JPH0876365A - コンビネーション紗張りスクリーン及びコンビネーション紗張りスクリーンの製造方法及びコンビネーション紗張りスクリーンの補強方法 - Google Patents
コンビネーション紗張りスクリーン及びコンビネーション紗張りスクリーンの製造方法及びコンビネーション紗張りスクリーンの補強方法Info
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- JPH0876365A JPH0876365A JP6230766A JP23076694A JPH0876365A JP H0876365 A JPH0876365 A JP H0876365A JP 6230766 A JP6230766 A JP 6230766A JP 23076694 A JP23076694 A JP 23076694A JP H0876365 A JPH0876365 A JP H0876365A
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- B41C1/14—Forme preparation for stencil-printing or silk-screen printing
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
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- B41F15/14—Details
- B41F15/34—Screens, Frames; Holders therefor
- B41F15/36—Screens, Frames; Holders therefor flat
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- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高張力なコンビネーション紗張りスクリーン
を得る。 【構成】 支持体スクリーン2に印刷用スクリーン3を
接合部4により接合し、支持体スクリーン5を除去す
る。次に、新たな支持体スクリーン6を接合部7を用い
て接合し、支持体スクリーン8を除去する。 【効果】 支持体スクリーンを二重にすることにより、
スクリーン張力を高くできる。
を得る。 【構成】 支持体スクリーン2に印刷用スクリーン3を
接合部4により接合し、支持体スクリーン5を除去す
る。次に、新たな支持体スクリーン6を接合部7を用い
て接合し、支持体スクリーン8を除去する。 【効果】 支持体スクリーンを二重にすることにより、
スクリーン張力を高くできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレクトロニクスの精
密パターン形成の分野で利用されるスクリーン印刷用製
版における紗張りスクリーンに係るものである。また、
高精度印刷用として、最適な高張力のスクリーンマスク
を製作する方法に関するものである。
密パターン形成の分野で利用されるスクリーン印刷用製
版における紗張りスクリーンに係るものである。また、
高精度印刷用として、最適な高張力のスクリーンマスク
を製作する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、スクリーン製版用の紗張りスクリ
ーンは、ナイロンスクリーン、ポリエステルスクリーン
又はステンレス及び他の金属メッシュスクリーンを、木
造又は金属製の枠に直接スクリーン張りをする「直張り
スクリーン」と、先に支持体としてのポリエステルスク
リーンを直接枠に張った後、印刷部に金属メッシュスク
リーンを継ぎ張りした「コンビネーション張りスクリー
ン」とがある。「コンビネーション張りスクリーン」
は、継ぎ張りのため金属メッシュスクリーンに充分な張
力を与えることができないため、「直張りスクリーン」
よりも張力が低くなる。しかし、「コンビネーション張
りスクリーン」は、弾性のある支持体スクリーンとの接
合構造であり、「直張りスクリーン」よりも寸法精度が
高いとされる。
ーンは、ナイロンスクリーン、ポリエステルスクリーン
又はステンレス及び他の金属メッシュスクリーンを、木
造又は金属製の枠に直接スクリーン張りをする「直張り
スクリーン」と、先に支持体としてのポリエステルスク
リーンを直接枠に張った後、印刷部に金属メッシュスク
リーンを継ぎ張りした「コンビネーション張りスクリー
ン」とがある。「コンビネーション張りスクリーン」
は、継ぎ張りのため金属メッシュスクリーンに充分な張
力を与えることができないため、「直張りスクリーン」
よりも張力が低くなる。しかし、「コンビネーション張
りスクリーン」は、弾性のある支持体スクリーンとの接
合構造であり、「直張りスクリーン」よりも寸法精度が
高いとされる。
【0003】図7は、従来のコンビネーション張りスク
リーンの斜視図である。図8は、従来のコンビネーショ
ン張りスクリーンの製造方法を示す図である。図におい
て、1はスクリーン枠、2は支持体スクリーン、3は印
刷用スクリーン、4は支持体スクリーン2と印刷用スク
リーン3の接合部、5は除去された支持体スクリーンで
ある。
リーンの斜視図である。図8は、従来のコンビネーショ
ン張りスクリーンの製造方法を示す図である。図におい
て、1はスクリーン枠、2は支持体スクリーン、3は印
刷用スクリーン、4は支持体スクリーン2と印刷用スク
リーン3の接合部、5は除去された支持体スクリーンで
ある。
【0004】図9は、コンビネーション張りスクリーン
を作成する手順を示す図である。まず、S1において、
スクリーン枠1に支持体スクリーン2を紗張りする。次
に、S2において、印刷用スクリーン3を所定の大きさ
に切断し、接着剤を用いて印刷用スクリーンを支持体ス
クリーンに接合する。次に、S3において、印刷用スク
リーンと重なった支持体スクリーンを除去する。このよ
うにして、従来のコンビネーション張りスクリーンを製
造することができる。
を作成する手順を示す図である。まず、S1において、
スクリーン枠1に支持体スクリーン2を紗張りする。次
に、S2において、印刷用スクリーン3を所定の大きさ
に切断し、接着剤を用いて印刷用スクリーンを支持体ス
クリーンに接合する。次に、S3において、印刷用スク
リーンと重なった支持体スクリーンを除去する。このよ
