JPH0870116A - 絶縁ゲート型サイリスタ - Google Patents

絶縁ゲート型サイリスタ

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JPH0870116A
JPH0870116A JP7005348A JP534895A JPH0870116A JP H0870116 A JPH0870116 A JP H0870116A JP 7005348 A JP7005348 A JP 7005348A JP 534895 A JP534895 A JP 534895A JP H0870116 A JPH0870116 A JP H0870116A
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Noriyuki Iwamuro
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】エミッタスイッチドサイリスタ (EST) のタ
ーンオフ耐量をオン電圧を上げることなく向上させる。 【構成】従来のESTの場合、IGBTモードからサイ
リスタのラッチアップ状態にするためにZ方向に流れる
正孔電流によって得ていた電位降下を、ベース領域と主
電極の間に抵抗体を介在させることによって得る。これ
によりターンオフ時のPN接合回復が均一になり、破壊
耐量が向上する。この素子は、横型構造にすることも、
トレンチ構造にすることも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力用スイッチング素
子として用いられる絶縁ゲート型サイリスタに関する。
【0002】
【従来の技術】サイリスタはその低オン電圧特性から、
大容量用途に必要不可欠な素子として使われてきた。そ
して今日、ゲートターンオフ (GTO) サイリスタが、
高電圧・大電流領域用素子として多く使われている。し
かしながら、GTOサイリスタは、 (1)ターンオフに多
大なゲート電流を必要とする、すなわちターンオフゲイ
ンが小さい、 (2)安全なターンオフのために大きなスナ
バ回路が必要である、等その欠点が顕在化してきてい
る。また、GTOサイリスタはその電流・電圧特性にお
いて、電流飽和特性を示さないことから、負荷短絡保護
のためにフューズ等の受動部品をつながなくてはなら
ず、システムの小型化・コストの削減の大きな障害とな
っている。V. A. K.Temple がIEEE IEDM T
ech.Dig.1984.p282 に発表した電圧駆動型サイリスタで
あるMOSControlled Thyristor (MCT) は、以来世
界の様々な研究機関において、その特性解析、改善が行
われている。これはMCTが電圧駆動型であるため、G
TOサイリスタに比べ、格段に容易なゲート回路で済み
かつ低オン電圧特性を示すことによる。しかしMCT
は、GTOサイリスタに同様、電流飽和特性を示さない
ため、実際に使用する際にはフューズ等の受動部品が必
要となる。M. S.Shekar et al,IEEE ElectronDev
ice Letters. vol.12 (1991) p387には、Dual Channel
型Emitter SwitchedThyristor (EST) が高電圧領域
まで電流飽和特性を示すことを実測により示した。さら
に、本発明者らは、Proceedings ofIEEE ISPS
D '93.p71およびProceedings of IEEE ISPS
'94.p195 にこのESTのFBSOA(順バイアス安全
動作領域) の解析結果を発表し、電圧駆動型サイリスタ
において、初めて負荷短絡時の安全動作領域を有する素
子開発に道を開いた。図2にこのESTの素子構造を示
す。
【0003】図2に示すように、この素子は、p+ エミ
ッタ層1の上にn+ バッファ層2を介して設けられたn
- ベース層3の表面層に第一pベース領域4およびその
一部を占めるp+ ベース領域5ならびに第二ベース領域
6が形成され、第一pベース領域4の表面層にn+ ソー
ス領域7、第二pベース領域6の表面層にn+ エミッタ
領域8が形成されている。第一pベース領域4のn+
