JP2866427B2 - 遮断器用電動ばね操作装置 - Google Patents

遮断器用電動ばね操作装置

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JP2866427B2
JP2866427B2 JP3827990A JP3827990A JP2866427B2 JP 2866427 B2 JP2866427 B2 JP 2866427B2 JP 3827990 A JP3827990 A JP 3827990A JP 3827990 A JP3827990 A JP 3827990A JP 2866427 B2 JP2866427 B2 JP 2866427B2
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亘 村山
茂紀 西住
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、電力用遮断器の接点を開閉する遮断器用電
動ばね操作装置に関する。
(従来の技術) 従来、電力用遮断器の電動ばね操作機構において、そ
の接点を開閉する操作ばねとしては例えば圧縮コイルば
ねを用い、その操作ばねの蓄勢装置としては、その操作
ばねの一端を固定し、その他端をレバーに取付けると共
に、そのレバーに電動機により減速機・ワンウエイ・ク
ラッチを介して一方向へ回転力を伝達し、偏心カム等を
約2分の1回転することにより、前記レバーを回転させ
て圧縮コイルばねを圧縮蓄勢する。この蓄勢状態を保持
するために、偏心カムの回転を規制するためのプロップ
及び更にこのプロップの動作を規制するキャッチ機構を
設けている。
ところが、上記のような電動ばね操作機構において
は、回転駆動装置とばね軸とが減速装置を介して連結さ
れているので、上記偏心カムが、デッドポイントをわず
かに超えた際、停止命令が出るにもかかわらず、その慣
性により急速に停止することができないため、偏心カム
に与えるプロップによる回転規制がなされた後も、回転
力が伝達されることになる。
したがって、プロップには操作用のばねの放勢力でけ
でなく、回転駆動装置の回転力が負荷されることとな
り、プロップを機械的強度大なるものとしなければなら
なく、又キャッチを引外す電磁石も強力な物を必要とす
る等の問題がある。このため、電動機停止後、制動回路
を構成して電動機の回転を急速に止めめことが一般に行
われているが、最近の遮断器の小形化という社会の要請
により、電動機も小形で強力な直巻モータが使用される
ことが多くなっている。このような場合には、従来の制
動回路では、十分な制動が行われず、上記のような問題
が発生する。
一方、従来の電動ばね操作機構の電動機制御回路を第
3図について説明する。ばね操作電動機には直巻電動機
が使用せられ、その直巻電動機電機子Mと電動機界磁FC
とを直列にして電源P,Nに接続している。この電源回路
P,Nは電磁接触器M1の常開接点M1a1で制御され、また電
機子Mと界磁FCとに電磁接触器M1の常閉接点M1b1を通し
て抵抗R1を並列に接続している。電磁接触器M1は操作ば
ねの放勢、蓄勢状態を判断するリミットスイッチLSを介
して電源P,Nに接続され、本実施例においては操作ばね
が放勢状態で閉、蓄勢完了で開するよう動作する。
第3図において、操作ばねが放勢状態で電源P,Nに接
続すると、リミットスイッチLSが閉であることから、電
磁接触器M1が動作してその常開接点M1a1が閉、常閉接点
M1b1が開となり、電源P−常開接点M1a1−電動機電機子
M−電動機界磁FC−常開接点M1a1の回路が構成され、電
動機Mは回転を開始して操作ばねが蓄勢される。
操作ばねの蓄勢によってリミットスイッチLSが開とな
って電磁接触器M1が消磁して常開接点M1a1が開となっ
て、電動機M1a1は電源から切り離される。これと同時に
常閉接点M1a1−電動機Mの閉回路が構成される。この回
路構成によって電動機Mは発電機として作用することに
なる。すなわち、電動機Hの回転慣性力により電機子M
は界磁磁界中を回転することにより、回転エネルギーを
電気エネルギーに変換し、こゝで発生した電力は抵抗R1
