JPH087266A - 磁気ディスクのテクスチャ加工装置 - Google Patents

磁気ディスクのテクスチャ加工装置

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JPH087266A
JPH087266A JP15811794A JP15811794A JPH087266A JP H087266 A JPH087266 A JP H087266A JP 15811794 A JP15811794 A JP 15811794A JP 15811794 A JP15811794 A JP 15811794A JP H087266 A JPH087266 A JP H087266A
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Japan
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tape
magnetic disk
roughening
disk substrate
contact roll
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Application number
JP15811794A
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English (en)
Inventor
Eisuke Tejima
英介 手島
Kuniyuki Someya
邦之 染谷
Tatsuya Nagatsu
辰也 永津
Yukihiro Asano
幸弘 浅野
Shohei Senda
昌平 千田
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 コンタクトロール3で加圧される目荒し用テ
ープ4を用いた磁気ディスクのテクスチャ加工装置にお
いて、テープリールユニット5とコンタクトロールユニ
ット6とを分離し、揺動駆動手段7にてコンタクトロー
ルユニット6のみをオシレーションさせるようにする。
更に、テクスチャ加工動作中に目荒し用テープ4がテー
プリールユニット5から一時的に分離される一時分離手
段8を設ける。 【効果】 多様なオシレーション条件によるテクスチャ
加工の最適化を容易に実現し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気ディスクの製造
プロセスのテクスチャ加工工程で用いられる磁気ディス
クのテクスチャ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気ディスクの製造プロセス工
程の一つにテクスチャ加工工程と称されるものがある。
これは、例えば図8及び図9に示すように、回転支承さ
れる磁気ディスク基板(磁性膜成膜前)100の表裏面
を一対のコンタクトロール101,102で押圧し、磁
気ディスク基板100とコンタクトロール101,10
2との間に目荒し用テープ(例えばスラリ研磨剤付きの
テープあるいは布製テープ等)103を介在移動させる
と共に、上記コンタクトロール101,102を上記磁
気ディスク基板100の面方向に沿って揺動させ、磁気
ディスク基板100の表裏面を目荒し(テクスチャ)1
04するようにしたものである。
【0003】このようなテクスチャ加工を施すと、磁気
ディスクと磁気ヘッドとの間に空気を巻き込み、磁気ヘ
ッドを浮上させるため、磁気ディスクと磁気ヘッドとの
密着を防止することが可能になるほか、テクスチャ加工
による表面粗さを小さく抑える(表面粗さの均一化)こ
とにより、磁気ヘッドの浮上量を小さくし、もって、記
録密度を高密度化することが可能になる。
【0004】ところで、従来のテクスチャ加工装置とし
ては、図10に示すように、一つのテクスチャヘッド1
11に目荒し用テープ103の繰り出しテープリール1
12、巻き取りテープリール113及びコンタクトロー
ル101,102を夫々設け、前記テクスチャヘッド1
11をモータ及びカム機構からなる揺動駆動機構114
にて磁気ディスク基板100の径方向に沿って揺動させ
るようにしたものが用いられていた(例えば実公平4−
37704号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のテクスチャ加工装置にあっては、テクスチャ
ヘッド111はテープリール部とコンタクトロール部と
を一体的に設けたものであるため、そのテクスチャヘッ
ド111の全体重量は例えば30〜40Kg程度になっ
てしまう。従って、揺動駆動機構114にて前記テクス
チャヘッド111を揺動させるにしても、もともとテク
スチャヘッド111の全体重量が大きいことから、オシ
レーション周波数を充分に高めることができず、その
分、多様なオシレーション条件によるテクスチャ加工の
