JPH0871790A - 管材の溶接方法及び溶接用治具 - Google Patents

管材の溶接方法及び溶接用治具

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JPH0871790A
JPH0871790A JP23594594A JP23594594A JPH0871790A JP H0871790 A JPH0871790 A JP H0871790A JP 23594594 A JP23594594 A JP 23594594A JP 23594594 A JP23594594 A JP 23594594A JP H0871790 A JPH0871790 A JP H0871790A
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welding
gas
bulging
closed space
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Kazuo Hayashida
一雄 林田
Sakuichi Wakagi
作一 若木
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WAKAKI CAN KOJI KK
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
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WAKAKI CAN KOJI KK
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管路内にN2を流してバックシールを行いつ
つ管材に対して溶接する場合、N2の量を必要最小限に
抑える。 【構成】 直管31、32を突き合わせ部分Qにて溶接
する場合、フレキシブル管4によって連通した膨出体
2、12を管路内に挿入して突き合わせ部分Qの前後に
位置させる。膨張用ガス供給管11を通じて、膨出体
2、12にN2を供給して夫々膨張させ、閉鎖空間Zを
形成する。その後ガス供給管21を通じて吐出口11b
から閉鎖空間Z内にN2を供給し、エア抜き部材7から
既存の空気を排気すると、閉鎖空間Z内はN2雰囲気と
なる。エア抜き部材7を閉鎖することにより、N2雰囲
気はそのまま維持され、N2による突き合わせ部分Qの
バックシールが完了する。必要とするN2の量は閉鎖空
間Z分だけで済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管材の溶接方法及び当
該溶接方法を実施する際に用いる管材の溶接用治具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば建築物等における配管の接続には
種々の方法が用いられているが、その中でも溶接接続
は、管端面の加工等が不要であり、また現場でそのまま
実施することができるなどの理由により、従来から一般
的に行われている。
【0003】これをステンレス鋼の管材の接続について
説明すると、図5に示したように、直管101とエルボ
管102との各端面を突き合わせ、当該突き合わせ部を
溶接箇所Pとして溶接接続する場合、直管101の開放
端101aから、適宜のガス供給管103の吐出端部1
03aを挿入し、このガス供給管103を通じて管路内
にN2やArガスなどの不活性ガスを供給して充満さ
せ、管路内をこれら不活性ガス雰囲気でバックシールし
た状態で、溶接を行うようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の方法では、管路内での不活性ガス雰囲気を維持
するため、作業中常に不活性ガスを供給し続けなければ
ならず不経済である。しかも供給されたガスは、配管の
先端104から配管全体に行き渡ってしまうだけではな
く、直管101の開放端101aからも漏出するので、
さらに効率の悪い方法となっていた。