うにして、従来のコンビネーション張りスクリーンを製
造することができる。
【0005】近年、エレクトロニクスのスクリーン印刷
においては、増々高い寸法精度が要求され、印刷時の良
好な版ばなれのためにもより高い張力のコンビネーショ
ン紗張りスクリーン製版が必要とされる。
においては、増々高い寸法精度が要求され、印刷時の良
好な版ばなれのためにもより高い張力のコンビネーショ
ン紗張りスクリーン製版が必要とされる。
【0006】従来、コンビネーション紗張りスクリーン
を製作する場合、スクリーン張力を高くするためには、 (1)支持体スクリーンの張力を高くする。 (2)印刷用スクリーンの接合前のたるみを少なくす
る。 (3)印刷用スクリーンの面積を小さくして、相対的に
支持体スクリーンの面積を大きくする。 (4)支持体スクリーンと印刷用スクリーンを先に接合
し、接合したものを枠に直接スクリーン張りする。 等の方法がある。しかしながら、(1),(2)の方法
では、支持体スクリーン及び印刷用スクリーンの張力、
弾性や剛性等の特性に限界がある。(3)の方法は、有
効印刷面積を小さくすることになり、商品価値を下げる
ことになり、実用的ではない。最近では逆に、スクリー
ン枠に対してできるだけ大面積で印刷する必要が高まっ
てきたため、より一層高張力コンビネーション紗張りの
スクリーンの必要性がある。(4)の方法は、実際に実
施するとすれば、スクリーンのたるみやカール等によ
り、作業が非常に困難になり工業的な生産には不向きで
ある。
を製作する場合、スクリーン張力を高くするためには、 (1)支持体スクリーンの張力を高くする。 (2)印刷用スクリーンの接合前のたるみを少なくす
る。 (3)印刷用スクリーンの面積を小さくして、相対的に
支持体スクリーンの面積を大きくする。 (4)支持体スクリーンと印刷用スクリーンを先に接合
し、接合したものを枠に直接スクリーン張りする。 等の方法がある。しかしながら、(1),(2)の方法
では、支持体スクリーン及び印刷用スクリーンの張力、
弾性や剛性等の特性に限界がある。(3)の方法は、有
効印刷面積を小さくすることになり、商品価値を下げる
ことになり、実用的ではない。最近では逆に、スクリー
ン枠に対してできるだけ大面積で印刷する必要が高まっ
てきたため、より一層高張力コンビネーション紗張りの
スクリーンの必要性がある。(4)の方法は、実際に実
施するとすれば、スクリーンのたるみやカール等によ
り、作業が非常に困難になり工業的な生産には不向きで
ある。
【0007】また、図10に示すように、コンビネーシ
ョン張りスクリーンには、接合部4の内側にシート部1
9を設けたものも従来から存在している。シート部19
は、印刷スクリーン3の画像パターンが形成されていな
い部分、即ち、印刷用スクリーン3の周囲に補強材とし
て接合されたものである。シート部19は、製版時の寸
法変化及び印刷時の画像のひずみを抑制するために設け
られているものである。また、シート部19は、図11
に示すように、印刷用スクリーン3がスクリーン枠1の
中央部から偏った部分に移動して作成される場合に、印
刷時の張力のバランスを崩れるのを防ぐために設けられ
る場合もある。
ョン張りスクリーンには、接合部4の内側にシート部1
9を設けたものも従来から存在している。シート部19
は、印刷スクリーン3の画像パターンが形成されていな
い部分、即ち、印刷用スクリーン3の周囲に補強材とし
て接合されたものである。シート部19は、製版時の寸
法変化及び印刷時の画像のひずみを抑制するために設け
られているものである。また、シート部19は、図11
に示すように、印刷用スクリーン3がスクリーン枠1の
中央部から偏った部分に移動して作成される場合に、印
刷時の張力のバランスを崩れるのを防ぐために設けられ
る場合もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】高精度のスクリーン印
刷のためには、強い張力で均一にスクリーン張りをする
必要がある。特に、大型精密スクリーン印刷では、スク
リーン枠サイズに対してできるだけ大きな印刷面積が要
求され、且つ、強い張力のスクリーン張りの必要性があ
るが、前述のように、従来のコンビネーション紗張り技
術では、この要求を満足することは不可能であった。
刷のためには、強い張力で均一にスクリーン張りをする
必要がある。特に、大型精密スクリーン印刷では、スク
リーン枠サイズに対してできるだけ大きな印刷面積が要
求され、且つ、強い張力のスクリーン張りの必要性があ
るが、前述のように、従来のコンビネーション紗張り技
術では、この要求を満足することは不可能であった。
【0009】また、前述したように、シート部を設ける
場合もあるが、シート部は、製版時の寸法変化及び印刷
時の画像のひずみを抑制するために設けられるものであ
る。或は、シート部は、テンションのバランスを安定さ
せるために設けるものである。従って、シート部を設け
てもスクリーン製版の張力を増すことはできない。
場合もあるが、シート部は、製版時の寸法変化及び印刷
時の画像のひずみを抑制するために設けられるものであ
る。或は、シート部は、テンションのバランスを安定さ
せるために設けるものである。従って、シート部を設け
てもスクリーン製版の張力を増すことはできない。
【0010】この発明は、以上のような問題点を解決す
るためになされたものであり、充分張力の高いコンビネ
ーション紗張りスクリーンを提供することを目的とす
る。
るためになされたものであり、充分張力の高いコンビネ
ーション紗張りスクリーンを提供することを目的とす
る。
【0011】また、この発明は、枠に対して印刷スクリ
ーンの部分を大きくできるコンビネーション紗張りスク
リーンを提供することを目的とする。
ーンの部分を大きくできるコンビネーション紗張りスク
リーンを提供することを目的とする。
【0012】また、この発明は、張力の大きいコンビネ
ーション紗張りスクリーンの製造方法及び補強方法を提
供することを目的とする。
ーション紗張りスクリーンの製造方法及び補強方法を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るコンビネ
ーション紗張りスクリーンは、枠に紗張りした支持体ス
クリーンに印刷用スクリーンを接合したコンビネーショ
ン紗張りスクリーンにおいて、支持体スクリーンを少な
