JP2014079772A - バックシール装置 - Google Patents

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堅三郎 竹添
Fukunori Ura
福則 浦
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Abstract

【課題】バックシール装置を、配管の内部に容易かつ効率良く設置することができ、確実なシール機能を有したものとする。
【解決手段】配管1,1の開先部Jを溶接するに際して、開先部Jに配管1,1の内側から不活性ガスを供給するバックシール装置10Aであって、配管1,1の内部に挿入されるチューブ11と、チューブ11の外周面に、該チューブ11の長さ方向に間隔を隔てて設けられた複数のバルーン体12,12と、チューブ11に不活性ガスを供給する不活性ガス供給源30と、チューブ11から不活性ガスを排出させるガス排出部40と、チューブ11において、バルーン体12の内部に臨む位置に、チューブ11の内外を貫通するよう形成されたバルーン内貫通孔17と、チューブ11において、互いに前後するバルーン体12,12の間に、チューブ11の内外を貫通するよう形成されたバルーン間貫通孔18と、を備えるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、配管を不活性ガスでシールドして溶接する際に用いるバックシール装置に関するものである。
高Cr鋼からなる配管の端部どうしを突き合わせ溶接するに際しては、良好な溶接品質を得るために、配管の外周側だけでなく、配管の内部にも、アルゴン(Ar)、ヘリウム(He)等の不活性ガスを供給し、この不活性ガス雰囲気下で溶接が行われている。
溶接部において配管内に不活性ガスを供給するには、溶接部の両側で配管内を閉塞し、この閉塞空間内に、配管の外部から不活性ガスを供給する。
配管内を閉塞する手法としては、ゴム製の風船を配管内で膨らませる方法が従来から用いられている。このほか、配管の内周形状に合わせて成形したドライアイスを配管内に挿入配置する手法(例えば、特許文献1参照。)、シートを配管内で拡開させる手法(例えば、特許文献2参照。)もある。
特開2004−105994号公報 特開2012−130929号公報
しかしながら、風船やドライアイスを用いる手法においては、配管内で溶接部の両側に風船を設置するのに手間がかかる。
これに対し、特許文献2に記載の、シートを配管内で拡開させる構成では、配管内にガスを導入するガス導入管の先端部に拡開可能なシートが設けられている。このため、ガス導入管を配管内に挿入することによって、配管内で、シートを適切な位置に配置させることができる。
しかし、シートを拡開させるには、複数本の形状記憶ワイヤを用いているため、このシートを拡開させたときに、その外周部は、互いに隣接する形状記憶ワイヤの先端部どうしを直線状に結んだ多角形状となり、配管の内周面に密着させることができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、配管の内部に容易かつ効率良く設置することができ、確実なシール機能を有したバックシール装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のバックシール装置は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明は、配管の開先部を溶接するに際して、前記開先部に前記配管の内側から不活性ガスを供給するバックシール装置であって、前記配管の内部に挿入されるチューブと、前記チューブの外周面に、該チューブの長さ方向に間隔を隔てて設けられた複数のバルーン体と、前記チューブに前記不活性ガスを供給する不活性ガス供給源と、前記チューブから前記不活性ガスを排出させるガス排出部と、前記チューブにおいて、前記バルーン体の内部に臨む位置に、前記チューブの内外を貫通するよう形成されたバルーン内貫通孔と、前記チューブにおいて、互いに前後する前記バルーン体の間に、前記チューブの内外を貫通するよう形成されたバルーン間貫通孔と、を備えることを特徴とする。
