JPH087179Y2 - パイプ固定具 - Google Patents

パイプ固定具

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JPH087179Y2
JPH087179Y2 JP1990121362U JP12136290U JPH087179Y2 JP H087179 Y2 JPH087179 Y2 JP H087179Y2 JP 1990121362 U JP1990121362 U JP 1990121362U JP 12136290 U JP12136290 U JP 12136290U JP H087179 Y2 JPH087179 Y2 JP H087179Y2
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JP
Japan
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spacer
holder
reinforcing plate
groove
pipe
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JP1990121362U
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JPH0478380U (ja
Inventor
良夫 川村
誠 荒川
康裕 前谷
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、インジェクションパイプ等のパイプを固定
するためのパイプ固定具に関するものである。
[従来の技術] エンジンまわりのインジェクションパイプの取付けに
は、従来第3図に示すようなパイプ固定具が用いられて
いる。
このパイプ固定具は、上端部に取付用孔31が設けら
れ、上下方向中間部で板厚方向背面側へ鍵形に折曲げら
れ、該折曲げ部分から少し下方を板厚方向前面側へ折返
して形成された傾斜部32aにボルト孔41が設けられた帯
板製のホルダ32と、該ホルダ32の傾斜部32a前面に当接
し下端を斜め上方へ円弧状に折曲げられた補強プレート
33および該補強プレート33の前面に貼着され且つ下端部
が前記補強プレート33の円弧状部に適合するよう円弧が
付されしかも反補強プレート側表面34aに幅方向へ水平
に延びる断面半円弧形の2本の溝35を有するスペーサ34
を備えたクリップ36と、前記補強プレート33と平行で且
つ上端を斜め下方へ後方へ向けて円弧状に折曲げられた
補強プレート37および該補強プレート37の後面に前記ス
ペーサ34に対向するよう貼着され且つ上端部が前記補強
プレート37の円弧状部に適合するよう円弧が付されしか
も反補強プレート側表面37aに前記溝35と対向して水平
に延びる断面半円弧形の2本の溝38を有するスペーサ39
を備えたクリップ40と、前記ホルダ32のボルト孔41およ
びスペーサ34,39の2本の溝35,35間、38,38間に穿設さ
れたボルト孔42,43ならびに補強プレート33,37に穿設さ
れたボルト孔44,45を貫通し、且つホルダ32とクリップ3
6,40とを共締めするボルト46およびナット47により形成
されており、溝35,38に挿通されたインジェクションパ
イプ48は、ボルト46にナット47を締結することにより、
クリップ36,40に挾持されている。なお、図中49はホル
ダ32が取付けられるインテークマニホールド、50はイン
ジェクションパイプ48付近に存在する、例えばボールジ
ョイント等の部品、51はホルダ32をインテークマニホー
ルド49に取付けるボールである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前述のパイプ固定具は多くの部品によ
り構成されているため、組付け作業が煩雑で且つコスト
が掛かり、クリップ36,40がボルト46を中心に回動して
第3図の様になると、近接する他の部品50との間隙が小
さくなるなどの問題があった。
本考案は、前述の実情に鑑み、部品点数を減らすこと
により、組付けが簡単容易になり且つコスト削減を図る
ことができ、さらに他の部品との隙間を確実に確保でき
るパイプ固定具を提供することを目的としてなしたもの
である。
[課題を解決するための手段] 本考案は、下端に前方へ向けて下り勾配に形成された
傾斜部を有し且つ上部側を被取付体に取付け得るように
したホルダと、 該ホルダの傾斜部全面に貼着され且つ反ホルダ側の面
に溝が設けられた第1のスペーサと、 該第1のスペーサに対向する面に前記溝と対向するよ
う溝が設けられ該溝と前記溝との間にパイプを挿通し得
ると共に前記第1のスペーサと協働してパイプを固定し
得るようにした第2のスペーサと、 該第2のスペーサの前記第1のスペーサとは反対側の
面に前記ホルダの傾斜面と略平行となるよう貼着され且
つ下端側先端は前記ホルダの傾斜部下端に向い円弧状に
曲折された補強プレートと、 前記ホルダに固着され且つホルダの面に直交する方向
へ前記第1、第2のスペーサおよび補強プレートを貫通
して延び、前記ホルダおよび第1、第2のスペーサ並に
補強プレートを共締めし得るボルトを備えてなるもので
ある。
[作用] 従って、本考案では、第1のスペーサとホルダ、第2
のスペーサと補強プレートは夫々貼着されているうえ、
ボルトもホルダに固着されているため、部品点数が少な
く位置決めが容易であり、従って組付けを容易且つ迅速
に行うことができ、しかも第1、第2のスペーサを斜め
に組付ける場合でも容易且つ迅速な組付けを行うことが
できる。
また第1、第2のスペーサ及び補強プレートはギルト
のまわりを回動することがないため、第2のスペーサ及
び補強プレートと他の部品との間隔を確実に確保でき、
組付け作業が簡単となる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図および第2図は本考案の一実施例である。
