JP2003173715A - システム天井用照明装置およびシステム天井 - Google Patents
システム天井用照明装置およびシステム天井Info
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- JP2003173715A JP2003173715A JP2001371890A JP2001371890A JP2003173715A JP 2003173715 A JP2003173715 A JP 2003173715A JP 2001371890 A JP2001371890 A JP 2001371890A JP 2001371890 A JP2001371890 A JP 2001371890A JP 2003173715 A JP2003173715 A JP 2003173715A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 グリッド天井などのシステム天井に設備機器
と複合させて用いるのに好適で、製作工程を簡略化で
き、施工作業が容易で、輸送効率を改善するものであっ
て、製作や輸送のためのコストを抑えることができるシ
ステム天井用照明装置を提供する。 【解決手段】 Tバー1aを組んでなるグリッド1に、
配設する照明ユニットを安定器2eと接続ソケット2c
を備えた安定器付照明器具2と接続ケーブル3cを備え
た照明器具3に分割して、それぞれ係止し安定器2eを
共用する。それぞれの間には種々の天井用設備機器を搭
載した設備プレートユニット4を配設して、種々の設備
を複合させる。
と複合させて用いるのに好適で、製作工程を簡略化で
き、施工作業が容易で、輸送効率を改善するものであっ
て、製作や輸送のためのコストを抑えることができるシ
ステム天井用照明装置を提供する。 【解決手段】 Tバー1aを組んでなるグリッド1に、
配設する照明ユニットを安定器2eと接続ソケット2c
を備えた安定器付照明器具2と接続ケーブル3cを備え
た照明器具3に分割して、それぞれ係止し安定器2eを
共用する。それぞれの間には種々の天井用設備機器を搭
載した設備プレートユニット4を配設して、種々の設備
を複合させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、システム天井用照
明装置およびシステム天井に関する。
明装置およびシステム天井に関する。
【0002】
【従来の技術】高層の事務所ビルなどでは、多数の事務
員が効率的に仕事を進められる環境が求められており、
照明や空調設備を充実させることが重要となる。そのた
め、天井面に、照明、空調吹出口、スプリンクラー、火
災報知器、スピーカなどの様々な設備機器を取り付ける
必要が生じ、天井の施工が非常に複雑化していた。
員が効率的に仕事を進められる環境が求められており、
照明や空調設備を充実させることが重要となる。そのた
め、天井面に、照明、空調吹出口、スプリンクラー、火
災報知器、スピーカなどの様々な設備機器を取り付ける
必要が生じ、天井の施工が非常に複雑化していた。
【0003】そこで、従来、そのような設備機器と天井
板の配列を合理的に計画したシステム天井が用いられて
きた。中でも、軽量金属下地として躯体から吊るされる
逆T字状の断面を有するTバーを、一般的には2フィー
ト角(609.6mm角)のグリッド状に組んで、逆T
字の水平方向に延びた受け面で構成される方形グリッド
を設け、そこに、設備装置が組み込まれたプレートや天
井板を配設してゆくグリッド天井は、欧米で一般化して
おり、日本でも近年になって普及してきた。
板の配列を合理的に計画したシステム天井が用いられて
きた。中でも、軽量金属下地として躯体から吊るされる
逆T字状の断面を有するTバーを、一般的には2フィー
ト角(609.6mm角)のグリッド状に組んで、逆T
字の水平方向に延びた受け面で構成される方形グリッド
を設け、そこに、設備装置が組み込まれたプレートや天
井板を配設してゆくグリッド天井は、欧米で一般化して
おり、日本でも近年になって普及してきた。
【0004】グリッド天井では、例えば600mm角の
大きさに取付寸法が規格化された設備機器があらかじめ
用意され、それらを計画されたレイアウトにしたがって
配置するので、施工が著しく効率化する。
大きさに取付寸法が規格化された設備機器があらかじめ
用意され、それらを計画されたレイアウトにしたがって
配置するので、施工が著しく効率化する。
【0005】ところが、このグリッド天井によると、照
明灯の長さが600mmとなる。そこで事務所ビルで一
般的な1200mm長の照明灯に比べると同一の配光分
布を確保するためには、より多くの照明灯を比較的密に
配設しなければならず、天井中に占める照明灯数が増え
てくる。そのため、一つのグリッドに照明灯と他の設備
機器を複合化した照明器具を用意する必要が生じてい
た。
明灯の長さが600mmとなる。そこで事務所ビルで一
般的な1200mm長の照明灯に比べると同一の配光分
布を確保するためには、より多くの照明灯を比較的密に
配設しなければならず、天井中に占める照明灯数が増え
てくる。そのため、一つのグリッドに照明灯と他の設備
機器を複合化した照明器具を用意する必要が生じてい
た。
【0006】図8、9に示したのが、従来用いられてき
たグリッド天井に用いるグリッド照明器具30の一例で
ある。図8(a)は、天井を下から見上げた様子を示
し、図8(b)はその照明器具の部分の概略構成を示す
斜視図である。
たグリッド天井に用いるグリッド照明器具30の一例で
ある。図8(a)は、天井を下から見上げた様子を示
し、図8(b)はその照明器具の部分の概略構成を示す
斜視図である。
【0007】グリッド照明器具30が係止されるTバー
1aは、断面が逆T字状で下面が水平方向に延ばされた
フランジ受け面1bを備えており、グリッド状に組み合
わされ、例えば2フィート角のグリッド1とされ、不図
示の躯体から吊り下げられている。
1aは、断面が逆T字状で下面が水平方向に延ばされた
フランジ受け面1bを備えており、グリッド状に組み合
わされ、例えば2フィート角のグリッド1とされ、不図
示の躯体から吊り下げられている。
【0008】グリッド照明器具30は、例えば、蛍光灯
などからなる照明灯30dが2灯、用いられ、それぞれ
が反射板30aで取り囲まれて、それを保持するための
反射板支持部材30cに所定間隔を空けて固定されてい
る。反射板30aの側部には、板金部材でコの字状に設
けられた取付金物30bがスポット溶接されて固定さ
れ、それぞれが、Tバー1aの上端部に嵌合することに
より、Tバー1aに係止される。また、反射板支持部材
30cの上部にはそれぞれの照明灯30dの発光を安定
させるための安定器30eが配設されている。
などからなる照明灯30dが2灯、用いられ、それぞれ
が反射板30aで取り囲まれて、それを保持するための
反射板支持部材30cに所定間隔を空けて固定されてい
る。反射板30aの側部には、板金部材でコの字状に設
けられた取付金物30bがスポット溶接されて固定さ
れ、それぞれが、Tバー1aの上端部に嵌合することに
より、Tバー1aに係止される。また、反射板支持部材
30cの上部にはそれぞれの照明灯30dの発光を安定
させるための安定器30eが配設されている。
【0009】図9(a)にその拡大平面図、図9(b)
にその概略断面を示したように、それぞれの反射板30
aの間には、複合化された設備機器、例えば天井裏のダ
クトから空調された空気を天井の下方に吹出す吹出口部
31が、それぞれの反射板30aの側面から水平に延ば
された部分で例えばスポット溶接やビス止めで固定され
て設けられている。
