JP3201213B2 - 半導体装置およびその制御方法 - Google Patents
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Description
御機器などに用いられる半導体スイッチング素子として
の、伝導度変調作用を有する半導体装置およびその制御
方法に関する。
る電力用半導体装置には、電力損失を極力減少させるた
めにオン時の電圧降下が少ないことが要求されるので、
特に高耐圧が要求される応用分野では伝導度変調作用を
有するサイリスタや絶縁ゲートバイポーラトランジスタ
(以下IGBTと記す)などが適している。IGBTを
集積回路の出力側に組み込むには、図8に示したような
横型構造が適している。図8は、IGBTの構成および
動作を説明するための基本的な構造の断面図であって、
実際の半導体装置としてはこのような構造を単位として
複数個同一面上に並列に展開して用いる。図8におい
て、IGBTはp型のシリコン基板1の上に、例えばエ
ピタキシャル法で積層したn型で高比抵抗のn- 層2の
表面層の一部に、表面からの不純物拡散によりp型のp
ベース領域9、その表面層の一部にやはり不純物拡散に
よりn+ ソース領域10が形成され、n- 層2とn+ ソ
ース領域10とに挟まれた部分のpベース領域9の表面
上に第二ゲート酸化膜11を介して第二ゲート端子G2
に接続された第二ゲート電極12が設けられる。また、
n+ ソース領域10およびpベース領域9とに共通に第
二主端子T2に接続されたソース電極19が接触してい
る。図の右部分には、同様に表面からの不純物拡散によ
り、p+ ドレイン領域22が形成され、そのp+ ドレイ
ン領域22に第一主端子T1に接続されたドレイン電極
23が接触している。
与える電圧により、オンオフ動作をさせることができ
る。このIGBTに順電圧を印加した状態で、すなわ
ち、主端子T1にT2に対して正の電圧を与えた状態
で、第二ゲート端子G2から正の電圧を第二ゲート電極
12に印加すると、その直下のpベース領域9の表面に
形成される反転層を介してn+ ソース領域10から多数
キャリアの電子eがn- 層2に流入し、順バイアスされ
ているn- 層2、p+ ドレイン領域22間の接合を通っ
てp+ ドレイン領域22に流れ込む。すなわち、IGB
Tのソース電極側のpベース領域9を含む構造は、多数
キャリアの注入を制御していると見ることができる。こ
の電流は、pベース領域9、n- 層2およびp+ ドレイ
ン領域22をそれぞれコレクタ、ベースおよびエミッタ
とするpnpトランジスタのベース電流にあたるので、
このバイポーラトランジスタがオンしコレクタ電流がエ
ミッタからコレクタへ流れる。すなわちp+ ドレイン領
域22からpベース領域9へと流れ、主端子T1、T2
間が導通する。電子eがp+ ドレイン領域22に注入さ
れると、逆に多量の正孔hがp+ ドレイン領域22から
n- 層2に注入されるので、それによる伝導度変調作用
により主端子T1 とT2 間のオン電圧が通常のMOSF
ETの場合よりも一層低められる。このIGBTをオフ
させるには、第二ゲート電極12の電圧を消去して、第
二ゲート電極12直下のpベース領域9の表面層の反転
層を消滅させ、多数キャリアeのn- 層2への流入を止
めればよい。オフ動作後にはn- 層2内に空乏層が広が
って阻止状態になる。
によって制御できる横型MOS制御サイリスタ(以下M
CTと記す)の基本的な構造の断面図である。p型のシ
リコン基板1の上に、例えばエピタキシャル法でn型高
比抵抗のn- 層2を積層し、そのn- 層2の表面層の一
部に、n- 層2の表面からの不純物拡散によりp型のp
ベース領域9を形成し、そのpベース領域9の表面層の
一部にやはり不純物拡散によりn型のnベース領域14
を形成し、そのnベース領域14の表面層の一部に、さ
らにpベース領域9より不純物濃度の高いp+ カソード
領域15を形成する。そして、第二主端子T2に接続さ
れたカソード電極13をp+ カソード領域15およびn
ベース領域14に共通に接触して設ける。第二ゲート電
極12をn- 層2とp+ カソード領域15との間に挟ま
れたnベース領域14およびpベース領域9の両方の表
面上に第二ゲート酸化膜11を介して設ける。図の右部
分には、同様に表面からの不純物拡散により、p+ ドレ
イン領域22が形成され、そのp+ ドレイン領域22に
第一主端子T1に接続されたドレイン電極23が接触し
ている。
にT2に対して正の電圧を与えた状態で、第二ゲート端
子G2に接続された第二ゲート電極12に正の電圧を印
加する。そうすると第二ゲート電極12の直下のpベー
ス領域9の表面に反転層が形成され、その反転層を介し
てnベース領域14からn- 層2に電子eが流入し、p
+ ドレイン領域22に流れる。すなわち、MCTのカソ
ード電極側のpベース領域9を含む構造は、多数キャリ
アの注入を制御していると見ることができる。この電流
は、pベース領域9、n- 層2およびp+ ドレイン領域
