JPH1020639A - 現像装置及びこれに使用する現像剤補給容器 - Google Patents

現像装置及びこれに使用する現像剤補給容器

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JPH1020639A
JPH1020639A JP8171457A JP17145796A JPH1020639A JP H1020639 A JPH1020639 A JP H1020639A JP 8171457 A JP8171457 A JP 8171457A JP 17145796 A JP17145796 A JP 17145796A JP H1020639 A JPH1020639 A JP H1020639A
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container
developing
toner
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JP8171457A
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Makoto Katayama
真 片山
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像装置内の劣化した現像剤と新しい現像剤
の交換を、現像装置を画像形成装置から脱着することな
く、画像形成装置に装着したままの状態で自動的に行う
ことができる現像装置及びこれに使用される現像剤補給
容器を提供することを課題とする。 【解決手段】 現像装置にトナー補給容器の代わりに現
像剤補給容器を装着し、前記現像装置を現像剤担持体と
平行な回転軸に沿って回転することで、当該現像装置の
上下を反転させて、現像剤槽内の現像剤をトナー補給用
の開口部を介して現像剤補給容器に回収し、かかる現像
装置の回転動作に伴う現像剤の回収動作を複数回繰り返
した後、現像剤補給容器からトナー補給用の開口部を介
して現像剤槽内に新たな現像剤を補給するように構成し
て課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真複写機
やレーザープリンター等の画像形成装置に使用される現
像装置及びこの現像装置に使用される現像剤補給容器に
係り、更に詳細には劣化した現像剤の交換を自動的に行
うことが可能な現像装置、及び現像剤の交換時に現像装
置に装着され、現像剤の交換に使用される現像剤補給容
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記電子写真複写機やレーザープ
リンター等の画像形成装置に使用される現像装置は、ト
ナーのみからなる一成分現像剤を使用したものと、トナ
ーと磁性粒子であるキャリアとからなる二成分現像剤を
使用したものとに、大きく分けることができるが、トナ
ーとキャリアとからなる二成分現像剤を使用した現像装
置の場合には、画像形成装置が長期間使用され、現像工
程が繰り返し行われると、現像剤中のキャリア等の帯電
性能が低下し、現像剤そのものを新たなものと交換する
必要が生じる。
【0003】かかる現像装置の現像剤交換に関する技術
としては、いくつかの技術が既に提案されており、例え
ば特公平4−10070号公報に開示されているものが
ある。この特公平4−10070号公報に係るカラー画
像形成装置は、カラー電子写真複写機又はカラー記録装
置への各現像ユニットの取付け及び取外しを容易とし、
現像ユニットへの現像剤の交換及び現像ユニットの保守
サービスを容易とした、複数の現像ユニットを備えたカ
ラー画像形成装置を提供することを目的とするものであ
り、かかる目的を達成するため、像担持体と;この像担
持体に各色の画像に対応する静電潜像を形成する潜像形
成手段と;現像剤を担持搬送して像担持体に付与する現
像剤担持部材と、この現像剤担持部材を駆動する駆動力
を受ける駆動入力歯車とを各々有した複数の現像ユニッ
トであって、夫々異なった色の現像剤を像担持体に付与
する複数の現像ユニットと;この複数の現像ユニットを
支持し、所要の現像ユニットを各色に共通の1つの現像
位置に移動させるように所定の経路に沿って可動な可動
支持体であって、上記複数の現像ユニットを各々着脱可
能に係止する係止手段を夫々持った複数の収納部を有す
る可動支持体と;上記現像位置に移動して来た現像ユニ
ットの駆動入力歯車に係合して駆動力を伝達する駆動歯
車を有する駆動手段と;上記現像位置とは異なる着脱位
置であって、上記各現像ユニットに共通の1つの着脱位
置に来た現像ユニットを上記可動支持体の収納部に着脱
操作可能とする開口部と;を備えるように構成したもの
である。
【0004】そして、上記特公平4−10070号公報
に開示されたカラー画像形成装置は、いずれかの現像ユ
ニット内における現像剤の帯電性能が低下し、現像剤の
交換が必要となったとき、現像剤を交換する現像ユニッ
トを駆動手段によって共通の着脱位置に移動させ、この
着脱位置に来た現像ユニットを可動支持体の収納部に設
けられた開口部を介して、可動支持体から取り外した
後、現像剤の交換が可能となるように、この取り外され
た現像ユニットの一部を分解し、現像ユニットから古い
現像剤を取り出して、次に新しい現像剤を補給した後、
分解した現像ユニットの部品を再度組立てて、この現像
剤が交換された現像ユニットを画像形成装置に装着する
ことによって、現像剤の交換を行なうようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
の場合には、次のような問題点を有している。すなわ
ち、上記特公平4−10070号公報に開示されたカラ
ー画像形成装置の場合には、当該カラー画像形成装置を
長期間使用し、現像ユニット内の現像剤が劣化し、現像
剤の交換を行う必要が生じた場合には、上述したよう
に、交換する現像ユニットを共通の着脱位置に移動さ
せ、この着脱位置に来た現像ユニットを可動支持体の収
納部に設けられた開口部を介して、当該可動支持体から
取り外した後、現像剤の交換が可能となるように、この
取り外された現像ユニットの一部を分解し、現像ユニッ
トから古い現像剤を取り出して、次に新しい現像剤を補
給した後、分解した現像ユニットの部品を再度組立て
て、この現像剤が交換された現像ユニットを画像形成装
置に装着しなければならない。そのため、上記提案に係
るカラー画像形成装置の場合には、現像剤の交換作業
が、例えばより頻繁に行われる現像ユニットへのトナー
の補給操作に比べて著しく複雑であり、かつ現像剤に直
接触れやすく又は現像剤が現像ユニットの外部へ漏洩し
やすいため、周囲の汚損等を伴うという問題点があっ
た。
【0006】また、近年、電子写真複写機やプリンター
等の画像形成装置に対しては、カラー化の要求が益々強
まってきている。かかる現状において、上記特公平4−
10070号公報に開示された技術は、カラー化の要求
を満たすものであるが、電子写真複写機やプリンター等
の画像形成装置においてカラー画像を得るためには、複
数色の画像を現像する必要があり、複数の現像手段を備
える必要がある。このため、画像形成装置に使用される
現像装置の数も増加し、その分だけ現像剤の交換回数も
増える傾向にあり、上記特公平4−10070号公報に
開示されたカラー画像形成装置のように、現像ユニット
の脱着/分解をともなう現像剤の交換方法では、前記の
現像剤交換作業の複雑化及び周囲の汚損等の問題に加
え、交換時間が長くなるとともに熟練したサービスエン
ジニアしか現像剤の交換を行なうことができず、カラー
画像形成装置の休止時間が不本意に長引く等、カラー画
像形成装置を実際に使用する上で大きな問題点となりつ
つある。
【0007】そこで、この発明は、上記従来技術の問題
点を解決するためになされたものであり、その目的とす
るところは、現像装置内の劣化した現像剤と新しい現像
剤の交換を、現像装置を画像形成装置から脱着すること
なく、画像形成装置に装着したままの状態で自動的に行
うことができ、しかも現像剤の交換動作を自動的に行う
ために部品点数をほとんど増加させることがなく、従っ
てコストアップや従来の現像装置の改造等を最小限に抑
え、現像剤の交換動作を自動的に行うことが可能な現像
装置及びこれに使用される現像剤補給容器を提供するこ
とにある。
【0008】また、この発明の他の目的とするところ
は、専用の現像剤補給容器を用いることにより、現像剤
交換時に現像装置外への現像剤の漏洩を確実に防止する
ことが可能な現像装置及びこれに使用される現像剤補給
容器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、現像剤を収容する現像剤槽
と、前記現像剤槽内の現像剤を攪拌しつつ循環搬送する
攪拌搬送部材と、前記攪拌搬送部材によって攪拌搬送さ
れる現像剤を像担持体と対向する現像位置へと搬送する
ための現像剤担持体とを有し、かつ前記現像剤槽の上部
に配置され、当該現像剤槽内にトナー補給用の開口部を
介してトナーを補給するトナー補給容器を備えた現像装
置において、前記現像装置にトナー補給容器の代わりに
現像剤補給容器を装着し、前記現像装置を現像剤担持体
と平行な回転軸に沿って回転することで、当該現像装置
の上下を反転させて、現像剤槽内の現像剤をトナー補給
用の開口部を介して現像剤補給容器に回収し、かかる現
像装置の回転動作に伴う現像剤の回収動作を複数回繰り
返した後、現像剤補給容器からトナー補給用の開口部を
介して現像剤槽内に新たな現像剤を補給するように構成
されている。
【0010】請求項2記載の発明は、現像剤を収容する
現像剤槽と、前記現像剤槽内の現像剤を攪拌しつつ循環
搬送する攪拌搬送部材と、前記攪拌搬送部材によって攪
拌搬送される現像剤を像担持体と対向する現像位置へと
搬送するための現像剤担持体とを有し、かつ前記現像剤
槽の上部に配置され、当該現像剤槽内にトナー補給用の
開口部を介してトナーを補給するトナー補給容器を備え
た現像器を複数保持し、これらの複数の現像器を順次像