【0005】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、前記したバックシール用の不活性ガスの使用量
を必要最小限に抑えることのできる管材の溶接方法、並
びに当該方法に用いる溶接用治具を提供して、前記問題
の解決を図ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1によれば、管材に対して溶接する際、管材
の管路内を不活性ガス雰囲気にして溶接を行う方法にお
いて、前記管路内における溶接部分の前後を閉塞体で閉
塞し、次いで閉塞体相互間の空間内に不活性ガスを供給
して当該空間内の既存空気を当該空間外へ排気し、当該
空間内を不活性ガス雰囲気にすることを特徴とする、管
材の溶接方法が提供される。
【0007】この場合使用する閉塞体は、請求項2に記
載したように、ガス、好ましくは不活性ガスの供給によ
って管路内壁に膨張する膨出体、例えば耐熱ゴムによっ
て形成される風船のようなもので構成してもよい。
【0008】そして請求項3によれば、溶接用の治具と
して、ガスの供給によって膨張する2つの膨出体と、こ
れら膨出体内部を連通させるパイプとを有し、膨出体の
外方からガスを供給していずれか1の膨出体を膨張させ
るための膨張用ガス供給路と、いずれか1の膨出体の内
外方を結ぶをエア抜き部材と、いずれか1の膨出体の外
方からガスを供給して膨出体の内方側に当該ガスを吐出
させるガス供給路とを備え、前記エア抜き部材の内方側
の開口面はいずれか一方の膨出体の近傍に設定すると共
に、前記ガス供給路の吐出口は、残りの一方の膨出体の
近傍に設定してなる、管材の溶接用治具が提供される。
ここでいうところの膨出体の外方、内方とは、膨出体の
外部、内部をいうのではなく、膨出体を挟んで外側(パ
イプと反対の方向)、内側(パイプ側)の空間を指称す
るものである。
【0009】請求項4によれば、前記構成にかかる管材
の溶接用治具において、ガス供給路の少なくとも一部を
パイプ内に形成したことを特徴とするものである。
【0010】そして請求項5に記載したように、これら
のように構成された溶接用治具におけるパイプに可撓性
を持たせれば、なお好ましい。
【0011】
【作用】請求項1の管材の溶接方法によれば、まず溶接
対象となる管材の管路内における溶接部分の前後を閉塞
体で閉塞するので、これによって溶接部分の背面側、即
ち管路側に閉塞体相互間の空間、つまり閉鎖空間が創出
される。従って、この閉鎖空間内に不活性ガスを供給す
ることにより、今まであった既存空気は排気されて溶接
部分の管路側が不活性ガス雰囲気となるので、必要とす
る不活性ガスは当該閉鎖空間分だけでよい。
【0012】請求項2に記載したように、ガスの供給に
よって管路内壁に膨張する膨出体によって閉塞体を構成
することにより、管路の閉鎖が簡単かつ確実に行え、し
かも不活性ガスによって膨張させた場合には、安全であ
り、本来のバックシール用のガスと共用できる。また不
使用時は、膨出体からガスを抜いておくことにより、コ
ンパクトになる。なおそのような膨出体によって閉塞体
を構成した場合、完全気密に管路を閉鎖できなくとも、
従来よりも漏出する量が格段に少ないので、例えば閉鎖
空間内を正圧に保つ程度に僅かずつ不活性ガスを流し続
けることにより、所期の効果を得ることが可能である。
【0013】請求項3を用いる場合、管材の溶接箇所の
前後に膨出体が位置するように膨出体を管路内に挿入す
る。そして膨張用ガス供給路を通じてガス、例えばN2
やArガスなどの不活性ガスを膨出体内に供給する。そ
うすると、パイプによって2つの膨出体は連通している
ので、これら2つの膨出体は膨張し、管路内壁に密着す
るまで膨張させることにより、2つの膨出体によって溶
接部分の背面側、即ち管路側に閉鎖空間が創出される。
【0014】その後ガス供給路から、不活性ガス、例え
ばN2やArガスを供給すると、閉鎖空間内に位置する
吐出口から不活性ガスがこの閉鎖空間内に供給される。
このときエア抜き部材の内方側の開口面は、前記吐出口
が近傍に位置する膨出体とは異なった他の膨出体の内方
近傍に位置している。即ち閉鎖空間の一端部近傍に吐出