ース領域7とn- 層3の露出部とにはさまれた部分から
第二pベース領域6のn+ エミッタ領域8とn - 層3の
露出部とにはさまれた部分にわたってゲート酸化膜9を
介してゲート電極10が設けられているが、ソース領域
7、エミッタ領域8、ゲート電極10のいずれもZ方向
の長さが有限で、その外側で第一pベース領域5と第二
pベース領域6は連結され、さらにその外側にL字形に
形成されたp+ ベース領域5の表面に接触するカソード
電極11はn+ ソース領域7にも共通に接触している。
一方アノード電極12がp+ エミッタ層1に全面で接触
している。この素子のカソード電極11を接地し、アノ
ード電極12に正の電圧を印加した状態でゲート電極1
0に正の電圧を加えると、ゲート酸化膜9の下に反転層
(一部蓄積層) が形成され、横型MOSFETがオンす
る。これにより、まず電子がカソード電極11からn+
ソース領域7を経て第一pベース領域4の表面層のチャ
ネルを通り、n- ベース層3に供給される。この電子
は、p+ エミッタ層1、n+ バッファ層2およびn-
ース層3、第一、第二pベース領域4、6およびp+
ース領域5よりなるPNPトランジスタのベース電流と
して働き、それによってこのPNPトランジスタが動作
する。正孔は、p+ エミッタ層1から注入され、n+
ッファ層2、n- ベース層3を通って一部第二pベース
領域6へと流れる。そして、n+ エミッタ領域8の下を
Z方向に流れてカソード電極11への抜けていくIGB
Tモードとなる。電流がさらに増加すると、n+ エミッ
タ領域8/第二pベース領域6間のPN接合が順バイア
スされ、p+ エミッタ層1、n+ バッファ層2およびn
- ベース層3、第二pベース領域6、n+ エミッタ領域
8からなるサイリスタがラッチアップの状態になる。こ
のESTをオフするには、ゲート電極10の電位を横型
MOSFETのしきい値以下に下げ、このMOSFET
をオフする。それにより、n+ エミッタ領域8はカソー
ド電極11から電位的に切離され、サイリスタ動作が止
まる。
【0004】このESTは電流飽和特性を示すことか
ら、パワーICの出力段として利用可能であり、そのた
めに集積容易な横型構造がR.Sunkavalli et al,IEE
E IEDM Tech.Dig.1933に開示されている。図3は
そのような横型ESTの素子構造を示し、図2と共通の
部分には同一の符号が付されており、n+ サブストレー
ト31の上に絶縁酸化層32を介して形成されたn-
3の第一pベース領域4、p+ ベース領域5、第二pベ
ース領域6、n+ ソース領域7およびn+ エミッタ領域
8と同じ側の表面層にn+ バッファ層2およびp+ エミ
ッタ層1が選択的に形成され、アノード電極12がp+
エミッタ層に接触している構造を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の説明からわかる
ように、第二pベース領域6をZ方向に流れる正孔を利
用して第二pベース領域6/n+ エミッタ領域8を順方
向バイアスしているため、カソード電極11と第二pベ
ース領域6との接触部に近づくにつれ、前記順バイアス
の度合が小さくなる。つまり、前記P/N接合におい
て、n+ エミッタ領域8からの電子の注入量がZ方向に
沿って均一でないということである。このようなオン状
態からこのESTをオフすると、当然順方向バイアスの
低いカソード電極11の接触部近くから接合が回復して
いき、カソード電極接触部から最も遠い部分がなかなか
回復しない。このことはオフ時における電流集中を招き
やすく、ターンオフ時の破壊耐量が小さくなってしま
う。
【0006】図4、図5は、M. S.Shekaらの発明にか
かるUS.Patent No.5,317,171 (May 31、1994) および
US.Patent No.5,319,222 (June 7、1994 )に記載され
た改良型ESTである。図4の素子の動作原理は図2、
図3のESTと変わらないが、カソード電極11がY方
向に延びて第二pベース領域6の表面に直接接触してい
るので、ターンオフ速度が早くでき、かつZ方向の正孔
電流を利用していないので、均一なオンが可能である。
しかし、サイリスタ動作時にn+ エミッタ領域8と第二
