JPH0872387A - インクジェット被記録材 - Google Patents

インクジェット被記録材

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JPH0872387A
JPH0872387A JP6212724A JP21272494A JPH0872387A JP H0872387 A JPH0872387 A JP H0872387A JP 6212724 A JP6212724 A JP 6212724A JP 21272494 A JP21272494 A JP 21272494A JP H0872387 A JPH0872387 A JP H0872387A
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JP
Japan
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silica
ink
recording material
coating layer
coating
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JP6212724A
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English (en)
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Tomonori Kato
友紀 加藤
Satoru Nagamine
知 永峰
Katsuhiko Sato
克彦 佐藤
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • B41M5/5218Macromolecular coatings characterised by inorganic additives, e.g. pigments, clays

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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗工層の剥がれや粉落ちなどが生じない、イ
ンク吸収能に優れ、発色性、解像性、画像保存性を兼ね
備えたインクジェット被記録材を提供することを目的と
する。 【構成】 本発明は、基紙上に塗工層を設けたインクジ
ェット被記録材であって、該塗工層の成分として、BE
T比表面積が100〜400m2 /gの範囲で、吸油量
が150〜300ml/100gの範囲にあるシリカ
と、一次粒子径の平均径が0.05μmより小さい粒子
径を有するシリカまたは/およびアルミナとを配合した
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水性インクジェット被記
録材に関するものであり、さらに詳しくは、高速印字、
高吐出量のインクジェットシステムにも対応した優れた
インク吸収能を有し、発色性、解像性、画像保存性を兼
ね備えたインクジェット被記録材に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット方式による記録は、記録
液の小滴を発生、飛翔させ、被記録材に付着することに
より画像を得るものであり、低騒音で、かつ、容易に高
品質、高解像度の画像が得られるので近年急速に普及し
ている。このインクジェット記録法に使用される被記録
材としては、従来、通常の紙が使用されてきた。しか
し、より高品位の画像を得るために、インクジェットシ
ステムにおける印字の高速化、高密度化、高吐出量化が
図られ、被記録材に対しても高度な特性が求められるよ
うになった。
【0003】印字の高速化、高密度化、高吐出量化に対
応するためには、高いインクの吸収能を有し、インクの
吸収がはやく、ドットが重なった場合でも、先に打ち込
まれたドットに流れだしたりにじんだりしないことがま
ず必要になる。さらに、高品位の記録画像を得るために
は、インクの発色性がよく、インクドットの濃度が高い
こと、および、インクドットが真円に近く、インクドッ
トの縁が滑らかであり記録画像の解像性がよいことを満
たす必要がある。また、記録画像が紫外線や空気中の酸
