JPH0869734A - 遮断器の機械的インタロック装置 - Google Patents

遮断器の機械的インタロック装置

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JPH0869734A
JPH0869734A JP22887594A JP22887594A JPH0869734A JP H0869734 A JPH0869734 A JP H0869734A JP 22887594 A JP22887594 A JP 22887594A JP 22887594 A JP22887594 A JP 22887594A JP H0869734 A JPH0869734 A JP H0869734A
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JP
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closing
circuit breaker
core side
iron core
link
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JP22887594A
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English (en)
Inventor
Shozo Tanaka
捷三 田中
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 2台以上の遮断器においていずれか1台しか
閉極させない機械的インタロック装置を提供する。 【構成】 投入制御コイル50を励磁して可動鉄心側の
リンク51を駆動することにより投入ラッチ9を介して
蓄勢された投入ばねSP1のエネルギーを放勢させる遮
断器KA,KB間にあって、各遮断器KA,KBの可動
鉄心側リンク51の動きを投入指令が発せられ開極する
まで維持するようにするとともに、各遮断器の投入制御
コイルの可動鉄心側リンク51の動きを機械的に連動さ
せたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電力受配電及び制御
設備に使用される2台以上の遮断器においていずれか1
台しか閉極させない機械的インタロックを備えた遮断器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
[従来例1]図25、図26は実開平2−44230号
公報に示された従来の機械的インタロック装置を示す図
であり、図25は第1の遮断器Kaと第2の遮断器Kb
とを上下2段積みに配電盤106に収納した状態を示す
側面図、図26は機械的インタロック機構の動作を説明
するための拡大図である。
【0003】図25において、第1の遮断器Kaには主
回路接点(図示せず)を開閉する開閉軸108aにクラ
ンクアーム110が装着され、また第2の遮断器Kbに
はその開閉軸108bにクランクアーム112が装着さ
れている。そして、このクランクアーム110、112
間には、その一方の端部に丸穴を備え他端部に長手方向
に沿った長穴114を備えた連結棒116がピン118
a,bによって機械的に連結されている。
【0004】次に、従来例1の動作を図26について説
明する。図26(a)は第1の遮断器Kaが投入状態にあ
り、クランクアーム110が実線に示す位置にあって連
結棒116が引上げられ、第2の遮断器Kbは遮断状態
にある。この状態では、連結棒116によりクランクア
ーム112の時計方向の回転が係止されているため、第
2の遮断器Kbを投入状態にすることはできない。ま
た、図26(b)に示すように、第1の遮断器Ka側のク
ランクアーム110を一点鎖線で示す投入状態から反時
計方向に回転させて遮断状態にすると、連結棒116が
押し下げられるが、連結棒116の長穴114のため
に、第2の遮断器Kbのクランクアーム112aは実線
で示す遮断状態をとることも、一点鎖線で示す投入状態
をとることもできる。そして、第2の遮断器Kbが投入
状態の場合は、連結棒116は引下げられた状態を維持
するので、第1の遮断器Kaが投入状態をとらない。
【0005】以上のように、2台の遮断器Ka,Kbの
うちいずれか一方が投入状態にある時は、他方の遮断器
の投入操作が阻止され、2台の遮断器の同時投入が機械
的に防止される。
【0006】[従来例2]次に、図27により電動ばね
操作タイプの遮断器KA、KB間の機械的インタロック
装置について説明する。図27の遮断器KA、KBにお
いて、40は真空スイッチ管であり、このスイッチ管内
部に固定電極41及び可動電極42が接離自在に設置さ
れている。44は可動電極42側に装着された絶縁ロッ
ドであり、固定電極41及び可動電極42間の接触圧力
を与える接圧ばね45を装着している。46は図示反時
計方向に回動することにより接圧ばね45を介して上記
