基づき、以下に詳述する。先
ず、図2において、トナー/現像剤補給、現像剤回収が
行われない場合(通常循環)での現像剤の循環経路につ
いて説明する。現像器13は2軸スクリュータイプの構
成をとっており、現像器13内の現像剤は矢印方向に循
環する。汲み上げパドル42やスクリュー32により撹
拌されながら現像スリーブ31を通過する現像剤は、そ
の一部若しくは全部が、現像器13に付設された取り込
み手段44により補助搬送路49内に取り込まれ、当該
補助搬送路49の端部領域で戻し手段39側の補助搬送
路50内へと受け渡され、当該戻し手段39により現像
器13内へ再送される。再送された現像剤は、スクリュ
ー33によって現像スリーブ31に並行に搬送され、端
部で現像スリーブ31側へ送られ、循環する。取り込み
手段44及び戻し手段39は、現像剤やトナーの供給、
現像剤の回収の時のみ作動するようにしてもよく、その
ような構成の場合には、上記通常の現像剤循環はスクリ
ュー32,33だけで行われる。
えられた現像剤・トナー補給機構及び現像剤回収機構の
構成・動作を図2〜図5に基づき、以下に詳述する。先
ず、図2において、トナー/現像剤補給、現像剤回収が
行われない場合(通常循環)での現像剤の循環経路につ
いて説明する。現像器13は2軸スクリュータイプの構
成をとっており、現像器13内の現像剤は矢印方向に循
環する。汲み上げパドル42やスクリュー32により撹
拌されながら現像スリーブ31を通過する現像剤は、そ
の一部若しくは全部が、現像器13に付設された取り込
み手段44により補助搬送路49内に取り込まれ、当該
補助搬送路49の端部領域で戻し手段39側の補助搬送
路50内へと受け渡され、当該戻し手段39により現像
器13内へ再送される。再送された現像剤は、スクリュ
ー33によって現像スリーブ31に並行に搬送され、端
部で現像スリーブ31側へ送られ、循環する。取り込み
手段44及び戻し手段39は、現像剤やトナーの供給、
現像剤の回収の時のみ作動するようにしてもよく、その
ような構成の場合には、上記通常の現像剤循環はスクリ
ュー32,33だけで行われる。
【0011】現像剤の交換の場合には、図2のB区域で
劣化現像剤が回収され、C区域で新規現像剤が供給され
る。図3に示されるように、供給用現像剤37と補給用
トナー34は、現像剤・トナー収納容器35内に収容さ
れており、交換作業時には、現像剤供給用シャッタ38
が開き、供給用現像剤37が搬送路50のC区域(図
4)へ自重によって落下する。この供給動作と同時に、
図4に示された現像剤回収口45に設けられたシャッタ
(48,図5参照)が開き、図3及び図5に示された現
像剤回収容器41内へ循環現像剤が回収される。図4に
おけるB区域で現像剤が回収され、C区域で供給が行わ
れるので、新規な現像剤が使用されずに回収されるよう
な不合理がない。取り込み手段44と戻し手段39のそ
れぞれの搬送速度を等しくすることにより、交換作業時
に現像器13内の現像剤量の増減をなくすことができ、
しかもトナー濃度も現像可能範囲に収まっているので、
現像剤交換中であってもプリンタを通常と同じように使
用することが可能となり、供給・回収モードといった特
殊なモードを設ける必要がなくなる。
劣化現像剤が回収され、C区域で新規現像剤が供給され
る。図3に示されるように、供給用現像剤37と補給用
トナー34は、現像剤・トナー収納容器35内に収容さ
れており、交換作業時には、現像剤供給用シャッタ38
が開き、供給用現像剤37が搬送路50のC区域(図
4)へ自重によって落下する。この供給動作と同時に、
図4に示された現像剤回収口45に設けられたシャッタ
(48,図5参照)が開き、図3及び図5に示された現
像剤回収容器41内へ循環現像剤が回収される。図4に
おけるB区域で現像剤が回収され、C区域で供給が行わ
れるので、新規な現像剤が使用されずに回収されるよう
な不合理がない。取り込み手段44と戻し手段39のそ
れぞれの搬送速度を等しくすることにより、交換作業時
に現像器13内の現像剤量の増減をなくすことができ、
しかもトナー濃度も現像可能範囲に収まっているので、
現像剤交換中であってもプリンタを通常と同じように使
用することが可能となり、供給・回収モードといった特
殊なモードを設ける必要がなくなる。
【0012】現像剤交換は総量交換あるいは部分交換の
繰り返しのいずれでも可能である。現像剤の寿命はトナ
ーの消費間隔に比べて長いため、総量交換の構成ではト
ナー収納部の容積を大きくする必要があり、現像剤とト
ナーの各収納容器を別体として装着するようにしてもよ
い。部分交換(少量交換)の構成では、トナーの補給間
隔に合わせて、一回当たりの現像剤交換量を設定する。
例えば、現像器内の現像剤が300gである場合、トナ
ーの交換サイクルが10000枚であるならば、供給現
像剤の収容量が30g程度の現像剤・トナー収納容器3
5を用意すれば、図示するような容積配分程度となる。
繰り返しのいずれでも可能である。現像剤の寿命はトナ
ーの消費間隔に比べて長いため、総量交換の構成ではト
ナー収納部の容積を大きくする必要があり、現像剤とト
ナーの各収納容器を別体として装着するようにしてもよ
い。部分交換(少量交換)の構成では、トナーの補給間
隔に合わせて、一回当たりの現像剤交換量を設定する。
例えば、現像器内の現像剤が300gである場合、トナ
ーの交換サイクルが10000枚であるならば、供給現
像剤の収容量が30g程度の現像剤・トナー収納容器3
5を用意すれば、図示するような容積配分程度となる。
【0013】またトナー濃度の制御は、現像器内に設け
られた不図示のトナー濃度センサーの検知に基づいて行
われ、現像器内のトナー濃度が所定値よりも低いと検知
されると、トナー補給用シャッタ43が開くと共にトナ