素または水にさらされた場合であっても染料の堅牢性を
低下させないような記録画像の保存性も要求される。
【0004】上記のようなニーズに対し、例えば、特公
平4−28232号公報には、高サイズ度の基紙上に比
表面積が大きく吸油量の多い高インク吸収性の顔料を塗
工したインクジェット被記録紙が記載されている。ま
た、特開平3−218885号公報には低サイズ度の基
紙に小さな比表面積と低い吸油量の低いインク吸収能を
有する顔料を薄く塗工したインクジェット被記録紙が記
載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特公平4−2
8232号公報記載のインクジェット被記録紙では、高
いインク吸収能のある顔料を用いているため画像濃度や
解像性はよいが、耐オゾン性が低く、記録画像の保存性
が悪い。また、擦れた時に粉落ちが発生しやすく、印字
時にヘッドの目詰まりなどを起こすことがあった。つま
り、非常に取扱いにくいものになる。さらに、触った感
じ(以下、指感触という)が普通紙と異なるという欠点
があった。
【0006】また、特開平3−218885号公報のイ
ンクジェット被記録紙では、塗工量が0.5〜20g/
2 と少ないので、粉落ちなどは生じにくく指感触も普
通紙に近く、耐オゾン性についても比較的よい結果が得
られるが、画像濃度および解像性が低下してしまうとい
う欠点がある。
【0007】従って、本発明は、これらの欠点を克服
し、塗工層の剥がれや粉落ちなどが生じない、インク吸
収能に優れ、発色性、解像性、画像保存性を兼ね備えた
インクジェット被記録材を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明者らは鋭意検討した結果、一次粒子径の平均
径が0.05μmより小さい粒子径を有する微細な粒径
のシリカまたはアルミナをシリカに配合して塗工層に用
いると、粉落ちが防止でき、さらに、画像濃度および記
録画像の保存性も低下しないことを見いだし、本発明を
完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、基紙上に塗工層を設
けたインクジェット被記録材であって、該塗工層の成分
として、BET比表面積が100〜400m2 /gの範
囲で、吸油量が150〜300ml/100gの範囲に
あるシリカと、一次粒子径の平均径が0.05μmより
小さい粒子径を有するシリカまたは/およびアルミナと
を配合したインクジェット被記録材からなる。
【0010】また、本発明は、シリカと一次粒子径の平
均径が0.05μmより小さい粒子径を有するシリカま
たは/およびアルミナの配合比が、重量比で、8:2〜
3:7の範囲であるインクジェット被記録材からなる。
【0011】さらに、本発明は、基紙のJIS P81
22によるステキヒトサイズ度が0〜10秒であり、基
紙上への塗工量が3〜12g/m2 であるインクジェッ
ト被記録材からなる。
【0012】以下、本発明に係るインクジェット被記録
材について詳細に説明する。
【0013】基紙上に塗工層を厚く塗工した被記録材で
は指感触が普通紙とは異なり、被記録材を折り曲げたと
き塗工層にひび割れや剥がれなどいわゆる「折れ割れ」
や粉落ちなどが発生しやすいため、可能な限り薄く塗工
した被記録材が求められている。
【0014】そこで、塗工層が薄く、高画質の被記録材
を得るためには、高インク吸収性の顔料を低サイズ度の
基紙に薄く塗工すればよいと予想される。しかし、実際
に行ってみると、粉落ちや塗工層の剥がれなどが生じ、
被記録材を得ることはできない。また、この粉落ちや塗
工層の剥がれは添加するバインダーの量を増やしても改
善されず、かえって、インクの吸収性が低下するように
なるため、画像濃度や解像度が低下してしまう結果とな
る。
【0015】また、比表面積が小さく吸油量が少ない顔
料はバインダー量が少なくとも接着しやすいので、この
ような顔料を粉落ちなどを防止するために、高インク吸
収能を有する顔料に配合して塗工液を調製し、低サイズ
度の基紙に塗工した場合には、粉落ちなどは生じにくく
なるが、塗工層中の顔料のインク吸収性が低下する結
果、画像濃度や解像度が低下してしまう。
【0016】一方、記録画質の面から考察すると、イン
クが被記録材に打ち込まれた時に、インク中の染料は塗
工層中の顔料表面にトラップされ、インク中の溶剤など