このようなバックシール装置では、不活性ガス供給源からチューブに不活性ガスを供給すると、バルーン内貫通孔を通してバルーン体の内部に不活性ガスが注入されてバルーン体が膨張し、このバルーン体によって配管内を閉塞することができる。また、不活性ガス供給源からチューブに供給された不活性ガスは、チューブ外貫通孔を通して、配管内に注入され、これによって配管の開先部を配管の内側からシールドすることができる。また、ガス排出部によってチューブから不活性ガスを排出させると、バルーン体内の不活性ガスが排出されてバルーン体が窄み、配管内の不活性ガスが回収される。
このようなバックシール装置においては、チューブにバルーン体が設けられることにより、配管内への挿入、抜去をそれぞれ一度に行うことができる。
また、前記チューブに、前記バルーン内貫通孔と前記バルーン間貫通孔とで、前記不活性ガスの供給タイミングを異ならせる切替手段が備えられているのが好ましい。
これにより、バルーン体を膨張させるときには、バルーン内貫通孔のみから不活性ガスを供給して、バルーン体を効率良く膨張させることができる。また、開先部のシールドを行って溶接を行うときには、バルーン間貫通孔から不活性ガスを供給する。
この切替手段は、前記チューブ内で、前記バルーン間貫通孔を閉塞する位置と、前記バルーン間貫通孔を開放する位置との間で移動可能な弁体と、前記弁体を移動させる操作部材と、を備えるようにしても良い。
操作部材により弁体を移動させることによって、バルーン間貫通孔を開閉することができ、バルーン体内と、配管の開先部とで、不活性ガスの供給タイミングを異ならせることができる。
本発明によれば、チューブに複数のバルーン体が設けられることにより、配管内への挿入、抜去をそれぞれ一度に行うことができ、配管の内部にバルーン体を容易かつ効率良く設置することができ、確実なシール機能を発揮することができる。
また、複数のバルーン体がチューブに設けられることで、開先部を挟んだ両側に、バルーン体を適切な間隔で容易に設置することができる。
本発明の第1実施形態にかかるバックシール装置を設置した配管の開先部を示す断面図である。 本発明のバックシール装置におけるバルーン体の固定構造を示す断面図である。 本発明のバックシール装置に備えた弁体の構成および動作を示す図であり、(a)、(b)はバルーン体に不活性ガスを注入するときのチューブの軸線に沿った断面図、およびチューブの軸線に直交する断面図であり、(c)、(d)は、開先部に不活性ガスを供給するときのチューブの軸線に沿った断面図、およびチューブの軸線に直交する断面図である。 本発明のバックシール装置において、バルーン体を窄ませた状態でチューブを配管内に挿入していく状態を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかるバックシール装置を設置した配管の開先部を示す断面図である。 本発明のバックシール装置のおけるチューブの変形例を示す断面図である。
以下に、本発明に係るバックシール装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1を用いて説明する。
図1に示すように、溶接すべき2本の配管1,1の開先部Jは、それぞれの配管1の端部1aを所定の開先形状に加工して突き合わせた状態とされる。
一方の配管1には、開先部Jの近傍に貫通孔2が形成されている。この貫通孔2は、開先部Jの溶接後に、溶接部の放射線検査等を行うための検査具を挿入するために用いられる。
本実施形態においては、この貫通孔2を利用して、配管1,1内に、以下に示すようなバックシール装置10Aを挿入する。
バックシール装置10Aは、筒状で先端部11a閉塞端とされたチューブ11と、チューブ11に間隔を隔てて設けられた2つのバルーン体12と、制御装置13と、アルゴンガス等の不活性ガスをチューブ11に供給する不活性ガス供給源30と、チューブ11からガスを吸引するポンプ等の排出装置(ガス排出部)40とを備えている。
チューブ11は、貫通孔2の内径よりも外径が小さく、耐熱性(例えば200℃以上)と可撓性とを有した材料、例えばステンレス製のフレキシブルホース、テフロン(登録商標)ホース等により形成されている。
