JP2001121302A - 管端加工装置 - Google Patents

管端加工装置

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JP2001121302A
JP2001121302A JP30367799A JP30367799A JP2001121302A JP 2001121302 A JP2001121302 A JP 2001121302A JP 30367799 A JP30367799 A JP 30367799A JP 30367799 A JP30367799 A JP 30367799A JP 2001121302 A JP2001121302 A JP 2001121302A
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Hiroshi Shimizu
博 清水
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Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス漏れ阻止具を利用して管端部の加工に付
随する管内閉塞作業の簡略化を図れるようにしながら、
そのガス漏れ阻止具でガス漏れを完全に阻止できないと
きでも、管端開口からのガス漏れを確実に阻止しなが
ら、管端部を加工できるようにする。 【解決手段】 ガス管Cの管端部を輸送ガスが通流して
いる活管状態で加工する加工具3を、管端部の管端開口
1から管内に挿入してその管端部に装着する支持具2に
加工操作自在に支持してある管端加工装置であって、管
端開口から支持具よりも奥側の管内に挿入してその管内
を閉塞する閉塞部材25を備えた管内閉塞具Bを、支持
具に連結してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス管の管端部を
輸送ガスが充満している活管状態で加工する加工具を、
前記管端部の管端開口から管内に挿入してその管端部に
装着する支持具に加工操作自在に支持してある管端加工
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記管端加工装置は、管端開口から管内
に挿入して管端部に装着する支持具に支持してある加工
具で、ガス管の管端部を輸送ガスが通流している活管状
態で加工するので、輸送ガスが例えば都市ガスのような
可燃性ガスの場合、その可燃性ガスが管端開口から漏れ
て引火しないように、支持具の装着部位よりも奥側の管
内を予め塞いおいてから、支持具を管端開口から管内に
入り込ませて管端部に装着し、その支持具に支持してあ
る加工具で管端部を加工する必要がある。そして、支持
具の装着部位よりも奥側の管内を予め塞ぐにあたって、
管壁に形成した小さな貫通孔を通して管内に装着できる
ガスバッグなどのガス漏れ阻止具で管端開口からのガス
漏れを簡便に阻止して、管端部の加工に付随する管内閉
塞作業の簡略化を図っている。尚、前記ガスバッグは、
小さく折り畳んで管内に装着してから、加圧空気などの
加圧ガスで膨らませて、管内を閉塞するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガス漏
れ阻止具は、管壁の貫通孔から管径方向に挿入して管軸
方向に押し込むように管内に装着する必要があるので、
ガス漏れを完全に阻止できないおそれがある。つまり、
管壁の貫通孔から管径方向に挿入したガス漏れ阻止具を
更に管軸方向に押し込んで管内に装着する必要があるの
で、管内を確実に閉塞できるようにガス漏れ阻止具を装
着しにくく、例えばガス漏れ阻止具としてガスバッグを
使用する場合は、ガスバッグを膨らませたときに、その
ガスバッグと管内周面とを全周に亘って気密に密着させ
ることができる適切な姿勢で装着しにくく、ガス漏れを
完全に阻止できないおそれがあるからである。本発明は
上記実情に鑑みてなされたものであって、ガス漏れ阻止
