JP2014092769A - 粉体回収装置及び画像形成装置 - Google Patents

粉体回収装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014092769A
JP2014092769A JP2012245111A JP2012245111A JP2014092769A JP 2014092769 A JP2014092769 A JP 2014092769A JP 2012245111 A JP2012245111 A JP 2012245111A JP 2012245111 A JP2012245111 A JP 2012245111A JP 2014092769 A JP2014092769 A JP 2014092769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
waste toner
conveyance
powder
toner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012245111A
Other languages
English (en)
Inventor
Taro Mitsui
太郎 三井
Hirohisa Hoshino
弘久 星野
Akihiro Ouchi
章弘 大内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2012245111A priority Critical patent/JP2014092769A/ja
Publication of JP2014092769A publication Critical patent/JP2014092769A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

【課題】粉体の受け入れ動作を停止させずに粉体回収容器を交換する際の粉体の凝集を抑制する。
【解決手段】トナー回収装置100は、廃トナー回収容器120に接続される廃トナー搬送部110と、廃トナー搬送部110を開閉するシャッタ部材122と、廃トナー搬送部110に接続された循環部114Bと、循環部114B内に設けられた搬送部材126とを有している。ここで、廃トナー回収容器120が廃トナー搬送部110に接続されたときは、廃トナーTが廃トナー搬送部110を流れて廃トナー回収容器120に回収される。一方、廃トナー回収容器120が廃トナー搬送部110から離脱されたときは、廃トナーTが廃トナー搬送部110及び循環部114Bを循環する。これにより、廃トナーTの受け入れ動作を停止させずに廃トナー回収容器120を交換する際の廃トナーTの凝集を抑制することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、粉体回収装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1の画像形成装置は、廃トナー容器に搬送される現像後の廃トナーを一時的に貯蔵するバッファ部と、エンジン制御部とを有している。そして、エンジン制御部が、バッファ部に貯蔵された廃トナーが満杯か否かを検知し、満杯になった場合に、第1廃トナーパイプによる廃トナー搬送及び画像形成動作を停止させるように制御する。
特許文献2の画像形成装置は、廃トナーの搬送経路途中に位置し、搬送経路を回転中心として重力方向上側、下側に回転可能なバッファ容器を有している。そして、廃トナー収容容器が満杯でない場合は、バッファ容器が上側に位置して廃トナーを貯留せず、廃トナー収容容器が満杯時や廃トナー収容容器を取り出している時には、バッファ容器が下側に位置して廃トナーを一時的に貯留する。
特開2005−242274号公報 特開2011−043527号公報
本発明は、粉体の受け入れ動作を停止させずに粉体回収容器を交換する際の粉体の凝集を抑制することができる粉体回収装置及び画像形成装置を得ることを目的とする。
本発明の請求項1に係る粉体回収装置は、粉体を回収する回収容器が一端に離脱可能に装着され、該回収容器へ粉体が搬送される搬送通路部材と、前記搬送通路部材を開放する開放位置及び閉止する閉止位置に移動可能に設けられ、前記搬送通路部材への前記回収容器の装着状態で前記搬送通路部材を開放し、前記搬送通路部材からの前記回収容器の離脱状態で前記搬送通路部材を閉止する開閉部材と、前記搬送通路部材における粉体の搬送方向の前記開閉部材よりも上流側に一端が接続され、他端が前記搬送通路部材における前記一端の接続位置よりも上流側に接続された循環通路部材と、前記循環通路部材内に設けられ、少なくとも前記回収容器が前記搬送通路部材から離脱されたとき、粉体を前記搬送通路部材の上流側へ搬送する搬送部材と、を有する。
本発明の請求項2に係る粉体回収装置は、前記搬送通路部材内で回転して粉体を前記回収容器へ搬送する回収搬送部材と、前記回収搬送部材と前記搬送部材とを回転させる共通の駆動源と、が設けられている。
本発明の請求項3に係る粉体回収装置は、前記搬送部材は、前記開閉部材が前記閉止位置にあるときに回転する。
本発明の請求項4に係る粉体回収装置は、前記搬送通路部材に前記回収容器を装着したとき、前記循環通路部材内の粉体を前記搬送通路部材に搬送する補助搬送手段が設けられている。
本発明の請求項5に係る画像形成装置は、前記粉体はトナーであり、トナー像を保持する像保持部材のトナー像を記録媒体上に転写し、画像を形成する画像形成手段と、転写後に前記像保持部材から除去したトナーを排出する排出部と、前記排出部から排出されたトナーを前記回収容器へ搬送して回収する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の粉体回収装置としてのトナー回収装置と、を有する。
請求項1の発明は、循環通路部材及び搬送部材を有していない構成に比べて、粉体の受け入れ動作を停止させずに粉体回収容器を交換する際の粉体の凝集を抑制することができる。
請求項2の発明は、粉体の循環搬送において異なる駆動源を用いずに済む。
請求項3の発明は、搬送部材を回転し続ける構成に比べて、搬送部材の回転動作によるエネルギー消費量を低減することができる。
請求項4の発明は、循環通路部材内の粉体を搬送通路部材へ搬送する補助搬送手段を有していない構成に比べて、循環通路部材内の粉体を減らすことができる。
請求項5の発明は、循環通路部材を有していない粉体回収装置を用いて粉体を回収する画像形成装置に比べて、生産性を向上させることができる。