バルーン体12は、耐熱性(例えば150℃以上)と柔軟性を有した膜材料、例えばアルミニウム合金からなる箔膜(融点600℃)、耐候性強化ラテックス等の耐熱ゴム材料(融点150℃)等により形成されている。バルーン体12は、例えば、コスモプレン(株式会社気球製作所製)等の気象観測用ゴム気球を用いてもよい。
バルーン体12は、両端12a,12aが開口した筒状をなし、両端12a,12aの開口から内部にチューブ11を貫通させた状態で、両端12a,12aが装着部材14によりチューブ11の外周面に固定されている。
図2に示すように、装着部材14は、チューブ11の外周面に固定されるインナー部材15と、インナー部材15に嵌め込まれるロック部材16と、からなり、インナー部材15、ロック部材16ともに、耐熱性(例えば150℃以上)を有した硬質プラスティックから形成されている。
インナー部材15は、チューブ11の外径とほぼ等しい内径の貫通孔15aを有した筒状で、貫通孔15aにチューブ11が貫入されている。インナー部材15の外周面には、先端部15bから基端部15cに向けてその外径が漸次増大するテーパ部15dと、テーパ部15dの外周面において周方向に連続して外周側に突出形成された突条15eと、テーパ部15dの基端部15c側に形成されて外周側に張り出して形成されたフランジ部15fと、が形成されている。
ロック部材16は、中央部に貫通孔16aが形成された円盤部16bと、円盤部16bの外周側から筒状に連続して延びるスリーブ部16cと、を有し、一端側に開口部16dを有した有底筒状をなしている。
スリーブ部16cの内周面は、開口部16d側から円盤部16b側に向けてその内径が漸次縮小するテーパ部16eと、テーパ部16eにおいて開口部16dに近い側に形成され、周方向に連続する係合溝16fと、が形成されている。
インナー部材15のテーパ部15dがロック部材16のスリーブ部16c内に挿入され、突条15eと係合溝16fとが係合することによって、インナー部材15とロック部材16とがロック可能とされている。このような装着部材14において、バルーン体12の両端12a,12aは、それぞれ、インナー部材15のテーパ部15dとロック部材16のテーパ部16eとの間に挟み込まれた状態で、インナー部材15とロック部材16とがロックされることにより、シール性を確保した状態でチューブ11の外周面に固定されている。
ここで、図1に示すように、チューブ11には、各バルーン体12の内部に対応した位置に、チューブ11の内外を貫通する貫通孔(バルーン内貫通孔)17が形成されている。
また、チューブ11には、互いに隣接するバルーン体12,12の間の部分に、チューブ11の内外を貫通する貫通孔(バルーン内貫通孔)18が形成されている。
これら貫通孔17,18は複数を設けても良く、本実施形態においては、それぞれチューブ11の長さ方向に沿って間隔を隔てて、貫通孔17は3か所、貫通孔18は2か所に設けている。
図1、図3に示すように、チューブ11内において、貫通孔18,18に対向するよう、筒状の内筒弁(切替手段、弁体)20が設けられている。この内筒弁20は、貫通孔18,18の双方を覆う長さを有しており、貫通孔18,18と同じ間隔で、貫通孔21,21が形成されている。
内筒弁20は、チューブ11内でその軸線周りに回動自在とされている。内筒弁20の一端側には、内筒弁20の径方向に延びるサポート材22が一体に設けられている。このサポート材22には、ピアノ線、ステンレスケーブル等の、可撓性を有した操作ワイヤ(操作部材)23の先端部が接続されている。操作ワイヤ23は、チューブ11内を挿通し、制御装置13内に設けられたモータ等の図示しない駆動部に接続されている。この操作ワイヤ23は、駆動部で発生する回転力を内筒弁20のサポート材22に伝達するものであるので、駆動部で回転させたときにねじれないような材料で形成する。
制御装置13は、チューブ11の接続先を、不活性ガス供給源30と、排出装置40との間で、作業者による手動操作によって切り換えられるようになっている。
次に、上記したようなバックシール装置10Aを用いた配管1,1の溶接方法について説明する。
