JPH0874373A - システム天井 - Google Patents

システム天井

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Publication number
JPH0874373A
JPH0874373A JP6241838A JP24183894A JPH0874373A JP H0874373 A JPH0874373 A JP H0874373A JP 6241838 A JP6241838 A JP 6241838A JP 24183894 A JP24183894 A JP 24183894A JP H0874373 A JPH0874373 A JP H0874373A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceiling
frame body
unit board
system ceiling
board
Prior art date
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Pending
Application number
JP6241838A
Other languages
English (en)
Inventor
Munetaka Tabata
宗孝 田畑
Kazuhiko Komatsu
一彦 小松
Yoichi Saito
洋一 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Publication date
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Priority to JP6241838A priority Critical patent/JPH0874373A/ja
Publication of JPH0874373A publication Critical patent/JPH0874373A/ja
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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マスメリットがない中小現場においても使用
可能で、且つレイアウト変更に応じて容易に設備要素の
配置変えが行えるシステム天井を提供する。 【構成】 天井面全面に亘って複数の正方形開口部33
を有する格子状の枠体3を設ける。天井懐内に設備要素
の中継部7を設ける。この中継部7と接続される設備要
素を有したユニットボード5、及び設備要素を有しない
ユニットボード5を、枠体3の任意の正方形開口部33
に載置可能に具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一定モジュール寸法か
らなる天井ボードの中に設備要素が備えられるシステム
天井に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大規模事務所ビル等では、施工
性、施工精度の向上を図る目的で、設備の各種要素を予
め組付けた、所謂、システム天井が採用される傾向にあ
る。システム天井は、ある一定のモジュール寸法の中に
各種の設備要素を収めたラインと、そのライン間を接続
する天井ボードによって構成される。設備要素が収めら
れるラインは、例えば、幅40cm程度で、対向する一
方の壁側から他方の壁側に渡る長さで天井面に形成され
る各ラインの間隔は3〜3.2m程度である。設備要素
としては、例えば、空調設備の給気口、還気口、照明器
具、非常放送機器、煙関知器、スプリンクラーヘッド等
がある。システム天井は、これら各種設備要素群を一定
の配列の基に天井ボードに予め組付け、移送容易なユニ
ット単位で現場に搬入し、取り付け施工を行う。従っ
て、通常では、天井ボードの張り付け施工を終えた後
に、別の職方により一つ一つ施工されていた設備要素が
一定数量一括して、天井施工と同時に完了することにな
る。これにより、施工性及び施工精度を向上させること
ができるとともに、均一化した事務所環境が、容易に提
供できるようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
システム天井は、マスメリットがある個々の大規模現場
ごとに設計されるのが一般的であったため、その効果が
出ない中小現場ではコスト的に採算が合わず、使用され
ることがなかった。また、従来のシステム天井は、個々
の現場に対応させた固有のものであったため、施工性及
び施工精度を高めることはできるものの、例えば、事務
所レイアウト等が設計当初とは異なるものに変更された
場合では、新たなレイアウトに追従させて設備要素を配
置変更することが困難となる問題があった。本発明は上
記状況に鑑みてなされたもので、大規模現場は元より、
マスメリットがない中小現場においても使用することが
でき、しかも、レイアウト変更に応じて容易に設備要素
の配置変えが行えるシステム天井を提供し、もって、施
工性及び施工精度を確保しつつ、汎用性及びレイアウト
変更に対する対応の向上を図ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るシステム天井は、天井面全面に亘って複
数の正方形開口部を有する格子状の枠体が設けられ、天
井懐内に設備要素の中継部が設けられ、この中継部と接
続される設備要素を有したユニットボード及びこの設備
要素を有しないユニットボードが、枠体の任意の正方形
開口部に載置可能に具備されていることを特徴とするも
のである。
【0005】
【作用】天井付帯設備要素の配置設計を行う際、枠体の
任意の開口部に所望のユニットボードを割り当てること
で、設備要素の位置及び方向が定まり、個々の設備要素
を位置決めするための寸法出しが不要となり、設計工数
が少なくなる。また、設備要素を有しないユニットボー
ドを載置した開口部が全て点検口となり、多数の点検口
が天井面に分散して設けられることになる。更に、居室
レイアウトの変更に伴って、設備要素の配置を変更する
に際し、ユニットボードを入れ換えるのみで、設備要素