22をそれぞれコレクタ、ベースおよびエミッタとする
pnpトランジスタのベース電流にあたるので、このバ
イポーラトランジスタがオンしコレクタ電流がエミッタ
からコレクタへ流れる。すなわちp+ ドレイン領域22
からpベース領域9へと流れ、主端子T1、T2間が導
通する。p+ ドレイン領域22からn- 層2へ、少数キ
ャリアの正孔hが注入されて、それによる伝導度変調作
用により、導通時のオン電圧を低減出来ることは前述の
図8におけるIGBTの場合と同様である。オフ動作の
ときは、ゲート電極12に負の電圧を印加する。それに
よってpベース領域9の表面の反転層が消滅し、同時に
第二ゲート電極12の直下のnベース領域14の表面に
反転層が形成されるため、pベース領域9がp+ カソー
ド領域15を介してカソード電極19と短絡され、nベ
ース領域14からn- 層2への電子eの流入が停止して
MCTがオフする。
では高入力インピーダンスの絶縁型の第二ゲート電極1
2によりオンオフを容易に制御でき、かつ、オン状態で
はn- 層2の伝導度変調作用を利用してオン電圧を低め
うる利点があるが、その半面ターンオフ時にそれまで伝
導度変調に貢献していた多数のキャリアをn- 層2から
掃きだして空乏層を広げる必要がある。このためにキャ
リアの消滅に時間が掛かって、ターンオフ時間がかなり
長くなり、それに伴ってターンオフ時のスイッチング損
失が増加するという問題がある。特に誘導性負荷の電流
を遮断する場合は、遮断前の電流を維持しようとするイ
ンダクタンスによる大きな逆起電力が素子に印加され、
これに伴う空乏層の伸びにより電子eの掃きだし電流が
流れる。この電流はIGBT内部のpベース領域9、n
- 層2およびp+ ドレイン領域22をそれぞれコレク
タ、ベースおよびエミッタとするpnpトランジスタの
ベース電流となってp+ドレイン領域22に流れ込み、
ターンオフ期間中もコレクタ電流が流れる。すなわちp
+ ドレイン領域22からn- 層2への少数キャリアであ
る正孔hの注入が継続して電流が流れ、ターンオフ時間
を長くする。また、この間のスイッチング損失を大幅に
増加させる。このターンオフ時のスイッチング損失は、
スイッチングの度に生ずるわけであるから、IGBTを
高速でスイッチングさせる必要のある高周波回路に適用
する上での大きな障害になり、IGBTのオン電圧が小
さいため定常損失が少ないという折角の利点を帳消しに
してしまう程である。
わゆるライフタイムキラーとして金、白金などの重金属
の拡散や電子線などの放射線照射により、キャリアのラ
イフタイムを短縮しキャリアの消滅を促進することも可
能である。しかし、ライフタイムキラーの導入はオン電
圧を増加させるマイナス効果が必ず伴い、また、ターン
オフ時に少数キャリアの注入が継続することについては
何ら効果がない。
MCTの場合にも同様である。以上の例は、集積回路に
組み込むのに適した横型の半導体装置で、p型シリコン
基板上のn型高比抵抗の半導体層に形成した例を示した
が、上記の動作はその構造に限られたものではなく、n
型基板上の横型の半導体装置或いはたて型の半導体装置
でも全く同様である。またIGBT、MCTに限らず少
数キャリアの注入による伝導度変調作用を持つ半導体装
置にはあてはまるものである。
導度変調作用を利用して得られるオン時の低いオン電圧
という長所を減殺させること無く、ターンオフ時間を短
くし、スイッチング損失の少ない半導体装置を提供する
ことにある。
めに、本発明の半導体装置は、第一導電型高比抵抗半導
体層の表面層の一部に形成された第二導電型ウェル領域
と、その第二導電型ウェル領域の表面層の一部に形成さ
れた第一導電型ウェル領域と、その第一導電型ウェル領
域の表面層の一部に形成された第二導電型アノード領域
と、その第二導電型アノード領域と第一導電型ウェル領
域の表面に共通に接触するアノード電極と、前記第二導
電型アノード領域と前記第一導電型高比抵抗半導体層と
に挟まれた前記第一導電型ウェル領域と前記第二導電型
ウェル領域との表面に絶縁膜を介して形成されたゲート
電極とからなるものとして、オン動作時に前記第一ゲー
ト電極直下の前記第一導電型ウェル領表面に反転層を形
成し、オフ動作時に前記ゲート電極直下の前記第二導電
型ウェル領域表面に反転層を形成するものとする。
キャリアの注入による伝導度変調作用を利用してオン電
圧を低減している半導体装置、例えばIGBTやMCT
などの、少数キャリア注入構造である第二導電型ドレイ
ン領域に代えて適用できる。IGBTにおけるソース電
極側やMCTにおけるカソード電極側のように、第一導
電型高比抵抗層の一部に第二導電型ベース領域を有し、
その第二導電型ベース領域を含む多数キャリアの注入制
御構造を有する半導体装置において、その多数キャリア
注入制御構造と上記の少数キャリア注入制御構造とが第
一導電型高比抵抗層の同一表面上にあっても、対向する
他方の表面上にあってもよい。
ャリア注入制御構造とが第一導電型高比抵抗層の同一表
