JP2001033870A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2001033870A
JP2001033870A JP11201845A JP20184599A JP2001033870A JP 2001033870 A JP2001033870 A JP 2001033870A JP 11201845 A JP11201845 A JP 11201845A JP 20184599 A JP20184599 A JP 20184599A JP 2001033870 A JP2001033870 A JP 2001033870A
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JP
Japan
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display
blur
state
camera
photographing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11201845A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Sato
佐藤  達也
Osamu Nonaka
修 野中
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のカメラは、手ブレにより発生する像ブレ
状態を表示する際に、そのブレレベルを表示するための
専用の表示部材を設けていたため、表示スペース及び表
示部材駆動回路が必要となり、カメラのコストアップや
大型化の問題があった。 【解決手段】本発明は、カメラ外部から確認できるよう
にカメラ外装に設けられ、シャッタ速度、絞り値、撮影
モード、ストロボ発光の有無等の撮影に関する情報の
「撮影状態」を表示する第2の情報表示部21と、日付
等の「デート情報」を表示するデート情報表示部22と
からなる外部表示部4bに、手ブレを検出する第1、第
2のブレ検出部1a,1bで検出され演算処理された
「像ブレ状態」のブレレベルを切り換えて兼用して表示
させて、兼用して、変更のあった事項を優先して表示若
しくは時分割的に表示するカメラである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影に関する情報
を表示するための表示部材に、像ブレ状態の表示を可能
とするカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にカメラにおいては、例えば、液晶
からなる表示パネルに電池の残量、撮影済み枚数等の撮
影情報が表示され、近年では、手ブレ警告の表示を行う
カメラも提案されている。
【0003】この手ブレ警告表示は、現在設定されてい
る撮影条件では、撮影される画像がブレてしまうこと
を、専用に設けたマークやシャッタ秒時を点滅させて、
露光前に撮影者に知らせている。
【0004】例えば、特開平6−18973号公報にお
いては、外部表示若しくはファインダ内表示のシャッタ
目盛りセグメントの横、距離目盛り下方或いは、露出レ
ベル下方等のいずれかに方形セグメント群を併設してい
るカメラが開示されている。この構成により、ブレの度
合いに応じて、方形セグメントの下端のセグメントを起
点として、長く延ばしていくアナログ的なレベル表示を
行っている。
【0005】また、特開平7−270845号公報にお
いては、検出したブレ状態と所定判定レベルと比較し
て、その結果によって、振れ具合をその段階に応じて外
部から目視できるように発光ダイオード等からなる表示
器を設けたカメラが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平6−1
8973号公報に記載された技術は、複数セグメントか
らなるレベル表示素子や目盛等で表示部が構築されてお
り、主にファインダ内でブレレベル/露出レベルの段階
的表示を行っている。このため、従来の表示部材の中
に、新たに複数セグメントからなるレベル表示素子を多
数設ける必要があり、多くのセグメントと表示スペース
を確保しつつ、これらを駆動させるための駆動回路を設
けなくてはならない。
【0007】従って、カメラのコストをアップさせるだ
けでなく、駆動・制御のための信号ラインの増加や端子
数の増加を招くこととなり、カメラの大型化にも繋がっ
ている。
【0008】また、特開平7−270845号公報にお
いては、ブレ検出結果に基づくブレ状態の値を、外部か
ら目視可能に表示する表示部材を記載しているが、本公
報は、ブレ検出について言及するものであって、具体的
に、表示部材のパネル内のど表示位置でどのような形態
で表示するかの開示が無く、実施するには不十分であ
る。さらに、通常の撮影情報とブレ検出情報等の表示と
を兼用することに関しては何等言及されていない。
【0009】そこで本発明は、撮影に関する情報を表示
するファインダ内表示部及び外部表示部、若しくは、デ
ート情報を表示するデート情報表示部の既存の部材に手
ブレにより発生する像ブレレベルを兼用して表示し且
つ、変更事項の優先表示若しくは、時分割的による交互
表示を行い、コストアップとカメラの大型化を抑制しつ
つ、ブレによる失敗写真を防止するカメラを提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、カメラのブレ状態を検出するブレ検出手段
と、上記ブレ検出手段の出力に応答して像ブレ状態を演
算するブレ演算手段と、上記カメラの設定された撮影条
件と検出された撮影情報を撮影状態として記憶する撮影
情報記憶手段と、上記カメラの状態を表示する表示手段
と、上記ブレ演算手段からの像ブレ状態または上記撮影
情報記憶手段から読み出された撮影状態のいずれかを上
記表示手段に表示させる表示制御手段とを備えるカメラ
を提供する。このカメラの上記表示制御手段は、上記ブ
レ演算手段からの像ブレ状態または上記撮影情報記憶手
段から読み出された撮影状態のいずれかを時分割で交互
に表示させる。
【0011】また、カメラのブレ状態を検出するブレ検
出手段と、上記ブレ検出手段の出力に応答して像ブレ状
態を演算するブレ演算手段と、上記ブレ演算手段の出力
に応答した像ブレ状態をカメラのファインダ内に表示す
る第1のブレ表示手段と、上記ブレ演算手段の出力に応
答した像ブレ状態をカメラの外部に表示する第2のブレ
表示手段とを備え、上記第2のブレ表示手段のブレ表示
の感度が第1のブレ表示手段のブレ表示の感度よりも低
く設定されているカメラを提供する。
【0012】以上のような構成のカメラは、シャッタ速
度、絞り値等による撮影者に設定された撮影条件及びカ
メラ側で検出した測距・測光による撮影情報からなる撮
影状態と、日付等のデート情報を表示する表示手段を備
えている。
【0013】この表示手段は、ファインダ内に設けられ
て像ブレ状態を表示する第1の情報表示部と、カメラ外
装に配置されて「撮影状態」を表示する第2の情報表示
部と、日付等の「デート情報」を表示するデート情報表
示部とで構成される。ブレ検出手段により検出された
「像ブレ状態」のブレレベルは、第1の情報表示部に専
用に設けられた表示部材による表示領域と、第2の情報
表示部の例えばシャッタ速度、絞り値等を表示する表示
領域と、デート情報表示部の日付を表示する表示領域と
に、セグメント(表示素子)の全部若しくは一部を用い
て表示される。
【0014】上記表示手段が表示する「撮影状態」に代
わって、ブレ検出手段が検出し演算された「像ブレ状
態」を表示するブレ表示手段として機能させることによ
り、1つの表示部材で撮影状態表示手段とブレ表示手段
とを兼用させる。
【0015】この「像ブレ状態」と「撮影状態」の表示
は、「像ブレ状態」表示中に露出条件に変更があった場
合、優先して変更項目の表示、若しくは時分割的に表示
を行う。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。図1は、本発明に係る
カメラの第1の実施形態として、カメラの表示に関する
部分的な構成例を示し、本発明の概念について説明す
る。このカメラは、少なくとも光軸に対して互いに直交
する2方向のブレを検出するブレ検出部1と、ブレ検出
部1により検出されたブレ検出信号に基づき、「像ブレ
状態」を演算するブレ演算部2と、カメラに搭載される
図示しない多数のセンサにより検出された「撮影情報
(測光値、測距値やフィルム感度等)」及び撮影者が操