口が位置し、他端部近傍にエア抜き部材の内方側の開口
面が位置している。従って、不活性ガスが吐出口から閉
鎖空間内に供給されるにつれて、いままでこの閉鎖空間
内にあった空気は、エア抜き部材の内方側の開口面から
効率よく排気され、ついには前記閉鎖空間内が不活性ガ
ス雰囲気となる。その後は、例えばエア抜き部材、ガス
供給路とも閉鎖することにより、この不活性ガス雰囲気
はそのまま維持されるので、不活性ガスの量は必要最小
限で済む。後は所定の溶接を管材に対して行えばよい。
【0015】請求項4のようにガス供給路の少なくとも
一部をパイプ内に形成すれば、いわゆる同軸管の構成と
なり、全体の構成が簡素化される。
【0016】そして請求項5に記載したように、パイプ
を例えばフレキシブル管のように可撓性を持たせれば、
例えば直管と曲管、エルボ管を溶接接続する際など、溶
接箇所の前後の管路が直線状ではないときにも、それに
あわせて膨出体を挿入して、パイプをそのまま曲げて使
用することが可能になる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
ると、図1は実施例にかかる溶接用治具1の一部断面側
面を示しており、一端に位置する膨出体2は、耐熱ゴム
で形成された略風船形状を有し、その開口部3は、フレ
キシブル管4の一端部に、その一端部が接続された接続
管5の他端部と気密に接続され、その接続部外周には、
アウターバンド6が被冠されている。
【0018】この膨出体2には、例えばパイプ材によっ
て構成されたエア抜き部材7が膨出体2内部を貫通する
ことなく取り付けられており、その両端の開口面7a、
7bは、それぞれ膨出体2の内外方に向けられている。
即ち開口面7aは、フレキシブル管4側に、開口面4b
はその逆方向に向けられている。なおこのエア抜き部材
7の取付にあたっては、例えば膨出体2の表面一部でエ
ア抜き部材7の外周を囲むようにして取り付けてもよ
い。
【0019】前記フレキシブル管4の他端部には、膨張
用ガス供給管11の一端部が接続されており、膨出体1
2が、この膨張用ガス供給管11の外周に配されてい
る。この膨出体12も耐熱ゴムからなっているが、前出
膨出体2と異なり、両端に開口部13、14を有してい
る。即ち膨張用ガス供給管11は、前記開口部13、1
4内を通過して膨出体12内部を貫通しており、各開口
部13、14と膨張用ガス供給管11との密着部分外周
には、それぞれアウターバンド15、15が被冠され、
膨出体12内部の気密性が確保されている。そして膨出
体12内部に位置する膨張用ガス供給管11の外周適宜
箇所には、膨張用ガス供給管11内部と通ずる供給口1
1aが形成され、他方膨出体12の内方におけるフレキ
シブル管4との接続部近傍には、吐出口11bが形成さ
れている。
【0020】そして膨張用ガス供給管11の他端部は、
バルブ16を介して、別設のN2ガスボンベ(図示せ
ず)と接続されている。従って、このバルブ16を開放
することにより、当該N2ガスボンベからのN2を、膨張
用ガス供給管11内に流すことが自在である。
【0021】また前記膨張用ガス供給管11の内部に
は、ガス供給管21が設けられている。このガス供給管
21は、その一端部にある吐出口21aが、膨張用ガス
供給管11における前出吐出口11bと接続されてお
り、他方他端部は、膨張用ガス供給管11の他端部近傍
から外部へと導出され、バルブ22を介して、前出N2
ガスボンベ(図示せず)と接続されている。従って、こ
のバルブ22を開放することにより、当該N2ガスボン
ベからのN2を、吐出口21a、吐出口11bから吐出
させることが自在である。
【0022】本実施例にかかる溶接用治具1は以上のよ
うに構成されており、次のその使用方法について説明す
ると、図2に示したように、ステンレス鋼の直管31、
32の各対向する端面相互を突き合わせて、当該突き合
わせ部分Qを溶接接続する場合、まず溶接用治具1をこ
れら直管31、32内に挿入し、膨出体2、12を突き
合わせ部分Qの前後に位置させる。
【0023】次いで図3に示したように、バルブ16を