面上にある場合は、第一導電型高比抵抗層の他方の面
は、第二導電型層とすることも、第一導電型層とするこ
ともできる。別の形の構造として、第一導電型高比抵抗
層の一部表面層に第一導電型高比抵抗層よりは比抵抗の
低い第一導電型バッファ領域を設け、その第一導電型バ
ッファ領域内に上記の少数キャリア注入制御構造として
示した第二導電型ウェル以下の構造を作ることもでき
る。
を設けた部分の下の第二導電型基板と第一導電型高比抵
抗層との界面に、第二導電型ウェルを投射した面積より
広い第一導電型の低比抵抗領域を埋め込んだ構造も有効
である。上記のような少数キャリア注入制御構造の運用
方法としては、少数キャリア注入制御構造のゲート電極
への電圧印加と、多数キャリア注入制御構造のゲート電
極への電圧印加とを同時に行ってもよいが、少数キャリ
ア注入制御構造のゲート電極への電圧印加を多数キャリ
ア注入制御構造のゲート電極への電圧印加より先行させ
るほうが良い。
ウェル領域が形成されていない面に接して、第一導電型
高比抵抗半導体層より不純物濃度の高い第一導電型半導
体層を設けた構造の整流素子も有効である。その整流素
子の少数キャリア注入制御構造の運用方法としては、第
一導電型高比抵抗半導体層と第二導電型ウェル領域との
間の接合が、定常的に順方向バイアスされている間はゲ
ート電極にゲート電極直下の第一導電型ウェル領域の表
面層に反転層が形成されるような電圧を印加し、上記接
合が逆バイアスされる直前にゲート電極に上記反転層が
消失しゲート電極直下の第二導電型ウェル領域の表面層
に反転層が形成されるような電圧を印加し、さらに上記
接合が逆バイアスされた後に再びゲート電極に、ゲート
電極直下の第二導電型ウェル領域の表面層の反転層が消
失し第一導電型ウェル領域の表面層に反転層が形成され
るような電圧を印加する方法が望ましい。
設けた上記の少数キャリア注入制御構造のゲート電極
に、適当な電位を印加することにより、ゲート電極の直
下の第二導電型ウェル内の第一導電型ウェルの表面層に
反転層を形成するとともに、第二導電型ウェルの表面層
には反転層が形成されないようにすることによって、第
二導電型ウェルを第二導電型アノード領域に接続し、第
二導電型ウェル領域と第一導電型高比抵抗層との間のp
n接合が順バイアスされるような電圧が加えられれば、
少数キャリアの注入が起きる。
印加することにより、ゲート電極の直下の第二導電型ウ
ェル内の第一導電型ウェル領域の表面層に反転層が形成
されないようにするとともに、第二導電型ウェル領域の
表面層に反転層を形成されて、第二導電型ウェル領域の
電位はフローティングになる。同時に第一導電型高比抵
抗層が第一導電型ウェル領域と接続され、少数キャリア
の注入は停止する。
ト電極への印加電圧で少数キャリアの注入を制御できる
ようにする。これにより、オン期間では多数キャリアと
ともに少数キャリアの注入も多量に行い、伝導度変調作
用を引き起こしてオン電圧を低減する。またオフと同時
またはその直前に少数キャリアの注入を停止することに
より、少数キャリアを減らすことができ、スイッチング
損失を低減することができる。従って従来伝導度変調作
用のために設けた高比抵抗半導体層と異なる導電型のド
レイン領域に代えて、少数キャリア注入制御構造を設け
れば、低オン電圧でスイッチング損失の少ない半導体装
置が得られる。
Tのドレイン電極側の構造の代わりに設けた場合を考え
る。上記の少数キャリア注入制御構造のゲート端子に、
適当な電圧を印加することにより、ゲート電極の直下の
第一導電型ウェル領域の表面層に反転層を形成するとと
もに、第二導電型ウェル領域の表面層には反転層が形成
されないようにすることによって、第二導電型ウェル領
域を第二導電型アノード領域に接続する。この時第二の
ゲートに正の電圧が印加されれば、通常のIGBTと同
じように、少数キャリアの注入が開始され、このIGB
Tと同じ機能をもつ半導体装置がオンする。そしてオン
時のオン電圧も少数キャリア注入による伝導度変調作用
により低くなるのはIGBTと同じである。一方、ゲー
トに上の場合と逆の電圧を印加することにより、ゲート
電極の直下の第一導電型ウェル領域の表面層に反転層が
形成されないようにするとともに、第二導電型ウェル領
域の表面層に反転層を形成した場合には、第二導電型ウ
ェル領域の電位はフローティングになる。同時に第一導
電型高比抵抗層が第一導電型ウェル領域と接続され、少
数キャリアの注入は停止する。この時あるいは少数キャ
リアが充分減少した時点で第二ゲートの正の電圧が除か
れれば、第二導電型ベース領域の表面層に形成されてい
た反転層が消滅し、多数キャリアである電子eの注入が
停止して、このIGBTと同じ機能を持つ半導体装置は
オフする。しかもこの時、少数キャリアの注入は最早起
こらないので、電子e正孔hともに急速に排出されター
ンオフ時間は短くなる。
MCTのドレイン電極側の構造の代わりに設けた場合も
IGBTの場合と同様、オン時のオン電圧は伝導度変調
作用によって低く保たれ、かつオフ時には少数キャリア