作により設定した「撮影条件(撮影モード、絞り値及び
デート情報等)」を記憶する撮影情報記憶部3と、演算
された「像ブレ状態」や「撮影状態」を表示するためフ
ァインダ内及びカメラ本体外装(背面側若しくは、上面
側)に配置された表示部4と、表示部4に表示させる情
報を制御する表示制御部5とを備えている。ブレ演算部
2と撮影情報記憶部3と表示制御部5は、CPU6内に
設けられている。
【0017】以下の実施形態では、「像ブレ状態」は、
ブレ検出により手ブレの発生告知と撮影される画像がど
れだけブレてしまうかを数量的(ブレレベル)に表示す
る情報であり、「撮影情報」は、カメラに搭載とされた
光学的なセンサ等の各種センサにより得られた検出信号
やシャッタ速度、予め設定された測距エリア、撮影範
囲、ストロボ発光有無等の情報であり、「撮影条件」
は、撮影者がスイッチで設定する露出モード、シャッタ
速度、絞り値及び「デート情報」等が含まれ、「露出条
件」は、「撮影情報」と「撮影条件」とを元に演算され
た実際の露光状態を示す情報であり、「撮影状態」は、
「露出条件」にデート情報を含んだものであるものとす
る。
【0018】上記表示部4は、表示制御部5の制御によ
り、ブレ演算による「像ブレ状態」若しくは、撮影情報
記憶部3から読み出された「撮影状態」のいずれか一方
を選択的に表示する。但し、撮影情報記憶部3には、
「撮影状態」として記憶されるが、表示制御部5により
必要に応じて、「撮影情報」、「撮影条件」、「像ブレ
状態」及び「デート情報」の全部、若しくはそのうちの
いずれかを選択して読み出し、表示部4に表示させるこ
とは可能である。
【0019】また、ブレ検出部1は、公知の角速度セン
サ(振動ジャイロ)等からなり、撮影画面の縦(Y)方
向、横(X)方向に対応して、通常2個配置してある。
【0020】次に第1の実施形態の変形例について説明
する。図2には、前述したカメラの構成に、「撮影条
件」を設定するための部位を付加した構成例を示す。こ
のカメラは、前述したブレ検出部1、ブレ演算部2、撮
影情報記憶部3、表示部4及び表示制御部5を備え、さ
らに、撮影情報記憶部3に記憶する「撮影条件」を設定
するための撮影条件設定部7と、設定された「撮影条
件」や「撮影情報」に基づく「撮影状態」によりカメラ
全体を制御するカメラ制御部8が設けられている。カメ
ラ制御部8はCPU6内に含まれている。
【0021】この構成において、表示部4の「撮影状
態」若しくは「像ブレ状態」の表示は、前述した選択的
にいずれか一方を表示する方式とは別に、CPU6に内
蔵するタイマやクロック信号に応じて時分割で交互に
「撮影状態」若しくは「像ブレ状態」を表示する方式と
して用いることもできる。また、「撮影条件」の設定や
変更があった場合には、表示制御部5で制御して、変更
した事項を表示する。
【0022】図3には、図2に示したカメラの具体的な
構成例を示し説明する。この図3において、ストロボ
系、オートフォーカス係、撮影レンズ系及びフィルム駆
動系は、本発明の表示に関する要旨とは、あまり関係し
ていないため、通常の構成であるものとして図示を省略
している。
【0023】この構成において、「撮影条件」を設定す
るための撮影条件設定部7は、露出モード設定部10、
シャッタ速度設定部11、絞り値設定部12及び、デー
トモード設定部13とによりが構成される。また、「撮
影情報」を得るための検出部として光学的センサを備え
る、測光部14、焦点距離検出部15及びフィルム感度
検出部16とが設けられる。
【0024】さらに、「撮影情報」と「撮影条件」とか
ら「露出条件」を演算する露出条件演算部17と、デー
トモード設定部13による「デート情報」の設定状態を
記憶するデート情報決定部18とを備え、これらの「露
出条件」と「デート情報」とは、「撮影状態」として撮
影情報記憶部3に記憶されている。
【0025】上記ブレ検出部1は、撮影画面の縦(Y)
方向のブレ状態を検出する第1のブレ検出部1aと、横
(X)方向のブレ状態を検出する第2のブレ検出部1b
とで構成され、それぞれのブレ検出信号は、ブレ演算部
2に出力される。上記表示部4は、ファインダ内に配置
されたファインダ内表示部4aと、カメラ本体外装(背
面側及び上面側若しくはいずれか一方)に配置された外
部表示部4bとからなる。
【0026】ファインダ内表示部4aは、ブレ演算部2
が出力した「像ブレ状態」を表示するためのブレ状態表
示部19と、撮影情報記憶部3から読み出された「撮影
状態」を表示するための第1の情報表示部20とで構成
される。
【0027】また、外部表示部4bは、「撮影状態」に
加えて、「像ブレ状態」及び、撮影条件設定部7で設定
した露出モード以外の撮影モード例えば、パノラマ撮影
モードやブレ補正設定モード等の設定状態を表示するカ
メラ本体上面側に配置された第2の情報表示部21と、
デート情報決定部18により決定されたデート情報を表
示するカメラ本体背面側に配置されたデート情報表示部
22とを備える。
【0028】上記ブレ状態表示部19は、第1のブレ表
示手段とし、第2の情報表示部21は、第2のブレ表示
手段とする。 またブレ状態表示部19と第2の情報表
示部21とでは、ブレ表示の感度が異なる。つまり、カ
メラ外部の第2の情報表示部21は、ファインダ内のブ
レ状態表示部19よりも表示の感度を下げ、ブレレペル
表示が振り切れない様にしている。
【0029】ここで、第2の情報表示部21の方の感度
を低くしているのは、以下の理由による。第2の情報表
示部21により現在の像ブレ状態を撮影者が見ている場
合は、撮影者は目をファインダ部に当てつけている状態
ではなく、カメラボディから頭部を離している状態と考
えられる。この場合、カメラが安定して保持されている
とは言い難く、通常よりも手ブレが大きい状態と考えら
れる。よって、第1の情報表示部20と同じ感度で像ブ
レ状態の表示を行うと、その表示が飽和(表示レベルが
振り切れる)することが予想される。そこで、本発明で
は、前述した様なことが起こらないように感度を変えて
ある。
【0030】上記カメラ制御部8には、シャッタやミラ
ー及びその駆動系を含み露光するための露光部23と、
フィルムに日付等の情報を記録するデータ印字部24
と、撮影条件設定部7で設定した露出モード以外の撮影
モード例えば、パノラマ撮影モードやブレモード等の撮
影モードをスイッチにより設定/解除する撮影モード設
定部25と、押下(半押し)により露光準備を指示する
1stレリーズSW(1R)26と、1stレリーズSW2
6をさらに押下(全押し)した際に露光開始を指示する
2ndレリーズSW(2R)27と、例えば、ブレの小さ
い時に露光開始する露光タイミング制御方式やレンズ駆
動のブレ補正方式からなるブレ防止部28とが接続され
ている。
【0031】これらの構成において、カメラが磁気記録
媒体を有するフィルムを使用するタイプであった場合に
は、データ印字部24は、磁気ヘッドを備えて、日付等
の情報を光学だけではなく、磁気記録する構成を有す
る。勿論、光学系を有さず、磁気記録だけであってもよ
い。
【0032】次に図4乃至図8に示すフローチャートを
参照して、第1の実施形態における「像ブレ状態」と
「撮影状態」の表示処理について説明する。本実施形態
において、外部表示部4bは、カメラの上面に配置さ
れ、デート表示を除く「撮影状態(露出条件や撮影情
報)」を表示するための第2の情報表示部21を用いる
こと想定している。
【0033】まず、図示しない電源スイッチのオンによ
り、イニシャライズが行われる(ステップS1)。次
に、初期のフラグ設定を行う(ステップS2)。この設
定では、ブレモード(ブレを検出するモード)を未設定
(F_BL="1")とし、タイマAをF_TIMERA="0"、タイマ
BをF_TIMERB="0"、タイマCをF_TIMERC="1"としてフ
ラグ設定する。以下、フラグが”1”の場合には、表示
無し若しくは未設定とし、”0”の場合には、表示有り
若しくは設定されていることとする。
【0034】ここで、上記タイマにおけるそれぞれの計
時機能について説明する。
【0035】タイマAは、ブレモードの設定中(ブレレ
ベル表示中)において、露出モード、露出条件が変更と
なった場合、所定時間の間、変更となったモード、条件
を表示するためのタイマである。所定時間が経過したな
らば、ブレレベル表示に戻る。このフラグにおいては、
F_TIMERA="0"でブレレベル表示可、F_TIMERA="1"でモ
ード、条件表示となる。
【0036】タイマBは、1Rがオンされてから所定時
間の間、露出モード、条件を表示するためのタイマであ
