JP2538663Y2 - 遮断器の引はずし操作装置 - Google Patents

遮断器の引はずし操作装置

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JP2538663Y2
JP2538663Y2 JP1989109439U JP10943989U JP2538663Y2 JP 2538663 Y2 JP2538663 Y2 JP 2538663Y2 JP 1989109439 U JP1989109439 U JP 1989109439U JP 10943989 U JP10943989 U JP 10943989U JP 2538663 Y2 JP2538663 Y2 JP 2538663Y2
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trip
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tripping
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敏朗 菊田
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Meidensha Corp
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、電力線や電力機器の異常状態および引はず
し電源の停止状態を検知したときに遮断器を遮断する引
はずし操作装置に関するものである。
B.従来の技術 本考案は、例えば変流器等により電力線や電力機器の
異常状態を検知し継電器が動作したときに、遮断器の引
はずしコイルを励磁して遮断器を遮断する遮断器の引は
ずし操作装置において、引はずし電源が停止状態になっ
たときに、無電圧引はずし回路で無電圧コイルの励磁を
釈放して遮断器を遮断することにより、引はずし電源が
無電圧となり引はずしコイルが動作不良に陥ったときに
も遮断器を確実に遮断できるようにしたものである。
C.従来の技術 電力線や電力機器の正常状態と異常状態を電気量また
は物理量の変化により判別し、異常が発生したときに遮
断器に引はずし指令を与えて遮断させることが行われて
いる。この遮断器の引はずし操作装置としては、第3図
に示すような電圧引はずし方式が一般的で、直流引はず
し電源の母線P,N間に押しボタンスイッチ(常開接点)C
S,遮断器の投入時閉成する補助スイッチ(常閉接点)52
a,引はずしコイルTCを直列に接続し、押しボタンスイッ
チCSに継電器の補助スイッチ(常開接点)Ryを並列に接
続してある。この引はずし操作装置は、遮断器が投入さ
れているときに押しボタンCSを閉成し引はずし指令が与
えられた場合、または電力線や電力機器の異常により継
電器が動作して補助スイッチRyが閉成し引はずし指令が
与えられた場合、引はずしコイルTCが励磁されて遮断器
の引はずしが実行される。
D.考案が解決しようとする課題 上述したような遮断器の引はずし操作装置では、引は
ずし電源が正常状態にある時に、引はずし指令により引
はずし電源から引はずしコイルTCに電流が供給される
と、引はずしコイルTCが励磁され遮断器の引はずし操作
が行われる。ところが、引はずし電源が休止している時
に手動などで遮断器を投入した場合や、運転中に引はず
し電源が停止した場合には、引はずし電源が無電圧状態
となる。この無電圧状態時に、電力線や電力機器の異常
を検知して継電器が動作し引はずし指令が与えられて
も、引はずしTCに引はずし電源から電流が供給されない
ため、遮断器の引はずし操作が不可能となり事故を誘引
する問題がある。
本考案は、上記の問題点に着目してなされたもので、
引はずし電源が故障や充電不足などにより無電圧状態に
陥ったときに、遮断器を強制的に引はずして電力線や電
力機器などを確実に保護し得る遮断器の引はずし操作装
置を提供することを目的とする。
E.課題を解決するための手段 本考案の遮断器の引はずし操作装置は、電力線や電力
機器の異常状態を検知したときに遮断器の引はずしコイ
ルを励磁して遮断器を遮断する電圧引はずし回路と、常
時、無電圧コイルを励磁しておき、引はずし電源が停止
状態にあるときに無電圧コイルの励磁を釈放して遮断器
を遮断する無電圧引はずし回路とを備えたことを特徴と
する。
F.作用 引はずし電源が正常状態にある時、通常の遮断器の引
はずし操作や継電器の引はずし指令に基づく遮断器の引
はずし操作は、電圧引はずし回路によって行われる。一
方、遮断器が投入された状態で引はずし電源が無電圧状
態に陥ると、無電圧引はずし回路の無電圧コイルの励磁
が釈放され、遮断器は強制的に引はずし操作される。
G.実施例 以下、本考案を第1図,第2図に示す実施例に基づい
て説明する。第1図は本考案の一実施例を示す引はずし
操作回路図、第2図は同実施例の引はずし操作機構を示