両電極を開閉するレバーであり、その一端には操作機構
の主リンク4が連結されている。またこのレバー46に
は遮断器フレームとの間に引外しばねSP2が懸架さ
れ、当該レバー46を接点の開極方向に回動付勢してい
る。
【0007】50、60は投入制御コイル、引外し制御
コイルであり、それぞれ投入制御リンク51、引外し制
御リンク61を上下方向に駆動することにより、投入ラ
ッチ9、引外しラッチ8を回動させて遮断器の投入動
作、引外し動作を行なう。SP1は投入ばねでありモー
タMの駆動により蓄勢される。
【0008】INT01は一方の遮断器KAの接点の閉
極動作を他方の遮断器KBの引き外し動作に連動させる
機械的インタロック手段、INT02は遮断器KBの接
点の閉極動作を遮断器KAの引き外し動作に連動させる
機械的インタロック手段であり、これら機械的インタロ
ック手段はレリーズワイヤ等により構成されている。
【0009】次に、従来例2の遮断器間のインタロック
動作について説明する。遮断器KAの接点の閉極動作を
機械的インタロック手段INT01により遮断器KBの
引外し機構へ連動させることにより、遮断器KAの接点
が閉極した場合、遮断器KBの引外しラッチ8が動作
し、遮断器KBが閉極しないようにしている。一方、遮
断器KBの接点の閉極動作を機械的インタロック手段I
NT02により遮断器KAの引外し機構へ連動させてい
るので、遮断器KBの接点が閉極した場合、遮断器KA
の引外しラッチ8が動作し、遮断器KAが閉極しない。
即ち、2台の遮断器KA、KBが同時に閉極することは
ない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来例1で示した機械
的インタロック付遮断器は、操作機構と遮断器の可動接
触部への連結部にあたる開閉軸108a,b(操作力が
一番大きい箇所)で機械的インタロックを行なっている
ため、クランクアーム110,112及び連結棒116
の機械的強度を大きくする必要があった。また、従来例
1の機構は投入指令が出ている間のみインタロックを行
なえば良い電磁操作タイプの遮断器のみに適用できる。
すなわち、電動バネ操作タイプの遮断器のように同時に
投入指令が出てしまえば両方の遮断器の投入ラッチがは
ずれ、投入バネエネルギーは遮断器の閉極側に動作中の
ため、投入指令がなくなっても投入バネエネルギーを放
勢しない限り閉極動作を継続するので、一方の遮断器K
Aは“閉”、他方の遮断器KBは“開”であるが、遮断
器KAが“閉”から“開”となればただちに遮断器KB
が閉極してしまう問題点があった。そのため従来例2の
ような機構が考えられるが、2台の遮断器KA,KBに
共に投入指令が出た場合、機械的動作タイミングにより
互いの遮断器KA,KBを共に閉極してしまう可能性が
ある。
【0011】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、電動バネ操作タイプの遮断器
間の機械的インタロックを確実にとることができる装置
を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
投入制御コイルを励磁して可動鉄心側のリンクを駆動す
ることにより投入ラッチを介して蓄勢された投入ばねの
エネルギーを放勢させ遮断器の接点を閉極させる複数の
遮断器間の機械的インタロック装置であって、各遮断器
の投入制御コイルの可動鉄心側リンクの動きを投入指令
が発せられ遮断器が閉極してから開極するまで維持する
ようにするとともに、各遮断器の投入制御コイルの可動
鉄心側の動きを機械的に連動させて1台の遮断器が投入
状態の場合は他の遮断器の投入制御コイルの可動鉄心側
は投入方向に動作しないようにしたものである。
【0013】請求項2記載の発明は、各遮断器の投入制
御コイルを投入指令が発せられ遮断器が閉極してから開
極するまで励磁される常時励磁方式にすることにより、
可動鉄心側のリンクを投入位置に保持するようにすると
ともに、各遮断器の投入制御コイルの可動鉄心側の動き
を機械的に連動させて1台の遮断器が投入状態の場合は
他の遮断器の投入制御コイルの可動鉄心側は投入方向に
動作しないようにしたものである。
【0014】請求項3記載の発明は、各遮断器の投入制
御コイルの可動鉄心側リンクにその遮断器が閉極状態の
場合は投入位置を維持するような機械的自己保持機能を
もたせるとともに、各遮断器の投入制御コイルの可動鉄
心側リンク間の動きを機械的に連動させて1台の遮断器
の可動鉄心側リンクが投入状態位置にある場合は他の遮
断器の可動鉄心側リンクは投入方向に動作しないように
したものである。
【0015】請求項4記載の発明は、機械的インタロッ
ク機構としてレリーズワイヤ連結を用い、一の可動鉄心
側リンクが投入状態位置にある場合上記レリーズワイヤ
連結を通して他の可動鉄心側リンクを投入方向に動作さ
せないようにした。
【0016】請求項5記載の発明は、機械的インタロッ
ク機構としてリンク連結を用い、一の可動鉄心側リンク