る。所定時間が経過したならば、ブレレベル表示に戻
る。このフラグにおいては、F_TIMERB="0"でブレレベ
ル表示可能、F_TIMERB="1"でモード、条件表示とな
る。
【0037】タイマCは、1R/2Rの操作、ブレ/露
出モード操作等が行われてから何も操作されていない時
間を計時するためのタイマである。所定時間が経過した
ならば、ブレレベル/露出条件の表示をオフする。つま
り表示のスタンバイ状態を設定するためのタイマであ
る。このフラグにおいては、F_TIMERC="0"で表示す
る、F_TIMERC="1"で表示しない。
【0038】次に測光部14による測光を実施して、露
出条件演算部17により「露出条件」の1つとして算出
し(ステップS3)、撮影情報記憶部3に記憶させる
(ステップS4)。また、撮影モード設定部25による
ブレモード設定の変更の有無を判定する(ステップS
5)。この判定において、設定変更があったならば(Y
ES)、F_TIMERCに”0”のフラグを立てて(ステッ
プS6)、タイマCをリセット・スタートする(ステッ
プS7)。この後、ブレモードに設定されたか否かを判
定する(ステップS8)。
【0039】このブレモード設定の判定でブレモードに
設定されていれば(YES)、フラグF_BLに”0”を立
てる(ステップS9)。しかし、ブレモードに設定され
ていなければ(NO)、ブレ検出部1による像ブレ検出
及びブレ演算部2の演算処理を停止し(ステップS1
0)、さらに、ファインダ内表示部4a及び外部表示部
4bに表示していた「像ブレ状態」をオフした後(ステ
ップS11)、フラグF_BLに”1”を立てる(ステップ
S12)。
【0040】また、上記ステップS5の判定において、
ブレモード設定の変更がなかったならば(NO)、ブレ
モードのフラグF_BLに”1”が立っているか否かを判定
する(ステップS13)。この判定は、既にブレモード
であること確認するステップであり、フラグF_BLに”
1”が立っていなければ(NO)、上記ステップS9に
移行し、フラグF_BLに”1”が立っていれば(YE
S)、上記ステップS12に移行する。
【0041】次に、上記ステップS9でフラグF_BLに”
0”を立てた後、ブレ検出部1によるブレ検出を行い、
ブレ演算部2において、「像ブレ状態」の演算処理を行
う(ステップS14)。その後、フラグF_TIMERAに”
0”が立っているか否かを判定し(ステップS15)、
この判定で”0”であれば(YES)、フラグF_TIMER
Cに”0”が立っているか否かを判定する(ステップS
16)。この判定で、フラグF_TIMERCが”0”であれ
ば(YES)、ファインダ内表示部4a及び外部表示部
4bに「像ブレ状態」を表示した後(ステップS1
7)、撮影条件設定部7による露出モードに変更があっ
たか否かを判定する(ステップS18)。
【0042】しかし、上記ステップS15,16で、フ
ラグF_TIMERAまたはフラグF_TIMERCが”0”でなけれ
ば(NO)、共に上記ステップS18にそのまま移行す
る。上記ステップS18の判定において、露出モードの
変更があった場合(YES)、フラグF_TIMERCに”
0”のフラグを立てて(ステップS19)、タイマCを
リセット・スタートする(ステップS20)。
【0043】この後、フラグF_BLに”0”が立っている
か否かを判定し(ステップS21)、この判定で、”
0”が立っていれば(YES)、外部表示部4bにおけ
る「像ブレ状態」の表示をオフする(ステップS2
2)。この表示オフは、露出モードの変更があった場合
には、その変更事項の表示を優先させるためである。
【0044】この「像ブレ状態」の表示をオフした後、
フラグF_TIMERAに”1”を立て(ステップS23)、
タイマAをリセット・スタートさせる(ステップS2
4)。そして、外部表示部4bに変更条件や変更事項を
含む「撮影状態(露出条件)」を表示する(ステップS
25)。上記ステップS21の判定において、フラグF_
BLに”0”が立っていなければ(NO)、そのまま上記
ステップ25に移行する。
【0045】次に、露出条件のうち露出モード以外で、
測距値、測光値、シャッタ速度や絞り等の変更があった
か否かを判定する(ステップS26)。尚、上記ステッ
プS18の判定において、露出モードの変更がなかった
場合には(NO)、上記ステップS26に移行する。
【0046】この判定で露出条件に変更があった場合
(YES)、フラグF_BLに”0”が立っているか否かを
判定し(ステップS27)、この判定で、”0”が立っ
ていれば(YES)、外部表示部4bにおける「像ブレ
状態」の表示をオフする(ステップS28)。この「像
ブレ状態」の表示をオフした後、フラグF_TIMERAに”
1”を立て(ステップS29)、タイマAをリセット・
スタートさせる(ステップS30)。また、上記ステッ
プS26の判定において、露出条件に変更がなかった場
合には、後述するステップS36に移行する。
【0047】次に、上記ステップS26で判定された露
出条件の変更が手動設定によるものか否かを判定する
(ステップS31)。この変更が手動でなされた場合
(YES)、フラグF_TIMERCに”0”を立てて(ステ
ップS32)、タイマCをリセット・スタートする(ス
テップS33)。そして、ファインダ内表示部4a及び
外部表示部4bに「撮影状態(露出条件)」を表示する
(ステップS34)。しかし、上記ステップS31にお
いて、露出条件の変更がカメラ側で自動的に行われた場
合(NO)、そのまま上記ステップS34に移行する。
【0048】そして「撮影状態(露出条件)」を表示し
た後、レリーズSW1Rがオンされたか否かを判定し
(ステップS36)、オンされていれば(YES)、フ
ラグF_BLに”0”が立っているか否かを判定する(ステ
ップS37)。この判定で、”0”が立っていれば(Y
ES)、即ち、ブレモードであれば、タイマAのカウン
トをストップして(ステップS38)、フラグF_TIMER
Aに”0”を立てて(ステップS39)、ファインダ内
表示部4a及び外部表示部4bに「撮影状態(露出条
件)」を表示する(ステップS40)。しかし、上記ス
テップS37でフラグF_BLに”0”が立っていなけれ
ば、即ちブレモードでなければ、直ちに上記ステップS
40に移行して、「撮影状態(露出条件)」を表示す
る。その後、オートフォーカス制御を行い(ステップS
41)、撮影レンズの駆動(LD)を行う(ステップS
42)。
【0049】次に、フラグF_BLに”0”が立っているか
否かを判定する(ステップS43)。この判定で、”
0”が立っていた場合(YES)、タイマBのカウント
をスタートさせて(ステップS44)、フラグF_TIMER
Bに”1”を立てた後(ステップS45)、ブレ検出部
1によるブレ検出を行い、ブレ演算部2において、「像
ブレ状態」の演算処理を行う(ステップS46)。その
後、フラグF_TIMERBに”0”が立っているか否かを判
定し(ステップS47)、この判定で”0”が立ってい
れば(YES)、外部表示部4bに「像ブレ状態」を表
示した後(ステップS48)、ファインダ内表示部4a
に「像ブレ状態」を表示する(ステップS49)。しか
し、上記ステップS47の判定で、フラグF_TIMERB
に”0”が立っていなければ(NO)、外部表示部4b
に表示せずに上記ステップS49に移行する。
【0050】次に、レリーズSW2Rがオンしているか
否かを判定する(ステップS50)。また、上記ステッ
プS43で、フラグF_BLに”0”が立っていなければ
(NO)、そのまま上記ステップS50に移行する。一
方、上記ステップ36において、レリーズSW1Rがオ
ンしていなければ(NO)、フラグF_TIMERCに”0”
が立っているか否かを判定し(ステップS51)、この
判定で”0”が立っていれば(YES)、上記ステップ
S33でスタートさせたタイマCのカウントが所定時間
を経過したか否かを判定する(ステップS52)。しか
し、”0”が立っていなければ(NO)、上記ステップ
S3に戻る。
【0051】上記ステップS52の判定でタイマCが所
定時間を経過していたならば(YES)、フラグF_TIME
RCに”1”を立て(ステップS53)、タイマCをカ
ウントをストップさせる(ステップS54)。その後、
ファインダ内表示部4a及び外部表示部4bにおける
「撮影状態(露出条件)」の表示をオフさせた後(ステ
ップS55)、「像ブレ状態」の表示もオフさせて(ス
テップS56)、表示のスタンバイ状態にして、上記ス
テップS3に戻る。
【0052】また、上記ステップS52において、タイ
