JPH0873154A - エレベータレール給油装置 - Google Patents

エレベータレール給油装置

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JPH0873154A
JPH0873154A JP21250594A JP21250594A JPH0873154A JP H0873154 A JPH0873154 A JP H0873154A JP 21250594 A JP21250594 A JP 21250594A JP 21250594 A JP21250594 A JP 21250594A JP H0873154 A JPH0873154 A JP H0873154A
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JP
Japan
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oil
rail
roller
oil supply
supply roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP21250594A
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English (en)
Inventor
Osamu Kugo
修 久語
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 給油部材が硬化しにくく長期間使用でき、か
つ、油槽中の潤滑油が減少した場合にもレール上に常に
適切かつ適量の給油を行うことができるエレベータレー
ル給油装置を提供する。 【構成】 レール2に給油する給油ローラ15と、給油
ローラ15に油槽6から潤滑油を供給する油芯18と、
ローラ押圧手段16a、17とを備え、給油ローラ15
がレール2に押圧されつつレール上を転動しレール2に
給油する。給油ローラ15の表面を波形に形成し、ま
た、油芯18の一端を給油ローラ15の上部に配置する
ようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータのかごを
水平方向に位置決めしつつ上下に案内し移動させるため
のレールに潤滑油を給油するエレベータレール給油装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベータは、人や荷物を積載
するかごが昇降するための上下方向に貫通した空間であ
る昇降路内にレールを設置し、このレールにより前記か
ごを水平方向に位置決めしつつ上下に案内して移動させ
るように構成されている。そして、レールとかごとの摺
動部分には動きをスムースにするためにエレベータレー
ル給油装置が設けられている。
【0003】図8、図9は、このような従来のエレベー
タレール給油装置の一例を示す図である。図において、
1は昇降路であり、レール2が設置され、図では一部分
が示されているかご3が、ガイドシュー4を介してレー
ル2により水平方向に位置決めされつつレール2に沿っ
て案内され、上下に移動可能に構成されている。ガイド
シュー4には固定金具5を介して油槽6が取り付けら
れ、その中に繊維状の紐で形成された油芯7が配置され
ている。油芯7の一方は油槽6中の潤滑油に浸漬されて
おり、他端がレール2に当接して、潤滑油を常にレール
2に塗布するようになっている。
【0004】次に動作について説明する。油芯7は常に
レール2に接触し、かご3の上下の動きに伴ってレール
2上を動き、油芯7の毛細管現象を利用して油槽6内の
潤滑油をレール2の摺動面に導き、給油を行う。
【0005】また、図10は、実公昭10−16448
号公報に記載されているものと同様の構造のレール給油
装置であり、8と9は油槽6内に配設されたローラであ
り、支持部材10、11により回転可能に支承されると
共に、潤滑油を供給するためのベルト12が掛けられて
いる。ローラ8は一端が油槽6に固定されたばね13に
よりレール2の摺動面に圧接されており、ベルト12は
常にレール2に接触している。エレベータの動きに合わ
せてローラ8が回転するとベルト12も回転し、レール
2への給油が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のうち、初
めに述べたエレベータレール給油装置は、油槽6に浸漬
した油芯の一端を油槽6の外に出し、レール2に接触さ
せて給油するものなので、レール2と接触する油芯7の
面は常に同じであり、また、油芯7の材質が繊維状の紐
なので、長時間使用しているとレールに付着したごみと
潤滑油とが混り合い、油芯7のレール2と接触する部分
が硬化してしまい、レール2への円滑な給油が困難とな
り易かった。
【0007】また、実公昭10−16448号公報に記
載のものは、油槽6の潤滑油が減少するとベルト12に
付着する潤滑油の量が変化するので、レール2への給油
量が油槽6の潤滑油の量の影響を受けて変化し易かっ
た。また、レール2に付着したごみなどをベルト12が
巻き込んで油槽6を汚し、潤滑油を劣化させ、さらに、
構成部品点数が多く構造が複雑なのでコストアップにな
りかつ装置が大型で設置しにくいという問題点を有して
いた。
【0008】したがって、この発明が解決しようとする
課題は、上記問題点を解消することである。
【0009】この発明は、上記課題を解決するためにな
されたもので、給油部品が硬化しにくく長期間使用で
き、かつ、油槽中の潤滑油が減少した場合にもレール上
に常に適切かつ適量の給油を安定して行うことができる
エレベータレール給油装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるエレベ
ータレール給油装置は、レールに給油する給油ローラ
と、給油ローラに油槽から潤滑油を給油する油芯とを備
え、前記給油ローラが油芯から潤滑油を供給されつつレ
ール上を転動しレールに給油する構成となっている。
【0011】また、給油ローラには給油ローラをレール
に押圧するローラ押圧手段が配設されており、かつ、こ
のローラ押圧手段はローラ組立に設けた傾斜したガイド
溝とローラ軸を押し上げる付勢手段とから構成されるも
のである。
【0012】さらに、給油ローラの表面を波形に形成
し、また、油芯の一端を給油ローラの上部に配置しても
よい。
【0013】
【作用】この発明に係わるエレベータレール給油装置に
よれば、給油部材として油芯と共に給油ローラを用い、
レール上を転動しながらレールに潤滑油を供給する構成
により、給油ローラのレールと接触している面が給油ロ
ーラの回転により変化し、レールとの間の相対的な擦れ
合いがなくなるので、硬化しにくく、円滑な給油ができ
る。
【0014】また、給油ローラに配設されたローラ押圧
手段のローラ組立に設けられた傾斜したガイド溝とロー
ラ軸を押し上げる付勢手段により給油ローラがレールに
適度に押圧され、潤滑油をレールに均一に供給すること
ができる。
【0015】さらに、給油ローラの表面を波形に形成
し、また、油芯の一端を給油ローラの上部に配置する構
成により、一層良好なレールへの給油が可能である。
【0016】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の第1実施例を図1〜図5を
参照して説明する。図において、レール2、かご3、ガ
イドシュー4、油槽6の構成は図8、9に示す従来技術
と同様なので説明を省略する。本実施例の主要部をなす
給油部材としての給油ローラ15は、レール2を挟むよ
うに2個一対となって常にレール2に接触するように油
槽6内に取り付けられている。給油ローラ15は柔軟性
のあるフェルト状の材質のものが使用される。給油ロー
ラ15は、図1、図2に示すように、ローラ組立16に
より油槽6内に支持され、スプリング17により上方に
押し上げられており、給油ローラ15の軸がローラ組立
16に設けられた斜めに切られた溝16aに沿って移動
することにより、給油ローラ15をレール2の摺動面に
押し付けるローラ押圧手段を構成している。給油ローラ
15には片側が油槽6内に浸漬された油芯18が接触し
ており、油槽6内の潤滑油を毛細管現象により吸い上
げ、給油ローラ15の表面に給油し、ローラ面を常に潤
滑油がのっている状態に保持している。
【0017】次に、本実施例の動作について説明する。
今、エレベータが停止中であるとすると、スプリング1
7の圧力により押し上げられた給油ローラ15は、斜め
に切られた溝16aの働きでレール2の側に押し付けら
れる。エレベータが動き出すと、レール2に押し付けら
れている給油ローラ15が回転する。ローラ面には、油
槽6から油芯18にしみ込んで運ばれた潤滑油がのって
いるので、常時、レール2に適量の給油がなされる。油
槽6内の潤滑油量が減った場合でも、潤滑油中に浸され
た油芯18の毛細管作用により、レール2に対し安定し
た給油を行うことができる。
【0018】上記のように、本実施例によれば、給油ロ
ーラ15が常に回転しており、ごみが一箇所に集中して
付着することがないので、ローラ面の硬化を防止でき
る。また、給油ローラ15とレール2との接触部が常に
変るので、レール2に対し常にスムースな給油を行うこ
とができる。
【0019】実施例2.図6はこの発明の第2実施例を
示す図であり、本実施例では給油ローラ15の形状を変
更し、外周面を波形に形成している。油芯18が給油ロ
ーラ15の表面に接しており、給油ローラ15の回転に
より、潤滑油が常時満遍なく給油ローラ15に付着し、
レール2に十分な潤滑油を給油することができる。
【0020】実施例3.図7はこの発明の第3実施例を
示す図であり、本実施例の場合、油芯18を給油ローラ
15の上部に取り付け、給油ローラ15の表面に潤滑油
を流す構成である。油芯18は給油ローラ15に接触せ
ず、潤滑油が上方から滴り落ちるようになっているの
で、レール2から給油ローラ15に付着したごみが油芯
18に付着することがなく、給油ローラ15に常に安定
した給油を行うことができる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
給油部材として油芯と共に給油ローラを用い、レール上
を転動しながら給油するようにすることにより、給油ロ
ーラが硬化しにくく長期間使用でき、かつ、油槽の潤滑
油が減少した場合にもレール上に常にほぼ一定で、安定
した円滑な給油を行うことができる。
【0022】また、潤滑油を油芯で吸い上げる構造なの
で、レールに付着したごみなどが巻き込まれて潤滑油を
汚すことがなく、潤滑油の劣化を防ぎ寿命を延長するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるエレベータレール給油装置の第
1実施例の主要部の平面図である。
【図2】第1実施例の正面図である。
【図3】この発明によるエレベータレール給油装置の第
1実施例の全体構成を示す平面説明図である。
【図4】第1実施例の全体構成を示す側面説明図であ
る。
【図5】第1実施例の全体構成を示す正面説明図であ
る。
【図6】この発明の第2実施例を示す正面図である。
【図7】この発明の第3実施例を示す正面図である。
【図8】従来の装置の一例を示す平面説明図である。
【図9】図8の正面説明図である。
【図10】従来の他の例の正面説明図である。
【符号の説明】
1 昇降路 2 レール 3 かご 4 ガイドシュー 5 固定金具 6 油槽 15 給油ローラ 16 ローラ組立 17 スプリング 18 油芯