pベース領域6の間のP/N接合がオンしても、今度は
Y方向に少数キャリアの注入の不均一が起こり予期した
ほどオン電圧が下がらない。これを解決するために、例
えばpベース領域の不純物濃度を下げて、その抵抗を上
げたとすると、順方向耐圧時にn+ エミッタ領域8に空
乏層がパンチスルーしてしまい、十分な耐圧がでない。
【0007】図5に示した素子は、さらにオン電圧を下
げるために、n+ エミッタ領域8が第二pベース領域6
よりはみ出す構造となっているが、この構造では順方向
耐圧が十分出ないという欠点がある。一方、ESTはI
GBTとサイリスタが並列につながっていると考えられ
るが、このサイリスタ部分の面積比率が大きいほどオン
電圧は小さくなる。さらに、サイリスタ部のnpnトラ
ンジスタの電流増幅率が大きいほどオン電圧は小さくな
る。
【0008】本発明の目的は、前記PN接合をターンオ
フ時均一に回復できる構造を有してターンオフ耐量の大
きく、かつオン電圧の小さな絶縁ゲート型サイリスタを
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第一の本発明の絶縁ゲート型サイリスタは、高抵
抗率の第一導電形ベース層と、その第一導電形ベース層
の一面側の表面層に選択的に離れて形成された第一、第
二の第二導電形ベース領域と、第一の第二導電形ベース
領域の表面層に選択的に形成された第一導電形ソース領
域と、第二の第二導電形ベース領域の表面層に選択的に
形成された第一導電形エミッタ領域と、第一導電形のソ
ース領域およびエミッタ領域間にはさまれた第一の第二
導電形ベース領域の露出部、第一導電形ベース層の露出
部、第二の第二導電形ベース領域の表面上に絶縁膜を介
して形成されたゲート電極と、第一の第二導電形ベース
領域の露出部と第一導電形ソース領域と共通に接触する
第一主電極と、その第一主電極と第二の第二導電形ベー
ス領域の露出部との間に介在して双方に接触する抵抗体
と、第一導電形ベース層の他面側に形成された第二導電
形エミッタ層と、その第二導電形エミッタ層に接触する
第二主電極とを備えたものとする。
【0010】また、第二の本発明の絶縁ゲート型サイリ
スタは、高抵抗率の第一導電形ベース層と、その第一導
電形ベース層の一面側の表面層に選択的に離れて形成さ
れた第一、第二の第二導電形ベース領域と、第一の第二
導電形ベース領域の表面層に選択的に形成された第一導
電形ソース領域と、第二の第二導電形ベース領域の表面
層に選択的に形成された第一導電形エミッタ領域と、第
一導電形のソース領域およびエミッタ領域間にはさまれ
た第一の第二導電形ベース領域の露出部、第一導電形ベ
ース層の露出部、第二の第二導電形ベース領域の表面上
に絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、第一の第二
導電形ベース領域の露出部と第一導電形ソース領域と共
通に接触する第一主電極と、その第一主電極と第二の第
二導電形ベース領域の露出部との間に介在して双方に接
触する抵抗体と、第一導電形ベース層の前記一面側の表
面層に第一、第二の第二導電形ベース領域と距離を置い
て形成された第二導電形エミッタ領域と、その第二導電
形エミッタ領域に接触する第二主電極とを備えたものと
する。
【0011】いずれの場合も、エミッタ領域のソース領
域に向かう方向での長さが、ソース領域のエミッタ領域
へ向かう方向での長さより長く、その25倍を超えない
ことが良い。抵抗体と第一主電極とが、それらの間に介
在する絶縁膜にソース領域およびエミッタ領域間にはさ
まれた第一導電形ベース層の直上に開けられた開口部で
接触することが有効である。第一主電極の第一の第二導
電形ベース領域および第一導電形ソース領域との接触面
の形状が多角形、円形およびだ円形のいずれかであるこ
とが良い。第一および第二の第二導電形ベース領域の間
に表面に垂直に溝が掘られ、その溝の底面に第一導電形
ベース層が接し、第一導電形のソース領域およびエミッ
タ領域はその溝の内面に沿って形成され、ゲート電極は
その溝の内面との間に絶縁膜を介して溝内に埋め込まれ
たことも良い。いずれの場合も、抵抗体が多結晶シリコ
ンからなることが良い。
【0012】
【作用】第二の第二導電形ベース領域に第一主電極を抵
抗体を介して接触させることにより、IGBTモードか
らサイリスタをラッチアップさせる際に第二ベース領域
をZ方向に流れる電流を全く使わないで済むことから、
エミッタ領域と第二の第二導電形ベース領域の間のPN
接合の回復が均一にでき、ターンオフ時の電流集中が回
避されて破壊耐量が格段に大きくなる。エミッタ領域の
長さをソース領域の長さを長くすることにより、サイリ
スタ部分の面積比率が大きくなり、オフ時のキャリアの
引き抜きに第二の導電形ベース領域の占める割合が大き
くなるため、オン電圧、破壊耐量ともさらに向上する。
しかし、ソース領域の長さの25倍を超えると、逆にオ
ン電圧が増大する。第一主電極の半導体基体への接触面
の形状を多角形、円形、だ円形のいずれかにすることに
より、帯状の場合に比してサイリスタ部分の面積比率が
増大する。抵抗体と第一主電極の接触部をソース領域と
エミッタ領域にはさまれた第一導電形ベース層の直上に
設けることにより、抵抗体の第二の第二導電形ベース領
域より離れた位置で第一主電極と接触することになり、
抵抗体での電位降下が大きくなり、サイリスタをラッチ
アップさせる作用が効率的になる。この絶縁ゲート型サ
イリスタは、縦型構造に限らず、横型構造にもでき、ま
たトレンチ構造の採用も可能である。抵抗の材料として
は、半導体技術においてしばしば用いられる多結晶シリ
コンの使用が可能である。
【0013】
【実施例】以下、第一導電形をn形、第二導電形をp形
とした本発明の実施例の絶縁ゲート型サイリスタを図
2、図4と共通の部分に同一の符号を付した図を引用し
て説明する。図1に示した絶縁ゲート型サイリスタの半
導体素体の構造は図2、図4のESTと同一である。す
なわち、高抵抗率のn形ベース層3の一方の面側の表面
層に第一pベース領域4、第二pベース領域6が形成さ
れ、さらに、寄生サイリスタのラッチアップを防ぐ目的
でp+ ベース領域5が第一ベース領域4の一部に形成さ
れている。他方の面側には、n+ バッファ層2を介して
pエミッタ層1が形成されている。第一pベース領域4
の表面層にはn+ ソース領域7、第二pベース領域6の
表面層にはn+ エミッタ領域8がそれぞれ形成されてい
る。そして、表面上には、図2、図4と同様に、n+
ース領域7とn+ エミッタ領域8とに挟まれた第一pベ
ース領域4、n- ベース層3、第二pベース領域6の上
にゲート酸化膜9を介してゲート電極10が設けられて
Nチャネル横型MOSFETが構成されている。この側
の表面は、りんガラス (PSG) よりなる絶縁層14で
覆われ、これに接触孔が開けられる。そして抵抗体とし
て多結晶シリコン層13が第二pベース領域6にその接
触孔で接するように堆積、熱処理され、その上にカソー
ド電極11が被覆している。このように形成された絶縁
ゲート型サイリスタの動作を次に説明する。
【0014】カソード電極11を接地し、アノード電極
12に正の電圧を印加した状態でゲート電極10に正の
電圧を加えると、ゲート酸化膜9の下に反転層 (一部蓄
積層) が形成され、前記横型MOSFETがオンする。
これにより、まず電子がカソード電極11→n+ ソース
領域7→MOSFETのチャネルの径路を通ってn-
ース層3に供給される。この電子はPNPトランジスタ
(p+ エミッタ層1/n+ バッファ層2およびn- ベー
ス層3/pベース領域4、6 (p+ ベース領域5))のベ
ース電流として働き、よってこのPNPトランジスタが
動作する。正孔は、p+ エミッタ層1から注入され、n
+ バッファ層2、n- ベース層3を通って一部第二pベ
ース領域6へと流れる。そして多結晶Si層13を通っ
てカソード電極11へと抜けていく。その際、多結晶S
i層13を正孔電流がとおることによって第二pベース
領域6の電位が上昇し、ついにはn+ エミッタ領域8か
ら電子の注入が生じ、p+ エミッタ層1、n+ バッファ
層2およびn- ベース層3、第二pベース領域6、n+
エミッタ領域8からなる主サイリスタが動作する。ター
ンオフ時には、ゲート電極10の電位を前記横型MOS
FETのしきい値以下に下げ、このMOSFETをオフ
する。そうすることで、n+ エミッタ領域8をカソード
電極12から電位的に切離し、よって主サイリスタの動