の注入が停止されて短いターンオフ時間が実現できる。
また第一導電型高比抵抗層の一部に第二導電型ベース領
域を有し、その第二導電型ベース領域を含む多数キャリ
アの注入制御構造を有する半導体装置において、その多
数キャリア注入制御構造と上記の少数キャリア注入制御
構造とが第一導電型高比抵抗層の同一表面上にあって
も、別の表面上にあっても、少数キャリア注入制御制御
構造の作用としては変わりがなく、オン時には少数キャ
リアを注入して伝導度変調作用によるオン電圧の低減を
もたらし、オフ時には少数キャリアの注入を停止してタ
ーンオフ時間を短くする。
ャリア注入制御構造とが第一導電型高比抵抗層の同一表
面上にある場合で、第一導電型高比抵抗層の他方の面
が、第二導電型層であれば、間に分離構造を設けること
によって、いわゆる集積回路のように多数の個別の機能
を持った素子を、一つの半導体チップに集積化するのに
適しており、本発明によるIGBTやMCT等の機能を
持つ素子も集積化するのに適している。
ャリア注入制御構造とが第一導電型高比抵抗層の同一表
面上にある場合で、第一導電型高比抵抗層の他方の面が
第一導電型層であれば、多数の本発明によるIGBTや
MCT等の機能を持つ素子を一つの半導体チップに並列
に配置するのに適している。別の形の構造として、第一
導電型高比抵抗層の一部表面層に第一導電型高比抵抗層
よりは比抵抗の低い第一導電型バッファ領域を設け、そ
の第一導電型バッファ領域内に上記の第二導電型ウェル
以下の構造を設ければ、第二導電型ベース領域と第二導
電型ウェル領域との間の第一導電型高比抵抗層の表面全
部に空乏層が広がってパンチスルーが起きるのを防止す
るのに有効で、高耐圧の半導体装置に適する構造であ
る。少数キャリア注入制御構造の働きは上で説明したも
のと同じである。
領域を設けた部分の下の第二導電型基板と第一導電型高
比抵抗層との界面に、第二導電型ウェル領域を投影した
形より広い第一導電型の低比抵抗領域を埋め込んだ構造
も上と同じく空乏層のパンチスルーを防止する効果があ
る。第一導電型高比抵抗半導体層の第二導電型ウェル領
域が形成されていない面に接して、第一導電型高比抵抗
半導体層より不純物濃度の高い第一導電型半導体層を設
けた構造の整流素子においては、少数キャリアの注入に
より低いオン電圧が実現でき、少数キャリアの注入停止
により少数キャリアの蓄積を少なくして逆回復電流を小
さくできる。
造をもつ整流素子における少数キャリア注入制御構造の
運用方法としては、第一導電型高比抵抗半導体層と第二
導電型ウェル領域との間のpn接合が、定常的に順方向
バイアスされている間はゲート電極にゲート電極直下の
第一導電型ウェル領域の表面層に反転層が形成されるよ
うな電圧を印加して第二導電型ウェル領域と第二導電型
コレクタ領域とを接続し、第二導電型ウェル領域から第
一導電型高比抵抗層への正孔注入を促し、伝導度変調効
果による低オン電圧を実現する。上記pn接合が逆バイ
アスされる直前にゲート電極に、上記反転層が消失しゲ
ート電極直下の第二導電型ウェル領域の表面層に反転層
が形成されるような電圧を印加して第二導電型ウェル領
域をフローティングにし、第二導電型ウェル領域からの
少数キャリアの注入を停止し、第一導電型高比抵抗層と
第一導電型ウェル領域とを繋いで多数キャリアである電
子の排出を促進する。この段階で少数キャリアの注入が
停止しているので、少数キャリアは急速に減少する。さ
らに上記pn接合が逆バイアスされた後に再びゲート電
極に、ゲート電極直下の第二導電型ウェル領域の表面層
の反転層が消失し第一導電型ウェル領域の表面層に反転
層が形成されるような電圧を印加することによって、第
二導電型ウェル領域のフローティング状態を解消し、第
二導電型コレクタ領域と電気的に接続して、上記のpn
接合の逆バイアス印加に備えることができるようにす
る。このように整流素子の逆バイアス印加より先に少数
キャリアの注入を停止する方法を取れば、少数キャリア
注入による低いオン電圧と、より一層少ない逆回復電流
を両立させることができる。
の符号を付した図を引用して本発明の実施例について述
べる。図1に示した第一の実施例では、図8の横型IG
BTのp+ ドレイン領域22およびドレイン電極23の
代わりに、高比抵抗のn- 層2の表面層の一部に、p型
不純物の拡散によりpウェル領域3が形成され、そのp
ウェル領域3の内部にn型不純物の拡散によりnウェル
領域4が形成される。さらに、そのnウェル領域4の表
面層の一部にpウェル領域3より不純物濃度の高いp+
アノード領域5が形成される。p+ アノード領域5とn
ウェル領域4との表面には、主端子T1に接続されたア
ノード電極8が共通に形成される。そしてp+ アノード
領域5とn- 層2とに挟まれたpウェル領域3とnウェ
ル領域4の表面にはゲート酸化膜6を介してゲート電極
7が設けられる。ゲート電極7はゲート端子Gに接続さ
れている。図の左側のソース側のpベース領域9、n+