具を利用して管端部の加工に付随する管内閉塞作業の簡
略化を図れるようにしながら、そのガス漏れ阻止具でガ
ス漏れを完全に阻止できないときでも、管端開口からの
ガス漏れを確実に阻止しながら、管端部を加工できるよ
うにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の特
徴構成は、ガス管の管端部を輸送ガスが充満している活
管状態で加工する加工具を、前記管端部の管端開口から
管内に挿入してその管端部に装着する支持具に加工操作
自在に支持してある管端加工装置であって、前記管端開
口から前記支持具よりも奥側の管内に挿入してその管内
を閉塞する閉塞部材を備えた管内閉塞具を、前記支持具
に連結してある点にある。 〔作用〕ガス漏れ阻止具で管内を予め塞いである状態
で、そのガス漏れ阻止具と管端開口との間の管内を、管
端開口を通して、適切な姿勢で装着し易い管軸方向に挿
入した閉塞部材で閉塞できるとともに、その閉塞部材を
備えた管内閉塞具を、管端部に装着する支持具に連結し
てあるので、支持具を管端部から取り外すときに、管内
閉塞具が管内に装着したまま残っているか否かを容易に
確認できる。 〔効果〕ガス漏れ阻止具を利用して管端部の加工に付随
する管内閉塞作業の簡略化を図れるようにしながら、そ
のガス漏れ阻止具でガス漏れを完全に阻止できないとき
でも、管端開口からのガス漏れを確実に阻止しながら管
端部を加工でき、その上、支持具を管端部から取り外す
ときに、管内に装着してある管内閉塞具を取り出し忘れ
るおそれがなく、管端部に配管を接続した場合に、ガス
が適切に通流しない事態を防止できる。
【0005】請求項2記載の発明の特徴構成は、前記管
内閉塞具と前記支持具とを管内に一体に挿入自在に連結
し、前記閉塞部材を、前記支持具を管内に挿入した状態
で、ガス管径方向に拡径変形させて管内を閉塞する閉塞
状態と、ガス管径方向に縮径変形させて管内に出し入れ
自在な非閉塞状態とに、前記管端開口の外側から切り換
え操作自在に設けてある点にある。 〔作用〕管端部を加工するときは、閉塞部材を非閉塞状
態に切り換えてある管内閉塞具と、その管内閉塞具に一
体に連結してある支持具とを管端開口から管内に一体に
挿入して、閉塞部材をガス漏れ阻止具と管端開口との間
の位置に入り込ませ、管端開口の外側からの操作でその
閉塞部材を閉塞状態に切り換えて、管端開口からのガス
漏れを確実に阻止しながら、支持具に支持した加工具で
管端部を加工でき、支持具を管端部から取り外すとき
は、管端開口の外側からの操作で閉塞部材を非閉塞状態
に切り換えて、管内閉塞具を支持具と一体に管外に取り
出すことができる。 〔効果〕管内閉塞具と支持具とを管内に一体に着脱でき
るので、管端部の加工作業の能率向上を図ることができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図5は、本発明による管端
加工装置Aと、その管端加工装置Aに組み付けてある管
内閉塞具Bとを示し、この管端加工装置Aを、輸送ガス
(ガス管を通して輸送されるガスをいう)の一例である都
市ガス(可燃性ガスの一例)が通流していて、その都市ガ
スが充満している活管状態の合成樹脂製ガス管(本実施
形態ではポリエチレン樹脂製ガス管)Cの管端部に支持
して、管端部の管端開口1からのガス漏れを阻止しなが
ら、管端部の外周面を切削加工し、合成樹脂製管継手を
熱融着させる融着部を形成するようにしてある。前記管
端加工装置Aは、管端開口1から管内に挿入して管端部
に装着する支持具2に、管端部を活管状態で加工する加
工具3を加工操作自在に支持してあり、管内閉塞具Bを
支持具2に組み付けて、その支持具2と一体にガス管C
内に挿入自在に連結してある。
【0007】前記支持具2は、大径雄ねじ部4と小径雄
ねじ部5とを互いに逆ネジになるように形成してある筒
軸部材6と、大径雄ねじ部4に螺合してある第1リング
部材7と、小径雄ねじ部5に螺合してある第2リング部
材8と、ガス管Cの周方向に等間隔を隔てて配置してあ
