JPS6123133A - 複写機の倍率設定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、複写機に係り、特に拡大又は縮小コピーの
可能な複写機の倍率設定装置に関する。

〔従来の技術〕

原稿を任意の倍率で拡大又は縮小してコピーする複写機
が提案されている。このように任意の倍率で原稿をコピ
ーできる複写機においては、従来、倍率の数字をテンキ
ー等のキーによりセットしたり、原稿とコピー用紙の関
係を入力して倍率をセットしていた。

例えば、Ｂ版の原稿をＡ版のコピー用紙に複写する時に
は、予めわかっているその倍率をキー等により入力した
り、また予めＡ４版−Ｂ４版への拡大、８４版−Ａ４版
への縮小等のキーを設けておき、このキーを選択するこ
とにより必要な倍率をセットしていた。

また、原稿サイズを自動的に検知し、これを複写機にセ
ットしであるコピー用紙の大きさに自動的に拡大又は縮
小してコピーする方式の複写機も提案されている。この
場合、オペレータは、コピー用紙を選択し、原稿をセッ
トすれば良いが、任意の倍率のコピーを得るためには、
何等かの形で倍率をセットする必要がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

倍率設定に際し、数値を入力する従来方式の複写機にお
いては、予め必要とする倍率がわかっている時には、テ
ンキーなどのキーにより容易に倍率をセットできるが、
倍率が不明の時、例えば、図面の一部等を所望の大きさ
に拡大コピーしたい場合には、原稿の大きさを計測し、
さらに得ようとするコピーの大きさを計測して倍率を求
めるか、又はカンによって倍率を求め、この数値を手動
によりセットしなければならない。カンによって所望の
大きさのコピーを得るには、どうしてもムダなコピーを
してしまうし、計算によって倍率を得ることも時間がか
かる等の問題点を有している。

また、原稿サイズを自動的に検知する方式の複写機にお
いては、用いるコピー用紙により倍率が一義的に決めら
れるので、書かれている内容とは無関係に倍率が決まっ
てしまい、原稿の一部のみの大きさに拡大又は縮小する
ことができないという問題点を有している。

この発明は、上記のような問題点を改善するために為さ
れたものであり、カンや計算にたよらな（とも、きわめ
て容易に、短時間で任意の大きさの原稿を任意の倍率で
拡大又は縮小コピーすることを可能とする複写機の倍率
設定装置を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕この目的を達
成するため、この発明では、複写機において、原稿サイ
ズ及び得たいコピーサイズを出力するためのスイッチを
有すし、スライド可能に構成された、例えばフォトカプ
ラー及びエンコーダより成る光学的なサイズ測定手段と
、このサイズ測定手段より得られた原稿サイズ及びコピ
ーサイズよりコピー倍率を求めるマイクロコンピュータ
等の演算部とを設け、この演算部より得られた倍率を複
写機にセットすることによって任意の倍率のコピーを可
能とすることを特徴とする。

これにより、サイズ測定手段をスライドさせ、スイッチ
を操作するのみで原稿サイズ及び得たいコピーサイズを
測定し、演算部に入力できるので、きわめて容易に短時
間で倍率を複写機にセットできる。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を第１図、第２図、第３図を
参照して説明する。第１図は、この発明による倍率設定
の主要部であるサイズ測定手段を示す図、第２図はこの
サイズ測定手段を含む倍率設定装置を有する複写機の平
面図、第３図は倍率設定装置のブロック図である。

まず第２図においぞ、１はプラテンガラスであり、原稿
がこの上にセットされる。２は後でその詳細を説明する
サイズ測定手段のスライド部５に設けられた指示部であ
り、このスライド部５には、スイッチ３、スイッチ４が
設けられている。８は原稿サイズ又はコピーサイズを測
定する際のスケールであり、センナメートルで示したサ
イズの外、８５版、Ａ５版等の定形用紙のサイズが示さ
れている。複写機には、この外コントロールパネル７が
設けられており、コピー濃度設定部、テンキー、スター
トボタン、電源スィッチ等が設けられている外、セット
された倍率を表示する倍率表示部６が設けられている。

第１図において、５はスライド部であり、支持部１１に
より保持されると共に車輪１５によりレール１４上を走
行可能である。スライド部５にはスイッチ３．４が設け
られると共に、出力信号線１２が接続される。車輪１５
には周辺部に多数の開口を有する円板から成るエンコー
ダ９が連結されており、スライド部５の移動に従って回
転する。

エンコーダ９をはさむように発光ダイオード及び受光ダ
イオードより成るフォトカプラ１０が設けられる。レー
ル１４の左端部即ち、第２図のスケール「０」の位置に
対応してホームスイッチ１３が設けられ、スライド部５
の指示部２がこの位置にきたときにこのスイッチ１３を
オンにする。

第３図は、以下に述べたサイズ測定装置の結線状態を含
む倍率設定装置のブロック図であり、図において、１８
はマイクロコンピュータであり、アンプ１６、カウンタ
ー１７を介して、フォトカプラ１０からの出力が入力さ
れる。マイクロコンピュータには１．スイッチ３．４及
びホームスイッチ１３が接続されている。