くとも二重にしたことを特徴とする。
ーション紗張りスクリーンは、枠に紗張りした支持体ス
クリーンに印刷用スクリーンを接合したコンビネーショ
ン紗張りスクリーンにおいて、支持体スクリーンを少な
くとも二重にしたことを特徴とする。
【0014】この発明に係るコンビネーション紗張りス
クリーンは、枠に紗張りした支持体スクリーンに印刷用
スクリーンを接合したコンビネーション紗張りスクリー
ンにおいて、印刷用スクリーンに接合され、且つ、枠に
紗張りされた補強スクリーンを備えたことを特徴とす
る。
クリーンは、枠に紗張りした支持体スクリーンに印刷用
スクリーンを接合したコンビネーション紗張りスクリー
ンにおいて、印刷用スクリーンに接合され、且つ、枠に
紗張りされた補強スクリーンを備えたことを特徴とす
る。
【0015】この発明に係るコンビネーション紗張りス
クリーンの製造方法は、以下の工程を備えたことを特徴
とする。 (a)第1の支持体スクリーンを枠に紗張りする第1の
紗張り工程、(b)第1の紗張り工程後、第1の支持体
スクリーンに印刷用スクリーンを接合する第1の接合工
程、(c)上記第1の接合工程後、第1の支持体スクリ
ーンの印刷用スクリーンと重なった部分を除去する第1
の除去工程、(d)上記第1の除去工程後、第2の支持
体スクリーンを枠に紗張りする第2の紗張り工程、
(e)第2の紗張り工程と同時に又は第2の紗張り工程
後、第2の支持体スクリーンを第1の接合工程により接
合された接合部に接合する第2の接合工程、(f)第2
の接合工程後、第2の支持体スクリーンの印刷用スクリ
ーンと重なった部分を除去する第2の除去工程。
クリーンの製造方法は、以下の工程を備えたことを特徴
とする。 (a)第1の支持体スクリーンを枠に紗張りする第1の
紗張り工程、(b)第1の紗張り工程後、第1の支持体
スクリーンに印刷用スクリーンを接合する第1の接合工
程、(c)上記第1の接合工程後、第1の支持体スクリ
ーンの印刷用スクリーンと重なった部分を除去する第1
の除去工程、(d)上記第1の除去工程後、第2の支持
体スクリーンを枠に紗張りする第2の紗張り工程、
(e)第2の紗張り工程と同時に又は第2の紗張り工程
後、第2の支持体スクリーンを第1の接合工程により接
合された接合部に接合する第2の接合工程、(f)第2
の接合工程後、第2の支持体スクリーンの印刷用スクリ
ーンと重なった部分を除去する第2の除去工程。
【0016】この発明に係るコンビネーション紗張りス
クリーンの補強方法は、以下の工程を備えたことを特徴
とする。 (a)コンビネーション紗張りスクリーンの枠に補強ス
クリーンを紗張りする工程、(b)コンビネーション紗
張りスクリーンの支持体スクリーンと印刷用スクリーン
の接合部に上記補強スクリーンを接合する工程、(c)
補強スクリーンの印刷用スクリーンと重なった部分を除
去する工程。
クリーンの補強方法は、以下の工程を備えたことを特徴
とする。 (a)コンビネーション紗張りスクリーンの枠に補強ス
クリーンを紗張りする工程、(b)コンビネーション紗
張りスクリーンの支持体スクリーンと印刷用スクリーン
の接合部に上記補強スクリーンを接合する工程、(c)
補強スクリーンの印刷用スクリーンと重なった部分を除
去する工程。
【0017】
【作用】この発明に係るコンビネーション紗張りスクリ
ーンは、支持体スクリーンを二重にしたことにより、コ
ンビネーション紗張りスクリーンの張力を増す。
ーンは、支持体スクリーンを二重にしたことにより、コ
ンビネーション紗張りスクリーンの張力を増す。
【0018】また、この発明に係るコンビネーション紗
張りスクリーンは、支持体スクリーンの他に補強スクリ
ーンを備えているので、コンビネーション紗張りスクリ
ーンの張力を増す。
張りスクリーンは、支持体スクリーンの他に補強スクリ
ーンを備えているので、コンビネーション紗張りスクリ
ーンの張力を増す。
【0019】また、この発明に係るコンビネーション紗
張りスクリーンの製造方法は、通常のコンビネーション
紗張り製造工程を2度繰り返すことにより、支持体スク
リーンを二重にすることができ、コンビネーション紗張
りスクリーンの張力を増す。
張りスクリーンの製造方法は、通常のコンビネーション
紗張り製造工程を2度繰り返すことにより、支持体スク
リーンを二重にすることができ、コンビネーション紗張
りスクリーンの張力を増す。
【0020】また、この発明に係るコンビネーション紗
張りスクリーンの補強方法は、既に製造されたコンビネ
ーション紗張りスクリーン、或は、既に使用されて張力
が弱くなったコンビネーション紗張りスクリーンに対し
て、補強スクリーンを追加することによりコンビネーシ
ョン紗張りスクリーンの張力を増す。
張りスクリーンの補強方法は、既に製造されたコンビネ
ーション紗張りスクリーン、或は、既に使用されて張力
が弱くなったコンビネーション紗張りスクリーンに対し
て、補強スクリーンを追加することによりコンビネーシ
ョン紗張りスクリーンの張力を増す。
【0021】
実施例1.図1は、この発明に係るコンビネーション紗
張りスクリーンの製造方法を示す図である。図におい
て、1〜5は従来例で説明したものと同様である。ま
た、6は新たな支持体スクリーン、7は印刷用スクリー
ン3と新たな支持体スクリーン6との接合部、8は新た
な支持体スクリーンから除去された支持体スクリーンで
ある。
張りスクリーンの製造方法を示す図である。図におい
て、1〜5は従来例で説明したものと同様である。ま
た、6は新たな支持体スクリーン、7は印刷用スクリー
ン3と新たな支持体スクリーン6との接合部、8は新た
な支持体スクリーンから除去された支持体スクリーンで
ある。
【0022】図2は、コンビネーション紗張りスクリー
ンの製造手順を示す図である。S1〜S3は、図1の
(a)〜(c)に対応しており、従来のコンビネーショ
ン紗張りスクリーンの製造手順と同様である。この実施
例で特徴となる点は、S4〜S6である。S4において
は、新たな支持体スクリーンをスクリーン枠1に紗張り
する。次に、S5において、印刷用スクリーンと新たな
支持体スクリーン7を接着剤を用いて接合する。次に、
S6において、印刷用スクリーンと重なった支持体スク
リーン8を除去する。このようにして作成されたコンビ
ネーション紗張りスクリーンは、図1(f)に示すよう
に、印刷用スクリーン3がその周囲において支持体スク
リーンにより二重に支持されることになる。