ー補給ローラ36が回転し、補給用トナー34を補助搬
送路50へ落とし、戻し手段39によって現像器13へ
供給され、トナー濃度を所定値まで高くする。供給区域
Cから補給されたトナーは、現像スリーブ31に至るま
でに戻し手段39やスクリュー33で循環現像剤と撹拌
されながら長い搬送経路を搬送されるので、十分な帯電
量を得る。
られた不図示のトナー濃度センサーの検知に基づいて行
われ、現像器内のトナー濃度が所定値よりも低いと検知
されると、トナー補給用シャッタ43が開くと共にトナ
ー補給ローラ36が回転し、補給用トナー34を補助搬
送路50へ落とし、戻し手段39によって現像器13へ
供給され、トナー濃度を所定値まで高くする。供給区域
Cから補給されたトナーは、現像スリーブ31に至るま
でに戻し手段39やスクリュー33で循環現像剤と撹拌
されながら長い搬送経路を搬送されるので、十分な帯電
量を得る。
【0014】本実施例においては、取り込み手段44と
戻し手段39とを隣接させ、両者を仕切り板40で分割
するレイアウトを示しているが、取り込み手段44から
戻し手段39へ受け渡す手段を設けることで、回収区域
と供給区域を離すこともできる。上記各シャッタの開閉
は、例えば、ソレノイドのオンオフ操作で行うことがで
きる。
戻し手段39とを隣接させ、両者を仕切り板40で分割
するレイアウトを示しているが、取り込み手段44から
戻し手段39へ受け渡す手段を設けることで、回収区域
と供給区域を離すこともできる。上記各シャッタの開閉
は、例えば、ソレノイドのオンオフ操作で行うことがで
きる。
【0015】なお、本出願人が既に提案した現像剤・ト
ナー供給用の一体容器を用いて、専用の現像剤回収容器
を不要とする構成も可能である。これは、現像剤とトナ
ーをそれぞれ収容する2つの容器からなり、環状部分を
有した現像剤用容器の中央空間に、当該容器と同心状の
トナー用円筒容器が嵌まり込んで一体化し、各容器の同
じ側に同心状開口部がそれぞれ設けられていて、各容器
の内壁には互いに逆向きに傾斜した凸状螺旋部が形成さ
れてなる容器である。図6、図7に示されるように、戻
し手段39と取り込み手段44は共に、トナー収納部5
1と現像剤収納部52を有する一体容器50に、連結部
材53を介して接続されている。トナー補給時と現像剤
供給時とで、一体容器50の回転方向が逆転する。また
劣化現像剤は、トナー収納部51に回収する構成である
ので、現像剤交換は必ずトナー補給が完了した後に行わ
れなければならない。容器内壁に形成された凸状螺旋部
の傾き(図の明瞭化のために現像剤収納部での螺旋表示
は省略している)と容器の回転方向を調整することで、
現像剤の供給をC区域側へずらし、B区域側から回収を
行うことができる。
ナー供給用の一体容器を用いて、専用の現像剤回収容器
を不要とする構成も可能である。これは、現像剤とトナ
ーをそれぞれ収容する2つの容器からなり、環状部分を
有した現像剤用容器の中央空間に、当該容器と同心状の
トナー用円筒容器が嵌まり込んで一体化し、各容器の同
じ側に同心状開口部がそれぞれ設けられていて、各容器
の内壁には互いに逆向きに傾斜した凸状螺旋部が形成さ
れてなる容器である。図6、図7に示されるように、戻
し手段39と取り込み手段44は共に、トナー収納部5
1と現像剤収納部52を有する一体容器50に、連結部
材53を介して接続されている。トナー補給時と現像剤
供給時とで、一体容器50の回転方向が逆転する。また
劣化現像剤は、トナー収納部51に回収する構成である
ので、現像剤交換は必ずトナー補給が完了した後に行わ
れなければならない。容器内壁に形成された凸状螺旋部
の傾き(図の明瞭化のために現像剤収納部での螺旋表示
は省略している)と容器の回転方向を調整することで、
現像剤の供給をC区域側へずらし、B区域側から回収を
行うことができる。
【0016】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、循環す
る2成分系現像剤を有し、この循環現像剤の少なくとも
一部を回収する機構と新規現像剤を供給する機構を備え
た現像装置において、新規現像剤供給機構が回収機構よ
りも現像剤循環路の下流側に設けられているので、自動
化された現像剤交換、トナー補給にあたって、現像剤や
トナーの無駄な消費を防ぎ、且つ通常のコピー動作を中
断せずに済むことが可能となり、ユーザーメンテナンス
化に適合する。
る2成分系現像剤を有し、この循環現像剤の少なくとも
一部を回収する機構と新規現像剤を供給する機構を備え
た現像装置において、新規現像剤供給機構が回収機構よ
りも現像剤循環路の下流側に設けられているので、自動
化された現像剤交換、トナー補給にあたって、現像剤や
トナーの無駄な消費を防ぎ、且つ通常のコピー動作を中
断せずに済むことが可能となり、ユーザーメンテナンス
化に適合する。
【0017】特に請求項2に記載の発明のように、回収
機構の現像剤回収速度と、新規現像剤供給機構の現像剤
供給速度とが等しいように調整されていれば、現像剤の
交換作業にあたって形成画像の品質に悪影響を及ぼすこ
とがない。また請求項3に記載の発明によれば、現像剤
循環路中に配設された像担持体への現像剤施与手段の上
流側よりも下流側に近く上記現像剤供給機構が配置され
ているので、現像剤が現像剤施与手段に達するまでに帯
電量を十分に得ることが可能となる。
機構の現像剤回収速度と、新規現像剤供給機構の現像剤
供給速度とが等しいように調整されていれば、現像剤の
交換作業にあたって形成画像の品質に悪影響を及ぼすこ
とがない。また請求項3に記載の発明によれば、現像剤
循環路中に配設された像担持体への現像剤施与手段の上
流側よりも下流側に近く上記現像剤供給機構が配置され
ているので、現像剤が現像剤施与手段に達するまでに帯