の配置が変更される。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係るシステム天井の好適な実
施例を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明シ
ステム天井の構成概略図、図2は本発明システム天井を
天井下面側から見た平面図、図3は連結子及びバーの斜
視図、図4はバー吊持部の説明図、図5は枠体末端の支
持構造を表す説明図である。本実施例のシステム天井1
は、格子状の枠体3と、この枠体3の個々の開口部に載
置されるユニットボード5と、天井懐に設けられる設備
要素の中継部7とに構成が大別される。枠体3は図3に
示すように断面T形のバー9と、バー9の端部同士を結
合する連結子(ジョイント)11とからなる。バー9の
端部には尖頭部9aが形成され、先頭部9aは壁との当
接部を除き、バー9の両端に形成される。ジョイント1
1には四つの挿入部11aが同一平面上で90°の角度
を成して四方向に配置され、挿入部11aはバー9の尖
頭部9aと嵌合する。ジョイント11の上面には直角に
交差した二枚の起立片13が立設され、起立片13は挿
入部11aに対して角度45°ずれた位置に配置されて
いる。つまり、尖頭部9aを挿入部11aに挿入したバ
ー9は、垂直片9bの端部が起立片13の隅部13aに
配置され、ガタツキが防止されるようになっているので
ある。
【0007】従って、バー9とジョイント11とが交互
に嵌合連結されることで、バー9とジョイント11は、
図2に示す格子状の枠体3を構成するのである。本実施
例において、このバー9は590mm程度の全長で形成
され、格子状に組まれた一つの正方形は一辺の長さが6
00mm程度となるように組み立てられる。枠体3は、
一つの正方形を600mm角程度とすることで、これに
取り付けられる天井ボードユニット(後述)の搬送性、
取付作業性、設備要素の収容性を良好なものにすること
ができる。即ち、一つの正方形が600mmを越えるも
のでは、重量が増大して搬送性及び作業性が低下し、6
00mmより小さいものでは、設備要素の収容に支障が
生じ易くなる。図4に示すように、枠体3は、バー9の
垂直片9bが挟持具15によりボルト固定され、この挟
持具15に結合されたスタッド17の基端が天井懐内の
スラブにアンカーを介して支持されることにより吊持さ
れる。また、図5に示すように、枠体3の端部において
は、二方向に挿入部11aを有するジョイント19が用
いられ、ジョイント19に挿入した端物バー21の端部
が廻り縁23で支持されることにより、枠体末端が支持
される。
【0008】図6は設備要素の中継部を表す斜視図であ
る。本実施例のシステム天井1では、設備要素の中継部
7が天井懐内に設けられる。例えば、空調関係では、図
6(a)に示すように、天井懐内に施工された給還気メ
インダクト25の末端に中継部である分配チャンバ7a
が取り付けられ、分配チャンバ7aには天井面の給還気
と接続される複数の分岐接続口27が設けられている。
また、図6(b)に示す照明電源関係では、天井懐内に
引き込まれた一次側電線29の末端に中継部である分配
箱7bが接続され、分配箱7bからは所定の証明器具等
へ接続される複数の二次側電線31が分岐されている。
【0009】図7は設備要素の斜視図、図8は点検口と
して使用された開口部の説明図である。格子状に組まれ
た枠体3の一つの正方形開口部33(図2参照)にはユ
ニットボード5が載置されるようになっている。ユニッ
トボード5は、天井懐側からバー9の水平片9c(図
3、4参照)に四方の縁部を乗せることで載置される。
ユニットボード5は、天井ボード35(図1参照)のみ
からなるもの、又は天井ボード35に予め設備要素を組
み込んだものからなる。設備要素を組み込んだユニット
ボード5としては、例えば、図7(a)に示すように、
天井ボード35に空調給還気口37を取り付けたもの、
図7(b)に示すように、天井ボード35に照明器具3
9を取り付けたもの、図1に示すように、非常放送機器
41を取り付けたもの、煙関知器43を取り付けたも
の、スプリンクラーヘッド45を取り付けたもの等が揃
えられる。そして、天井ボード35のみからなるユニッ
トボード5では、図8に示すように、水平片9cに載置
された天井ボード35を持ち上げることで、開口部33
が容易に開口するようになっている。つまり、天井ボー
ド35のみが載置された開口部33は、点検口としての
機能を有するのである。
【0010】ここで、照明器具39には、直管形状又は
円環形状の蛍光管が取付けられる。蛍光管は、一般的に
直管形状で長尺のものが、消費電力に対しての照明効率
が良好となる。一方、直管形状のものでは、照射方向に
方向性が生じるのに対し、円環形状のものでは、取付け
位置を中心にほぼ平均的な被照射領域を放射状に形成す
ることができる。従って、机上の明るさに対し部屋の明
るさがある程度暗いほど居住者の満足度が高い思考的作
業空間等では、さほど照度が要求されない一方、バラン
スの良い照明環境が形成できる円環形状の蛍光管の使用
が特に好適なものとなる。
【0011】図9は事務所レイアウト(a)に応じて施
工されたシステム天井(b)を対比した説明図である。
このように構成されたシステム天井1を事務所に用いた
場合の設計・施工手順を説明すれば、先ず、デスク、O
A機器等の居室什器のレイアウトを行い、このレイアウ
トに基づいて天井付帯設備要素の配置を決定する。即
ち、居室什器等に対応する枠体3の正方形開口部33に
ユニットボード5を組み入れて配置を完成させる。この
場合、従来の位置決定のように、個々の設備要素の寸法
出しを行うことなく、枠体3の正方形開口部33に割り
当てていくことのみで、極めて容易に配置割りが行え
る。また、ユニットボード5は正方形であるため、設計
に際し、方向を限定される制約が無くなる。
【0012】設備要素の配置割り決定後、現場にて60
0mm角の格子状の枠体3を形成する。この場合、枠体
3は、600mm角以上の天井面積を有する居室に対し
て自在に形成することができる。即ち、大規模現場は元
より、マスメリットがない中小現場においても使用が可
能となる。なお、枠体3の組み立ては、所定面積の枠体