ンの製造手順を示す図である。S1〜S3は、図1の
(a)〜(c)に対応しており、従来のコンビネーショ
ン紗張りスクリーンの製造手順と同様である。この実施
例で特徴となる点は、S4〜S6である。S4において
は、新たな支持体スクリーンをスクリーン枠1に紗張り
する。次に、S5において、印刷用スクリーンと新たな
支持体スクリーン7を接着剤を用いて接合する。次に、
S6において、印刷用スクリーンと重なった支持体スク
リーン8を除去する。このようにして作成されたコンビ
ネーション紗張りスクリーンは、図1(f)に示すよう
に、印刷用スクリーン3がその周囲において支持体スク
リーンにより二重に支持されることになる。
【0023】更に、図1に示した製造方法について、以
下に詳細に説明する。ここでは、支持体スクリーンとし
てポリエステルスクリーンを用い、印刷スクリーンとし
て金属メッシュスクリーン(例:ステンレススクリー
ン)を用いるものとする。図1(a)〜(c)に示すよ
うに、支持体スクリーン2と印刷用スクリーン3を継な
ぎ接合した後、印刷用スクリーン3と重なり合った支持
体スクリーン5を除去し、残った支持体スクリーン2の
張力により印刷用スクリーン3に張りを与える。この
際、印刷用スクリーン3をできるだけたるみをなくして
接合すれば、支持体用スクリーン2の張力の多くが印刷
用スクリーン3に伝わり、比較的高い張力でのコンビネ
ーション紗張りができる。次に、図1(d)〜(f)に
示すように、前述のコンビネーション紗張りの各工程を
再度繰り返す。つまり、一度目の通常のコンビネーショ
ン紗張りで印刷用スクリーンにある程度の張力を与え、
新たな支持体スクリーン6を紗張りし、コンビネーショ
ン接合部で接合し、一度目と同様の工程で支持体スクリ
ーンの除去をする。これにより、強く紗張りした二度目
の支持体スクリーンの張力が印刷用スクリーンに充分に
伝わり、高い張力のコンビネーション紗張りスクリーン
を得ることができる。尚、図1(f)に示すように、印
刷用スクリーン3の両側に支持体スクリーン2と6が接
合される方が望ましい。印刷用スクリーンの片側に二重
に支持体スクリーンを接合するよりも、印刷用スクリー
ン3の両面からそれぞれ支持体スクリーンが張力を与え
る方がより充分な張力を印刷用スクリーンに与えること
ができる。
下に詳細に説明する。ここでは、支持体スクリーンとし
てポリエステルスクリーンを用い、印刷スクリーンとし
て金属メッシュスクリーン(例:ステンレススクリー
ン)を用いるものとする。図1(a)〜(c)に示すよ
うに、支持体スクリーン2と印刷用スクリーン3を継な
ぎ接合した後、印刷用スクリーン3と重なり合った支持
体スクリーン5を除去し、残った支持体スクリーン2の
張力により印刷用スクリーン3に張りを与える。この
際、印刷用スクリーン3をできるだけたるみをなくして
接合すれば、支持体用スクリーン2の張力の多くが印刷
用スクリーン3に伝わり、比較的高い張力でのコンビネ
ーション紗張りができる。次に、図1(d)〜(f)に
示すように、前述のコンビネーション紗張りの各工程を
再度繰り返す。つまり、一度目の通常のコンビネーショ
ン紗張りで印刷用スクリーンにある程度の張力を与え、
新たな支持体スクリーン6を紗張りし、コンビネーショ
ン接合部で接合し、一度目と同様の工程で支持体スクリ
ーンの除去をする。これにより、強く紗張りした二度目
の支持体スクリーンの張力が印刷用スクリーンに充分に
伝わり、高い張力のコンビネーション紗張りスクリーン
を得ることができる。尚、図1(f)に示すように、印
刷用スクリーン3の両側に支持体スクリーン2と6が接
合される方が望ましい。印刷用スクリーンの片側に二重
に支持体スクリーンを接合するよりも、印刷用スクリー
ン3の両面からそれぞれ支持体スクリーンが張力を与え
る方がより充分な張力を印刷用スクリーンに与えること
ができる。
【0024】従来のコンビネーション紗張りスクリーン
と、本実施例よる高張力コンビネーション紗張りスクリ
ーンの張力の違いを図3と図4と図5に示す。図3は、
コンビネーション紗張りスクリーンのサイズを示す図で
ある。図4は、図3に示すようなサイズを持つ従来のコ
ンビネーション紗張りスクリーンの張力を示す図であ
る。図5は、従来のコンビネーション紗張りスクリーン
に、更に新たな支持体スクリーンを紗張りして、高張力
のコンビネーション紗張りスクリーンにした場合の張力
を示す図である。尚、張力は、スクリーンに一定荷重を
かけた場合のたわみ量をmm単位で表すので、張力が大
きいほど数字が小さくなる。
と、本実施例よる高張力コンビネーション紗張りスクリ
ーンの張力の違いを図3と図4と図5に示す。図3は、
コンビネーション紗張りスクリーンのサイズを示す図で
ある。図4は、図3に示すようなサイズを持つ従来のコ
ンビネーション紗張りスクリーンの張力を示す図であ
る。図5は、従来のコンビネーション紗張りスクリーン
に、更に新たな支持体スクリーンを紗張りして、高張力
のコンビネーション紗張りスクリーンにした場合の張力
を示す図である。尚、張力は、スクリーンに一定荷重を
かけた場合のたわみ量をmm単位で表すので、張力が大
きいほど数字が小さくなる。
【0025】図4及び図5に示すように、従来のコンビ
ネーション紗張りスクリーンの張力は、0.31mmで
あるのに対して、この実施例による高張力コンビネーシ
ョン紗張りスクリーンの張力は、0.22mmであり、
この実施例による高張力コンビネーション紗張りスクリ
ーンの方が張力が増していることがわかる。
ネーション紗張りスクリーンの張力は、0.31mmで
あるのに対して、この実施例による高張力コンビネーシ
ョン紗張りスクリーンの張力は、0.22mmであり、
この実施例による高張力コンビネーション紗張りスクリ
ーンの方が張力が増していることがわかる。
【0026】次に、従来のコンビネーション紗張りスク
リーンと、この実施例による高張力コンビネーション紗
張りスクリーンで、スクリーン印刷を行った場合の適正
な印刷条件の違いを図6に示す。この実施例による高張
力コンビネーション紗張りスクリーンは、張力が高くな
ったため、小さい版ギャップでも版ばなれ性が良好であ
り、スキージスピードを速くでき、印刷物の伸びも小さ
く印刷解像性も改善された。
リーンと、この実施例による高張力コンビネーション紗
張りスクリーンで、スクリーン印刷を行った場合の適正
な印刷条件の違いを図6に示す。この実施例による高張