にその概略断面を示したように、それぞれの反射板30
aの間には、複合化された設備機器、例えば天井裏のダ
クトから空調された空気を天井の下方に吹出す吹出口部
31が、それぞれの反射板30aの側面から水平に延ば
された部分で例えばスポット溶接やビス止めで固定され
て設けられている。
【0010】したがって、グリッド照明器具30は、照
明灯30dと吹出口31aが一体化されており、Tバー
1aに対して上方から丸ごと着脱することが可能であ
る。
明灯30dと吹出口31aが一体化されており、Tバー
1aに対して上方から丸ごと着脱することが可能であ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
説明した従来の照明器具では、照明灯と複合化される設
備機器が異なれば、レイアウトが変わるので、それぞれ
に合わせた照明器具を特注する必要があり、その製作コ
ストが高くつくという問題があった。また、600mm
角の面積で設備機器の高さを含むため、照明器具として
は非常にかさばるものとなり、さらにそれ自体の剛性を
確保するために、例えば反射板支持部材30cなどの支
持部材を設ける必要があって質量も増大していた。その
ため、施工作業の効率が低下するという問題があった。
また、輸送効率も悪く、梱包資材も大量に必要となり、
輸送コストがきわめて高くつくという問題があった。
説明した従来の照明器具では、照明灯と複合化される設
備機器が異なれば、レイアウトが変わるので、それぞれ
に合わせた照明器具を特注する必要があり、その製作コ
ストが高くつくという問題があった。また、600mm
角の面積で設備機器の高さを含むため、照明器具として
は非常にかさばるものとなり、さらにそれ自体の剛性を
確保するために、例えば反射板支持部材30cなどの支
持部材を設ける必要があって質量も増大していた。その
ため、施工作業の効率が低下するという問題があった。
また、輸送効率も悪く、梱包資材も大量に必要となり、
輸送コストがきわめて高くつくという問題があった。
【0012】本発明は、上記のような問題に鑑みてなさ
れたものであり、グリッド天井などのシステム天井に設
備機器と複合させて用いるのに好適で、しかも、製作工
程を簡略化でき、施工作業が容易で、輸送効率を改善す
ることが可能なシステム天井用照明装置を提供すること
を目的とする。また、そのことを通じて製作や輸送のた
めのコストを抑えることができる装置を提供することを
目的とする。
れたものであり、グリッド天井などのシステム天井に設
備機器と複合させて用いるのに好適で、しかも、製作工
程を簡略化でき、施工作業が容易で、輸送効率を改善す
ることが可能なシステム天井用照明装置を提供すること
を目的とする。また、そのことを通じて製作や輸送のた
めのコストを抑えることができる装置を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、躯体から吊るされたTバーがグリッド状に配置さ
れて水平方向の受け面を備えるグリッドが構成されて天
井下地とされ、前記グリッドごとに前記グリッドを覆う
天井板部材または照明灯などの天井用設備機器が備えら
れた天井設備部材が係止されてなるシステム天井に用い
るシステム天井用照明装置であって、前記天井設備部材
が、照明灯、該照明灯を保持する保持部材および該保持
部材を前記受け面に係止する係止部を備える照明ユニッ
トと、照明灯以外の前記天井設備機器または天井板から
なる設備ユニットとに分割されて、それぞれが前記グリ
ッドに対して着脱可能に配設され、かつ一つのグリッド
内に、前記照明ユニットを少なくとも2つ備えてなり、
該照明ユニットの一つが、前記保持部材に複数の照明灯
を安定点灯させることが可能な安定器を備えるととも
に、該安定器に他の照明ユニットの照明灯に接続するた
めの接続ソケットを備え、前記他の照明ユニットは、該
接続ソケットに接続可能な接続ケーブルを備え、該接続
ケーブルを前記接続ソケットに接続することにより、前
記照明灯を安定点灯させるように構成する。そのため、
照明灯の安定器を一つの照明灯のものと兼用するので、
安定器を備えない照明灯を軽量かつコンパクトにするこ
とができ、複数の照明ユニットはそれぞれ個別に着脱可
能な別ユニットから構成できる。また、一つのグリッド
に照明灯と、照明灯以外の天井用設備機器を複合させる
ことができ、しかも、設備ユニットは着脱可能だから、
様々な天井用設備機器を組み合わせて配設することがで
きる。
めに、躯体から吊るされたTバーがグリッド状に配置さ
れて水平方向の受け面を備えるグリッドが構成されて天
井下地とされ、前記グリッドごとに前記グリッドを覆う
天井板部材または照明灯などの天井用設備機器が備えら
れた天井設備部材が係止されてなるシステム天井に用い
るシステム天井用照明装置であって、前記天井設備部材
が、照明灯、該照明灯を保持する保持部材および該保持
部材を前記受け面に係止する係止部を備える照明ユニッ
トと、照明灯以外の前記天井設備機器または天井板から
なる設備ユニットとに分割されて、それぞれが前記グリ
ッドに対して着脱可能に配設され、かつ一つのグリッド
内に、前記照明ユニットを少なくとも2つ備えてなり、
該照明ユニットの一つが、前記保持部材に複数の照明灯
を安定点灯させることが可能な安定器を備えるととも
に、該安定器に他の照明ユニットの照明灯に接続するた
めの接続ソケットを備え、前記他の照明ユニットは、該
接続ソケットに接続可能な接続ケーブルを備え、該接続
ケーブルを前記接続ソケットに接続することにより、前
記照明灯を安定点灯させるように構成する。そのため、
照明灯の安定器を一つの照明灯のものと兼用するので、
安定器を備えない照明灯を軽量かつコンパクトにするこ
とができ、複数の照明ユニットはそれぞれ個別に着脱可
能な別ユニットから構成できる。また、一つのグリッド
に照明灯と、照明灯以外の天井用設備機器を複合させる
ことができ、しかも、設備ユニットは着脱可能だから、
様々な天井用設備機器を組み合わせて配設することがで
きる。
【0014】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のシステム天井用照明装置において、前記照明ユニッ
トの前記保持部材が、上方および側方がドーム状に覆わ
れ、下方に開口が設けられ、その内部に反射板が形成さ
れてなるように構成する。そのため、反射板を構成する
部材で保持部材を兼用することができるので、照明ユニ
ットに用いる部材を減らすことができ、軽量でコンパク
トな照明ユニットとすることができる。
載のシステム天井用照明装置において、前記照明ユニッ
トの前記保持部材が、上方および側方がドーム状に覆わ
れ、下方に開口が設けられ、その内部に反射板が形成さ
れてなるように構成する。そのため、反射板を構成する
部材で保持部材を兼用することができるので、照明ユニ
ットに用いる部材を減らすことができ、軽量でコンパク
トな照明ユニットとすることができる。
【0015】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は2に記載のシステム天井用照明装置において、前記グ
リッド内に、前記照明ユニットを2つ備えてなり、前記
保持部材が、前記グリッドの対向する二辺をなす前記T
バーにそれぞれ係止され、かつ該保持部材が隣接する該
グリッドの他のTバーには、室内からの戻り還気流を天
井の裏側に導くためのスリット状の隙間が設けられてそ
れぞれ係止されるとともに、前記それぞれの照明ユニッ
トに挟まれる位置に、空調用の吹出口を備えた設備ユニ
ットが配設されるように構成する。そのため、戻り還気
流の吸込口の構成が容易であり、かつ吹出口と近接した