マCのカウントが所定時間を経過していなければ(N
O)、フラグF_BLに”0”が立っているか否かを判定し
(ステップS57)、”0”が立っていれば(YE
S)、即ちブレモードであるものと判定し、タイマAの
カウントが所定時間を経過したか否かを判定し(ステッ
プS58)、所定時間を経過していたならば(YE
S)、フラグF_TIMERAに”0”が立てて(ステップS
59)、上記ステップS3に戻る。ここで、上記ステッ
プS57でフラグF_BLに”0”が立っていなければ(N
O)、若しくは、上記ステップS58で所定時間経過し
ていなければ(NO)、共に上記ステップS3に戻る。
【0053】次に、上記ステップS50において、レリ
ーズSW2Rがオンされていなければ(NO)、レリー
ズSW1Rがオンされた状態であるか否かを判定し(ス
テップS60)。レリーズSW1Rがオンされた状態で
あれば(YES)、フラグF_BLに”0”が立っているか
否かを判定し(ステップS61)、フラグF_BLに”0”
が立っていれば(YES)、即ちブレモードであれば、
タイマBのカウントが所定時間経過したか否かを判定す
る(ステップS62)。一方、フラグF_BLに”0”が立
っていなければ(NO)、上記ステップS50に戻り、
レリーズSW2Rがオンするのを待機する。
【0054】上記ステップS62でタイマBのカウント
が所定時間経過した場合には(YES)、タイマBのカ
ウントをストップさせ(ステップS63)、フラグF_TI
MERBに”0”を立てた後(ステップS64)、上記ス
テップS46に戻る。一方、タイマBのカウントが所定
時間経過しない場合には(NO)、上記ステップS46
に戻る。
【0055】また上記ステップS60において、レリー
ズSW1Rがオンしていなければ(NO)、F_TIMERC
に”0”のフラグを立てて(ステップS65)、タイマ
Cをリセット・スタートする(ステップS66)。次い
で、フラグF_BLに”0”が立っているか否かを判定し
(ステップS67)、フラグF_BLに”0”が立っていれ
ば(YES)、タイマBのカウントをストップして(ス
テップS68)、フラグF_TIMERBに”0”を立てて
(ステップS69)、上記ステップS3に戻る。
【0056】一方、上記ステップS50において、レリ
ーズSW2Rがオンであれば(YES)、ファインダ内
表示部4aにおける「撮影状態」と「像ブレ状態」の表
示をオフした後(ステップS70)、タイマCのカウン
トをストップし(ステップS71)、フラグF_BLに”
0”が立っているか否かを判定する(ステップS7
2)。
【0057】この判定で、フラグF_BLに”0”が立って
いなければ(NO)、通常の露光(ブレ防止無し)を行
う(ステップS78)。しかし、フラグF_BLに”0”が
立っていれば(YES)、外部表示部4bに「撮影状
態」を表示し(ステップS73)、タイマBをストップ
して、フラグF_TIMERBに”0”を立て(ステップS7
4)、ブレ防止部28の制御により像ブレが小さい時に
露光する(ステップS76)。また、像ブレを防止する
ために撮影レンズの一部をブレ方向と逆の方向に光像を
振る光学的ブレ補正機構を設けてもよい。
【0058】いずれかの露光が終了した後、フィルムを
給送して、1コマ巻き上げ(ステップS77)、レリー
ズSW1Rがオフしたことを確認する(ステップS7
9)。レリーズSW1Rがオフしたならば(YES)、
フラグF_TIMERCに”0”を立てて(ステップS8
0)、タイマCをリセット・スタートする(ステップS
81)。次いで、フラグF_TIMERAに”1”を立てて
(ステップS82)、タイマAをリセット・スタートし
て(ステップS83)、上記ステップS3に戻る。
【0059】以上説明した第1の実施形態における「像
ブレ状態」と「撮影状態」の表示を簡略して説明する
と、まず、ブレモードにおいて、露出モード設定部10
による露出モードの変更や、他の撮影条件設定部7によ
る撮影条件若しくは測距・測光のセンサによる撮影情報
の変更が発生した際は、外部表示部4bにおける「像ブ
レ状態」の表示を中止する。
【0060】そして所定時間の間、外部表示部4bにお
ける「撮影状態(露出モードや露出条件)」の表示を行
い、その後、外部表示部4bでのブレ表示を再開する。
そして、設定変更が発生するたびに、所定時間計時用の
タイマA,B,Cのいずれか該当するタイマがリセット
される。
【0061】レリーズSW1Rが押下されてオンした場
合は、所定時間の間、外部表示部4bにおいて「撮影状
態(露出モードや露出条件)」の表示を行い、その後、
レリーズSW1Rがオフされた若しくは、レリーズSW
2Rがオンされるまで、外部表示部4bには「像ブレ状
態」、即ちブレレベルが表示される。
【0062】そして、2Rがオンされたならば、外部表
示部4bでの「像ブレ状態」表示が中止されて、「撮影
状態(露出モードや露出条件)」が表示される。
【0063】撮影者による設定変更やその他の操作が所
定時間行われなかった場合には、外部表示部4bにおけ
る「像ブレ状態」や「撮影状態(露出モードや露出条
件)」の表示をオフする。上記ステップS76における
ブレモードが設定された状態における露光は、ブレ防止
部28を駆動させて、ブレ防止策を伴った露光動作であ
り、露光タイミング制御(ブレの小さいタイミングで露
光開始する)や、撮影レンズの一部を動かす光学的補正
により結像位置を変更するブレ補正方式が考えられる。
また上記ステップS78における通常の露光は、ブレ防
止策を伴わない、レリーズ操作に従った露光を行う。
【0064】次に第2の実施形態について説明する。本
実施形態は、前述した第1の実施形態と構成は、ほぼ同
等であるが、外部表示部として、カメラの背面に配置さ
れたデート表示部22を利用したものである。
【0065】本実施形態は、前述した第1の実施形態を
説明したフローチャートにおいて、ステップS34とス
テップS36の間にステップS91〜S108が追加さ
れ、一方、露出条件中のブレモード判定とタイマBの関
連する事項を削除したものである。第1の実施形態で説
明したフローチャートで同じ内容のステップについて
は、同じステップ番号を付して、簡略化して説明する。
よって、図4、図9、図10、図11、図8のフローチ
ャートの順に従って説明する。
【0066】まず、電源スイッチのオンにより、イニシ
ャライズした後(ステップS1)、ブレモードを未設定
(F_BL="1")とし、タイマAをF_TIMERA="0"、タイマ
BをF_TIMERB="0"、タイマCをF_TIMERC="1"に設定す
る(ステップS2)。
【0067】次に測光部14による測光を実施して(ス
テップS3)、撮影情報記憶部3に記憶させる(ステッ
プS4)。
【0068】そして、ブレモード設定の変更の有無を判
定する(ステップS5)。この判定において、設定変更
があったならば(YES)、F_TIMERCに”0”のフラ
グを立てて(ステップS6)、タイマCをリセット・ス
タートする(ステップS7)。この後、ブレモードに設
定されたか否かを判定する(ステップS8)。
【0069】この判定でブレモードに設定されていれば
(YES)、フラグF_BLに”0”を立てる(ステップS
9)。しかし、ブレモードに設定されていなければ(N
O)、ブレ検出部1による像ブレ検出及びブレ演算部2
の演算処理を停止させ(ステップS10)、さらに、フ
ァインダ内表示部4a及びデート情報表示部22に表示
していた像ブレ状態をオフした後(ステップS11)、
フラグF_BLに”1”を立てる(ステップS12)。
【0070】また、上記ステップS5の判定において、
ブレモード設定の変更がなかった場合には(NO)、ブ
レモードのフラグF_BLに”1”が立っているか否かを判
定する(ステップS13)。この判定は、既にブレモー
ドであること確認するステップであり、フラグF_BLに”
1”が立っていなければ(NO)、上記ステップS9に
移行し、フラグF_BLに”1”が立っていれば(YE
S)、上記ステップS12に移行する。
【0071】次に、上記ステップS9でフラグF_BLに”
0”を立てた後、ブレ検出部1による像ブレ検出を行
い、ブレ演算部2において、「像ブレ状態」の演算処理
を行う(ステップS14)。その後、フラグF_TIMERA
に”0”が立っているか否かを判定し(ステップS1
5)、この判定で”0”であれば(YES)、フラグF_
TIMERCに”0”が立っているか否かを判定する(ステ
ップS16)。この判定で、フラグF_TIMERCが”0”
であれば(YES)、ファインダ内表示部4a及びデー