担持体と対向する現像位置へと循環移動可能に保持する
回転可能な現像器保持体を備えた現像装置において、前
記複数の現像器のうち任意の現像器にトナー補給容器の
代わりに現像剤補給容器を装着し、前記現像器を現像器
保持体によって回転することで、当該任意の現像器の上
下を反転させて、現像剤槽内の現像剤をトナー補給用の
開口部を介して現像剤補給容器に回収し、かかる現像器
の回転動作に伴う現像剤の回収動作を複数回繰り返した
後、現像剤補給容器からトナー補給用の開口部を介して
現像剤槽内に新たな現像剤を補給するように構成されて
いる。
【0011】請求項3記載の発明は、現像剤を収容する
現像剤槽と、前記現像剤槽内の現像剤を攪拌しつつ循環
搬送する攪拌搬送部材と、前記攪拌搬送部材によって攪
拌搬送される現像剤を像担持体と対向する現像位置へと
搬送するための現像剤担持体とを有し、かつ前記現像剤
槽の上部に配置され、当該現像剤槽内にトナー補給用の
開口部を介してトナーを補給するトナー補給容器を備え
た現像器を複数保持し、これらの複数の現像器を順次像
担持体と対向する現像領域へと循環移動可能に保持する
回転可能な現像器保持体を備えた現像装置において、ト
ナー補給容器と脱着交換可能な現像剤補給容器と、現像
剤交換を必要とする現像器を指示する現像剤交換指示手
段と、前記現像剤交換指示手段に応じて、現像器保持体
によって指示された現像器を現像剤回収位置と現像剤補
給位置に回転させる回転制御手段と、前記回収位置にお
ける現像剤の回収動作と前記補給位置における現像剤の
補給動作とを制御する補給動作制御手段とを有するよう
に構成されている。
【0012】前記補給位置は、例えば、現像位置と同一
の位置に設定され、回収位置は、現像位置の対角線上の
位置に設定される。
【0013】また、前記回転制御手段は、例えば、現像
剤を交換する現像器の回収位置と補給位置への移動を、
現像器を一方向に回転駆動することにより交互に繰り返
すように制御する。
【0014】さらに、前記現像装置には、必要に応じ
て、現像器に現像剤補給容器を装着した時にのみ、これ
を検知する検知手段が設けられる。
【0015】請求項4記載の発明は、円筒形状の容器で
あって、その内部には、当該円筒状容器の内部を軸方向
に沿って一端部から所定の長さに渡って2重円筒状に仕
切る仕切り部材が設けられ、当該2重円筒部の一端は、
円筒状容器の外周面に設けられた開口部と連通している
とともに、その他端は円筒状容器の内部に開口してお
り、前記2重円筒部の内側円筒の内部には、容器外周面
の開口部から回収される現像剤を容器の内部に搬送する
搬送部材が設けられ、さらに前記2重円筒部の外側円筒
の内部には、当該容器の内部に搬送された現像剤を収容
する螺旋状の回収現像剤収容室と、当該容器の内部に予
め収容された新しい現像剤を容器外周面の開口部から供
給する螺旋状の現像剤供給室とが設けられるように構成
されている。
【0016】前記現像剤補給容器は、例えば、円筒状容
器の内部が軸方向に沿って一端部から略中央部までの長
さにわたり、仕切り部材によって仕切られて2重円筒状
に形成されるとともに、円筒状容器内の残りの部分は、
新しい現像剤を収容する現像剤収容室として使用され、
前記2重円筒部の内側円筒の内部には、容器外周面の開
口部から回収される現像剤を容器の内部に搬送する搬送
部材が設けられ、さらに前記2重円筒部の外側円筒の内
部には、当該容器の内部に搬送された現像剤を収容する
螺旋状の回収現像剤収容室と、予め現像剤収容室に収容
された新しい現像剤を容器外周面の開口部から供給する
螺旋状の現像剤供給室とが、同一方向に巻かれた2重螺
旋状に設けられる。
【0017】また、前記現像剤補給容器は、例えば、円
筒状容器の内部が軸方向に沿って一端部から略全長にわ
たり、仕切り部材によって仕切られて2重円筒状に形成
され、前記2重円筒部の外側円筒の内部は、螺旋状の仕
切り部材によって仕切られているとともに、当該螺旋状
の仕切り部材によって仕切られた室内には、予め新しい
現像剤が収容された現像剤収容室となっており、前記2
重円筒部の内側円筒の内部には、容器外周面の開口部か
ら容器の他端部に現像剤を搬送する搬送部材が設けら
れ、前記搬送部材によって容器の他端部に搬送された現
像剤は、当該現像剤補給容器が装着された現像装置の回
転動作に伴って、前記螺旋状の現像剤収容室の新現像剤
の後端部に順次搬送されて回収されるとともに、当該螺
旋状の現像剤供給室に予め収容された新しい現像剤は、
現像装置の回転動作に伴って当該螺旋状の室内を順次円
筒状容器の外周面に設けられた開口部へと順次搬送さ
れ、当該現像剤補給容器が装着された現像装置を複数回
回転させることによって、前記容器外周面の開口部から
の使用済現像剤の回収、搬送部材による搬送並びに螺旋
状の室内への収容を繰り返し、現像剤の回収動作を終了
した後、再度当該現像剤補給容器が装着された現像装置
を更に複数回回転させることによって、前記螺旋状の室
内に予め収容された新しい現像剤を、螺旋状の現像剤供
給室内を順次移動させて順次容器外周面の開口部へ搬送
するとともに、当該容器外周面の開口部から現像装置内
へ新しい現像剤を補給するように構成される。
【0018】
【作用】この発明は、前記の如く構成される現像装置に
おいて、現像剤の交換時には、現像装置にトナー補給容
器の代わりに現像剤補給容器を装着し、前記現像装置を
現像剤担持体と平行な回転軸の回りに回転制御すること
により、現像装置内の現像剤槽の劣化した現像剤と前記
現像剤補給容器の新しい現像剤との交換を行なうもので
ある。
【0019】この発明に係る現像装置は、現像器を1台
搭載した単色の画像形成装置、あるいは複数の現像器が
順次共通の1つの現像位置に回転移動させるように所定
の経路に沿って可動な現像器保持体を備えた回転型現像
装置のどちらにも適用可能であるが、より現像剤の交換
回数が多い複数の現像器が搭載された回転型現像装置に
適用した場合の方がより効果が発揮される。
【0020】そこで、この発明を回転型現像装置に適用
した場合の動作について細かく説明する。
【0021】この発明の請求項2又は3に係る回転型現
像装置は、例えば、トナー補給容器と現像剤槽との間
に、両者を互いに連結してトナー補給容器から供給され
るトナーを現像剤槽内に搬送するための連結搬送部材を
備えている。そして、通常の画像形成時には、この連結
搬送部材の回転速度もしくは回転時間を制御することに
より、現像工程に伴って消費されたトナーを所定量だけ
現像剤槽内に補給されるようになっている。
【0022】前記連結搬送部材の一端は、トナー補給容
器のトナー補給部と、又その他端は、トナー補給用の開
口部を介して現像器の現像剤槽に上下方向で連通してい
る。また、現像装置にトナー補給容器の代わりに現像剤
補給容器を装着した場合には、同様に、前記連結搬送部
材の一端は、現像剤補給容器の現像剤回収部及び補給部
と、又その他端は、トナー補給用の開口部を介して現像
器の現像剤槽に上下方向でやはり連通するようになって
いる。
【0023】したがって、通常の状態では、トナー補給
容器からトナーが連結搬送部材の一端に供給され、更に
この連結搬送部材によって他端まで搬送された後、トナ
ー補給用の開口部を介して現像器の現像剤槽内にトナー
が供給される。一方、現像剤の交換時には、現像器にト
ナー補給容器の代わりに現像剤補給容器が装着され、現
像器を現像剤担持体と平行な回転軸の回りに回転して上
下を反転した状態とすることにより、現像器の現像剤槽
内の現像剤がトナー補給用の開口部を介して連結搬送部
材の他端部に落下供給され、この連結搬送部材によって
一端まで搬送された後、現像剤回収用の開口部を介して
現像剤補給容器内に回収される。その際、単に現像装置
を現像剤担持体と平行な回転軸の回りに回転させる動作
だけでは、トナーもしくは現像剤がトナー補給用の開口
部を介して上下方向への落下移動を繰り返すだけであ
り、現像剤の回収は行なえない。
【0024】この発明に係る現像装置の現像剤回収動作
は、通常の現像動作時と異なり、現像装置そのものを上
下が反転した状態にして行なわれる。すなわち、現像装
置を現像剤担持体と平行な回転軸の回りに回転させ、現
像装置の上下を反転することにより、現像装置内の現像
剤槽からトナー供給用の開口部を介して連結搬送部材の
他端部へ現像剤を落下移動させた時に、この連結搬送部
材を通常の現像動作時とは反対の方向に回転駆動するこ
とで、現像剤槽から連結搬送部材に移動した現像剤を、
当該連結搬送部材によって現像剤補給容器の開口部に対
応した一端まで搬送して、その下方に位置する現像剤補
給容器内に落下、移動させることにより回収するように
なっている。
【0025】さらに、前記現像剤補給容器内に1回分の
現像剤が落下、移動すると、この現像剤が次回の現像装
置の回転動作によって現像器側へ戻らないように、前記
現像剤補給容器内には、現像剤を容器の奥に設けられた
現像剤回収室へ搬送する搬送部材が設けられており、現
像剤補給容器内に落下した現像剤を回収するようになっ
ている。そして、現像剤補給容器内の搬送部材の他端
は、補給容器内に設けられた螺旋状の連続した現像剤回
収室内に連通している。この螺旋状の現像剤回収室の巻
方向は、現像装置を繰り返し回転することによる当該現
像装置の回転動作に伴って、現像剤回収室内に搬送手段
によって搬送された現像剤を、搬送手段の連通部とは反
対方向に自らの搬送作用によって搬送するように設定さ
れている。すなわち、現像剤回収室は、螺旋状に形成さ
れているので、現像装置全体の回転動作に伴って、現像
剤補給容器そのものが自転し、結果的に螺旋状の現像剤
回収室を回転したのと同様の作用が生じ、回収された現
像剤は、螺旋状の現像剤回収室内を搬送されることとな
る。こうすることによって、現像剤回収室内に回収され
た現像剤を強制的に搬送する特別な機構を必要としな
い。
【0026】また、前記螺旋状の現像剤回収室の端部
は、容器内で閉じているため、上記の動作により現像器
内の現像剤槽から補給容器内の螺旋状の現像剤回収室内
に回収された現像剤は、順次現像剤回収室の下流側に蓄