る4枚の板状の接当部材9と、各接当部材9毎に、その
接当部材9をリンク部材10で第1リング部材7と第2
リング部材8とに連結して、接当部材9を管径方向に出
退移動自在に支持するパンタグラフ式のリンク機構11
と、筒軸部材6を手動で回転操作するための大径雄ねじ
部4よりも大径の握り部12とを備えている。前記接当
部材9は、管周方向に沿って湾曲した形状に形成してあ
り、一端部には、その接当部材9をガス管Cの内周面に
接当させた状態でガス管Cの端面に接当して、管軸方向
への入り込み量を規制する鍔13を形成してある。
【0008】そして、握り部12の操作で筒軸部材6を
一方の回転方向に回転させて、第1リング部材7と第2
リング部材8とを互いに近接する方向に移動させること
により、各接当部材9を管径方向外方に移動させて、ガ
ス管Cの内周面に接当した各接当部材9で、支持具2を
ガス管Cの内周面に管径方向に突っ張るように係止固定
し、その状態から筒軸部材6を逆方向に回転させて、第
1リング部材7と第2リング部材8とが互いに離間する
方向に移動させることにより、各接当部材9を管径方向
内方に移動させて、支持具2のガス管Cの内周面への係
止固定を解除するようにしてある。
【0009】前記加工具3は、ガス管Cの外周面を切削
加工するスクレーパ刃14と、そのスクレーパ刃14を
先端部に保持する側面視でL字状の保持アーム15と、
スクレーパ刃14がガス管Cの外周面に接当した状態で
周回移動するように、保持アーム15の基部を管軸周り
で回転自在に支持する螺軸部材16とを備え、その螺軸
部材16を筒軸部材6の内周部に形成した雌ねじ部17
に螺合させて、スクレーパ刃14が周回移動するに伴っ
て、そのスクレーパ刃14が管軸方向に送られるように
構成してある。前記保持アーム15は、座金18とナッ
ト19とで螺軸部材16の一端側に着脱自在に固定して
あり、スクレーパ刃14は、保持アーム15の先端部に
設けたスクレーパ刃支持部20に、スプリング21でガ
ス管Cの外周面に向けて突出付勢する状態で支持してあ
る。そして、螺軸部材16の端部に、電気ドリル22の
回転軸部材23が係合する係合部24を設けて、電気ド
リル22による螺軸部材16の回転で、スクレーパ刃1
4を切削方向に回転させながら、螺軸部材16を筒軸部
材6の雌ねじ部17に沿ってガス管Cの奥側に螺進移動
させて、スクレーパ刃14を管軸方向に送りながら所望
範囲のガス管Cの外周面を切削加工できるようにしてあ
る。
【0010】前記管内閉塞具Bは、管端開口1から支持
具2よりも奥側のガス管C内に挿入してそのガス管C内
を閉塞する中実ゴム製の円板状閉塞部材25と、その閉
塞部材25を、ガス管径方向に拡径変形させて管内を閉
塞する閉塞状態と、ガス管径方向に縮径変形させて管内
に出し入れ自在な非閉塞状態とに切り換え操作自在な操
作具26とを設けてある。
【0011】前記操作具26は、図4に示すように、閉
塞部材25を管軸方向の両側から挟む金属製の第1,第
2円板部材27,28と、ガス管Cの奥側に入り込む第
2円板部材28を第1円板部材27側に引き寄せて閉塞
部材25を圧縮変形させる引き寄せ具29とを備え、引
き寄せ具29は、管周方向に等間隔を隔てた4箇所に設
けてある。前記引き寄せ具29は、閉塞部材25と両円
板部材27,28とに亘って貫通させた軸部材30の一
端側頭部を第2円板部材28に気密に溶接固定し、軸部
材30の第1円板部材27からの突出部位を挿入する間
隔保持用の筒部材31の一端側を第1円板部材27に溶
接固定して、軸部材30の他端側を筒部材31の端部よ
りも内側に入り込ませるとともに、接当板33を各筒部
材31の一端側に接当させ、その接当板33を貫通して
筒部材31に挿入した引き寄せボルト34を、軸部材3
0に形成した雌ねじ孔35にねじ込む操作で、第2円板
部材28を第1円板部材27側に引き寄せるようにして
ある。
【0012】そして、管内閉塞具Bを支持具2と一体に
ガス管C内に挿入した状態で、各引き寄せボルト34を
