JPH0873759A - モノアゾインド−ル染料 - Google Patents

モノアゾインド−ル染料

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JPH0873759A
JPH0873759A JP7158188A JP15818895A JPH0873759A JP H0873759 A JPH0873759 A JP H0873759A JP 7158188 A JP7158188 A JP 7158188A JP 15818895 A JP15818895 A JP 15818895A JP H0873759 A JPH0873759 A JP H0873759A
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JP
Japan
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chlorine
bromine
alkoxy
cyano
hydroxy
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Application number
JP7158188A
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English (en)
Inventor
Kiyuuruuain Yurugen
ユルゲン・キユールウアイン
Biyuuraa Ururitsuhi
ウルリッヒ・ビユーラー
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DAISUTAA JAPAN KK
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DAISUTAA JAPAN KK
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/0033Blends of pigments; Mixtured crystals; Solid solutions
    • C09B67/0046Mixtures of two or more azo dyes
    • C09B67/0051Mixtures of two or more azo dyes mixture of two or more monoazo dyes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B29/00Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling
    • C09B29/34Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling from other coupling components
    • C09B29/36Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling from other coupling components from heterocyclic compounds
    • C09B29/3604Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling from other coupling components from heterocyclic compounds containing only a nitrogen as heteroatom
    • C09B29/3608Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling from other coupling components from heterocyclic compounds containing only a nitrogen as heteroatom containing a five-membered heterocyclic ring with only one nitrogen as heteroatom
    • C09B29/3613Monoazo dyes prepared by diazotising and coupling from other coupling components from heterocyclic compounds containing only a nitrogen as heteroatom containing a five-membered heterocyclic ring with only one nitrogen as heteroatom from an indole
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06PDYEING OR PRINTING TEXTILES; DYEING LEATHER, FURS OR SOLID MACROMOLECULAR SUBSTANCES IN ANY FORM
    • D06P1/00General processes of dyeing or printing textiles, or general processes of dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form, classified according to the dyes, pigments, or auxiliary substances employed
    • D06P1/16General processes of dyeing or printing textiles, or general processes of dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form, classified according to the dyes, pigments, or auxiliary substances employed using dispersed, e.g. acetate, dyestuffs
    • D06P1/18Azo dyes