積され、再度現像器内へ供給されることはない。
【0027】上記の現像剤回収動作において、現像装置
の一回転当たりの回転による現像剤の回収量は、現像装
置を上下が反転した状態にした際に、現像器内の現像剤
槽から連結搬送部材に落下する現像剤の量によって決定
される。すなわち、上記の現像剤槽から連結搬送部材に
向けて開口したトナー補給用の開口部の長さ及び幅によ
って、ほぼ一回当たりの現像剤の回収量が決定されるこ
とになるが、この現像剤の量は、現像器内の現像剤槽に
予め収容された全現像剤量の一部に過ぎず、一回の回転
動作で現像剤槽の全ての現像剤を回収することはできな
い。
【0028】したがって、前記現像器内の現像剤槽に予
め収容された全ての現像剤を回収するためには、現像装
置を繰り返し回転させることによって、上記と同様の当
該現像装置の上下反転に伴う現像剤の回収動作を複数回
(必要に応じて10回程度)繰り返す必要がある。この
とき、ただ単に現像装置の回転動作だけを繰り返したの
では、現像剤槽の連結搬送部材のトナー補給用の開口部
付近に存在する現像剤の量が少なくなるため、次の回収
動作時に回収できる現像剤の量が減少する。そこで、こ
れを避けて効率良く現像剤の回収動作を行なうため、各
現像剤の回収動作の間に、通常の現像位置において現像
装置を一旦停止させて、現像器を所定時間駆動させ、現
像剤攪拌搬送部材の作用により現像剤槽内の現像剤の量
を均一にして、現像剤槽の回収部に必要な現像剤を確保
することが望ましい。
【0029】なお、このような現像剤の回収動作を繰り
返し、現像剤槽内の現像剤そのものが少なくなってくる
と、現像剤槽の回収部に移動する現像剤の量も次第に少
なくなり、現像剤槽内の現像剤を効率的に回収すること
が困難となる。
【0030】そこで、必要に応じて、現像剤槽の連結搬
送部材と連通するトナー補給用の開口部に対応した位置
の近傍に、当該位置近傍の現像器の断面形状を攪拌部材
の断面形状より下側を大きくして、つまり現像剤槽の回
収部の底部を深くして現像剤の溜まり部を設けるのが望
ましい。こうすることにより、現像器内の現像剤が少な
くなって来たときに、前記溜まり部に現像剤が一度搬送
されると、その箇所には攪拌部材の搬送力が働かないた
め、残量が少なくなった現像剤を効率良く溜まり部に集
めることが可能となる。
【0031】次に、現像装置の現像器内への新しい現像
剤の補給動作を述べる。
【0032】前記の如くして現像器内の現像剤の回収動
作が終了すると、今度は現像剤補給容器内に予め収容さ
れた新しい現像剤の補給動作が行なわれる。前記現像剤
補給容器内の前記螺旋状の現像剤収容室の奥側等には、
新しい現像剤が予め蓄えられている。前記螺旋状の現像
剤回収室の巻方向は、例えば、現像装置の回転により補
給容器の開口部に向かって現像剤が搬送される方向に設
定される。こうすることにより、先の現像剤の回収動作
に伴う現像装置の回転動作によって、新しい現像剤は、
例えば、螺旋状の現像剤回収室と同一の方向に2重螺旋
状に形成された現像剤供給室を徐々に開口部に向かって
搬送されることになる。すなわち、前記螺旋状の現像剤
供給室の巻数を、現像剤の回収に必要な現像装置の回転
数より若干多く設定しておけば、現像剤回収後に新しい
現像剤が引き続き開口部に供給されることになる。な
お、その際、現像剤の回収工程が終了した後、現像装置
を所定の回数だけ余分に回転させることによって、現像
剤を螺旋状の現像剤供給用通路の端部に位置する開口部
から確実に供給可能とするように構成しても良い。
【0033】そして、現像剤の供給を行なうには、現像
装置を一回転させることにより、現像器の一回転すなわ
ち螺旋状の現像剤供給室の一巻により供給される現像剤
の量は、現像装置の現像剤槽に必要な現像剤の量には足
りない。そのため、現像剤の補給動作も前述した現像剤
の回収動作と同じように、現像装置の回転動作を複数回
繰り返することによって行なわれる。
【0034】このようにして、はじめに現像装置の回転
を伴う現像剤回収動作を複数回繰り返した後、同じく現
像装置の回転を伴う現像剤補給動作を複数回繰り返すこ
とで、現像剤補給容器内の新旧の現像剤の交換を連続的
に行なうことができる。
【0035】よって、上記技術的手段によれば、現像器
を現像装置に据え付けたままの状態でトナー補給容器に
替えて現像剤補給容器を装着し、現像装置の回転を繰り
返すだけで、はじめに現像器内の現像剤槽から劣化した
現像剤を現像剤補給容器に回収し、次に補給容器内の新
しい現像剤を現像剤槽へ補給することが可能となる。
【0036】そのため、この発明によれば、現像装置内
の劣化した現像剤と新しい現像剤の交換を、現像装置を
画像形成装置から脱着することなく、画像形成装置に装
着したままの状態で自動的に行うことができ、しかも現
像剤の交換動作を自動的に行うために部品点数をほとん
ど増加させることがなく、従ってコストの大幅なアップ
や従来の現像装置の大幅な改造等を必要とすることな
く、現像剤の交換動作を連続的に行なうことが可能な現
像装置及びこれに使用される現像剤補給容器を提供する
ことができる。
【0037】また、この発明によれば、専用の現像剤補
給容器を用いることで、現像剤交換時に現像装置外への
現像剤の漏洩を防止することが可能な現像装置及びこれ
に使用される現像剤補給容器を提供することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照してこの発明
の実施の形態について説明する。
【0039】実施の形態1 図2はこの発明に係る現像装置が適用された画像形成装
置としての多重転写方式のデジタルカラー複写機を示す
ものである。
【0040】図2において、1はデジタルカラー複写機
の本体を示すものであり、このデジタルカラー複写機本
体1内の上端部には、原稿2の画像を読み取る画像読取
装置3(Image Input Terminal)
が配置されている。この画像読取装置3は、プラテンガ
ラス4上にプラテンカバー5によって押圧された状態で
載置された原稿2の画像を光源6によって照明し、原稿
2の反射光像を第1、第2の走査ミラー7、8a、8b
及び結像レンズ9を介してCCDセンサー10に走査露
光して、このCCDセンサー10によって原稿2の色材
反射光像を所定のドット密度(例えば、16ドット/m
m)で読み取るように構成されている。
【0041】上記画像読取装置3によって読み取られた
原稿2の色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑
(G)、青(B)の3色の原稿反射率データとして画像
処理装置12(Image Processing S
ystem)に送られ、この画像処理装置12では、原
稿2の反射率データに対して、シェーデイング補正、位
置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、
色/移動編集等の所定の画像処理が施される。
【0042】そして、上記の如く画像処理装置12で所
定の画像処理が施された画像データは、ブラック
(k)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の4色の原稿色材階調データに変換されてROS
15(Raster Output Scanner)
に送られ、このROS15では、原稿色材階調データに
応じてレーザー光LBによる画像露光が行われる。
【0043】上記ROS15は、半導体レーザー16を
原稿色材階調データに応じて変調して、この半導体レー
ザー16からレーザー光LBを階調データに応じて出射
する。上記半導体レーザー16から出射されたレーザー
光LBは、回転多面鏡17によって偏向走査され、反射
ミラー18を介して感光体ドラム20上に走査露光され
る。
【0044】上記ROS15によってレーザー光LBが
走査露光される感光体ドラム20は、図示しない駆動手
段によって矢印方向に沿って所定の速度で回転駆動され
るようになっている。この感光体ドラム20の表面は、
予め帯電スコロトロン21によって所定の電位に帯電さ
れた後、原稿色材階調データに応じてレーザー光LBが
走査露光されることによって静電潜像が形成される。上
記感光体ドラム20上に形成された静電潜像は、ブラッ
ク(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の4色の現像器22K、22Y、22M、22C
を備えた回転型の現像装置22によって順次現像され、
所定の色のトナー像となる。
【0045】上記感光体ドラム20上に形成されたトナ
ー像は、当該感光体ドラム20に隣接して配置された転
写ドラム23上に保持された転写材としての転写用紙2
4上に、転写コロトロン25の帯電によって順次転写さ
れる。上記転写材24は、複写機本体1内の下部に配置
された複数の給紙カセット28、29、30から給紙ロ
ール31によって給紙されるとともに、複写機本体1外
の側面に配置された手差しトレイ38からも給紙可能と
なっており、給紙された転写材24は、搬送ロール32
及びレジストロール33によって転写ドラム23の表面
までそれぞれ搬送される。そして、上記転写材24は、
吸着用のコロトロンを兼ねる転写コロトロン25の帯電
によって転写ドラム23の表面に静電的に吸着された状
態で、当該転写ドラム23の表面に保持される。なお、
上記手差しトレイ38からは、定形外の転写用紙以外に
もオーバーヘッドプロジェクター用の透明なOHPシー
ト、あるいはトレーシングペーパーやハガキ等の厚紙も
給紙可能であり、OHPシート等にも画像を形成するこ
とができるようになっている。また、上記手差しトレイ
38からは、片面に画像が形成された転写材24を裏返
しにして給紙することにより、両面コピーも可能となっ
ている。
【0046】また、上記感光体ドラム20上から所定の
色数のトナー像が転写された転写材24は、剥離コロト
ロン34による除電及び剥離爪44の剥離作用によって
転写ドラム23の表面から剥離された後、搬送ガイド4
5を介して定着器35へ搬送され、この定着器35によ