が投入状態位置にある場合上記リンク連結を通して他の
可動鉄心側リンクを投入方向に動作させないようにし
た。
【0017】請求項6記載の発明は、各遮断器をそれぞ
れ各1台の引出形ユニットに搭載し、各遮断器間の機械
的インタロック機構を固定枠を介して設置したものであ
る。
【0018】請求項7記載の発明は、複数の遮断器を1
台の引出形ユニットに搭載し、各遮断器間の機械的イン
タロック機構をユニット内部に設置したものである。
【0019】
【作用】
【0020】請求項1〜7記載の発明によれば、各遮断
器の投入制御コイルの可動鉄心側リンクの動きを投入指
令が発せられ遮断器が閉極してから開極するまで維持
し、各遮断器の投入制御コイルの可動鉄心側の動きを機
械的に連動させて1台の遮断器が投入状態の場合は他の
遮断器の投入制御コイルの可動鉄心側は投入方向に動作
しないようにしたので、万一同時に複数の遮断器に投入
指令が発せられても一の遮断器のみ投入動作を行ない、
他の遮断器は投入しない。もちろん、一の遮断器が投入
中の場合は他の遮断器に投入指令に発せられても投入す
ることはない。
【0021】特に、請求項2記載の発明は、各遮断器の
投入制御コイルを投入指令が発せられ遮断器が閉極して
から開極するまで励磁される常時励磁方式にすることに
より、可動鉄心側のリンクを投入位置に保持するように
した。
【0022】請求項3記載の発明は、各遮断器の投入制
御コイルの可動鉄心側リンクに機械的自己保持機能をも
たせることにより、遮断器が閉極状態の場合投入位置を
維持するようにした。
【0023】請求項4記載の発明は、一の可動鉄心側リ
ンクが投入状態位置にある場合、レリーズワイヤ連結を
通して他の可動鉄心側リンクを投入方向に動作させない
ようにした。
【0024】請求項5記載の発明は、一の可動鉄心側リ
ンクが投入状態位置にある場合、リンク連結を通して他
の可動鉄心側リンクを投入方向に動作させないようにし
た。
【0025】請求項6記載の発明は、各遮断器をそれぞ
れ各1台の引出形ユニットに搭載したものに適用できる
ようにした。
【0026】請求項7記載の発明は、複数の遮断器を1
台の引出形ユニットに搭載したものに適用できるように
した。
【0027】
【実施例】
実施例1. [本発明の前提となる遮断器の説明]まず、この発明が
適用される遮断器の具体的構成例を図3〜図8により説
明する。図3は遮断器の具体的構成を示す断面図、図4
〜図7はその動作説明図、図8はその基本回路図であ
る。
【0028】図3において、40は真空スイッチ管であ
り、このスイッチ管内部には固定電極41及び可動電極
42が接離自在に設置され、固定電極41は上部電極4
1aに、可動電極42は可撓導体43を介して下部電極
42bにそれぞれ接続されている。44は可動電極42
側に装着された絶縁ロッドであり、固定電極41及び可
動電極42間の接触圧力を与える接圧ばね45を装着し
ている。46はクロスバー5に軸着され図示反時計方向
に回動することにより接圧ばね45を介して上記両電極
を開閉するレバーであり、その一端には操作機構の主リ
ンク4が連結されている。またこのレバー46には遮断
器フレームとの間に引外しばねSP2が懸架され、当該
レバー46及びクロスバー5を図示時計方向(接点開極
方向)に回動付勢している。なお、47は可動電極42
の開極位置を決めるストッパーボルト、48はレバー4
6の一端に設置されたダンパーである。
【0029】50、60は投入制御コイル及び引外し制
御コイルであり、投入制御コイル50は、投入指令を受
けて投入制御リンク51を図示上方向に電磁駆動するこ
とにより、投入ラッチ9と係合して反時計方向に回転さ
せ、遮断器の投入を行なう。一方、引外し制御コイル6
0は、引外し指令を受けて引外し制御リンク61を図示
上方向に電磁駆動することにより、引外しラッチ8と係
合して時計方向に回転させ、遮断器の引外しを行なう。
なお、27、28は操作機構の手動用投入ボタン、引外
しボタン、Mは投入ばね蓄勢用の駆動モータである。
【0030】次に、上記遮断器の操作機構の動作につい
て説明する。図4〜図7は操作機構の拡大機構図であ
り、図4はばね蓄勢開始状態、図5は開放状態、図6は
ばね蓄勢状態、図7は投入状態を示す。なお、本遮断器
の操作機構はばね操作方式であり、電気操作又は手動操
作により開閉できる構造となっている。
【0031】(A)蓄勢動作 まず、図5に示す接点開放状態において、図4に示すよ
うにモータMの軸33が時計方向に回転すると、モータ
軸33に取付けられた偏心カム32が矢印C方向に回動
され、この動きがリンク31とチャージレバー23を介
してパウル(つめ)24の上下運動に変換される。そして
ラチェット25を矢印Bの方向に回転させクランクシャ
フト1を回転させて、クランクアーム2を回動し、投入
ばねSP1を蓄勢する。上記蓄勢動作が終ると、図6に
示すように、クランクシャフト1と共に回動するカム1
0上に設けられたカムローラ11は、投入ラッチ9と係
合して投入ばねSP1の蓄勢状態を保持する。なお、手
動操作においては、図4にて手動蓄勢ハンドルをハンド
ルレバー21に挿入して、矢印A方向に繰り返し回動さ
せると、ラチェット25はチャージリンク22とチャー
ジレバー23を介してパウル24によって反時計方向に
回動され投入ばねSP1を蓄勢する。
【0032】(投入動作)次に、図6のばね蓄勢状態に
おいて、投入制御コイル50にて投入制御リンク51を
図示矢印上方向に電磁駆動することにより、投入ラッチ
9と係合させ、投入ラッチ9を矢印D方向へ回転させ
る。その結果、投入ラッチ9とカムローラ11の係合が
はずれ、カム10は投入ばねSP1の放勢によって反時
計方向に回転する。この時、主ローラ3がトリップレバ
ー7とバナナリンク6とを結合するピン29を中心に駆
動され、主リンク4を駆動し、クロスバー5を回転さ
せ、遮断器を投入する。なお、投入ラッチ9とカムロー
ラ11との係合を外すのは手動投入ボタン27を押すこ
とによっても実行できる。
【0033】(引外し動作)図7に示す投入状態におい
て、引外しラッチ8を引外し制御コイル60(引外し制
御リンク61の駆動)又は引外しボタン28により矢印
E方向に回転させると、引外しラッチ8とトリップロー
ラ30の係合がはずれ、引外しばねSP2によってクロ
スバー5が時計方向に回転し、遮断器の引外し動作が行
なわれる。
【0034】(引外し自由動作)なお、上記遮断器の操
作機構は引外し優先構造となっており、投入過程のいか
なる状態にあっても引外し指令が入ると引外し動作を行
なうようになっている。すなわち、投入動作中に引外し
制御コイル60等によって引外しラッチ8が矢印E方向
に回転されると直ちにトリップローラ30と引外しラッ
チ8の係合がはずれ引外し動作が行なわれる。
【0035】次に、上記遮断器の電気的制御操作につい
て説明する。図8は上記遮断器の基本回路図であり、こ
の図は遮断器が“切”状態で投入ばねが“放勢”された
状態を示す。図において、CS1,CS2はそれぞれ投
入指令スイッチ及び引外し指令スイッチ、Mは投入ばね
蓄勢用モータ、LS0は固定枠と遮断器の位置検出用マ
イクロスイッチで、試験位置及び断路位置でのみ投入指
令を受付可能としている。LS1はモータ起動用マイク
ロスイッチで、ばね蓄勢完了で開となる。LS2は投入
ばね蓄勢検出用のマイクロスイッチで、ばね蓄勢完了で
閉となる。52a,bは遮断器補助スイッチで、52a
は遮断器の主接点がONの時ONとなり、52bは遮断
器の主接点がONの時OFFとなる。88Mはモータ用
の補助リレー、Zはポンピング防止用の補助リレー、5
0は投入コイル、60は引外しコイルである。
【0036】(電気的投入動作) (1)先ず、電源に接続することによりマイクロスイッチ
LS1を介して補助リレー88Mが励磁され、この補助
リレーの接点88Mが“入”となり、投入ばね蓄勢モー
タMが起動して投入ばねの蓄勢を開始する。投入ばねが
完全に蓄勢されるとマイクロスイッチLS1及び補助リ
レー88Mの接点が“切”となりモータMは停止する。
同時にスイッチLS2が“入”となり投入制御回路が形
成される。 (2)この状態で投入指令スイッチCS1を“入”とする
ことにより電圧投入コイル50が励磁されて投入制御リ
ンク51を駆動し機構部の投入ラッチ9が解除され、蓄
勢された投入ばねSP1のエネルギーで遮断器は投入さ
れる。 (3)遮断器が投入されると、補助スイッチ52bは
“切”となり電圧投入コイル50の励磁を断つとともに
補助スイッチ52aは“入”となり電圧引外しコイル6
0の引外し回路を形成するとともに補助リレーZを励磁
する。
【0037】(電気的引外し操作) (1)引外し指令スイッチCS2を“入”とすることによ
り、電圧引外しコイル60が励磁されて、引外し制御リ
ンク61が駆動され引外しラッチ8の係合が解除されて
遮断器は“切”の状態となる。 (2)それと同時に、補助スイッチ52bが復帰し“入”
となることによりモータMは起動して、投入ばねSP1
の蓄勢を行ない次の投入指令に備える。
【0038】(電気的引外し自由操作)遮断器が“開
放”状態で投入ばねSP1が蓄勢状態(投入準備状態)
において、投入指令CS1と引外し指令CS2を同時に
与えた場合。 (1)電気的投入動作の(2)(3)の順序で動作を行なう。そ
の後引外し指令CS2が継続されているため、電気的引
外し操作の(1)(2)と動作を行なう。 (2)そして、再び電気的投入操作の(1)に戻るが、ポンピ
ング防止用リレーZが連続励磁されているため、接点Z
bにより投入制御回路は形成されず遮断器は引外し状態
を保持する。 (3)なお投入操作を行なうには、一旦投入指令スイッチ
CS1を解除させてポンピング防止用リレーZを復帰さ
せることにより行なう。
【0039】[実施例1の構成]次に、本実施例1の構
成を図1〜図2について説明する。図1はこの発明の実
施例1による機械的インタロック機構を備えた電動ばね
操作タイプの遮断器を示す全体概念図、図2は上記機械
的インタロック機構を示す部分拡大図である。なお図