第1実施形態に係る画像形成装置の全体構成図である。 第1実施形態に係る画像形成ユニットの構成図である。 第1実施形態に係る廃トナー回収装置の構成図である。 第1実施形態に係る廃トナー回収装置の横断面図である。 (A)、(B)第1実施形態に係る廃トナー回収装置のシャッタ部材を閉じた状態、開放した状態を示す模式図である。 第1実施形態に係る廃トナー回収装置内部の廃トナーの循環状態を示す説明図である。 第2実施形態に係る廃トナー回収装置及び廃トナー回収装置内部の廃トナーの循環状態を示す説明図である。 第3実施形態に係る廃トナー回収装置の構成図である。 第3実施形態に係る廃トナー回収装置内部の廃トナーの循環状態を示す説明図である。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係る粉体回収装置及び画像形成装置の一例について説明する。
(全体構成)
図1には、第1実施形態の一例としての画像形成装置10が示されている。画像形成装置10は、上下方向(Y方向)の下側から上側へ向けて、用紙収容部12、主動作部14、及び原稿読取部16が設けられており、主動作部14には、画像形成装置10各部の動作を制御する制御部20が設けられている。
なお、図中の「○」の中に「×」が記載されたものは、手前から奥へ向かう矢印を意味し、図中の「○」の中に「・」が記載されたものは、奥から手前へ向かう矢印を意味する。また、画像形成装置10をユーザー(図示省略)が立つ側から正面視して、X方向は右方向、−X方向は左方向、Y方向は上方向、−Y方向は下方向、Z方向は奥行き方向、−Z方向は手前方向に相当している。
用紙収容部12は、サイズの異なる記録媒体の一例としての記録用紙Pを収容可能な第1収容部22、第2収容部24、第3収容部26、及び第4収容部28を有している。第1収容部22、第2収容部24、第3収容部26、及び第4収容部28には、収容された記録用紙Pを1枚ずつ送り出す送出ロール32と、送り出された記録用紙Pを画像形成装置10内に設けられた搬送路30に搬送する搬送ロール34とが設けられている。
また、搬送路30における搬送ロール34よりも下流側には、記録用紙Pを一枚ずつ搬送する複数の搬送ロール36が設けられている。さらに、主動作部14内の搬送路30における記録用紙Pの搬送方向で搬送ロール36よりも下流側には、記録用紙Pを一端停止させると共に決められたタイミングで後述の二次転写位置へ送り出し、画像転写の位置合せを行う位置合せロール38が設けられている。
搬送路30の上流側部分は、画像形成装置10の正面視において、矢印Y方向に向けて用紙収容部12の−X方向側から主動作部14の−X方向側下部まで直線状に設けられている。また、搬送路30の下流側部分は、主動作部14の−X方向側下部から主動作部14のX方向側面に設けられた排紙部13まで設けられている。さらに、搬送路30には、記録用紙Pの両面に画像形成を行うために記録用紙Pが搬送及び反転される両面搬送路31が接続されている。なお、両面搬送を行わないときの記録用紙Pの搬送方向は、矢印Aで示されている。
両面搬送路31は、画像形成装置10の正面視において、主動作部14のX方向側下部から用紙収容部12のX方向側まで矢印Y方向に直線状に設けられた反転部33と、図示の−X方向側(矢印Bで示す)に記録用紙Pを搬送する搬送部35とを有している。搬送部35の下流側端部は、搬送路30の位置合せロール38よりも上流側に案内部材(図示省略)により接続されている。
搬送部35は、反転部33に搬送された記録用紙Pの後端が進入するとともに図示の−X方向側(矢印Bで示す)に記録用紙Pを搬送する。なお、図1において、反転部33及び搬送部35には複数の搬送ロールが間隔をあけて設けられているが、図示を省略している。また、搬送路30と両面搬送路31との切り替えを行う切替部材、及び反転部33から搬送路30への記録用紙Pの逆方向搬送を防ぐ逆送防止部材についても図示を省略している。
さらに、用紙収容部12における第3収容部26と反転部33との間には、後述する廃トナーTを回収する粉体回収装置の一例としてのトナー回収装置100が設けられている。加えて、第2収容部24と反転部33との間には、回収容器の一例としての廃トナー回収容器120が着脱自在に装着されている。なお、廃トナー回収容器120の装置本体11への装着方向がZ方向であり、装置本体11からの離脱方向が−Z方向である。
原稿読取部16は、複数の原稿(図示省略)が載せられる原稿置台41と、1枚の原稿が載せられるプラテンガラス42と、プラテンガラス42上の原稿を読み取る原稿読取装置44と、読み取り済みの原稿が排出される原稿排出部43とが設けられている。
原稿読取装置44は、光照射部46、1つのフルレートミラー48、2つのハーフレートミラー52、結像レンズ54、及び光電変換素子56を含んで構成されている。光照射部46は、プラテンガラス42に載せられた原稿に光を照射する。そして、フルレートミラー48及びハーフレートミラー52は、光照射部46によって照射され原稿から反射された反射光をプラテンガラス42と平行な方向に反射させて折り返す。
結像レンズ54は、フルレートミラー48及びハーフレートミラー52によって折り返された反射光が入射するように配置されている。そして、光電変換素子56は、結像レンズ54によって結像された反射光を電気信号に変換する。なお、光電変換素子56によって変換された電気信号は、画像処理装置(図示省略)で画像処理され画像形成に用いられる。また、フルレートミラー48は、プラテンガラス42に沿ってフルレートで移動し、ハーフレートミラー52は、プラテンガラス42に沿ってハーフレートで移動するようになっている。結像レンズ54及び光電変換素子56は固定されている。
主動作部14は、複数のフレームからなる装置本体11内に、記録用紙P上にトナー画像(現像剤像)を形成する画像形成手段の一例としての画像形成部60と、画像形成部60で形成された記録用紙P上のトナー画像を定着する定着装置90とが設けられている。
画像形成部60は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の各トナーに対応して設けられた画像形成ユニット64Y、64M、64C、64Kと、露光ユニット66Y、66M、66C、66Kと、転写ユニット80と、を含んで構成されている。画像形成ユニット64Y、64M、64C、64Kは、像保持部材の一例としての感光体62Y、62M、62C、62Kを有している。なお、以後の説明では、Y、M、C、Kを区別する必要がある場合は、数字の後にY、M、C、Kのいずれかの英字を付して説明し、同様の構成でY、M、C、Kを区別する必要がない場合は、Y、M、C、Kの記載を省略する。