ソース領域10、第二の主端子T2に接続されたソース
電極19、第二ゲート酸化膜11および第二ゲート端子
G2に接続された第二のゲート電極12は図8のIGB
Tのソース側の場合と同じように形成される。
ず、この半導体装置を導通させる場合を考える。ゲート
端子Gに負のしきい値以上の電圧を印加すると、ゲート
電極7の直下のnウェル領域4の表面に反転層が形成さ
れる。この反転層を介して、pウェル領域3はp+ アノ
ード領域5と電気的に接続され、図8の通常のIGBT
と等価な素子となる。このため、この半導体装置に順方
向の電圧、すなわち主端子T1にT2に対して正の電圧
をを印加した状態で、第二ゲート端子G2にしきい値以
上の正の電位を与えると、n+ ソース領域10とn- 層
2とに挟まれた第二ゲート電極12直下のpベース領域
9の表面層に反転層が形成され、n+ ソース領域10か
らn- 層2に多数キャリアである電子が注入される。一
方、pウェル領域3とn- 層2との間のpn接合が順バ
イアスされ、pウェル領域3からn- 層2へ少数キャリ
アである正孔の注入がおこり、n- 層2はいわゆる伝導
度変調作用により低抵抗化される。このオン状態は図8
の従来のIGBTとほぼ同じである。
考える。まず、半導体装置のオン状態において、ゲート
端子Gに正の電圧を印加し、ゲート電極7直下のnウェ
ル領域4の表面層の反転層を消滅させるとともに、pウ
ェル領域3の表面層に反転層を形成させる。この場合、
pウェル領域3はp+ アノード領域5と電気的に分離さ
れる。また、第二ゲート端子G2への正の電位により生
じたpベース領域9の表面層の反転層を通って、n+ ソ
ース領域10からn- 層2に注入されてきた電子eは、
pウェル領域3の表面層の反転層を通じてnウェル領域
4に流入し、アノード電極8に到達する。このため、p
ウェル領域3からn- 層2への正孔hの注入は停止す
る。正孔hの注入が停止すると、伝導度変調作用により
n- 層2内に蓄えられていた正孔hは半導体層内の電界
により急速にソース電極19に掃きだされ、残ったもの
は再結合により消滅する。この状態では、この素子はM
OSFETとして動作する。従って、この状態或いは充
分正孔が減少した時点で第二ゲート端子G2に与えられ
ていた正の電位をオフすると、この素子はMOSFET
と同様に非常に速くターンオフし、非常に小さいスイッ
チング損失を実現できる。本発明による少数キャリア注
入制御構造を設けた半導体装置のターンオフ時間は、従
来の図8によるIGBTの1/10であった。
とを上述のように時間差をつけて制御する方法のほか
に、この半導体装置の第二ゲート端子G2の正の電位の
オフと同時にゲート端子Gの電圧を制御する方法も可能
である。この場合、過剰キャリアが存在するためにター
ンオフ時間は少し長くなるものの、特に誘導性負荷をタ
ーンオフする場合に見られる第二ゲートをオフした後の
空乏層の伸展に伴った電子eの掃きだしによる少数キャ
リアの注入を防止できるため、スイッチング損失を低減
することが可能である。この場合はゲートの電圧を同時
に制御するため制御回路を簡略化することができる。
に少数キャリア注入を制御できる構造を設けた構造とす
ることによって、導通状態ではIGBTと同じ動作をさ
せて低オン電圧を実現し、スイッチング時には、MOS
FETと同じ動作をさせて短いターンオフ時間と低スイ
ッチング損失が実現できる。また、通常のIGBTでは
ドレイン部のpn接合の存在のためそのえん層電圧によ
り、低電流領域においてMOSFETよりもオン電圧が
高い範囲が存在するが、上記の少数キャリア注入制御構
造を備えた半導体装置では、低電流領域でゲート端子の
電圧の制御により、ドレイン部にpn接合の無いMOS
FETと同じ動作をさせることで更に損失を低減するこ
とも可能である。
数キャリア注入制御構造を図9の横型MCTに適用した
例である。すなわち、図の左側のカソード側には図9と
同じく、n- 層2の表面層の一部にpベース領域9が設
けられ、そのpベース領域9の表面層の一部にnベース
領域14、さらにそのnベース領域14の表面層の一部
にp+ カソード領域15が形成されている。p+ カソー
ド領域15とnベース領域14との表面には共通のカソ
ード電極13が設けられ、主端子T2に接続されてい
る。p+ カソード領域15とn- 層2とに挟まれたnベ
ース領域14とpベース領域9との表面に第二ゲート酸
化膜11を介して第二ゲート電極12が設けられ、第二
ゲート端子G2に接続されている。図の右側のアノード
側には図9に有ったp+ ドレイン領域23が無く、図1
の場合と同様の、pウェル領域3、nウェル領域4、p
+ アノード領域5、ゲート酸化膜6、ゲート電極7およ
びアノード電極8からなる少数キャリア注入制御構造が
設けられている。
子を導通させる場合を考える。ゲート端子Gに負のしき
い値以上の電圧を印加すると、ゲート電極7直下のnウ
ェル領域4の表面に反転層が形成される。この反転層を
介して、pウェル領域3はp + アノード領域5と電気的