って熱及び圧力によってトナー像が転写材24上に定着
され、排紙トレイ36上に排出されてカラー画像の形成
工程が終了する。
【0047】なお、図2中、37は転写ドラム23の表
裏両面の除電を行うための除電コロトロン対を示してい
る。
【0048】上記感光体ドラム20としては、例えば、
有機光導電体(OPC)等からなる感光体層を表面に形
成したものが用いられる。上記感光体ドラム20の転写
位置には、当該感光体ドラム20の表面と転写材の厚さ
程度の間隙を介して、転写ドラム23が非接触状態で近
接配置されている。上記転写ドラム23は、感光体ドラ
ム20の周速と同一の速度で回転駆動されるようになっ
ている。
【0049】上記転写ドラム23には、上述したよう
に、複数の給紙カセット28、29、30のうちいずれ
かのカセットから転写材24が供給され、この転写材2
4は、レジストロール33によって所定のタイミングで
転写ドラム23の転写位置へと搬送されるとともに、転
写ドラム23の裏面からの転写用のコロトロン25によ
る帯電を受け、転写ドラム23上に静電的に吸着され
る。この転写ドラム23上に吸着された転写材24に
は、感光体ドラム20上に順次形成されるブラック
(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)のトナー像が、転写コロトロン25の帯電によっ
て順次転写される。
【0050】そして、上記感光体ドラム20から所定の
色数のトナー像が転写された転写材24は、剥離コロト
ロン34によって除電されるとともに、剥離爪44によ
る転写ドラム23を構成する転写フィルムの変形によっ
て当該転写ドラム23の表面から剥離された後、搬送ガ
イド45を介して定着器35に搬送されて、この定着器
35によってトナー像が熱及び圧力によって転写材24
上に定着され、フューザ出口ロール46によって装置外
部の排紙トレイ36上に排出される。
【0051】ところで、この実施の形態に係る現像装置
は、現像剤を収容する現像剤槽と、前記現像剤槽内の現
像剤を攪拌しつつ循環搬送する攪拌搬送部材と、前記攪
拌搬送部材によって攪拌搬送される現像剤を像担持体と
対向する現像位置へと搬送するための現像剤担持体とを
有し、かつ前記現像剤槽の上部に配置され、当該現像剤
槽内にトナー補給用の開口部を介してトナーを補給する
トナー補給容器を備えた現像器を複数保持し、これらの
複数の現像器を順次像担持体と対向する現像位置へと循
環移動可能に保持する回転可能な現像器保持体を備えた
現像装置において、トナー補給容器と脱着交換可能な現
像剤補給容器と、現像剤交換を必要とする現像器を指示
する現像剤交換指示手段と、前記現像剤交換指示手段に
応じて、現像器保持体によって指示された現像器を現像
剤回収位置と現像剤補給位置に回転させる回転制御手段
と、前記回収位置にて現像剤の回収動作を行う回収手段
と、前記補給位置にて現像剤の補給動作を行う補給手段
とを有するように構成されている。
【0052】図3はこの発明の実施の形態1に係る現像
装置を示すものである。この現像装置は、例えば、上記
の如く構成されるデジタルカラー複写機の回転型の多色
現像装置22として使用されるものである。
【0053】この回転型の多色現像装置22は、図3に
示すように、同一の構造を有し、使用するトナーの色が
異なる4つの現像器22K、22Y、22M、22Cを
備えており、これらの4つの現像器22K、22Y、2
2M、22Cは、回転軸50を中心にして互いに90度
異なった対称な位置に、略円筒形状に形成された枠体か
らなる現像器保持体51に取付けられている。上記4つ
の現像器22K、22Y、22M、22Cは、上述した
ように、それぞれブラック(K)、イエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)の現像剤を収容している。
なお、4つの現像器22K、22Y、22M、22Cの
色の順番及び収容する現像剤の色は、上記の順番及び色
と異なっても良いことは勿論である。
【0054】そして、上記回転型の多色現像装置22
は、図示しない駆動機構によって、4つの現像器22
K、22Y、22M、22Cを保持した現像器保持体5
1が矢印方向に沿って回転可能となっており、この駆動
機構によって現像を行う所定の色のトナーを収容した現
像器22K、22Y、22M、22Cを、図3に示すよ
うに、感光体ドラム20と対向する現像位置に順次回転
させて移動することにより、所定の色の現像が可能とな
っている。また、上記4つの現像器22K、22Y、2
2M、22Cは、駆動機構によって現像位置以外にも現
像剤の回収位置など所定の位置に移動して停止可能とな
っている。
【0055】上記回転型の多色現像装置22の各現像器
22K、22Y、22M、22Cは、図4に示すよう
に、現像器ハウジング52の開口部に感光体ドラム20
と対向するように配設された現像剤担持体としての現像
ロール53と、この現像ロール53の背面側において仕
切り壁54を介して併設された攪拌搬送部材としての第
1スクリューオーガ55並びに第2スクリューオーガ5
6と、これら第1及び第2のスクリューオーガ55、5
6によって順次搬送する間に攪拌されるトナーTとキャ
リアCとからなる2成分の現像剤57を、現像ロール5
3へと供給するパドル58とでその主要部が構成されて
おり、且つ、現像器ハウジング52の第2のスクリュー
オーガ56の斜め上方には、トナー補給容器60から補
給されるトナーTを現像器ハウジング52の内部に供給
する連結搬送部材としてのトナー供給用スクリューオー
ガ59と、トナーTを収容したトナー補給容器60とが
配設されている。上記各現像器22K、22Y、22
M、22Cの現像器ハウジング52の内部は、所定の色
のトナーTと磁性粒子であるキャリアCとからなる2成
分の現像剤57が収容された現像剤槽61となってい
る。
【0056】まず、上記現像ロール53は、図4に示す
ように、矢印方向へ回転する現像スリーブ62と、この
内部に固定配置されたマグネットロール63とで構成さ
れており、現像スリーブ62の上方に配設された穂立ち
規制部材64により余剰の現像剤57が掻き取られてそ
の外周面に所定量の磁気ブラシが形成されるようになっ
ている。そして、表面に所定量の磁気ブラシが形成され
た現像ロール53は、現像スリーブ62の回転に伴って
現像剤57を感光体ドラム20を対向する現像領域へと
搬送し、感光体ドラム20上に形成された静電潜像を所
定の色のトナーで現像するものである。なお、上記現像
スリーブ62の内部に配設されるマグネットロール63
は、所定の現像特性及び現像剤の搬送特性を得るため、
その外周に所定の位置に所定極性の磁極が複数配置され
ている。
【0057】一方、上記第1及び第2のスクリューオー
ガ55、56は、図5に示すように、図示しない駆動ギ
アを介して駆動モータによって低速で回転駆動される回
転軸65、66と、これら回転軸65、66の長手方向
に渡って螺旋状に形成された搬送羽根67、68とで構
成されている。なお、上記第1及び第2のスクリューオ
ーガ55、56の搬送羽根67、68には、その一端部
に現像剤57を受け取るための受取用の搬送羽根67
a、68aが短く設けられている。また、第1スクリュ
ーオーガ55については、その搬送羽根67が非磁性ス
テンレス鋼材(非磁性SUS304)もしくは合成樹脂
部材(トナーが付着しにくいもの、例えばポリカーボネ
イト)によって構成され、上記マグネットローラ63の
磁力の影響を受けないようになっている。そして、上記
第1及び第2のスクリューオーガ55、56は、図4及
び図5に示すように、矢印方向に沿って現像剤槽61内
の現像剤57を攪拌しつつ搬送し、当該第1及び第2の
スクリューオーガ55、56の端部まで現像剤57を搬
送した状態で、仕切り壁54に設けられた開口部69、
70を介して現像剤57の受渡しを行い、現像剤57を
攪拌しつつ循環搬送するように構成されている。
【0058】また、上記トナー供給用スクリューオーガ
59は、図4に示すように、現像器ハウジング52の第
2のスクリューオーガ56の斜め上方に配置されてい
る。このトナー供給用スクリューオーガ59は、図5に
示すように、現像器ハウジング52の一端部より外側か
ら第2のスクリューオーガ55の長手方向に沿って、当
該第2のスクリューオーガ55の他端部近傍までに渡っ
て配置されている。上記トナー供給用スクリューオーガ
59の搬送方向の下流側の端部には、逆方向に細かいピ
ッチで形成された返し用のスクリューオーガ59aが短
く形成されており、当該トナー供給用スクリューオーガ
59によって後述するように搬送される回収用の現像剤
が、トナー供給用スクリューオーガ59の端部まで搬送
されるのを防止している。なお、上記トナー供給用スク
リューオーガ59は、図5に示すように、その回転軸7
1の端部に設けられたギア72が、駆動用モータ73に
取付けられた駆動ギア74と噛み合うことによって回転
駆動されるようになっている。上記駆動用モータ73
は、現像器が感光体ドラム20と対向する現像位置に対
応して、デジタルカラー複写機の支持フレーム75に固
定した状態で取付けられている。また、上記トナー供給
用スクリューオーガ59の回転軸71の端部に取付けら
れたギア72は、各々の現像器22K、22Y、22
M、22Cに設けられており、各現像器22K、22
Y、22M、22Cが現像位置に移動した際に、当該ギ
ア72が駆動用モータ73に取付けられた駆動ギア74
と噛み合うように構成されている。
【0059】上記トナー供給用スクリューオーガ59
は、図5及び図6に示すように、円筒状部材76によっ
て覆われており、この円筒状部材76の一端は、トナー
補給容器60の供給口77に対応して開口しているとと
もに、その他端側には、現像剤槽61内に向けて大きく
開口したトナー供給用開口部78が設けられている。
【0060】さらに、上記トナー補給容器60は、図4
に示すように、現像器ハウジング52の中央部の上方に
配置されており、このトナー補給容器60は、円筒形状
に形成されて内部に所定の色のトナーTが所定量だけ収