力コンビネーション紗張りスクリーンは、張力が高くな
ったため、小さい版ギャップでも版ばなれ性が良好であ
り、スキージスピードを速くでき、印刷物の伸びも小さ
く印刷解像性も改善された。
【0027】以上のように、この実施例は、支持体であ
るポリエステルスクリーンに、金属メッシュ製印刷用ス
クリーンを継なぎ合わせて枠に張ったコンビネーション
紗張りスクリーンにおいて、支持体のポリエステルスク
リーンを二重にすることにより、スクリーン張力を高く
することを特徴とする。また、支持体であるポリエステ
ルスクリーンを二重にする場合、予め一重の通常のコン
ビネーション紗張りスクリーンを製作した後、更に、ポ
リエステルスクリーンを紗張りし、一重目の印刷用スク
リーンに張力を与えるべく再度接合し、ポリエステルス
クリーンを除去することにより支持体のみを二重にした
ことを特徴とする。
るポリエステルスクリーンに、金属メッシュ製印刷用ス
クリーンを継なぎ合わせて枠に張ったコンビネーション
紗張りスクリーンにおいて、支持体のポリエステルスク
リーンを二重にすることにより、スクリーン張力を高く
することを特徴とする。また、支持体であるポリエステ
ルスクリーンを二重にする場合、予め一重の通常のコン
ビネーション紗張りスクリーンを製作した後、更に、ポ
リエステルスクリーンを紗張りし、一重目の印刷用スク
リーンに張力を与えるべく再度接合し、ポリエステルス
クリーンを除去することにより支持体のみを二重にした
ことを特徴とする。
【0028】このように、支持体スクリーンを二重にす
ることにより、以下のような利点が生ずる。 (1)従来は一重の支持体スクリーンにより張力を高め
るため、支持体スクリーンの紗張りの際に大きなテンシ
ョンを与えてスクリーン枠に紗張りしていた。このよう
に大きなテンションを用いて支持体スクリーンを紗張り
し、その後、印刷用スクリーンを接合し、支持体スクリ
ーンを除去する場合に、印刷用スクリーン、或は、支持
体スクリーンが破れてしまうという弊害があった。即
ち、支持体スクリーンを除去する際に、支持体スクリー
ンに掛かっていた張力のバランスが崩れてしまい、支持
体スクリーン、或は、印刷用スクリーンに不均等なテン
ションが掛かりスクリーンを破いてしまうという不都合
があった。それに対し、この実施例のように、支持体ス
クリーンを二重にする場合には、第1回目の支持体スク
リーンの紗張りの際には、さほど高いテンションを与え
ずに紗張りをし、第2回目の支持体スクリーンの際に、
改めてテンションを加えて張力を増すことができる。従
って、第1回目の紗張りにおいては、さほどテンション
を高くせず、紗張りすることにより、第1回目の支持体
スクリーンの除去の際に、支持体スクリーンや印刷用ス
クリーンが破損してしまうという弊害をなくすことがで
きる。
ることにより、以下のような利点が生ずる。 (1)従来は一重の支持体スクリーンにより張力を高め
るため、支持体スクリーンの紗張りの際に大きなテンシ
ョンを与えてスクリーン枠に紗張りしていた。このよう
に大きなテンションを用いて支持体スクリーンを紗張り
し、その後、印刷用スクリーンを接合し、支持体スクリ
ーンを除去する場合に、印刷用スクリーン、或は、支持
体スクリーンが破れてしまうという弊害があった。即
ち、支持体スクリーンを除去する際に、支持体スクリー
ンに掛かっていた張力のバランスが崩れてしまい、支持
体スクリーン、或は、印刷用スクリーンに不均等なテン
ションが掛かりスクリーンを破いてしまうという不都合
があった。それに対し、この実施例のように、支持体ス
クリーンを二重にする場合には、第1回目の支持体スク
リーンの紗張りの際には、さほど高いテンションを与え
ずに紗張りをし、第2回目の支持体スクリーンの際に、
改めてテンションを加えて張力を増すことができる。従
って、第1回目の紗張りにおいては、さほどテンション
を高くせず、紗張りすることにより、第1回目の支持体
スクリーンの除去の際に、支持体スクリーンや印刷用ス
クリーンが破損してしまうという弊害をなくすことがで
きる。
【0029】(2)同じスクリーン製版を複数製作する
場合に、同一仕様のスクリーン製版を作成しなければな
らないが、その張力も同一でなければならない。同一の
張力を持った複数のスクリーン製版を作成する場合、第
1回目の支持体スクリーンの張力にバラつきがあったと
しても、第2回目の支持体スクリーンのテンションを変
化させて紗張りすることにより、張力が等しい、或は、
限りなく等しいスクリーン製版を作成することができ
る。即ち、第2回目の支持体スクリーンの紗張りによ
り、張力を調整することが可能になる。このように、張
力を調整することにより、スクリーン製版を複数製作す
る場合でも、均一な張力を持ったスクリーン製版を製作
することができる。
場合に、同一仕様のスクリーン製版を作成しなければな
らないが、その張力も同一でなければならない。同一の
張力を持った複数のスクリーン製版を作成する場合、第
1回目の支持体スクリーンの張力にバラつきがあったと
しても、第2回目の支持体スクリーンのテンションを変
化させて紗張りすることにより、張力が等しい、或は、
限りなく等しいスクリーン製版を作成することができ
る。即ち、第2回目の支持体スクリーンの紗張りによ
り、張力を調整することが可能になる。このように、張
力を調整することにより、スクリーン製版を複数製作す
る場合でも、均一な張力を持ったスクリーン製版を製作
することができる。
【0030】(3)スクリーン製版の製作コストを削減
することができる。コンビネーションスクリーンを作成
する場合、支持体スクリーンはポリエステルやナイロン
等の弾力性の高いスクリーンを用い、印刷用スクリーン
にはステンレススクリーン等の弾力性の少ない寸法精度
に優れたスクリーンを用いる。ポリエステルスクリーン
やナイロンスクリーンは、価格が安いのに対して、ステ
ンレススクリーンは高価である。従って、ステンレスス
クリーンを直張りしてスクリーン製版全体をステンレス
スクリーンで作成した場合には、非常に高価なスクリー
ン製版となってしまう。実際に、パターンが作られる画
像エリアは、スクリーン全体に対して一部分である。従
って、その一部分に対して寸法精度の優れたスクリーン
を用い、その他の部分には弾力性に富むポリエステルス
クリーンやナイロンスクリーンを支持体として接続す
る。このように、コンビネーションスクリーンの場合に