作が止まる。
【0015】図6は本発明の別の実施例の絶縁ゲート型
サイリスタを一部削除して示した斜視図であり、図7は
そのようなセルの複数個を含む半導体素体上の構造のゲ
ート電極10の厚さの中央を通る横断面図で、いずれも
図1と共通の部分には同一の符号が付されている。図に
おいて、カソード電極11は、p+ ベース領域5および
+ ソース領域7に図6で点線で示した方形の接触領域
15で接触し、ゲート電極10はこの接触領域15を囲
んだ角環状に形成され、隣接セルのゲート電極10とゲ
ートランナ16により接続されている。第二pベース領
域6、n+ エミッタ領域8も、このゲート電極10の外
周部直下から角環状に囲んでいる。抵抗体の多結晶シリ
コン層13はこのゲート電極10をPSG層間絶縁層1
4を介して取り囲み、第二pベース領域6に接触してい
る。これにより多結晶シリコン抵抗体13と第二pベー
ス領域6の接触面積を増大させることができ、素子全体
に占める主サイリスタの面積比が増加するため、より低
オン電圧化が図れる。
【0016】図8に示す本発明のさらに別の実施例の絶
縁ゲート型サイリスタでは、多結晶Si抵抗体13での
電位降下を効率よく行うため、多結晶Si層13とカソ
ード電極11との間に、厚さ0.7μmのシリコン酸化膜
よりなる絶縁層24を配置し、抵抗体13とカソード電
極11との間の距離を大きくとっている。図9は帯状セ
ルを有する素子を上面から見た透視図で、それぞれ斜線
を引いた領域がゲート電極10、抵抗体13であり、抵
抗体13は基板に領域41で接触している。図10、1
1、12は、それぞれ正方形セル、円形セルおよびだ円
形セルを有する素子パターンを示す平面図である。
【0017】図13は、本発明の一実施例の図6、図9
に示す絶縁ゲート型サイリスタと比較例としての図2に
示したEST (以下EST−1とする) 、図4に示した
EST (以下EST−2とする) 、図5に示したEST
(以下EST−3とする) およびIGBTの逆バイアス
安全動作領域 (RBSOA) を図14の回路を用いて1
25℃で測定した結果である。図14において、被測定
素子21は、並列接続された1mHのインダクタンス2
2およびフリーホイーリングダイオード23を介して直
流電源24に接続され、被測定素子21のゲートは、2
5Ωの抵抗25を介してゲート電源26に接続されてい
る。被測定素子は、600V用素子として作製されたも
ので、抵抗率0.02Ω・cm、厚さ450μmのp+
リコン基板上にバッファ層として抵抗率0.1Ω・cm、
厚さ10μmのn+ 層、nベース層として抵抗率40Ω
・cm、厚さ55μmのn- 層をエピタキシャル層を成
長させたウエーハを用いた。n+ エミッタ領域8の長さ
は6μm、n+ ソース領域7の長さは4μmである。E
ST素子のエミッタ幅はいずれも20μmとした。ま
た、チップサイズは5素子とも1cm2 である。100
A導通時の電位降下で定義したオン電圧は、本発明の実
施例の絶縁ゲート型サイリスタが0.9V、EST−1が
1.6V、EST−2が1.7V、EST−3が1.0Vそし
てIGBTが2.3Vである。図13からもわかるよう
に、本発明の実施例の素子はオン電圧が比較例の4素子
に比べ低いにもかかわらず、IGBTに比べ2.5倍、例
えばEST−1に比べ2倍の破壊耐量を持っていること
がわかる。これは、n+ エミッタ領域8と第二pベース
領域6の間のPN接合が均一に逆回復過程に入ること、
および第二pベース領域6が正孔電流のバイパスになる
ことによる。
【0018】図16、17は、図15に示した本発明の
実施例の絶縁ゲート型サイリスタ600V素子における
+ エミッタ領域の長さすなわちエミッタ幅w1 を変え
たときのオン電圧および破壊耐量を示す。n+ ソース領
域の長さ、ソース幅w2 は一定で4μmである。この結
果からわかるように、エミッタ領域幅w1 をソース幅w
2 より長くすると、オン電圧、破壊耐量とも向上してい
ることがわかる。これは、単位セルあたりのn+ エミッ
タ領域8の占める割合が大きくなるため、電子がより多
く注入されること、さらにはオフ時のホールの引き抜き
が、エミッタ幅w1 の長さを長くしたことに伴って、第