中、遮断器KA、KBは図3の遮断器等をイメージ化し
たものである。
【0040】図1,2において、図27と同一符号部分
は同様の構成であり説明を省略する。50は投入指令に
より励磁され可動鉄心53を吸引する投入制御コイル、
51aは投入制御リンク51に設けられた突起部、70
は軸70aを中心に回転する回転アームで、一端が投入
動作の際にリンクの突起部51aと係合するようになっ
ている。71は回転アーム70の他端と係合して上下方
向に移動するロッドで、遮断器フレームに装着されたロ
ッド71aと固定枠に装着されたロッド71bから構成
される。72は上記ロッド71の端部に係合して軸72
aを中心に回転するL形アーム、73は外管73a内に
ワイヤ73bを進退自在に設置したレリーズワイヤで、
ワイヤ73bはその両端がそれぞれアーム72の端部に
係止されている。なお、ワイヤ73bは適度なテンショ
ンをもってアーム72間に懸架されている。
【0041】また電動ばね操作タイプの遮断器は、図8
に示したように、投入指令と引外し指令が同時に連続し
て発せられても遮断器の“開”と“閉”を繰り返さない
ように、開路動作完了後になお閉路指令が与えられても
一度この閉路指令を解いて再び閉路指令を与えない限り
閉路しないようにするポンピング防止回路を備えてい
る。このため、投入制御コイル50は投入指令を受けて
後遮断器が投入されるとその励磁が断たれる瞬時励磁方
式となっている。本実施例1では、図9に示すように投
入指令スイッチCS1と並列に遮断器補助接点52aを
設置し、投入指令が入り投入制御コイル50が付勢され
遮断器が閉路後遮断器が開路するまで、投入制御コイル
50に電圧が加わるように構成し、投入制御コイルを常
時励磁方式にした。
【0042】[実施例1の動作]次に実施例1の動作に
ついて説明する。図2において、遮断器KAに投入指令
が発せられると、遮断器KAの投入制御コイル50が励
磁され可動鉄心53を吸引し、突起部51aが回転アー
ム70の一端に当接して回転アーム70を図示反時計方
向に回転させる。そして、回転アーム70はロッド71
の上端を図示下方向に押圧し、ロッド71の下端が固定
枠80AのL形アーム72に当接し、当該アーム72を
反時計方向に回転させる。それにより、レリーズワイヤ
73のワイヤ73bが図示右方向に引っ張られ、固定枠
80BのL形アーム72を反時計方向に回転させる。そ
して、遮断器KBのロッド71を上方向に駆動し、回転
アーム70を時計方向に回動させ、遮断器KBの投入制
御アーム51の突起部51aと係合して、遮断器KBの
投入動作を機械的にインタロックする。
【0043】図10は遮断器KA,KB間の上記機械的
インタロック動作と投入ラッチとの関係を概念的に示し
たもので、Pは可動鉄心51がリセット位置(遮断器の
開状態)にある時の投入ラッチの位置、Qは遮断器が投
入動作するための投入ラッチの位置、Rは可動鉄心51
の吸引最終位置(遮断器の閉状態)にある場合の投入ラ
ッチの位置を示している。即ち、図10の実線状態で示
されるように、遮断器KAの投入制御コイル50が励磁
され可動鉄心53が吸引されると、遮断器KAの投入ラ
ッチは最終的にR位置に回動され遮断器KAの接点が閉
じる。一方、遮断器KBの可動鉄心53は機械的インタ
ロック(図ではレバー式)によりリセット状態を保持さ
れて投入ラッチはPの位置を保ち、遮断器KBは投入さ
れない。
【0044】また、図9で説明したように、遮断器KA
に投入指令が入った後遮断器KAが開路するまでは、投
入制御コイル50は励磁されている(常時励磁方式)の
で、遮断器KAが開路するまでは、遮断器KAの投入制
御リンク51は上方向に駆動保持され、その間遮断器K
Bの投入阻止(機械的インタロック)を維持することが
できる。以上のように、遮断器KAに投入指令が発せら
れ閉路状態になると、遮断器KBに投入指令が発せられ
ても遮断器KBは投入しない。一方、遮断器KBが投入
状態の場合は、上記と同様に遮断器KAに投入指令が発
せられても遮断器KAは投入することはない。
【0045】実施例2.上記実施例1では、遮断器K
A、KB間の機械的インタロックをレリーズワイヤ73
の連結により行なったが、図11及び図12に示すよう
にリンク機構の連結により行なってもよい。図11,1
2において、74は固定枠80A,Bにそれぞれ設置さ
れ各ロッド71bの下端部に係合して軸74aを中心に
回転するL形アーム、75は固定枠80A,BのL形ア
ーム74間に懸架されたリンク機構を構成するロッドで
あり、その他の構成は図1,2と同様である。本実施例
では、図12に示すように、遮断器KAに投入指令が発
せられると、実施例1と同様にして遮断器KAのロッド
71が図示下方向に押し出され、ロッド71の下端が固
定枠80AのL形アーム74に当接し、当該アーム74
を時計方向に回転させる。それにより、リンク機構のロ
ッド75が図示左方向に押し出され、固定枠80BのL
形アーム74を時計方向に回転させる。そして、遮断器
