JPH0872323A - 図形入力可能なテープ印字装置 - Google Patents

図形入力可能なテープ印字装置

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JPH0872323A
JPH0872323A JP6239561A JP23956194A JPH0872323A JP H0872323 A JPH0872323 A JP H0872323A JP 6239561 A JP6239561 A JP 6239561A JP 23956194 A JP23956194 A JP 23956194A JP H0872323 A JPH0872323 A JP H0872323A
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JP6239561A
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Koujirou Yamamoto
好次郎 山本
Mitsumasa Kako
光政 加古
Michifumi Ishigami
道文 石上
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Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 図形入力パネルの描画領域における図形の入
力範囲を自在に設定可能とするとともに、その設定され
た図形の入力範囲をテープのテープ幅に対応させること
により、テープ幅を最大限に使用して図形をテープ上に
印字することができる図形入力可能なテープ印字装置を
提供する。 【構成】 入力幅設定スイッチ部18を介して入力幅設
定モードに設定した後、入力ペン8により入力幅の上端
位置と下端位置とを設定して描画領域10Aにおける図
形入力幅を設定するとともに、その図形入力幅データと
テープ幅データとに基づいてテープの幅方向(Y軸方
向)及びテープの長さ方向(X軸方向)における描画領
域係数を求め、図形入力幅内で入力された図形データの
座標データを各描画領域係数に基づきテープ座標に座標
変換するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、図形入力パネルにおけ
る描画領域から入力ペン等を介して図形を入力し、その
入力した図形を表示ディスプレイ上に表示しつつ長尺状
のテープに印字する図形入力可能なテープ印字装置に関
し、特に、図形入力パネルの描画領域における図形の入
力範囲を自在に設定可能としてテープのテープ幅に対応
させることにより、テープ幅を最大限に使用して図形を
テープ上に印字する図形入力可能なテープ印字装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種の図形入力可能なテープ
印字装置が提案されており、かかるテープ印字装置で
は、一般に、所定の描画領域を有し図形を入力するため
の図形入力パネル、入力された図形を表示する表示ディ
スプレイ、及び、図形を長尺状のテープに印字する印字
装置を有し、表示ディスプレイにて入力図形を確認しな
がら図形入力パネルを介して図形を入力するとともに、
印字装置を介してその入力した図形をテープに印字する
ように構成されている。
【0003】この種の図形入力可能なテープ印字装置に
おける図形入力パネルの描画領域と図形が印字されるテ
ープのテープ幅との関係について図14、図15を参照
して説明する。ここに、図14は従来のテープ印字装置
において図形入力パネルの描画領域幅がテープ幅に対応
している場合における描画領域とテープ幅との関係を模
式的に示す説明図、図15は従来のテープ印字装置にお
いて図形入力パネルの描画領域幅がテープ幅に対応して
区画されている場合における描画領域とテープ幅との関
係を模式的に示す説明図である。尚、各図においては説
明の便宜のため、図形が印字されるテープとして幅広テ
ープと幅狭テープとの2種類のテープを例にとって示し
てある。
【0004】先ず、図14において、テープ印字装置の
図形入力パネル100は描画領域101を有し、描画領
域101には、一例として1客のコーヒーセット(コー
ヒーカップと受け皿からなる)を描いた図形102が示
されている。ここに、描画領域101における入力幅W
1は、図形102が印字されるテープの各テープ幅に対
応されている。
【0005】例えば、図形102が幅狭テープ103に
印字される場合には描画領域101の入力幅W1と幅狭
テープ103のテープ幅W2とが対応されていることか
ら、描画領域101の全体が縮小されて幅狭テープ10
3上に印字されることとなる。また、図形102が幅広
テープ104に印字される場合には描画領域101の入
力幅W1と幅広テープ104のテープ幅W3とが対応さ
れていることから、描画領域101の全体が、テープ幅
W3に応じた倍率をもって幅広テープ104上に印字さ
れることとなる。
【0006】また、図15は図形入力パネル100の描
画領域101が、予めテープの各テープ幅に対応して区
画されている場合を示し、この例では、描画領域101
において、幅狭テープ103用の入力幅は、そのテープ
幅W2に対応してW4(描画領域101の上端縁から幅
W4で定義される領域)に、また、幅広テープ104用
の入力幅は、そのテープ幅W3に対応してW5(描画領
域101の上端縁から幅W5で定義される領域)に区画
されている。
【0007】かかる場合において、描画領域101に描
かれた図形102が幅狭テープ103に印字される際に
は、描画領域101における幅狭テープ103用の入力
幅W4と幅狭テープのテープ幅W2とが対応されている
ことから、幅狭テープ103には図形102のうちコー
ヒーカップの上端部のみが印字されることとなり、ま
た、同様に、図形102が幅広テープ104に印字され