に接続され、図8の通常のMCTと等価な半導体装置と
なる。このため、この半導体装置に順方向の電圧、すな
わち主端子T1にT2に対して正の電圧をを印加した状
態で、第二ゲート端子G2にしきい値以上の正の電位を
与えると、nベース領域14とn- 層2とに挟まれた第
二ゲート電極12直下のpベース領域9の表面層に反転
層が形成され、nベース領域14からn - 層2に多数キ
ャリアである電子eが注入されることになる。一方、p
ウェル領域3からn- 層2へ少数キャリアである正孔h
の注入がおこり、n- 層2はいわゆる伝導度変調作用に
より低抵抗化される。このオン状態は図9の通常のMC
Tとほぼ同じである。
考える。まず、この半導体装置のオン状態において、ゲ
ート端子Gに正の電圧を印加してゲート電極7直下のn
ウェル領域4の表面層の反転層を消滅させるとともに、
pウェル領域3の表面層に反転層を形成させる。こうし
てpウェル領域3はp+ アノード領域5と電気的に分離
される。また、第二ゲート端子G2への正の電圧印加に
より生じたpベース領域9の表面層の反転層を通って、
nベース領域14からn- 層2に注入されてきた電子
は、pウェル領域3の表面層の反転層を通じてnウェル
領域4に流入し、アノード電極8に到達する。このた
め、pウェル領域3からn- 層2への正孔hの注入は停
止する。正孔hの注入が停止すると、伝導度変調作用に
よりn- 層2内に蓄えられていた正孔hは半導体層内の
電界により急速にカソード電極13に掃きだされ減少し
ていく。この状態或いは充分正孔hが減少した時点で第
二ゲート端子G2に与えられていた正の電圧を取り去り
逆に負の電圧を与えると、第二ゲート電極12直下のp
ベース領域9の表面層の反転層が消滅するとともに、n
ベース領域14の表面層に反転層が形成され、その反転
層を介してp+ カソード領域15とpベース領域9が短
絡される。いわゆる伝導度変調作用によりn- 層2内に
充満していた過剰キャリアのうち、正孔hはpベース領
域9から反転層、p+ カソード領域14を通ってカソー
ド電極13に流れ込む。一方従来過剰な電子eはpウェ
ル領域3に流れ込んで、pウェル領域3からn- 層2に
正孔hの注入を引き起こして、結局キャリアの消滅を待
つしかなかったが、ゲート端子Gに正の電圧を与える
と、すみやかにカソード電極8に流れ込める。従ってこ
の半導体装置はMOSFETと同様に非常に速くターン
オフし、非常に小さいスイッチング損失を実現できる。
リア注入を制御できる構造を設けた構造とすることによ
って、導通状態ではMCTと同じ動作をさせて、低オン
電圧を実現し、スイッチング時には、MOSFETと同
じ動作をさせて短いターンオフ時間と低スイッチング損
失が実現できる。また、ゲート端子Gと第二ゲート端子
G2とを上述のように時間差をつけて制御する方法のほ
かに、この半導体装置のゲート端子Gの正の電圧のオン
と同時に第二ゲート端子G2の電圧を制御する方法も可
能である。この場合、過剰キャリアが存在するためにタ
ーンオフ時間は少し長くなるものの、特に誘導性負荷を
ターンオフする場合に見られる第二ゲートをオフした後
の、空乏層の伸展に伴った電子の掃きだしによる少数キ
ャリアの注入を防止できるため、スイッチング損失を低
減することが可能である。この場合は二つのゲートを同
時に制御するため制御回路を簡略化することができる。
BTの場合と同様に、ドレイン部のpn接合の存在のた
め低電流領域においてMOSFETよりもオン電圧が高
い領域が存在するが、本発明による少数キャリア注入制
御構造を備えたMCTの機能を持つ半導体装置では低電
流領域でゲート端子の電位の制御によりMOSFETと
同じ動作をさせて、更に損失を低減することが可能であ
る。
在するキャリアによって空乏層の伸長が妨げられ、ター
ンオフ時の安全動作領域が狭くなるという通常のMCT
の欠点を、ターンオフ直前に少数キャリアの注入を停止
することにより改善することができる。本発明により、
少数キャリア注入領域を利用して伝導度変調を引き起こ
す方法は、電流が半導体装置の主表面に平行に流れる横
型半導体装置に限らず、主表面に対して直角に流れるた
て型半導体装置にも適用できる。図3はそのようにして
実現したたて型IGBTと同様の機能を持つ半導体装置
を示す。すなわち、n-基板2の一面側にはpベース領
域9、n+ ソース領域10、第二ゲート電極12などを
備え、pベース領域9およびn+ ソース領域10に共通
にソース電極19が接触する構造が形成され、他面側に
はアノード電極8の接触するp+ アノード領域5とnウ
ェル領域4、nウェル領域4とともに表面にゲート酸化
膜6を介してゲート電極7をもつpウェル領域3が形成
されている。図のようにpベース領域9が複数有る場合
は、第二ゲート酸化膜11および第二ゲート電極12は
pベース領域9に挟まれたn- 層2の上まで延びていて
もよい。図の下の少数キャリア注入制御構造についても
同じで、少数キャリア注入制御構造が複数あれば、pウ