容されている。また、上記トナー補給容器60の内部に
は、図5に示すように、トナーTの攪拌及び搬送を行う
トナー搬送アジテータ79が配設されており、このトナ
ー搬送アジテータ79は、トナー補給容器60の奥側の
側壁に設けられたトナー搬送アジテータ駆動ギア80と
共に回転するように取付けられている。上記トナー補給
容器60は、デジタルカラー複写機本体1の手前側、す
なわち図5において右側より各現像器22K、22Y、
22M、22Cに挿入することにより装着される。そし
て、上記トナー補給容器60は、当該トナー補給容器6
0を現像器22K、22Y、22M、22Cの図示され
た所定位置まで装着した状態で、補給容器60の前面に
設けられた取っ手81を所定の角度だけ回転操作するこ
とによって、トナー補給容器60のシャッター82が開
放されて、トナー補給容器60の内部とトナー供給用ス
クリューオーガ59がトナー補給用開口部77まで連通
し、トナーの補給が可能となるように構成されている。
【0061】また、上記トナー搬送アジテータ76の後
端部に取付けられたトナー搬送アジテータ駆動ギア80
は、トナー補給容器60を現像器22K、22Y、22
M、22Cに装着して所定の角度だけ回転する操作に伴
って、現像器保持体51のフレーム83に係合プレート
押圧バネ84によって突出する方向に付勢された係合プ
レート85と係合し、駆動力が現像器保持体51のフレ
ーム83に設けられたトナー搬送アジテータ駆動入力ギ
ア86から伝達されるようになっている。そして、上記
トナー搬送アジテータ駆動入力ギア86には、現像ロー
ル53の端部に取り付けられた現像器駆動入力ギア87
から、アイドラーギア88及び図示しない複数の伝達ギ
アを介して駆動力が伝達される。そのため、現像器22
K、22Y、22M、22Cの作動中は、トナー補給容
器60内のトナー搬送アジテータ79も常時回転駆動さ
れる。ただし、その際でもトナー供給用スクリューオー
ガ59が停止していれば、トナーが現像剤槽61内に供
給されることはない。
【0062】そして、トナー補給容器60を現像器22
K、22Y、22M、22Cにセットしたときは、前述
のように係合プレート85が係合プレート押圧バネ84
の付勢力により前記トナー搬送アジテータ駆動ギア80
と係合しているため、係合プレート85の軸の反対側端
部に設けられた現像剤補給容器検知マグネット89は、
図5に示すように、現像剤補給容器検知センサー90と
離れた位置にあり、トナー補給容器60が現像器22
K、22Y、22M、22Cにセットされているとき
は、センサー90は、現像剤補給容器の検知状態となら
ない。
【0063】また、上記現像ロール53、第1及び第2
のスクリューオーガ55、56、パドル58、及びトナ
ー搬送アジテータ79は、現像器22K、22Y、22
M、22Cが現像位置にある現像動作時にのみ、図5に
示す駆動手段により駆動される。その際、現像ロール5
3の回転軸の延長上に設けられた現像器駆動入力ギア8
7は、図5に示すように、現像位置において現像器駆動
力伝達クラッチ91の先端に取り付けられた現像器駆動
力伝達ギア92と噛み合うことにより、現像ロール53
が現像器駆動力伝達クラッチ91の動作によって所定の
タイミングで回転駆動されるとともに、第1及び第2の
スクリューオーガ55、56が現像器駆動入力ギア87
からの駆動力によって駆動されて現像剤槽61内の現像
剤57が攪拌されつつ循環搬送される。
【0064】そして、上記第2スクリューオーガ56の
斜め上方に設けられたトナー供給用スクリューオーガ5
9を、駆動モータ73によって回転することにより、当
該トナー供給用スクリューオーガ59によってトナーT
が搬送されて、トナー供給用開口部78から現像器ハウ
ジング52内にトナーTが供給される。この現像器ハウ
ジング52内に供給されたトナーTは、図4及び図5に
示すように、第2スクリューオーガ56によってキャリ
アCを含む現像剤57と攪拌された後、当該第2スクリ
ューオーガ56から開口部69、70を介して第1スク
リューオーガ54に循環移動するように搬送されて十分
攪拌かつ帯電されるとともに、第1スクリューオーガ5
5からパドル58へと搬送され、このパドル58を介し
て現像剤57が現像ロール53へ供給されるようになっ
ている。
【0065】上記の如く構成される現像装置22の各現
像器22K、22Y、22M、22Cにおいて、長期間
の使用によりいずれかの現像器22K、22Y、22
M、22C内の現像剤57が劣化し、現像剤の交換を行
う場合には、現像剤の交換を行う現像器にトナー補給容
器60の代わりに現像剤補給容器が装着される。
【0066】ところで、この実施の形態に係る現像剤補
給容器は、円筒形状の容器であって、その内部には、当
該円筒状容器の内部を軸方向に沿って一端部から所定の
長さに渡って2重円筒状に仕切る仕切り部材が設けら
れ、当該2重円筒部の一端は、円筒状容器の外周面に設
けられた開口部と連通しているとともに、その他端は円
筒状容器の内部に開口しており、前記2重円筒部の内側
円筒の内部には、容器外周面の開口部から回収される現
像剤を容器の内部に搬送する搬送部材が設けられ、さら
に前記2重円筒部の外側円筒の内部には、当該容器の内
部に搬送された現像剤を収容する螺旋状の回収現像剤収
容室と、当該容器の内部に予め収容された新しい現像剤
を容器外周面の開口部から供給する螺旋状の現像剤供給
室とが設けられるように構成されている。
【0067】この現像剤補給容器95は、図7に示すよ
うに、その外形が前述したトナー補給容器60と同一の
細長い円筒形状に形成されている。したがって、この現
像剤補給容器95の現像器22K、22Y、22M、2
2Cへの装着方法は、トナー補給容器60と全く同じで
ある。
【0068】すなわち、現像剤補給容器95を図8に示
すようにトナー補給容器60の代わりに現像器22K、
22Y、22M、22Cに挿入した後、現像剤補給容器
の取っ手96を所定の角度だけ回転することによって、
いずれかの現像器22K、22Y、22M、22Cに装
着される。その際、上記現像剤補給容器95の後端部に
は、図8に示すように、後述する現像剤回収用スクリュ
ーオーガ106の回転軸110の端部が突出しており、
このスクリューオーガ106の回転軸110の端部が現
像器保持体51のフレーム83に取り付けられた係合プ
レート85を、係合プレート押圧バネ84の弾性力に抗
して押動することによって、係合プレート85の軸の反
対側端部に設けられた現像剤補給容器検知マグネット8
9が、現像剤補給容器検知センサー90に近接するた
め、センサー90は、トナー補給容器60に代わって現
像剤補給容器95が装着されたことを検知する。
【0069】上記現像剤補給容器95は、図7に示すよ
うに、円筒状容器の内部が一端部から軸方向に沿って略
中央部までの長さにわたり、仕切り部材97によって仕
切られて2重円筒状に形成されているとともに、円筒状
容器95内の残りの部分には、新しい現像剤57が予め
収容される現像剤収容室98となっている。上記現像剤
収容室98の2重円筒部側には、仕切り壁99が設けら
れており、この仕切り壁99には、図8及び図9に示す
ように、現像剤供給用の開口部100が設けられてい
る。この現像剤供給用の開口部100は、通常は、図7
に示すように、現像剤補給シャッター101によって閉
じられており、現像剤補給容器95を現像器22K、2
2Y、22M、22Cに装着して所定の角度だけ回転操
作したときに、図9及び図10に示すように、容器95
の端部に設けられた現像剤補給シャッター規制部材10
2が図示しない案内溝と係合するため回転せず、現像剤
補給容器95のみが回転して、現像剤補給シャッター規
制部材102と連結された現像剤補給シャッター101
が、図10に示すように、相対的に容器95内で開放さ
れた状態となる。すると、図7に示すように、現像剤補
給容器95内の現像剤補給シャッター101から左側の
現像剤収容室98に収容されていた新しい現像剤57が
供給可能となる。なお、上記現像剤収容室98の開口部
100側に位置する底面98aは、収容された現像剤5
7を開口部100から確実に供給可能とするため、開口
部100側に傾斜した形状に形成されている。
【0070】上記現像剤補給シャッター101は、現像
剤補給容器95の保管中や輸送中などに、当該現像剤補
給容器95を縦にして置いたとき、現像剤57が現像剤
供給用開口部103に向かって不本意に移動するのを防
ぐためのものである。これは、後述するように、現像剤
補給動作が現像器からの劣化現像剤57の回収後に行わ
れること、更にはその回収動作にともなう現像装置22
の回転動作の直後から現像剤収容室98内部の現像剤5
7が供給されるようにする意味をも有している。
【0071】また、上記現像剤補給容器95の2重円筒
部の内側円筒104の内部には、図7に示すように、容
器外周面の開口部105から容器95の内部に現像剤5
7を回収する現像剤回収用搬送部材としてのスクリュー
オーガ106が設けられているとともに、当該2重円筒
部の外側円筒107の内部には、図7示すように、当該
容器95の内部に搬送された現像剤57を収容する螺旋
状の回収現像剤収容室108と、予め現像剤収容室98
に収容された新しい現像剤57を容器外周面の開口部1
03から供給する螺旋状の現像剤供給室109とが、図
11に示すように、互いに隣合った2重螺旋状に設けら
れている。そして、上記螺旋状の現像剤供給室109の
一端は、図8に示すように、現像剤収容室98の開口部
100に連通しているとともに、その他端は、容器外周
面の開口部103に連通している。また、上記螺旋状の
回収現像剤収容室108の一端は、現像剤回収用スクリ
ューオーガ106の先端と連通しているとともに、その
他端は、現像剤供給用開口部103の直前で閉じてい
る。
【0072】上記現像剤回収用スクリューオーガ106
の回転軸110は、図7及び図8に示すように、現像剤
補給容器95の後端部から突出しており、この突出した
回転軸110には、当該スクリューオーガ106を回転