3を床上で組み立て、これを吊り上げれば、効率的な施
工が可能となる。このようにして吊持された枠体3に、
上述した天井付帯設備要素の配置に基づき、開口部33
に種々のユニットボード5を載置し、ユニットボード5
と設備要素の中継部7とを接続した後、設備要素の不要
な開口部33には天井ボード35のみからなるユニット
ボード5を載置してシステム天井1を用いた天井施工が
完了するのである。
【0013】施工が完了したシステム天井1は、天井ボ
ード35のみを載置した開口部33が、全て点検口とし
て機能することになる。従って、極めて多数の点検口を
天井面に分散して確保することができるようになり、従
来のように、点検口から点検場所までを天井内で移動す
る必要が無くなり、メンテナンス性が向上されることに
なる。また、システム天井1は、ユニットボード5を載
置するのみであるため、例えば、居室レイアウトの変更
に伴って、設備要素の配置を変更しなければならない事
態が生じた場合においても、ユニットボード5を入れ換
えることで、極めて容易に設備要素の配置変更が完了す
ることになるのである。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るシステム天井によれば、天井面全面に格子状の枠体を
設け、天井懐内に設備要素の中継部を設け、設備要素を
有したユニットボード及び設備要素を有しないユニット
ボードを枠体の開口部に載置可能に具備したので、枠体
の任意の開口部に所望のユニットボードを割り当てるこ
とで、設備要素の配置設計が完了し、設計工数を著しく
低減することができる。また、一定モジュールの格子状
の枠体をユニットボード取付けのための支持部材とした
ので、マスメリットがない中小現場においても使用が可
能となる。そして、設備要素を有しないユニットボード
を載置した開口部は、全て点検口となり、多数の点検口
が天井面に分散して設けられることになるので、メンテ
ナンス性も著しく向上させることができる。更に、居室
レイアウトの変更に伴って、ユニットボードを入れ換え
るのみで、設備要素の配置が変更できるので、レイアウ
ト変更に応じて容易に設備要素の配置変えが行えるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明システム天井の構成概略図である。
【図2】本発明システム天井を天井下面側から見た平面
図である。
【図3】連結子及びバーの斜視図である。
【図4】バー吊持部の説明図である。
【図5】枠体末端の支持構造を表す説明図である。
【図6】設備要素の中継部を表す斜視図である。
【図7】設備要素の斜視図である。
【図8】点検口として使用された開口部の説明図であ
る。
【図9】事務所レイアウト(a)に応じて施工されたシ
ステム天井(b)を対比した説明図である。
【符号の説明】
1 システム天井 3 枠体 5 ユニットボード 7 中継部 9 バー 11 ジョイント(連結子) 11a 挿入部 33 正方形開口部 37 給気口 39 照明器具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井面全面に亘って複数の正方形開口部
    を有する格子状の枠体が設けられ、天井懐内に設備要素
    の中継部が設けられ、該中継部と接続される設備要素を
    有したユニットボード及び該設備要素を有しないユニッ
    トボードが前記枠体の任意の正方形開口部に載置可能に
    具備されていることを特徴とするシステム天井。
  2. 【請求項2】 前記枠体は、直線状のバーと、該バーの
    端部を嵌合する挿入部が同一平面上で90°の角度を成
    して四方向に配置された連結子とから構成されることを
    特徴とする請求項1記載のシステム天井。
  3. 【請求項3】 一枚の前記ユニットボードには、設備要
    素である給気口、還気口、照明器具、非常放送機器、煙
    関知器、スプリンクラーヘッドの任意の一つが取り付け
    られていることを特徴とする請求項1記載のシステム天
    井。
JP6241838A 1994-09-08 1994-09-08 システム天井 Pending JPH0874373A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6241838A JPH0874373A (ja) 1994-09-08 1994-09-08 システム天井

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6241838A JPH0874373A (ja) 1994-09-08 1994-09-08 システム天井

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JPH0874373A true JPH0874373A (ja) 1996-03-19

Family

ID=17080257

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JP6241838A Pending JPH0874373A (ja) 1994-09-08 1994-09-08 システム天井

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JP (1) JPH0874373A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008151349A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Mitsubishi Electric Corp 空調用ダクト継手

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008151349A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Mitsubishi Electric Corp 空調用ダクト継手

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