ェル領域に挟まれたn- 層2の下面にゲート酸化膜6お
よびゲート電極7が、図示しない隣の少数キャリア注入
制御構造へ延びていても良い。この半導体装置にも図1
の半導体装置と同様の動作を行わせることができる。第
一および第二の実施例は横型半導体装置、第三の実施例
はたて型半導体装置に適用した例であるが、どちらも少
数キャリア注入制御構造としての動作に差がないことは
言うまでもない。
なる点はp型ウェル領域3の周囲に更にn- 層2より不
純物濃度の高いn型のnバッファ領域16を設けたもの
で、カソード電位側のp型領域(pベース領域9或いは
p型の基板1)からの空乏層がpウェル領域3に達しパ
ンチスルー電流が流れることを防止することができ、耐
圧の高い半導体装置を実現できるる。
る点は、p型高比抵抗の基板1とn - 層との間にn- 層
2より不純物濃度の高いn型のn+ 埋め込み領域17を
設けた点で、本構造も図4の構造と同様パンチスルーを
防止することができる。本構造では図4の場合に問題と
なる多重拡散によるしきい値制御の困難を低減できる。
このn+ 埋め込み領域17は上方のpウェル領域3より
広い大きさを持っていることが必要である。その形成方
法は公知の埋め込み領域形成方法に従って作ればよい。
構造を整流素子に適用した例である。n型低比抵抗のn
+ 基板18上に、エピタキシャル法により高比抵抗のn
- 層2を形成する。そのn- 層2の表面層の一部に、p
ウェル領域3、nウェル領域4、p+ アノード領域5、
アノード電極8、ゲート酸化膜6およびゲート電極7か
らなる少数キャリア注入制御構造を設けるのは他の例と
同じである。図3の説明で述べたように、少数キャリア
注入制御構造が複数ある場合は、この図のようにpウェ
ル領域3に挟まれたn- 層2の表面上にゲート酸化膜6
およびゲート電極7が隣の少数キャリア注入制御構造へ
延びていてもよい。n+ 基板18の裏面に主端子T2に
接続されたカソード電極13を設ける。この素子では整
流素子の順方向バイアス時に、ゲート電極7にドレイン
電極8に対して負の電圧を印加し、図1の実施例と同様
にn- 層2に少数キャリアである正孔hを注入し、伝導
度変調を行い通常のpinダイオードとして動作させ
る。また、本素子が逆バイアスされる直前にゲート端子
Gに正の電圧を印加することにより、少数キャリアの注
入を停止し正孔hを減少させ逆回復時の逆回復電流を減
少させ、スイッチング損失を低減することができる。図
7は、この様子を示す主電流変化とゲート電圧の関係図
で20は整流素子に流れる電流、21はゲート−アノー
ド電極間電圧を示している。t=t0 迄はゲート電極に
は負の電圧が印加されており、素子はpinダイオード
として動作し、伝導度変調作用により低オン電圧が実現
できる。t=t0 においてゲート電極に正の電圧を印加
すると正孔hの注入が停止する。このため、n- 層2の
伝導度変調作用は減少する。t=t1 で本素子の電流を
外部回路などで決定されるdi/dtで減少させ、電流
が0となるt=t2 で再度ゲート電圧を負の電圧にす
る。t=t2 以後通常のpinダイオードでは破線の様
にn- 層2内の正孔hに起因する大きな逆回復電流が流
れるが、本発明の整流素子で、t0 〜t2 の時間内にn
- 層2内の正孔hを充分減少している場合は、実線で示
すような僅かな逆回復電流しか流れないため、スイッチ
ング損失を大幅に低減できるとともに、逆回復電流のd
i/dtによるスパイク電圧を抑えることが可能であ
り、周辺素子の破壊などの不具合を防止することができ
る。t=t 2 以後ゲート電圧を再度負の電圧にするの
は、逆バイアス時にpウェル領域3がフローティングと
なり、耐圧が低下するのを防止するためである。
MCTと同等の構造の例を示したが、他にも静電誘導サ
イリスタ(SIサイリスタ)などと同様の構造を持つ素
子に適用できることは言うまでもない。
のターンオフ動作に時間がかかる原因は、半導体層への
少数キャリアの注入が半導体装置にオフ信号を与えた後
にも止まらないことによる。本発明は、この点に着目し
て半導体装置に少数キャリア注入制御構造を設け、ゲー
ト電極への印加電圧により主電極の接触する第二導電型
アノード領域と接続分離可能としておき、オン時には第
二導電型アノード領域と接続された第二導電型ウェル領
域から少数キャリアを注入し、オフ時にはゲート電極へ
逆の印加電圧を与えて第二導電型ウェル領域を第二導電
型アノード領域から切り離して、少数キャリアの注入を
止めた状態でターンオフ動作を開始する様にした。この
結果、オン状態では高比抵抗半導体層内の伝導度変調作
用によりオン電圧を低減する利点を保持しながら、ター
ンオフ時に高比抵抗半導体層内に空乏層を広げるために
掃き出すべきキャリアを減少させて従来と比較しターン
オフ時間を十分低減し、スイッチング損失を低減するこ
とができる。
ワー半導体に適したたて型の構造にも適用でき、またバ
ツファ領域や埋め込み領域を設けるなどの空乏層のパン
チスルー対策を施すことにより、高耐圧半導体装置にも