は、精度が必要とされる部分に高価格のステンレススク
リーンを用い、その他の周囲の部分には、低価格のポリ
エステルスクリーンやナイロンスクリーンを用いること
ができるため、全体としてスクリーン製版の価格を安く
することが可能になる。特に、大型のスクリーン製版を
作成する場合には、前述した効果が大きく現れ、大型ス
クリーン製版でもコストを飛躍的に軽減させることがで
きる。
することができる。コンビネーションスクリーンを作成
する場合、支持体スクリーンはポリエステルやナイロン
等の弾力性の高いスクリーンを用い、印刷用スクリーン
にはステンレススクリーン等の弾力性の少ない寸法精度
に優れたスクリーンを用いる。ポリエステルスクリーン
やナイロンスクリーンは、価格が安いのに対して、ステ
ンレススクリーンは高価である。従って、ステンレスス
クリーンを直張りしてスクリーン製版全体をステンレス
スクリーンで作成した場合には、非常に高価なスクリー
ン製版となってしまう。実際に、パターンが作られる画
像エリアは、スクリーン全体に対して一部分である。従
って、その一部分に対して寸法精度の優れたスクリーン
を用い、その他の部分には弾力性に富むポリエステルス
クリーンやナイロンスクリーンを支持体として接続す
る。このように、コンビネーションスクリーンの場合に
は、精度が必要とされる部分に高価格のステンレススク
リーンを用い、その他の周囲の部分には、低価格のポリ
エステルスクリーンやナイロンスクリーンを用いること
ができるため、全体としてスクリーン製版の価格を安く
することが可能になる。特に、大型のスクリーン製版を
作成する場合には、前述した効果が大きく現れ、大型ス
クリーン製版でもコストを飛躍的に軽減させることがで
きる。
【0031】(4)前述したように、コンビネーション
スクリーンを作成する場合、支持体スクリーンはポリエ
ステルやナイロン等の弾力性の高いスクリーンを用い、
印刷用スクリーンにはステンレススクリーン等の弾力性
の少ない形状精度と寸法精度に優れたスクリーンを用い
るので、印刷用スクリーンに対する張力を均一化しやす
くなる。支持体スクリーンの方が弾力性が高いので、印
刷用スクリーンに対して張力を均一に分散させることが
できる。従って、張力の偏りがなくなる。
スクリーンを作成する場合、支持体スクリーンはポリエ
ステルやナイロン等の弾力性の高いスクリーンを用い、
印刷用スクリーンにはステンレススクリーン等の弾力性
の少ない形状精度と寸法精度に優れたスクリーンを用い
るので、印刷用スクリーンに対する張力を均一化しやす
くなる。支持体スクリーンの方が弾力性が高いので、印
刷用スクリーンに対して張力を均一に分散させることが
できる。従って、張力の偏りがなくなる。
【0032】実施例2.前述した実施例においては、高
張力コンビネーション紗張りスクリーンの製造方法につ
いて説明したが、既に製造されている従来のコンビネー
ション紗張りスクリーンに対して補強することにより、
前述した実施例と同様な高張力コンビネーション紗張り
スクリーンを製造することができる。或は、従来のコン
ビネーション紗張りスクリーンが印刷作業等により張力
が低下した場合に、補強することにより張力を増すこと
ができる。
張力コンビネーション紗張りスクリーンの製造方法につ
いて説明したが、既に製造されている従来のコンビネー
ション紗張りスクリーンに対して補強することにより、
前述した実施例と同様な高張力コンビネーション紗張り
スクリーンを製造することができる。或は、従来のコン
ビネーション紗張りスクリーンが印刷作業等により張力
が低下した場合に、補強することにより張力を増すこと
ができる。
【0033】コンビネーション紗張りスクリーンの補強
は、既存のコンビネーション紗張りスクリーンに対し
て、図1に示した(d)〜(f)の工程を実施すればよ
い。即ち、図2に示したS4〜S6の手順を実行すれば
よい。このような工程を実行することにより、支持体ス
クリーンが二重になり、印刷用スクリーンの張力を増加
させることができる。
は、既存のコンビネーション紗張りスクリーンに対し
て、図1に示した(d)〜(f)の工程を実施すればよ
い。即ち、図2に示したS4〜S6の手順を実行すれば
よい。このような工程を実行することにより、支持体ス
クリーンが二重になり、印刷用スクリーンの張力を増加
させることができる。
【0034】実施例3.上記実施例においては、支持体
スクリーン2と新たな支持体スクリーン6が同一のもの
で構成されている場合について説明したが、支持体スク
リーン2と新たな支持体スクリーン6は、異なる材質の
ものであっても構わない。例えば、支持体スクリーン2
がポリエステルスクリーンであるのに対し、新たな支持
体スクリーンとしてステンレススクリーンを用いても構
わない。
スクリーン2と新たな支持体スクリーン6が同一のもの
で構成されている場合について説明したが、支持体スク
リーン2と新たな支持体スクリーン6は、異なる材質の
ものであっても構わない。例えば、支持体スクリーン2
がポリエステルスクリーンであるのに対し、新たな支持
体スクリーンとしてステンレススクリーンを用いても構
わない。
【0035】実施例4.尚、上記実施例においては、支
持体スクリーンとしてポリエステルスクリーンを用い、
印刷用スクリーンとしてステンレススクリーンを用いる
場合について説明したが、支持体スクリーンは、印刷用
スクリーンの周囲においてスクリーン枠方向に張力を加
えるものであるため、印刷用スクリーンに比べて弾性力
に富む素材を用いることが望ましい。従って、ポリエス
テルに限らずナイロンであっても構わない。また、支持
体スクリーンは、印刷用スクリーンの周囲に用いられる
ものであるため、使用面積が大きくなる。そのため、で
きるだけ低価格のものであるのが望ましい。一方、印刷
用スクリーンは、寸法精度に優れたパターンを形成する
ためにも、印刷時の寸法の延びの少ない素材のものを用
いるのが望ましい。特に、金属製スクリーンを用いるこ
とが望ましい。
持体スクリーンとしてポリエステルスクリーンを用い、
印刷用スクリーンとしてステンレススクリーンを用いる
場合について説明したが、支持体スクリーンは、印刷用
スクリーンの周囲においてスクリーン枠方向に張力を加
えるものであるため、印刷用スクリーンに比べて弾性力
に富む素材を用いることが望ましい。従って、ポリエス
テルに限らずナイロンであっても構わない。また、支持