露光ユニット66は、光源(図示省略)から出射された光ビームを回転多面鏡(ポリゴンミラー:符号無し)で走査すると共に反射ミラーを含む複数の光学部品(図示省略)で反射して、各トナーに対応した光ビームLを感光体62へ向けて出射する構成となっている。また、感光体62は、露光ユニット66の下方側(−Y方向側)に設けられている。
図2に示すように、画像形成ユニット64は、感光体62と、感光体62の外周面と対向して回転方向の上流側から下流側へ順に配置された帯電器72、現像器74、排出部の一例としての第1クリーニングユニット76とを含んで構成されている。なお、帯電器72と現像器74は、感光体62の外周面で帯電器72と現像器74との間の位置に光ビームLが照射されるように配置されている。また、感光体62の外周面で現像器74とクリーニングユニット76との間の位置には、後述する中間転写ベルト82が接触している。
感光体62は、アルミニウムなどで構成され導電性を有すると共に接地される円筒状の基材(図示省略)と、この基材の外周面で径方向に順次積層された電荷発生層、電荷輸送層、及び保護層を含む表面層(図示省略)とで構成されている。そして、感光体62は、モータ(図示省略)の駆動により矢印+R方向(図示の時計回り方向)に回転可能となっている。
帯電器72は、一例として、ワイヤに電圧を印加してコロナ放電により感光体62の外周面をトナーと同極性に帯電させるコロトロン方式の帯電手段で構成されている。ここで、帯電した感光体62の外周面に画像データに基づいて光ビームLが照射されることで、潜像(静電潜像)が形成される。
現像器74は、一例として、磁性体からなるキャリア粒子と粉体の一例としてのトナーTが混合された現像剤Gを収容している。なお、以後の説明では、潜像の現像に用いられるものをトナーTと記載し、現像後に残留して回収されるものを廃トナーTと記載する。
現像器74には、周方向に複数の磁極を有するマグネットロール(図示省略)が内側に設けられた円筒状の現像スリーブ74Aが設けられている。また、現像器74は、現像スリーブ74Aが回転することにより感光体62と対向する部位で磁気ブラシを形成する。そして、現像器74は、電圧印加手段(図示省略)によって現像スリーブ74Aに現像バイアスが印加されることで、感光体62の外周面の潜像をトナーで顕在化させてトナー画像(現像剤像)を形成する。
なお、各現像器74には、画像形成部60の上方に設けられた各トナーカートリッジ79(図1参照)からトナーTが供給されるようになっている。また、各現像器74内の現像剤Gは、画像形成枚数などに基づく消費期間が経過した場合、後述する廃トナー搬送部110及びトナー回収装置100(図1参照)を介して廃トナー回収容器120(図1参照)に回収されるようになっている。
第1クリーニングユニット76は、筐体76Aと、筐体76A内で感光体62の回転方向に先端側を向けて配置されると共に感光体62の外周面と接触するクリーニングブレード76Bとを有している。そして、第1クリーニングユニット76は、感光体62の外周面に残留した転写残りのトナーをクリーニングブレード76Bで掻き落として除去すると共に、筐体76Aに接続された廃トナー搬送部97へ排出するようになっている。これにより、第1クリーニングユニット76で回収され、排出されたトナーT(廃トナーT)が、後述する廃トナー回収容器120へ搬送されるようになっている。
また、感光体62の回転方向で現像器74よりも下流側には、現像器74で現像されたトナー画像が一次転写される像保持部材の一例としての中間転写ベルト82が設けられている。
図1に示すように、転写ユニット80は、中間転写ベルト82、一次転写ロール84、二次転写ロール86、及び補助ロール88を含んで構成されている。
中間転写ベルト82は、一例として、ポリイミドあるいはポリアミドからなる樹脂にカーボンブラック(帯電防止剤)を含有させたフィルム状の無端ベルトで構成されている。また、中間転写ベルト82の内側には、画像形成ユニット64Y及び一次転写ロール84Yの近くに配置されモータ(図示省略)により回転駆動される駆動ロール83と、回転可能に設けられた複数の搬送ロール85とが配置されている。そして、中間転写ベルト82は、駆動ロール83、複数の搬送ロール85、及び補助ロール88に巻き掛けられている。これにより、中間転写ベルト82は、駆動ロール83が図示の反時計周りに回転すると、矢印C方向(図示の反対時計回り方向)に周回移動するようになっている。
一次転写ロール84は、一例として、ステンレス鋼などの金属で構成された円柱状のシャフトの周囲にスポンジ層(図示省略)が形成された構成となっており、シャフトの両端部がベアリングで支持されることにより回転可能となっている。また、一次転写ロール84は、電源(図示省略)からシャフトにトナーの極性とは逆極性の電圧が印加されるようになっており、感光体62から中間転写ベルト82上にトナー画像を一次転写させる。
二次転写ロール86は、一例として、一次転写ロール84と同様の構成となっており、搬送路30における位置合せロール38の下流側に配置され回転可能に設けられている。また、二次転写ロール86は、補助ロール88とで中間転写ベルト82を挟むように中間転写ベルト82の外周面に接触している。なお、二次転写ロール86は接地されており、後述する補助ロール88との電位差により、中間転写ベルト82上で順次重ねられたトナー画像を記録用紙Pへ二次転写させる。
補助ロール88は、二次転写ロール86の対向電極を形成しており、補助ロール88の外周面に接触配置された金属製の給電ロール(図示省略)を介して、二次転写電圧が印加されるようになっている。ここで、補助ロール88に二次転写電圧が印加されると、補助ロール88と二次転写ロール86との間に電位差が生じる。これにより、二次転写ロール86と中間転写ベルト82との接触部に搬送される記録用紙P上に中間転写ベルト82上のトナー画像が二次転写されるようになっている。
また、駆動ロール83の近くで中間転写ベルト82の外周面と対向する位置には、二次転写後の中間転写ベルト82上の残留トナーや紙粉を除去すると共に排出する排出部の一例としての第2クリーニングユニット95が設けられている。
第2クリーニングユニット95は、筐体95Aと、一端が筐体95Aに固定され他端(自由端)が中間転写ベルト82に接触するクリーニングブレード95Bとを有している。ここで、第2クリーニングユニット95には、回転してトナーTを下流側へ搬送するスクリュー部材(図示省略)が設けられた廃トナー搬送部99の上端が接続されている。
廃トナー搬送部97の下端及び廃トナー搬送部99の下端は、廃トナー搬送部110の上端に接続されており、廃トナー搬送部110には、詳細を後述するトナー回収装置100が設けられている。さらに、廃トナー搬送部110の下端(トナー回収装置100よりも下流側)には、廃トナー回収容器120が接続されている。これにより、第2クリーニングユニット95で回収され、排出されたトナーT(廃トナーT)が、廃トナー回収容器120へ搬送されるようになっている。
なお、中間転写ベルト82の外周面でトナー画像が転写されない非転写領域の基準位置には、一例として、光を反射するシール部材(図示省略)が固定されている。また、このシール部材と対向可能となる位置には、中間転写ベルト82の非転写領域に光を照射すると共に、シール部材で反射された光を受光することで中間転写ベルト82の基準位置を検知する位置センサ(図示省略)が設けられている。これにより、画像形成部60では、位置センサで得られた基準位置の信号に基づいて、各部の画像形成動作が行われる。
図1に示すように、記録用紙Pの移動方向で二次転写ロール86よりも下流側には、トナー画像の二次転写が終了した記録用紙Pを後述する定着装置90へ搬送する搬送ベルト96が設けられている。搬送ベルト96は、支持ロール98A、駆動ロール98B、及び図示しないモータ及びギアを有する駆動手段によって、定着装置90へ記録用紙Pを搬送するように周回移動可能に設けられている。
定着装置90は、一例として、熱源であるハロゲンランプ(図示省略)により加熱される加熱ロール92と、加熱ロール92へ向けて付勢され加熱ロール92と共に記録用紙Pを挟んで加圧する加圧ロール94とを有している。そして、定着装置90は、加熱ロール92と加圧ロール94との間に二次転写が終了した記録用紙Pが進入することで、熱及び圧力の作用により記録用紙Pにトナー画像を定着させる。
(画像形成工程)
次に、画像形成装置10における画像形成工程について説明する。
図1に示すように、画像形成装置10では、各感光体62の外周面が帯電器72(図2参照)で帯電されると共に、画像データに応じて各露光ユニット66から出射された光ビームLによって露光され、感光体62の外周面に静電潜像が形成される。
続いて、各感光体62の外周面に形成された静電潜像は、各現像器74(図2参照)によって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー画像として現像される。
続いて、各感光体62の表面に形成された各トナー画像は、各一次転写ロール84によって中間転写ベルト82上に順次、多重転写される。そして、中間転写ベルト82上に多重転写されたトナー画像は、搬送路30を搬送されてきた記録用紙P上に補助ロール88及び二次転写ロール86によって二次転写される。
続いて、トナー画像が転写された記録用紙Pは、搬送ベルト96により定着装置90に向けて搬送される。そして、定着装置90では、記録用紙P上のトナー画像が加熱、加圧されることで定着される。トナー画像が定着された記録用紙Pは、一例として、排紙部13に排出される。このようにして、一連の画像形成工程が行われる。なお、画像が形成されていない非画像面にトナー画像を形成する場合(両面画像形成の場合)は、定着装置90で表面に画像定着を行った後、記録用紙Pを両面搬送路31に送り込んで裏面の画像形成及び定着を行う。
(要部構成)
次に、トナー回収装置100の一例について説明する。
図3に示すように、トナー回収装置100は、廃トナー回収容器120へ廃トナーT(矢印Tで示す)が搬送される搬送通路部材の一例としての廃トナー搬送部110と、廃トナー搬送部110に設けられた循環ユニット102と、を有している。
廃トナー搬送部110は、循環ユニット102へ廃トナーTが搬送される上側パイプ112と、循環ユニット102内に設けられた搬送部114Aと、循環ユニット102から廃トナー回収容器120へ廃トナーTが搬送される下側パイプ116とを有している。
上側パイプ112は、Y方向に直立配置されている。また、上側パイプ112の上端部は、廃トナー搬送部97の下端及び廃トナー搬送部99の下端(図1参照)に接続されており、廃トナー搬送部97及び廃トナー搬送部99から上側パイプ112内へ廃トナーTが流入するようになっている。
循環ユニット102は、ユニット本体114を有しており、装置本体11(図1参照)に固定されている。ユニット本体114は、廃トナーTが−Z方向に搬送される既述の搬送部114Aと、廃トナーTがZ方向に搬送される循環通路部材の一例としての循環部114Bとを含んで構成されている。なお、本実施形態では一例として、搬送部114Aと循環部114BがX方向に並んで一体化され、ユニット本体114が形成されている。
図3では、搬送部114A及び循環部114BのY方向上部を開放した状態で示しているが、実際は、搬送部114A及び循環部114BのY方向上部がカバー部材(図示省略)で覆われており、廃トナーTの飛散を抑制している。そして、このカバー部材には、廃トナーTの流入口(図示省略)が形成されており、この流入口に上側パイプ112の下端が接続されている。
下側パイプ116は、Y方向に直立しY方向側の上端部が後述する排出口114C(図4参照)に接続された鉛直部116Aと、鉛直部116Aの−Y方向側の下端部から−Z方向側へ延び、鉛直部116Aと一体化された接続部116Bとを有している。なお、接続部116B内には、スクリュー部材(図示省略)が回転可能に設けられており、制御部20が駆動源(図示省略)を動作させてスクリュー部材を回転させることで、接続部116B内の廃トナーTが−Z方向に搬送されるようになっている。
接続部116Bの−Z方向端部は、画像形成装置10(図1参照)への廃トナー回収容器120の装着状態において、廃トナー回収容器120内に挿入されている。これにより、上側パイプ112、搬送部114A、及び下側パイプ116を搬送された廃トナーTが、廃トナー回収容器120内に回収される。
廃トナー回収容器120は、一例として、直方体状であり、画像形成装置10(図1参照)への装着状態が装着検知部130によって検知される。装着検知部130は、装置本体11(図1参照)に取り付けられている。また、装着検知部130は、図示を省略するが、一例として、Z方向及び−Z方向に移動可能な可動部と、可動部がZ方向に設定量以上移動することでONとなるスイッチ部とを含む機械式のスイッチで構成されている。
そして、廃トナー回収容器120が下側パイプ116に装着されると、装着検知部130がONとなり、廃トナー回収容器120の装着情報が制御部20に送られるようになっている。なお、廃トナー回収容器120には、該廃トナー回収容器120内の廃トナーTが満杯状態であることを検知するトナー検知センサ(図示省略)が設けられている。これにより、このトナー検知センサで廃トナー回収容器120の満杯状態が検知されると、制御部20(図1参照)が、画像形成装置10(図1参照)の表示パネル(図示省略)に廃トナー回収容器120の交換メッセージを表示するようになっている。
図4に示すように、ユニット本体114において、搬送部114Aと循環部114Bが、Y−Z面に沿って直立した仕切壁114Dによって仕切られている。仕切壁114Dの−Z方向端部には、X方向に貫通した第1開口部115Aが形成されており、仕切壁114DのZ方向端部には、X方向に貫通した第2開口部115Bが形成されている。また、搬送部114Aの−Z方向端部の底壁には、Y方向に貫通した排出口114Cが形成されている。
図5(A)、(B)に示すように、搬送部114Aには、Z方向及び−Z方向にスライド可能とされた開閉部材の一例としてのシャッタ部材122が設けられている。シャッタ部材122は、排出口114Cを閉止可能な大きさであり、一例として、モータ及びギヤを含むシャッタ駆動部124によって、搬送部114Aを開放する開放位置(図5(B)に示す位置)及び閉止する閉止位置(図5(A)に示す位置)に移動可能となっている。
シャッタ駆動部124は、制御部20(図1参照)に接続されている。そして、廃トナー搬送部110への廃トナー回収容器120(図3参照)の装着を装着検知部130(図3参照)が検知した後、制御部20がシャッタ駆動部124を動作させることで、シャッタ部材122が開放位置へ移動する。また、廃トナー搬送部110からの廃トナー回収容器120(図3参照)の離脱を装着検知部130が検知した後、制御部20がシャッタ駆動部124を動作させることで、シャッタ部材122が閉止位置へ移動される。
図4に示すように、循環部114Bは、搬送部114Aにおける廃トナーTの搬送方向(−Z方向)のシャッタ部材122よりも上流側に第1開口部115Aを介して一端(−Z方向側の端部)が接続されている。また、循環部114Bは、他端が搬送部114Aにおける前記一端の接続位置よりも上流側に第2開口部115Bを介して接続されている。これにより、シャッタ部材122を閉止した状態で、シャッタ部材122よりも下流側に廃トナーTが流れないようになっている。
循環部114B内には、Z方向を軸方向として廃トナーTをZ方向に搬送する搬送部材126が設けられている。また、搬送部114A内には、Z方向を軸方向として−Z方向に廃トナーTを搬送する回収搬送部材128が設けられている。
搬送部材126は、Z方向に沿って配置された軸部126Aと、軸部126Aの外周に設けられた螺旋状の羽根126Bとを有している。軸部126AのZ方向端部は、ユニット本体114よりも外側へ突出しており、軸部126AのZ方向端部には、ギヤ132が取り付けられている。また、軸部126AのZ方向端部及び−Z方向端部は、ユニット本体114に設けられた軸受部材134、135により回転可能に支持されている。そして、搬送部材126により、第1開口部115Aから第2開口部115Bまで廃トナーTが搬送されるようになっている。
回収搬送部材128は、Z方向に沿って配置された軸部128Aと、軸部128Aの外周に設けられた螺旋状の羽根128Bとを有している。軸部128AのZ方向端部は、ユニット本体114よりも外側へ突出しており、軸部128AのZ方向端部には、ギヤ136が取り付けられている。また、軸部128AのZ方向端部及び−Z方向端部は、ユニット本体114に設けられた軸受部材137、138により回転可能に支持されている。
ギヤ132の歯部とギヤ136の歯部とは噛み合っている。また、ギヤ132は、モータ及びギヤ(図示省略)を含む駆動部の一例としての駆動ユニット140によって回転駆動されるようになっている。即ち、搬送部材126と回収搬送部材128は、同じ駆動源である駆動ユニット140によって互いに逆方向に回転される。駆動ユニット140は、制御部20(図1参照)によって動作制御されている。
制御部20(図1参照)は、廃トナー回収容器120(図3参照)が廃トナー搬送部110から離脱されたとき、装着検知部130(図3参照)からの離脱信号(離脱情報)に基づいて駆動ユニット140を動作させる構成となっている。
ここで、図3に示すように、下側パイプ116の接続部116Bに廃トナー回収容器120が装着(接続)されると、装着検知部130が廃トナー回収容器120の装着を検知して、信号が制御部20に送られる。そして、制御部20は、図5(B)に示すように、シャッタ駆動部124を動作させてシャッタ部材122を開放位置へ移動させ、排出口114Cを開放する。さらに、制御部20は、画像形成装置10(図1参照)の画像形成動作が開始されると、図4に示すように、駆動ユニット140を動作させて、搬送部材126及び回収搬送部材128を回転させるようになっている。
続いて、図3に示すように、廃トナー搬送部110において、上側パイプ112を流れた廃トナーTは、搬送部114AのZ方向側端部に落下し、回収搬送部材128の回転によって−Z方向(図6の矢印T方向)へ搬送される。そして、搬送された廃トナーTは、排出口114C(図5(B)参照)が開放されていることにより下側パイプ116内へ落下し、スクリュー部材(図示省略)によって廃トナー回収容器120内へ搬送され、回収される。なお、廃トナーTが排出口114Cから下側パイプ116内へ落下するため、循環部114B内へ流れる廃トナーTは僅かである。
(作用)
次に、第1実施形態の作用について説明する。
図1に示すように、画像形成装置10において画像形成が行われているとき、第1クリーニングユニット76及び第2クリーニングユニット95から、廃トナー搬送部97、99を経由して、廃トナー搬送部110(図3参照)へ廃トナーTが排出される。そして、図3に示すように、廃トナーTが、廃トナー搬送部110を通って廃トナー回収容器120に回収される。
ここで、図1に示すように、画像形成装置10が画像形成を行っている途中において、廃トナー回収容器120の満杯状態がトナー検知センサ(図示省略)で検知されたとき、制御部20は、表示パネル(図示省略)に廃トナー回収容器120の交換メッセージを表示する。そして、画像形成装置10の操作者は、メッセージに従い、廃トナー回収容器120を装置本体11の−Z方向側(手前側)に引き出し始める。