は塗工層や基紙などによりすみやかに吸収されなければ
ならない。すなわち、トラップが不十分であれば画像濃
度が低下し、吸収が不十分なら解像性が低下することに
なるからである。このように、塗工層に用いる顔料の選
択には、顔料の比表面積や吸油量が重要な要素となる。
【0017】以上のように、本発明の高インク吸収性の
インクジェット被記録材を得るためには基紙のサイズ度
並びに塗工層に使用する材料の組合せが重要となる。本
発明に係るインクジェット被記録材は、低サイズ度の基
紙上に大きな吸油性と大きな比表面積を持つシリカを塗
工層に配して、高いインク吸収能と画質を確保する。ま
た、一次粒子径の平均径が0.05μmより小さい粒子
径を有する微粒子状のシリカまたはアルミナもしくはこ
の両者を併用して塗工層中のシリカに配合して、粉落ち
や塗工層の剥がれを防止する。
【0018】さらに、これらの微粒子状シリカまたはア
ルミナは大きな比表面積を有するためインク中の染料を
顔料表面に保持することができ、また、吸油量も大きい
ため、画像濃度や解像性を大幅に低下させることはな
く、しかも、記録画像のオゾンによる変色または退色も
抑制することができ、記録画像の保存性も改良すること
ができる。
【0019】従って、以上のような構成を採ることによ
って、画質を低下させることなく充分なインクの吸収能
を確保することができ、少ない塗工量でも被記録材を得
ることが可能となり、折れ割れや指触感などの問題も同
時に解決することができる。
【0020】本発明で用いられるシリカとしては、イン
クの吸収能を高め高品位の画像を達成可能なものを選ぶ
ことが好ましい。このようなシリカは、液相中でケイ酸
ナトリウムと酸とを反応させ、ケイ酸の一次粒子を生成
させたあと、この一次粒子をシロキサン結合の三次元的
なつながりを介して二次凝集体に成長させたものであ
り、多孔性に富む網目構造が形成されるため、内部表面
積、細孔容積の大きなシリカである。このようなシリカ
として、例えば、サイリシア(商品名、富士シリシア工
業社製)、ファインシール(商品名、徳山曹達社製)、
ミズカシール(商品名、水澤化学工業社製)などの市販
品を使用することができる。
【0021】シリカの粒径は、通常顔料として使用でき
る範囲のものであればよいが、塗工層表面の平滑性等に
影響を与えるので、特に、二次粒子径が20μm以下の
ものが好ましい。
【0022】シリカの比表面積はインクの吸着に影響を
与え、比表面積が100m2 /g未満の場合はインクの
染料がトラップされにくくなり画像濃度が低下する傾向
があるため、大きな比表面積をもつほど画像濃度は向上
する。一方、400m2 /gを越えるようになると、大
きな比表面積のため表面活性も上昇し、オゾンによる染
料の変色や退色を促進するため、耐オゾン性が低下する
傾向がある。従って、シリカとして比表面積が100〜
400m2 /gの範囲のものを用いると画像濃度に優れ
耐オゾン性のよい記録画像の保存性に優れた被記録材を
得ることができる。
【0023】また、シリカの吸油量もインクの吸収性や
発色性に影響を与える重要な物性のひとつである。一般
的には、吸油量が大きいほど高いインク吸収性が得ら
れ、吸油量が、150〜300ml/100gの範囲の
顔料を用いた場合に解像性の点で優れた被記録材が得ら
れる。150ml/100g未満の場合には塗工層のイ
ンク吸収性が低下し、にじみが発生し解像性が低下する
傾向を示す。一方、300ml/100gを越える場合
には塗工液中のバインダー成分をも吸収し、粉落ちや塗
工層の剥がれが発生しやすくなる傾向を示す。
【0024】本発明で用いられる一次粒子径の平均径が
0.05μmより小さい粒子径を有するシリカまたはア
ルミナとしては、一般に、気相法で製造されたシリカま
たはアルミナを用いることができる。これらは、四塩化
ケイ素または塩化アルミニウムを酸水素焔中で高温で加
水分解して製造されるもので、多孔質でなく、内部表面
積をもたないコンパクトな超微粒子状であるが、大きな
外部表面積を持ち吸着性が高いシリカまたはアルミナで
ある。このように気相法で製造されたシリカまたはアル
ミナは0.005〜0.05μmの粒子径を有し比表面
積は、一般に、50〜400m2 /g、吸油量は、15
0〜350ml/100g程度の値を示している。さら
に、この気相法で製造されたシリカまたはアルミナは、