電量を十分に得ることが可能となる。
【図1】レーザープリンタの全体的概略構成図である。
【図2】現像剤の循環経路及び回収位置、供給位置を示
す概略平面図である。
す概略平面図である。
【図3】現像剤・トナー補給装置及び現像剤回収装置を
含む現像装置の正面断面図である。
含む現像装置の正面断面図である。
【図4】図3のY方向から見た、現像器と現像剤・トナ
ー補給装置及び現像剤回収装置の連結状態を示す部分拡
大図である。
ー補給装置及び現像剤回収装置の連結状態を示す部分拡
大図である。
【図5】図3のX方向から見た、現像器と現像剤・トナ
ー補給装置及び現像剤回収装置の連結状態を示す図であ
る。
ー補給装置及び現像剤回収装置の連結状態を示す図であ
る。
【図6】別の実施例に係る現像装置の概略的な正面断面
図である。
図である。
【図7】図6に対応する概略的な平面断面図である。
11 感光体 13 現像器 31 現像スリーブ 32,33 スクリュー 35 現像剤・トナー収納容器 36 トナー補給ローラ 38 現像剤供給用シャッタ 39 戻し手段 41 現像剤回収容器 43 トナー補給用シャッタ 50 戻し搬送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 庄司 尚史 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 津田 清典 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 羽鳥 聡 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内
Claims (3)
- 【請求項1】 循環する2成分系現像剤を有し、この循
環現像剤の少なくとも一部を回収する機構と新規現像剤
を供給する機構を備えた現像装置において、 新規現像剤供給機構が回収機構よりも現像剤循環路の下
流側に設けられていることを特徴とする現像装置。 - 【請求項2】 前記回収機構の現像剤回収速度と、新規
現像剤供給機構の現像剤供給速度とが等しいことを特徴
とする請求項1に記載の現像装置。 - 【請求項3】 現像剤循環路中に配設された像担持体へ
の現像剤施与手段の下流側に近く前記現像剤供給機構が
配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の現
像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8004395A JPH09197786A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | 現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8004395A JPH09197786A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | 現像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09197786A true JPH09197786A (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=11583168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8004395A Pending JPH09197786A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | 現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09197786A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7558513B2 (en) | 2005-11-28 | 2009-07-07 | Kyocera Mita Corporation | Developing device and image forming apparatus |
JP2012058663A (ja) * | 2010-09-13 | 2012-03-22 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 現像装置及び画像形成装置 |
JP2014092769A (ja) * | 2012-11-07 | 2014-05-19 | Fuji Xerox Co Ltd | 粉体回収装置及び画像形成装置 |
-
1996
- 1996-01-12 JP JP8004395A patent/JPH09197786A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7558513B2 (en) | 2005-11-28 | 2009-07-07 | Kyocera Mita Corporation | Developing device and image forming apparatus |
JP2012058663A (ja) * | 2010-09-13 | 2012-03-22 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 現像装置及び画像形成装置 |
JP2014092769A (ja) * | 2012-11-07 | 2014-05-19 | Fuji Xerox Co Ltd | 粉体回収装置及び画像形成装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |