JP3705551B2 - 既設配管系の更生修理工法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ガス管あるいは水道管として地中等に埋設されている既設配管系の更生修理工法に関し、さらに具体的には管路を埋設状態のまま樹脂液を用いて管内面をライニングする更生修理工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
既設配管系の老朽化対策として、管内面に樹脂液をライニングして管路を再生させる更生修理工法は、これまでに種々の提案が数多くなされている。
この種の樹脂ライニングによる更生修理工法としては、管内に導入される樹脂液を空気流により吹き飛ばして管内をライニングする方式のもの(例えば特公昭61−24067号公報参照)、また管内に樹脂液をプラグ状に導入させ、樹脂プラグの前後の管内に圧力差を生起させて樹脂プラグの流動進行により管内面をライニングする方式のもの(例えば特開昭63−65983号公報参照)等が 知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで更生修理の対象となる既設配管系は、ガス管について説明すると低圧導管が多く、この種の管路は一般的に、道路下に敷設された導管路としての本管に、支管が接続され、これらの本管,支管の経路より周辺の需要先にガスを引き込む供内管(この明細書では分岐枝管と称す)が多数分岐されている形態のものが多い。
【0004】
このような分岐枝管を有する支管経路を対象にし、その支管経路の管内を前述の圧力差方式により樹脂ライニングする際、樹脂プラグに付与する圧力によってライニング用の樹脂液が、図7に示すように、支管aの経路より枝管bの分岐口に侵入し、その分岐口を閉塞する問題点が発生する。
【0005】
このような問題点の対策(樹脂液の侵入防止対策)として、従来では、例えば特開昭61−233291号公報にみられるように支管経路のライニング施工時に、分岐枝管の末端開口部より圧力を付加して、これにより枝管内の管内圧力を支管側のライニング樹脂圧と同圧またはそれより高く設定しておくことにより樹脂液が枝管内に侵入するのを抑止する手段が採られている。
【0006】
このような対策による場合、例えば図8に示すように、枝管bの口径が大きいと、枝管bの分岐口に侵入する樹脂液の侵入形態が、先細り状になって樹脂液の侵入部分に通気道eが発生し、これが枝管bの末端開口部(大気側)に通じることで樹脂液の侵入抑止効果が充分に発揮されない問題点が生じる。
また使用する樹脂液の粘度が低い場合には、分岐枝管bの口径が小さいときでも枝管bの分岐口に侵入する樹脂液の侵入形態が、同じく先細り状になって樹脂液の侵入抑止効果が充分に発揮されない問題点も発生する。
【0007】
本発明は、上述の問題点の発生に鑑み、前述した樹脂液の侵入防止効果が確実に達成できると共に、さらにライニング処理した分岐枝管内の気密テストも可能な既設配管系の更生修理工法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明は、分岐枝管を有する支管経路のライニング施工に際し、第1工程では枝管の末端開口部より分岐口に至る枝管経路のライニング処理を施し、第2工程ではライニング処理された枝管を有する経路の支管をライニング処理する施工順序としている。
そして、第1工程時には、枝管の末端開口部より管内に、予め算出された枝管全長をライニングするに要する必要量の樹脂液と、この樹脂液の後部に配置されたピグ装置とを導入すると共に、該ピグ装置の後方の管内に流体圧を付加する手段を有して樹脂液およびピグ装置を支管側の分岐口へ流動進行させる構成としてあり、
この工程時に枝管内に導入される上記ピグ装置は、相互の間がロープで連繋された前後一対の球形ピグからなり、その前側ピグには球体の最大径を外れた後半位置の外周囲に、進行方向が逆進方向に向きを変ると裏返しに反転してスカート状に拡がる反転シール膜を形成すると共に、後側ピグには枝管内に付加した流体圧を前進方向には開通して前側ピグに推力を与え,逆進方向では遮断状態に変化して後側ピグに逆進推力を与える弁構造を備えた通路を形成していて、
第1工程でのライニング終了時点で、先頭の前側ピグが分岐口より流出すると上記流体圧の供給を停止し、枝管の管内を負圧源に切換え、これにより後側ピグに作用する逆進推力で前側ピグが引き戻され、反転シール膜が反転動作して枝管の分岐口を閉状態となし、この状態で第2工程での支管経路のライニング処理を施工することを特徴するものである。
【0009】
また、本発明は、分岐枝管の経路上に、上述の反転シール膜の反転動作により枝管の分岐口を閉状態にした時、その後の枝管内の内圧変化を検出して表示できる検出手段を備え、この検出手段の表示によりライニング処理後の分岐枝管内の気密性を確認し得るようにしたことを他の特徴の1つとしている。