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 モノアゾインド−ル染料の提供 【構成】 一般式I、例えば式Ia のモノアゾインド−ル染料、その染料を製造および、特
に自動車用カバー布織物を染色するために使用する方
法。 【効果】 高い温度および湿度においても優れた日光堅
牢性および良好ないし非常に良好な乾熱固着堅牢性を有
するために、適切なら混合して、自動車用カバー布織物
を染色するのに適する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の工業的分野は、モノアゾ
インド−ル染料、その染料を製造および使用、特に自動
車用カバー布織物を染色するために使用する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車用カバー布織物を染色するための
染料は、高い日光堅牢性を有しなければならない。なん
となればこれらカバー布織物は、自動車の内部において
強烈な日射に暴露されるからである。これは、自動車の
内部が著しく熱せられる事実によりさらに悪化される。
【0003】低い日光堅牢性を有する染料により得られ
る染色物が日光に暴露される場合、この染色物の色の濃
さおよび色調が変化する。低い日光堅牢性を有する染料
を色調を組合せて使用するなら、この色調は、特に変色
する。それゆえ染料混合物の全成分に関し高い日光堅牢
性を必要とする。
【0004】自動車用カバー布織物は、主として不透明
な色調、例えばベ−ジュ色、オリ−ブ色、緑色、黄褐
色、灰色および褐色で染色される。これら全ての色調
は、常に黄色成分を必要とする染料組成物を使用して得
られる。
【0005】自動車用被覆布織物を染色するために使用
される黄色染料は、一般式(II)ないし(IV)
【0006】
【化4】
【0007】で示される染料である。これら染料は、あ
ざやかな色調でも優れた日光堅牢性を有する染色物を形
成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし一般式(II)な
いし(IV) の黄色染料は、重大な欠点を有する。これら
染料は、全て低い分子吸光度を有する。その上一般式
(II)および(III) の染料を製造する経費は非常に高
い。一般式(II)の染料は、妨げになる(discruptive)
蛍光を示しそして中程度の昇華堅牢性しか有しない。一
般式(III) および(IV)の染料は、これらが、例えば高い
パッケ−ジ密度を有する材料を短浴比および高い循環率
で染色するために現今の効果的な染色法により使用され
る場合明らかに不都合な分散安定性を有する。さらに一
般式(IV)の染料は、不都合なビルド- アップ性およびp
H過敏性を示す。
【0009】したがって高い分子吸光度を示しそして染
色および使用堅牢性に関して前記のような問題を有しな
い黄色染料が望まれてきた。驚くべきことに本発明者
は、一定のインド−ルアゾ染料がこれらの要求を満たす
ことを見出した。ポリエステルおよびポリエステル- 含
有繊維材料を染色するためのいくつかのモノアゾインド
−ル染料は、ドイツ特許出願公告B第1,644,16
8号明細書、ドイツ特許出願公開A第2,259,93
9号明細書、ドイツ特許出願公開A第2,527,71
2号明細書、ドイツ特許出願公開A第2,715,13
5号明細書および特開昭63−135445号公報から
すでに公知である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式(I)
【0011】
【化5】
【0012】(式中、Xは(C1 〜C4)- アルキルスル
ホニル、(C1 〜C4)- アルキルスルホニル──これは
ヒドロキシ、塩素、臭素、シアノ、フェニル、フェノキ
シ、(C1 〜C4)- アルコキシ、(C1 〜C4)-アルキ
ルカルボニルオキシにより、またはヒドロキシ、(C1
〜C4)- アルコキシ、フェノキシ、フェニル、塩素、臭
素またはシアノにより置換されている(C1 〜C4)- ア
ルキルカルボニルオキシにより置換されている──、フ
ェニルスルホニル、フェニルスルホニル──これはメチ
ル、エチル、メトキシ、エトキシ、メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、フッ素、塩素または臭素によ
り単置換または二置換されている──、アミノスルホニ
ル、フェニルアミノスルホニル──これはメチル、エチ
ル、メトキシ、エトキシ、メトキシカルボニル、エトキ
シカルボニル、フッ素、塩素または臭素により単置換ま
たは二置換されている──、(C1 〜C4)- アルキルア
ミノスルホニル、(C1 〜C4)- アルキルアミノスルホ
ニル──これはヒドロキシ、塩素、臭素、シアノ、フェ
ニル、フェノキシ、(C1 〜C4)- アルコキシ、(C1
〜C4)- アルキルカルボニルオキシにより、またはヒド
ロキシ、(C1 〜C4)- アルコキシ、フェノキシ、フェ
ニル、塩素、臭素またはシアノにより置換されている
(C1 〜C4)- アルキルカルボニルオキシにより置換さ
れている──を意味するか、またはジ- (C1 〜C4)-
アルキルアミノスルホニル、ジ- (C1 〜C4)- アルキ
ルアミノスルホニル──この場合一方または両方のアル
キル基は互いに関係なくヒドロキシ、塩素、臭素、シア
ノ、フェニル、フェノキシ、(C1 〜C4)- アルコキ
シ、(C1 〜C4)- アルキルカルボニルオキシにより、
またはヒドロキシ、(C1 〜C4)- アルコキシ、フェノ
キシ、フェニル、塩素、臭素またはシアノにより置換さ
れている(C1 〜C4)- アルキルカルボニルオキシによ
り置換されている──を意味するか、または(C1 〜C
4)- アルキルカルボニル、(C1 〜C4)- アルキルカル
ボニル──これはヒドロキシ、塩素、臭素、シアノ、
(C1 〜C4)- アルコキシ、フェノキシまたはフェニル
により置換されている──を意味するか、またはフェニ
ルカルボニル、フェニルカルボニル──これはメチル、
エチル、メトキシ、エトキシ、メトキシカルボニル、エ
トキシカルボニル、フッ素、塩素または臭素により単置
換または二置換されている──を意味するか、または
(C1 〜C4)- アルコキシカルボニル、(C1 〜C4)-
アルコキシカルボニル──これはヒドロキシ、塩素、臭