最適化を実現し難いという技術的課題が見い出された。
【0006】この発明は、以上の技術的課題を解決する
ために為されたものであって、多様なオシレーション条
件によるテクスチャ加工の最適化を容易に実現し得る磁
気ディスクのテクスチャ加工装置を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
図1(a)に示すように、磁気ディスク基板1を回転支
承するディスク支持手段2と、磁気ディスク基板1面を
押圧し且つ磁気ディスク基板1の径方向に沿って揺動す
るコンタクトロール3と、磁気ディスク基板1面とコン
タクトロール3との間に介在されて磁気ディスク基板1
面に接触する目荒し用テープ4とを備え、磁気ディスク
基板1の表面を目荒しする磁気ディスクのテクスチャ加
工装置において、磁気ディスク基板1に対して固定配置
され、前記目荒し用テープ4の供給及び回収機構を有す
るテープリールユニット5と、少なくとも前記コンタク
トロール3及び目荒し用テープ4の案内機構を有し、前
記テープリールユニット5と別個独立に配置されると共
に揺動駆動手段7にて磁気ディスク基板1の径方向に沿
って揺動支持されるコンタクトロールユニット6とを備
えたことを特徴とする。
【0008】このような技術的手段において、本願発明
は、磁気ディスク基板1の片面(表面あるいは裏面)あ
るいは両面にテクスチャ加工を施すものを対象とする。
また、ディスク支持手段2としては、磁気ディスク基板
1を所定の姿勢に保持して回転自在に支持するものであ
れば適宜選定して差し支えないが、磁気ディスク基板1
の表面あるいは裏面あるいは両面を最大限有効利用しよ
うとした場合には、磁気ディスク基板1のチャック孔内
縁をチャック保持することが必要である。このとき、上
記磁気ディスク基板1のチャック保持姿勢を正規に保つ
という観点からすれば、チャック保持時において、磁気
ディスク基板1の姿勢が規制されるガイドを用いること
が望ましく、特に、磁気ディスク基板1の表面に傷が形
成される事態を確実に回避するという観点からすれば、
エアブローガイド等の非接触ガイドを用いることが望ま
しい。
【0009】また、コンタクトロール3は例えば磁気デ
ィスク基板1の両面をテクスチャ加工するのであれば一
対必要であるが、磁気ディスク基板1の片面をテクスチ
ャ加工するのであれば加工面に対向した箇所に一つ設け
るようにすればよい。また、コンタクトロール3につい
ては磁気ディスク基板1面に押圧する加圧機構が必要で
あり、押圧力の低圧化、高精度制御、調整のし易さを考
慮すれば、この加圧機構としては、リンク機構を介して
押圧するようにし、コンタクトロール3の支持アームに
てこの原理を応用し、押圧支点にある程度大きな加圧力
を与えたとしても、コンタクトロール3には低コンタク
ト圧を作用させるようにしたものが好ましい。
【0010】また、目荒し用テープ4としては、それ自
体の材質が目荒しを可能とする程度の表面粗さを持つ例
えば布製テープであってもよいし、テープ素材そのもの
には目荒しを可能とする程度の表面粗さはなく、例えば
スラリ研磨剤を別に供給するようにして目荒しを可能に
するようにしたもの等適宜選定して差し支えない。
【0011】また、テープリールユニット5について
は、目荒し用テープ4を供給、回収し得る機構を備えて
いればよく、また、磁気ディスク基板1のセット位置に
対してテープリールユニット5の位置を移動設定し得る
ように設計してもよいし、あるいは、テープリールユニ
ット5を予め所定位置に固定しておき、磁気ディスク基
板1を所定のセット位置に移動設定するようにしてもよ
い。
【0012】また、コンタクトロールユニット6につい
ては、少なくとも、磁気ディスク基板1との間に目荒し
用テープ4を介在させたコンタクトロール3を備えてい
ればよいが、テクスチャ加工時には、コンタクトロール
ユニット6が揺動駆動手段7にて揺動し、目荒し用テー
プ4の供給性が不安定になる虞れがあるため、目荒し用
テープ4を安定供給するという観点からすれば、例えば
図1(b)に示すように、コンタクトロールユニット6
には、テクスチャ加工動作中に目荒し用テープ4がテー
プリールユニット5から一時的に分離される一時分離手
段8を設けることが好ましい。この一時分離手段8とし
ては、例えば目荒し用テープ4の一端を拘束保持するテ
ープクランプ手段9と、このテープクランプ手段9によ
るテープクランプ動作時にて目荒し用テープ4を繰り出
すテープ繰り出し手段10と、このテープ繰り出し手段
10によるテープ繰り出し動作時にて目荒し用テープ4
に一定の張力を付与するテープ引張手段11とを備えた
ものが用いられる。
【0013】また、上記揺動駆動手段7については、コ
ンタクトロールユニット6を所定のオシレーション周波
数で揺動させるものであれば適宜選定して差し支えな
く、例えばモータとカム機構やリンク機構を用いたり、
あるいは、リニアモータ機構を用いる等適宜選定するこ