二pベース領域6の占める割合が大きくなったことによ
る。しかしながら、w1 を100μm以上にすると逆に
オン電圧が増えはじめる。これは、単位セルあたりに占
めるIGBT部の割合が小さくなるため、サイリスタが
オンするまでに必要な電圧が大きくなるためである。ま
た図18、19は、同じく600V素子におけるソース
幅w2 が6μmのとき、図20、21は、ソース幅w2
が10μmのときのオン電圧、破壊耐量の測定結果であ
る。それぞれ、図16、17と同様の結果を示してい
る。またオン電圧は、それぞれw1 がw2 の25倍を超
えるところから増えはじめることがわかる。
【0019】表1は、図7および図10ないし図12に
も一部示したような異なるセル形状におけるオン電圧お
よびVAK500Vにおける最大ターンオフ電流によって
示した破壊耐量の測定結果を示す。各素子とも、n+
ース幅w1 =10μm、n+ソース幅w2 =4μmであ
る。
【0020】
【表1】 カソード電極11との接触領域15を、図7、図10に
示したように正方形にすることにより、サイリスタ部分
の面積比率が増加し、n+ エミッタ領域8と第二pベー
ス領域6との間のPN接合が均一に逆回復過程に入り、
ベース領域6が正孔電流のバイパスになることにより、
オン電圧、破壊電圧とも、表1に示すように図13の場
合の本発明の実施例の素子と同様に向上した。さらに角
数を増した場合も同様な結果を得た。また、図11に示
す円形セル、図12に示すだ円形セルでも、表1に示す
ように同様の結果を得た。
【0021】本発明は、素子の定格電圧、基板の半導体
結晶の製法によらず、オン電圧の低減、破壊耐量の向上
に有効である。図22は、バルクシリコンウエーハを用
いて作製した図15に示した構造をもつ本発明の実施例
の絶縁ゲート型サイリスタ、EST−1、EST−2、
EST−3およびIGBTのいずれも2500V素子の
125℃におけるRBSOAを比較したものである。こ
の場合n- 層3の厚さは440μmであった。5素子の
オン電圧はそれぞれ、1.1V、2.0V、2.2V、1.4V
そして3.3Vである。600V素子同様、またエピタキ
シャルウエーハ同様、本発明の実施例の素子はEST、
IGBTに比べ格段にRBSOAが広い。またオン電圧
が低い。これを言い換えると、n- ベース層3の抵抗
率、PNPワイドベーストランジスタの電流増幅率によ
らず、本発明は、オン電圧の劣化を全く伴わずにRBS
OAを大きくできる。図23、24は600V、250
0V素子のオン電圧・ターンオフ時間のトレードオフ比
較である。オン電圧は、600V素子では100A/c
2 、2500V素子では50A/cm2 の電流導通時
の25℃における電位降下で示す。またターンオフ時間
は125℃で測定したものである。いずれの場合も、本
発明の実施例の素子は、EST、IGBTに比べ良いト
レードオフ特性を示すことがわかる。
【0022】本発明に基づく絶縁ゲート型サイリスタの
横型MOSFETを、図25に示すようにトレンチ構造
にすることもできる。すなわち、半導体素体表面からの
pベース層への選択的拡散によりn+ 層を形成してから
トレンチ17を堀り、そのn + 層をソース領域7とエミ
ッタ領域8に分け、トレンチ17内に充填された絶縁物
8にゲート電極10を埋め込んだ構造である。これによ
り、単一セルの幅を図3、図4の場合の50μmから4
0μmに短くできる。そのためオン電圧が小さくでき
る。600V素子の場合、1.1Vが1.0Vに、2500
V素子の場合1.3Vが1.1Vになった。またそのときの
RBSOAも約1.3倍広くなった。
【0023】図26は本発明に基づく絶縁ゲート型サイ
リスタを横型構造にしたもので、図1、図3と共通の部
分には同一の符号が付されている。図3と異なる点は、
カソード電極11と第二pベース領域6の表面層にn+
エミッタ領域8と並んでp+コンタクト領域19が形成
され、カソード電極11とそのコンタクト領域19の間
に多結晶シリコン抵抗体13が介在している点で、これ
により図1の縦型素子と同様に動作する。この横型絶縁
ゲート型サイリスタを、2.0μm厚のSiO2層32を
有するSOI基板上に600V用素子として作製した。
- ベース層3の厚さを30μm、その不純物濃度を1.