る際には、描画領域101における幅広テープ104用
の入力幅W5と幅広テープ104のテープ幅W3とが対
応されていることから、幅広テープ104には図形10
2のうちコーヒーカップの椀部程度のみが印字されるこ
ととなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
14に示した例では、描画領域101の全体が各幅狭テ
ープ103、幅広テープ104のテープ幅W2、W3に
対応して相似形に印字されるものではあるが、各テープ
幅W2、W3を最大限利用して図形102のみを大きく
テープ幅一杯に印字することはできない。従って、図形
入力パネル100を介して入力された図形102が適当
でない場合には、図形102のみを大きくテープ幅一杯
に印字することができないものである。
【0009】また、前記図15に示した例では、使用さ
れるテープが幅狭テープ103であるか、又は、幅広テ
ープ104であるか、即ち、テープの種類に対応して描
画領域101における入力幅W4、W5が予め定められ
ており、従って、各入力幅W4、W5内で図形102の
みを確実に入力するのは困難なものである。これより図
形102が各入力幅W4、W5内で適当に入力されてい
ない場合には、前記図14の場合と同様、図形102の
みを大きくテープ幅一杯に印字することができない。
【0010】本発明は前記従来における問題点を解消す
るためになされたものであり、図形入力パネルの描画領
域における図形の入力範囲を自在に設定可能とするとと
もに、その設定された図形の入力範囲をテープのテープ
幅に対応させることにより、テープ幅を最大限に使用し
て図形をテープ上に印字することができる図形入力可能
なテープ印字装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、所定の描画領域を有する図形入力パネルと、
図形入力パネルの描画領域から入力された図形を表示す
る表示ディスプレイと、表示ディスプレイに表示された
図形を長尺状のテープに印字する印字装置とを有する図
形入力可能なテープ印字装置において、前記図形入力パ
ネルの描画領域における図形の入力範囲を設定する入力
範囲設定手段を設けた構成とされる。
【0012】また、前記入力範囲設定手段は前記テープ
の幅に対応して入力幅を設定する構成を有する。更に、
前記入力範囲設定手段は、前記描画領域内で入力上限位
置と入力下限位置とを決定することにより、図形の入力
幅を設定する。
【0013】また、前記入力範囲設定手段は、前記図形
入力パネルの一側に列設された複数の検出孔と、図形入
力パネルを水平方向に移動させる移動機構と、移動機構
により図形入力パネルが移動されている間に各検出孔を
順次検出する一対の第1及び第2検出器と、各第1及び
第2検出器による各検出孔の検出状態に対応する検出パ
ターンに応じて図形入力パネルの移動距離をカウントす
るカウンタとから構成される。
【0014】
【作用】前記構成を有する本発明では、図形入力パネル
における描画領域を介して所望の図形を入力する場合、
入力範囲設定手段により描画領域における図形の入力範
囲が設定される。このとき、入力範囲設定手段は、図形
が印字されるテープのテープ幅に対応して入力幅を設定
し、また、描画領域内で入力上限位置と入力下限位置と
を決定することにより入力幅を設定することができる。
また、入力幅は、移動機構により図形入力パネルを水平
方向に移動させている間に、一対の第1及び第2検出器
を介して図形入力パネルの一側に列設された複数の検出
孔を順次検出し、その検出状態に対応する検出パターン
に応じて図形入力パネルの移動距離をカウンタによりカ
ウントすることにより設定することもできる。
【0015】これにより、テープ印字装置に使用する各
種テープのテープ幅と図形入力パネルの描画領域から入
力する図形の大きさ、種類等とを相互に勘案して、図形
の入力幅を設定することが可能となる。
【0016】かかる後、図形入力パネルの描画領域から
入力された所望の図形は、表示ディスプレイに表示さ
れ、また、印字装置を介して長尺状のテープに印字され
る。このとき、図形の入力幅は、前記のように入力範囲
設定手段によりテープの幅に対応して自在に設定されて
いるので、テープ幅を最大限に使用して図形をテープ上
に印字することが可能となるものである。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係るテープ印字装置につい
て、本発明を具体化した実施例に基づいて図面を参照し
つつ詳細に説明する。先ず、本発明の第1実施例につい
て図1乃至図5に基づき説明する。ここに、図1は第1
実施例に係るテープ印字装置の斜視図、図2はデータ入
力部上に載置される図形入力パネルシートの平面図、図
3はテープ印字装置の電気的構成を示すブロック図、図
4は入力幅設定処理プログラムのフローチャート、図5
は図形入力パネルシートにおいて設定された入力幅に従
って入力された図形を2つのテープに印字した結果を模
式的に示す説明図である。
【0018】図1において、テープ印字装置1は側面視
ほぼ「L」字状の装置本体2を有し、装置本体2は立上
り部3と水平部4とから構成されている。立上り部3の
前面には液晶ディスプレイ5が配置されており、液晶デ
ィスプレイ5には、後述するように、図形入力モード時
に描画カーソルが表示されるとともに、描画カーソルを
移動させることにより図形入力パネルシート10から入
力された図形が表示される。また、液晶ディスプレイ5
の下方位置には、電源オンスイッチ6及び電源オフスイ
ッチ7が併設されており、更に、電源オンスイッチ6に
近接して入力ペン8を収納するペン収納溝9が設けられ
ている。入力ペン8には、後述するように、図形入力パ
ネルシート10の描画領域10Aにおける入力幅を設定
する際に使用されるペンスイッチ8Aが設けられてお