対処できる。整流素子に適用して逆回復時の逆回復電流
も大幅に低減でき、しかもゲートへの電圧印加の極性と
タイミングを吟味して一層低減できることを示した。
T、整流素子の他にも静電誘導サイリスタなどの伝導度
変調作用を用いる半導体装置に広くかつ様々な態様で適
用できる。特に高耐圧かつ大電流容量の半導体装置に実
施すれば、スイッチング損失を低減して電力変換効率を
高め、ターンオフ時間を短縮して適用可能な周波数範囲
の拡大に貢献することができる。
半導体装置の断面図
半導体装置の断面図
を持つ半導体装置の断面図
持つ半導体装置の断面図
持つ半導体装置の断面図
半導体装置の断面図
電流変化を示す図
Claims (11)
- 【請求項1】第一導電型半導体層の表面層に、第二導電
型ウェル領域と、この領域内に形成される第一導電型ウ
ェル領域と、この第一導電型ウェル領域内に形成される
第二導電型アノード領域と、前記第二導電型ウェル領域
と前記第一導電型ウェル領域との両表面上に絶縁膜を介
して共通に形成される第一ゲート電極と、第一導電型ウ
ェル領域と第二導電型アノード領域とに共通に接触する
アノード電極とからなる少数キャリア注入制御構造を備
え、オン動作時に前記第一ゲート電極直下の前記第一導
電型ウェル領表面に反転層を形成し、オフ動作時に前記
ゲート電極直下の前記第二導電型ウェル領域表面に反転
層を形成するようにしたことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】少数キャリア注入制御構造とは異なる位置
の第一導電型半導体層の表面層に第二導電型ベース領域
とこのベース領域内に形成される第一導電型ソース領域
とこれら両領域の表面に共通に接触するソース電極と、
前記ベース領域の表面上に絶縁膜を介して形成される第
二ゲート電極とを備えることを特徴とする請求項1に記
載の半導体装置。 - 【請求項3】少数キャリア注入制御構造とは異なる位置
の第一導電型半導体層の表面層に、第二導電型ベース領
域と、このベース領域内に形成される第一導電型ベース
領域と、この第一導電型ベース領域内に形成される第二
導電型カソード領域と、前記第二導電型ベース領域と前
記第一導電型ベース領域との両表面上に絶縁膜を介して
共通に形成される第二ゲート電極と、第一導電型ベース
領域と第二導電型カソード領域とに共通に接触するカソ
ード電極を備えることを特徴とする請求項1に記載の半
導体装置。 - 【請求項4】第二導電型ウェル領域と第二導電型ベース
領域とが、第一導電型半導体層の同一表面上に形成され
ていることを特徴とする請求項2または3に記載の半導
体装置。 - 【請求項5】第二導電型ウェル領域と第二導電型ベース
領域とが、第一導電型半導体層の互いに対向する異なる
表面上に形成されていることを特徴とする請求項2また
は3に記載の半導体装置。 - 【請求項6】第一導電型半導体層の第二導電型ウェル領
域と第二導電型ベース領域とが形成された面と対向する
他の面に接して第二導電型半導体層を有することを特徴
とする請求項4に記載の半導体装置。 - 【請求項7】第二導電型アノード領域を内包する第二導
電型ウェル領域が、第一導電型半導体層より不純物濃度
の高い第一導電型バッファ領域内に設けられていること
を特徴とする請求項4ないし6のいずれかに記載の半導
体装置。 - 【請求項8】第二導電型アノード領域を内包する第二導
電型ウェル領域の直下の第一導電型半導体層と第二導電
型半導体層との界面に、第二導電型ウェル領域をその界
面に投影した形より大きい、第一導電型半導体層より不
純物濃度の高い第一導電型領域が形成されていることを
特徴とする請求項6に記載の半導体装置。 - 【請求項9】少数キャリア注入制御構造の第一ゲート電
極に、第二ゲート電極への電圧印加より先に電圧を印加
することを特徴とする請求項2ないし8のいずれかに記
載の半導体装置の制御方法。 - 【請求項10】第一導電型半導体層の第二導電型ウェル
領域が形成された面と対向する他の面に接して、第一導
電型半導体層より不純物濃度の高い第一導電型の第二半
導体層を有する整流素子であることを特徴とする請求項
1に記載の半導体装置 - 【請求項11】第一導電型半導体層と第二導電型ウェル
領域との間の接合が、定常的に順方向バイアスされてい
る間は第一ゲート電極に第一ゲート電極直下の第一導電
型ウェル領域の表面層に反転層が形成されるような電圧
を印加し、上記接合が逆バイアスされる直前に第一ゲー
ト電極に、上記反転層が消失し第一ゲート電極直下の第
二導電型ウェル領域の表面層に反転層が形成されるよう
な電圧を印加し、さらに上記接合が逆バイアスされた後
に再び第一ゲート電極に、第一ゲート電極直下の第二導
電型ウェル領域の表面層の反転層が消失し第一導電型ウ
ェル領域の表面層に反転層が形成されるような電圧を印
加することを特徴とする請求項10に記載の半導体装置
の制御方法。
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