0×1014cm-3 であり、n+ バッファ層2の拡散深
さを6μm、p+ エミッタ層1の拡散深さを1.2μmに
した。図27は、この素子を同様に600V用素子とし
て作製したEST−1、IGBTと共に上記図14の回
路を用いてRBSOAを125℃で測定した結果を示
す。10A導通時の電位降下で定義したオン電圧は、本
発明の実施例の横型絶縁ゲート型サイリスタが2.0V、
EST−1が2.6V、そしてIGBTが3.3Vであっ
た。図27からもわかるように、本発明の実施例の素子
は、オン電圧が比較例の2素子に比べて低いにもかかわ
らず、IGBTに比べ3倍、EST−1に比べ2倍の破
壊耐量を持っていることがわかる。これは、n+ エミッ
タ領域8/第二pベース領域6のPN接合が均一に逆回
復過程に入ること、第二pベース領域6が正孔電流のバ
イパスになることによる。
【0024】なお、以上の実施例と逆に第一導電形をp
形、第二導電形をn形にすることもできる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、ESTにおいてIGB
Tモードからサイリスタをラッチアップ状態にするため
の電位降下をZ方向に流れる電流によって得ていたのに
対し、主電極とベース領域の間に抵抗体を介在させて電
位降下を得るようにすることにより、ターンオフ時のP
N接合の回復が均一となった。この結果、600Vから
2500Vクラス以上の広い耐圧領域において、EST
あるいはIGBTより、逆バイアス安全動作領域が広
く、かつトレードオフ特性の良好な電圧駆動型サイリス
タが得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の絶縁ゲート型サイリスタの
切断斜視図
【図2】ESTの切断斜視図
【図3】横型ESTの切断斜視図
【図4】改良ESTの断面図
【図5】別の改良ESTの断面図
【図6】本発明の別の実施例の絶縁ゲート型サイリスタ
の切断、一部削除斜視図
【図7】図3の絶縁ゲート型サイリスタの半導体素体上
構造の横断面図
【図8】本発明の他の実施例の絶縁ゲート型サイリスタ
の断面図
【図9】本発明の一実施例の絶縁ゲート型サイリスタの
透視平面図
【図10】本発明の他の実施例の絶縁ゲート型サイリス
タの透視平面図
【図11】本発明の他の実施例の絶縁ゲート型サイリス
タの透視平面図
【図12】本発明の他の実施例の絶縁ゲート型サイリス
タの透視平面図
【図13】本発明の実施例および比較例の600V素子
のRBSOA図
【図14】RBSOA測定回路図
【図15】本発明のさらに別の実施例の絶縁ゲート型サ
イリスタの断面図
【図16】本発明の実施例の600V素子のn+ ソース
幅4μmの場合のn+ エミッタ幅とオン電圧との関係線
【図17】n+ ソース幅4μmの場合のn+ エミッタ幅
をパラメータとした本発明の実施例の600V素子のR
BSOA図
【図18】本発明の実施例の600V素子のn+ ソース
幅6μmの場合のn+ エミッタ幅とオン電圧との関係線
【図19】n+ ソース幅6μmの場合のn+ エミッタ幅
をパラメータとした本発明の実施例の600V素子のR
BSOA図
【図20】本発明の実施例の600V素子のn+ ソース
幅10μmの場合のn+ エミッタ幅とオン電圧との関係
線図
【図21】n+ ソース幅10μmの場合のn+ エミッタ
幅をパラメータとした本発明の実例の600V素子のR
BSOA図
【図22】本発明の実施例および比較例の2500V素
子のRBSOA図
【図23】本発明の実施例および比較例の600V素子
のオン電圧・ターンオフ時間トレードオフ特性図
【図24】本発明の実施例および比較例の2500V素
子のオン電圧・ターンオフ時間トレードオフ特性図
【図25】本発明のさらに別の実施例のトレンチ構造絶
縁ゲート型サイリスタの断面図
【図26】本発明のさらに別の実施例の横型絶縁ゲート
型サイリスタの断面図
【図27】図26の本発明の横型素子の実施例および比
較例の600V素子のRBSOA図
【符号の説明】
1 p+ エミッタ層 2 n+ バッファ層 3 n- ベース層 4 第一pベース領域 5 p+ ベース領域 6 第二pベース領域 7 n+ ソース領域 8 n+ エミッタ領域 9 ゲート酸化膜 10 ゲート電極 11 カソード電極 12 アノード電極 13 多結晶Si抵抗体 14、24 絶縁層 15 カソード電極接触部 17 トレンチ 18 絶縁物 19 p+ コンタクト領域