コンパクトで効率的な換気システムと照明ユニットを複
合させることができる。
は2に記載のシステム天井用照明装置において、前記グ
リッド内に、前記照明ユニットを2つ備えてなり、前記
保持部材が、前記グリッドの対向する二辺をなす前記T
バーにそれぞれ係止され、かつ該保持部材が隣接する該
グリッドの他のTバーには、室内からの戻り還気流を天
井の裏側に導くためのスリット状の隙間が設けられてそ
れぞれ係止されるとともに、前記それぞれの照明ユニッ
トに挟まれる位置に、空調用の吹出口を備えた設備ユニ
ットが配設されるように構成する。そのため、戻り還気
流の吸込口の構成が容易であり、かつ吹出口と近接した
コンパクトで効率的な換気システムと照明ユニットを複
合させることができる。
【0016】請求項4に記載の発明では、躯体から吊る
されたTバーがグリッド状に配置されて水平方向の受け
面を備えるグリッドが構成されて天井下地とされ、前記
グリッドごとに前記グリッドを覆う天井板部材または照
明灯などの天井用設備機器が備えられた天井設備部材が
係止されてなるシステム天井において、請求項1〜3に
記載のシステム天井用照明装置を用いる。そのため、軽
量コンパクトな照明ユニットを用いるので施工作業が容
易となる。
されたTバーがグリッド状に配置されて水平方向の受け
面を備えるグリッドが構成されて天井下地とされ、前記
グリッドごとに前記グリッドを覆う天井板部材または照
明灯などの天井用設備機器が備えられた天井設備部材が
係止されてなるシステム天井において、請求項1〜3に
記載のシステム天井用照明装置を用いる。そのため、軽
量コンパクトな照明ユニットを用いるので施工作業が容
易となる。
【0017】請求項5に記載の発明では、躯体から吊る
されたTバーがグリッド状に配置されて水平方向の受け
面を備える複数のグリッドが構成されて天井下地とされ
たシステム天井において、照明灯と、該照明灯を保持す
る保持部材と、該保持部材を前記受け面に係止する係止
部を備える複数の照明ユニットを前記グリッドに備え、
該照明ユニットの少なくとも一つが、前記保持部材に複
数の照明灯を安定点灯させることが可能な安定器を備え
るとともに、該安定器に前記照明ユニットの他の照明灯
に接続するための接続ソケットを備え、前記他の照明ユ
ニットは、該接続ソケットに接続可能な接続ケーブルを
備え、該接続ケーブルを前記接続ソケットに接続するこ
とにより、前記照明灯を安定点灯させるように構成す
る。そのため、システム天井に設ける照明灯の安定器を
兼用することができ、安定器を備えない照明灯を軽量か
つコンパクトにすることができる。なお、接続ソケット
は照明灯に着脱可能に接続できればよいので、必ずしも
ソケット方式に限るものではなく、例えば端子台方式も
採用できる。
されたTバーがグリッド状に配置されて水平方向の受け
面を備える複数のグリッドが構成されて天井下地とされ
たシステム天井において、照明灯と、該照明灯を保持す
る保持部材と、該保持部材を前記受け面に係止する係止
部を備える複数の照明ユニットを前記グリッドに備え、
該照明ユニットの少なくとも一つが、前記保持部材に複
数の照明灯を安定点灯させることが可能な安定器を備え
るとともに、該安定器に前記照明ユニットの他の照明灯
に接続するための接続ソケットを備え、前記他の照明ユ
ニットは、該接続ソケットに接続可能な接続ケーブルを
備え、該接続ケーブルを前記接続ソケットに接続するこ
とにより、前記照明灯を安定点灯させるように構成す
る。そのため、システム天井に設ける照明灯の安定器を
兼用することができ、安定器を備えない照明灯を軽量か
つコンパクトにすることができる。なお、接続ソケット
は照明灯に着脱可能に接続できればよいので、必ずしも
ソケット方式に限るものではなく、例えば端子台方式も
採用できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下では、本発明に係るシステム
天井用照明装置およびシステム天井の実施の形態を、添
付図面を参照して説明する。なおすべての図面を通し
て、同一または相当する部材は、同一の符号を付してい
る。
天井用照明装置およびシステム天井の実施の形態を、添
付図面を参照して説明する。なおすべての図面を通し
て、同一または相当する部材は、同一の符号を付してい
る。
【0019】図1(a)は、本発明に係るシステム天井
用照明装置の、実施の形態を示す概略斜視図であり、図
1(b)はその概略上面図である。符号1aは、システ
ム天井の下地をなすTバーである。Tバー1aはシステ
ム天井の下地に用いられる代表的な部材であり、ウェブ
とフランジからなるほぼ逆T字状断面を備えて延ばされ
ている。鉛直方向に延ばされたウェブの上端面にはウェ
ブ受け面1cを備え、ウェブの両側に水平に延ばされた
フランジ受け面1bを備え、例えば鋼、アルミ合金など
の金属で製作されている。Tバー1aは、例えば、2フ
ィート(609.6mm)角などの所定寸法で組まれて
グリッド1を構成し、躯体から例えば吊りボルトやワイ
ヤーなどで吊り下げられている。
用照明装置の、実施の形態を示す概略斜視図であり、図
1(b)はその概略上面図である。符号1aは、システ
ム天井の下地をなすTバーである。Tバー1aはシステ
ム天井の下地に用いられる代表的な部材であり、ウェブ
とフランジからなるほぼ逆T字状断面を備えて延ばされ
ている。鉛直方向に延ばされたウェブの上端面にはウェ
ブ受け面1cを備え、ウェブの両側に水平に延ばされた
フランジ受け面1bを備え、例えば鋼、アルミ合金など
の金属で製作されている。Tバー1aは、例えば、2フ
ィート(609.6mm)角などの所定寸法で組まれて
グリッド1を構成し、躯体から例えば吊りボルトやワイ
ヤーなどで吊り下げられている。
【0020】グリッド1は、フランジ受け面1bがロの
字状の開口をなして隣接している。そこで、フランジ受
け面1bにグリッド1の上方から落とし込むことができ
るような寸法で作成された部材を落とし込むことによ
り、各グリッド1間で着脱可能なシステム天井を構成で
きる。
字状の開口をなして隣接している。そこで、フランジ受
け面1bにグリッド1の上方から落とし込むことができ
るような寸法で作成された部材を落とし込むことによ
り、各グリッド1間で着脱可能なシステム天井を構成で
きる。
【0021】図1(b)に示したように、本発明に係る
システム天井用照明装置の実施の形態は、例えば蛍光管
をU字に折り曲げたFPL型蛍光灯などからなる照明灯
2d、3dを備えた安定器付照明器具2と照明器具3の
2つの照明ユニットと、例えば空調吹出口、空調吸込
口、スプリンクラー、スピーカ、火災探知機などの天井
用設備機器を備えた設備プレートユニット4(設備ユニ
ット)からなり、それぞれがウェブ受け面1cなどに係
止されて天井設備部材が構成され、グリッド1を覆って
いる。
システム天井用照明装置の実施の形態は、例えば蛍光管
をU字に折り曲げたFPL型蛍光灯などからなる照明灯
2d、3dを備えた安定器付照明器具2と照明器具3の
2つの照明ユニットと、例えば空調吹出口、空調吸込
口、スプリンクラー、スピーカ、火災探知機などの天井
用設備機器を備えた設備プレートユニット4(設備ユニ
ット)からなり、それぞれがウェブ受け面1cなどに係
止されて天井設備部材が構成され、グリッド1を覆って
いる。
【0022】安定器付照明器具2は、照明灯2dと、内
部に反射面が、下方には開口がそれぞれ設けられ、照明
灯2dをドーム状に覆うとともに反射面に接続端子を設
けて照明灯2dを電気的に接続しながら保持する反射板
付保持部材2aと、反射板付保持部材2aに取り付けら
れた安定器2eおよび3つの取付金物2bからなる。
部に反射面が、下方には開口がそれぞれ設けられ、照明