軸部材30の雌ねじ孔35に略均等にねじ込むことによ
り、ガス管径方向に拡径変形させた閉塞部材25の外周
部を全周に亘ってガス管Cの内周面に密着させて管内を
閉塞する閉塞状態と、軸部材30の雌ねじ孔35にねじ
込んだ各引き寄せボルト34を緩めることにより、ガス
管径方向に縮径変形させてガス管C内に出し入れ自在な
非閉塞状態とに、管端開口1の外側から切り換え操作自
在に設けてある。
【0013】前記筒部材31の中間位置どうしを、筒軸
部材6の小径雄ねじ部5を挿通自在で、かつ、第2リン
グ部材8の外径よりも小径の貫通孔36を形成してある
環状円板37で互いに固定してある。また、閉塞部材2
5と両円板部材27,28の中心部に筒部材38をガス
管Cの奥側に突出するように挿通して、その筒部材38
の基部側周部を第1円板部材27に気密に溶接固定する
とともに、筒部材38の突出端側を塞ぎ板39で気密に
塞いで、スクレーパ刃14でガス管Cの外周面を切削す
るに伴ってガス管Cの奥側に螺進移動する螺軸部材16
をその筒部材38の内側に入り込ませるようにしてあ
る。
【0014】前記接当板33は、図6に示すように、筒
軸部材6の握り部12を挿通自在で、かつ、第1リング
部材7の外径よりも小径の貫通孔32と、その貫通孔3
2に螺軸部材16を径方向から挿通自在な溝56とを設
けた平面視でC字状に形成してあり、引き寄せボルト3
4の頭部を挿通自在な大径孔部57と引き寄せボルト3
4の軸部が径方向に入り込み自在な小径孔部58とを備
えたダルマ孔59を各筒部材31に対応して設けてあ
る。そして、接当板33を外し、かつ、各引き寄せボル
ト34を軸部材30に緩くねじ込んである状態で、ガス
管C周方向で隣り合うリンク機構11のリンク部材10
どうしの間に各筒部材31が入り込むように、管内閉塞
具Bと支持具2とを組み合わせてから、接当板33の周
部二箇所に形成した切欠き部60に指をあてがってその
接当板33を保持し、その貫通孔32に溝56を通して
螺軸部材16を入り込ませて、各ダルマ孔59の大径部
57に引き寄せボルト34の頭部を挿通し、更に、接当
板33を周方向に回して各ダルマ孔59の小径部58に
引き寄せボルト34の軸部を入り込ませて、接当板33
を各筒部材31の端部に当て付けた状態で、各引き寄せ
ボルト34を緩くねじ込んでおくことにより、管内閉塞
具Bを管端加工装置Aに組み付けてある。従って、各引
き寄せボルト34を軸部材30にねじ込んだまま接当板
33を着脱して、管内閉塞具Bを管端加工装置Aに組み
付けたり、管端加工装置Aから取り外したりすることが
できるので、引き寄せボルト34を紛失するおそれがな
い。また、第1リング部材7と第2リング部材8とが、
接当板33と環状円板37との間に組み込まれるので、
それらのリング部材7,8が相対離間する方向への移動
範囲が、接当板33や環状円板37との接当で規制され
るようになっている。
【0015】次に、既設の埋設ガス管Cに新設ガス管を
接続するために、管端開口1からのガス漏れを阻止しな
がら、上記管端加工装置Aでその既設のガス管Cの管端
部外周面を活管状態で切削加工して、合成樹脂製管継手
との融着部を形成するガス管端部加工方法を説明する。
前記ガス管Cは、その端部に融着した管端閉塞具として
のキャップ40で管端開口1を塞いであり、この状態
で、図7に示すように、管端開口1からのガス漏れを阻
止するガス漏れ阻止具としてのガスバッグ41を、ガス
管Cの管壁に形成する貫通孔42を通して管内に着脱自
在に装着し、そのガスバッグ41でガス管C内を閉塞す
る。
【0016】つまり、キャップ40から所定長さ外れた
位置のガス管Cの外周面をスクレーパ等で研削すること
によってポリエチレンの新鮮な組織を露出させ、その外
周面の上部にポリエチレン(合成樹脂の一例)製のサド
ル継手43をクランプ具等で仮固定して、サドル継手4
3のサドル部44(サドル部44はガス管Cの外周面の
曲率とマッチした内面形状を備えている)をガス管Cに