り、かかる入力ペン8はケーブルCを介して装置本体2
に接続されている。
【0019】また、前記立上り部3の内部には、図形デ
ータに基づいて透明フィルムテープ上にインクリボンを
介して、図形のドット印字を行うとともに、その図形印
字面に離形紙付の両面粘着テープを貼付して図形印字テ
ープ11を作成するテープ印字部Tが内蔵されている。
尚、この種のテープ印字部Tは公知のものであり、従っ
て、ここではその説明を省略する。
【0020】立上り部3の側面(図1中右側面)には、
テープ印字部Tにより作成された図形印字テープ11を
排出するテープ排出口12が形成され、このテープ排出
口12の上方にはテープカッタ13が配設されている。
かかるテープカッタ13は、前記のように図形印字テー
プ11が作成された後、押圧部13Aを下方に押圧して
図形印字図形印字テープ11の切断を行うものである。
【0021】また、水平部4には、入力ペン8を介して
図形データ等の各種のデータを入力するデータ入力部1
4が設けられている。かかるデータ入力部14は、2つ
の透明電極シート間に透明スペーサを配置してなる、所
謂、透明タッチパネル(図示せず)上に各種のデータ入
力シートを載置することにより構成されている。因み
に、図1においては、図形データを入力するための図形
入力パネルシート10(図2参照)が透明タッチパネル
上に載置されている。
【0022】尚、データ入力シートとしては文字、記号
等を入力するキーボードシート16等の各種のシートが
あり、これらの各シートはシート入出口17を介して適
宜交換される。また、いずれのデータ入力シートがタッ
チパネル上に載置されたかについては、データ入力部1
4の下方に配設されたシートセンサS(図3参照)を介
して検出され、また、シートセンサSを介してデータ入
力シートの種類が検出された時点で、各データ入力シー
トに対応するデータ入力モードに設定される。この点に
ついては後述する。
【0023】次ぎに、データ入力部14に配置される図
形入力パネルシート10について図2に基づき説明す
る。図2において、図形入力パネルシート10には描画
領域10Aが設けられている。また、描画領域10Aの
図2中上辺には図形データを入力する際に使用される入
力幅設定スイッチ部18を含む各種のツールスイッチが
配置されたツールスイッチ部10Bが設けられており、
又、描画領域10Aの図2中左辺にはテープ幅設定スイ
ッチ部19を含む各種のコマンドスイッチが配置された
コマンドスイッチ部10Cが設けられている。ここに、
入力幅設定スイッチ部18は、データ入力部14に載置
された図形入力パネルシート10において図形の入力幅
を設定する際に入力ペン8を介して押下されるスイッチ
であり、また、テープ幅設定スイッチ部19はテープ印
字部Tに内蔵されたテープのテープ幅を設定する際に入
力ペン8を介して押下されるスイッチである。これらの
各入力幅設定スイッチ部18とテープ幅設定スイッチ部
19とについては後述する。
【0024】続いて、前記テープ印字装置1の電気的構
成について図3に基づき説明する。図3はテープ印字装
置1の電気ブロック図であり、テープ印字装置1はCP
U20、ROM21、及び、RAM22からなる制御装
置を核として構成される。CPU20は、ROM21に
記憶された各種の制御プログラムに基づいて、装置全体
の制御を行うものであり、また、ROM21には、後述
する入力範囲設定処理プログラム、その他テープ印字装
置1の制御上必要な各種のプログラムが記憶されてい
る。RAM22は、CPU20を介して演算された各種
演算結果を一時的に記憶するものであり、例えば、図形
入力パネルシート10と入力ペン8とにより入力される
図形データ、後述するように入力ペン8を介して設定さ
れる図形入力パネルシート10における入力幅を画定す
る上端位置データや下端位置データ、及び、テープ幅設
定スイッチ部19により設定されるテープのテープ幅デ
ータ等を記憶する。
【0025】また、シートセンサSはデータ入力部14
に載置されたデータ入力シートの種類を検出するもので
あり、シートセンサSにより図形入力パネルシート10
が検出された場合、図形入力モードにされて液晶ディス
プレイ5には描画カーソルが表示される。更に、図形入
力パネルシート10におけるツールスイッチ部10Bの
入力幅設定スイッチ部18が入力ペン8を介して押下さ
れた場合、そのスイッチ信号がデータ入力部14からイ
ンターフェース23を介してCPU20に出力され、入
力幅設定モードにされる。かかる入力幅設定モード下
で、図形入力パネルシート10と入力ペン8のペンスイ
ッチ8Aとにより、入力幅の上端位置と下端位置が設定
され、各上端位置データ及び下端位置データは、CPU
20の制御下に、データ入力部14、インターフェース
23を介してRAM22に記憶される。
【0026】また、前記のように図形入力パネルシート
10における描画領域10Aの入力幅が設定された後、
その入力幅内で図形データが入力ペン8を介して入力さ
れるとともに、図形データはRAM22に記憶される。
そして、前記コマンドスイッチ部10Cにおける印刷ス
イッチ部が押下された場合には、RAM22に記憶され
た図形データがインターフェース24を介してテープ印
字部Tに出力され、これにより図形データは、テープ幅
設定スイッチ部19により設定されたテープ幅データと
入力幅データとを後述のように対応させつつテープ印字
部Tによりテープ上に印字されて図形印字テープ11が
作成されるものである。
【0027】続いて、前記のように構成された本実施例
に係るテープ印字装置1の動作について図4に基づき説
明する。先ず、シートセンサSを介して、データ入力部
14に載置されたデータ入力シートが図形入力パネルシ
ート10であることが検出されると図形入力モードとな
り、液晶ディスプレイ5上には図形を入力するための描
画カーソルが表示される。そして、図形入力パネルシー
