JPH0876230A - カメラの表示装置 - Google Patents

カメラの表示装置

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JPH0876230A
JPH0876230A JP6213621A JP21362194A JPH0876230A JP H0876230 A JPH0876230 A JP H0876230A JP 6213621 A JP6213621 A JP 6213621A JP 21362194 A JP21362194 A JP 21362194A JP H0876230 A JPH0876230 A JP H0876230A
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display
shutter speed
camera
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state
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JP6213621A
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Takashi Saegusa
隆 三枝
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Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影時においてシャッタ速度に関する警告表
示を、撮影者に解り易く表示し、撮影時の各種操作の煩
雑さを軽減することができる表示装置を得る。 【構成】 カメラの表示装置は、シャッタ速度表示を行
なえる外部モニタ表示部13とファインダ内表示部14
とを有する。被制御シャッタ速度により手ぶれのおそれ
のある状態を検出したときには、ファインダ内表示部の
みを点滅表示させるようにする。また、被制御シャッタ
速度により手ぶれのおそれのある状態を検出する第1の
検出手段と、閃光装置16の状態を判別して設定シャッ
タ速度に制限をする状態を検出する第2の検出手段を設
ける。そして、第1の検出手段でファインダ内表示部の
みを点滅表示させ、第2の検出手段で外部モニタ表示部
のみを点滅表示させるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラにおいて撮影時等
での各種の情報表示を行なう表示装置に関し、特に設定
されるシャッタ速度が手振れ限界であることを警告する
際に用いられるカメラの表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カメラの表示装置としては、カ
メラ本体の上面や背面等に付設される外部モニタ表示部
と、撮影者が撮影時に覗くファインダの視野枠等に設け
たファインダ内表示部とが知られ、一般には併用されて
いることが多い。
【0003】また、この種のカメラの表示装置における
表示内容としては、たとえば撮影時に設定される露出モ
ード、測光あるいは手動設定等に伴なうシャッタ速度、
絞り値等の露出情報、露出補正量の設定、フィルム感度
情報、フィルムのこま数情報、あるいは閃光装置が付設
された場合での閃光または通常撮影であるかの情報等と
いった種々の撮影情報が挙げられる。
【0004】さらに、この種の表示装置にあっては、カ
メラによって撮影を行なうに際しての種々の警告表示を
行なうことも行なわれるようになっている。そして、こ
のような警告表示の一つとして、シャッタ速度が、手振
れ限界を越えたときの手振れ警告がある。
【0005】そして、従来この種の表示装置では、この
ような手振れのおそれがあるシャッタ速度となると、表
示装置におけるシャッタ速度表示部または専用の警告表
示部を点滅させることにより、警告表示を行なうように
なっていた。
【0006】特に、このような手振れの警告表示は、上
述した表示装置としての外部モニタ表示部とファインダ
内表示部との両方において、それぞれの表示部でのシャ
ッタ速度表示または専用の警告表示部を点滅させること
により行なうことが、従来から一般的であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来装置のようにファインダ内表示部と外部モニタ表
示部との両方でシャッタ速度表示を行なっている場合に
おいて、その両方の表示共、点滅させることにより、手
振れの警告表示を行なうと、撮影者にとっては、いろい
ろなところが点滅することから、警告状況が分かり難く