素、シアノ、フェニル、フェノキシ、(C1 〜C4)- ア
ルコキシ、(C1 〜C4)- アルキルカルボニルオキシに
より、またはヒドロキシ、(C1 〜C4)- アルコキシ、
フェノキシ、フェニル、塩素、臭素またはシアノにより
置換されている(C1 〜C4)- アルキルカルボニルオキ
シによって置換されている──を意味するか、またはフ
ェノキシカルボニル、フェノキシカルボニル──これは
メチル、メトキシまたは塩素により単置換または二置換
されている──を意味するか、またはアミノカルボニ
ル、フェニルアミノカルボニル、フェニルアミノカルボ
ニル──これはメチル、エチル、メトキシ、エトキシ、
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、フッ素、塩
素または臭素により単置換または二置換されている──
を意味するか、または(C1 〜C4)- アルキルアミノカ
ルボニル、(C1 〜C4)- アルキルアミノカルボニル─
─これはヒドロキシ、塩素、臭素、シアノ、フェニル、
フェノキシ、(C1 〜C4)- アルコキシ、(C1 〜C4)
- アルキルカルボニルオキシにより、またはヒドロキ
シ、(C1 〜C4)- アルコキシ、フェノキシ、フェニ
ル、塩素、臭素またはシアノにより置換されている(C
1 〜C4)- アルキルカルボニルオキシにより置換されて
いる──を意味するか、またはジ- (C1 〜C4)- アル
キルアミノカルボニル、ジ- (C1 〜C4)- アルキルア
ミノカルボニル──この場合一方または両方のアルキル
基は互いに関係なくヒドロキシ、塩素、臭素、シアノ、
フェニル、フェノキシ、(C1 〜C4)- アルコキシ、
(C1 〜C4)- アルキルカルボニルオキシにより、また
はヒドロキシ、(C1 〜C4)- アルコキシ、フェノキ
シ、フェニル、塩素、臭素またはシアノにより置換され
ている(C1 〜C4)- アルキルカルボニルオキシにより
置換されている──を意味するか、またはトリフルオル
メチル、フッ素、塩素、臭素、シアノまたは水素を意味
し、X1 およびX2 は互いに関係なく塩素または臭素を
意味し、Rは(C1 〜C4)- アルキル、(C1 〜C6)-
アルキル──これはシアノ、ヒドロキシ、塩素、臭素、
(C1 〜C4)- アルコキシ、全部で6個までの炭素原子
を有するアルコキシアルコキシ、ヒドロキシエトキシ、
ヒドロキシエトキシエトキシ、フェノキシ、フェニル、
(C1 〜C4)- アルキルカルボニルオキシ、(C1 〜C
4)- アルコキシカルボニルにより、またはヒドロキシ、
(C1 〜C4)- アルコキシ、フェニル、フェノキシ、塩
素、臭素またはシアノにより置換された(C1 〜C4)-
アルキルカルボニルオキシまたは(C1 〜C4)- アルコ
キシカルボニルにより置換されている──を意味する
か、またはアリルまたは水素を意味し、R1 はフェニ
ル、フェニル──これはメチル、メトキシまたは塩素に
より単置換または多置換されている───を意味する
か、または1ないし4個の炭素原子を有するアルキルま
たは水素を意味し、Yはニトロ、フッ素、塩素または臭
素を意味する)で示されるモノアゾインド−ル染料に関
する。
【0013】アルキルおよびアルコキシ基は、直鎖であ
るかまたは枝分れしていることができ、その際第一級(p
rimary) の枝分れ鎖を有する基、中でも特に直鎖基が好
ましい。(C1 〜C4)- アルキルの例は、メチル、エチ
ル、n- プロピル、i- プロピル、n- ブチル、i- ブ
チルおよび第二ブチルである。同様なことは、(C1
4)- アルコキシに関しても云える。さらに(C1 〜C
4)- アルキルは、n- ペンチル、i- ペンチルまたは第
二ペンチル、n -ヘキシルおよびi -ヘキシルを示すこ
とができる。
【0014】ヒドロキシ- または(C1 〜C4)- アルコ
キシ- 置換(C1 〜C4)- アルキルの例は、2- ヒドロ
キシエチル、2- ヒドロキシプロピル、3- ヒドロキシ
プロピル、4- ヒドロキシブチル、2,3- ジヒドロキ
シプロピル、2- メトキシ-、2- エトキシ- 、2- n-
プロボキシ- 、2- i- プロボキシ- 、2- n- ブト
キシ- 、2- i- ブトキシ- 、2- 第二ブトキシ- 、2
- 第三ブトキシエチル、3- メトキシ- 、3- エトキシ
- 、3- n- プロボキシ- 、3- i- プロボキシ- 、3
- n- ブトキシ- 、3- 第二ブトキシプルピル、4- メ
トキシ- 、4-エトキシ- 、4- n- プロボキシ- 、4-
n- ブトキシブチル、2- ヒドロキシ- 3- メトキシ-
、- 3- エトキシ- または- 3- n- ブトキシプロピ
ルである。
【0015】ヒドロキシ- または(C1 〜C4)- アルコ
キシ- 置換(C1 〜C4)- アルキルの別な例は、6- ヒ
ドロキシヘキシル、6- メトキシ- または6- エトキシ
ヘキシルである。
【0016】フェノキシ- またはフェニル- 置換(C1
〜C4)- アルキルの例は、フェノキシメチル、- エチ
ル、- プロピルおよび- ブチル、ベンジル、フェネチル
およびフェンプロピルである。
【0017】フェノキシ- またはフェニル- 置換(C1
〜C4)- アルキルの別な例は、6-フェノキシまたは6-
フェニルヘキシルである。置換(C1 〜C4)- アルコ
キシの例は、2- ヒドロキシエトキシ、4- ヒドロキシ
ブトキシ、2- ヒドロキシプロポキシ、2,3- ジ- ヒ
ドロキシブトキシ、2- メトキシ- 、2- エトキシ- 、
2- n- プロボキシ- 、2- i- プロボキシ- 、2- n
- ブトキシ- 、2- i- ブトキシ- 、2- 第三ブトキシ
エトキシ- 、3- メトキシプロボキシ- 、4- メトキシ
- 、4- エトキシ- 、4- n- ブトキシブトキシ、2-
フェノキシエトキシ、3- フェノキシプロボキシ、4-
フェノキシブトキシ、ベンジルオキシ、フェンエトキシ
および3- フェンプロボキシである。
【0018】全部で6個までの炭素原子を有するアルコ
キシアルコキシの例は、メトキシ-、エトキシ- 、n-
プロボキシ- 、i- プロボキシ- 、n- ブトキシ- 、i
- ブトキシ- および第二ブトキシエトキシ、4- メトキ
シ- および4- エトキシブトキシである。
【0019】(C1 〜C4)- アルキルカルボニルオキシ
残基における置換アルキルの例は、ヒドロキシ- 、メト