体スクリーンは、印刷用スクリーンの周囲に用いられる
ものであるため、使用面積が大きくなる。そのため、で
きるだけ低価格のものであるのが望ましい。一方、印刷
用スクリーンは、寸法精度に優れたパターンを形成する
ためにも、印刷時の寸法の延びの少ない素材のものを用
いるのが望ましい。特に、金属製スクリーンを用いるこ
とが望ましい。
【0036】実施例5.スクリーン製版の形状は、その
平面において正方形、或は、長方形を有していることが
一般的であるが、例えば、円形している場合、或は、5
角形、6角形等の多角形をしている場合であっても、前
述した実施例のように、支持体スクリーンを二重にする
ことが可能であり、二重にすることにより張力を増すこ
とが可能である。
平面において正方形、或は、長方形を有していることが
一般的であるが、例えば、円形している場合、或は、5
角形、6角形等の多角形をしている場合であっても、前
述した実施例のように、支持体スクリーンを二重にする
ことが可能であり、二重にすることにより張力を増すこ
とが可能である。
【0037】実施例6.上記実施例においては、接合部
4と7は同一場所にある場合を示したが、異なる場所に
あっても構わない。例えば、接合部4の内側の接合部4
と重ならない部分に接合部7を設けても構わない。
4と7は同一場所にある場合を示したが、異なる場所に
あっても構わない。例えば、接合部4の内側の接合部4
と重ならない部分に接合部7を設けても構わない。
【0038】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、高張
力コンビネーション紗張りスクリーンを得ることができ
る。
力コンビネーション紗張りスクリーンを得ることができ
る。
【0039】また、この発明によれば、従来のコンビネ
ーション紗張りスクリーンを補強することにより、高張
力コンビネーション紗張りスクリーンを得ることができ
る。
ーション紗張りスクリーンを補強することにより、高張
力コンビネーション紗張りスクリーンを得ることができ
る。
【図1】 この発明の一実施例による高張力コンビネー
ション紗張りスクリーンの製造方法を示す図である。
ション紗張りスクリーンの製造方法を示す図である。
【図2】 この発明の一実施例による高張力コンビネー
ション紗張りスクリーンの製造手順を示す図である。
ション紗張りスクリーンの製造手順を示す図である。
【図3】 この発明の一実施例によるコンビネーション
紗張りスクリーンのサイズを示す図である。
紗張りスクリーンのサイズを示す図である。
【図4】 この発明の一実施例と比較するための従来の
コンビネーション紗張りスクリーンの張力を示す図であ
る。
コンビネーション紗張りスクリーンの張力を示す図であ
る。
【図5】 この発明の一実施例による高張力コンビネー
ション紗張りスクリーンの張力を示す図である。
ション紗張りスクリーンの張力を示す図である。
【図6】 この発明の一実施例による高張力コンビネー
ション紗張りスクリーンと従来のコンビネーション紗張
りスクリーンの印刷条件を示す図である。
ション紗張りスクリーンと従来のコンビネーション紗張
りスクリーンの印刷条件を示す図である。
【図7】 従来のコンビネーション紗張りスクリーンの
斜視図である。
斜視図である。
【図8】 従来のコンビネーション紗張りスクリーンの
製造方法を示す図である。
製造方法を示す図である。
【図9】 従来のコンビネーション紗張りスクリーンの
製造手順を示す図である。
製造手順を示す図である。
【図10】 従来のコンビネーション紗張りスクリーン
の他の例を示す図である。
の他の例を示す図である。
【図11】 従来のコンビネーション紗張りスクリーン
の他の例を示す図である。
の他の例を示す図である。
1 スクリーン枠、2 支持体スクリーン、3 印刷用
スクリーン、4 接合部、5 除去した支持体スクリー
ン、6 支持体スクリーン、7 接合部、8除去した支
持体スクリーン。
スクリーン、4 接合部、5 除去した支持体スクリー
ン、6 支持体スクリーン、7 接合部、8除去した支
持体スクリーン。
Claims (4)
- 【請求項1】 枠に紗張りした支持体スクリーンに印刷
用スクリーンを接合したコンビネーション紗張りスクリ
ーンにおいて、支持体スクリーンを少なくとも二重にし
たことを特徴とするコンビネーション紗張りスクリー
ン。 - 【請求項2】 枠に紗張りした支持体スクリーンに印刷
用スクリーンを接合したコンビネーション紗張りスクリ
ーンにおいて、印刷用スクリーンに接合され、且つ、枠
に紗張りされた補強スクリーンを備えたことを特徴とす
るコンビネーション紗張りスクリーン。 - 【請求項3】 以下の工程を備えたコンビネーション紗
張りスクリーンの製造方法 (a)第1の支持体スクリーンを枠に紗張りする第1の
紗張り工程、(b)第1の紗張り工程後、第1の支持体
スクリーンに印刷用スクリーンを接合する第1の接合工
程、(c)上記第1の接合工程後、第1の支持体スクリ
ーンの印刷用スクリーンと重なった部分を除去する第1
の除去工程、(d)上記第1の除去工程後、第2の支持
体スクリーンを枠に紗張りする第2の紗張り工程、
(e)第2の紗張り工程と同時に又は第2の紗張り工程
後、第2の支持体スクリーンを第1の接合工程により接
合された接合部に接合する第2の接合工程、(f)第2
の接合工程後、第2の支持体スクリーンの印刷用スクリ
ーンと重なった部分を除去する第2の除去工程。 - 【請求項4】 以下の工程を備えたコンビネーション紗
張りスクリーンの補強方法 (a)コンビネーション紗張りスクリーンの枠に補強ス
クリーンを紗張りする工程、(b)コンビネーション紗
張りスクリーンの支持体スクリーンと印刷用スクリーン
の接合部に上記補強スクリーンを接合する工程、(c)
補強スクリーンの印刷用スクリーンと重なった部分を除
去する工程。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23076694A JP3297546B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | コンビネーション紗張りスクリーン及びコンビネーション紗張りスクリーンの製造方法及びコンビネーション紗張りスクリーンの補強方法 |