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高抵抗率の第一導電形ベース層と、その第
    一導電形ベース層の一面側の表面層に選択的に離れて形
    成された第一、第二の第二導電形ベース領域と、第一の
    第二導電形ベース領域の表面層に選択的に形成された第
    一導電形ソース領域と、第二の第二導電形ベース領域の
    表面層に選択的に形成された第一導電形エミッタ領域
    と、第一導電形のソース領域およびエミッタ領域間には
    さまれた第一の第二導電形ベース領域の露出部、第一導
    電形ベース層の露出部、第二の第二導電形ベース領域の
    表面上に絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、第一
    の第二導電形ベース領域の露出部と第一導電形ソース領
    域と共通に接触する第一主電極と、その第一主電極と第
    二の第二導電形ベース領域の露出部との間に介在して双
    方に接触する抵抗体と、第一導電形ベース層の他面側に
    形成された第二導電形エミッタ層と、その第二導電形エ
    ミッタ層に接触する第二主電極とを備えたことを特徴と
    する絶縁ゲート型サイリスタ。
  2. 【請求項2】高抵抗率の第一導電形ベース層と、その第
    一導電形ベース層の一面側の表面層に選択的に離れて形
    成された第一、第二の第二導電形ベース領域と、第一の
    第二導電形ベース領域の表面層に選択的に形成された第
    一導電形ソース領域と、第二の第二導電形ベース領域の
    表面層に選択的に形成された第一導電形エミッタ領域
    と、第一導電形のソース領域およびエミッタ領域間には
    さまれた第一の第二導電形ベース領域の露出部、第一導
    電形ベース層の露出部、第二の第二導電形ベース領域の
    表面上に絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、第一
    の第二導電形ベース領域の露出部と第一導電形ソース領
    域と共通に接触する第一主電極と、その第一主電極と第
    二の第二導電形ベース領域の露出部との間に介在して双
    方に接触する抵抗体と、第一導電形ベース層の前記一面
    側の表面層に第一、第二の第二導電形ベース領域と距離
    を置いて形成された第二導電形エミッタ層と、その第二
    導電形エミッタ層に接触する第二主電極とを備えたこと
    を特徴とする絶縁ゲート型サイリスタ。
  3. 【請求項3】エミッタ領域のソース領域に向かう方向で
    の長さが、ソース領域のエミッタ領域へ向かう方向での
    長さより長く、その25倍を超えない請求項1あるいは
    2記載の絶縁ゲート型サイリスタ。
  4. 【請求項4】抵抗体と第一主電極とが、それらの間に介
    在する絶縁膜にソース領域およびエミッタ領域間にはさ
    まれた第一導電形ベース層の直上に開けられた開口部で
    接触する請求項1ないし3のいずれかに記載の絶縁ゲー
    ト型サイリスタ。
  5. 【請求項5】第一主電極の第一の第二導電形ベース領域
    および第一導電形ソース領域との接触面の形状が多角
    形、円形およびだ円形のいずれかである請求項1ないし
    4のいずれかに記載の絶縁ゲート型サイリスタ。
  6. 【請求項6】第一および第二の第二導電形ベース領域の
    間に表面に垂直に溝が掘られ、その溝の底面に第一導電
    形ベース層が接し、第一導電形のソース領域およびエミ
    ッタ領域はその溝の内面に沿って形成され、ゲート電極
    はその溝の内面との間に絶縁膜を介して溝内に埋め込ま
    れた請求項1ないし5のいずれかに記載の絶縁ゲート型
    サイリスタ。
  7. 【請求項7】抵抗体が多結晶シリコンからなる請求項1
    ないし6のいずれかに記載の絶縁ゲート型サイリスタ。
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