キシ- 、エトキシ- 、n- プロボキシ- 、i- プロボキ
シ-、n- ブトキシ- 、i- ブトキシ- 、第二ブトキシ-
、フェノキシ- 、フェニル- 、クロル- またはシアノ
メチル、- エチル、- プロピルまたは- ブチルである。
【0020】Xとしてのモノ- またはジアルキルアミノ
スルホニルまたは- カルボニル基、アルキルスルホニル
またはアルコキシカルボニル基における、置換アルキル
残基または置換または非置換アルコキシ残基は、好まし
くは2ないし4個の炭素原子を有しそして、好ましくは
ヒドロキシルにより、特に(C1 〜C4)- アルコキシに
より置換されている。Xとしてのアルキルスルホニル基
における、置換アルキル残基は、好ましくはまたアルキ
ルカルボニルオキシ- 置換エチル残基である。Xとして
のアルキルカルボニル基における、置換アルキル残基
は、好ましくは(C1 〜C4)- アルコキシ- 置換(C1
〜C4)- アルキル残基である。
【0021】アルキルカルボニルオキシ基は、好ましく
はプロピオンオキシ、特にアセトキシである。フェニル
およびフェノキシ置換基は、好ましくは置換されていな
い。置換されている場合、置換基の数は、好ましくは1
である。フェニルまたはフェノキシ残基により置換され
ている場合、発色団におけるこれら残基の全数は、好ま
しくは1である。
【0022】X1 は、好ましくは塩素でありそしてX2
は、特に好ましくはまた塩素である。好ましくはXは
(C1 〜C4)- アルキルスルホニル、(C1 〜C4)- ア
ルキルスルホニル──これはヒドロキシ、塩素、臭素、
シアノ、(C1 〜C4)- アルコキシまたは(C1 〜C4)
- アルキルカルボニルオキシにより置換されている──
を意味するか、またはアミノスルホニル、(C1 〜C4)
- アルキルアミノスルホニル、(C1 〜C4)- アルキル
アミノスルホニル──これはヒドロキシ、塩素、臭素、
シアノまたは(C1 〜C4)- アルコキシにより置換され
ている──を意味するか、またはジ- (C1 〜C4)- ア
ルキルアミノスルホニル、ジ- (C1 〜C4)- アルキル
アミノスルホニル──この場合一方または両方のアルキ
ル基は互いに関係なくヒドロキシ、塩素、臭素、シアノ
または(C1 〜C4)- アルコキシにより置換されている
──を意味するか、またはアミノカルボニル、C1 〜C
4)- アルキルアミノカルボニル、(C1 〜C4)- アルキ
ルアミノカルボニル──これはヒドロキシ、塩素、臭
素、シアノまたは(C1 〜C4)- アルコキシにより置換
されている──を意味するか、またはジ- (C1 〜C4)
- アルキルアミノカルボニル──この場合一方または両
方のアルキル基は互いに関係なくヒドロキシ、塩素、臭
素、シアノまたは(C1 〜C4)- アルコキシにより置換
されている──を意味する。
【0023】特に好ましくはXはメチル- またはエチル
スルホニル、エチルスルホニル──これはヒドロキシ、
塩素、臭素、シアノ、(C1 〜C4)-アルコキシまたは
(C1 〜C4)- アルコキシカルボニルオキシにより置換
されている──を意味するか、またはアミノスルホニ
ル、(C2 〜C3)- アルキルアミノスルホニル──これ
は(C1 〜C4)- アルコキシにより置換されている──
を意味するか、またはジ- (C2 〜C3)- アルキルアミ
ノスルホニル──この場合一方または両方のアルキル基
は(C1 〜C4)- アルコキシにより置換されている──
を意味するか、またはアミノカルボニルまたは(C2
3)- アルキルアミノカルボニル──これは(C1 〜C
4)- アルコキシにより置換されている──を意味する。
【0024】Rは、好ましくは水素、(C1 〜C4)- ア
ルキルまたはエチル──これはヒドロキシ、シアノ、
(C1 〜C4)- アルコキシまたは全部で6個までの炭素
原子を有するアルコキシアルコキシにより置換されてい
る──を意味する。特に好ましくはRはメチルまたは水
素を意味する。
【0025】R1 は、好ましくはメチルまたはフェニル
を意味する。Yは、好ましくは塩素、臭素または、特に
ニトロを意味する。特に好ましい染料は、R1 がフェニ
ルを意味しそしてRがメチルを意味するか、またはR1
がメチルを意味しそしてRが水素を意味し、X、X1
2 が好ましい意味を有しそしてYがニトロである、こ
れら染料である。
【0026】本発明は、また一般式(I)で表される少
なくとも2種のモノアゾ染料の混合物に関する。本発明
による染料混合物において、一般式(I)で表される種
々な染料の比率は比較的広い範囲内で変えることができ
る。一般に一成分の最低重量割合は10%でありそして
その最高重量割合は90%である。一般式(I)の2種
の染料のみからなる染料混合物において、70:30な
いし30:70の重量比が好ましく、すなわち染料の重
量割合は30ないし70%である。
【0027】本発明の別な態様は、一般式(I)で表さ
れる1種またはそれ以上の染料と自動用布織物カバー用
ポリエステル繊維またはポリエステル繊維材料を染色す
るために通常使用されるような1種またはそれ以上の染
料との混合物に関する。自動車用布織物カバーを染色す
るための上記染料は、特にアゾ、ジアゾ、アントラキノ
ン、ニトロ、ナフタルイミド、イソチアゾ−ルアントロ
ン、キノナフトロンおよびテレフタルイミド染料であ
る。このタイプの特に好ましい染料は、Colour
Index染料イェロ−23、イェロ−38、イェロ−
42、イェロ−51、イェロ−57、イェロ−59、イ
ェロ−64、イェロ−65、イェロ−71、イェロ−8
6、イェロ−108、イェロ−122、イェロ−14
9、イェロ−160、イェロ−163、イェロ−18
2、オレンジ29、オレンジ30、オレンジ32、オレ
ンジ38、オレンジ41、オレンジ45、オレンジ6
1、オレンジ62、オレンジ73、オレンジ76、オレ
ンジ93、レッド60、レッド86、レッド91、レッ
ド92、レッド127、レッド134、レッド138、
レッド159、レッド167、レッド191、レッド2
02、レッド207、レッド229、レッド258、レ
ッド279、レッド283、レッド302、レッド32
3、ブル−27、ブル−54、ブル−56、ブル−6
0、ブル−73、ブル−77、ブル−79:1、ブル−
81、ブル−87、ブル−158、ブル−197、ブル
−214、ブル−266、ブル−297、ブル−33