灯2dをドーム状に覆うとともに反射面に接続端子を設
けて照明灯2dを電気的に接続しながら保持する反射板
付保持部材2aと、反射板付保持部材2aに取り付けら
れた安定器2eおよび3つの取付金物2bからなる。
【0023】反射板付保持部材2aの長さは、グリッド
1の一辺の長さに合わされており、それがグリッド1に
落とし込まれて係止されるとき、グリッド1の一方のス
パンを覆うものである。反射板付保持部材2aの幅は、
規格化されており、一例としてグリッド幅の三分の一と
なっている例を示した。別に用意される照明器具や設備
プレートも同じ幅で製作され、配置の互換性を備えてお
り、それぞれの位置を入れ替えることが可能となってい
る。なお、反射板付保持部材2aの開口部は、端部が水
平方向に曲げられて、フランジ受け面1bや隣接する設
備プレートユニット4とオーバーラップさせた目隠し処
理または係止処理が可能となっている。
1の一辺の長さに合わされており、それがグリッド1に
落とし込まれて係止されるとき、グリッド1の一方のス
パンを覆うものである。反射板付保持部材2aの幅は、
規格化されており、一例としてグリッド幅の三分の一と
なっている例を示した。別に用意される照明器具や設備
プレートも同じ幅で製作され、配置の互換性を備えてお
り、それぞれの位置を入れ替えることが可能となってい
る。なお、反射板付保持部材2aの開口部は、端部が水
平方向に曲げられて、フランジ受け面1bや隣接する設
備プレートユニット4とオーバーラップさせた目隠し処
理または係止処理が可能となっている。
【0024】安定器2eは、照明灯2dと同様の照明灯
の複数を安定して点灯するために、例えば、グロースタ
ータなどの点灯管と電流制限素子としてチョークコイル
などからなる安定器回路が複数設けられてなるものであ
り、反射板付保持部材2aの外面上部に、その長手方向
に沿って固定されている。そして、反射板付保持部材2
aに保持された照明灯2dと電気的に接続されるととも
に、他の照明灯に結線されるための電線と接続端子を備
える少なくとも一つの接続ソケット2cが設けられてい
る。
の複数を安定して点灯するために、例えば、グロースタ
ータなどの点灯管と電流制限素子としてチョークコイル
などからなる安定器回路が複数設けられてなるものであ
り、反射板付保持部材2aの外面上部に、その長手方向
に沿って固定されている。そして、反射板付保持部材2
aに保持された照明灯2dと電気的に接続されるととも
に、他の照明灯に結線されるための電線と接続端子を備
える少なくとも一つの接続ソケット2cが設けられてい
る。
【0025】取付金物2bは、反射板付保持部材2aを
グリッド1の3辺をなすTバー1aのウェブ受け面1c
にそれぞれ係止するためのもので、例えば板金部材をコ
の字断面を備えるフック状に折り曲げた形状とされ、反
射板付保持部材2aの外部側面にスポット溶接またはね
じ止めなどによって固定されている。
グリッド1の3辺をなすTバー1aのウェブ受け面1c
にそれぞれ係止するためのもので、例えば板金部材をコ
の字断面を備えるフック状に折り曲げた形状とされ、反
射板付保持部材2aの外部側面にスポット溶接またはね
じ止めなどによって固定されている。
【0026】照明灯3dを備える照明器具3は、内部に
反射面が、下方には開口がそれぞれ設けられて、照明灯
3dを、ドーム状に覆うとともに反射面に接続端子を設
けて保持する反射板付保持部材3aと、反射板付保持部
材2aに取り付けられた接続ケーブル3cおよび3つの
取付金物3bからなる。
反射面が、下方には開口がそれぞれ設けられて、照明灯
3dを、ドーム状に覆うとともに反射面に接続端子を設
けて保持する反射板付保持部材3aと、反射板付保持部
材2aに取り付けられた接続ケーブル3cおよび3つの
取付金物3bからなる。
【0027】反射板付保持部材3aは、反射板付保持部
材2aと同様の長さと幅を備えており、それぞれ取付の
互換性が確保されている。
材2aと同様の長さと幅を備えており、それぞれ取付の
互換性が確保されている。
【0028】接続ケーブル3cは安定器付照明器具2に
設けられた接続ソケット2cと接続されて、照明灯3d
を安定点灯させるためのもので、接続ソケット2cに接
続するための接続プラグと十分な長さを備えた可撓電線
束とからなり、反射板付保持部材3aの内部に設けられ
た照明灯3dの接続端子と電気的に接続されている。
設けられた接続ソケット2cと接続されて、照明灯3d
を安定点灯させるためのもので、接続ソケット2cに接
続するための接続プラグと十分な長さを備えた可撓電線
束とからなり、反射板付保持部材3aの内部に設けられ
た照明灯3dの接続端子と電気的に接続されている。
【0029】取付金物3bは、反射板付保持部材3a
を、反射板付保持部材2aに平行に対向させて配置する
ように、グリッド1の3辺をなすTバー1aのウェブ受
け面1cにそれぞれ係止するためのもので、取付金物2
bと同様の形状を備え、反射板付保持部材3aの外部側
面にスポット溶接またはねじ止めなどによって固定され
ている。また、反射板付保持部材2aと同様に、開口部
は、端部が水平方向に曲げられて、フランジ受け面1b
や隣接する設備プレートユニット4とオーバーラップさ
せた目隠し処理または係止処理が可能となっている。
を、反射板付保持部材2aに平行に対向させて配置する
ように、グリッド1の3辺をなすTバー1aのウェブ受
け面1cにそれぞれ係止するためのもので、取付金物2
bと同様の形状を備え、反射板付保持部材3aの外部側
面にスポット溶接またはねじ止めなどによって固定され
ている。また、反射板付保持部材2aと同様に、開口部
は、端部が水平方向に曲げられて、フランジ受け面1b
や隣接する設備プレートユニット4とオーバーラップさ
せた目隠し処理または係止処理が可能となっている。
【0030】設備プレートユニット4は、どのような設
備機器を備えるかによって構成が異なるが、いずれの場
合も、対向するTバー1aのフランジ受け面1bまたは
ウェブ受け面1c、あるいは安定器付照明器具2と照明
器具3の開口部から水平に延ばされた曲げ部に、上方か
ら着脱可能に係止されるような大きさと形状を備え、安
定器付照明器具2と照明器具3の間に上方から係止する
ことが可能とされている。
備機器を備えるかによって構成が異なるが、いずれの場
合も、対向するTバー1aのフランジ受け面1bまたは
ウェブ受け面1c、あるいは安定器付照明器具2と照明
器具3の開口部から水平に延ばされた曲げ部に、上方か
ら着脱可能に係止されるような大きさと形状を備え、安
定器付照明器具2と照明器具3の間に上方から係止する
ことが可能とされている。
【0031】図2に、その構成例を示した。(なお煩雑
になるため図1(a)では設備プレートユニット4の図
示を省略している。) 図2(a)は、天井板として一般的に用いられる防音の
ための岩綿吸音板13を配設した例である。もちろん、
平板部材なら何でも配設可能で、例えばより安価な石膏
ボードを用いてもよい。図2(b)は、天井裏のダクト
と接続され、空調された空気を吹出すための吹出口14
aとその脇に放送設備のスピーカ端末となるスピーカ1
4bを備えた吹出口設備プレート14を配設した例であ
る。図2(c)は、より大流量の空調空気の吹出しを行
うための大風量吹出口設備プレート15を配設した例で
ある。
になるため図1(a)では設備プレートユニット4の図
示を省略している。) 図2(a)は、天井板として一般的に用いられる防音の
ための岩綿吸音板13を配設した例である。もちろん、
平板部材なら何でも配設可能で、例えばより安価な石膏
ボードを用いてもよい。図2(b)は、天井裏のダクト
と接続され、空調された空気を吹出すための吹出口14