図4(a)に示すように、バックシール装置10Aは、バルーン体12,12を窄ませた状態としておく。また、チューブ11には、これを貫通孔2から配管1,1内に挿入したときに、開先部Jを挟んでその両側にバルーン体12,12が位置するよう、マーキングMを施しておくのが好ましい。例えば、図4(b)に示すように、このマーキングMが貫通孔2の位置となったときに、バルーン体12,12が開先部Jを挟んでその両側に位置するよう、マーキングMを施せばよい。
また、図3(a)、(b)に示すように、内筒弁20は、貫通孔21,21が形成されていない位置をチューブ11の貫通孔18,18に対向させて、貫通孔18,18を閉塞した状態としておく。
このようなバックシール装置10Aを、開先部Jにおいて端部1a,1aどうしを突き合わせた配管1,1内に、貫通孔2から挿入していく。このとき、図4(a)に示すように、チューブ11を湾曲させておき、貫通孔2に挿入したチューブ11の先端部11aが開先部J側に向くようにした姿勢で、チューブ11を挿入させていく。
そして、図4(b)に示すように、マーキングMが貫通孔2の位置に到達した時点で、チューブ11の配管1,1内への挿入を中止する。
次いで、制御装置13を操作し、チューブ11を不活性ガス供給源30に接続し、チューブ11に不活性ガスを送り込む。
すると、各貫通孔17からバルーン体12の内部に不活性ガスが噴出し、これによって、図1に示したように、バルーン体12が膨張し、配管1,1内を開先部Jの両側で閉塞する。
この後、制御装置13を操作し、操作ワイヤ23をモータ等の駆動部により、その軸線周りに回動させ、サポート材22を介して内筒弁20をチューブ11内で回動させ、図3(c)、(d)に示すように貫通孔21,21を、チューブ11の貫通孔18,18に対向させる。すると、チューブ11内の不活性ガスが、配管1,1内に噴出される。
配管1,1の外周側でも、不活性ガスを開先部Jの周囲に供給し、この状態で開先部Jの溶接を行う。このとき、不活性ガスは、配管1,1の内周側と外周側とで、圧力が均衡するよう、その吐出量を適宜調整する。
これにより、開先部Jを良好な品質で溶接することができる。
溶接の完了後は、制御装置13により、チューブ11の接続先を、不活性ガスを吸い出すポンプ等の排出装置40に切り替える。すると、貫通孔17,18から不活性ガスがチューブ11内に吸い込まれ、バルーン体12,12が窄むので、チューブ11およびバルーン体12,12を貫通孔2から引き出すことにより、一連の溶接作業が完了する。なお、排出装置40で吸込んだ不活性ガスは、タンク等に回収しても良いし、大気開放してもよい。
上述したようなバックシール装置10Aによれば、チューブ11に間隔を隔てて二つのバルーン体12が設けられているので、チューブ11を配管1,1内に挿入すれば、バルーン体12,12も配管1,1内に挿入することができる。そして、この状態でバルーン体12を膨張させて配管1を閉塞することにより、配管1を確実に閉塞できる。
さらに、チューブ11にバルーン体12,12が所定の間隔を隔てて設けられているため、開先部Jの両側に、バルーン体12,12を容易に適切な間隔を隔てて配置することができる。
加えて、バルーン体12は、不活性ガスを充填することによって膨張させる。つまり、開先部Jのシールド用とは別に、バルーン体12を膨張させるためのポンプ等を用意する必要がなく、簡易な構成で良い。
このようにして、配管1,1の内部に、バルーン体12,12を容易かつ効率良く設置することができ、しかも確実なシール機能を発揮することが可能となる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下に説明する第2実施形態において、上記第1実施形態と共通する構成については、図中に同符号を付してその説明を省略し、上記第1実施形態との差異を中心に説明を行う。
図5に示すように、本実施形態におけるバックシール装置10Bは、チューブ11に、間隔を隔てて2以上のバルーン体12(本実施形態の例では3個)を設けた構成を有している。各バルーン体12内にはチューブ11に貫通孔17が形成され、互いに前後するバルーン体12,12間にはチューブ11に貫通孔18が形成されている。また、チューブ11内において、貫通孔18に対向する部分には、内筒弁20が設けられ、操作ワイヤ23が接続されている。本実施形態では、3個のバルーン体12,12,12間に、2つの内筒弁20が設けられている。