3、バイオレット27、バイオレット28、バイオレッ
ト38、バイオレット57およびバイオレット95であ
る。
【0028】一般式(I)の染料またはそれら混合物と
上記染料との重量比は、全くは臨界的でなくそして所望
の色調に左右される。好ましくは本発明による一般式
(I)の染料は、一般式(II)
【0029】
【化6】
【0030】(式中、X、X1 およびX2 は前記と同一
の意味を有する)で示される化合物をジアゾ化しそして
得られる染料を一般式(III)
【0031】
【化7】
【0032】(式中、R、R1 およびYは前記と同一の
意味を有する)で示される化合物にカップリングさせる
ことにより製造される。一般式(II)および(III) の化
合物は、大部分公知でありそして当業者間に公知の方法
により製造することができる。
【0033】ジアゾ化およびカッフプリングは、例えば
ドイツ特許出願公告B第1,644,168号明細書、
ドイツ特許出願公開A第2,259,939号明細書ま
たはドイツ特許出願公開A第2,527,712号明細
書中に記載の方法に類似して製造することができる。
【0034】染色前、本発明による一般式(I)の染料
および本発明による混合物を仕上げ、すなわちこれらを
適当な微粉砕機、例えばボ−ルミルまたはサンドミルに
おいて水および分散剤の存在下に磨砕し、粉末状染料組
成物がを製造されるべき場合には、引き続いて噴霧乾燥
する。
【0035】適当な分散剤の例は、陰イオン分散剤また
は非イオン分散剤であり、これらは共に使用することも
できる。陰イオン分散剤の例は、芳香族スルホン酸およ
びホルムアルデヒドの縮合生成物、特にアルキルナフタ
リンスルホン酸およびホルムアルデヒドの縮合生成物、
置換または非置換フェノ−ルとホルムアルデヒドおよび
重亜硫酸塩ナトリウムとの縮合生成物、置換または非置
換フェノ−ル、ナフタリンまたはナフト−ルスルホン
酸、ホルムアルデヒドおよび重亜硫酸ナトリウムの縮合
生成物のアルカリ金属塩、置換または非置換フェノ−ル
スルホン酸、ホルムアルデヒドおよび尿素の縮合生成物
のアルカリ金属塩およびリグニンスルホン酸のアルカリ
金属塩、アルキル- またはアルキルアリ−ルスルホネ−
トおよびアルキルアリ−ルポリグリコ−ルエ−テルスル
フェ−トである。
【0036】非イオン分散剤または乳化剤の例は、アル
キレンオキシド、例えばエチレンオキシドまたはプロピ
レンオキシドとアルキル化性化合物、例えば脂肪アルコ
−ル、脂肪アミン、脂肪酸、フェノ−ル、アルキルフェ
ノ−ル、アリ−ルアルキルフェノ−ル、アリ−ルアルキ
ルアリ−ルフェノ−ルおよびカルボキシアミドとの反応
生成物、例えば(C8 〜C10)- アルキルフェノ−ルへ
の5ないし10個のエチレンオキシド単位の付加生成物
である。
【0037】磨砕は、10ないし90℃の温度、好まし
くは30ないし60℃において行われる。別々に製造し
た個々の成分を共に仕上げるなら、30℃以上の温度に
おける共同磨砕が有利である。共同磨砕により染料粒子
は、最適な比表面積が得られかつ染料の沈降が最小限に
なる程度まで機械的に粉砕される。一般に染料の粒度は
0.5ないし5ミクロン、好ましくは約1ミクロンであ
る。
【0038】本発明による染料混合物は、種々な方法に
より、例えば別々に製造した個々の染料を混合し、好ま
しくはすでに仕上げ処理された個々の染料を混合するこ
とにより製造することができる。この混合法は、適当な
ミキサ−、例えばタンブルミキサ−または攪拌機中で実
施することができる。しかし別々に製造した個々の染料
は、これらを染液中にかき混ぜることにより混合するこ
ともできる。
【0039】さらに本発明による混合物は、殊に別々に
製造した混合成分の共同仕上げ処理、すなわち共同磨砕
および/または憤霧乾燥により製造することができる。
本発明による染料および染料混合物は、個々にまたは他
の分散染料と混合して疏水性合成材料を染色および捺染
するために著しく適している。適当な疏水性合成材料の
例は、第二セルロ−スアセテ−ト、セルロ−ストリアセ
テ−ト、ポリアミドおよび高分子ポリエステルである。
本発明による染料は、好ましくは高分子ポリエステルか
ら製造された材料、特にポリエチレングリコ−ルテレフ
タレ−トまたはこれらと天然繊維材料との混合物を主成
分とする材料、またはセルロ−ストリアセテ−トから製
造された材料を染色およびび捺染するために使用され
る。
【0040】疎水性合成繊維材料は、シ−ト- またはフ
ィラメント- 様構造の形であってよくそして例えば糸ま
たは布織物または編織物に予備加工されていることがで
きる。本発明による染料または染料混合物による前記材
料の染色は、それ自体公知の方法で、好ましくは水性分
散液から、所望ならキャリヤ−の存在下に、80ないし
約110℃で吸尽法によりまたは高温高圧- 法により染
色オ−トクレ−ブ中で110℃ないし140℃におい
て、そして熱固着法──その場合材料を染液でバジング
し、次に約180℃ないし230℃において固着する─
─により実施することができる。前記材料の捺染は、そ
れ自体公知の方法で本発明による染料または染料混合物
を捺染ペ−スト中に混入しそして染料を固着するために
捺染ペ−ストで捺染した材料を高温高圧蒸気、過熱蒸気
または乾熱で180℃ないし230℃の温度において、
所望ならキャリヤ−の存在下に処理して実施することが
できる。このようにして非常に良好な使用堅牢性、例え
ば乾熱固定およびプリ−ツ加工、洗濯、水およびサ−モ
マイグレ−ション堅牢性、特に非常に良好な日光堅牢性
を有する非常に濃い染色物が得られる。本発明による染
料および染料混合物は、ポリエステル繊維および自動車
用カバー布織物用ポリエステル繊維材料を染色および捺
染するために非常に著しく適する。このためには、一般
式(I)の前記染料またはそれらと自動車用カバー布織
物を染色するために通例使用されるような1種またはそ
れ以上の染料との混合物を使用することが好ましい。さ
らに、紫外線吸收剤の存在下に自動車用カバー布織物を
染色することが好ましい。適当な紫外線吸收剤の例は、
ベンゾフェノンまたはベンゾトリアゾ−ルを主成分とす
る該剤である。
【0041】自動車用カバー布織物の染色は、例えばT
extilveredlung 20(1985),第
4卷、第126頁;20(1985)第11卷、第35
6頁および23(1988)、第5卷、第170頁中に
詳細に記載されている。