駆動するためのギア111が取り付けられている。この
ギア111は、トナー供給用スクリューオーガ59の回
転軸71に取り付けられたギア112と噛み合い、当該
トナー供給用スクリューオーガ59の回転軸71から駆
動力が伝達されるようになっている。
【0073】ところで、上記現像剤回収用スクリューオ
ーガ106は、現像器22K、22Y、22M、22C
の現像位置とは対角状に位置する回収位置において、現
像器22K、22Y、22M、22Cの上下が反転した
状態で回転駆動されるものであり、その際、トナー供給
用スクリューオーガ59も通常の回転方向とは逆方向に
回転駆動されるものである。そのため、上記トナー供給
用スクリューオーガ59の回転軸71の端部に取り付け
られたギア72は、現像器が回収位置に移動した際に、
デジタル複写機本体1のフレーム75に取り付けられた
駆動モータ113の駆動ギア114と噛み合い、この駆
動モータ113によってトナー供給用スクリューオーガ
59が通常の回転方向とは逆方向に回転駆動される。そ
して、このトナー供給用スクリューオーガ59の回転が
ギア112及びギア111を介して現像剤回収用スクリ
ューオーガ106に伝達され、当該現像剤回収用スクリ
ューオーガ106が回転駆動されるようになっている。
【0074】また、上記現像剤補給容器95の現像剤回
収用開口部105及び供給用開口部103は、前記トナ
ー供給用スクリューオーガ59と連通しており、このト
ナー供給用スクリューオーガ59の外周は、トナー供給
用兼現像剤回収用の円筒状部材76で覆われている。こ
のトナー供給用兼現像剤回収用の円筒状部材76には、
現像剤槽61の第2のスクリューオーガ56の上部にお
いて、細長く形成された前述のトナー供給用兼現像剤回
収用の開口部78が設けられている。
【0075】以上の構成において、この実施の形態に係
る現像装置では、次のようにして、現像装置内の劣化し
た現像剤と新しい現像剤の交換を、現像装置を画像形成
装置から脱着することなく、画像形成装置に装着したま
まの状態で自動的に行うことができ、しかも現像剤の交
換動作を自動的に行うために部品点数をほとんど増加さ
せることがなく、従ってコストの大幅なアップや従来の
現像装置の大幅な改造等を必要とすることなく、現像剤
の交換動作を自動的に行うことが可能に、しかも専用の
現像剤補給容器を用いることで、現像剤交換時に現像装
置外への現像剤の漏洩を防止することが可能となってい
る。
【0076】まず、上記の如く構成される回転型多色現
像装置22における通常の現像動作について説明する。
【0077】この回転型多色現像装置22の各現像器2
2K、22Y、22M、22Cには、図3及び図4に示
すように、トナー補給容器60が装着されている。そし
て、このトナー補給容器60内に収容されたトナーT
は、図5に示すように、トナー搬送アジテータ79の回
転に伴って、トナー補給容器60の一端部下方に開口さ
れた供給口77を介してトナー供給用スクリューオーガ
59の端部に供給されるとともに、このトナー供給用ス
クリューオーガ59の回転動作によって搬送され、現像
器ハウジング52の上方に長手方向に沿って細長く開口
されたトナー供給用の開口部78を介して、現像器ハウ
ジング52内の第2スクリューオーガ54上へ供給され
る。このトナー補給は、図1に示すように、いずれかの
現像器22K、22Y、22M、22Cの現像動作中
に、現像工程に伴うトナーTの消費に応じて必要量だけ
行われる。なお、上記トナー供給用の開口部78は、図
5に示すように、現像器ハウジング52の上方に長手方
向に沿って細長く開口されているが、現像器ハウジング
52内へのトナーTの供給は、当該トナー供給用の開口
部78のトナー搬送方向上流側の端部近傍78aでのみ
行われる。すなわち、上記トナー供給用スクリューオー
ガ59によって搬送されるトナーTは、トナー供給用の
開口部78のトナー搬送方向上流側の端部に移動した際
に、重力により現像器ハウジング52内に落下すること
によって供給される。そのため、細長く形成されたトナ
ー供給用開口部78のほとんどの部分は、トナーTの供
給時には機能していない。
【0078】上記現像器ハウジング52内の現像剤槽6
1に供給されたトナーTは、図4及び図5に示すよう
に、第2及び第1のスクリューオーガ56、55によっ
て循環した状態で搬送される間に、現像剤槽61内に予
め収容されているトナーT及びキャリアCとからなる現
像剤57と十分に攪拌及び摩擦帯電された後、パドル5
8によって現像ロール53へと供給され、当該現像ロー
ル53の回転に伴って図1に示すように感光体ドラム2
0と対向する現像領域へと搬送されて、感光体ドラム2
0上に形成された静電潜像の現像が行われる。
【0079】このような現像工程によって現像器ハウジ
ング52内のトナーTが消費され、現像剤槽61内のト
ナー濃度が低下すると、トナー供給用スクリューオーガ
59が所定のタイミングで駆動モータ73により駆動さ
れて回転し、トナー補給容器60からトナーTを現像器
ハウジング52内の現像剤槽61に補給するようになっ
ている。
【0080】ところで、上記の如く構成される複数の現
像器を備えた現像装置が装着されたデジタルカラー複写
機が長期間使用され、現像装置22の現像器22K、2
2Y、22M、22Cによる現像工程が多数回繰り返し
行われると、いずれかの現像器22K、22Y、22
M、22C内の現像剤57中のキャリアC等の帯電性能
が低下し、現像剤57そのものを新たなものと交換する
必要が生じる。
【0081】次に、現像剤補給容器95を用いた現像剤
57の交換動作について説明する。
【0082】上記デジタルカラー複写機によっていずれ
かの現像器22K、22Y、22M、22Cが現像剤5
7の交換時期になったことが検知されて、例えば複写機
の操作パネルの表示手段にその旨が表示されると、ユー
ザーのオペレータ又はサービスエンジニアは、通常のト
ナー補給容器60の交換作業と同様に、該当する現像器
からトナー補給容器60を取り外し、代わりに現像剤補
給容器95を図8に示すように装着する。以下、一連の
動作で行われる現像剤57の交換作業は、回転型現像装
置22の幾つ(1〜4個の任意)の現像器22K、22
Y、22M、22Cでも良く、複数の現像器の現像剤の
交換作業を同時に行うことも勿論可能である。いま、こ
こではブラックの現像器22Kの現像剤57を交換する
場合について説明する。
【0083】すなわち、図8において、現像器22Kに
現像剤補給容器95が装着されると、補給容器95の現
像剤回収用スクリューオーガ106の後端が係合プレー
ト85を係合プレート押圧バネ84の弾性力に抗して押
し込み、その結果、係合プレート85の先端に取り付け
られた現像剤補給容器検知マグネット89が現像剤補給
容器検知センサー90に近接し、センサー90が現像剤
補給容器95が現像器22Kに装着されたことを検知す
る。そして、現像剤の交換動作のはじめに現像装置22
を図示しない駆動手段によって回転軸50を中心に一回
転スキャンし、どの現像器22K、22Y、22M、2
2Cに現像剤補給容器95が装着されたかを確認した
後、以下の現像剤57の交換動作を行う。
【0084】まず、はじめに図1(b)に示すように、
図示しない駆動手段によって現像器保持体51を回転し
て、現像剤57の交換を行う現像器22Kを現像位置の
対角の位置、即ち現像器22Kの上下が反転した回収位
置に回転移動する。この位置で図8に示すように、トナ
ー供給用スクリューオーガ59の一端に取り付けられた
トナー供給用搬送部材駆動ギア112が駆動されるよう
に、複写機本体1の支持フレーム75に取付けられた現
像剤回収制御モータ113のギア114と噛合する。そ
の際、上記トナー供給用スクリューオーガ59の回転方
向は、現像位置におけるトナー供給制御モータ73の駆
動とは逆方向に設定されている。また、この位置におい
ては、トナー供給用スクリューオーガ59の回転軸71
に設けられた現像剤回収伝達ギア112が、現像剤回収
駆動ギア111と噛み合っているため、トナー供給用ス
クリューオーガ59が駆動されると同時に現像剤補給容
器95内の現像剤回収用スクリューオーガ106も回転
するようになっている。
【0085】上記の如く現像器22Kの上下が反転した
状態では、図8に示すように、トナー供給用スクリュー
オーガ59の外周を被覆する円筒状部材76に設けられ
たトナー供給用の開口部78に面した部位の現像剤槽6
1内の現像剤57(矢印にて記された部分の現像剤)
が、図1(b)に示すように、トナー供給用スクリュー
オーガ59上に重力により落下し、このトナー供給用ス
クリューオーガ59は、トナー供給時とは逆方向に回転
制御されているため、図8に示すように、矢印の水平方
向に現像器22K内より回収した現像剤57が搬送され
る。そして、上記トナー供給用スクリューオーガ59の
他端において、現像剤補給容器95の現像剤回収用開口
部105から現像剤回収用仕切り120の右端に自然落
下する。
【0086】この一連の動作で回収できる現像剤57の
量は、トナー供給用開口部78の長さに比例する。した
がって、現像時のトナー供給の機能からすれば、図5に
示すように、トナー補給容器60からトナー供給用スク
リューオーガ59を介して現像器22Kの現像剤槽61
にトナーTが落下すれば十分であるため、トナー供給用
開口部78の長さは、例えばトナー供給用スクリューオ
ーガ59の巻きピッチで1〜2ピッチ分あればよいこと
になる。
【0087】しかしながら、現像剤57の回収時は、上
述のようにトナー供給用開口部78の長さに比例して回
収できる現像剤57の量が決まるため、このトナー供給
用開口部78の長さは、図8に示すように、トナー供給
用スクリューオーガ59の巻ピッチで約20ピッチ程度
に渡るように、スペース上大きく設定されている。
【0088】また、現像装置22の現像器22Kの一回
転に伴って一度に回収できる現像剤57の量は、現像剤
回収用開口部105から現像剤回収容器95内に自然落
下し、現像剤回収用スクリューオーガ106の搬送動作
によって螺旋状の現像剤回収室106の入口部より溢れ