で消費される。このようにして電動機Mの慣性による回
転力を急速に電力に変換することにより、制動力を得て
プロップ,キャッチ機構への慣性力の負荷を少なくする
ようになっている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながらこのように電動機制御回路では、電動機
Mの回転力が減少してくると、発生電力が減少してきて
界磁磁界が弱まる。この結果制動力が急速に減少すると
いう不具合が生じる。
本発明の目的は、電動機に十分な制動を与えて操作ば
ねを蓄勢状態に保持するためのプロップキャッチ機構
に、操作ばねの放勢力のみ負荷されるようにし、回転駆
動装置の慣性による回転力が極力負荷されないようにし
た遮断器用電動ばね操作装置を提供するものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明の遮断器用電動ばね操作装置は、直巻直流電動
機の出力を偏心カムに伝達してその約2分の1の回転で
操作用ばねを蓄勢し残りの約2分の1の回転で操作用ば
ねを放勢し、その操作用ばねの蓄勢状態時にプロップお
よびキャッチによって偏心カムの動きを規制する遮断器
の電動ばね操作機構において、前記直巻直流電動機の制
御回路に前記操作用ばねの放勢状態の時に接点が閉とな
る第1の電磁接触器と操作用ばねの蓄勢完了から短時間
の間だけ接点が閉となる第2の電磁接触器を設け、前記
操作用ばねの蓄勢完了時に第1の電磁触器で電動機回路
を開とすると同時に第2の電磁接触器により電動機の界
磁側のみに電源電流を流す回路を短時間だけ作るように
構成したことを特徴とするものである。
(作用) 本発明においては、操作用ばねの蓄勢完了後にも、電
動機界磁には短時間だけ電流が流れる。したがって電動
機電機子は停止するまで界磁磁界が常に存在する場で回
転することによりその停止は確実になる。そしてその発
生した電力は抵抗によって消費される。
(実施例) 以下本発明を第1図および第2図を参照して説明す
る。本発明が適用される遮断器用電動ばね操作機構は、
第2図に示すように電動機Mの回転力は、平歯車2を介
してウォーム歯車3により減速され、小スプロケット4
からチェーン5を経て大スプロット6へ減速されながら
伝達される。こゝで大スプロケット6と偏心カム7は、
同軸1に固着されており、この偏心カム7の動作によっ
てレバー8が回転して投入用操作ばね9が圧縮方向へ蓄
勢される。
偏心カム7がデッドポイントを過ぎると、操作ばね9
の放勢力により偏心カム7は同方向に回転を継続しよう
とするが、その動きを規制するプロップ10によって蓄勢
状態が保持される。そしてそのプロップ10の動作はキャ
ッチ11によって規制される。
このように蓄勢された操作ばね9から放勢力を取り出
す際は、まず引出用電磁石12を励磁してキャッチ11を回
転させる。そうするとプロップ11は自由な状態となり、
プロップ11と偏心カム7との係合がはずれて蓄勢された
操作ばね9が放勢される。
以上の電動ばね操作機構に対する本発明の電動機制御
回路を第1図に示してある。第1図において、直巻電動
機Mとその電動機界磁FCとを直列にして第1の電磁接触
器M1の常開接点M1a1を介して両電源P,Nに接続してい
る。
本発明においては、この第1の電磁接触器M1の外に第
2の電磁接触器M2を備え、その常開接点M1a1を電源P側
および電動機Mと界磁FCとの間と、電源N側と界磁FCと
常開接点M1a1との間とに抵抗R2を介して接続している。
さらに電動機Mに並列に第2電磁接触器M2の第2の常開
接点M2a2を介して抵抗R1を接続している。
さらに第1、第2の電磁接触器M1,M2は、一方の端子
をリミットスイッチLSの切替接点MC1,MC2を介して電源
Pに接続し、他の端子は電源Nに共通に接続している。
また第1,第2電磁接触器M1,M2と並列に限時継電器T1
第1電磁接触器M1の常開接点M1a1を介して接続し、その
限時継電器T1の常閉接点T1bを第2電磁接触器M2とリミ
ットスイッチLSとの間に接続している。
このように構成された本発明の電動ばね操作装置の電
動機制御回路において、操作ばね9の放勢時には、操作
ばね9の状態を検知するリミットスイッチLSが接点MC1