例えば、アエロジル(登録商標、商品名、日本アエロジ
ル社製)、アルミニウムオキサイドC(商品名、日本ア
エロジル社製)などの市販品を使用することができる。
【0025】このような微粒子状のシリカまたはアルミ
ナは、微粒子であるためシリカ間の隙間に入り込み、密
な状態で塗工層が形成され、さらに、微粒子状シリカま
たはアルミナ表面の水酸基の作用により密着力が向上す
るため粉落ちや塗工層の剥がれを防止することができる
と思われる。従って、用いるシリカまたはアルミナの粒
子径は細かい程効果があるが、極端に細かい場合には、
表面活性が増加し、取扱も困難となるため、0.005
μm以上のものが好ましい。特に、0.005〜0.0
3μmの範囲のものを用いた場合、粉落ちや塗工層の剥
がれの防止と言う点で好ましい結果が得られる。
【0026】微粒子状のシリカまたはアルミナの比表面
積の大小は、記録時のインクの吸収性やインク中の染料
の吸着性に大きな影響を与えるものであり、特に、50
〜300m2 /gの範囲のものを用いると、解像性、画
像濃度の面から、また耐オゾン性の面からよい結果が得
られる。
【0027】シリカと微粒子状のシリカまたはアルミナ
との配合比は、粉落ちの抑制と画質とを考慮して定めら
れる。図1はステキヒトサイズ度7秒の基紙に乾燥塗工
量6〜7g/m2 で塗工した場合の配合比と画質との関
係を示している。画質は光学濃度(OD)を用いて評価
している。これによると、光学濃度はシリカの配合割合
が増えるに従い上昇している。記録画像に求められる光
学濃度は1.4以上が必要とされ、図1によると微粒子
状のシリカまたはアルミナの配合量が約70重量%以上
になると、解像性が低下する傾向があるので、70重量
%以下であるのが好ましい。ただし、シリカの配合比が
高くなると、粉落ちや塗工層の剥がれが発生し、防止す
るためには微粒子状のシリカまたはアルミナを約20重
量%以上配合する必要がある。従って、シリカと微粒子
状のシリカまたはアルミナとは、重量比で30:70〜
80:20の範囲で配合して用いると好ましい結果が得
られる。
【0028】上述の発明に係る被記録材は、記録紙に水
がかかった時ににじみなどが起こることを防止するた
め、必要に応じて耐水化剤を塗工層中に添加してもよ
い。このような耐水化剤は、一般にポリカチオン性の重
合体であり、塗工層中でインクの染料中のカルボン酸基
やスルホン酸基などと塩を形成し不溶化することにより
耐水性を付与する。このような耐水化剤としては、例え
ば、ポリビニルピリジン、ポリビニルイミダゾール、ポ
リエチレンイミン、ポリビニルアミン、ポリアリルアミ
ン、ポリアリルアミンスルホンやこれらのアンモニウム
塩などを用いることができる。これらの耐水化剤は、塗
工層中の固形分に対して、一般に20重量%以下の添加
量で目的を達成することができる。
【0029】本発明のインクジェット被記録材は、上述
のシリカ、微粒子状のシリカまたはアルミナに必要によ
り耐水化剤を加え、バインダーとともに混合して塗工液
を調製し、得られた塗工液を基紙上に塗工し、乾燥して
作製される。
【0030】ここで用いられるバインダーとしては結着
能力のある高分子であれば特に制限はなく、このような
ものとして、例えば、ポリビニルアルコール、澱粉、酸
化澱粉、カチオン化澱粉、カゼイン、カルボキシメチル
セルロース、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロースな
どの水溶性高分子、SBRラテックス、MBRラテック
ス、酢酸ビニルエマルジョンなどの水分散型高分子があ
げられるが、画像の光学濃度の点では、水溶性高分子を
用いることが好ましい結果を与える。
【0031】バインダーの配合量は、シリカおよび微粒
子状シリカまたはアルミナの総量に対して通常10〜2
00重量%の割合で用いられ、特に、20〜100重量
%がインク吸収能の点において好ましい。配合量が10
重量%未満の場合、顔料を基材に接着させることができ
ず、200重量%を越える場合には、インク吸収性が低
下し、解像性が低下する傾向がみられる。
【0032】本発明で用いられる基紙には、例えばコー
ト紙、再生紙、上質紙、アート紙などのような紙があげ
られる。紙のサイズ度は、記録時のインク吸収性に影響
を与える。用いる基紙のサイズ度としては、JIS P