なり易かった。
【0008】特に、撮影者にとって、撮影準備を行って
いる際には、種々の設定操作を必要とするものであり、
たとえば暗いところで、それぞれの表示を見ながら行な
う際に、点滅しているところが気になり易いものであ
り、他の設定を行なう際に邪魔となり、操作性の面で問
題を生じてしまうものであった。
【0009】また、上述したカメラにおいて、たとえば
閃光装置を取付けたり、備えているものでは、閃光撮影
を行なうにあたってはシャッタ速度を同調秒時に設定
し、この設定されたシャッタ速度で制限した状態での閃
光撮影を行なうようになっている。
【0010】そして、このような閃光撮影時の状態を、
上述した表示部におけるシャッタ速度表示を点滅させる
ことで表示するようにすると、このような点滅表示と上
述した点滅による警告表示との判別がつかず、撮影者に
とって違いが分かり難いという不具合となる。したがっ
て、このような点に配慮して、手振れ警告表示を、簡単
かつ適切に行なえるような何らかの対策を講じることが
望まれている。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、シャッタ速度に関して手振れ限界を越えた
ことの警告表示を撮影者にとって分かり易い状態で行な
え、さらにこれに加えて閃光撮影時に設定されるシャッ
タ速度の同調秒時での制限状況の表示も簡単に行なえる
カメラの表示装置を得ることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係るカメラの表示装置は、シャッタ速度
表示を可能とする外部モニタ表示部とファインダ内表示
部とを備え、被制御シャッタ速度を判別して手振れのお
それのある状態を検出したときに、ファインダ内表示部
のみを点滅表示させるように構成したものである。
【0013】また、本発明に係るカメラの表示装置は、
シャッタ速度表示を行なえる外部モニタ表示部とファイ
ンダ内表示部とを有するとともに、被制御シャッタ速度
を判別して手振れのおそれのある状態を検出する第1の
検出手段と、閃光装置の状態を判別して設定シャッタ速
度に制限をする状態を検出する第2の検出手段を備え、
第1の検出手段によりファインダ内表示部のみを点滅表
示させ、第2の検出手段により外部モニタ表示部のみを
点滅表示させるように構成したものである。
【0014】
【作用】本発明によれば、手振れ警告状態となっても、
点滅警告するのは実際に撮影することによって覗くファ
インダ内表示部のみであるので、カメラの撮影準備操作
をしているときにたまたま暗いところを向けても、その
警告表示を気にしないで他の設定、操作を行なうことが
可能である。
【0015】また、本発明によれば、閃光装置の状態を
判別し、シャッタ速度が同調秒時にて制限されたとき
に、その状態を外部モニタ表示部のみに点滅警告できる
ことから、設定値で制限がかかった状態を撮影者に対し
分かり易く、報知することが可能で、しかもこのとき
に、同じくシャッタ速度表示が点滅していても、点滅表
示を行なう表示部が異なることから、撮影者に違いが分
かり易く、適切な情報表示を行なえるものである。
【0016】
【実施例】図1ないし図4は本発明に係るカメラの表示
装置であるシャッタ速度の設定装置の一実施例を示して
いる。これらの図において、まず、図1によるカメラ全
体の概略構成を示すブロック図により簡単に説明する
と、符号10は公知のマイクロコンピュータユニット
(以下、MCUという)である。
【0017】11は測光手段である測光回路で、その測
光出力がMCU10のA/D変換入力端子に接続され
る。12は絞り・シャッタの制御回路であり、MCU1
0の出力により制御される。
【0018】13は第1の表示手段である外部モニタ用
LCD(液晶表示装置;以下第1のLCDという)で、
カメラ(図示せず)の外側から見ることができる表示素
子であり、MCU10の第1のLCD駆動出力端子(図
示せず)に接続される。
【0019】14は第2の表示手段であるファインダ内
表示用LCD(以下、第2のLCDという)で、ファイ
ンダ視野内で見ることが出来る表示素子であり、MCU
10の第2のLCD駆動出力端子(図示せず)に接続さ
れる。
【0020】図中15はカメラにおけるレンズ鏡筒(図
示せず)内に配置される撮影光学系である撮影レンズで
あり、このレンズの情報がMCU10へ伝達されるよう
に構成されている。
【0021】さらに、図1中SW1はレリーズスイッチ
であり、通常オフであり、オンでレリーズシーケンスに
入る。SW2はモードスイッチであり、通常オフであ
り、オンをする毎にモードが切り替わる。なお、このモ