【0042】さらに、本発明による染料および染料混合
物は、ポリエステル繊維およびポリエステルマイクロフ
ァイバ−を染色および捺染するために特に適する。この
染色法に関する詳細は、例えばChemiefaser
n/Textil- industrie 第41/第9
3号、1991年、9月、第1118頁;Textil
veredlung 28(1993),第88頁およ
びTextilveredlung 28(199
3)、第96頁中に詳細に記載されている。 さらに本
発明による染料および染料混合物は、ポリエステル繊維
およびポリエステル繊維材料をアルカリ性媒体中でpH
11までのpH値、特にpH8ないしpH11において
染色するために非常に特に適する。この染色法は、例え
ばドイツ特許出願A第3,938,631号明細書また
は欧州特許出願A第499,090号明細書中に詳細に
記載されている。
【0043】本発明による染料または染料混合物は、有
機溶剤から前記の疏水性材料に関して公知の方法により
そのような疏水性材料を染色するためにも適する。本発
明による染料および染料混合物は、上記の染色において
使用される染液および捺染ペ−スト中に非常に微細に分
散した形で存在させるべきである 染料の微細分散は、それ自体公知の方法で、製造の際得
られる染料を分散剤と共に液状媒体、好ましくは水中で
懸濁させそして得られる混合物に剪断力を適用し、その
結果本来存在する染料粒子は、最適な比表面積が得られ
そして染料の沈降が最小限になる程度まで機械的に粉砕
される。染料の粒度は、一般に0.5ないしないし5ミ
クロン、好ましくは約1ミクロンである。
【0044】磨砕工程の際使用される分散剤は、非イオ
ン分散剤または陰イオン分散剤であることができる。非
イオン分散剤の例は、アルキレンオキシド、例えばエチ
レンオキシドまたはプロピレンオキシドとアルキル化性
化合物、例えば脂肪アルコ−ル、脂肪アミン、脂肪酸、
フェノ−ル、アルキルフェノ−ルおよびおよびカルボキ
シアミドとの反応生成物である。陰イオン性分散剤の例
は、リグニンスルホネ−ト、アルキル- またはアルキル
アリ−ルスルホネ−トまたはアルキルアリ−ルポリグリ
コ−ルエ−テルスルフェ−トである。
【0045】このようにして得られる染料配合物は、多
くの染色法に関して注流可能(pourable)であ
るべきである。それゆえ染料および分散剤の含有率はこ
れらの場合一定に限られる。一般に分散液は、50重量
%までの染料含有率にそして約25%までの分散剤含有
率に調節される。たいていの場合染料含有率は経済的理
由から15重量%以下であるべきではない。
【0046】分散液は、さらに別の助剤、例えば酸化剤
として作用する助剤、例えばナトリウム- m- ニトロベ
ンゼンスルホネ−トまたは殺菌剤、例えばナトリウム-
o-フェニルフェノレ−トおよびナトリウムペンタクロ
ルフェノレ−ト、特にいわゆる酸供与体、例えばブチル
ラクトン、モノクロルアセトアミド、クロル酢酸ナトリ
ウム、ジクロル酢酸ナトリウム、3- クロルプロピオン
酸のナトリウム塩、硫酸のモノエステル、例えばラウリ
ルスルフェ−ト、エトキシル化およびプロポキシル化ア
ルコ−ルの硫酸エステル、例えばブチルグリコ−ルスル
フェ−トを含有してもよい。
【0047】このようにして得られる染料分散液は、捺
染ペ−ストおよび染液を調合するために非常に有利に使
用することができる。その染料分散液は、例えば染料を
作動している装置中に連続的に供給することにより染液
の染料濃度を一定に保持しなければならない連続的方法
において特別な長所を提供する。
【0048】ある使用分野に関しては粉末配合物が好ま
しい。この粉末は、染料または染料混合物、分散剤およ
び他の助剤、例えば湿潤剤、酸化剤、防腐剤、飛散防止
剤および上記酸供与体を含有する。
【0049】粉末染料配合物の好ましい製法は、前記の
液状染料配合物から液体を、例えば真空乾燥、凍結乾
燥、ドラム乾燥器上の乾燥、好ましくは噴霧乾燥により
除去することにある。
【0050】染液を製造するために、前記の方法により
製造された所要量の染料配合物を染色媒体、好ましくは
水で、染色に関して5:1ないし50:1の浴比が得ら
れる程度まで稀釈する。付加的に染液に一般に別の染色
助剤、例えば分散剤、湿潤剤および固着助剤を添加す
る。例えば有機酸または無機酸、例えば酢酸、コハク
酸、ホウ酸、またはリン酸の添加により、例えばpHを
4ないし5、好ましくは4.5に調節することができ
る。調節したpHを緩衝しそして十分な量の緩衝系を添
加することが有利である。有利な緩衝系の例は、酢酸/
酢酸ナトリウムである。
【0051】染料または染料混合物を繊維材料の捺染に
使用すべきなら、所要量の染料配合物をそれ自体公知の
方法で増粘剤、例えばアルカリ金属アルギン酸塩または
その類似物および、所望なら別の添加剤、例えば固着促
進剤、湿潤剤および酸化剤と混合しそして得られる混合
物を涅和して捺染ペ−ストを得る。
【0052】驚くべきことに本発明による染料または染
料混合物は、市販黄色染料と比較してビルド- アップお
よび吸尽挙動に関して著しい長所を提供する。これらを
用いて色調の一層著しい濃さを達成することができそし
てこれらは一層経済的である。なんとなればこれらは染
色されるべき上記材料上に一層完全に吸尽しそして廃水
の汚染度が一層低いからである。これらは、低減された
温度過敏性を有し、すなわち色の濃さは染色温度を変え
てもあまり変らないからである。これらは、染色時間を
短縮しそして上記材料、例えば変性ポリエステル、ポリ
アミド、セルロ−ストリアセテ−トおよび第二セルロ−
スアセテ−ト上に吸尽させる場合でも染色物を形成す
る。これらは、上記材料の高いパッケ−ジ密度および短
浴比においても均整で再現可能な染色物を与えそして染
浴におけるpH変動に対しでも安定である。
【0053】これらが高い温度および湿度においても優
れた日光堅牢性および良好ないし非常に良好な乾熱固着
堅牢性を有するために、これらは、適切なら前記のよう
に混合して、自動車用カバー布織物を染色するために著
しく適する。
【0054】それゆえ本発明による染料または染料混合
物は、公知の先行技術と比較して予期できない著しい長
所を提供する。本発明を以下の例により一層詳細に説明
する。百分率は重量パ−セントである。
【0055】
【実施例】
例 1 2,6ジクロル- 4- メチルスルホニルアニリン24.