KBのロッド71を上方向に駆動し、回転アーム70を
時計方向に回動させ、遮断器KBの投入制御アーム51
の突起部51aと係合して、遮断器KBの投入動作を機
械的にインタロックする。なお、遮断器KA,KB共
に、実施例1と同様、投入指令が入った後遮断器が開路
するまでは投入制御コイルの励磁が維持される常時励磁
方式を採用している。以上のように、遮断器KA,KB
の一方に投入指令が発せられ閉路状態になると、他方の
遮断器に投入指令が発せられても投入することはない。
【0046】実施例3.上記実施例では、投入制御コイ
ル50を常時励磁方式にすることにより、投入指令が入
った後遮断器が開路するまで投入制御リンク51を投入
位置で保持していたが、図13〜図15に示すように遮
断器に機械的自己保持連結機能をもたせることにより保
持しても良い。図13は実施例3による機械的自己保持
連結を採用した遮断器の機械的インタロック機構を示す
全体概念図、図14は機械的自己保持連結を搭載した遮
断器の断面図、図15は機械的自己保持連結を示す拡大
断面図である。図において、90は機械的自己保持連結
を示し、軸91aを中心に回動し一端が投入制御リンク
の突起部51bに係合するレバー91と、一端がレバー
91にピン92を介して連結され他端が開閉レバー46
にピン94を介して連結されたロッド93を備えてい
る。なお、その他の構成は図1〜図3と同様である。本
実施例によれば、遮断器が接点開状態の時は開閉レバー
46,ロッド93,レバー91ともに図15の実線位置
にあるが、遮断器が投入されて接点閉状態になると開閉
レバー46が図示反時計方向に回動し、ロッド93を介
してレバー91が一点鎖線位置にくる。それによりレバ
ー91の先端が投入制御リンク51の突起部51bと係
合して投入制御リンク51を投入状態位置に保持する。
なお、本実施例によれば、投入制御コイル50を常時励
磁方式にすることなく、図8の基本回路を有する瞬時励
磁方式の遮断器を使用することができる。
【0047】実施例4.上記実施例3では、遮断器K
A、KB間の機械的インタロックをレリーズワイヤ73
の連結により行なったが、図16に示すようにリンク機
構75の連結により行なってもよい。その他の構成及び
作用は実施例3と同様である。
【0048】実施例5.本実施例は、図17に示すよう
に2台の遮断器KA,KBを1台の引出ユニットに収納
したもので、遮断器KA,KB間に機械的インタロック
機構200を設けたことを特徴とする。なお、遮断器K
A,KBの投入制御コイル50は共に実施例1で説明し
た常時励磁方式を採用している。機械的インタロック機
構200の例として、図18に示すレリーズワイヤ機構
がある。ここでは、遮断器KAに投入指令が発せられる
と、遮断器KAの投入制御リンク51が図示上方向に吸
引され、回転アーム201が軸201aを中心として時
計方向に回転する。そして、遮断器KA,KBの回転ア
ーム201,202間にピン207,208を介して連結
されているレリーズワイヤ206が図示上方向に引っ張
られ、回転アーム202を反時計方向に回転させる。そ
の結果、回転アーム202が遮断器KBの投入制御アー
ムの突起部51aと係合して、遮断器KBの投入動作を
機械的にインタロックする。なお、205はレリーズワ
イヤ206を通す外管である。また、機械的インタロッ
ク機構200の他の例として、図19に示すリンク機構
がある。ここでは、遮断器KAに投入指令が発せられる
と、遮断器KAの投入制御リンク51が図示上方向に吸
引され、回転アーム210が軸210aを中心として時
計方向に回転する。そして、遮断器KA,KBの回転ア
ーム210,220間にピン210b,220bを介して
連結されているリンクロッド215が図示下方向に押し
出され、回転アーム220を反時計方向に回転させる。
その結果、回転アーム220が遮断器KBの投入制御ア
ームの突起部51aと係合して、遮断器KBの投入動作
を機械的にインタロックする。
【0049】実施例6.本実施例は、図20に示すよう
に2台の遮断器KA,KBを1台の引出ユニットに収納
したもので、遮断器KA,KB間に機械的インタロック
機構200を設けるとともに、遮断器KA,KB自身に
機械的自己保持連結90をもたせ、投入制御コイル50
を瞬時励磁方式にした。機械的インタロック機構200
の構成及び作用は実施例5に説明したものと同様であ
り、機械的自己保持連結90及び瞬時励磁方式投入制御
コイル50は実施例3で説明したものと同様である。
【0050】その他の実施例.実施例1〜4では引出形
遮断器の固定枠80A,80Bを通して機械的インタロ
ック機構を設置したが、図21〜図24に示すように固
定形の遮断器間に直接機械的インタロック機構を設置し
ても良い。図21及び図22の各遮断器の投入制御コイ
ル50は投入指令から接点開まで駆動される常時励磁方
式を採用している。そして、図21の遮断器KA,KB
間の機械的インタロック機構200はレリーズワイヤ連
結式であり、図22の機械的インタロック機構200は