【0010】
【作用】
上述の更生修理工法によると、分岐枝管を有する支管経路のライニング施工時において、枝管の分岐口が、前側ピグの反転シール膜により閉状態に維持されているから、枝管内への樹脂液の侵入が確実に防止される。
【0011】
この結果、従来工法では必要とされた枝管の分岐口に侵入する樹脂液の排出工数が不要となって更生修理作業の作業効率を向上することができる。
また樹脂液の侵入防止効果は、分岐枝管の口径に影響を受けないことから枝管の適用口径を拡大でき、また使用する樹脂液も、その低粘度化を図ることが可能になる。
【0012】
さらに第1工程によりライニング処理した分岐枝管については、第2工程での支管経路のライニング処理過程において管内の気密テストが確認可能となることから、分岐枝管に対しての更生修理効果を確認することもできる。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基いて具体的に説明する。
図1は本発明の更生修理工法が適用された施工例の1例を概略的に示す全体図であって、符号1は道路下などに配管されている支管経路であり、2はこの支管経路1よりサービスチー2bを介して分岐されて需要先に引き込まれた分岐枝管(供内管)である。この分岐枝管2は、その末端が地上に露出されて通常は需要先のガスメータに接続されているものであり、また図1では枝管2が単一に示されているが、その数は需要先の密集状況等により支管1の経路上に多数分岐されている場合が多い。
【0014】
上述の支管経路1は、更生修理作業に際して、施工作業に適する長さの区間に区切られ、一方の開口端1aは地上に開口した竪穴A中に、他方の開口端1bは同じく地上に開口した竪穴B中にそれぞれ露出されて作業口としている。
【0015】
そして一方の開口端1aには、これに接続されたホース3を介して樹脂液注入タンク4が接続され、タンク4はその上部空間が送風ポンプ5に接続されていてポンプ5からの送風圧によりタンク4の底部より樹脂液cが、所要量づつホース3を通して支管経路1の一方の開口端1aより管内にプラグ状に導入できるようにしている。
この樹脂液cの導入にあたっては、樹脂液cの後部の管内に均しピグ6が導入され、この均しピグ6の導入はホース3を脱着して行われる。
上記送風ポンプ5と樹脂液注入タンク4とを接続する送風通路には、この通路を開閉するバルブ7が設けられ、また送風調整手段8を有していてポンプ5からの送風圧を所要に調整できるようにしている。
【0016】
また支管経路1の他方の開口端1bには、これに接続されたホース10を介して吸引ポンプ11が接続されてあり、この吸引経路には、施工後の残留樹脂液を回収する樹脂受けタンク12と、吸引経路を開閉するバルブ13と、吸引経路の負圧力を調整する負圧調整手段14とが設けられている。
【0017】
分岐枝管2には、地上に露出された末端開口部2aに、ここに1例として必要量の樹脂液を予め充填した樹脂カセット21が着脱可能に接続される。
カセット21に充填される樹脂液は、枝管2をその全長にわたりライニングする際に管長,管径,形成するライニング膜厚等の関係条件から予め算出された必要量が充填されてあり、カセット21の開口端より付加する流体圧によって枝管2の管内に樹脂液cが送り込まれるようにしている。
【0018】
図示の実施例では、上記カセット21の開口端に、切換え手段22を介して送風ポンプ5に接続された流体圧導入経路23と、吸引ポンプ11に接続された負圧力導入経路24とが接続され、切換え手段22の操作により流体圧および負圧吸引力がカセット21を通して枝管2の管内に付与できるようにしている。
なお上述の流体圧導入経路23および負圧力導入経路24の経路上には、それぞれの経路を開閉するバルブ25,26が介在され、前記した送風ポンプ5および吸引ポンプ11が、支管経路1のライニング施工時と枝管経路のライニング施工時とに共用して利用できるようにしている。
【0019】
枝管2の管内には、上記カセット21を介して樹脂液cの後部にピグ装置27が導入される。
ここにピグ装置27は、図2,図3に拡大して示しているように、相互の間がロープ28で連繋された前後2個の球形ピグ27a,27bにより構成されてあり、これらのピグ27a,27bは、枝管2の管内面に所要のライニング膜厚dを形成するに必要な外径寸法を有している。
【0020】
そして前側ピグ27aには、図4にも示すように、球体の最大径を外れた後半位置の外周囲に、進行方向が、前進方向のときは後部位置にあり、逆進方向に向きを変えると裏返しに反転してスカート状に拡がる反転シール膜29が形成されている。この反転シール膜29は皮,布,化成品などの薄いシート材をスカート形に成形してなるもので、裏返しに反転した逆進方向の際はピグ27aの最大径より拡がる形態になっている。