ードスイッチSW2において、設定すべきモードとして
は、マニュアルモード(Mモード)、シャッタ優先モー
ド(Sモード)、絞り優先モード(Aモード)、プログ
ラムモード(Pモード)がある。
【0022】SW3はアップスイッチであり、Mモード
やSモードの時にシャッタ速度を高速側に1段変化させ
るために操作される。SW4はダウンスイッチであり、
MモードやSモードの時にシャッタ速度を低速側に1段
変化させるために操作される。
【0023】16は閃光装置であり、カメラ本体に内
蔵、あるいは外付けで接続され、MCU10に接続され
る。そして、この閃光装置16はMCU10へ電源のオ
ン、充電完了状態、閃光モード等の情報を伝達し、シン
クロタイミングなどの情報を受け取るようになってい
る。
【0024】ここで、SW5は閃光装置16の電源スイ
ッチであり、内蔵の閃光装置であればポップアップに連
動してオンとなる。また、SW6は閃光装置16のモー
ドスイッチであり、通常オフであり、閃光時間の短い通
常の閃光モードの撮影が行なわれる。一方、SW6がオ
ンとなると、FP発光モードに切り替わり閃光時間が長
くなる。
【0025】このFP発光モードは次のような理由によ
り、採用されている。すなわち、近年フォーカルプレイ
ンシャッタの幕速が速くなり、たとえば1/250位の
シャッタ速度での閃光撮影も可能となっている。しかし
ながら、それ以上のシャッタ速度にセットすると露光む
らが生じてしまうので、通常は同調秒時以上にはセット
できないようにしている。しかし、この閃光時間を長く
して、シャッタ先幕の開き始めから後幕が閉じ終わるま
で閃光時間が伸びると、高速でも露光むらができなくな
る。これがFP発光である。
【0026】図2および図3の(a),(b)は上述し
たMCU10での撮影時の制御のフローチャートの一部
であり、本発明に関係のあるシャッタ速度の設定や各表
示部での表示状態について、以下に説明する。
【0027】すなわち、MCU10は不図示の電源が投
入されると、測光回路11からの測光出力をA/D変換
するとともに、SW1〜SW4の状態や閃光装置16か
らの情報を判別して、露出制御量を求め、その演算結果
を外部モニタ用LCD(第1のLCD)13やファイン
ダ内表示用LCD(第2のLCD)14に表示させる。
そして、レリーズスイッチSW1がオンになると、演算
した結果に基づいて絞りやシャッタの制御を行なう。
【0028】まず、設定ルーチンのフローチャートを図
2に示している。この図2において、ステップS(以下
「S」という)51において、モードスイッチSW2を
立ち下がりを判別し、オンされて立ち下がりがあれば、
S52へ進み、オフのままであれば、S53へ進む。
【0029】S52において、モード変更処理を行な
う。なお、MCU10のモードレジスタM0は、表1の
ように、各モードに対応する。すなわち、このS52に
おいて、モードレジスタM0の値をカウントアップする
ことにより、PモードであればSモードへ、Sモードで
あればAモードへ、AモードであればMモードへ、そし
て、MモードであればM0=4となるが、この場合はM
0=0となってPモードへ切り替わる。
【0030】
【表1】
【0031】そして、S53において、モードレジスタ
M0の判別を行ない、MモードかSモードであれば、S
54へ進み、MモードでもSモードでもなければ、リタ
ーンする。
【0032】また、S54において、アップスイッチS
W3の立ち下がりの判別を行なう。オンされて立ち下が
りがあればS55へ進み、オフのままであれば、S56
へ進む。ここで、S55において、設定シャッタ速度値
TVM を1段高速側へ変更する。そして、シャッタ速度
の高速限界である1/8000(TVM =13)の場合
には、TVM =13に制限する。
【0033】S56において、ダウンスイッチSW4の
立ち下がりの判別を行なう。そして、オンされて立ち下
がりがあればS57へ進み、オフのままであればS58
へ進む。ここで、S57においては、設定シャッタ速度
値TVM を1段低速側へ変更する。そして、シャッタ速
度の低速限界である30[s](TVM =−5)の場合
には、TVM =−5に制限する。
【0034】また、S58において、設定シャッタ速度
値用レジスタTVM に格納されているデータを、被制御
シャッタ速度値用レジスタTVs へ転送する。これは、
MモードやSモードは、設定シャッタ速度で制御される
からである。
【0035】一方、S59において、被制御シャッタ速
度値TVS が「8」を越えるかどうかを判別し、「8」
を越える場合にはS60へ進み、「8」以下の場合には