8122による、坪量80g/m2 におけるステキヒト
サイズ度が0〜10秒の範囲のものを用いると好ましい
結果が得られる。サイズ度が10秒を超える場合には、
被記録材のインクの吸収性が低下し解像度が低下する傾
向がある。
【0033】また、用いる基紙の坪量が低い場合は、い
わゆるコシの弱い紙であり、プリンター内で搬送される
時に紙づまりなどのトラブルを発生し易く、また、坪量
が大きい場合には、いわゆる固い紙であり、折り曲げな
どに際して表面の塗工層に加わる応力が強くなり、塗工
層のひび割れ、粉落ち、剥がれなどを起こし易くなる傾
向が見られる。従って、用いる基紙の坪量は80〜20
0g/m2 の範囲で用いると好ましい結果を得ることが
できる。
【0034】塗工にはエアナイフコーター、ブレードコ
ーター、キャストコーター等の公知の塗工装置を用い、
ついで、熱風乾燥機、熱ドラム、遠赤外線乾燥機などの
公知の乾燥装置で乾燥することにより被記録材が得られ
る。
【0035】塗工量は、被記録材のインクの吸収能や折
れ割れなどに関係し、塗工量が多く塗工層の厚さが厚い
場合には、インク吸収能が高く解像性は良くなるが、塗
工層に折れ割れが起こり、指感触も普通紙とは異なった
感じとなる。従って、薄い塗工層でも充分なインク吸収
能を持つように、用いる基紙の吸収性の程度を示すステ
キヒトサイズ度を考慮しながら、塗工量を定めなければ
ならない。
【0036】この関係を図2を用いて説明する。図2
は、シリカと微粒子状シリカとを重量比で1:1に配合
した塗工液を用いて、ステキヒトサイズ度が異なる基紙
上に塗工した場合のインクの吸収性の良否について示し
たグラフである。インクの吸収性は解像性を用いて評価
し、図において、「○」は解像性合格を示し、「×」は
不合格を示している。図2によると、折れ割れは塗工量
約12g/m2 を境にして発生しており、折れ割れを防
止するために、塗工量は約12g/m2 以下でなければ
ならない。また、この塗工量以下で、解像性に優れた被
記録材を得るには、ステキヒトサイズ度が10秒までの
基紙を用いることができる。
【0037】一方、吸収性がよい低ステキヒトサイズ度
の基紙を用いた場合には、塗工量が少なくなると、基紙
にもインク中の染料が吸収されるようになるため、染料
が塗工層表面でトラップされず、光学濃度が低下する
他、高吐出量のインクを瞬時に吸収できず、「にじみ」
や「太り」を発生し、解像性が低下する傾向があるが、
塗工量3g/m2 以上であれば優れた解像性を示してい
る。従って、図2に示した塗工液を用いた場合には、す
くなくとも、ステキヒトサイズ度が10秒以下の基紙に
3〜12g/m2 の範囲で塗工すると好ましい結果が得
られることがわかる。
【0038】なお、ここに示した折れ割れの起こる限界
は、塗工層に用いる顔料の粒度、バインダーの種類など
によっても変化し、また、インクの吸収能も塗工層に用
いる顔料の種類や配合比などにより変化する。すなわ
ち、塗工量を増やしても折れ割れが生じない場合には、
厚い塗工層が充分なインク吸収能を示すようになるた
め、ステキヒトサイズ度が大きい基紙を用いることがで
きるようになる。また、単位重量当りの塗工層のインク
吸収能をあげた場合には、より少ない塗工量で被記録材
を作製することが可能となる。このように、好ましい結
果が得られる塗工量および基紙のステキヒトサイズ度の
範囲は塗工層の性質によりシフトすることになるが、い
ずれにしても、図2に示した手法により、最適な範囲を
定めることができる。
【0039】また、本発明においては塗工液を調製する
際に、必要に応じて顔料分散剤、保水剤、耐水化剤、増
粘剤、離型剤、潤滑剤、蛍光染料、紫外線吸収剤、筆記
性改良剤等各種添加剤を適宣併用することができる。さ
らに、塗工層を設けた後、塗工表面の光沢度および平滑
度を更に向上させるために、インク吸収能が低下しない
程度に、スーパーカレンダー、グロスカレンダー等で処
理を施すことも差し支えない。
【0040】なお、本発明に係る上述の被記録材は、イ
ンクジェット方式の記録に一般的に使用される水系のイ
ンクに適用することができる。このようなインクの成分
は、例えば、酸性染料や直接染料のような染料1〜5重
量%、ノズルの目詰まりを防止するためのジエチレング
リコールのような水溶性高沸点有機溶剤5〜60重量%
および水30〜80重量%を含んだ組成を有している。