ト10のツールスイッチ部10Bにおける入力幅設定ス
イッチ部18が入力ペン8を介して押下されると入力幅
設定モードとなる。
【0028】前記のように入力幅設定モードになると、
ステップ(以下、Sと略記する)1において液晶ディス
プレイ5に表示された描画カーソルが消去され、S2に
て描画領域10Aにおける入力幅の上端位置の入力を促
進するメッセージが液晶ディスプレイ5に表示される。
このとき、例えば、「入力幅の上端位置を入力して下さ
い」等の促進メッセージが液晶ディスプレイ5に表示さ
れる。
【0029】この後、入力ペン8が図形入力パネルシー
ト10の描画領域10A内におけるいずれかのポイント
が押下されたかどうかに基づいて、入力ペン8が描画領
域10A内に存在するかどうかが判断される(S3)。
入力ペン8が描画領域10A内に存在しない場合(S
3:NO)には、入力ペン8により描画領域10A内の
ポイントが押下されるまで待機する一方、入力ペン8が
描画領域10A内に存在する場合(S3:YES)に
は、S4にてペンスイッチ8Aがオンされているかどう
か判断される。ペンスイッチ8Aがオンされていない場
合(S4:NO)にはS3に戻り、これに対してペンス
イッチ8Aがオンされている場合(S4:YES)に
は、描画領域10Aにおける入力幅の上端位置が入力さ
れたこととなり、S5において上端位置が確定され設定
される。このように設定された上端位置データはRAM
22に記憶される。
【0030】前記のように描画領域10Aにおける入力
幅の上端位置が設定された後、S6において入力幅の下
端位置の設定を促進するメッセージが液晶ディスプレイ
5に表示される。このとき、前記と同様にして、例え
ば、「入力幅の下端位置を入力して下さい」等の促進メ
ッセージが液晶ディスプレイ5に表示される。
【0031】この後、S7にてペンスイッチ8Aがオフ
されたかどうか判断される。そして、ペンスイッチ8A
がオフされていない場合(S7:NO)にはオフされる
まで待機する一方、ペンスイッチ8Aがオフされた場合
(S7:YES)にはS8にて再度ペンスイッチ8Aが
オンされたかどうか判断される。ペンスイッチ8Aがオ
ンされていない場合(S8:NO)にはオンされるまで
待機し、また、ペンスイッチ8Aがオンされた場合(S
8:YES)には、そのオンされた時点で入力ペン8に
より押下されている描画領域10Aのポイントが入力範
囲の下端位置として確定され設定される(S9)。かか
る下端位置データはRAM22に記憶される。
【0032】これにより、描画領域10Aにおける入力
幅が設定されたこととなる。例えば、図2に示すよう
に、上端位置を点線Aの位置に設定し、下端位置を描画
領域10Aの下端位置Bに設定した場合、点線Aと下端
位置Bとにより画定される領域Xが入力幅となる。
【0033】この後、S10において、前記S6にて液
晶ディスプレイ5に表示された入力促進メッセージが液
晶ディスプレイ5から消去される。続くS11において
は、前記のように設定された入力幅の上端位置データと
下端位置データとにより定まる入力幅データ、及び、図
形入力パネルシート10のコマンドスイッチ部10Cに
おけるテープ幅設定スイッチ部19から入力されRAM
22に記憶されたテープ幅データに基づいて、描画領域
係数が演算され設定される。
【0034】ここで、描画領域係数の演算方法について
説明する。かかる演算は、前記のように設定された図形
の入力幅を、使用されるテープのテープ幅に対応させる
とともに、入力幅内で実際に入力された座標データをテ
ープ幅内のテープ座標に変換するために行われるもので
ある。そして、描画領域係数は、テープ幅方向、即ち、
Y軸方向の変換係数に相当し、テープ幅を入力幅で割っ
た値(描画領域係数=テープ幅/入力幅)として定義さ
れる。また、入力幅内で実際に入力された座標データを
テープ幅内のテープ座標に変換するには、実際に入力さ
れた座標データに描画領域係数を掛け合わせるればよい
(テープ座標=入力座標×描画領域係数)。尚、テープ
幅方向に直交するテープ長さ方向、即ち、X軸方向の描
画領域係数は、入力幅を設定した時点におけるX軸方向
とY軸方向との比の値に前記のように求めたY軸方向の
描画領域係数を掛け合わせることにより求めることがで
きる。
【0035】従って、前記のように求められるY軸方向
の描画領域係数とX軸方向の描画領域係数とに基づい
て、入力幅内で実際に入力された座標データの変換を行
うことにより、前記のように設定された入力幅とテープ
幅とを対応させて図形の印字を行うことができる。
【0036】S11にて描画領域係数が設定された後、
S12においてペンスイッチ8Aがオフされたかどうか
判断され、オフされていない場合(S12:NO)には
オフされるまで待機する一方、オフされた場合(S1
2:YES)には前記S1で消去された描画カーソルを
液晶ディスプレイ5に復帰表示させた後、入力幅設定処
理プログラムを終了する。
【0037】前記のように図形の入力幅が設定された
後、その入力幅内において図形入力パネルシート10の
上で入力ペン8を移動させることにより所望の図形デー
タが作成される。かかる図形データは前記のようにRA
M22に記憶される。そして、図形入力パネルシート1
0のコマンドスイッチ部10Cにおける印刷スイッチ部
が入力ペン8により押下されると、RAM22から読み
出された図形データが、前記のように演算されたテープ
のY軸方向の描画領域係数及びテープのX軸方向の描画
領域係数に基づきテープ幅に対応して座標変換されると
ともに、座標変換された図形データがインターフェース
24を介してテープ印字部Tに出力され、テープ印字部
Tでは図形データがテープ上に印字されて図形印字テー
プ11が作成される。
【0038】ここで、図形データがテープ印字部Tによ
りテープに印字されて図形印字テープ11が作成される
状態について図5に基づき説明する。図5に示すよう