リターンする。
【0036】そして、S60において、閃光装置16が
電源のオン/オフを調べ、オンであればS61へ進み、
オフであればリターンする。
【0037】S61において、閃光装置16の閃光モー
ドがFP発光モードであるかどうかを調べ、FPモード
であればリターンし、FP発光モードでなければS62
へ進む。このS62において、被制御シャッタ速度値T
VS を「8」に制限し、S63において、シャッタ速度
の制御を変更したことを記憶するようになっている。
【0038】図3の(a)は第1のLCDである外部モ
ニタ表示用LCD13を駆動する表示ルーチン1のフロ
ーチャートである。
【0039】まず、S71において、モードレジスタM
0の判別を行ない、MモードであるかSモードであれ
ば、S72へ進み、MモードでもSモードでもなけれ
ば、S75へ進む。そして、S72において、図4の外
部モニタ表示用LCD13での符号13aに示したよう
に、設定シャッタ速度値TVM の表示を行なう。
【0040】また、S73においては、S66において
シャッタ速度の制御を変更したかどうかを判別し、変更
した場合にはS74へ進み、変更しない場合にはS76
へ進む。S74において、設定シャッタ速度の点滅をセ
ットし、S76へ進む。
【0041】また、S75において、図4での13aに
示したように、被制御シャッタ速度値TVS の表示を行
ない、S76へ進む。
【0042】一方、S76においては、図4での13b
に示すように、モードに対応した絞り表示を行なう。ま
た、S77においては、図4での13cに示すように、
モード表示を行なう。さらに、S78においては、図4
での13dに示すように、こま数の表示を行なう。
【0043】さらに、S79においては、手振れ限界で
ある等といった警告表示を行なう。すなわち、カメラに
おいて、何らかの警告すべき状態があれば、図4の外部
モニタ表示用LCD13での空間に警告内容に対応した
不図示の表示を行なう。
【0044】図3の(b)は第2のLCDであるファイ
ンダ内表示用LCD14を駆動する表示ルーチン2のフ
ローチャートである。
【0045】まず、S81において、図4のファインダ
内表示LCD14で符号14aに示すように、被制御シ
ャッタ速度値TVS の表示をセットする。そして、S8
2において、被制御シャッタ速度値TVS が手振れ限界
秒時の「5」(1/30)未満かどうかを判別し、
「5」未満の場合には変更した場合にはS83へ進み、
「5」以上の場合にはS84へ進む。
【0046】S83においては、手振れ限界であること
を表示するために、被制御シャッタ速度の表示部を点滅
させるようにセットする。また、S84においては、図
4での14bに示すように、絞り表示を行なう。さら
に、S85においては、図4での14cに示すように、
充電表示を行なう。すなわち、閃光装置16から情報に
より、閃光装置の充電が完了している場合にはレディラ
イト(図4に示す14c)の点灯させる。
【0047】図4の(a),(b),(c),(d)は
本発明によるシャッタ速度の設定装置による第1、第2
のLCDである外部モニタ表示用LCD13とファイン
ダ内表示用LCD14との表示例をそれぞれに示してい
る。なお、この図4において符号18はファインダの視
野枠を示す。
【0048】さて、図4の(a)は手振れ警告表示やシ
ャッタ速度の設定の変更のない場合の表示例である。す
なわち、閃光装置16の電源がオフの場合、閃光装置1
6の電源がオンでも閃光装置16がFPモードの場合に
は、前述した図2のS63において制御変更の記憶がさ
れないので、図3の(a)でのS74において、外部モ
ニタ表示用LCD13のTVの点滅がセットされないの
で、13aの点滅がない。
【0049】また、被制御シャッタ速度値が「5」以上
の場合には図3の(b)でのS83においてのシャッタ
速度の点滅がセットされないので、ファインダ内表示用
LCD14での表示14aの点滅は行なわない。
【0050】図4の(b)はシャッタ速度の設定の変更
がある場合の表示例である。すなわち、閃光装置16の
電源がオンで閃光装置16がFP発光モードでない場合
に、MモードかSモードで設定シャッタ速度TVM >8
の場合に、図2でのS63において制御変更の記憶がさ
れるので、図3の(a)でのS74において、外部モニ
タ表示用LCD13でのTVの点滅がセットされて表示
13aの点滅が生じる。
【0051】一方、被制御シャッタ速度値が「5」以上
の場合には、図3の(b)でのS83においてシャッタ
速度値の点滅がセットされないので、ファインダ内表示
用LCD14の14aの点滅がない。すなわち、外部モ