続いて、図3に示すように、廃トナー回収容器120が下側パイプ116の接続部116Bから離脱されたとき、装着検知部130が廃トナー回収容器120の離脱を検知して、信号を制御部20に送る。そして、制御部20は、図5(A)に示すように、シャッタ駆動部124を動作させてシャッタ部材122を閉止位置へ移動させ、排出口114Cを閉止する。
続いて、図3に示すように、廃トナー搬送部110において、上側パイプ112を流れた廃トナーTは、搬送部114AのZ方向側端部に落下し、回収搬送部材128の回転によって−Z方向(図6の矢印T方向)へ搬送される。そして、搬送された廃トナーTは、排出口114C(図6参照)が閉止されていること、及び回収搬送部材128が継続して回転することにより搬送部114Aの−Z方向側端部に溜まり始め、第1開口部115Aを通って循環部114B内に流入する。
続いて、循環部114B内に流入した廃トナーTは、搬送部材126の回転によりZ方向(図6の矢印T´方向)へ搬送される。そして、循環部114BのZ方向端部に搬送された廃トナーTは、搬送部材126により連続して搬送されてくる廃トナーTによって第2開口部115Bから搬送部114Aに押し出され、再び搬送部114A内を下流側へ向けて流れる。
このように、トナー回収装置100では、シャッタ部材122が搬送部114Aを閉止している間、廃トナーTが搬送部114A及び循環部114B内を循環搬送される。これにより、廃トナーTが1箇所で滞留することが抑制されるので、廃トナーTが凝集することが抑制される。
また、排出口114Cがシャッタ部材122により閉止されているので、下側パイプ116内へ廃トナーTが流れることがなくなる。これにより、画像形成装置10の画像形成動作(廃トナーTの受け入れ動作)を停止させずに廃トナー回収容器120が交換される。なお、循環部114Bが満杯となるまでには、かなりの時間を要するため、新しい廃トナー回収容器120への交換を急いで行わなくても済む。
さらに、トナー回収装置100では、循環ユニット102を装置本体11に固定しており、循環部114Bが固定されているので、廃トナーTを一時的に貯留するユニットを可動させる構成に比べて、トナー回収装置100の設置に必要なスペースが小さくて済む。即ち、トナー回収装置100が小型化される。
また、トナー回収装置100では、1つの駆動ユニット140を用いて搬送部材126及び回収搬送部材128を駆動しているので、廃トナーTの循環搬送において異なる駆動源を用いずに済む。
さらに、画像形成装置10では、画像形成動作を停止せずに廃トナー回収容器120が交換されるので、生産性(設定時間内での画像形成枚数)が向上する。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る粉体回収装置及び画像形成装置の一例について説明する。
第2実施形態では、前述した第1実施形態の画像形成装置10において、トナー回収装置100(図3参照)に換えて、粉体回収装置の一例としてのトナー回収装置150が設けられた構成となっている。なお、他の構成は第1実施形態の画像形成装置10と同様になっている。このため、第2実施形態においても画像形成装置10として記載し、前述した第1実施形態の画像形成装置10と基本的に同一の部材、部位には、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図7に示すように、第2実施形態のトナー回収装置150は、第1実施形態のトナー回収装置100(図3参照)において、ギヤ132、136に換えてギヤ152、154が設けられ、さらにギヤ及びモータを含む駆動ユニット156が追加された構成となっている。ギヤ152は、搬送部材126のZ方向端部に取り付けられ、ギヤ154は、回収搬送部材128のZ方向端部に取り付けられている。
ギヤ152の歯部とギヤ154の歯部とは、噛み合っていない。また、ギヤ152は、駆動ユニット140によって回転駆動され、ギヤ154は、駆動ユニット156によって回転駆動される。即ち、トナー回収装置150では、搬送部材126と回収搬送部材128が独立駆動される。なお、駆動ユニット156は、制御部20によって動作が制御される。
さらに、第2実施形態において、制御部20は、シャッタ部材122が開放位置にあるときに駆動ユニット140の動作を停止し、シャッタ部材122が閉止位置にあるときに駆動ユニット140を動作させるように構成されている。
(作用)
次に、第2実施形態の作用について説明する。
図1に示すように、装置本体11に廃トナー回収容器120が装着されると、制御部20は、廃トナー回収容器120が装着状態であることを認識する。そして、制御部20は、図7に示すように、シャッタ駆動部124を動作させてシャッタ部材122を開放位置へ移動させ、排出口114Cを開放した後、駆動ユニット156を動作させて、回収搬送部材128を回転させる。このとき、駆動ユニット140の動作は停止されている。
続いて、搬送部114AのZ方向側端部に落下した廃トナーTは、回収搬送部材128の回転によって−Z方向(矢印T方向)へ搬送される。そして、搬送された廃トナーTは、排出口114Cが開放されていることにより下側パイプ116(図3参照)内へ落下し、廃トナー回収容器120(図3参照)内へ搬送され、回収される。
一方、廃トナー回収容器120が、接続部116B(図3参照)から離脱されたとき、制御部20は、廃トナー回収容器120が離脱状態であることを認識する。なお、このとき、回収搬送部材128は回転している。そして、制御部20は、シャッタ駆動部124を動作させてシャッタ部材122を閉止位置へ移動させ、排出口114Cを閉止する。さらに、制御部20は、駆動ユニット140を動作させて、搬送部材126を回転させる。これにより、廃トナーTが搬送部114A及び循環部114Bを循環搬送される。
このように、第2実施形態のトナー回収装置150では、搬送部材126と回収搬送部材128が独立して駆動され、廃トナー回収容器120が装着されている間は、搬送部材の回転が停止されている。これにより、搬送部材126を回転し続ける構成に比べて、搬送部材126の回転動作によるエネルギー消費量が低減される。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る粉体回収装置及び画像形成装置の一例について説明する。