側にあって第1電磁接触器M1に接続されてその常開接点
M1a1が閉しなっている。こゝで電源P−常開接点M1a1
電動機M−界磁FC−常開接点M1a1−電源Nの回路が構成
され、電動機Mにより操作ばね9が蓄勢される。
さて、操作ばね9の蓄勢が完了すると、リミットスイ
ッチLSは接点MC2側すなわち第2電磁接触器M2に接続さ
れ、第1電磁接触器M1の常開接点M1a1は開となり、第2
の電磁接触器M2の常開接点M2a1が閉となる。これにより
電動機Mの付勢回路は開しなるが、電源P−常開接点M2
a1−界磁FC−常開接点M2a1−抵抗R2−電源Nの回路が作
られて電動機Mの界磁FC−のみが励磁される。
また電動機Mは電動機M−抵抗R1−常開接点M2a1−電
動機Mなる閉回路ができる。さらに限時継電器T2の回路
を構成する常開接点M1a1が閉となり、限時継電器T1が動
作を開始し、短時間(例えば1秒)の後に接点を開とし
て第2の電磁接触器M2を開とする。この時常開接点M2a1
は開となり界磁FCへの電流回路を開放する。
このように本発明においては、操作ばね9の蓄勢完了
後も電動機界磁FCには、短時間(例えば1秒)だけだが
電流が流て励磁するため、電動機Mは停止するまで界磁
磁界FCが常に存在する場で回転することになり、その回
転で発生した電力は抵抗R1で消費される。
したがって、電動機Mの回転力が減少して電機子Mか
ら発生する電力が小さくなっても、界磁磁界FCは強さを
保っているので、制動力が回転停止するまで維持され
る。このため強力かつ確実な制動力が得られるので、操
作ばね9が蓄勢完了して停止命令が出た後の慣性力のプ
ロップキャッチ機構への負荷を極力低減することができ
る。
〔発明の効果〕
以上のように本発明においては、操作用ばねの蓄勢完
了時に電動機回路が開にして電動機界磁を短時間だけ励
磁するため、電動機に強力・確実な制御力が作用するの
で、電動機を含む回転駆動装置は急速かつ確実に停止す
る。したがって慣性力がプロップ、キャッチ機構に負荷
されることが少なく、プロップ、キャッチなどの機械的
強度を高め、キャッチを引き外すための電磁石も強力な
ものにする必要がないなどの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の遮断器用電動ばね操作装置の電動機制
御回路図、第2図はその電動ばね操作機構を示す斜視
図、第3図は従来の電動ばね操作機構の電動機制御回路
図である。 M……直流直巻電動機、6……スプロケット 7……偏心カム、8……レバー 9……操作用ばね、10……プロップ 11……キャッチ、12……電磁石 M1……第1電磁接触器、M2……第2電磁接触器 FC……電動機界磁、LS……リミットスイッチ T1……限時継電器、R1,R2……抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 33/59 H01H 33/40 H01H 3/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直巻直流電動機の出力を偏心カムに伝達し
    てその約2分の1の回転で操作用ばねを蓄勢し残りの約
    2分の1の回転で操作用ばねを放勢し、その操作用ばね
    の蓄勢状態時にプロップおよびキャッチによって偏心カ
    ムの動きを規制する遮断器の電動ばね操作機構におい
    て、前記直巻直流電動機の制御回路に前記操作用ばねの
    放勢状態の時に接点が閉となる第1の電磁接触器と操作
    用ばねの蓄勢完了から短時間の間だけ接点が閉となる第
    2の電磁接触器を設け、前記操作用ばねの蓄勢完了時に
    第1の電磁触器で電動機回路を開とすると同時に第2の
    電磁接触器により電動機の界磁側のみに電源電流を流す
    回路を短時間だけ作るように構成したことを特徴とする
    遮断器用電動ばね操作装置。
JP3827990A 1990-02-21 1990-02-21 遮断器用電動ばね操作装置 Expired - Lifetime JP2866427B2 (ja)

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