リンク連結式である。図23及び図24の各遮断器の投
入制御コイル50は瞬時励磁方式であり、各遮断器K
A,KBは機械的自己保持連結90を備えている。な
お、図23の遮断器KA,KB間の機械的インタロック
機構200はレリーズワイヤ連結式であり、図24の機
械的インタロック機構200はリンク連結式である。
【0051】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、各遮
断器の投入制御コイルの可動鉄心側リンクの動きを投入
指令が発せられ遮断器が閉極してから開極するまで維持
し、各遮断器の投入制御コイルの可動鉄心側の動きを機
械的に連動させて1台の遮断器が投入状態の場合は他の
遮断器の投入制御コイルの可動鉄心側は投入方向に動作
しないようにしたので、万一同時に複数の遮断器に投入
指令が発せられても一の遮断器のみ投入動作を行ない、
他の遮断器は投入しない。もちろん、一の遮断器が投入
中の場合は他の遮断器に投入指令に発せられても投入す
ることはない。
【0052】特に、請求項2記載の発明は、各遮断器の
投入制御コイルを投入指令が発せられ遮断器が閉極して
から開極するまで励磁される常時励磁方式にすることに
より、可動鉄心側のリンクを投入位置に保持できるよう
にした。
【0053】請求項3記載の発明は、各遮断器の投入制
御コイルの可動鉄心側リンクに機械的自己保持機能をも
たせることにより、遮断器が閉極状態の場合投入位置を
維持できるようにした。
【0054】請求項4記載の発明は、一の可動鉄心側リ
ンクが投入状態位置にある場合、レリーズワイヤ連結を
通して他の可動鉄心側リンクを投入方向に動作させない
ようにした。
【0055】請求項5記載の発明は、一の可動鉄心側リ
ンクが投入状態位置にある場合、リンク連結を通して他
の可動鉄心側リンクを投入方向に動作させないようにし
た。
【0056】請求項6記載の発明は、各遮断器をそれぞ
れ各1台の引出形ユニットに搭載したものに適用できる
ようにした。
【0057】請求項7記載の発明は、複数の遮断器を1
台の引出形ユニットに搭載したものに適用できるように
した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による電動ばね操作タイ
プの遮断器間の機械的インタロック装置を示す概念図で
ある。
【図2】 実施例1の機械的インタロック機構を示す部
分拡大図である。
【図3】 遮断器の具体的構成を示す断面図である。
【図4】 図3の遮断器操作機構の動作説明図である。
【図5】 図3の遮断器操作機構の動作説明図である。
【図6】 図3の遮断器操作機構の動作説明図である。
【図7】 図3の遮断器操作機構の動作説明図である。
【図8】 図3の遮断器操作機構の基本回路図である。
【図9】 実施例1の遮断器操作機構の基本回路図であ
る。
【図10】 実施例1の機械的インタロック動作と投入
ラッチとの関係を概念的に示した図である。
【図11】 実施例2による遮断器間の機械的インタロ
ック装置を示す概念図である。
【図12】 実施例2の機械的インタロック機構を示す
部分拡大図である。
【図13】 実施例3による遮断器間の機械的インタロ
ック装置を示す概念図である。
【図14】 実施例3の機械的自己保持連結を有する遮
断器を示す断面図である。
【図15】 実施例3の機械的自己保持連結を示す拡大
断面図である。
【図16】 実施例4による遮断器間の機械的インタロ
ック装置を示す概念図である。
【図17】 実施例5による遮断器間の機械的インタロ
ック装置を示す概念図である。
【図18】 実施例5の機械的インタロック装置を示す
拡大図である。
【図19】 実施例5の機械的インタロック装置を示す
拡大図である。
【図20】 実施例6による遮断器間の機械的インタロ
ック装置を示す概念図である。
【図21】 その他の実施例による固定形の遮断器間の
機械的インタロック装置を示した概念図である。
【図22】 その他の実施例による固定形の遮断器間の
機械的インタロック装置を示した概念図である。
【図23】 その他の実施例による固定形の遮断器間の
機械的インタロック装置を示した概念図である。
【図24】 その他の実施例による固定形の遮断器間の
機械的インタロック装置を示した概念図である。
【図25】 従来例1による機械的インタロック機構を
遮断器間に備えた配電盤を示す側面図である。
【図26】 従来例1の機械的インタロック機構の動作
を説明するための拡大図である。
【図27】 従来例2による電動ばね操作タイプの遮断
器間の機械的インタロック装置を示す概念図である。
【符号の説明】
KA,KB 遮断器、SP1 投入ばね、SP2 引外
しばね、M モータ、4 主リンク、8 引外しラッ
チ、9 投入ラッチ、40 真空スイッチ管、41 固
定電極、42 可動電極、46 開閉レバー、50 投
入制御コイル、60 引外し制御コイル、51 投入制
御リンク、61 引外し制御リンク、53可動鉄心、5
1a 突起部、70 回転アーム、71 ロッド、72