【0041】以下、実施例を用いて、さらに詳しく説明
する。
【0042】
【実施例】
実験例1 シリカとしてサイリシア450(商品名、平均粒子径:
5.2μm、BET比表面積:300m2 /g、吸油
量:200ml/100g、富士シリシア工業社製)を
50重量部、一次粒子径の平均径が0.05μmより小
さい粒子径を有するシリカとして気相法シリカ(商品
名:アエロジル200CF、平均粒子径:0.012μ
m、BET比表面積:200m2 /g、日本アエロジル
社製)を50重量部、バインダーとしてケン化度88モ
ル%、重合度2000のポリビニルアルコール(商品
名:PVA220、クラレ社製)を30重量部、耐水性
向上剤としてポリアリルアミン型カチオン樹脂(商品
名:PAA−3L、日東紡績社製)を5重量部に水を加
えて混合し、固形分濃度が20重量%となるように塗工
液を調製した。
【0043】得られた塗工液を、JIS P8122に
よるステキヒトサイズ度が7秒の基紙にバーコーターを
用いて、乾燥後の塗工量が6g/m2 となるように塗工
し、熱風乾燥炉で乾燥(110℃、5分間)して塗工層
を設けた。その後、スーパーカレンダー処理を行いイン
クジェット被記録材を作製した。
【0044】このようにして得られた被記録材につい
て、以下に示す方法に従って評価を行い、その結果を表
1に示した。
【0045】評価法 1 記録方法 カラー複写機(製品名:BJ−A1ピクセルプロ、40
0dpi、キヤノン社製)およびカラーバブルジェット
コピア1用の専用インク(ブラック、シアン、マゼンタ
およびイエロー、キヤノン社製)を用いて印字した。
【0046】2 折れ割れ 未記録の被記録材を二つに折り曲げ、折り目部分を、重
さ1kgの金属ロールで数回擦り、塗工層の剥がれ具合
いを目視により次の評価基準に従い判定した。 ○ 塗工層の剥がれが認められない。 × 塗工層の剥がれが認められる。
【0047】3 解像性 11.5ポイントの漢字「雷」を印字し、印字した文字
部分について、線の太さとにじみ具合いを目視により次
の評価基準に従い判定した。 ○ 「田」の部分の窓がつぶれていない。 × 「田」の部分の窓がつぶれている。
【0048】4 耐オゾン性 オゾンウエザーメーター(製品名:OMS−HCR、ス
ガ試験機社製)を用いて、オゾン濃度1ppm、温度4
0℃、相対湿度(RH)56%の条件で、印字した記録
材を暴露した。その後、ブラックの記録部分について、
測色色差計(製品名:1001DP、日本電色工業社
製)を用い、未暴露物との色差(ΔE* )を測定し耐オ
ゾン性の評価値とした。色差(ΔE* )の測定値が小さ
いほどオゾンによる記録部分の変色または退色が少な
く、耐オゾン性が優れていることを示している。
【0049】5 発色性 ブラックの記録部分の光学濃度(OD)を、マクベス濃
度計(製品名:RD918、マクベス社製)を用いて測
定した。
【0050】6 指触感 パネラー3人によって、被記録材を触り感触を得、3人
とも普通紙に近いと判断した場合に「○」、それ以外の
場合を「×」とした。
【0051】7 粉落ち 被記録材を指で軽く擦り、粉落ちの状態を目視により次
の評価基準に従い判定した。 ○ 粉落ちが認められない。 × 粉落ちが認められる。
【0052】実験例2 実験例1と同様にして塗工液を調製し、得られた塗工液
を、JIS P8122によるステキヒトサイズ度が1
0秒の基紙にバーコーターを用いて、乾燥後の塗工量が
6g/m2 となるように塗工し、実験例1と同様にして
インクジェット被記録材を作製し、評価した結果を表1
に示す。
【0053】実験例3 実験例1と同様にして塗工液を調製し、得られた塗工液
を、JIS P8122によるステキヒトサイズ度が2
2秒の基紙にバーコーターを用いて、乾燥後の塗工量が
6g/m2 となるように塗工し、実験例1と同様にして
インクジェット被記録材を作製し、評価した結果を表1
に示す。なお、評価結果で評価不能となっているのは、
記録後のインクの吸収が遅く、インクがあふれる現象が
起こり同じ条件で評価することができなかったためであ
る。
【0054】実験例4 実験例1と同様にして塗工液を調製し、得られた塗工液
を、JIS P8122によるステキヒトサイズ度が7
秒の基紙にバーコーターを用いて、乾燥後の塗工量が1
0g/m2 となるように塗工し、実験例1と同様にして