このような構成によれば、複数個所の開先部J,Jを同時に、配管1,1,1の内側から不活性ガスによりシールドすることができる。
これにより、溶接作業を、一層効率的に行うことが可能となる。
このような本実施形態の構成は、特に、配管1が屈曲しているベンド部に適用するのが好ましい。
なお、上記各実施形態において、本発明の主旨の範囲内であれば、構成を適宜変更することが可能である。
例えば、本実施形態では、バルーン体12を、装着部材14によりチューブ11の外周面に装着するようにしたが、バルーン体12をチューブ11の外周面に装着できるのであれば、装着部材14の構成、チューブ11への固定構造等は、適宜他の構成を採用しても良い。
また、チューブ11やバルーン体12の材質は、所要の機能を発揮できるのであれば、他のいかなる材料しても良い。
また、貫通孔17と貫通孔18は、その径を互いに異ならせるようにしても良い。
加えて、上記各実施形態では、チューブ11内に内筒弁20を備えることによって、貫通孔17からバルーン体12内に不活性ガスを充填する工程と、貫通孔18から開先部Jに不活性ガスを供給する工程とを分けるようにしたが、これに限るものではない。貫通孔18に対向する部分にも、内筒弁20と同様のものを備え、貫通孔17と貫通孔18とで、不活性ガスの供給タイミングを互いに異ならせても良い。
また、例えば、図6に示すように、チューブ11内を、仕切壁25により二室に区切り、仕切壁25の一方の側に貫通孔17を形成し、仕切壁25の他方の側に貫通孔18を形成するようにしても良い。このような構成においては、バルーン体12を膨張させるときには、制御装置13側に切替バルブなどを備えて、チューブ11内において貫通孔17が形成された側に不活性ガスを供給し、溶接を行うときには貫通孔18が形成された側に不活性ガスを供給するようにする。
さらに、上記各実施形態では、開先部Jは、配管1,1の端部1a,1aどうしを突き合わせるものとしたが、これに限るものではなく、例えば配管1に生じたクラック等を捕集する場合にも、同様に適用することが可能である。
1 配管
1a 端部
2 貫通孔
10A、10B バックシール装置
11 チューブ
11a 先端部
12 バルーン体
13 制御装置
14 装着部材
15 インナー部材
15a 貫通孔
15b 先端部
15c 基端部
15d テーパ部
15e 突条
15f フランジ部
16 ロック部材
16a 貫通孔
16b 円盤部
16c スリーブ部
16d 開口部
16e テーパ部
16f 係合溝
17 貫通孔(バルーン内貫通孔)
18 貫通孔(バルーン間貫通孔)
20 内筒弁(切替手段、弁体)
21 貫通孔
22 サポート材
23 操作ワイヤ(操作部材)
25 仕切壁
30 不活性ガス供給源
40 排出装置(ガス排出部)
J 開先部
M マーキング

Claims (3)

  1. 配管の開先部を溶接するに際して、前記開先部に前記配管の内側から不活性ガスを供給するバックシール装置であって、
    前記配管の内部に挿入されるチューブと、
    前記チューブの外周面に、該チューブの長さ方向に間隔を隔てて設けられた複数のバルーン体と、
    前記チューブに前記不活性ガスを供給する不活性ガス供給源と、
    前記チューブから前記不活性ガスを排出させるガス排出部と、
    前記チューブにおいて、前記バルーン体の内部に臨む位置に、前記チューブの内外を貫通するよう形成されたバルーン内貫通孔と、
    前記チューブにおいて、互いに前後する前記バルーン体の間に、前記チューブの内外を貫通するよう形成されたバルーン間貫通孔と、
    を備えることを特徴とするバックシール装置。
  2. 前記チューブに、前記バルーン内貫通孔と前記バルーン間貫通孔とで、前記不活性ガスの供給タイミングを異ならせる切替手段が備えられていることを特徴とする請求項1に記載のバックシール装置。
  3. 前記切替手段は、前記チューブ内で、前記バルーン間貫通孔を閉塞する位置と、前記バルーン間貫通孔を開放する位置との間で移動可能な弁体と、
    前記弁体を移動させる操作部材と、を備えることを特徴とする請求項2に記載のバックシール装置。
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