に、図形入力パネルシート10において、前記各S1乃
至S13の処理により図形入力幅Xが設定されており、
入力幅X内で一客のコーヒーセットの図形25が入力幅
X一杯に描かれ入力されている。そして、かかる図形2
5を幅狭テープ26に印字する場合、図形25のデータ
は幅狭テープ26のY軸方向(テープ幅方向)及びX軸
方向(テープ長さ方向)における各描画領域係数に基づ
きテープ座標に変換されることから、入力幅X内で入力
された図形25は、幅狭テープ26のテープ幅に対応し
て、テープ幅一杯に印字され得る。
【0039】また、同様にして、図形25を幅広テープ
27に印字する場合においても、図形25のデータが幅
広テープ27のY軸方向(テープ幅方向)及びX軸方向
(テープ長さ方向)における各描画領域係数に基づきテ
ープ座標に変換されることから、入力幅X内で入力され
た図形25は、幅広テープ27のテープ幅に対応して、
テープ幅一杯に印字され得る。
【0040】以上詳細に説明した通り第1実施例に係る
テープ印字装置1では、入力幅設定スイッチ部18を介
して入力幅設定モードに設定した後、入力ペン8により
入力幅の上端位置と下端位置とを設定して描画領域10
Aにおける図形入力幅を設定するとともに、その図形入
力幅データとテープ幅データとに基づいてテープの幅方
向(Y軸方向)及びテープの長さ方向(X軸方向)にお
ける描画領域係数を求め、図形入力幅内で入力された図
形データの座標データを各描画領域係数に基づきテープ
座標に座標変換するように構成したので、図形入力幅内
で入力された図形をテープ幅に対応させつつテープ幅を
最大限に使用して図形をテープ上に印字した図形印字テ
ープ11を作成することができる。
【0041】次に、本発明の第2実施例について図6乃
至図13に基づき説明する。先ず、第2実施例に係るテ
ープ印字装置31の概略について図6に基づき説明す
る。図6は第2実施例に係るテープ印字装置31の一部
を切り欠いて示すテープ印字装置の斜視図であり、テー
プ印字装置31は基本的に前記第1実施例のテープ印字
装置1と同様の構成を有している。即ち、テープ印字装
置31は、側面視ほぼ「L」字状の装置本体32を有
し、装置本体32は立上り部33と水平部34とから構
成されている。立上り部33の前面には液晶ディスプレ
イ35が配置されており、液晶ディスプレイ35には、
前記と同様、図形入力モード時に描画カーソルが表示さ
れるとともに、描画カーソルを移動させることにより図
形入力パネルシート40から入力された図形が表示され
る。また、液晶ディスプレイ35の下方位置には、電源
オンスイッチ36及び電源オフスイッチ37が併設され
ている。
【0042】また、前記立上り部33の内部には、図形
データに基づいて透明フィルムテープ上にインクリボン
を介して、図形のドット印字を行うとともに、その図形
印字面に離形紙付の両面粘着テープを貼付して図形印字
テープ41を作成するテープ印字部Tが内蔵されてい
る。このテープ印字部Tは、前記第1実施例におけるも
のと同一の構成を有する。
【0043】立上り部3の側面(図1中右側面)には、
テープ印字部Tにより作成された図形印字テープ41を
排出するテープ排出口42が形成され、図形印字テープ
41は排出口42から装置本体32の外方へ排出され
る。
【0044】また、水平部34には、入力ペン等を介し
て図形データ等の各種のデータを入力するデータ入力部
44が設けられている。かかるデータ入力部44は、2
つの透明電極シート間に透明スペーサを配置してなる、
所謂、透明タッチパネル(図示せず)上に各種のデータ
入力シートを載置することにより構成されている。因み
に、図6においては、図形データを入力するための図形
入力パネルシート40が透明タッチパネル上に載置され
ている。この図形入力パネルシート40は、前記第1実
施例における図形入力パネルシート10と同一の構成を
有し、描画領域40Aを有する。
【0045】かかる図形入力パネルシート40の一側
(図6中右側)にはツマミ部45が形成されており、ツ
マミ部45は摺動溝46から装置本体32の外側に露出
されている。そして、図形入力パネルシート40は、水
平部34内において前後方向に移動可能に配設されてお
り、これよりツマミ部45を摺動溝46に沿って前後方
向に移動させることにより図形入力パネルシート40を
移動させることが可能となる。また、図形入力パネルシ
ート40の他側(図6中左側)には複数個の検出孔47
が一列に形成されている。
【0046】また、図形入力パネルシート40の各検出
孔47に対応して、水平部34の左側には一対の第1フ
ォトカップラ48及び第2フォトカップラ49が支持台
50上に配置されており、各第1及び第2フォトカップ
ラ48、49は、図形入力パネルシート40が移動され
る間に、所定の検出パターン(後述する)に従って各検
出孔47を検出するものである。更に、支持台50の後
方において、水平部34には位置決め歯車51が軸ピン
52を介して回動自在に支持されており、かかる位置決
め歯車51の歯51Aは、歯車51の回転に従って各検
出孔47に順次噛合して図形入力パネルシート40の位
置決めを行うものである。また、位置決め歯車51の上
方において、2つのボス(装置本体2内に設けられてい
る)54、55に取り付けられた板バネ53が配設さ
れ、かかる板バネ53には位置決め歯車51の歯51A
間に弾性的に係止される係止部53Aが形成されてい
る。この係止部53Aは位置決め歯車51の回転を規制
して図形入力パネルシート40を確実に位置決めする作
用を行うものである。
【0047】次に、前記各第1、第2フォトカップラ4
8、49と図形入力パネルシート40との関係について
図7及び図8を参照して詳細に説明する。ここに、図7
は各第1及び第2フォトカップラ48、49部分を模式
的に示す断面図、図8は位置決め歯車51部分を模式的
に示す断面図である。