インクジェット被記録材を作製し、評価した結果を表1
に示す。
【0055】実験例5 実験例1と同様にして塗工液を調製し、得られた塗工液
を、JIS P8122によるステキヒトサイズ度が7
秒の基紙にバーコーターを用いて、乾燥後の塗工量が1
5g/m2 となるように塗工し、実験例1と同様にして
インクジェット被記録材を作製し、評価した結果を表1
に示す。
【0056】実験例6 実験例1と同様にして塗工液を調製し、得られた塗工液
を、JIS P8122によるステキヒトサイズ度が2
2秒の基紙にバーコーターを用いて、乾燥後の塗工量が
15g/m2 となるように塗工し、実験例1と同様にし
てインクジェット被記録材を作製し、評価した結果を表
1に示す。
【0057】実験例7 シリカとしてサイリシア450(商品名、富士シリシア
工業社製)を70重量部、一次粒子径の平均径が0.0
5μmより小さい粒子径を有するシリカとして気相法シ
リカ(商品名:アエロジル200CF、日本アエロジル
社製)を30重量部を用いて、実験例1と同様にしてイ
ンクジェット被記録材を作製し、評価した結果を表1に
示す。
【0058】実験例8 シリカとしてサイリシア450(商品名、富士シリシア
工業社製)を20重量部、一次粒子径の平均径が0.0
5μmより小さい粒子径を有するシリカとして気相法シ
リカ(商品名:アエロジル200CF、日本アエロジル
社製)を80重量部を用いて塗工液を調製し、得られた
塗工液を、JIS P8122によるステキヒトサイズ
度が7秒の基紙にバーコーターを用いて、乾燥後の塗工
量が7g/m2 となるように塗工し、実験例1と同様に
してインクジェット被記録材を作製し、評価した結果を
表1に示す。
【0059】実験例9 シリカとしてサイリシア450(商品名、富士シリシア
工業社製)を500重量部、一次粒子径の平均径が0.
05μmより小さい粒子径を有するシリカおよびアルミ
ナとして気相法シリカ(商品名:アエロジル200C
F、日本アエロジル社製)を30重量部および気相法ア
ルミナ(商品名:アルミニウムオキサイドC、平均粒子
径:0.013μm、比表面積:100±15m2
g、日本アエロジル社製)20重量部とを用いて、実験
例1と同様にしてインクジェット被記録材を作製し、評
価した結果を表1に示す。
【0060】実験例10 シリカとしてミズカシールP−78A(商品名、平均粒
子径:3.5μm、BET比表面積:350m2 /g、
吸油量:250ml/100g、水澤化学工業社製)を
50重量部、一次粒子径の平均径が0.05μmより小
さい粒子径を有するシリカとして気相法シリカ(商品
名:アエロジル300CF、平均粒子径:0.007μ
m、BET比表面積:300m2 /g、日本アエロジル
社製)を50重量部とを用いて、実験例1と同様にして
インクジェット被記録材を作製し、評価した結果を表1
に示す。
【0061】実験例11 シリカとしてファインシールX−37(商品名、平均粒
子径:3.7μm、BET比表面積:260m2 /g、
吸油量:270ml/100g、徳山曹達社製)を50
重量部、一次粒子径の平均径が0.05μmより小さい
粒子径を有するアルミナとして気相法アルミナ(商品
名:アルミニウムオキサイドC、平均粒子径:0.01
3μm、比表面積:100±15m2 /g、日本アエロ
ジル社製)50重量部とを用いて、実験例1と同様にし
てインクジェット被記録材を作製し、評価した結果を表
1に示す。
【0062】比較例1 シリカとしてサイリシア450(商品名、富士シリシア
工業社製)を100重量部を用いて塗工液を調製し、得
られた塗工液を、JIS P8122によるステキヒト
サイズ度が7秒の基紙にバーコーターを用いて、乾燥後
の塗工量が7g/m2 となるように塗工し、実験例1と
同様にしてインクジェット被記録材を作製し、評価した
結果を表1に示す。なお、評価結果で評価不能となって
いるのは、塗工中に粉落ちが生じ被記録材を得ることが
できなかったためである。
【0063】比較例2 シリカとしてサイリシア450(商品名、富士シリシア
工業社製)を100重量部を用いて塗工液を調製し、得
られた塗工液を、JIS P8122によるステキヒト
サイズ度が22秒の基紙にバーコーターを用いて、乾燥
後の塗工量が15g/m2 となるように塗工し、実験例
1と同様にしてインクジェット被記録材を作製し、評価