L形アーム、73 レリーズワイヤ、74 L形アー
ム、75 リンクロッド、80A、B 固定枠、90
機械的自己保持連結、91 レバー、93 ロッド、2
00 機械的インタロック機構。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入制御コイルを励磁して可動鉄心側の
    リンクを駆動することにより投入ラッチを介して蓄勢さ
    れた投入ばねのエネルギーを放勢させ遮断器の接点を閉
    極させる複数の遮断器間の機械的インタロック装置であ
    って、上記各遮断器の投入制御コイルの可動鉄心側リン
    クの動きを投入指令が発せられ遮断器が閉極してから開
    極するまで維持するようにするとともに、上記各遮断器
    の投入制御コイルの可動鉄心側の動きを機械的に連動さ
    せて1台の遮断器が投入状態の場合は他の遮断器の投入
    制御コイルの可動鉄心側は投入方向に動作しないように
    したことを特徴とする遮断器の機械的インタロック装
    置。
  2. 【請求項2】 投入制御コイルを励磁して可動鉄心側の
    リンクを駆動することにより投入ラッチを介して蓄勢さ
    れた投入ばねのエネルギーを放勢させ遮断器の接点を閉
    極させる複数の遮断器間の機械的インタロック装置であ
    って、上記各遮断器の投入制御コイルを投入指令が発せ
    られ遮断器が閉極してから開極するまで励磁することに
    より可動鉄心側のリンクを投入位置に保持するようにす
    るとともに、上記各遮断器の投入制御コイルの可動鉄心
    側リンク間の動きを機械的に連動させて1台の遮断器の
    可動鉄心側リンクが投入状態位置にある場合は他の遮断
    器の投入制御コイルの可動鉄心側リンクは投入方向に動
    作しないようにしたことを特徴とする遮断器の機械的イ
    ンタロック装置。
  3. 【請求項3】 投入制御コイルを励磁して可動鉄心側の
    リンクを駆動することにより投入ラッチを介して蓄勢さ
    れた投入ばねのエネルギーを放勢させ遮断器の接点を閉
    極させる複数の遮断器間の機械的インタロック装置であ
    って、上記各遮断器の投入制御コイルの可動鉄心側リン
    クに、その遮断器が閉極状態の場合は投入位置を維持す
    るような機械的自己保持機能をもたせ、上記各遮断器の
    投入制御コイルの可動鉄心側リンク間の動きを機械的に
    連動させて1台の遮断器の可動鉄心側リンクが投入状態
    位置にある場合は他の遮断器の可動鉄心側リンクは投入
    方向に動作しないようにしたことを特徴とする遮断器の
    機械的インタロック装置。
  4. 【請求項4】 上記各遮断器の投入制御コイルの可動鉄
    心側リンク間の動きを機械的に連動させる機械的インタ
    ロック機構として、レリーズワイヤ連結を用い、一の可
    動鉄心側リンクが投入状態位置にある場合上記レリーズ
    ワイヤ連結を通して他の可動鉄心側リンクは投入方向に
    動作しないようにしたことを特徴とする請求項1から請
    求項3のいずれか1項に記載の遮断器の機械的インタロ
    ック装置。
  5. 【請求項5】 上記各遮断器の投入制御コイルの可動鉄
    心側リンク間の動きを機械的に連動させる機械的インタ
    ロック機構として、リンク連結を用い、一の可動鉄心側
    リンクが投入状態位置にある場合上記リンク連結を通し
    て他の可動鉄心側リンクは投入方向に動作しないように
    したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか
    1項に記載の遮断器の機械的インタロック装置。
  6. 【請求項6】 上記各遮断器をそれぞれ各1台の引出形
    ユニットに搭載し、各遮断器間の機械的インタロック機
    構を固定枠を介して設置したことを特徴とする請求項1
    から請求項5のいずれか1項に記載の遮断器の機械的イ
    ンタロック装置。
  7. 【請求項7】 上記複数の遮断器を1台の引出形ユニッ
    トに搭載し、各遮断器間の機械的インタロック機構をユ
    ニット内部に設置したことを特徴とする請求項1から請
    求項5のいずれか1項に記載の遮断器の機械的インタロ
    ック装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000209719A (ja) * 1998-04-17 2000-07-28 Schneider Electric Ind Sa プラグイン開閉装置
JP2013140799A (ja) * 2011-12-30 2013-07-18 Ls Industrial Systems Co Ltd 機械的トリップ機構を備えた回路遮断器

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