US08/519,955 US5699732A (en) | 1994-08-31 | 1995-08-28 | Combination stretch screen and its production method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23076694A JP3297546B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | コンビネーション紗張りスクリーン及びコンビネーション紗張りスクリーンの製造方法及びコンビネーション紗張りスクリーンの補強方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0876365A true JPH0876365A (ja) | 1996-03-22 |
JP3297546B2 JP3297546B2 (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=16912933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23076694A Expired - Lifetime JP3297546B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | コンビネーション紗張りスクリーン及びコンビネーション紗張りスクリーンの製造方法及びコンビネーション紗張りスクリーンの補強方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5699732A (ja) |
JP (1) | JP3297546B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011240623A (ja) * | 2010-05-19 | 2011-12-01 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | コンビネーションマスク、スクリーン印刷方法及び太陽電池の製造方法 |
CN108582965A (zh) * | 2018-04-28 | 2018-09-28 | 昆山乐邦印刷器材设备有限公司 | 一种复合网版的制备方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008110533A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-15 | Fujitsu Hitachi Plasma Display Ltd | スクリーンマスク |
CN109532204B (zh) * | 2018-12-18 | 2020-11-24 | 昆山良品丝印器材有限公司 | 一种太阳能电池片复合材质网版二次张网再利用工艺 |
CN110561887B (zh) * | 2019-09-19 | 2020-12-15 | 中国电子科技集团公司第五十四研究所 | 一种ltcc用高精密复合网版的绷制方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2299628A (en) * | 1940-07-19 | 1942-10-20 | Lyman H Johnson | Mounting stencil screen and impressing a stencil therein |
US3078793A (en) * | 1962-01-12 | 1963-02-26 | Prec Screen Machines Co Inc | Frame and screen construction for screen printing |
DE2013239C3 (de) * | 1970-03-19 | 1974-04-25 | Elmar Dr. 8000 Muenchen Messerschmitt | Siebdruckformelement |
DE3034931C2 (de) * | 1980-09-16 | 1985-08-08 | Johannes Hofmann Textildruck und Beflockung, 7000 Stuttgart | Druckgerät mit einer nach Art eines Siebes farbdurchlässigen Schablone |
DE3045241A1 (de) * | 1980-12-01 | 1982-07-01 | Elmar Dipl.-Kfm. Dr. 8000 München Messerschmitt | Siebdruckrahmen |
JPS5931159A (ja) * | 1982-08-16 | 1984-02-20 | Kuranosuke Ito | 金属版の枠張り方法 |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP23076694A patent/JP3297546B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1995
- 1995-08-28 US US08/519,955 patent/US5699732A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011240623A (ja) * | 2010-05-19 | 2011-12-01 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | コンビネーションマスク、スクリーン印刷方法及び太陽電池の製造方法 |
CN108582965A (zh) * | 2018-04-28 | 2018-09-28 | 昆山乐邦印刷器材设备有限公司 | 一种复合网版的制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5699732A (en) | 1997-12-23 |
JP3297546B2 (ja) | 2002-07-02 |
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---|---|---|---|
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