【0048】各図7、図8において、各第1及び第2フ
ォトカップラ48、49は、それぞれ発光素子48A、
49Aと受光素子48B、49Bから構成されており、
また、各発光素子48A、49Aと受光素子48B、4
9Bとの間にはマスク56が配置されている。かかるマ
スク56には、各発光素子48A、49Aに対応して2
つの透過孔56Aが形成されており、各透過孔56A
は、各発光素子48A、49Aから発せられる光の光束
幅を所定の幅に制限する作用を有する。因みに、本第2
実施例では、透過孔56Aの大きさは、図形入力パネル
シート40に形成された各検出孔47の大きさの1/2
に設定されている。また、図形入力パネルシート40に
おける各検出孔47以外の部分の大きさは、各検出孔4
7と同一の長さに形成されており、従って、かかる検出
孔47以外の部分の大きさは透過孔56Aの2倍の大き
さを有する。これより、前記のように図形入力パネルシ
ート40がツマミ部45を介して水平部34内を前後方
向に移動された場合、各フォトカップラ48、49のオ
ン・オフの組合せのパターンとしては、次のように4種
類の位相パターンが考えられる。即ち、第1フォトカッ
プラ48及び第2フォトカップラ49共にオフの場合
(位相パターン0)、第1フォトカップラ48がオンで
第2フォトカップラ49がオフの場合(位相パターン
1)、第1フォトカップラ48及び第2フォトカップラ
49共にオンの場合(位相パターン3)、及び、第1フ
ォトカップラ48がオフで第2フォトカップラ49がオ
ンの場合(位相パターン2)がある。これらの各位相パ
ターンは、図形入力パネルシート40が、マスク56の
透過孔56A分ずつ移動される毎に、切り換えられる。
例えば、図7に示す場合は、第1フォトカップラ48の
発光素子48Aからの光は検出孔47以外の部分にて遮
光されて受光素子48Bはオフとなり、また、第2フォ
トカップラ49の発光素子49Aからの光は透過孔56
A、検出孔47を介して受光素子49Bに受光されてオ
ンとなることから、位相パターン2に該当する。
【0049】尚、図形入力パネルシート40は、その移
動時に、図7、図8に示すように、位置決め車51の歯
51Aが各検出孔47に噛合され、同時に、位置決め歯
車51が板バネ53の係止部53Aにより位置決め係止
されることに基づいて、確実に位置決めされ得るもので
ある。
【0050】続いて、前記のように構成されたテープ印
字装置31の電気的構成について図9に基づき説明す
る。図9はテープ印字装置31の電気的構成を示すブロ
ック図であり、基本的に前記第1実施例のテープ印字装
置1と同様の構成を有する。
【0051】即ち、テープ印字装置31はCPU60、
ROM61、及び、RAM62からなる制御装置を核と
して構成される。CPU60は、ROM61に記憶され
た各種の制御プログラムに基づいて、装置全体の制御を
行うものであり、また、ROM61には、後述する図形
入力パネルシート40の位置を検出するパネルシート位
置検出プログラム、その他テープ印字装置1の制御上必
要な各種のプログラムが記憶されている。また、ROM
61には、各第1フォトカップラ48と第2フォトカッ
プラ49のオン・オフ状態の組合せに基づいて、前記し
た各位相パターン0、1、3、2のそれぞれについて図
10に示すような位相パターンテーブル、及び、図形入
力パネルシート40がマスク56の透過孔56Aの分だ
け移動される毎に、前回検出された位相パターンと新た
に検出された位相パターンとの組合せに基づいて、カウ
ンタ63(後述する)のカウント値の加減を行う際に使
用される図11に示す加算値テーブルが記憶されてい
る。
【0052】また、RAM62は、CPU60を介して
演算された各種演算結果を一時的に記憶するものであ
り、例えば、図形入力パネルシート40と入力ペン等に
より入力される図形データ、各第1フォトカップラ4
8、第2フォトカップラ49のオン・オフの組合せに基
づき、図10の位相パターンテーブルを参照して得られ
た位相パターンデータ、及び、カウンタ63によりカウ
ントされたカウンタ値に対して図11の加算値テーブル
を参照して加減した位置カウント値を記憶する。
【0053】また、RAM62に記憶された位置カウン
ト値に基づいて、後述するように図形入力パネルシート
40の描画領域40Aにおける入力幅が設定された後、
その入力幅内で図形データが入力ペン等を介して入力さ
れるとともに、図形データはインターフェース64を介
してRAM62に記憶される。そして、前記図形入力パ
ネルシート40におけるコマンドスイッチ部の印刷スイ
ッチ部が押下された場合には、RAM62に記憶された
図形データがインターフェース65を介してテープ印字
部Tに出力され、これにより図形データは、テープ幅デ
ータと入力幅データとを後述のように対応させつつテー
プ印字部Tによりテープ上に印字されて図形印字テープ
41が作成されるものである。
【0054】次に、前記のように構成されたテープ印字
装置31の動作について図12、図13を参照して説明
する。ここに、図12は図形入力パネルシート40の位
置検出を行うパネルシート位置検出プログラムのフロー
チャート、図13は図形入力パネルシート40を摺動溝
46に沿ってツマミ部45により移動させた際に、第1
フォトカップラ48と第2フォトカップラ49のオン・
オフの組合せに基づく位相パターンの変化に従う加算値
と位置カウント値との関係を模式的に示す説明図であ
る。
【0055】図12において、先ず、図形入力パネルシ
ート40における入力幅設定スイッチ部(図示せず)が
押下されると、図形入力パネルシート40の位置を検出
する検出モードが設定されてパネルシート位置検出プロ
グラムが開始される。そして、S21において各第1フ
ォトカップラ48及び第2フォトカップラ49のオン・
オフ状態が検出され、その検出された第1及び第2フォ
トカップラ48、49のオン・オフの組合せに基づき、