ト情報表示部22に「像ブレ状態」を表示した後(ステ
ップS17)、撮影条件設定部7による露出モードの変
更があるか否かを判定する(ステップS18)。また、
上記ステップS15,16で、フラグF_TIMERAまたは
フラグF_TIMERCが”0”でなければ(NO)、共に上
記ステップS18に移行する。
【0072】図9に示す上記ステップS18の露出モー
ドの変更有無の判定において、露出モードの変更があっ
た場合(YES)、フラグF_TIMERCに”0”のフラグ
を立てて(ステップS19)、タイマCをリセット・ス
タートする(ステップS20)。しかし、上記ステップ
S18の判定において、露出モードの変更がなかった場
合には(NO)、後述するステップS26に移行する。
また、本実施形態では、ステップS21からS24まで
を省略する。そして、外部表示部4bに変更条件や変更
事項を含む「撮影状態(露出条件)」を表示する(ステ
ップS25)。上記ステップS21の判定において、フ
ラグF_BLに”0”が立っていなければ(NO)、そのま
ま上記ステップ25に移行する。
【0073】次に、露出条件のうち露出モード以外で、
測距値、測光値、シャッタ速度や絞り等の変更があった
か否かを判定する(ステップS26)。露出条件に変更
があった場合(YES)、この変更が手動設定による変
更か否かを判定する(ステップS31)。この変更が手
動でなされた場合(YES)、フラグF_TIMERCに”
0”を立てて(ステップS32)、タイマCをリセット
・スタートする(ステップS33)。そして、ファイン
ダ内表示部4a及び外部表示部4bに「撮影状態(露出
条件)」を表示する(ステップS34)。また、上記ス
テップS26において、露出条件に変更がなかった場合
(NO)、次のステップS91に移行する。次に、デー
トモード設定部13の操作によるデートモードの変更が
あったか否かを判定し(ステップS91)、変更があっ
たならば(YES)、フラグF_TIMERCに”0”を立て
て(ステップS92)、タイマCをリセット・スタート
する(ステップS93)。そして、ブレモードのフラグ
F_BLに”0”が立っているか否かを判定する(ステップ
S94)。フラグF_BLに”0”が立っていたならば(Y
ES)、デート情報表示部22における「像ブレ状態」
即ち、ブレレベルの表示を停止し(ステップS95)、
フラグF_TIMERAに”1”を立てて(ステップS9
6)、タイマAをリセット・スタートする(ステップS
97)。
【0074】次に、デートモード変更による変更条件や
変更事項を含む「デート情報」をデート情報表示部22
に表示する(ステップS98)。この時に必要であれ
ば、「デート情報」の該当する項目の変更を行う。
【0075】次に、「デート情報」の内容に変更があっ
たか否かを判定し(ステップS99)、変更があった場
合(YES)、フラグF_BLに”0”が立っているか否か
を判定する(ステップS100)。フラグF_BLに”0”
が立っていたならば(YES)、デート情報表示部22
における「像ブレ状態」即ち、ブレレベルの表示を停止
し(ステップS101)、フラグF_TIMERAに”1”を
立てて(ステップS102)、タイマAをリセット・ス
タートする(ステップS103)。しかし、上記ステッ
プS99で「デート情報」の内容に変更がなかった場合
(NO)、図11のステップS36に移行する。
【0076】そして、「デート情報」の内容変更が手動
で行われたか否かを判定し(ステップS104)、手動
で行われたならば(YES)、フラグF_TIMERCに”
0”を立てて(ステップS105)、タイマCをリセッ
ト・スタートさせた後(ステップS106)、「デート
情報」をデート情報表示部22に表示する(ステップS
107)。一方、「デート情報」の内容変更が手動では
なく、カメラ側で行われた場合(NO)、フラグF_TIME
RCに”0”が立っているか否かを判定し(ステップS
108)、”0”が立っていれば(YES)、上記ステ
ップS107に移行し、”0”が立っていなければ(N
O)、上記ステップS36に移行する。
【0077】そして「撮影状態(露出条件)」を表示し
た後、レリーズSW1Rがオンされたか否かを判定し
(ステップS36)、オンされていれば(YES)、フ
ラグF_BLに”0”が立っているか否かを判定する(ステ
ップS37)。
【0078】この判定で、”0”が立っていれば(YE
S)、即ち、ブレモードであれば、タイマAをストップ
して(ステップS38)、フラグF_TIMERAに”0”を
立てて(ステップS39)、ファインダ内表示部4a及
び外部表示部4bに「撮影状態(露出条件)」を表示す
る(ステップS40)。しかし、上記ステップS37で
フラグF_BLに”0”が立っていなければ、即ちブレモー
ドでなければ、直ちに上記ステップS40に移行して、
「撮影状態(露出条件)」を表示する。
【0079】その後、オートフォーカス制御を行い(ス
テップS41)、撮影レンズの駆動(LD)を行う(ス
テップS42)。そして、フラグF_BLに”0”が立って
いるか否かを判定する(ステップS43)。この判定
で、”0”が立っていた場合(YES)、ブレ検出部1
による像ブレ検出を行いブレ演算処理を行い(ステップ
S46)、デート情報表示部22に「像ブレ状態」を表
示した後(ステップS48)、ファインダ内表示部4a
に「像ブレ状態」を表示する(ステップS49)。その
後、レリーズSW2Rがオンか否かを判定する(ステッ
プS50)。また、上記ステップS43で、フラグF_BL
に”0”が立っていなければ(NO)、上記ステップS
50に移行する。
【0080】一方、上記ステップ36において、レリー
ズSW1Rがオンしていなければ(NO)、フラグF_TI
MERCに”0”が立っているか否かを判定し(ステップ
S51)、この判定で”0”が立っていれば(YE
S)、上記ステップS33でスタートさせたタイマCの
カウントが所定時間を経過したか否かを判定する(ステ
ップS52)。しかし、”0”が立っていなければ(N
O)、上記ステップS3に戻る。
【0081】上記ステップS52の判定でタイマCが所
定時間を経過していたならば(YES)、フラグF_TIME
RCに”1”を立て(ステップS53)、タイマCをカ
ウントを停止する(ステップS54)。その後、ファイ
ンダ内表示部4a及び外部表示部4bにおける「撮影状
態(露出条件)」の表示をオフした後(ステップS5
5)、ファインダ内表示部4a及びデート情報表示部2
2における「像ブレ状態」の表示もオフして(ステップ
S56)、表示のスタンバイ状態にして、上記ステップ
S3に戻る。
【0082】また、上記ステップS52において、タイ
マCのカウントが所定時間を経過していなければ(N
O)、フラグF_BLに”0”が立っているか否かを判定し
(ステップS57)、”0”が立っていれば(YE
S)、即ちブレモードであるものと判定し、タイマAの
カウントが所定時間を経過したか否かを判定し(ステッ
プS58)、所定時間を経過していたならば(YE
S)、フラグF_TIMERAに”0”が立てて(ステップS
59)、上記ステップS3に戻る。ここで、上記ステッ
プS57でフラグF_BLに”0”が立っていなければ(N
O)、若しくは、上記ステップS58で所定時間経過し
ていなければ(NO)、共に上記ステップS3に戻る。
【0083】次に、上記ステップS50において、レリ
ーズSW2Rがオンされていなければ(NO)、レリー
ズSW1Rがオンされた状態であるか否かを判定し(ス
テップS60)。レリーズSW1Rがオンされたならば
(YES)、フラグF_BLに”0”が立っているか否かを
判定する(ステップS61)。ここで、フラグF_BLに”
0”が立っていれば(YES)、即ちブレモードであれ
ば、上記ステップS46に戻る。一方、フラグF_BLに”
0”が立っていなければ(NO)、上記ステップS50
に戻り、レリーズSW2Rがオンするのを待機する。
【0084】また上記ステップS60において、レリー
ズSW1Rがオンしていなければ(NO)、フラグF_TI
MERCに”0”のフラグを立てて(ステップS65)、
タイマCをリセット・スタートさせて(ステップS6
6)、上記ステップS3に戻る。上記ステップS50に
おいて、レリーズSW2Rがオンしていれば(YE
S)、通常の露光(ブレ防止無し)若しくは、ブレ防止
露光のいずれかの露光を行い、1コマ巻き上げをおこな
い、上記ステップS3に戻る。これらの一連の動作は、
前述した図8に示すステップS70〜S83ステップに
従って行われており、第1の実施形態と同等であるた