aとその脇に放送設備のスピーカ端末となるスピーカ1
4bを備えた吹出口設備プレート14を配設した例であ
る。図2(c)は、より大流量の空調空気の吹出しを行
うための大風量吹出口設備プレート15を配設した例で
ある。
【0032】次に、上記に説明した本発明に係る実施の
形態の作用を説明する。まず、一つのグリッド1に配設
する2灯の照明ユニットを、安定器付照明器具2と照明
器具3に分けてそれぞれを、別個にウェブ受け面1cに
係止するので、一つのグリッドごとに設備機器を複合さ
せて保持するための支持部材が不要となり、部品点数が
削減できる。
形態の作用を説明する。まず、一つのグリッド1に配設
する2灯の照明ユニットを、安定器付照明器具2と照明
器具3に分けてそれぞれを、別個にウェブ受け面1cに
係止するので、一つのグリッドごとに設備機器を複合さ
せて保持するための支持部材が不要となり、部品点数が
削減できる。
【0033】次に、蛍光灯などの放電ランプは安定光量
で発光させるために電流制限素子を備えた安定器を用い
るのが一般的であるが、安定器は蛍光管などに比べてき
わめて質量が大きく、容積もかさばるため収まりが悪く
なっていた。本発明では、安定器が蛍光灯のように長く
ないために、反射板付保持部材2aの長手方向には、複
数の蛍光灯を点灯させるのに必要な複数の安定器を設け
るスペースの余裕があることに着目し、安定器付照明器
具2の安定器2eに複数の照明灯に利用できる安定器回
路を設け、接続ソケット2cによって、それぞれ個別に
接続可能としている。このため、照明器具3には、接続
ケーブル3cを設けて、接続ソケット2cに接続するよ
うにしており、安定器を割愛している。そのため、照明
器具3を配設するスペースを減らすことができ、きわめ
て軽量なユニットとすることが可能となった。
で発光させるために電流制限素子を備えた安定器を用い
るのが一般的であるが、安定器は蛍光管などに比べてき
わめて質量が大きく、容積もかさばるため収まりが悪く
なっていた。本発明では、安定器が蛍光灯のように長く
ないために、反射板付保持部材2aの長手方向には、複
数の蛍光灯を点灯させるのに必要な複数の安定器を設け
るスペースの余裕があることに着目し、安定器付照明器
具2の安定器2eに複数の照明灯に利用できる安定器回
路を設け、接続ソケット2cによって、それぞれ個別に
接続可能としている。このため、照明器具3には、接続
ケーブル3cを設けて、接続ソケット2cに接続するよ
うにしており、安定器を割愛している。そのため、照明
器具3を配設するスペースを減らすことができ、きわめ
て軽量なユニットとすることが可能となった。
【0034】したがって、図3に示したように、従来の
グリッド照明器具30に比べて、半分以下の容積で安定
器付照明器具2と照明器具3をセットして梱包できるの
で、輸送効率が向上し、梱包資材も少なくて済むという
利点がある。図3において、符号11、12はそれぞれ
の梱包に必要な断面の概略の大きさを表している。
グリッド照明器具30に比べて、半分以下の容積で安定
器付照明器具2と照明器具3をセットして梱包できるの
で、輸送効率が向上し、梱包資材も少なくて済むという
利点がある。図3において、符号11、12はそれぞれ
の梱包に必要な断面の概略の大きさを表している。
【0035】また、2灯を個別の照明ユニットに分ける
ことにより、それぞれの取り扱いが容易となり、施工作
業が楽になるという利点がある。
ことにより、それぞれの取り扱いが容易となり、施工作
業が楽になるという利点がある。
【0036】また、上記の作用に加え、安定器付照明器
具2、照明器具3、設備プレートユニット4の幅を規格
化しているために、それぞれの照明灯2d、3dや設備
機器を変更した別ユニットを作っておくことにより、そ
れらを自在に組み合わせて種々の複合化を実現すること
ができる。つまり案件のレイアウトに合わせて、既製照
明器具の一部を改変するなどの特注設計が不要となる。
具2、照明器具3、設備プレートユニット4の幅を規格
化しているために、それぞれの照明灯2d、3dや設備
機器を変更した別ユニットを作っておくことにより、そ
れらを自在に組み合わせて種々の複合化を実現すること
ができる。つまり案件のレイアウトに合わせて、既製照
明器具の一部を改変するなどの特注設計が不要となる。
【0037】また例えば、照明器具は照明メーカー、空
調機器は空調メーカー、というように単機能に分けて専
門のメーカーによって別個に製作できるので、製作の効
率が向上する。さらに、汎用性を保つことができるの
で、量産効果が期待できる。
調機器は空調メーカー、というように単機能に分けて専
門のメーカーによって別個に製作できるので、製作の効
率が向上する。さらに、汎用性を保つことができるの
で、量産効果が期待できる。
【0038】次に、本発明の変形例を説明する。上記の
実施の形態の変形例として、図2(d)に示したよう
に、2灯の照明ユニットとして安定器付照明器具5と照
明器具6をそれぞれ隣接するTバー1aとの間に隙間を
空けて係止することにより還気スリット8を設け、それ
ぞれの照明ユニットの間には、例えば空調された空気を
吹出すための吹出口を備えた吹出口設備プレート9を係
止することができる。
実施の形態の変形例として、図2(d)に示したよう
に、2灯の照明ユニットとして安定器付照明器具5と照
明器具6をそれぞれ隣接するTバー1aとの間に隙間を
空けて係止することにより還気スリット8を設け、それ
ぞれの照明ユニットの間には、例えば空調された空気を
吹出すための吹出口を備えた吹出口設備プレート9を係
止することができる。
【0039】図4には、その詳細を示した。図4(a)
はその概略斜視図であり(ただし煩雑になるため吹出口
設備プレート9は図示していない。)、図4(b)はそ
の概略上面図である。安定器付照明器具5は、安定器付
照明器具2と同様に、照明灯2d、反射板付保持部材2
a、接続ソケット2c、安定器2eを備える。
はその概略斜視図であり(ただし煩雑になるため吹出口
設備プレート9は図示していない。)、図4(b)はそ
の概略上面図である。安定器付照明器具5は、安定器付
照明器具2と同様に、照明灯2d、反射板付保持部材2
a、接続ソケット2c、安定器2eを備える。
【0040】その他に、反射板付保持部材2aのTバー
1aに対向する側面には、側面に沿って鉛直上方に延ば
されてから対向するTバー1aの側に水平に折り曲げら
れてひさし形状をなす逆L字上断面を備え、側面の長手
方向に延ばされた目隠し板7aが、例えば溶接などによ
って固定されている。目隠し板7aのひさし形状は、T
バー1aへの係止状態において、ウェブ受け面1cを上
から覆う位置関係にある。
1aに対向する側面には、側面に沿って鉛直上方に延ば
されてから対向するTバー1aの側に水平に折り曲げら
れてひさし形状をなす逆L字上断面を備え、側面の長手
方向に延ばされた目隠し板7aが、例えば溶接などによ
って固定されている。目隠し板7aのひさし形状は、T
バー1aへの係止状態において、ウェブ受け面1cを上
から覆う位置関係にある。
【0041】また、反射板付保持部材2aの長手方向の
端部にはTバー1aに上方から係止可能なコの字状断面
フック形状を備える取付金物5bが設けられている。ま
た、目隠し板7aの側面には、その長手方向端部に、目
隠し板7aが対向するTバー1aと所定の隙間を設けて
支持可能な支持金物7bが設けられている。
端部にはTバー1aに上方から係止可能なコの字状断面
フック形状を備える取付金物5bが設けられている。ま
た、目隠し板7aの側面には、その長手方向端部に、目
隠し板7aが対向するTバー1aと所定の隙間を設けて
支持可能な支持金物7bが設けられている。