ない量であることが条件となる。
【0089】こうして、上記現像剤57の交換を行う現
像器22Kは、図1(b)の位置で上記の如き一連の動
作で所定の現像剤57を回収し終えると、次に図1
(a)に示すように現像位置に回転移動される。そし
て、この状態で現像器22Kは、現像ロール53、パド
ル58、第1及び第2のスクリューオーガ55、56等
が駆動され、現像器22Kの現像剤槽61内の現像剤5
7を搬送して分散させ、先の現像剤回収動作でトナー供
給用開口部78近傍に少なくなった現像剤78を補充す
る。
【0090】その後、上記現像器22Kは、図1(b)
に示すように、再度現像位置の対角へと回転制御され、
前述したものと同様の回収動作が繰り返される。また、
この回収動作により一度に現像剤補給容器95に回収さ
れた現像剤78は、図12に示すように、螺旋状の現像
剤回収室108に沿って搬送方向の下流へと順次移動す
る。そして、この螺旋状の現像剤回収室108の搬送方
向の下流部は、前述のように閉じているため、この端部
に到達した現像剤57は、その位置に留まるようになっ
ている。
【0091】さらに、回収動作を繰り返していくと、次
第に現像剤槽61内の現像剤57は、平均的に堆積レベ
ルが下がっていくため、当然トナー供給用開口部78に
位置する現像剤57の量も減少し、結果的に回収動作一
回あたりの現像剤回収量も減って回収効率が低下してし
まう。そこで、こうした事態を避けるため、現像剤槽6
1のトナー供給用開口部78に相当する現像器ハウジン
グ52の底形状を、図4及び図13に示すように、第2
のスクリューオーガ56の断面形状より大きく設定した
溜まり部61aを形成する。そうすることで、少なくな
った現像剤57がこの溜まり部61aに集まって回収さ
れるので、現像剤槽61から効率的に現像剤57の回収
を行うことができる。
【0092】以上の動作で、現像器22Kから大半の現
像剤57が回収されると、次に現像剤補給容器95から
新しい現像剤57を現像器22Kの現像剤槽61内に補
給する。このとき、毎回の現像剤回収量から回収に必要
な現像器22Kの回転数(例えば、10回程度)を予め
決めておき、この回転数で現像剤補給容器95の現像剤
収容室98から現像供給用開口部103へ新しい現像剤
57が丁度搬送されるように、螺旋状の現像剤供給室1
09の巻き数を設定しておく。そうしておけば、現像剤
回収動作が終了するのに続いて新しい現像剤57の補給
を行うことができる。
【0093】新しい現像剤57の補給は、通常の現像動
作時のトナー補給と同じ搬送経路で行われる。すなわ
ち、新しい現像剤57の補給を行なうには、図1(a)
に示すように、現像器22Kを現像位置に移動させる。
この状態で、図5に示すように、現像器22Kの現像ロ
ール53、パドル58、第1及び第2のスクリューオー
ガ55、56を駆動するのと同時に、トナー供給用スク
リューオーガ59も駆動し、図14に示すように現像剤
供給用開口部103から自然落下した現像剤57を、ト
ナー供給用スクリューオーガ59の一端部に供給して、
当該トナー供給用スクリューオーガ59の搬送作用によ
り新しい現像剤57をトナー補給用開口部78から現像
器22Kの内部へ供給する。
【0094】このとき、一度に供給できる新しい現像剤
57の量は、現像剤補給容器95の螺旋状の現像剤供給
室109の一巻きに収容されている現像剤57の量で決
まる。従って、該当する現像剤57が供給されると、次
に再度現像装置22を一回転して、螺旋状の現像剤供給
室109の一巻き分の現像剤57を現像剤供給用開口部
103まで搬送し、以下この動作を繰り返す。このよう
にして、数回の回転を伴って現像剤57の補給動作が行
われるが、この時の回転数も螺旋状の現像剤供給室10
8の一巻き分の現像剤量と補給に必要な総現像剤量から
あらかじめ設定することができる。
【0095】以上のように、はじめに現像装置22の回
転を伴う現像剤回収動作を複数回繰り返した後、同じく
現像装置22の回転を伴う現像剤補給動作を複数回繰り
返すことで、現像剤補給容器95を用いて新旧の現像剤
57の交換を自動的に行なうことができる。
【0096】よって、上記技術的手段によれば、現像器
22Kを現像装置22に据え付けたままの状態でトナー
補給容器60に替えて現像剤補給容器95を装着し、現
像装置22の回転を繰り返すことで、はじめに現像器2
2K内の現像剤槽61から劣化した現像剤57を現像剤
補給容器95内に回収し、次に補給容器95内の新しい
現像剤57を現像剤槽61へ補給することが可能とな
る。
【0097】そのため、この発明によれば、現像器22
K内の劣化した現像剤57と新しい現像剤57の交換
を、現像器22Kを画像形成装置から脱着することな
く、画像形成装置に装着したままの状態で自動的に行う
ことができ、しかも現像剤の交換動作を自動的に行うた
めに部品点数をほとんど増加させることがなく、従って
コストの大幅なアップや従来の現像装置の大幅な改造等
を必要とすることなく、現像剤の交換動作を自動的に行
うことが可能な現像装置及びこれに使用される現像剤補
給容器を提供することができる。
【0098】また、この発明によれば、専用の現像剤補
給容器95を用いることで、現像剤交換時に現像装置2
2外への現像剤57の漏洩を防止することが可能な現像
装置及びこれに使用される現像剤補給容器95を提供す
ることができる。
【0099】実施の形態2図15はこの発明の実施の形
態2を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部材
には同一の符号を付して説明すると、前記実施の形態1
で示される現像剤補給容器は、螺旋状の現像剤回収室と
同じく螺旋状の現像剤供給室が2重螺旋状に形成されて
いるが、図15に示す様な構造であっても実施の形態1
と同じ機能を果たすことができる。しかも、図15に示
す構造では、後述するように、現像剤収容室と現像剤回
収室を兼用しているため、現像剤交換の現像剤量を増や
すことができる。
【0100】図15において、現像剤補給容器95は、
図7に示す現像剤補給容器95と同様に、現像剤補給シ
ャッター規制部材102と、図示されていないが現像剤
補給シャッターを備えていて、現像器に装着した時には
じめて現像剤57の補給が可能な状態となる。
【0101】また、トナー供給用スクリューオーガ59
から搬送された回収現像剤57は、容器95内の現像剤
回収用スクリューオーガ106によって容器の反対側ま
で搬送され、そこで一重の螺旋状に形成された現像剤収
容室兼回収室130に収容される。この一重螺旋状の現
像剤収容室兼回収室130の搬送方向上流側には、あら
かじめ新しい現像剤57が収容されており、回収動作が
開始されると、その新しい現像剤57のすぐ上流側に劣
化した現像剤57が隣合って収容される。しかしなが
ら、新旧2つの現像剤57のみかけの比重はほぼ同じで
あるため、1重螺旋状の現像剤収容室兼回収室130の
中でこれらが混ざり合うことはなく、隣合ったままの状
態で現像剤供給用開口部103の方向へ搬送される。
【0102】先の実施の形態1で示される現像剤補給容
器95では、回収された現像剤57が螺旋状の現像剤回
収室108に導かれ、その搬送下流端は閉じているた
め、そこに留まっている。しかし、この実施の形態2で
は、上記のように回収と補給の仕切りが連続しているた
め、新しい現像剤57の補給を続けていくと、一度回収
した現像剤が再び現像剤供給用開口部103に搬送され
る虞れがある。これを防ぐために、予め図15に示す現
像剤補給容器95には、補給に必要な量より若干多めの
新しい現像剤57を収容しておき、現像剤補給動作が終
了した時には、未だ新しい現像剤57が残っており、回
収した現像剤57が確実に供給されないようにするのが
望ましい。
【0103】実施の形態3図16及び図17はこの発明
の実施の形態3を示すものであり、前記実施の形態1と
同一の部材には同一の符号を付して説明すると、前記実
施の形態3は、複数の現像器を備えた現像装置に適用し
たものではなく、単一の現像器のみからなる現像装置に
適用したものである。
【0104】図16は一般的な単色画像形成装置の現像
装置の通常の現像状態を示すものである。
【0105】この実施の形態3においては、像担持体と
しての感光体ドラム20に対して単色現像装置22の現
像剤担持体としての現像ロール53が対向するように配
置されている。単色現像装置22は、図16に示す2点
鎖線を回転の軌跡とする位置で矢印方向に回転できるよ
うに、図示しない駆動手段により回転制御される。
【0106】現像剤57は、一般的に現像動作時間が経
過するに従って劣化が進むために、画像形成装置もしく
は現像装置22の作動時間が、予め設定した所定時間を
過ぎると、画像形成装置が現像剤の交換をなんらかの手
段によりその旨を指示する。
【0107】現像剤57の交換が指示されると、現像動
作時には、トナー補給容器60が装着されている所へ現
像剤補給容器95を代わりに装着する。現像剤補給容器
95とトナー供給用スクリューオーガ59、およびトナ
ー供給用搬送部材と現像器の現像剤槽に設けられた第1
及び第2のスクリューオーガ55、56は、各々上下方
向において連通している。そのため、単色現像装置22
が前記にあるように回転すると、現像剤57もしくはト
ナーTは上下方向に移動する。しかしながら、トナー供
給用スクリューオーガ59は、現像ロール53と平行な
方向に一定の長さがあるために、前記回転を繰り返して
も現像剤57もしくはトナーTが、現像剤補給容器95
もしくはトナー補給容器60と、現像剤57の現像剤槽
61と直接行き来することはない。
【0108】現像剤補給容器95が装着されると、現像
装置22は図17の位置に回転する。この位置は図16
の対角の位置、すなわち現像装置22が現像状態と上下
反転した状態になっている。この位置においては、現像
装置22の現像剤槽61にある現像剤57がトナー供給
用スクリューオーガ59に落下移動する。そして図示さ
れない駆動源によりトナー供給用スクリューオーガ59
が矢印方向に回転すると、すなわち図16の現像位置に