め、ここでの説明は省略する。
【0085】以上説明したように本実施形態は、デート
情報を表示するための外部表示部(デート情報表示部)
に、ブレレベル等の「像ブレ状態」とデート情報とのい
ずれかを表示する構成であり、ブレモードにおいて、デ
ート内容の変更が発生した場合、外部表示でのブレ表示
を中止する。
【0086】そして、所定時間の間、外部表示でのデー
トモード,デート内容の表示を行い、その後外部表示で
のブレ表示を再開する。設定変更が発生する度に、該当
するタイマはリセットされる。
【0087】次に図12乃至図15に示すフローチャー
トを参照して、第3の実施形態における「像ブレ状態」
と「撮影状態」の表示について説明する。本実施形態
は、「像ブレ状態」と「撮影状態」を、同一表示部材で
時分割して交互に表示するカメラである。
【0088】ここで、後述するタイマDとタイマEとに
ついて説明する。
【0089】タイマDは、ブレモードがオン状態、即
ち、ブレモードに設定されている状態において、「撮影
状態」(特に露出条件)を外部表示部に所定時間表示さ
せるためのタイマである。その所定時間経過後は、ブレ
レベル表示に変更する。
【0090】タイマEは、同様にブレモードがオン状態
において、「像ブレ状態」を外部表示部に所定時間表示
させるためのタイマである。その所定時間経過後は、
「撮影状態」の表示に変更する。
【0091】まず、電源スイッチのオンにより、イニシ
ャライズした後(ステップS111)、フラグの設定を
行う(ステップS112)。この設定では、第1の実施
形態と同様に、ブレモードを未設定(F_BL="1")とし、
タイマA,B,Cについては、(F_TIMERA="0",F_TIM
ERB="0",F_TIMERC="1")にフラグ設定する。
【0092】次に測光部14による測光を実施して(ス
テップS113)、露出条件演算部17により露出条件
として算出し、撮影情報記憶部3に記憶させる(ステッ
プS114)。そしてフラグF_BLに”0”が立っている
か否かを判定し(ステップS115)、”0”が立って
いれば(YES)、タイマDをリセット・スタートして
(ステップS116)、フラグF_TIMERCに”0”が立
っているか否かを判定する(ステップS117)。しか
し、フラグF_BLに”0”が立っていなければ(NO)、
上記ステップS117に移行する。
【0093】そして、上記フラグF_TIMERCの判定
で、”0”が立っていれば(YES)、外部表示部4b
に「撮影状態(露出条件)」を表示する(ステップS1
18)。しかし、”0”が立っていなければ(NO)、
次のステップS119に移行する。その表示後、露光モ
ードに変更があったか否かを判定する(ステップS11
9)。これはキー入力割り込み処理があったか否かを判
定を行い、変更があった場合(YES)、フラグF_TIME
RCに”0”を立て(ステップS120)、タイマCを
リセット・スタートさせる(ステップS121)。そし
て、外部表示部4bに変更条件や変更事項を含む「撮影
状態(露出条件)」を表示させる(ステップS12
2)。
【0094】次に、露出条件のうち露出モード以外で、
測距値、測光値、シャッタ速度や絞り等の変更があった
か否かを判定する(ステップS123)。尚、上記ステ
ップS119の判定において、露出モードの変更がなか
った場合には(NO)、上記ステップS123に移行す
る。
【0095】このステップS123の判定で露出条件に
変更があった場合(YES)、手動設定による変更か否
かを判定する(ステップS124)。この変更が手動で
なされた場合(YES)、フラグF_TIMERCに”0”を
立て(ステップS125)、タイマCをリセット・スタ
ートする(ステップ126)。
【0096】そして、外部表示部4bに「撮影状態(露
出条件)」を表示する(ステップS127)。しかし、
ステップS123で露出条件に変更がなかった場合(N
O)、フラグF_TIMERCに”0”が立っているか否かを
判定し(ステップS128)、”0”が立っていれば
(YES)、上記ステップS127に移行し、”0”が
立っていなければ(NO)、次のステップS129に移
行する。
【0097】そして「撮影状態(露出条件)」を表示し
た後、レリーズSW1Rがオンされたか否かを判定し
(ステップS129)、オンされていれば(YES)、
ブレモードに設定されているか否かを判定する(ステッ
プS130)。しかし、オンされていなければ(N
O)、フラグF_BLに”0”が立っているか否かを判定し
(ステップS131)、”0”が立っていれば(YE
S)、タイマDのカウントをストップさせた後(ステッ
プS132)、タイマEのカウントもストップさせ(ス
テップS133)、前述した図6のステップS37に移
行する。また、フラグF_BLに”0”が立っていない場合
には(NO)、そのままステップS37に移行する。
【0098】上記ステップS130の判定で、ブレモー
ドに設定されていた場合(YES)、タイマDのカウン
トをストップさせた後(ステップS135)、次のステ
ップS145に移行する。しかし、ブレモードに設定さ
れていなかった場合(NO)、フラグF_TIMERCに”
0”が立っているか否かを判定する(ステップS13
6)。この判定で、”0”が立っていた場合には、タイ
マCのカウントが所定時間を経過したか否かを判定し
(ステップS137)、所定時間を経過したならば(Y
ES)、フラグF_TIMERCに”1”を立て(ステップS
138)、タイマCのカウントをストップする(ステッ
プS139)。その後、ファインダ内表示部4a及び外
部表示部4bにおける「撮影状態(露出条件)」の表示
をオフした後(ステップS140)、「像ブレ状態」の
表示もオフして(ステップS141)、表示をスタンバ
イ状態にした後、次のステップS145に移行する。
【0099】また、上記ステップS137において、タ
イマCのカウントが所定時間を経過していなければ(N
O)、フラグF_BLに”0”が立っているか否かを判定し
(ステップS142)、”0”が立っていれば(YE
S)、即ちブレモードであるものと判定し、タイマDの
カウントが所定時間を経過したか否かを判定する(ステ
ップS143)。
【0100】ここで、タイマDのカウントが所定時間を
経過したならば(ES)、タイマDのカウントをストッ
プさせた後(ステップS144)、ブレモードの設定に
変更があるか否かを判定する(ステップS145)。
【0101】また、上記ステップS136の判定で、フ
ラグF_BLに”0”が立っていない場合(NO)、若しく
は上記ステップS142の判定で、フラグF_BLに”0”
が立っていない場合(NO)、上記ステップS145に
移行する。上記ステップS145でブレモードの設定に
変更があった場合(YES)、フラグF_TIMERCに”
0”を立てて(ステップS146)、タイマCをリセッ
ト・スタートする(ステップ147)。
【0102】そのスタート後に、現在の設定がブレモー
ドとなっているか否かを判定し(ステップS148)、
ブレモードであれば(YES)、タイマEのカウントを
リセット・スタートし(ステップS149)、フラグF_
BLに”0”を立てる(ステップS150)。
【0103】そして、フラグF_BLに”0”を立てた後、
像ブレ検出を行い「像ブレ状態」を演算処理し(ステッ
プS151)、ファインダ内表示部4a及び外部表示部
4bに「像ブレ状態」を表示した後(ステップS15
2)、レリーズSW1Rがオフか否かを判定する(ステ
ップ153)。
【0104】また、上記ステップS148でブレモード
に設定されていなければ(NO)、像ブレ検出と「像ブ
レ状態」の演算処理を中止して(ステップS154)、
ファインダ内表示部4a及び外部表示部4bに「像ブレ
状態」の表示をオフした後(ステップS155)、タイ
マEのカウントをストップした後(ステップS15
6)、フラグF_BLに”1”を立てて(ステップS15
7)、上記ステップS153に移行する。
【0105】また、上記ステップS145でブレモード
の設定に変更があったならば(YES)、フラグF_BL
に”1”が立っているか否かを判定する(ステップS1
58)。この判定で、”1”が立っていなければ(N
O)、上記ステップS149に移行する。しかし、”
1”が立っていれば(YES)、上記ステップS156
に移行する。
【0106】次に上記ステップS153において、レリ
ーズSW1Rがオフであった場合(YES)、露光モー
ドに変更があったか否かを判定し(ステップS15
9)、露光モードに変更があった場合(YES)、タイ