第3実施形態では、前述した第1実施形態の画像形成装置10において、トナー回収装置100(図3(A)参照)に換えて、粉体回収装置の一例としてのトナー回収装置160が設けられた構成となっている。なお、他の構成は第1実施形態の画像形成装置10と同様になっている。このため、第3実施形態においても画像形成装置10として記載し、前述した第1実施形態の画像形成装置10と基本的に同一の部材、部位には、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図9に示すように、第3実施形態のトナー回収装置160は、第1実施形態のトナー回収装置100(図3参照)において、循環部114BのZ方向側端部の底部にY方向に貫通した補助排出口162が形成された構成となっている。そして、補助排出口162には、ギヤ及びモータを含むシャッタ駆動部166によってZ方向、−Z方向に移動可能とされたシャッタ部材164が設けられている。
さらに、図8に示すように、トナー回収装置160には、補助搬送手段の一例としての補助搬送部170が設けられている。
補助搬送部170は、補助排出口162(図9参照)と下側パイプ116を繋ぐ補助パイプ172と、補助パイプ172内に回転可能に設けられた補助搬送部材174と、補助搬送部材174を回転させる駆動ユニット176を有している。駆動ユニット176は、制御部20(図1参照)によって動作が制御される。
補助パイプ172は、上端部が補助排出口162(図9参照)に接続された鉛直部172Aと、鉛直部172Aの−Y方向側の下端部から斜め方向に延び、下側パイプ116の鉛直部116Aの側壁に接続された搬送部172Bとを有している。そして、搬送部172B内には、補助搬送部材174が設けられている。
補助搬送部材174は、搬送部172Bの軸方向に沿って両端部が回転可能に支持された軸部174Aと、軸部174Aの外周に螺旋状に形成された羽根174Bとを有している。軸部174Aは、軸方向の一端が補助パイプ172の外側へ突出すると共に、該一端にギヤ(図示省略)が取り付けられている。そして、このギヤが駆動ユニット176によって回転駆動されることで、補助搬送部材174が搬送部172B内で回転し、搬送部172B内の廃トナーTが下側パイプ116へ搬送されるようになっている。
なお、制御部20は、下側パイプ116の接続部116Bに廃トナー回収容器120(図3参照)を接続したとき、駆動ユニット176を動作させて、補助搬送部材174を回転させるようになっている。
(作用)
次に、第3実施形態の作用について説明する。
図1に示すように、装置本体11に廃トナー回収容器120が装着されると、制御部20は、廃トナー回収容器120が装着状態であることを認識する。そして、制御部20は、図9に示すように、シャッタ駆動部166を動作させてシャッタ部材164を開放位置へ移動させ、補助排出口162を開放した後、駆動ユニット176を動作させて、補助搬送部材174を回転させる。このとき、搬送部材126及び回収搬送部材128は回転を開始する。
続いて、図8に示すように、循環部114B内の廃トナーTは、搬送部材126の回転に伴いZ方向側に搬送され、補助排出口162(図9参照)から補助パイプ172内へ落下する。そして、補助パイプ172内に落下した廃トナーTは、補助搬送部材174の回転によって下側パイプ116の鉛直部116A内へ搬送され、接続部116Bを流れて廃トナー回収容器120(図3参照)内に回収される。なお、トナー回収装置160において、循環部114B内の廃トナーTが排出される排出時間が既知であり、搬送部材126及び補助搬送部材174は、この排出時間が経過した後で回転が停止される。
一方、廃トナー回収容器120が、接続部116Bから離脱されたとき、制御部20は、廃トナー回収容器120が離脱状態であることを認識する。そして、図9に示すように、制御部20は、シャッタ駆動部124を動作させてシャッタ部材122により排出口114Cを閉止すると共に、シャッタ駆動部166を動作させてシャッタ部材164により補助排出口162を閉止する。これにより、廃トナーTが搬送部114A及び循環部114Bを循環搬送される。
このように、第3実施形態のトナー回収装置160では、循環部114B内の廃トナーTを補助搬送部170を用いて、廃トナー搬送部110におけるシャッタ部材122よりも下流側に搬送している。これにより、補助搬送部170を用いずに循環部114B内に廃トナーTが残留している構成に比べて、廃トナー回収容器120の装着直後に循環部114B内に残留する廃トナーTが減る。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。
搬送部材は、廃トナーTを上流側に搬送するものであれば、搬送部材126のようにスクリュー状のものに限らず、例えば、スライドして廃トナーTを搬送する部材や、周回移動するベルト部材であってもよい。
循環部114Bは、搬送部114Aと同じ幅の部材でなくともよく、搬送部114Aよりも幅が細くてもよい。
第2実施形態のトナー回収装置150において、補助搬送部170を設けてもよい。また、第3実施形態のトナー回収装置160において、搬送部材126と回収搬送部材128を異なる駆動源で別々に駆動してもよい。
さらに、シャッタ駆動部124を設けずに、廃トナー回収容器120の接続でシャッタ部材122と廃トナー回収容器120とが接触し、シャッタ部材122が自動で開閉するように構成してもよい。加えて、ユニット本体114内の廃トナーTの搬送方向がZ方向ではなくX方向であってもよい。
また、補助搬送部170において、補助パイプ172の傾斜角度を大きく設定可能な場合は、補助搬送部材174無しで、廃トナーTを自重で落下させてもよい。
10 画像形成装置
60 画像形成部(画像形成手段の一例)
62 感光体(像保持部材の一例)
76 第1クリーニングユニット(排出部の一例)
95 第2クリーニングユニット(排出部の一例)
100 トナー回収装置(粉体回収装置の一例)
110 廃トナー搬送部(搬送通路部材の一例)
114B 循環部(循環通路部材の一例)
120 廃トナー回収容器(回収容器の一例)
122 シャッタ部材(開閉部材の一例)
126 搬送部材
128 回収搬送部材
140 駆動ユニット(駆動源の一例)
150 トナー回収装置(粉体回収装置の一例)
160 トナー回収装置(粉体回収装置の一例)
170 補助搬送部(補助搬送手段の一例)
T トナー(粉体の一例)

Claims (5)

  1. 粉体を回収する回収容器が一端に離脱可能に装着され、該回収容器へ粉体が搬送される搬送通路部材と、
    前記搬送通路部材を開放する開放位置及び閉止する閉止位置に移動可能に設けられ、前記搬送通路部材への前記回収容器の装着状態で前記搬送通路部材を開放し、前記搬送通路部材からの前記回収容器の離脱状態で前記搬送通路部材を閉止する開閉部材と、
    前記搬送通路部材における粉体の搬送方向の前記開閉部材よりも上流側に一端が接続され、他端が前記搬送通路部材における前記一端の接続位置よりも上流側に接続された循環通路部材と、