押し付けた状態で、サドル部44に突設してある一対の
端子45間に電流を流し、サドル部44に埋設してある
発熱体(図示せず)に発生させたジュール熱で、サドル
部44とガス管Cとを気密に融着して一体化する(図7
(イ)参照)。尚、サドル継手43の作業用枝管46に栓
47を着脱自在に装着して、ガス管Cの管壁に形成した
貫通孔42を開閉できるようにしてある。
【0017】次に、熱融着したサドル継手43の枝管4
6に、操作ロッド48でスライド操作されるシャッター
を備えたシャッター装置49を固定して、そのシャッタ
ー装置49にケーシング50をボルト固定し、更に、ケ
ーシング50の上部開口部に穿孔具51を気密に固定し
て、穿孔具51のホールソー52をケーシング50を通
して枝管46内に挿入し、ガス管Cの上側の管壁に貫通
孔42を形成する(図7(ロ)参照)。
【0018】次に、ホールソー52を貫通孔42の切片
と共にケーシング50内に戻して、シャッター装置49
で枝管46を塞ぎ、穿孔具51に代えてガスバッグ挿入
管53を気密に固定する。そして、枝管46をシャッタ
ー装置49で開いて、ガスバッグ挿入管53の案内部5
4を枝管46を通して貫通孔42からガス管C内に挿入
し、小さく折り畳んだガスバッグ41をガス管C内に挿
入して、空気供給源から供給される加圧空気をガスバッ
グ操作管55を通してガスバッグ41に導入し、そのガ
スバッグ41を膨張させてガス管C内を閉塞する(図8
(ハ)参照)。
【0019】次に、ガス管Cの端部を切断して管端開口
1を塞いでいるキャップ40を外し、管内閉塞具Bを組
み込んである管端加工装置Aをガス管Cの管端部に装着
して、管端部の管端開口1からのガス漏れをガスバッグ
41と管内閉塞具Bとで阻止しながら、その管端部の外
周面を活管状態で切削加工する(図8(ニ)参照)。つま
り、図1に示したように、その管端開口1を通して管端
加工装置Aに組み付けてある管内閉塞具Bを支持具2と
共にガス管C内に挿入し、第1リング部材7と第2リン
グ部材8とが互いに近接する方向に移動するように、握
り部12で筒軸部材6を回転させることにより、各接当
部材9を管径方向外方に移動させて、図2に示したよう
に、鍔13がガス管Cの端面に接当する状態で、ガス管
Cの内周面に管径方向に突っ張るように接当させた各接
当部材9で、支持具2をガス管Cの内周面に固定する。
【0020】次に、図3,図4に示したように、接当板
33を第1リング部材7に接当させた状態で、各引き寄
せボルト34を軸部材30の雌ねじ孔35に略均等にね
じ込むことにより、閉塞部材25をガス管径方向に拡径
変形させて管内を閉塞する閉塞状態に切り換え、ガスバ
ッグ41と管端開口1との間のガス管C内を閉塞して、
ガスバッグ41でガス漏れを完全に阻止できないときで
も、管端開口1からのガス漏れを管内閉塞具Bで確実に
阻止しながら、電気ドリル22で螺軸部材16を回転さ
せ、スクレーパ刃14を管軸方向に送りながら切削方向
に回転させて、ガス管Cの所定範囲の外周面を切削加工
し、合成樹脂製管継手を融着させる融着部を形成する。
【0021】次に、握り部12で筒軸部材6を逆方向に
回転させて、第1リング部材7と第2リング部材8とが
互いに離間する方向に移動させることにより、各接当部
材9を管径方向内方に移動させて、支持具2のガス管C
の内周面への係止固定を解除する。
【0022】このとき、第1リング部材7は接当板33
に接当しているので、筒軸部材6を逆方向に回転させて
も、第1リング部材7は移動することができず、その結
果、第2リング部材8が閉塞部材25側に移動するとと
もに、筒軸部材6も閉塞部材25側に移動して、その筒
軸部材6が円板部材27に当たり、更に筒軸部材6を回
転させるとその管内閉塞具Bを破損するおそれがある
が、筒軸部材6が円板部材27に当たるときに、第2リ
ング部材8が環状円板37に当たって、筒軸部材6を逆
方向へ回転させることができなくなるので、筒軸部材6
が管内閉塞具Bを破損するおそれがない。