とができる。このとき、揺動駆動手段7としてリニアモ
ータ機構を用いるようにすれば、揺動幅やオシレーショ
ン周波数等をオシレーション条件として操作パネル上で
入力することにより、多様なオシレーション条件に容易
に対応することが可能である。
【0014】
【作用】上述したような技術的手段によれば、テープリ
ールユニット5は目荒し用テープ4の供給及び回収機構
を有するものであり、磁気ディスク基板1に対して固定
配置されている。一方、コンタクトロールユニット6は
少なくともコンタクトロール3及び目荒し用テープ4の
案内機構を有するものであり、テープリールユニット5
と別個独立に配置され、しかも、揺動駆動手段7にて磁
気ディスク基板1の径方向に沿って揺動支持される。従
って、テープリールユニット5と無関係に、コンタクト
ロールユニット6のみが磁気ディスク基板1の径方向に
沿って揺動し、コンタクトロールユニット6のコンタク
トロール3に追従移動する目荒し用テープ4にて磁気デ
ィスク基板1の表面を目荒しする。
【0015】特に、コンタクトロールユニット6にテク
スチャ加工動作中に目荒し用テープ4がテープリールユ
ニット5から一時的に分離される一時分離手段8を設け
るようにすれば、テープリールユニット5と無関係に、
コンタクトロールユニット6側で目荒し用テープ4が安
定的に供給される。
【0016】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいてこの
発明を詳細に説明する。図2はこの発明が適用された磁
気ディスクのテクスチャ加工設備の一実施例を示す。同
図において、符号20は磁気ディスク基板、21はテク
スチャ加工対象となる多数の磁気ディスク基板20を収
容する収容ボックス、22は収容ボックス21内の磁気
ディスク基板20をローディングし、ディスク保持テー
ブル23のディスクセット位置aにて磁気ディスク基板
20をアンローディングしてディスク保持テーブル23
に磁気ディスク基板20をセットするディスクガイドユ
ニットである。
【0017】この実施例において、上記ディスク保持テ
ーブル23は90度角度間隔の4つのインデックス位置
を間欠移動させるものであり、夫々のインデックス位置
には磁気ディスク基板20のチャック孔をチャックする
スピンドル(図示せず)が設けられ、更に、インデック
ス位置の一つであるディスクセット位置aには磁気ディ
スク基板20チャック時において磁気ディスク基板20
を正規姿勢に保つ姿勢ガイド(図示せず)を備えてい
る。また、上記ディスク保持テーブル23の上記ディス
クセット位置aに隣接するインデックス位置は第一テク
スチャ加工ステージb、第二テクスチャ加工ステージd
であり、夫々のテクスチャ加工ステージb,dにはテク
スチャ加工装置30が設置されている。更に、上記ディ
スクセット位置aから180度変位したインデックス位
置は洗浄ステージcであり、図示外の洗浄装置が設置さ
れている。
【0018】次に、この実施例に係るテクスチャ加工装
置30の詳細を図3に示す。同図において、テクスチャ
加工装置30はテクスチャヘッド31を有し、このテク
スチャヘッド31は、第一のガイドレール32に沿って
加工位置と待機位置との間で進退移動するテープリール
ユニット33と、このテープリールユニット33とは別
個独立に分離され、第二のガイドレール34に沿って加
工位置と待機位置との間で進退移動するコンタクトロー
ルユニット35とを備えている。
【0019】この実施例に係るテープリールユニット3
3は、例えばスラリ研磨剤付きテープ等の目荒し用テー
プ36を繰り出す繰り出しテープリール37と、目荒し
用テープ36を巻き取る巻き取りテープリール38とを
ユニットベース39上に二組設置したものである。尚、
この実施例においては、加工条件に応じて、繰り出しテ
ープリール37及び巻き取りテープリール38の位置関
係、回転方向を逆にすることにより目荒し用テープ36
の送り方向を逆転させることも可能である。
【0020】一方、この実施例に係るコンタクトロール
ユニット35は、ディスク保持テーブル23に保持され
た磁気ディスク基板20の表面及び裏面を押圧する一対
のコンタクトロール41,42をユニットベース40に
設ける他、夫々のコンタクトロール41,42に対して
目荒し用テープ(以後この実施例中ではテープと称す
る)36が適宜掛け回されるテープ案内機構43、更に
は、テクスチャ加工動作時においてテープ36がテープ
リールユニット33と一時的に分離されるテープ一時分
離機構44を備えている。
【0021】より具体的に述べると、上記テープ一時分
離機構44は、図3及び図6に示すように、繰り出しテ
ープリール37から繰り出されたテープ36が巻き付け
保持されるテープ繰り出しロール51と、巻き取りテー
プリール38手前に配置されて図6中点線のように動作
しテープ36の一端が拘束保持されるテープクランプ5