この倍率設定装置の使用方法及び動作を第２図及び第４
図のフローチャートを参照して以下に説明する。

まず、第２図において、原稿（イ）の左端をプラテンガ
ラス上の基準位置であるスケール８の「０」位置に合せ
る。次にスライド部５をスケール８に沿って左端にまで
移動し、指示部２を０に合わせホームスイッチ１３をオ
ンにする。これによりカウンター１７をリセットする。

（ステップ１）。引続き、スライド部５を右方に移動し
、指示部２を原稿の他端（ハ）に合せ、スイッチ３をオ
ンにする。（ステップ２；原稿サイズ検知）。即ち、原
稿の一端である基準位置から、原稿の他端部（ハ）まで
の距離をエンコーダの回転に変換し、これをフォトカプ
ラで検知し、カウンターで数えて原稿サイズをデジタル
信号Ａとしてマイクロコンピュータ１８に入力する。

再び、スライド部５を左端に移動し、指示部２をスケー
ル０に合せてホームスイッチ１３をオンにし、カウンタ
ー１７をリセットする。続いて原稿サイズ検知の場合と
同様スライド部５を右方向に移動させ、複写したい長さ
の点（ニ）に指示部２を合せ、スイッチ４を押す。（ス
テップ３；コピーサイズの検知）。これによりコピーサ
イズをデジタル信号Ｂとしてマイクロコンピュータ１８
に入力する。

このデータＡ、Ｂを用いて、マイクロコンピュータ１Ｂ
によりＢ／Ａの演算を行ない倍率Ｃを得る。（ステップ
４）。以下機械の構成上、倍率を５０％〜２００％にと
った場合を例として説明すると、この範囲外のものは複
写不可になるので、倍率Ｃ〈５０の場合をＣ−５０、Ｃ
＞２００の場合をＣ＝２００にセットする。（ステップ
５）。

次に、原稿（イ）の大きさに対し、得たいコピーサイズ
（ロ）がセットしである複写用紙内に入るかどうかを判
定しくステップ６）、複写用紙より大きい場合にはアラ
ームを発して最大用紙を選ばせる。（ステップ７）。倍
率Ｃが５０以下又は２００以上の時には、その旨の警告
を発するようにしても良い。得られた倍率Ｃに従ってレ
ンズを移動し、ミラーを移動するため、さらに必要な場
合には適切なスキャンスピードを得るため、テーブル参
照を行なう。（ステップ８）。即ぢ。第５図に示すよう
に、種々の倍率Ｃに応じたレンズ移動量、ミラー移動量
、さらに第５図には示されてすないが、スキャンスピー
ド等のデータを、あらかじめマイクロコンピュータ１４
のメモリ部に格納しておき、このテーブルを参照するこ
とによって、必要なデータを得る。

得られたデータに従って、レンズ用モータ移動パルスを
出力しくステップ９）、レンズを必要量移動させる。同
様ミラー用モーク移動パルスを出力しくステップ１０）
、ミラーを移動させる。これらの移動用モータにはステ
ッピングモータを使用すれば良い。次に、倍率Ｃを表示
部６に表示しくステップ１１）、　最後に“コピーでき
ます”の表示を行なう。（ステップ１２）。

オペレータは、この表示が出た後、スタートボタンを押
して通常のコピーと同様にコピーを行なえば良い。

また、説明を省いたが、必要に応じて通常のように倍率
Ｃをキー操作によりセットして複写を行なうことができ
るようにしても良いことはいうまでもない。

また、車輪１５に直接開口を設ＬＪ、エンコーダを兼ね
るようにしても良い。

〔発明の効果〕

以上述べたように、この発明によれば、原稿をプラテン
ガラス上の基準位置に合せて置き、サイズ測定手段のス
ライド部をスライドさせ指示部を原稿に合せると共にス
イッチを押すことによって原稿サイズを検知し、同様ス
ライド部のスライドとスイッチの押圧とによってコピー
サイズを得るだけで、カンとか計算によることなく得た
い倍率のコピーを得ることができるので、操作に要する
時間が短縮できるだけでなく、正確に必要な大きさのコ
ピーが得られ、ムダなコピーを作ることもない。

また、サイズ測定手段として周辺部に多数の開口を有す
る円板状のエンコーダとフォトカプラを利用したので、
経年変化等による誤差の発生が防止でき、長年にわたっ
て安定した動作が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、サイズ測定手段の主要部を示す図、第２図は
この発明による倍率設定装置を有する複写機の平面図、
第３図は倍率設定装置のブロック図、第４図は動作を示
すフロー図、第５図はメモリー内に格納するデータを示
す図である。 １−プラテンガラス　　２−指示部 ３．４−スイッチ　　　５−スライド部９−エンコーダ
　　　　１０−フォトカプラ１３−ホームスイッチ　１
４−　レール特許出願人　　冨士ゼロックス株式会社代
理人弁理士　　　　山　谷　晧　榮 第１図 第２図 −−−５゜ 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　原稿サイズ及び得たいコピーサイズを出力するための
   スイッチを有する光学的サイズ測定手段と、このサイズ
   測定手段により得られたデータよりコピー倍率を求める
   演算部とを設け、演算部よりの倍率を複写機にセットす
   ることを特徴とした複写機の倍率設定装置。