位相パターンテーブル(図10)を参照してその時点に
おける位相パターンが検出される。例えば、第1フォト
カップラ48及び第2フォトカップラ49の双方がオフ
の場合は位相パターン0、第1フォトカップラ48がオ
ンで第2フォトカップラ49がオフの場合は位相パター
ン1、第1フォトカップラ48及び第2フォトカップラ
49の双方がオンの場合は位相パターン3、第1フォト
カップラ48がオフで第2フォトカップラ49がオンの
場合は位相パターン2となる。
【0056】そして、S22において、前記のように検
出された位相パターンデータはRAM62に記憶され
る。この時点で、RAM62には、今回新たに検出され
た位相パターンと前回検出された位相パターンとが記憶
されている。この後、S23において、新たに検出され
た今回の位相パターンと前回の位相パターンとの比較が
行われ、今回の位相パターンと前回の位相パターンの組
合せに基づき位相パターンテーブル(図11)を参照し
て加算値が決定される。これは、図形入力パネルシート
40はツマミ部45を介して手動にて移動されるので必
ずしも一方向にのみスムーズに移動されるとは限らず、
前後に微小動してチャタリングを生じたり、また、一旦
所望位置よりも移動し過ぎた後に戻される場合もあるこ
とから、カウンタ63によりカウントされるカウント値
に対して加算値の加減を行うことにより図形入力パネル
シート40の位置検出を正確に行うためである。
【0057】この後、S24において、カウンタ63に
よりカウントされたカウント値を読み取り、かかるカウ
ント値にS23にて取得した加算値を加算して位置カウ
ント値を取得し、その位置カウント値をRAM62に記
憶する。このように取得された位置カウント値は、図形
入力パネルシート40の移動距離に対応し、かかる位置
カウント値に基づいて図形入力パネルシート40の移動
距離を演算することにより、図形入力パネルシート40
における描画領域40Aの図形入力幅が画定される。
【0058】ここで、前記のように図形入力パネルシー
ト40の位置検出を行う際における第1及び第2フォト
カップラ48、49のオン・オフ状態、各位相パター
ン、加算値、位置カウント値の関係について図13を参
照して具体的に説明する。尚、図13において、図形入
力パネルシート40は段階Aから段階Kまで移動される
ものとし、段階Gと段階Hにてチャタリングが発生し、
また、段階Jにて移動方向の方向転換が行われたものと
する。
【0059】先ず、段階Aにおいては、図形入力パネル
シート40は移動されずに停止されており、第1フォト
カップラ48、第2フォトカップラ49は共にオフ状態
にある。従って、位相パターンは、図10の位相パター
ンテーブルから位相パターン0となり、また、前回の位
相パターンは同様に位相パターン0であるから、図11
の加算値テーブルから加算値は0となる。これより、位
置カウント値は0のままである。
【0060】そして、図形入力パネルシート40が段階
Aから段階Bまで移動されると、第1フォトカップラ4
8はオンとなる一方、第2フォトカップラ49はオフの
ままである。従って、位相パターンは、前記と同様にし
て、位相パターン1となり、また、前回の位相パターン
は位相パターン0であるから、前記と同様に加算値は+
1となる。従って、位置カウント値は1となる。
【0061】更に、図形入力パネルシート40は、段階
Bから段階C、段階D、段階Eを経て段階Fまでは正常
に移動されていることから、各第1及び第2フォトカッ
プラ48、49のオン・オフ状態の検出、位相パターン
の検出、加算値の取得、位置カウント値の演算は、前記
と同様に行われ、図形入力パネルシート40が段階Fま
で移動された時点では位置カウント値は5となる。
【0062】そして、段階G、段階Hにて図形入力パネ
ルシート40が前後に微小移動されてチャタリングが発
生した場合、段階Gでは第1フォトカップラ48及び第
2フォトカップラ49共にオンとなっており、位相パタ
ーンは位相パターン3となる。また、前回の位相パター
ンは位相パターン1であるから、加算値は+1となり、
従って、位置カウント値は6となる。更に、段階Hで
は、第1フォトカップラ48がオン、第2フォトカップ
ラ49がオフであるから、位相パターンは位相パターン
1となり、加算値は−1となる。従って、位置カウント
値は6から1を減じた5となる。また、同様にして、段
階Iにおいては、位相パターン3、加算値+1、位置カ
ウント値6となり、更に、方向転換が行われた段階Jで
は、位相パターン2、加算値+1、位置カウント値7と
なる。また、段階Kでは、位相パターン3、加算値−
1、位置カウント値6となる。
【0063】これより、図形入力パネルシート40が段
階Kまで移動された時点における位置カウント値6に基
づいて、図形入力パネルシート40の移動距離が演算さ
れ、図形入力パネルシート40における描画領域40A
の図形入力幅が画定される。
【0064】前記のように図形入力パネルシート40の
図形入力幅が画定された後、その図形入力幅内で入力ペ
ン等を介して所望の図形データが入力され、前記のよう
にテープ印字部Tによりテープ上に図形が印字されて図
形印字テープ41が作成されるものである。このとき、
テープの幅方向(Y軸方向)の描画領域係数、及び、テ
ープの長さ方向(X軸方向)の描画領域係数は、前記第
1実施例の場合と同様の方法により演算され、各描画領
域係数に基づいて図形がテープ上に印字されるものであ
る。このように作成された図形印字テープ41には、図
5で示した例と同様にして、入力図形が、テープのテー
プ幅を最大限に利用してテープ幅一杯に印字されるもの
である。
【0065】以上詳細に説明した通り第2実施例に係る
テープ印字装置31では、データ入力部44に載置され
た図形入力パネルシート40をツマミ部45により摺動
溝46に沿って移動させた際に、第1フォトカップラ4