ニタ表示用LCD13では設定値が1/1000となっ
ているのに、閃光装置16の電源がオンのために被制御
シャッタ速度は1/250となっているので、それを示
すために外部モニタ表示用LCD13は点滅している
が、実際の撮影は1/250で行なわれ、それ自体は正
常なのでファインダ内表示用LCD13での表示部は点
滅していない。
【0052】なお、この状態で閃光装置16のモードス
イッチSW6をオンさせてFP発光モードに切り替える
と、図2でのS61からリターンしてS63の制御変更
が起きないので、外部モニタ表示用LCD13での表示
部で1000の点滅がなくなり、ファインダ内表示用L
CD14の表示部も「1000」の表示となる。
【0053】図4の(c)は図4の(b)の状態からダ
ウンスイッチSW4を操作してTVM を小さくした場合
の表示例である。すなわち、閃光装置16の電源がオン
で閃光装置16がFP発光モードでない場合にも、Mモ
ードかSモードで設定シャッタ速度TVM ≦8の場合
に、図2のS63において制御変更の記憶がされないの
で、図3の(a)でのS74において、外部モニタ表示
用LCD13の表示部のTVの点滅がセットされず、1
3aの点滅がなくなる。これは、設定シャッタ速度と被
制御シャッタ速度が一対一となるからである。
【0054】図4の(d)は手振れ警告表示がある場合
の表示例である。すなわち、閃光装置16の電源がオフ
の場合、図2のS63において制御変更の記憶がされこ
とはないので、図3の(a)でのS74において、外部
モニタ表示用LCD13の表示部のTVの点滅がセット
されないので、13aの点滅がない。
【0055】一方、被制御シャッタ速度値が「5」未満
となると、図3の(b)でのS83においてのシャッタ
速度の点滅がセットされるファインダ内表示用LCD1
4での表示14aの点滅が生じる。
【0056】以上の説明から明らかなように、閃光装置
16による閃光撮影が可能なカメラでのシャッタ速度等
の表示装置を構成する外部モニタ表示部13とファイン
ダ内表示部14とを備えており、被制御シャッタ速度を
判別して手振れのおそれのある状態を検出したときに、
ファインダ内表示部14のみを点滅表示させるように構
成したものである。
【0057】このような構成では、手振れ警告状態とな
っても、点滅警告するのは実際に撮影することによって
覗くファインダ内表示部14のみであるので、カメラの
撮影準備操作をしているときにたまたま暗いところを向
けても、その警告表示を気にしないで他の設定、操作を
行なうことが可能である。
【0058】したがって、シャッタ速度に関して手振れ
限界を越えたことの警告表示を撮影者にとって分かり易
い状態で行なえる。
【0059】また、本発明によれば、図1〜図3から明
らかなように、外部モニタ表示部13とファインダ内表
示部14とに加えて、被制御シャッタ速度を判別して手
振れのおそれのある状態を検出する第1の検出手段と、
閃光装置16の状態を判別して設定シャッタ速度に制限
をする状態を検出する第2の検出手段とを有するMCU
10において、図4の(a)〜(d)に示される通り、
第1の検出手段によりファインダ内表示部14のみを点
滅表示させ、シャッタ速度が手振れ状況にあることの警
告を行ない、さらに第2の検出手段により外部モニタ表
示部13のみを点滅表示させることにより、閃光撮影時
の同調秒時での制限が機能していることの表示を行なう
ように構成している。
【0060】すなわち、このような構成では、閃光装置
16の状態を判別し、シャッタ速度が同調秒時にて制限
されたときに、その状態を外部モニタ表示部13のみに
点滅警告できることから、設定値で制限がかかった状態
を撮影者に対し分かり易く、報知することが可能で、し
かもこのときに、同じくシャッタ速度表示が点滅してい
ても、点滅表示を行なう表示部13,14が異なること
から、撮影者に違いが分かり易く、適切な情報表示を行
なえ、撮影者にとっての状況判断が容易に行なえる。
【0061】なお、本発明は上述した実施例構造には限
定されず、表示装置13,14を備えたカメラ各部の形
状、構造等を適宜変形、変更し得るものであり、種々の
変形例が考えられる。
【0062】特に、上述した実施例では、本発明に係る
表示装置として、特徴づける要部のみを説明したが、そ
れ以外の構成などは従来から周知のカメラであればよ
く、種々のカメラに採用して効果を発揮できる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカメラ
の表示装置によれば、シャッタ速度表示を可能とする外