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータがかごに設けられ、レールに
    給油する給油ローラと、この給油ローラに油槽から潤滑
    油を供給する油芯と、前記給油ローラをレールに押圧す
    るローラ押圧手段とを備え、前記給油ローラが油芯を介
    して潤滑油を供給されつつレール上を転動しレールに給
    油するように形成されることを特徴とするエレベータレ
    ール給油装置。
  2. 【請求項2】 ローラ押圧手段は、ローラ組立に設けら
    れた傾斜したガイド溝とローラ軸を押し上げる付勢手段
    とからなることを特徴とする請求項1記載のエレベータ
    レール給油装置。
  3. 【請求項3】 給油ローラの表面は波形に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1または請求項2記載のエレ
    ベータレール給油装置。
  4. 【請求項4】 油芯の一端が給油ローラの上部に配置さ
    れていることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のエレベータレール給油装置。
JP21250594A 1994-09-06 1994-09-06 エレベータレール給油装置 Pending JPH0873154A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100797352B1 (ko) * 2001-10-15 2008-01-22 주식회사 포스코 인젝션랜스설비의 롤러윤활유 급지장치
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CN118343579A (zh) * 2024-06-14 2024-07-16 广东正合智能设备有限公司 一种垂直升降机轨道润滑结构及其润滑方法

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