した結果を表1に示す。
【0064】
【表1】 また、ステキヒトサイズ度7秒の基紙に乾燥塗工量6〜
7g/m2 で塗工した場合におけるシリカと微粒子状の
シリカとの配合比と光学濃度(OD)との関係を図1に
示す。
【0065】実験例12 実験例1と同様にして調製した塗工液を、ステキヒトサ
イズ度が異なる基紙に、種々の塗工量で塗工し、インク
ジェット被記録材を作製し、評価した。種々のステキヒ
トサイズ度および塗工量に対する、解像性および折れ割
れの評価結果について図2に示す。図において、「○」
は解像性合格を示し、「×」は解像性不合格を示してい
る。また、斜線で囲った部分は折れ割れおよび解像性を
供に満足する範囲を示している。
【0066】表1の実験例1〜11および比較例1によ
って、微粒子状のシリカまたはアルミナをシリカに配合
することによって粉落ちや塗工層の剥がれを防止できる
ことがわかる。
【0067】実験例1〜3および1、4〜6の比較か
ら、塗工量が少ない場合には、インクは塗工層のみでは
吸収されず、基紙もインクの吸収に関与することを示し
ている。すなわち、塗工量が一定の場合にステキトサイ
ズ度が高くなるとインクの吸収性が低下する傾向があ
る。一方、塗工層が厚くなるとインクは塗工層中で充分
に吸収されるようになり、基紙のステキヒトサイズ度の
影響を受けなくなる。しかし、塗工層を厚くした場合に
は折れ割れが発生しやすくなる傾向があるため塗工量は
制限を受けることになる。なお、この関係は図2からも
容易に理解することができる。
【0068】実験例1、7〜8の結果は、図1にも示さ
れているとおりシリカと微粒子状シリカとの配合量の変
化が、記録画質に影響を与えることがわかる。耐オゾン
性を示すΔE* はシリカ単独の場合(比較例2)に比べ
て大幅に小さくなり、微粒子状のシリカの添加によって
変色または退色の度合が減少し、耐オゾン性が改良され
たことを示している。ただし、微粒子状シリカの配合量
を多くした場合は、解像性が低下する傾向がある。これ
は、微粒子状のシリカやアルミナは大きな外部表面積に
起因する大きな吸油性を有しているが、吸着は主に顔料
の外部表面で起こり、シリカのように顔料内部の細孔に
吸着されるものではない。従って、インク中の染料はイ
ンクの溶剤などとともに顔料表面に吸着されるためイン
クのトラップ性が低下し、にじみなどが起こる傾向があ
るためと思われる。
【0069】しかし、反面、塗工層を形成する場合にお
いては、微粒子状のシリカまたはアルミナはバインダー
成分を顔料表面に保持することになるため、密着性が向
上し粉落ちや塗工層の剥がれを防止することができるも
のと思われる。
【0070】また、実験例9〜11に示すように、シリ
カおよび微粒子状のシリカまたはアルミナの種類を変更
しても同様の結果が得られることがわかる。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、塗工層
の剥がれや粉落ちなどが生じることなく、高速印字、高
吐出量のプリンターに対応した優れたインク吸収能を有
し、発色性、解像性、画像保存性を兼ね備えたインクジ
ェット被記録材を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリカと微粒子状のシリカとの配合比と画質と
の関係を示すグラフである。
【図2】基紙のステキヒトサイズ度および塗工量と解像
性との関係を示したグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基紙上に塗工層を設けたインクジェット
    被記録材であって、該塗工層の成分として、BET比表
    面積が100〜400m2 /gの範囲で、吸油量が15
    0〜300ml/100gの範囲にあるシリカと、一次
    粒子径の平均径が0.05μmより小さい粒子径を有す
    るシリカまたは/およびアルミナとを配合したインクジ
    ェット被記録材。
  2. 【請求項2】 シリカと一次粒子径の平均径が0.05
    μmより小さい粒子径を有するシリカまたは/およびア
    ルミナの配合比が、重量比で、8:2〜3:7の範囲で
    ある請求項1に記載のインクジェット被記録材。
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