2と、このテープクランプ52によるテープ36のクラ
ンプ動作時においてテープ繰り出しロール51によるテ
ープ36の繰り出し動作が実行されている時点で図6中
点線のように動作し目荒し用テープ36に一定の張力が
与えられるテンションロール53とを備えている。
【0022】更に、テープ案内機構43は、繰り出しテ
ープリール37から繰り出されたテープ36をテープ繰
り出しロール51に巻き付けるための一対の案内ロール
54,55と、テープ繰り出しロール51からのテープ
36をコンタクトロール41あるいは42に掛け渡した
後にテンションロール53へ導くための案内ロール56
とで構成されている。
【0023】また、この実施例に係るコンタクトロール
ユニット35はオシレーション機構60にて磁気ディス
ク基板20の径方向に沿って揺動するようになってい
る。この実施例では、上記オシレーション機構60とし
ては、図3〜図5に示すように、例えばテープリールユ
ニット33に図示外のブラケットで固定される駆動モー
タ61と、この駆動モータ61のシャフトに固着される
円板状カム62と、この円板状カム62のモータシャフ
トから偏心した位置に突設される係合ピン63と、上記
コンタクトロールユニット35のユニットベース40の
背面側に固着される係合ブロック64と、この係合ブロ
ック64に対し磁気ディスク基板20の径方向に直交す
る方向に沿って開設され且つ上記係合ピン63が摺動自
在に係合するスリット溝65とを備え、駆動モータ61
の回転運動を係合ブロック65の直線方向(磁気ディス
ク基板20の径方向に沿う方向)運動に変換するように
したものが用いられる。
【0024】次に、この実施例に係るテクスチャ加工装
置の作動について説明する。今、テクスチャ加工ステー
ジb,dにおいて、テクスチャ加工装置30は加工位置
まで進出した後に、オシレーション機構60にてコンタ
クトロールユニット35を磁気ディスク基板20の径方
向に沿って揺動させ、コンタクトロール41,42に掛
け渡されたテープ36にて磁気ディスク基板20の表面
及び裏面を目荒らしする。
【0025】このとき、上記コンタクトロールユニット
35は約15〜20Kgの重量であり、オシレーション
周波数f=20Hzでオシレーションを行うことがで
き、良好なテクスチャパターンを得ることができた。こ
れに対し、図10の従来タイプを用いて同様なテクスチ
ャ加工を行ったところ、従来のテクスチャヘッド111
は約30〜40Kgの重量であり、オシレーション周波
数f=5Hz程度でしかオシレーションを実現できない
ことが確認された。
【0026】また、この実施例にあっては、テープ一時
分離機構44は、図6に示すように、テープクランプ5
2にてテープ36の一端を拘束保持し、この状態で、テ
ープ繰り出しロール51にてテープ36を繰り出すと共
に、テンションロール53にてテープ36の張力を一定
に保つようにしているので、コンタクトロールユニット
35のみが揺動したとしても、コンタクトロール41,
42と磁気ディスク基板20との間にテープ36は安定
的に供給されることになり、その分、テープ36の供給
性が不安定になってテクスチャ加工品質が損なわれる懸
念はない。
【0027】更にまた、この実施例に係るコンタクトロ
ール41,42の加圧機構70を図7に示す。同図にお
いて、各コンタクトロール41,42には夫々支持アー
ム71が設けられ、夫々の支持アーム71はコンタクト
ロール41,42の加圧方向に沿う摺動レール72,7
3に摺動自在に係合するスライダ74,75にピン7
6,77支持されており、コンタクトロール41,42
から離れた側の一方のピン77支持点は支持アーム71
の軸方向に沿った長孔に遊嵌している。そして、上記コ
ンタクトロール41,42に接近した側のピン76支持
点には押圧用エアシリンダ78,79による加圧力が作
用するようになっており、また、コンタクトロール4
1,42から離れた側のピン77支持点には押圧用エア
シリンダ78’,79’による加圧力が作用するように
なっており、押圧用エアシリンダ78,78’及び7
9,79’の押圧力の差圧とモーメント力によりコンタ
クトロール41,42に対し支持アーム71を介して加
工圧が伝えられる。一方、この加工圧制御とは別個にコ
ンタクトロール41,42の開閉動作を制御するところ
の開閉用エアシリンダ80が配置され、所定のカム面が
形成されたカムブロックを用いてコンタクトロール4
1,42の開閉動作が制御される。
【0028】このような加圧機構70によれば、押圧用
エアシリンダ78,79,78’,79’を作動させ、
開閉用エアシリンダ80にてコンタクトロール41,4
2を閉じると、てこの原理により、ピン76支持点の作
用力とピン77支持点の作用力とがコンタクトロール4
1,42に案分されることになるため、押圧用エアシリ
ンダ78,79,78’,79’の圧力をある程度大き
いレベルで制御したとしても、てこの比率に基づいて、