開放し、N2ガスボンベ(図示せず)からのN2を膨張用
ガス供給管11に供給する。そうすると、供給口11a
からN2が膨出体12へと供給され、膨出体12が膨張
する。また同時にN2はフレキシブル管4を通じて膨出
体2へも供給されるので、膨出体2も膨張する。そして
図3に示したように、これら各膨出体2、12がそれぞ
れ直管31、32の各内壁に密着すると、バルブ16を
閉鎖する。この時点で突き合わせ部分Qを挟んで直管3
1、32の管路が、膨出体2、12によって気密に閉鎖
され、閉鎖空間Zが創出される。
【0024】次にバルブ22を開放させると、今度はN
2ガスボンベ(図示せず)からのN2が、ガス供給管21
を通じて膨張用ガス供給管11における吐出口11bか
ら前記閉鎖空間Z内に供給される。そうすると、閉鎖空
間Z内にあった既存の空気は、エア抜き部材7を通じて
閉鎖空間Z外へと排気される。このとき、エア抜き部材
7の内方側の開口面7aは膨出体2寄り内方、即ち閉鎖
空間Zの一端側に位置し、他方吐出口11bは、膨出体
12寄り内方、即ち閉鎖空間Zの他端側に位置している
ので、効率よく、また確実に、既存の空気は閉鎖空間Z
から排気されて、閉鎖空間Z内は、N2で置換される。
【0025】そしてそのようにして閉鎖空間Z内がN2
雰囲気になれば、エア抜き部材7を閉鎖すると共に、バ
ルブ22を閉鎖することにより、閉鎖空間Z内のN2
囲気はそのまま維持される。従ってバックシールは完全
であり、後はそのまま通常の溶接を突き合わせ部分Qに
対して実施すればよい。
【0026】以上の手順からわかるように、直管31、
32の管路のバックシールをN2で行うにあたり、従来
の連続供給ではなく、一旦閉鎖空間Zを管路内に形成
し、当該閉鎖空間Z内にN2を充満させる手法を採って
いるので、必要とするN2の量が格段に少量で済む。従
って、経済的で効率も向上している。しかも本来のバッ
クシール用に供するN2をそのまま膨出体2、12の膨
張用に使用できるので、膨張専用のガス源を別途用意す
る必要もなく、またN2であるから、取扱いも容易で安
全である。もちろん前記のN2に代えて他の不活性ガ
ス、例えばArガスを使用してもよい。また膨出体を予
め余裕のある大きさに設定しておくことにより、管路の
内径がより大きくなった場合であっても、同一の溶接用
治具1を用いてそのまま適用できる。
【0027】なお管路内の形状、その他の理由により、
万が一膨出体2、12による管路の閉鎖に多少の漏出が
あった場合には、少なくとも当該漏出分だけ、N2をガ
ス供給管21から供給するなどして、閉鎖空間Z内を正
圧に維持すれば、閉鎖空間Z内のN2は完全に維持され
る。かかる場合でも、既述した従来方法よりはN2の必
要量が格段に少ないものである。
【0028】ところで管材の溶接接続は、前記したよう
な直管同士の接続に限らず、例えばエルボ管などの曲管
と直管との接続もありうるが、前記実施例にかかる溶接
用治具1は、そのように曲管と直管との接続で管路が必
ずしも直線状でない場合にもそのまま適用できるもので
ある。
【0029】即ち図4に示したように、直管41とエル
ボ管42を、その端面の突き合わせ部分Rで溶接接続す
る場合であっても、前記実施例にかかる溶接用治具1に
おける膨出体2、12を連通させているパイプは、フレ
キシブル管4で構成されているので、例えば膨出体2側
を管路内に挿入して、そのまま膨出体12を押し込むよ
うにするだけでよい。そうすると直管41とエルボ管4
2とによって創出される管路の曲がりに応じてフレキシ
ブル管4も曲がるので、突き合わせ部分Rを挟んで膨出
体2をエルボ管42側に、膨出体12を直管41側の管
路内に位置させることが可能である。後は前記直管同士
の接合の場合と全く同一の手順で、管路のバックシール
をN2で行って突き合わせ部分Rの溶接接続が可能であ
る。
【0030】なお前記実施例にかかる溶接用治具1で
は、エア抜き部材7を膨出体2に設ける構成を採ってい
たが、内方開口面7aだけを吐出口11bと逆の位置に
設定すれば、所期の作用を得ることができるので、例え
ば開口面7aだけをそのように膨出体2の近傍に設定