部モニタ表示部とファインダ内表示部とを備え、被制御
シャッタ速度を判別して手振れのおそれのある状態を検
出したときに、ファインダ内表示部のみを点滅表示させ
るようにしたので、簡単な構成であるにもかかわらず、
以下の通りの種々優れた効果を奏する。
【0064】すなわち、本発明によれば、手振れ警告状
態となっても、点滅警告するのは実際に撮影することに
よって覗くファインダ内表示部のみであるので、カメラ
の撮影準備操作をしているときにたまたま暗いところを
向けても、その警告表示を気にしないで他の設定、操作
を行なうことができる。
【0065】また、本発明に係るカメラの表示装置によ
れば、シャッタ速度表示を行なえる外部モニタ表示部と
ファインダ内表示部とを有するとともに、被制御シャッ
タ速度を判別して手振れのおそれのある状態を検出する
第1の検出手段と、閃光装置の状態を判別して設定シャ
ッタ速度に制限をする状態を検出する第2の検出手段を
備え、第1の検出手段によりファインダ内表示部のみを
点滅表示させ、第2の検出手段により外部モニタ表示部
のみを点滅表示させるようにしたので、簡単な構成であ
るにもかかわらず、以下の通りの種々優れた効果があ
る。
【0066】すなわち、本発明によれば、閃光装置の状
態を判別し、シャッタ速度が同調秒時にて制限されたと
きに、その状態を外部モニタ表示部のみに点滅警告でき
ることから、設定値で制限がかかった状態を撮影者に対
し分かり易く、報知することが可能で、しかもこのとき
に、同じくシャッタ速度表示が点滅していても、点滅表
示を行なう表示部が異なることから、撮影者に違いが分
かり易く、適切な情報表示を行なうことができる。
【0067】換言すれば、本発明によれば、シャッタ速
度表示の点滅を、ファインダ内、あるいは外部のモニタ
のいずれかで行なわれていることにより、二種類の警告
を区別でき、実用面で優れている。
【0068】特に、本発明によれば、シャッタ速度に関
して手振れ限界を越えたことの警告表示を撮影者にとっ
て分かり易い状態で行なえ、さらにこれに加えて閃光撮
影時に設定されるシャッタ速度の同調秒時での制限状況
の表示も簡単に行なえるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るカメラの表示装置の一実施例を
示し、カメラ全体の概略構成のブロック図である。
【図2】 本発明に係るカメラの表示装置の動作をシャ
ッタ速度設定動作を含めて示すメインフローを示すフロ
ーチャートである。
【図3】 本発明に係るカメラの表示装置の動作をシャ
ッタ速度設定動作を含めて示すサブフローを(a),
(b)に示すフローチャートである。
【図4】 本発明装置での外部モニタ表示用LCDとフ
ァインダ内表示用LCDの表示例を(a),(b),
(c),(d)に示した図である。
【符号の説明】
10…MCU(マイクロコンピュータ;第1、第2の検
出手段を備える)、11…測光手段である測光回路、1
2…絞り・シャッタ制御回路、13…外部モニタ表示用
LCD(外部モニタ表示部)、13a〜13d…表示、
14…ファインダ内表示用LCD(ファインダ内表示
部)、14a,14b…表示、16…閃光装置、18…
ファインダ視野枠、SW1…レリーズスイッチ、SW2
…モードスイッチ、SW3…アップスイッチ、SW4…
ダウンスイッチ、SW5…閃光装置の電源スイッチ、S
W6…閃光モードスイッチ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッタ速度表示を行なえる外部モニタ
    表示部とファインダ内表示部とを有するカメラの表示装
    置において、 被制御シャッタ速度を判別し、手振れのおそれのある状
    態を検出したときに、前記ファインダ内表示部のみを点
    滅表示させるように構成したことを特徴とするカメラの
    表示装置。
  2. 【請求項2】 シャッタ速度表示を行なえる外部モニタ
    表示部とファインダ内表示部とを有するカメラの表示装
    置において、 被制御シャッタ速度を判別し、手振れのおそれのある状
    態を検出する第1の検出手段と、 カメラに付設される閃光装置の状態を判別し、設定シャ
    ッタ速度に制限をする状態を検出する第2の検出手段と
    を備え、 前記第1の検出手段によって前記ファインダ内表示部の
    みを点滅表示させ、 前記第2の検出手段によって前記外部モニタ表示部のみ
    を点滅表示させるように構成したことを特徴とするカメ
    ラの表示装置。
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