【0042】支持金物7bの形状は、例えば図5に断面
図を示したように、反射板付保持部材2aの側面に沿っ
て鉛直上方に延ばされてから水平方向に延ばされた部材
の先端にウェブ受け面1cの断面幅方向に嵌合して係止
される鉛直下方に延ばされた平行板が設けられた形状と
されている。
図を示したように、反射板付保持部材2aの側面に沿っ
て鉛直上方に延ばされてから水平方向に延ばされた部材
の先端にウェブ受け面1cの断面幅方向に嵌合して係止
される鉛直下方に延ばされた平行板が設けられた形状と
されている。
【0043】そのため、安定器付照明器具5はその長手
方向と対向するTバー1aおよび、それに直交する2本
のTバー1aにそれぞれ水平方向と高さ方向を規制され
て係止され、支持金物7bの形状にしたがって長手方向
に対向するTバー1aとの間に隙間を備えた還気スリッ
ト8が形成される。目隠し板7aは、天井を見上げたと
きに還気スリット8の背景の目隠しになるとともに、図
5に示したように、室内からのリターン空気10(戻り
還気流)を天井に導くダクト形状を構成している。
方向と対向するTバー1aおよび、それに直交する2本
のTバー1aにそれぞれ水平方向と高さ方向を規制され
て係止され、支持金物7bの形状にしたがって長手方向
に対向するTバー1aとの間に隙間を備えた還気スリッ
ト8が形成される。目隠し板7aは、天井を見上げたと
きに還気スリット8の背景の目隠しになるとともに、図
5に示したように、室内からのリターン空気10(戻り
還気流)を天井に導くダクト形状を構成している。
【0044】さらに照明器具6は、図4に示したよう
に、照明灯3d、反射板付保持部材3a、接続ケーブル
3cを備え、取付金物5bと同様な形状を備える取付金
物6bを反射板付保持部材3aの長手方向の端部側面に
備え、長手方向においてTバー1aと対向する側面には
目隠し板7a、支持金物7bが上記と同様に備えられて
いる。
に、照明灯3d、反射板付保持部材3a、接続ケーブル
3cを備え、取付金物5bと同様な形状を備える取付金
物6bを反射板付保持部材3aの長手方向の端部側面に
備え、長手方向においてTバー1aと対向する側面には
目隠し板7a、支持金物7bが上記と同様に備えられて
いる。
【0045】以上に説明した構成によれば、まず、安定
器付照明器具2、照明器具3などのユニットにおいて長
手方向のTバー1aに対向する側面の部材を目隠し板7
a、支持金物7bに付け替えるだけで、還気スリット8
を構成することができる。したがって、還気スリット8
を設けるためだけに設備プレートユニット4を設ける必
要がないという利点がある。
器付照明器具2、照明器具3などのユニットにおいて長
手方向のTバー1aに対向する側面の部材を目隠し板7
a、支持金物7bに付け替えるだけで、還気スリット8
を構成することができる。したがって、還気スリット8
を設けるためだけに設備プレートユニット4を設ける必
要がないという利点がある。
【0046】次に、2つの照明ユニットの間に吹出口設
備プレート9を設けるので、一つのグリッド1の中で、
換気のための、適度に距離をおいた吹出口と吸込口を備
えるとともに、2つの照明ユニットを複合させたきわめ
てコンパクトな換気設備付の天井設備部材を構成するこ
とができ、その結果、天井の有効利用が図れる利点があ
る。
備プレート9を設けるので、一つのグリッド1の中で、
換気のための、適度に距離をおいた吹出口と吸込口を備
えるとともに、2つの照明ユニットを複合させたきわめ
てコンパクトな換気設備付の天井設備部材を構成するこ
とができ、その結果、天井の有効利用が図れる利点があ
る。
【0047】次に他の変形例を図6を参照して説明す
る。上記では、いずれもグリッド1に対して2つの照明
ユニットが設けられた例を説明したが、本発明の効果の
一つは、グリッド1内での照明ユニットと設備ユニット
のレイアウトの容易性にあるので、照明ユニットは2つ
に限るものではない。
る。上記では、いずれもグリッド1に対して2つの照明
ユニットが設けられた例を説明したが、本発明の効果の
一つは、グリッド1内での照明ユニットと設備ユニット
のレイアウトの容易性にあるので、照明ユニットは2つ
に限るものではない。
【0048】照明ユニットを1つとした例として、例え
ば、図6(a)に示したように、照明ユニットとして安
定器付照明器具2を設け、残りのスペースを設備ユニッ
ト2つ分の面積を占める大型設備プレート16を設ける
ようにしてもよい。大型設備プレート16には、例え
ば、正方形の大型吹出口16aを配設し、残りのスペー
スに、スピーカ16b、スプリンクラー16cなど小型
の設備機器を複合させることなどが可能となる。
ば、図6(a)に示したように、照明ユニットとして安
定器付照明器具2を設け、残りのスペースを設備ユニッ
ト2つ分の面積を占める大型設備プレート16を設ける
ようにしてもよい。大型設備プレート16には、例え
ば、正方形の大型吹出口16aを配設し、残りのスペー
スに、スピーカ16b、スプリンクラー16cなど小型
の設備機器を複合させることなどが可能となる。
【0049】また、図6(b)に示したように、安定器
付照明器具2の位置を2つの設備ユニットに挟まれたレ
イアウトとしてもよい。図示では一例として、吸込みス
リット17とスピーカ設備プレート19に挟まれる例を
示した。
付照明器具2の位置を2つの設備ユニットに挟まれたレ
イアウトとしてもよい。図示では一例として、吸込みス
リット17とスピーカ設備プレート19に挟まれる例を
示した。
【0050】さらに、図6(c)に示したように、一つ
のグリッドに照明ユニットを3つ設けてもよい。例え
ば、安定器付照明器具2を一つ設け、残りの2つを照明
器具3とすることができる。
のグリッドに照明ユニットを3つ設けてもよい。例え
ば、安定器付照明器具2を一つ設け、残りの2つを照明
器具3とすることができる。
【0051】なお、以上では、一つのグリッドに取り付
けられる天井設備部材で説明した。しかし、実際の施工
形態では、システム天井といえども、天井全体が天井設
備部材で覆われることはほとんど考えられない。表面に
天井面としての外観を設けた不燃性の岩綿防音板などか
らなり、天井用設備機器を含まない天井板部材のみで覆
われるグリッドと、天井設備部材で覆われるグリッドと
が一般には混在している。しかし、いずれかのグリッド
に、上記のシステム天井用照明装置が用いられてなるシ
ステム天井であれば、その施工に当たっては、上記に説
明した施工が容易となる効果を発揮することができるこ
とは明らかである。
けられる天井設備部材で説明した。しかし、実際の施工
形態では、システム天井といえども、天井全体が天井設
備部材で覆われることはほとんど考えられない。表面に
天井面としての外観を設けた不燃性の岩綿防音板などか
らなり、天井用設備機器を含まない天井板部材のみで覆
われるグリッドと、天井設備部材で覆われるグリッドと
が一般には混在している。しかし、いずれかのグリッド
に、上記のシステム天井用照明装置が用いられてなるシ
ステム天井であれば、その施工に当たっては、上記に説
明した施工が容易となる効果を発揮することができるこ
とは明らかである。
【0052】さらに、上記に述べた照明ユニットの安定
器を別の照明ユニットに抱かせてユニットの省スペース
化を図るという技術的思想は、別のグリッドに配設され
る照明ユニット間に展開することができる。
器を別の照明ユニットに抱かせてユニットの省スペース
化を図るという技術的思想は、別のグリッドに配設され
る照明ユニット間に展開することができる。
【0053】図7に示したのは、本発明に係るシステム
天井の実施の形態を示す模式図であり、システム天井の