    前記循環通路部材内に設けられ、少なくとも前記回収容器が前記搬送通路部材から離脱されたとき、粉体を前記搬送通路部材の上流側へ搬送する搬送部材と、
    を有する粉体回収装置。
  2. 前記搬送通路部材内で回転して粉体を前記回収容器へ搬送する回収搬送部材と、
    前記回収搬送部材と前記搬送部材とを回転させる共通の駆動源と、
    が設けられている請求項1に記載の粉体回収装置。
  3. 前記搬送部材は、前記開閉部材が前記閉止位置にあるときに回転する請求項1に記載の粉体回収装置。
  4. 前記搬送通路部材に前記回収容器を装着したとき、前記循環通路部材内の粉体を前記搬送通路部材に搬送する補助搬送手段が設けられている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の粉体回収装置。
  5. 前記粉体はトナーであり、
    トナー像を保持する像保持部材のトナー像を記録媒体上に転写し、画像を形成する画像形成手段と、
    転写後に前記像保持部材から除去したトナーを排出する排出部と、
    前記排出部から排出されたトナーを前記回収容器へ搬送して回収する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の粉体回収装置としてのトナー回収装置と、
    を有する画像形成装置。
JP2012245111A 2012-11-07 2012-11-07 粉体回収装置及び画像形成装置 Pending JP2014092769A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012245111A JP2014092769A (ja) 2012-11-07 2012-11-07 粉体回収装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012245111A JP2014092769A (ja) 2012-11-07 2012-11-07 粉体回収装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014092769A true JP2014092769A (ja) 2014-05-19

Family

ID=50936856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012245111A Pending JP2014092769A (ja) 2012-11-07 2012-11-07 粉体回収装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014092769A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09197786A (ja) * 1996-01-12 1997-07-31 Ricoh Co Ltd 現像装置
JPH10186987A (ja) * 1996-12-26 1998-07-14 Canon Inc 画像形成装置
JP2010266631A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Ricoh Co Ltd クリーニング装置、このクリーニング装置を備えた画像形成装置
JP2012088537A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09197786A (ja) * 1996-01-12 1997-07-31 Ricoh Co Ltd 現像装置
JPH10186987A (ja) * 1996-12-26 1998-07-14 Canon Inc 画像形成装置
JP2010266631A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Ricoh Co Ltd クリーニング装置、このクリーニング装置を備えた画像形成装置
JP2012088537A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5692642B2 (ja) 現像装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JP5724362B2 (ja) 廃トナー回収容器、及び、画像形成装置
JP6127396B2 (ja) 廃トナー回収装置、及び、画像形成装置
JP2009069417A (ja) 画像形成装置
JP2012150187A (ja) 廃トナー回収容器、及び、画像形成装置
JP2019020446A (ja) 搬送装置、及び、画像形成装置
US9026028B2 (en) Image forming apparatus
JP4327117B2 (ja) 廃現像剤回収装置、画像形成装置、および廃現像剤回収方法
JP2010117675A (ja) 廃トナー回収装置及び画像形成装置
JP4896181B2 (ja) 現像装置
JP2014092769A (ja) 粉体回収装置及び画像形成装置
JP2006227289A (ja) 画像形成装置
JP2006251371A (ja) 画像形成装置
US8965251B2 (en) Powder container and image forming apparatus
JP5915926B2 (ja) 現像装置、並びにこれを用いたプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5644389B2 (ja) 画像形成装置
JP2005024661A (ja) クリーニング装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置
JP2014059507A (ja) 画像形成装置
JP2015022095A (ja) 画像形成装置、及び、プロセスカートリッジ
JP2015025925A (ja) 現像装置、画像形成装置
JP2006011482A (ja) 作像ユニット及び画像形成装置
JP2014232138A (ja) 画像形成装置、及び、プロセスカートリッジ
JP2011043527A (ja) 画像形成装置
JPH09197784A (ja) 現像剤交換方法
JP2604194B2 (ja) 両面複写におけるジャム処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160412