マEのカウントをストップさせた後(ステップS16
0)、上記ステップS113に戻る。しかし、レリーズ
SW1Rがオンされた場合(NO)、上記ステップS1
31に移行する。
【0107】また上記ステップS159で、露光モード
に変更がなかった場合(NO)、露出条件に変更があっ
たか否かを判定し(ステップS161)、露出条件に変
更があった場合(YES)、上記ステップS160に移
行する。
【0108】また上記ステップS161で露出条件に変
更がなかった場合(NO)、フラグF_TIMERCに”0”
が立っているか否かを判定する(ステップS162)。
この判定で、”0”が立っていた場合には、タイマCの
カウントが所定時間を経過したか否かを判定し(ステッ
プS163)、所定時間を経過したならば(YES)、
フラグF_TIMERCに”1”を立て(ステップS16
4)、タイマCのカウントをストップする(ステップS
165)。そして、ファインダ内表示部4a及び外部表
示部4bにおける「撮影状態(露出条件)」の表示をオ
フした後(ステップS166)、「像ブレ状態」の表示
もオフして(ステップS167)、表示をスタンバイ状
態にした後、上記ステップS113に戻る。
【0109】また、上記ステップS163において、タ
イマCのカウントが所定時間を経過していなければ(N
O)、フラグF_BLに”0”が立っているか否かを判定し
(ステップS168)、”0”が立っていれば(YE
S)、即ちブレモードであるものと判定し、タイマEの
カウントが所定時間を経過したか否かを判定し(ステッ
プS169)、所定時間を経過したならば(YES)、
タイマEをストップさせて(ステップS170)、上記
ステップS113に戻る。
【0110】また、上記ステップS162の判定で、フ
ラグF_BLに”0”が立っていない場合(NO)、若しく
は上記ステップS168の判定で、フラグF_BLに”0”
が立っていない場合(NO)、上記ステップS113に
移行する。さらに、上記ステップS169において、タ
イマEのカウントが所定時間を経過していなければ(N
O)、上記ステップS151に戻る。
【0111】本実施形態は、時間を区切って、「像ブレ
状態」と「撮影状態」を交互に表示することにより、1
つの表示部材で、異なる表示を行うことができる。
【0112】次に、前述したファインダ内表示部4aに
ついて説明する。図16(a)は、ファインダ内表示部
4aのレイアウトを示す。図示しない撮影レンズ系によ
り結像された光像が表示される撮影範囲枠31と、撮影
範囲枠31内に設けられた測距点フレーム32と、発光
ダイオード等からなり、その下方に配置され、シャッタ
速度、絞り値及びストロボ発光マーク等を表示する第1
の情報表示部19と、ブレ防止モードに設定された場合
に発光するをブレ防止モード表示33及びそのブレレベ
ルを表示するブレレベル表示34からなるブレ状態表示
部19とで構成される。
【0113】このブレ防止モード表示33は、例えば、
手のひらの形状をしており、設定時には点灯し、未設定
時には消灯している。このブレ防止モード表示33の点
灯時には、ブレレベル表示34によるレベル表示が行わ
れる。このブレレベル表示34は、図16(b)に示す
ように、例えば、大中小のドットマークを配置し、レベ
ル1,2,3に応じて点灯を行う。
【0114】図17には、外部表示部4bを搭載するカ
メラの後ろ側から見た外観構成例を示す。
【0115】外部表示部4bは、カメラボディ41の上
面に第2の情報表示部21が配置され、裏蓋42にデー
ト情報表示部22が配置されている。また、前述したフ
ァインダ内表示部4aは、ファインダ43内に配置され
る。
【0116】このデート情報表示部22の下方には、デ
ータモード設定部13が配置される。第2の情報表示部
21の正面側には、レリーズSW1R,2Rからなるシ
ャッタボタン44が配置され、横側には、露出モード設
定部10と撮影モード設定部25が配置される。
【0117】カメラの正面には、撮影レンズ45が設け
られている。
【0118】図18は、カメラの上面側か裏面側に配置
される外部表示部4bにおけるに第2の情報表示部21
のレイアウトを示す。この第2の情報表示部21には、
通常、図18(a)に示す様な、シャッタ速度、絞り
値、撮影モード、電池残量及びストロボ発光の有無の情
報からなる「撮影状態」が表示されている。
【0119】しかし、前述した図4に示したステップS
17のように、「像ブレ状態」の表示設定になった場合
には、図18(b)に示す様に、ブレ防止モード表示3
3(手のひらマーク)が点灯し、さらに、シャッタ速度
及びF値のセグメントを利用して、ブレレベルの表示が
行行われる。このブレレベルの表示は、図18(c)に
示すように、セグメントの表示した数により、レベルの
大小を表示する。従って、本実施形態では、「撮影状
態」表示と、「像ブレ状態」表示とを1つの表示部材で
兼用して表示させることができる。
【0120】また図19には、カメラの外部表示部4b
におけるにデート情報表示部22のレイアウトを示す。
このデート情報表示部22には、通常、図19(a)に
示すような、年月日からなるデート印字内容「デート情
報」の表示を行っている。
【0121】また、上記第2の情報表示部21と同様
に、図4に示したステップS17で「像ブレ状態」の表
示設定になった場合には、図19(b)に示す様に、ブ
レ防止モード表示33(手のひらマーク)が点灯し、さ
らに、年月日を表示するためのセグメントを利用して、
ブレレベルの表示を行う。このブレレベルの表示は、図
18(c)に示したように、セグメントの表示した数に
より、レベルの大小を表示する。従って、本実施形態
は、「デート情報」と「ブレ状態」の表示を同一表示部
材で兼用することができる。また「デート情報」表示時
は、”年月日”のほか”PRINT”マークが点灯す
る。「ブレ状態」表示時は、ブレモードマーク(手の
形)とブレレベル表示になる。ブレが大きいとセグメン
トの点灯数が増える。
【0122】図20には、「ブレ状態」を表すセグメン
トの表示パターン例(a)〜(d)を示す。また、数字
の”8”を表すセグメントの上方と下方とをそれぞれ分
割して表示することにより、図21に示す様に、横
(X)方向のブレ状態と、縦(Y)方向のブレ状態とを
別々に表示させることもできる。
【0123】図22には、実際に、裏蓋42に配置した
デート情報表示部22を用いて、撮影を行った使用例に
ついて示している。人垣などにより、被写体を通常の構
えでは撮影できず、腕を伸ばしてファインダ44を覗か
ずにノーファインダ撮影を行った場合、デート情報表示
部22を「像ブレ状態」表示に設定することにより、カ
メラの手ブレ状態を後ろ側から確認しつつ、なるべく少
ない像ブレ状態で撮影することができる。
【0124】以上説明したように、本発明による実施形
態において、シャッタ速度/絞り値等を表示する第1及
び第2の情報表示部、若しくはデート情報示部を用い
て、カメラのブレレベルを表示させることにより、1つ
の表示部材を兼用することができる。
【0125】具体的には、撮影モード設定部、露出モー
ド設定部及びデートモード部等のスイッチを操作する若
しくは、カメラ側によるシャッタ速度、絞り値及びデー
ト設定に変更があった場合には、「像ブレ状態」表示と
「撮影状態」表示と、「デート情報」との切り替えを随
時若しくは、時分割的に交互に表示している。
【0126】従って、カメラ外装に像ブレ状態のレベル
表示を行うための専用部材を設ける必要のがなく、カメ
ラ外部表示の為の制御セグメント(接続ライン)も少な
くて済み、カメラの大型化やコストアップを抑制でき
る。
【0127】また、本発明では、「像ブレ状態」表示と
「撮影状態」表示を兼用する部分(例えば、露出条件表
示)の設定内容や条件が、撮影者の設定、及び構図変更
に伴う輝度変化によりカメラ側から変更された場合に
は、変更された部分の表示を優先して行う。
【0128】従って、撮影者が「像ブレ状態」表示によ
り、現在の像ブレ状態を認識できると共に、必要な撮影
情報(露出条件)も確実に認識することが可能となる。
【0129】さらに、従来のファインダ内でのみの「像
ブレ状態」表示とは異なり、カメラ外装に設けられた大
きな表示面積の外部表示部でブレレベルを表示している
ため、ファインダが覗けないローアングル撮影や手を伸
ばしたハイアングル撮影等の撮影シーンにおけるカメラ
保持が不安定な撮影状態においても、「像ブレ状態」の
確認が容易にでき、ブレの少ない写真撮影ができる。
【0130】また、この表示を基に安定してホールディ