8及び第2フォトカップラ49におけるオン・オフの組
合せに基づいて各検出孔47の検出状態を示す位相パタ
ーンを検出するとともに、位相パターンの変化状態を参
照して加算値を演算し、カウンタ63を介してカウント
されたカウント値に加算値を加えることにより位置カウ
ント値を算出して図形入力パネルシート40の移動距離
を求めるように構成したので、前記第1実施例における
と同様、図形入力幅内で入力された図形をテープ幅に対
応させつつテープ幅を最大限に使用して図形をテープ上
に印字した図形印字テープ11を作成することができ
る。尚、本発明は前記各第1及び第2実施例に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種
々の改良、変形が可能であることは勿論である。
【0066】例えば、第1実施例においては上限位置と
下限位置とをそれぞれペンにて指定していたが、例えば
下限位置を固定位置と設定しておけば、上限位置のみ設
定すればよいことになる。また、図形入力パネルシート
は、透明タッチパネル上に設置されていたが、タッチパ
ネルの下に出し入れ自在に挿入する構成とすることも可
能である。
【0067】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、図形入力パ
ネルの描画領域における図形の入力範囲を自在に設定可
能とするとともに、その設定された図形の入力範囲をテ
ープのテープ幅に対応させることにより、テープ幅を最
大限に使用して図形をテープ上に印字することができる
図形入力可能なテープ印字装置を提供することができ、
その産業上奏する効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るテープ印字装置の斜視図であ
る。
【図2】データ入力部上に載置される図形入力パネルシ
ートの平面図である。
【図3】テープ印字装置の電気的構成を示すブロック図
である。
【図4】入力幅設定処理プログラムのフローチャートで
ある。
【図5】図形入力パネルシートにおいて設定された入力
幅に従って入力された図形を2つのテープに印字した結
果を模式的に示す説明図である。
【図6】第2実施例に係るテープ印字装置31の一部を
切り欠いて示すテープ印字装置の斜視図である。
【図7】第1及び第2フォトカップラ部分を模式的に示
す断面図である。
【図8】位置決め歯車部分を模式的に示す断面図であ
る。
【図9】テープ印字装置の電気的構成を示すブロック図
である。
【図10】位相パターンテーブルを模式的に示す説明図
である。
【図11】加算値テーブルを模式的に示す説明図であ
る。
【図12】パネルシート位置検出プログラムのフローチ
ャートである。
【図13】図形入力パネルシートを移動させた際に、第
1フォトカップラと第2フォトカップラのオン・オフの
組合せに基づく位相パターンの変化に従う加算値と位置
カウント値との関係を模式的に示す説明図である。
【図14】従来のテープ印字装置において図形入力パネ
ルの描画領域幅がテープ幅に対応している場合における
描画領域とテープ幅との関係を模式的に示す説明図であ
る。
【図15】従来のテープ印字装置において図形入力パネ
ルの描画領域幅がテープ幅に対応して区画されている場
合における描画領域とテープ幅との関係を模式的に示す
説明図である。
【符号の説明】
1 テープ印字装置 5 液晶ディスプレイ 8 入力ペン 8A ペンスイッチ 10 図形入力パネルシート 10A 描画領域 11 図形印字テープ 14 データ入力部 20 CPU 21 ROM 22 RAM 25 図形 31 テープ印字装置 35 液晶ディスプレイ 40 図形入力パネルシート 40A 描画領域 41 図形印字テープ 44 データ入力部 45 ツマミ部 46 摺動溝 47 検出孔 48 第1フォトカップラ 49 第2フォトカップラ 60 CPU 61 ROM 62 RAM 63 カウンタ T テープ印字部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の描画領域を有する図形入力パネル
    と、図形入力パネルの描画領域から入力された図形を表
    示する表示ディスプレイと、表示ディスプレイに表示さ
    れた図形を長尺状のテープに印字する印字装置とを有す
    る図形入力可能なテープ印字装置において、 前記図形入力パネルの描画領域における図形の入力範囲
    を設定する入力範囲設定手段を設けたことを特徴とする
    図形入力可能なテープ印字装置。
  2. 【請求項2】 前記入力範囲設定手段は前記テープの幅
    に対応して入力幅を設定することを特徴とする請求項1
    記載の図形入力可能なテープ印字装置。
  3. 【請求項3】 前記入力範囲設定手段は、前記描画領域
    内で入力上限位置と入力下限位置とを決定することによ
    り、図形の入力幅を設定することを特徴とする請求項2
    記載の図形入力可能なテープ印字装置。
  4. 【請求項4】 前記入力範囲設定手段は、前記図形入力
    パネルの一側に列設された複数の検出孔と、図形入力パ
    ネルを水平方向に移動させる移動機構と、移動機構によ
    り図形入力パネルが移動されている間に各検出孔を順次
    検出する一対の第1及び第2検出器と、各第1及び第2
    検出器による各検出孔の検出状態に対応する検出パター
    ンに応じて図形入力パネルの移動距離をカウントするカ
    ウンタとから構成されたことを特徴とする請求項2記載
    の図形入力可能なテープ印字装置。
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US5772342A (en) 1998-06-30

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