上面視の概略構成を示している。格子状に描かれたのは
Tバー1aからなるシステム天井のグリッドであり、そ
れぞれ、天井設備部材または天井板部材で覆われてい
る。そのうち、グリッドAには、安定器付照明器具2が
一つ設けられており、グリッドを3つ隔てたグリッドB
には、照明器具3が設けられている。照明器具3に備え
られた接続ケーブル3cは、少なくともグリッド3つ分
以上の長さを備えるか、または、延長ケーブルによって
その長さが延長され、グリッドAの安定器付照明器具2
に設けられた接続ソケット2cと接続されて点灯が可能
となっている。
天井の実施の形態を示す模式図であり、システム天井の
上面視の概略構成を示している。格子状に描かれたのは
Tバー1aからなるシステム天井のグリッドであり、そ
れぞれ、天井設備部材または天井板部材で覆われてい
る。そのうち、グリッドAには、安定器付照明器具2が
一つ設けられており、グリッドを3つ隔てたグリッドB
には、照明器具3が設けられている。照明器具3に備え
られた接続ケーブル3cは、少なくともグリッド3つ分
以上の長さを備えるか、または、延長ケーブルによって
その長さが延長され、グリッドAの安定器付照明器具2
に設けられた接続ソケット2cと接続されて点灯が可能
となっている。
【0054】このような構成によれば、軽量にしてコン
パクトな照明器具3を数多く利用してシステム天井の施
工ができるので、施工を容易にし、効率のよい施工を実
施することができる。
パクトな照明器具3を数多く利用してシステム天井の施
工ができるので、施工を容易にし、効率のよい施工を実
施することができる。
【0055】なお、以上では安定器付照明器具2に接続
される照明器具3の数を1つとして説明した。しかし、
その数は安定器付照明器具2に配設可能な安定器2eの
数によって制限はされるが、1つとしたのは、一例であ
って、それだけに限るもののではないことは言うまでも
ない。
される照明器具3の数を1つとして説明した。しかし、
その数は安定器付照明器具2に配設可能な安定器2eの
数によって制限はされるが、1つとしたのは、一例であ
って、それだけに限るもののではないことは言うまでも
ない。
【0056】なお、上記の説明では、安定器付照明器具
2、照明器具3はグリッド1の三分の一としたが、規格
化されていればよく、三分の一の幅寸法や、等間隔の分
割に限るものではない。例えば、二分の一としてもよい
し、照明器具の幅をそれぞれ四分の一として、設備プレ
ートユニットを二分の一としてもよい。
2、照明器具3はグリッド1の三分の一としたが、規格
化されていればよく、三分の一の幅寸法や、等間隔の分
割に限るものではない。例えば、二分の一としてもよい
し、照明器具の幅をそれぞれ四分の一として、設備プレ
ートユニットを二分の一としてもよい。
【0057】なお、上記の説明では、照明灯2dなどを
長細い管状のものとして説明したが、球型などの形状に
納められた照明灯であってもよく、反射板付保持部材2
aなどの長手方向に複数配設して配光分布をまかなうも
のであってもよい。
長細い管状のものとして説明したが、球型などの形状に
納められた照明灯であってもよく、反射板付保持部材2
aなどの長手方向に複数配設して配光分布をまかなうも
のであってもよい。
【0058】また、上記の説明では、照明灯2dなど
は、事務所ビルで一般的な蛍光灯などの放電ランプとし
て説明したので、安定器2eなどが必要になったが、例
えば照明デザイン上、電球を用いたり、低光量の常夜灯
を電球で設けたりすることは普通に行われており、いず
れも安定器は不要である。したがってそのような照明灯
を設備ユニットに組み込んでも安定器が削減されること
はないが、グリッド1よりも小さいコンパクトなユニッ
トとできる効果はあり、複合化の種類を増やせるので効
果的である。
は、事務所ビルで一般的な蛍光灯などの放電ランプとし
て説明したので、安定器2eなどが必要になったが、例
えば照明デザイン上、電球を用いたり、低光量の常夜灯
を電球で設けたりすることは普通に行われており、いず
れも安定器は不要である。したがってそのような照明灯
を設備ユニットに組み込んでも安定器が削減されること
はないが、グリッド1よりも小さいコンパクトなユニッ
トとできる効果はあり、複合化の種類を増やせるので効
果的である。
【0059】
【発明の効果】以上に述べたように、請求項1に記載の
発明では、安定器を備えない照明灯を軽量かつコンパク
トにすることができ、複数の照明ユニットはそれぞれ個
別に着脱可能な別ユニットから構成できるから、施工作
業が容易となり、また装置を運搬する際、荷姿を軽量か
つコンパクトにできて、施工や輸送のコストを低減する
ことができるという効果を奏する。
発明では、安定器を備えない照明灯を軽量かつコンパク
トにすることができ、複数の照明ユニットはそれぞれ個
別に着脱可能な別ユニットから構成できるから、施工作
業が容易となり、また装置を運搬する際、荷姿を軽量か
つコンパクトにできて、施工や輸送のコストを低減する
ことができるという効果を奏する。
【0060】また、一つのグリッドに照明灯と、照明灯
以外の天井用設備機器を複合させることができ、しか
も、設備ユニットは着脱可能だから、様々な天井用設備
機器を組み合わせて配設することができるから、施工が
容易となるという効果を奏する。
以外の天井用設備機器を複合させることができ、しか
も、設備ユニットは着脱可能だから、様々な天井用設備
機器を組み合わせて配設することができるから、施工が
容易となるという効果を奏する。
【0061】請求項2に記載の発明では、上記に加え、
反射板を構成する部材で保持部材を兼用することができ
るので、照明ユニットに用いる部材を減らすことができ
て、一層軽量でコンパクトな照明ユニットとすることが
でき、製作や輸送のコストを一層抑えることができると
いう効果を奏する。
反射板を構成する部材で保持部材を兼用することができ
るので、照明ユニットに用いる部材を減らすことができ
て、一層軽量でコンパクトな照明ユニットとすることが
でき、製作や輸送のコストを一層抑えることができると
いう効果を奏する。
【0062】請求項3に記載の発明では、戻り還気流の
吸込口の構成が容易であり、かつ吹出口と近接したコン
パクトで効率的な換気システムと照明ユニットを複合さ
せることができるので、設備ユニットを配設する手間が
省け、施工の効率が上がるという効果を奏する。
吸込口の構成が容易であり、かつ吹出口と近接したコン
パクトで効率的な換気システムと照明ユニットを複合さ
せることができるので、設備ユニットを配設する手間が
省け、施工の効率が上がるという効果を奏する。
【0063】請求項4に記載の発明では、軽量コンパク
トな照明ユニットを用いるので施工作業が容易となり、
システム天井の施工のコストを抑えることができるとい
う効果を奏する。
トな照明ユニットを用いるので施工作業が容易となり、
システム天井の施工のコストを抑えることができるとい
う効果を奏する。
【0064】請求項5に記載の発明では、システム天井
に軽量かつコンパクトな安定器を備えない照明灯を用い
ることができるので、施工作業の負荷が改善されるとと
もに、システム天井を全体として輸送コストなどを抑え
ることができるという効果を奏する。
に軽量かつコンパクトな安定器を備えない照明灯を用い
ることができるので、施工作業の負荷が改善されるとと
もに、システム天井を全体として輸送コストなどを抑え
ることができるという効果を奏する。
【図1】 本発明に係るシステム天井用照明装置の、実
施の形態を示す概略斜視図および上面図である。
施の形態を示す概略斜視図および上面図である。
【図2】 本発明に係るシステム天井用照明装置の、2