ングを行えば、ブレ防止機能の効率的な運用が可能とな
る。
【0131】以上の実施形態について説明したが、本明
細書には以下のような発明も含まれている。
【0132】(1)カメラのブレ状態を検出するブレ検
出手段と、上記ブレ検出手段の出力に応答して像ブレ状
態を演算するブレ演算手段と、上記撮影情報記憶手段に
記憶された撮影条件を設定する撮影条件設定手段と、こ
の撮影条件設定手段の設定動作に応答して、カメラの制
御を行うカメラ制御手段と、カメラの撮影状態を記憶す
る撮影情報記憶手段と、カメラの状態を表示する表示手
段と、上記カメラ制御手段の指示に基づき、上記ブレ演
算手段の出力または、上記撮影情報記憶手段のデータを
上記表示手段に表示させる表示制御手段と、を具備する
ことを特徴とするカメラ。
【0133】(2)上記撮影条件設定手段の設定動作が
行われた際に、上記表示手段によるブレ演算手段の出力
に基づく表示を中断し、上記撮影情報記憶手段に記憶さ
れたデータの表示を行うようにしたことを特徴とする上
記(1)項に記載のカメラ。
【0134】(3)上記撮影条件設定手段の設定動作が
行われた際に、上記表示手段による表示を中断し、上記
撮影情報記憶手段に記憶されたデータの表示を所定時間
にわたって行い、その後はブレ演算手段の出力に基づく
表示を再開するようにしたことを特徴とする上記(1)
項に記載のカメラ。
【0135】(4)少なくとも撮影被写体の輝度情報に
基づいて露出条件を演算する露出条件演算手段を備え、
上記露出条件演算手段による演算結果が変化した際に、
上記表示手段によるブレ演算手段の出力に基づく表示を
中断し、上記撮影情報記憶手段に記憶されたデータの表
示を行うようにしたことを特徴とする上記(1)項に記
載のカメラ。
【0136】(5)少なくとも撮影被写体の輝度情報に
基づいて露出条件を演算する露出条件演算手段を備え、
上記露出条件演算手段による演算結果が変化した際に、
上記表示手段によるブレ演算手段の出力に基づく表示を
中断し、上記撮影情報記憶手段に記憶されたデータの表
示を所定時間にわたって行い、その後はブレ演算手段の
出力に基づく表示を再開するようにしたことを特徴とす
る上記(1)項に記載のカメラ。
【0137】(6)上記撮影情報記憶手段の記憶データ
は、シャッタ速度、絞り値を含む露出情報であり、上記
表示手段において上記露出情報を選択的に表示するよう
にしたことを特徴とする上記(1)項に記載のカメラ。
【0138】(7)上記撮影情報記憶手段の記憶データ
は、年月日、時間を含むデート情報であり、上記表示手
段において上記デート情報を選択的に表示するようにし
たことを特徴とする上記(1)項に記載のカメラ。
【0139】(8)カメラのブレを検知して像ブレ状態
を演算するブレ演算手段と、設定されたカメラ撮影情報
を記憶した記憶手段と、撮影者に種々の情報を告知する
表示手段と、上記表示手段の表示モードを、撮影条件ま
たはデート情報を表示する第1表示モードと、ブレ演算
結果に基づく情報を表示する第2表示モードとに必要に
応じて切換える表示制御手段と、を具備したことを特徴
とするカメラ。
【0140】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、撮
影に関する情報を表示するファインダ内表示部及び外部
表示部、若しくは、デート情報を表示するデート情報表
示部の既存の部材に手ブレにより発生する像ブレレベル
を兼用して表示し且つ、変更事項の優先表示若しくは、
時分割的による交互表示を行い、コストアップとカメラ
の大型化を抑制しつつ、ブレによる失敗写真を防止する
カメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラの第1の実施形態として、
カメラの表示に関する部分的な構成例を示す図である。
【図2】第1の実施形態の構成に、撮影条件を設定する
部材を付加した構成例を示す図である。
【図3】図2に示したカメラの具体的な構成例を示す図
である。
【図4】第1の実施形態における「像ブレ状態」と「撮
影状態」の表示処理について説明するフローチャートで
ある。
【図5】図4に続いて、第1の実施形態における表示処
理について説明するフローチャートである。
【図6】図5に続いて、第1の実施形態における表示処
理について説明するフローチャートである。
【図7】図6に続いて、第1の実施形態における表示処
理について説明するフローチャートである。
【図8】図7に続いて、第1の実施形態における表示処
理について説明するフローチャートである。
【図9】第2の実施形態における「像ブレ状態」と「撮
影状態」の表示処理について説明するフローチャートで
ある。
【図10】図9に続いて、第2の実施形態における表示
処理について説明するフローチャートである。
【図11】図10に続いて、第2の実施形態における表
示処理について説明するフローチャートである。
【図12】第3の実施形態における「像ブレ状態」と
「撮影状態」の表示処理について説明するフローチャー
トである。
【図13】図12に続いて、第3の実施形態における表
示処理について説明するフローチャートである。
【図14】図13に続いて、第3の実施形態における表
示処理について説明するフローチャートである。
【図15】図14に続いて、第3の実施形態における表
示処理について説明するフローチャートである。
【図16】本発明のカメラにおけるファインダ内表示部
のレイアウト例を示す図である。
【図17】外部表示部を搭載するカメラの後ろ側から見
た外観構成例を示す図である。
【図18】外部表示部の第2の情報表示部の表示レイア
ウト例を示す図である。
【図19】外部表示部のデート情報表示部の表示レイア
ウト例を示す図である。
【図20】外部表示部の像ブレ状態を表すセグメントの
表示パターン例を示す図である。
【図21】外部表示部で、縦横方向のブレ状態を別々に
表示する表示パターン例を示す図である。
【図22】本発明のカメラを使用している状況を示す図
である。
【符号の説明】
1…ブレ検出部 2…ブレ演算部 3…撮影情報記憶部 4…表示部 5…表示制御部 6… CPU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラのブレ状態を検出するブレ検出手
    段と、 上記ブレ検出手段の出力に応答して像ブレ状態を演算す
    るブレ演算手段と、 上記カメラの設定された撮影条件と検出された撮影情報
    を撮影状態として記憶する撮影情報記憶手段と、 上記カメラの状態を表示する表示手段と、 上記ブレ演算手段からの像ブレ状態または上記撮影情報
    記憶手段から読み出された撮影状態のいずれかを上記表
    示手段に表示させる表示制御手段と、を具備することを
    特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 上記表示制御手段は、上記ブレ演算手段
    からの像ブレ状態または上記撮影情報記憶手段から読み
    出された撮影状態のいずれかを時分割で交互に表示させ
    ることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 カメラのブレ状態を検出するブレ検出手
    段と、 上記ブレ検出手段の出力に応答して像ブレ状態を演算す
    るブレ演算手段と、 上記ブレ演算手段の出力に応答した像ブレ状態をカメラ
    のファインダ内に表示する第1のブレ表示手段と、 上記ブレ演算手段の出力に応答した像ブレ状態をカメラ
    の外部に表示する第2のブレ表示手段と、を具備し、 上記第2のブレ表示手段のブレ表示の感度が第1のブレ
    表示手段のブレ表示の感度よりも低く設定されているこ
    とを特徴とするカメラ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6754445B2 (en) 2001-11-16 2004-06-22 Olympus Corporation Blur detection apparatus and blur detection method
US6810207B2 (en) 2002-05-13 2004-10-26 Olympus Corporation Camera
JP2009008970A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Nikon Corp 撮影装置

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