コンタクトロール41,42の押圧力は低コンタクト圧
で調整される。
【0029】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、テープリールユニットとコンタクトロールユニッ
トとを分離し、コンタクトロールユニットのみをオシレ
ーションさせるようにしたので、従来に比べてオシレー
ションの対象重量を軽減できる分、多様なオシレーショ
ン条件によるテクスチャ加工の最適化を容易に実現する
ことができる。また、テクスチャ加工動作中に目荒し用
テープがテープリールユニットから一時的に分離される
一時分離手段を設けるようにすれば、コンタクトロール
ユニットがオシレーションする際にテープの供給性が損
なわれる懸念はなく、常時安定して目荒し用テープを供
給することができ、テクスチャの加工精度の均一性を良
好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)はこの発明に係る磁気ディスクのテク
スチャ加工装置の構成を示す説明図、(b)はこの発明
で用いられる一時分離手段の構成例を示す説明図であ
る。
【図2】 この発明が適用された磁気ディスクのテクス
チャ加工設備の一実施例を示す説明図である。
【図3】 実施例に係るテクスチャ加工装置の詳細を示
す斜視図である。
【図4】 その側面概略図である。
【図5】 図5中V方向から見た矢視図である。
【図6】 実施例に係るテクスチャ加工装置の一時分離
機構例を示す説明図である。
【図7】 実施例に係るコンタクトロールの加圧機構の
具体例を示す説明図である。
【図8】 従来の磁気ディスクのテクスチャ加工方式の
概要を示す説明図である。
【図9】 図8中IX方向から見た矢視図である。
【図10】 従来における磁気ディスクのテクスチャ加
工装置の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…磁気ディスク基板,2…ディスク支持手段,3…コ
ンタクトロール,4…目荒し用テープ,5…テープリー
ルユニット,6…コンタクトロールユニット,7…揺動
駆動手段,8…一時分離手段,9…テープクランプ手
段,10…テープ繰り出し手段,11…テープ引張手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 幸弘 山形県米沢市中央4−1−21 コ−ピアス 米沢201 (72)発明者 千田 昌平 山形県米沢市中央4−1−21 コーピアス 米沢511

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスク基板(1)を回転支承する
    ディスク支持手段(2)と、磁気ディスク基板(1)面
    を押圧し且つ磁気ディスク基板(1)の径方向に沿って
    揺動するコンタクトロール(3)と、磁気ディスク基板
    (1)面とコンタクトロール(3)との間に介在されて
    磁気ディスク基板(1)面に接触する目荒し用テープ
    (4)とを備え、磁気ディスク基板(1)の表面を目荒
    しする磁気ディスクのテクスチャ加工装置において、磁
    気ディスク基板(1)に対して固定配置され、前記目荒
    し用テープ(4)の供給及び回収機構を有するテープリ
    ールユニット(5)と、少なくとも前記コンタクトロー
    ル(3)及び目荒し用テープ(4)の案内機構を有し、
    前記テープリールユニット(5)と別個独立に配置され
    ると共に揺動駆動手段(7)にて磁気ディスク基板
    (1)の径方向に沿って揺動支持されるコンタクトロー
    ルユニット(6)とを備えていることを特徴とする磁気
    ディスクのテクスチャ加工装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、コンタク
    トロールユニット(6)は、テクスチャ加工動作中に目
    荒し用テープ(4)がテープリールユニット(5)から
    一時的に分離される一時分離手段(8)を有し、この一
    時分離手段(8)は、目荒し用テープ(4)の一端を拘
    束保持するテープクランプ手段(9)と、このテープク
    ランプ手段(9)によるテープクランプ動作時にて目荒
    し用テープ(4)を繰り出すテープ繰り出し手段(1
    0)と、このテープ繰り出し手段(10)によるテープ
    繰り出し動作時にて目荒し用テープ(4)に一定の張力
    を付与するテープ引張手段(11)とを備えたことを特
    徴とする磁気ディスクのテクスチャ加工装置。
JP15811794A 1994-06-16 1994-06-16 磁気ディスクのテクスチャ加工装置 Pending JPH087266A (ja)

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