【0021】
また、後側ピグ27bには、枝管2の管内に付加した流体圧が、前進方向には開通して前側ピグ27aに前進方向の推力を与え,逆進方向には遮断状態に変化して後側ピグ27bに逆進方向の推力を与えるボール弁30を備えた通路31が図5に示すように円形配列で3個、管軸方向にピグ27bを貫通して形成されている。
【0022】
次に上述した分岐枝管2を有する支管経路1に対してのライニング施工の施工順序を説明すると、本発明では、第1工程において、枝管2の末端開口部2aより分岐口に至る枝管経路のライニング処理を施し、次いで第2工程においてライニング処理された枝管2が分岐されている支管経路1に対しその一端開口部1aより他端開口部1bに向けてライニング処理する施工順序としている。
【0023】
〔第1工程:枝管経路のライニング施工〕
この第1工程では、枝管2の末端開口部2aに、前記樹脂カセット21を接続させ、カセット21を介して枝管2の管内に、予め算出された必要量の樹脂液cと、樹脂液cの後部に配置されるピグ装置27とを導入させる。この際は、樹脂カセット21の開口端に接続された切換え手段22を、送風ポンプ5の側に通じる流体圧導入経路23に接続した状態としておく。
これによりカセット21を通してポンプ5からの流体圧が、ピグ装置27の後方の管内に付加され、樹脂液cおよびピグ装置27の前後管内に圧力差が生起することで、その圧力差により樹脂液cおよびピグ装置27が一体的に支管経路1側の分岐口に向けて流動進行し、その進行により枝管2の管内がライニング施工される。
【0024】
第1工程でのライニング終了時点で、前側ピグ27aの前半部分が図3に示すように分岐口より流出した段階で、前記切換え手段22を、吸引ポンプ11の側に通じる負圧力導入経路24に切換え接続する。
これにより送風ポンプ5からの流体圧の供給が停止すると共に、枝管2の管内に負圧力が作用し、後側ピグ27bに作用する逆進方向の推力により、前側ピグ27aが逆進方向に引き戻される結果、反転シール膜29が裏返し状に反転動作してシール膜29により枝管2の分岐口が閉状態に封止され、この状態が持続される。
【0025】
〔第2工程:支管経路のライニング施工〕
第2工程では、上述の反転シール膜29により枝管2の分岐口を閉状態に封止した状態において支管経路1のライニング施工を行う。
この施工時は、送風ポンプ5と樹脂液注入タンク4との間の送風通路に設けたバルブ7を開状態にし、また吸引ポンプ11とホース10との間の吸引通路に設けたバルブ13も開状態にセットしておく。
これにより支管経路1の管内には、一方の開口端1aから送風ポンプ5による流体圧と、他方の開口端1bから吸引ポンプ11による負圧吸引力とが作用することで、管内には圧力差が生起し、一方の開口端1aから導入された樹脂液cおよび均しピグ6は、その前後の管内に生起する圧力差によって順次、一方の開口端1aから他方の開口端1bに向けて流動進行して支管経路1のライニング施工が達成される。
【0026】
この際に、支管経路1に介在する枝管2の分岐口は、先の第1工程の終了時点において反転シール膜29により閉状態に封止された状態が維持されているので樹脂液cが、分岐口を通して枝管2内に侵入する現象が発生しない。
【0027】
〔第3工程:ピグ装置の排出〕
第2工程での支管経路1のライニング施工が完了した後、枝管2の経路に備えた切換え手段22を、送風ポンプ5の側に通じる流体圧導入経路23に切換え接続する。
これにより枝管2の管内には、吸引ポンプ11による負圧力が停止すると同時に、送風ポンプ5による流体圧が作用し、この流体圧により枝管2の分岐口に閉状態に維持されたピグ装置27は、支管経路1の側へ押圧され、支管経路1の管内に落ち込むことで分岐口を開放し、支管経路1内に作用させた流体圧でピグ装置27を管外に排出させる。
【0028】
〔気密テスト〕
第1工程の施工終了後または第2工程の施工過程において、分岐枝管2の末端開口部2aに対し、ここに図6に示す気密テストユニット30を接続可能にしておくと、ライニング処理後の分岐枝管2内の管内気密性を確認することが可能となる。
ここに気密テストユニット30は、枝管2の末端開口部2aに接続される管体31に、例えば自記記録式の圧力メータ32を備えておき、管体31の端部を吸引ポンプ11に通じる負圧力導入経路24に接続させる。なおこの負圧経路には別にバルブ33を備えておく。
【0029】
このような気密テストユニット30を介して枝管2の管内に負圧を導入する構成にすると、前述した反転シール膜29により枝管2の分岐口が閉状態に封止されている間、その間の枝管2の管内圧力(負の内圧)が、自記記録式圧力メータ32によって読み取れる。