おけるトナー供給用スクリューオーガ59の回転方向と
は反対方向に回転することにより、現像剤槽61から落
下した現像剤57がトナー供給用スクリューオーガ59
により現像剤補給容器95に搬送される。
【0109】上記において現像剤槽61から落下する現
像剤57の量は、現像剤槽61とトナー供給用スクリュ
ーオーガ59とが上下方向に連通した長さにより決定す
るが、その量は現像剤槽61に蓄えられた現像剤57の
一部にすぎない。したがって、現像剤槽61の中のすべ
ての現像剤57を現像剤補給容器95に収容するには以
上の動作を繰り返す。
【0110】すなわち、図17の状態で一回当たりの現
像剤57を回収し終わると、図17の位置から矢印方向
にさらに回転して、もう一度図16の位置に戻る。そし
てこの位置で現像装置22内の現像ロール53、パドル
58、第1及び第2のスクリューオーガ55、56を回
転駆動して現像剤槽61の現像剤57を攪拌する。そう
することによって、先の回収動作で少なくなった現像剤
攪拌部材付近に新たに現像剤57を搬送することができ
る。
【0111】そして、以上の動作を数回繰り返すことに
より、現像剤槽61の大半の現像剤57を現像剤補給容
器95に収容する。現像剤57の回収を終えると、次に
現像剤補給容器95から新しい現像剤57を空になった
現像剤槽61に供給する。
【0112】新しい現像剤57の供給は、現像時におけ
るトナーTの補給動作と同じ手段により行われる。
【0113】以上の動作によって、現像装置22内の現
像剤槽61から現像剤補給容器95に劣化した現像剤5
7を回収し、次に現像剤補給容器95内の新しい現像剤
57を現像剤槽61に補給することができる。なお、複
数回の動作による現像剤補給容器95内への現像剤57
の収容の手段および、回収動作後に同じ現像剤補給容器
95から回収した現像剤57を蓄えたまま新しい現像剤
57を供給する動作は、前記実施の形態1と同様である
ので、その説明を省略する。
【0114】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
によれば、現像装置内の劣化した現像剤と新しい現像剤
の交換を、現像装置を画像形成装置から脱着することな
く、画像形成装置に装着したままの状態で自動的に行う
ことができ、しかも現像剤の交換動作を自動的に行うた
めに部品点数をほとんど増加させることがなく、従って
コストの大幅なアップや従来の現像装置の大幅な改造等
を必要とすることなく、現像剤の交換動作を自動的に行
うことが可能な現像装置及びこれに使用される現像剤補
給容器を提供することができる。
【0115】また、この発明は、専用の現像剤補給容器
を用いることで、現像剤交換時に現像装置外への現像剤
の漏洩を防止することが可能な現像装置及びこれに使用
される現像剤補給容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)(b)はこの発明の一実施の形態
に係る現像装置の現像位置及び回収位置をそれぞれ示す
構成図である。
【図2】 図2はこの発明の一実施の形態に係る現像装
置を適用したデジタルカラー複写機を示す構成図であ
る。
【図3】 図3はこの発明の一実施の形態に係る現像装
置を示す構成図である。
【図4】 図4はこの発明の一実施の形態に係る現像装
置の現像器を示す構成図である。
【図5】 図5はこの発明の一実施の形態に係る現像装
置の現像器を示す駆動系を展開した断面構成図である。
【図6】 図6はこの発明の一実施の形態に係る現像装
置の現像器を示す駆動系の斜視図である。
【図7】 図7はこの発明の一実施の形態に係る現像剤
補給容器を示す断面図である。
【図8】 図8はこの発明の一実施の形態に係る現像剤
補給容器を現像器に装着した状態を示す要部断面図であ
る。
【図9】 図9は現像剤補給容器のシャッターを閉じた
状態を示す断面構成図である。
【図10】 図10は現像剤補給容器のシャッターを開
いた状態を示す断面構成図である。
【図11】 図11は現像剤補給容器の螺旋状の現像剤
回収室及び供給室を示す一部破断の要部斜視図である。
【図12】 図12(a)〜(c)は現像剤補給容器の
内部における現像剤の搬送状態をそれぞれ示す説明図で
ある。
【図13】 図13は現像器の現像剤槽の底部に設けら
れた溜まり部を示す断面図である。
【図14】 図14は現像剤補給容器の現像剤供給動作
を示す断面構成図である。
【図15】 図15はこの発明の実施の形態2に係る現
像剤補給容器を示す断面構成図である。
【図16】 図16はこの発明の実施の形態3に係る現
像装置の現像位置を示す構成図である。
【図17】 図17はこの発明の実施の形態3に係る現
像装置の回収位置を示す構成図である。
【符号説明】
22 現像装置、22K、22Y、22M、22C 現
像器、50 回転軸、51 現像器保持体、52 現像
器ハウジング、53 現像ロール、55、56第1及び
第2のスクリューオーガ、57 現像剤、58 パド
ル、59 トナー補給用スクリューオーガ、60 トナ
ー補給容器、78 トナー供給用開口部、95 現像剤
補給容器、104 内側円筒部、106 現像剤回収用
スクリューオーガ、107 外側円筒部、108 現像
剤回収室、109 現像剤供給室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/01 113 G03G 15/01 113Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を収容する現像剤槽と、前記現像
    剤槽内の現像剤を攪拌しつつ循環搬送する攪拌搬送部材
    と、前記攪拌搬送部材によって攪拌搬送される現像剤を
    像担持体と対向する現像領域へと搬送するための現像剤
    担持体とを有し、かつ前記現像剤槽の上部に配置され、
    当該現像剤槽内にトナー補給用の開口部を介してトナー
    を補給するトナー補給容器を備えた現像装置において、
    前記現像装置にトナー補給容器の代わりに現像剤補給容
    器を装着し、前記現像装置を現像剤担持体と平行な回転
    軸に沿って回転することで、当該現像装置の上下を反転
    させて、現像剤槽内の現像剤をトナー補給用の開口部を
    介して現像剤補給容器内に回収し、かかる現像装置の回
    転動作に伴う現像剤の回収動作を複数回繰り返した後、
    現像剤補給容器からトナー補給用の開口部を介して現像
    剤槽内に新たな現像剤を補給することを特徴とする現像
    装置。
  2. 【請求項2】 現像剤を収容する現像剤槽と、前記現像
    剤槽内の現像剤を攪拌しつつ循環搬送する攪拌搬送部材
    と、前記攪拌搬送部材によって攪拌搬送される現像剤を
    像担持体と対向する現像領域へと搬送するための現像剤
    担持体とを有し、かつ前記現像剤槽の上部に配置され、
    当該現像剤槽内にトナー補給用の開口部を介してトナー
    を補給するトナー補給容器を備えた現像器を複数保持
    し、これらの複数の現像器を順次像担持体と対向する現
    像位置へと循環移動可能に保持する回転可能な現像器保
    持体を備えた現像装置において、前記複数の現像器のう
    ち任意の現像器にトナー補給容器の代わりに現像剤補給
    容器を装着し、前記現像器を現像器保持体によって回転
    することで、当該任意の現像器の上下を反転させて、現
    像剤槽内の現像剤をトナー補給用の開口部を介して現像
    剤補給容器内に回収し、かかる現像器の回転動作に伴う
    現像剤の回収動作を複数回繰り返した後、現像剤補給容
    器からトナー補給用の開口部を介して現像剤槽内に新た
    な現像剤を補給することを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 現像剤を収容する現像剤槽と、前記現像
    剤槽内の現像剤を攪拌しつつ循環搬送する攪拌搬送部材
    と、前記攪拌搬送部材によって攪拌搬送される現像剤を
    像担持体と対向する現像位置へと搬送するための現像剤
    担持体とを有し、かつ前記現像剤槽の上部に配置され、
    当該現像剤槽内にトナー補給用の開口部を介してトナー
    を補給するトナー補給容器を備えた現像器を複数保持
    し、これらの複数の現像器を順次像担持体と対向する現
    像領域へと循環移動可能に保持する回転可能な現像器保
    持体を備えた現像装置において、トナー補給容器と脱着
    交換可能な現像剤補給容器と、現像剤交換を必要とする
    現像器を指示する現像剤交換指示手段と、前記現像剤交
    換指示手段に応じて、現像器保持体によって指示された
    現像器を現像剤回収位置と現像剤補給位置に回転させる
    回転制御手段と、前記回収位置における現像剤の回収動
    作と前記補給位置における現像剤の補給動作とを制御す
    る補給動作制御手段とを有することを特徴とする現像装
    置。
  4. 【請求項4】 円筒形状の容器であって、その内部に
    は、当該円筒状容器の内部を軸方向に沿って一端部から
    所定の長さに渡って2重円筒状に仕切る仕切り部材が設
    けられ、当該2重円筒部の一端は、円筒状容器の外周面
    に設けられた開口部と連通しているとともに、その他端
    は円筒状容器の内部に開口しており、前記2重円筒部の
    内側円筒の内部には、容器外周面の開口部から回収され
    る現像剤を容器の内部に搬送する搬送部材が設けられ、
    さらに前記2重円筒部の外側円筒の内部には、当該容器
    の内部に搬送された現像剤を収容する螺旋状の回収現像
    剤収容室と、当該容器の内部に予め収容された新しい現
    像剤を容器外周面の開口部から供給する螺旋状の現像剤
    供給室とが設けられていることを特徴とする現像剤補給
    容器。
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