【0023】そして、融着部を形成した後の作業も管内
閉塞具Bでガス管C内を閉塞しながら行う必要があると
きは、各引き寄せボルト34を緩めて、一旦、閉塞部材
25を非閉塞状態に切り換え、接当板33と支持具2を
加工具3と共にガス管Cから外してから、再度、接当板
33を各筒部材31の端部に当て付けて各引き寄せボル
ト34を軸部材20にねじ込み、閉塞部材25を閉塞状
態に切り換える。また、融着部を形成した後の作業にお
いて作業管内閉塞具Bでガス管C内を閉塞しておく必要
がないときは、各引き寄せボルト34を緩めて閉塞部材
25を非閉塞状態に切り換え、管内閉塞具Bを組み付け
たままの管端加工装置Aをガス管Cから外す。
【0024】〔その他の実施形態〕 1.本発明による管端加工装置は、管内閉塞具としての
ガスバッグを支持具に連結してあっても良い。 2.本発明による管端加工装置は、管端部に雄ねじ部や
雌ねじ部を活管状態で加工するものであっても良い。 3.本発明による管端加工装置は、金属製ガス管の管端
部を活管状態で加工するものであっても良い。 4.本発明による管端加工装置は、管内閉塞具をワイヤ
などで支持具に連結してあっても良い。 5.本発明による管端加工装置は、管端部の管壁が移動
用のガイドになるように、管端部の内周面側と外周面側
とに跨るように管端部に支持して、管壁に沿って移動さ
せながら管端部を加工するように構成してあるものでも
良い。 6.本発明による管端加工装置は、管壁の貫通孔を通し
て管内に装着するガス漏れ阻止具として、ゴム製の円板
状閉塞部材と、その円板状閉塞部材を管軸方向に圧縮し
てガス管径方向に拡径変形させることにより管内を閉塞
する閉塞状態と、円板状閉塞部材の圧縮を解除して管壁
の貫通孔を通して管内に出し入れ自在な非閉塞状態とに
切り換え操作自在な操作具とを設けてあるガス漏れ阻止
具で管内を予め塞いでおいてから、使用するものであっ
ても良い。 7.本発明による管端加工装置は、例えば、酸素ガスや
窒素ガス,有害ガスなどの輸送ガスが充満している活管
状態のガス管の管端部を加工するものであっても良い。 8.本発明による管端加工装置は、管端開口からのガス
漏れをガス漏れ阻止具で阻止していない状態で、管内閉
塞具をその管端開口から管内に挿入して使用しても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】管端加工装置とその装着方法を示す一部断面側
面図
【図2】管端加工装置とその装着方法を示す一部断面側
面図
【図3】管端加工装置とその装着方法を示す一部断面側
面図
【図4】管端加工装置とその装着方法を示す一部断面側
面図
【図5】管端加工装置とその装着方法を示す一部断面正
面図
【図6】要部の平面図
【図7】ガス管の端部加工方法の説明図
【図8】ガス管の端部加工方法の説明図
【符号の説明】
1 管端開口 2 支持具 3 加工具 25 閉塞部材 B 管内閉塞具 C ガス管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス管の管端部を輸送ガスが充満してい
    る活管状態で加工する加工具を、前記管端部の管端開口
    から管内に挿入してその管端部に装着する支持具に加工
    操作自在に支持してある管端加工装置であって、 前記管端開口から前記支持具よりも奥側の管内に挿入し
    てその管内を閉塞する閉塞部材を備えた管内閉塞具を、
    前記支持具に連結してある管端加工装置。
  2. 【請求項2】 前記管内閉塞具と前記支持具とを管内に
    一体に挿入自在に連結し、 前記閉塞部材を、前記支持具を管内に挿入した状態で、
    ガス管径方向に拡径変形させて管内を閉塞する閉塞状態
    と、ガス管径方向に縮径変形させて管内に出し入れ自在
    な非閉塞状態とに、前記管端開口の外側から切り換え操
    作自在に設けてある請求項1記載の管端加工装置。
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