0gを90%酢酸100ml中において40%ニトロシ
ル硫酸33.3gでジアゾ化する。このように得られる
ジアゾ溶液を室温において氷酢酸200ml中1- メチ
ル- 5- ニトロ- 2- フェニルインド−ル26.5gの
縣濁液に徐々に添加しそして混合物をカップリング反応
が完了するまで攪拌する。沈澱した染料を次に濾去し、
90%酢酸で、次に水で洗浄しそして乾燥させて式(I
a)
【0056】
【化8】
【0057】で示される染料35gを得、この染料はエ
チルアセテ−ト中に溶解して黄色溶液を与え、142な
いし143℃において溶融しそして388nmにおいて
紫外線吸収極大(ジメチルフタレ−ト)を有する。
【0058】式(Ia)の染料の30%染料粉末1.2
5gを水2000g中に分散させる。酢酸ナトリウム4
gおよびナフタリンスルホン酸およびホルムアルデヒド
の縮合生成物を主成分とする市販分散剤2gを分散液に
添加しそしてpHを酢酸により4.5にする。このよう
に得られる染液をポリエチレングリコ−ルテレフタレ−
トを主成分とする、テクスチュア−ド加工を施したポリ
エステル布織物100g中に導入しそして染色を1/2
時間130℃において実施する。引き続いてのゆすぎ、
15分間70ないし80℃における0.2%亜ジチオン
酸ナトリウムによる還元的後処理、ゆすぎおよび乾燥の
後、優れた染色性を有する濃い帯赤黄色染色物が得られ
る。 例 2 2,6ジクロル- 4- (3- メトキシプロピルアミノス
ルホニル)- アニリン31.3gを例1の方法によりジ
アゾ化する。このように得られるジアゾ溶液を例1に記
載と同様の方法で室温において1- メチル- 5- ニトロ
- 2- フェニルインド−ルにカップリングさせる。カッ
プリングの完了後沈澱した染料を濾去し、酢酸で、次に
水で洗浄しそして乾燥させて式(Ib)
【0059】
【化9】
【0060】で示される染料22.8gを得、この染料
はエチルアセテ−ト中に溶解して黄色溶液を与え、17
5℃において溶融しそして388nmにおいて吸収極大
を有する。
【0061】式(Ib)の染料の25%染料粉末0.4
g、C.I.ジスパ−スレッド279の市販粉末組成物
0.04gおよびC.I.ジスパ−スブル−27の市販
粉末組成物0.08gを水2000g中に分散させ、陰
イオン線状重縮合生成物2g、酢酸ナトリウム4gおよ
びベンゾトリアゾ−ルを主成分とする市販吸収剤3gを
添加しそして分散液を酢酸により5のpHにする。この
ように得られる染液をポリエステル布織物100g中に
導入しそして染色を例1の方法により実施する。このよ
うにしてベ−ジュ色染色物が得られる。FAKRA D
IN第75202号により日光に暴露すれば、この染色
物は非常に高い日光堅牢性およびほとんど完全な色調恒
常性を示す。
【0062】次表において、本発明による一般式(I)
の別な染料を示し、これら染料は、同様にポリエステル
上で優れた日光堅牢性および非常に良好な他の染色性を
有する濃い黄色染色物を形成する。示されているアルキ
ル基は、この基がその前の「i」によりイソアルキル基
と明記されていなければ、常にn- アルキル基である。
置換されたアルキル基は、個々の場合に特記されていな
ければ、常に末端炭素原子において置換基を有する非分
枝なしの直鎖アルキル基である。
【0063】
【表1】
【0064】
【表2】
【0065】
【表3】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、 Xは(C1 〜C4)- アルキルスルホニル、 (C1 〜C4)- アルキルスルホニル──これはヒドロキ
    シ、塩素、臭素、シアノ、フェニル、フェノキシ、(C
    1 〜C4)- アルコキシ、(C1 〜C4)-アルキルカルボ
    ニルオキシにより、またはヒドロキシ、(C1 〜C4)-
    アルコキシ、フェノキシ、フェニル、塩素、臭素または
    シアノにより置換されている(C1 〜C4)- アルキルカ
    ルボニルオキシにより置換されている──、 フェニルスルホニル、 フェニルスルホニル──これはメチル、エチル、メトキ
    シ、エトキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
    ル、フッ素、塩素または臭素により単置または二置換さ
    れている──、 アミノスルホニル、 フェニルアミノスルホニル──これはメチル、エチル、
    メトキシ、エトキシ、メトキシカルボニル、エトキシカ
    ルボニル、フッ素、塩素または臭素により単置換または
    二置換されている──、 (C1 〜C4)- アルキルアミノスルホニル、 (C1 〜C4)- アルキルアミノスルホニル──これはヒ
    ドロキシ、塩素、臭素、シアノ、フェニル、フェノキ
    シ、(C1 〜C4)- アルコキシ、(C1 〜C4)- アルキ
    ルカルボニルオキシにより、またはヒドロキシ、(C1
    〜C4)- アルコキシ、フェノキシ、フェニル、塩素、臭
    素またはシアノにより置換されている(C1 〜C4)- ア
    ルキルカルボニルオキシにより置換されている──を意
    味するか、 またはジ- (C1 〜C4)- アルキルアミノスルホニル、 ジ- (C1 〜C4)- アルキルアミノスルホニル──この
    場合一方または両方のアルキル基は互いに関係なくヒド
    ロキシ、塩素、臭素、シアノ、フェニル、フェノキシ、
    (C1 〜C4)- アルコキシ、(C1 〜C4)- アルキルカ
    ルボニルオキシにより、またはヒドロキシ、(C1 〜C
    4)- アルコキシ、フェノキシ、フェニル、塩素、臭素ま
    たはシアノにより置換されている(C1 〜C4)- アルキ
    ルカルボニルオキシにより置換されている──を意味す
    るか、 または(C1 〜C4)- アルキルカルボニル、 (C1 〜C4)- アルキルカルボニル──これはヒドロキ
    シ、塩素、臭素、シアノ、(C1 〜C4)- アルコキシ、
    フェノキシまたはフェニルにより置換されている──を
    意味するか、 またはフェニルカルボニル、 フェニルカルボニル──これはメチル、エチル、メトキ
    シ、エトキシ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
    ル、フッ素、塩素または臭素により単置換または二置換
    されている──を意味するか、 または(C1 〜C4)- アルコキシカルボニル、 (C1 〜C4)- アルコキシカルボニル──これはヒドロ
    キシ、塩素、臭素、 シアノ、フェニル、フェノキシ、(C1 〜C4)- アルコ
    キシ、(C1 〜C4)- アルキルカルボニルオキシによ
    り、またはヒドロキシ、(C1 〜C4)- アルコキシ、フ
    ェノキシ、フェニル、塩素、臭素またはシアノにより置
    換されている(C1 〜C4)- アルキルカルボニルオキシ
    によって置換されている──を意味するか、 またはフェノキシカルボニル、 フェノキシカルボニル──これはメチル、メトキシまた