所定時分、この自記記録式圧力メータ32を監視していれば、第1工程による枝管2内のライニング処理により管体が完全に再生されて漏洩がない状態か否かの判定ができる。すなわち圧力変動がなければ、枝管2の再生は完全であり、圧力変動があれば再生が不完全で漏れがあることを確認することができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明による更生修理工法によると、分岐枝管を有する支管経路のライニング施工時において、枝管の分岐口が、前側ピグの反転シール膜により閉状態に封止維持されているから、枝管内への樹脂液の侵入が確実に防止でき、この結果、従来工法ように枝管の分岐口に侵入する樹脂液の排出工数が不要となって更生修理作業の作業効率を向上することができる。
【0031】
また樹脂液の侵入防止効果は、分岐枝管の口径に影響を受けないことから枝管の適用口径を拡大でき、また使用する樹脂液も、その低粘度化を図ることが可能となる。
【0032】
さらに第1工程によりライニング処理した分岐枝管については、第1工程の後またはその後の第2工程での支管経路のライニング処理過程において管内の気密テストが確認可能となることから、分岐枝管に対しての更生修理効果を確認することもできる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成修理工法が適用された施工例を概略的に示す全体図
【図2】 枝管のライニング施工例を拡大して示す縦断面図
【図3】 枝管のライニング施工の終了時点を1部断面で示す側面図
【図4】 前側ピグを1部断面で示した側面図
【図5】 後側ピグの断面図
【図6】 気密テストユニットを備えた施工例を概略的に示す全体図
【図7】 本発明の課題を説明する第1説明図
【図8】 本発明の課題を説明する第2説明図
【符号の説明】
1 支管経路
2 分岐枝管
3 ホース
4 樹脂液注入タンク
5 送風ポンプ
6 均しピグ
7 開閉バルブ
8 送風調整手段
10 ホース
11 吸引ポンプ
12 樹脂受けタンク
13 開閉バルブ
14 負圧調整手段
21 樹脂カセット
22 切換え手段
23 流体圧導入経路
24 負圧力導入経路
25,26 バルブ
27 ピグ装置
27a 前側ピグ
27b 後側ピグ
28 ロープ
29 反転シール膜
30 ボール弁
31 通路

Claims (3)

  1. 分岐枝管を有する支管経路のライニング施工に際し、第1工程では枝管の末端開口部より分岐口に至る枝管経路のライニング処理を施し、第2工程ではライニング処理された枝管を有する経路の支管内をライニング処理する施工順序とし、
    上記第1工程時には、枝管の末端開口部より管内に、予め算出された枝管全長をライニングするに要する必要量の樹脂液と、この樹脂液の後部に配置されたピグ装置とを導入すると共に、該ピグ装置の後方の管内に流体圧を付加する手段を有して樹脂液およびピグ装置を支管側の分岐口へ流動進行させる構成とし、
    この工程時に枝管内に導入される上記ピグ装置は、相互の間がロープで連繋された前後一対の球形ピグからなり、その前側ピグには球体の最大径を外れた後半位置の外周囲に、進行方向が逆進方向に向きを変ると裏返しに反転してスカート状に拡がる反転シール膜を形成すると共に、後側ピグには枝管内に付加した流体圧を前進方向には開通して前側ピグに推力を与え,逆進方向では遮断状態に変化して後側ピグに逆進推力を与える弁構造を備えた通路を形成してあり、
    上記第1工程でのライニング終了時点で、先頭の前側ピグが分岐口より流出すると上記流体圧の供給を停止し、枝管の管内を負圧源に切換え、これにより後側ピグに作用する逆進推力で前側ピグが引き戻され、反転シール膜が反転動作して枝管の分岐口を閉状態となし、この状態で第2工程での支管経路のライニング処理を施工することを特徴する既設配管系の更生修理工法。
  2. 上記分岐枝管の経路には、反転シール膜の反転動作により枝管の分岐口を閉状態にした時、その後の枝管内の内圧変化を検出して表示できる検出手段を備え、この検出手段の表示によりライニング処理後の分岐枝管内の気密性を確認し得るようになしたことを特徴とする請求項1記載の既設配管系の更生修理工法。
  3. 上記第2工程でのライニング処理が完了した後、分岐枝管の末端開口部より管内に正の流体圧を付加させ、この流体圧により枝管の分岐口に閉状態に維持されたピグ装置を、支管経路内に落し込み、その後、支管経路を通して管外にピグ装置を排出するように施工することを特徴とする請求項1または2記載の既設配管系の更生修理工法。
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