し、エア抜き部材7本体は例えばフレキシブル管4内を
通過させ、開口面7bを膨出体12側外方に設定するよ
うにしてもよい。そうすれば、構造的にもより一層簡素
化され、しかもエア抜き部材の開閉を全て、バルブの操
作側で行うことができ、作業性がさらに向上するもので
ある。
【0031】
【発明の効果】請求項1に記載した管材の溶接方法によ
れば、閉塞体によって管路に形成された閉鎖空間内に不
活性ガスを供給するだけで、溶接箇所のバックシールが
行えるので、従来よりも格段に少ない量の不活性ガスで
足りる。従って、経済的であり、効率もよい。
【0032】請求項2に記載した管材の溶接方法によれ
ば、管材の内径の大小に拘らず、閉塞体による管路の閉
鎖が簡単かつ確実に行え、しかも本来のバックシール用
の不活性ガスを用いて膨張させれば安全かつ経済的であ
る。また不使用時は、膨出体からガスを抜いておくこと
により、閉塞体自体はコンパクトになる。
【0033】請求項3、4、5に記載した管材の溶接用
治具を用いれば、請求項1、2の溶接方法をそのまま実
施することができる。また特に請求項4に記載した管材
の溶接用治具によれば、ガス供給路と膨張用ガス供給路
とが同軸系となるので、治具全体との構成が簡素化され
る。さらに請求項5に記載した管材の溶接用治具によれ
ば、例えば直管と曲管、エルボ管を溶接接続する際な
ど、溶接箇所の前後の管路が直線状ではないときにも、
実施することが可能であり、汎用性が向上している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる溶接用治具の一部断面
側面図である。
【図2】図1の溶接用治具を管路内に挿入した様子を示
す側面図である。
【図3】図1の溶接用治具を管路内に挿入して膨出体を
膨張させた様子を示す側面図である。
【図4】図1の溶接用治具を直管とエルボ管によって構
成される管路内に挿入して膨出体を膨張させた様子を示
す側面図である。
【図5】従来技術のバックシール後方を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 溶接用治具 2、12 膨出体 4 フレキシブル管 7 エア抜き部材 7a、7b 開口面 11 膨張用ガス供給管 11a 供給口 11b 吐出口 16、22 バルブ 21 ガス供給管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管材の管路内を不活性ガス雰囲気にし
    て、当該管材に対して溶接を行う方法において、 前記管路内における溶接部分の前後を閉塞体で閉塞し、
    次いで閉塞体相互間の空間内に不活性ガスを供給して当
    該空間内の既存空気を当該空間外へ排気し、当該空間内
    を不活性ガス雰囲気にすることを特徴とする、管材の溶
    接方法。
  2. 【請求項2】 閉塞体は、ガスの供給によって管路内壁
    に膨張する膨出体によって構成したことを特徴とする、
    請求項1に記載の管材の溶接方法。
  3. 【請求項3】 ガスの供給によって膨張する2つの膨出
    体と、これら膨出体内部を連通させるパイプとを有し、
    膨出体の外方からガスを供給していずれか1の膨出体を
    膨張させるための膨張用ガス供給路と、いずれか1の膨
    出体の内外方を結ぶをエア抜き部材と、いずれか1の膨
    出体の外方からガスを供給して膨出体の内方側に当該ガ
    スを吐出させるガス供給路とを備え、 前記エア抜き部材の内方側の開口面はいずれか一方の膨
    出体の近傍に設定すると共に、前記ガス供給路の吐出口
    は、残りの一方の膨出体の近傍に設定してなる、管材の
    溶接用治具。
  4. 【請求項4】 ガス供給路の少なくとも一部がパイプ内
    に形成されたことを特徴とする、請求項3に記載の管材
    の溶接用治具。
  5. 【請求項5】 パイプは可撓性を有することを特徴とす
    る、請求項3又は4に記載の管材の溶接用治具。
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