灯を備えた実施の形態を説明する説明図である。
灯を備えた実施の形態を説明する説明図である。
【図3】 従来例および本発明に係るシステム天井用照
明装置の梱包形態を説明する説明図である。
明装置の梱包形態を説明する説明図である。
【図4】 本発明に係るシステム天井用照明装置の、変
形例を示す概略斜視図および平面図である。
形例を示す概略斜視図および平面図である。
【図5】 実施の形態の断面を示す説明図である。
【図6】 本発明に係るシステム天井用照明装置の、1
灯または3灯を備えた実施の形態を説明する説明図であ
る。
灯または3灯を備えた実施の形態を説明する説明図であ
る。
【図7】 本発明に係るシステム天井用照明装置の、第
3の実施の形態を示す概略斜視図および平面図である。
3の実施の形態を示す概略斜視図および平面図である。
【図8】 システム天井に従来用いられてきた照明器具
の構成を示す平面図および斜視図である。
の構成を示す平面図および斜視図である。
【図9】 システム天井に従来用いられてきた照明器具
の構成を示す平面図および断面図である。
の構成を示す平面図および断面図である。
1 グリッド
1a Tバー
2、5 安定器付照明器具(照明ユニット)
2a、3a 反射板付保持部材(保持部材)
2b、3b、5b、6b、7b 取付金物(係止部)
2c 接続ソケット
2d、3d 照明灯
2e 安定器
3、6 照明器具(照明ユニット)
3c 接続ケーブル
4 設備プレートユニット(設備ユニット)
8 還気スリット(隙間)
9 吹出口設備プレート(設備ユニット)
10 リターン空気(戻り還気流)
13 岩綿吸音板(天井板)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 福村 貴司
東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設
株式会社内
(72)発明者 石原 強
東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設
株式会社内
(72)発明者 斉藤 勝秀
東京都中央区京橋2丁目18番2号 明海京
橋ビル 株式会社ミルックス内
(72)発明者 三沢 広実
東京都台東区寿3丁目19番5号 株式会社
遠藤照明内
Fターム(参考) 3K014 AA04 EA04
Claims (5)
- 【請求項1】 躯体から吊るされたTバーがグリッド状
に配置されて水平方向の受け面を備えるグリッドが構成
されて天井下地とされ、前記グリッドごとに前記グリッ
ドを覆う天井板部材または照明灯などの天井用設備機器
が備えられた天井設備部材が係止されてなるシステム天
井に用いるシステム天井用照明装置であって、 前記天井設備部材が、照明灯、該照明灯を保持する保持
部材および該保持部材を前記受け面に係止する係止部を
備える照明ユニットと、照明灯以外の前記天井設備機器
または天井板からなる設備ユニットとに分割されて、そ
れぞれが前記グリッドに対して着脱可能に配設され、 かつ一つのグリッド内に、前記照明ユニットを少なくと
も2つ備えてなり、 該照明ユニットの一つが、前記保持部材に複数の照明灯
を安定点灯させることが可能な安定器を備えるととも
に、該安定器に他の照明ユニットの照明灯に接続するた
めの接続ソケットを備え、 前記他の照明ユニットは、該接続ソケットに接続可能な
接続ケーブルを備え、該接続ケーブルを前記接続ソケッ
トに接続することにより、前記照明灯を安定点灯させる
ことを特徴とするシステム天井用照明装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のシステム天井用照明装
置において、 前記照明ユニットの前記保持部材が、上方および側方が
ドーム状に覆われ、下方に開口が設けられ、その内部に
反射板が形成されてなることを特徴とするシステム天井
照明装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載のシステム天井
用照明装置において、 前記グリッド内に、前記照明ユニットを2つ備えてな
り、前記保持部材が、前記グリッドの対向する二辺をな
す前記Tバーにそれぞれ係止され、かつ該保持部材が隣
接する該グリッドの他のTバーには、室内からの戻り還
気流を天井の裏側に導くためのスリット状の隙間が設け
られてそれぞれ係止されるとともに、 前記それぞれの照明ユニットに挟まれる位置に、空調用
の吹出口を備えた設備ユニットが配設されたことを特徴
とするシステム天井用照明装置。 - 【請求項4】 躯体から吊るされたTバーがグリッド状
に配置されて水平方向の受け面を備えるグリッドが構成
されて天井下地とされ、前記グリッドごとに前記グリッ
ドを覆う天井板部材または照明灯などの天井用設備機器
が備えられた天井設備部材が係止されてなるシステム天
井において、 請求項1〜3に記載のシステム天井用照明装置が用いら
れたシステム天井。 - 【請求項5】 躯体から吊るされたTバーがグリッド状
に配置されて水平方向の受け面を備える複数のグリッド
が構成されて天井下地とされたシステム天井において、 照明灯と、該照明灯を保持する保持部材と、該保持部材
を前記受け面に係止する係止部を備える複数の照明ユニ
ットを前記グリッドに備え、 該照明ユニットの少なくとも一つが、前記保持部材に複
数の照明灯を安定点灯させることが可能な安定器を備え
るとともに、該安定器に前記照明ユニットの他の照明灯
に接続するための接続ソケットを備え、 前記他の照明ユニットは、該接続ソケットに接続可能な
接続ケーブルを備え、 該接続ケーブルを前記接続ソケットに接続することによ
り、前記照明灯を安定点灯させることを特徴とするシス
テム天井。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001371890A JP2003173715A (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | システム天井用照明装置およびシステム天井 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001371890A JP2003173715A (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | システム天井用照明装置およびシステム天井 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003173715A true JP2003173715A (ja) | 2003-06-20 |
Family
ID=19180872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001371890A Withdrawn JP2003173715A (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | システム天井用照明装置およびシステム天井 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003173715A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2001
- 2001-12-05 JP JP2001371890A patent/JP2003173715A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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