上端部に取付用孔1が設けられ上下方向中間部が板厚
方向背面側へ鍵形に折曲げられ、該折曲げ部分から少し
下方を所定の曲率半径で板厚方向前面側へ円弧状に折返
して形成された傾斜部2a中央にボルト孔3が設けられた
帯板製のホルダ2を、取付用孔1に挿通したボルト4に
よりインテークマニホールド等の被取付体5に取付け、
ホルダ2のボルト孔3にボルト6を挿通し、ボルト6の
頭をホルダ2背面に溶接により固定する。
前記ホルダ2の前記傾斜部2a前面に、前記ボルト6に
挿通するボルト孔7を中央部に有し且つ上端部のホルダ
2に接する隅部を前記ホルダ2の円弧状部に適合するよ
う円弧状に形成したブロック状のスペーサ8を、円弧状
部がホルダ2の円弧状部に適合するよう、ボルト孔7を
介しボルト6に外嵌すると共にスペーサ8をホルダ2に
貼着する。スペーサ8の前面8aには、前記ボルト孔7を
中心として上下に所定の間隔を置き且つ平行してスペー
サ8幅方向へ水平に延びる断面半円形の2本の溝9が設
けられている。
中央部にボルト孔10が貫通されたブロック状のスペー
サ11の後面11aに、前記スペーサ8の溝と等間隔な断面
半円形状の2本の溝12を、前記ボルト孔10を中心として
対称になるよう設け、スペーサ11の前面11b一隅部に所
定の曲率半径の円弧状部を形成し、スペーサ11の前面11
bに、該前面11bの形状に倣って平坦面と円弧状部14aを
備え前記ボルト孔10と連通するボルト孔13を有する補強
プレート14を貼着し、スペーサ11と補強プレート14によ
りクリップ16を形成する。
上記クリップ16を、補強プレート14の円弧状部14aが
下向きになり且つ溝12が前記スペーサ8の溝9と合わさ
って円形の溝が形成されるよう、スペーサ11の後面11a
をスペーサ8の前面8aに向けた状態で、ボルト孔10,13
を介しボルト6に挿通し、ボルト6の補強プレート14か
らの突出部にナット15を締結することにより、前記溝9,
12間に挿通されたインジェクションパイプ17をスペーサ
8,11により固定する。
なお、図中18は例えばボールジョイント等の部品を示
す。
本実施例によれば、ホルダ2およびボルト6ならびに
スペーサ8を一体としたので、配管作業中に前記部品が
脱落したり、回動したりすることなく、また固定された
スペーサ8の溝9に嵌め込んだインジェクションパイプ
17にリップ16を、溝12がインジェクションパイプ17を包
囲するよう被せることにより、クリップ16もまた回動せ
ず、さらにクリップ16を形成する補強プレート14の円弧
状部14aを下方に位置させたので、部品18との隙間が確
保でき、組付け作業が簡単になり、コスト削減を図り得
る。
なお、本考案は前述の実施例にのみ限定されるもので
はなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々
変更を加え得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案のパイプ固定具によれば、
下記のごとき種々の優れた効果を奏し得る。
I)第1のスペーサを直接ホルダに固着したことによ
り、プレートが1個減るのでコスト削減を図り得る。
II)ホルダおよび第1のスペーサならびにボルトを一体
型としたので、第2のスペーサ及び補強プレートの組付
けの方向を固定することが可能となり、パイプ取付けの
作業能率の向上を図り得る。
III)部品点数が少なく位置決めが容易であるため、第
1、第2のスペーサを斜めに組付ける場合でも容易且つ
迅速に組付けを行うことができる。
IV)第1、第2のスペーサ及び補強プレートはボルトの
まわりを回動することがないため、第2のスペーサ及び
補強プレートと他の部品との間隔を確実に確保すること
ができ、組付け作業が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のパイプ固定具の一実施例の側面図、第
2図は第1図のII−II矢視図、第3図は従来のパイプ固
定具の一例の側面図である。 図中2はホルダ、2aは傾斜部、5は被取付体、6はボル
ト、8はスペーサ(第1のスペーサ)、9,12は溝、11は
スペーサ(第2のスペーサ)、14は補強プレート、17は
インジェクションパイプ(パイプ)を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端に前方へ向けて下り勾配に形成された
    傾斜部を有し且つ上部側を被取付体に取付け得るように
    したホルダと、 該ホルダの傾斜部全面に貼着され且つ反ホルダ側の面に
    溝が設けられた第1のスペーサと、 該第1のスペーサに対向する面に前記溝と対向するよう
    溝が設けられ該溝と前記溝との間にパイプを挿通し得る
    と共に前記第1のスペーサと協働してパイプを固定し得
    るようにした第2のスペーサと、 該第2のスペーサの前記第1のスペーサとは反対側の面
    に前記ホルダの傾斜面と略平行となるよう貼着され且つ
    下端側先端は前記ホルダの傾斜部下端に向い円弧状に曲
    折された補強プレートと、 前記ホルダに固着され且つホルダの面に直交する方向へ
    前記第1、第2のスペーサおよび補強プレートを貫通し
    て延び、前記ホルダおよび第1、第2のスペーサ並に補
    強プレートを共締めし得るボルトを備えてなることを特
    徴とするパイプ固定具。
JP1990121362U 1990-11-20 1990-11-20 パイプ固定具 Expired - Lifetime JPH087179Y2 (ja)

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JP1990121362U JPH087179Y2 (ja) 1990-11-20 1990-11-20 パイプ固定具

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