    は塩素により単置換または二置換されている──を意味
    するか、 またはアミノカルボニル、 フェニルアミノカルボニル、 フェニルアミノカルボニル──これはメチル、エチル、
    メトキシ、エトキシ、メトキシカルボニル、エトキシカ
    ルボニル、フッ素、塩素または臭素により単置換または
    二置換されている──を意味するか、 または(C1 〜C4)- アルキルアミノカルボニル、 (C1 〜C4)- アルキルアミノカルボニル──これはヒ
    ドロキシ、塩素、臭素、シアノ、フェニル、フェノキ
    シ、(C1 〜C4)- アルコキシ、(C1 〜C4)- アルキ
    ルカルボニルオキシにより、またはヒドロキシ、(C1
    〜C4)- アルコキシ、フェノキシ、フェニル、塩素、臭
    素またはシアノにより置換されている(C1 〜C4)- ア
    ルキルカルボニルオキシにより置換されている──を意
    味するか、 またはジ- (C1 〜C4)- アルキルアミノカルボニル、 ジ- (C1 〜C4)- アルキルアミノカルボニル──この
    場合一方または両方のアルキル基は互いに関係なくヒド
    ロキシ、塩素、臭素、シアノ、フェニル、フェノキシ、
    (C1 〜C4)- アルコキシ、(C1 〜C4)- アルキルカ
    ルボニルオキシにより、またはヒドロキシ、(C1 〜C
    4)- アルコキシ、フェノキシ、フェニル、塩素、臭素ま
    たはシアノにより置換されている(C1 〜C4)- アルキ
    ルカルボニルオキシにより置換されている──を意味す
    るか、 またはトリフルオルメチル、フッ素、塩素、臭素、シア
    ノまたは水素を意味し、 X1 およびX2 は互いに関係なく塩素または臭素を意味
    し、 Rは(C1 〜C4)- アルキル、 (C1 〜C6)- アルキル──これはシアノ、ヒドロキ
    シ、塩素、臭素、(C1 〜C4)- アルコキシ、全部で6
    個までの炭素原子を有するアルコキシアルコキシ、ヒド
    ロキシエトキシ、ヒドロキシエトキシエトキシ、フェノ
    キシ、 フェニル、(C1 〜C4)- アルキルカルボニルオキシ、
    (C1 〜C4)- アルコキシカルボニルオキシにより、ま
    たはヒドロキシ、(C1 〜C4)- アルコキシ、フェニ
    ル、フェノキシ、塩素、臭素またはシアノにより置換さ
    れた(C1 〜C4)- アルキルカルボニルオキシまたは
    (C1 〜C4)- アルコキシカルボニルにより置換されて
    いる──を意味するか、 またはアリルまたは水素を意味し、 R1 はフェニル、フェニル──これはメチル、メトキシ
    または塩素により単置換または多置換されている───
    を意味するか、または1ないし4個の炭素原子を有する
    アルキルまたは水素を意味し、 Yはニトロ、フッ素、塩素または臭素を意味する)で示
    されるモノアゾインド−ル染料。
  2. 【請求項2】 Xが(C1 〜C4)- アルキルスルホニ
    ル、(C1 〜C4)- アルキルスルホニル──これはヒド
    ロキシ、塩素、臭素、シアノ、(C1 〜C4)- アルコキ
    シまたは(C1 〜C4)- アルキルカルボニルオキシによ
    り置換されている──を意味するか、またはアミノスル
    ホニル、(C1 〜C4)- アルキルアミノスルホニル、
    (C1 〜C4)- アルキルアミノスルホニル──これはヒ
    ドロキシ、塩素、臭素、シアノまたは(C1 〜C4)- ア
    ルコキシにより置換されている──を意味するか、また
    はジ- (C1 〜C4)- アルキルアミノスルホニル、ジ-
    (C1 〜C4)- アルキルアミノスルホニル──この場合
    一方または両方のアルキル基は互いに関係なくヒドロキ
    シ、塩素、臭素、シアノまたは(C1 〜C4)- アルコキ
    シにより置換されている──を意味するか、またはアミ
    ノカルボニル、(C1 〜C4)- アルキルアミノカルボニ
    ル、(C1 〜C4)- アルキルアミノカルボニル──これ
    はヒドロキシ、塩素、臭素、シアノまたは(C1 〜C4)
    - アルコキシにより置換されている──を意味するか、
    またはジ- (C1 〜C4)- アルキルアミノカルボニル─
    ─この場合一方または両方のアルキル基は互いに関係な
    くヒドロキシ、塩素、臭素、シアノまたは(C1 〜C4)
    - アルコキシにより置換されている──を意味すること
    を特徴とする請求項1記載のモノアゾインド−ル染料。
  3. 【請求項3】 R1 がフェニルまたはメチルを意味する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のモノアゾイ
    ンド−ル染料。
  4. 【請求項4】 Rがメチルまたは水素を意味することを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のモ
    ノアゾインド−ル染料。
  5. 【請求項5】 Yがニトロを意味することを特徴とする
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載のモノアゾイン
    ド−ル染料。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    の一般式(I)の2またはそれ以上のモノアゾインド−
    ル染料の混合物。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    の一般式(I)の1種またはそれ以上のモノアゾインド
    −ル染料と自動車用カバー布織物を染色するために通常
    使用されるような1種またはそれ以上の染料との混合
    物。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の一般式(I)のモノアゾ
    インド−ル染料を製造する方法において、一般式(II) 【化2】 (式中、X、X1 およびX2 は請求項1記載と同一の意
    味を有する)で示されるアミンをジアゾ化しそして得ら
    れるジアゾ化合物を一般式(III) 【化3】 (式中、R1 、RおよびYは請求項1記載と同一の意味
    を有する)で示される化合物にカップリングさせること
    を特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 疎水性合成材料を染色および捺染するた
    めに、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の一般式
    (I)の染料または請求項6または7記載の染料混合物
    を使用する方法。
  10. 【請求項10】 疎水性合成材料が自動車用カバー布織
    物である請求項9記載の方法。
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