す構成図である。
第1図に示す引はずし操作回路は、直流引はずし電源
の母線P,Nの間に電圧引はずし回路1と無電圧引はずし
回路2を並列に接続してなる。電圧引はずし回路1は、
例えば押しボタンスイッチ(常開接点)CS,遮断器の投
入時閉成する補助スイッチ(常閉接点)52a,引はずしコ
イルTCを直列に接続し、押しボタンスイッチCSに継電器
の補助スイッチ(常開接点)Ryを並列に接続して構成さ
れる。また無電圧引はずし回路2は、抵抗Rと無電圧コ
イルNVCを直列に接続し、抵抗Rに無電圧コイルNVCの励
磁時に開成する補助スイッチ(常閉接点)S1を並列に接
続して構成される。
一方、第2図に示す引はずし操作機構は、例えば遮断
器の接点を開閉操作する引はずし自由のリンク機構を構
成する出力リンクの支点となるコロとの係着を解除し、
遮断器の引はずし動作を行うものである。この引はずし
操作機構は、支軸21に回動自在に設けられトーションス
プリング等により常時時計方向に付勢された引はずしフ
ック22と、支軸21に回動自在に設けられ引はずしフック
22に係合して投入操作時に引はずしフック22をコロ23と
係着する位置に規制するL字形のレバー24と、レバー24
にリンク25を介して連結されたレバー26と、レバー26と
の近傍に配設され電圧引はずし回路1の引はずしコイル
TCを内蔵した電磁石27と、レバー26の近傍に配設され無
電圧引はずし回路2の無電圧コイルNVCを内蔵した電磁
石28により構成される。次に、本遮断器の引はずし操作
装置の動作を説明する。
まず、直流引はずし電源が休止状態にある場合、無電
圧コイルNVCの励磁が釈放された状態となるために、復
帰ばね28bにより可動鉄心28aは左方向に押し出され、こ
の可動鉄心28aの押圧を受けたレバー26は自動方向に回
動する。このとき、リンク25,レバー24に連結された引
はずしフック22は反時計方向に回動し、引はずしフック
22とコロ23との係り合が解かれ、遮断器の引はずし操作
が行われる。
この無電圧状態時に、遮断器を電動または手動で投入
しようとした場合、引はずしフック22とコロ23の係り合
がフリーの状態に保たれるために、遮断器はすぐに引は
ずされてしまう。
そして、直流引はずし電源を入れると、無電圧コイル
NVCに補助スイッチS1を介して直流引はずし電源から電
流が供給される。これにより、無電圧コイルNVCは励磁
され、電磁石28の可動鉄心28aが復帰ばね28bに抗して吸
引される。このとき、可動鉄心28aに連動して補助スイ
ッチS1が開成し、抵抗Rを介して無電圧コイルNVCに保
持電流が供給される。この保持電流により無電圧コイル
NVCは励磁され、可動鉄心28aは無電圧コイルNVCの吸引
力によって右方向に移動した図示位置に保持される。可
動鉄心28aが右方向に移動すると、レバー26が図示初期
位置に復帰し、引はずしフック22はコロ23に係着する。
この状態で遮断器を電動または手動で投入すると、コロ
23を支点にしてリンク機構が伸長して遮断器の接点が閉
成される。
この遮断器の投入時に、押しボタンスイッチCSを閉成
し引はずし指令を与えた場合、または電力線や電力機器
の異常により継電器が動作して補助スイッチRyが閉成し
引はずし指令が与えられた場合、引はずしコイルTCが励
磁される。この引はずしコイルTCの励磁により、電磁石
27の可動鉄心27aが吸引され左側に押し出されると、可
動鉄心27aの押圧を受けたレバー26は時計方向に回動す
る。このとき、リンク25,レバー24に連結された引はず
しフック22は反時計方向に回動し、引はずしフック22と
コロ23との係り合が解かれ、遮断器の引はずし操作が行
われる。また、遮断器の投入時に直流引はずし電源が停
電もしくは電圧が著しく低下した無電圧状態に陥った場
合、無電圧コイルNVCの励磁が釈放され、復帰ばね28bに
より可動鉄心28aが左方向に押し出されるため、上述の
直流引はずし電源が休止状態にある場合と同様にして引
はずしフック22とコロ23との係り合が解かれ、遮断器の
引はずし操作が行われる。
したがってこのような構成によれば、引はずし電源が
正常状態にある時は、通常の遮断器の引はずし操作や継
電器の引はずし指令に基づく遮断の引はずし操作を電圧
引はずし回路1により行うことができる。一方、引はず
し電源が休止にある場合、または遮断器の投入時に直流
電源が停電もしくは電圧が著しく低下した無電圧状態に
陥った場合は、無電圧引はずし回路2により遮断器の引
はずし操作を強制的に行うことができる。このように、
電圧引はずし回路1の他に無電圧引はずし回路2を備え
ることにより、直流引はずし電源が無電圧状態になり電
圧引はずし回路1が動作不能に陥ったときに、無電圧引
はずし回路2により遮断器を強制的に引はずすことがで
きるため、遮断器の引はずし動作不能による事故を未然
に防止することができる。また、直流引はずし電源が無
電圧状態にあるときには、無電圧引はずし回路2によ
り、遮断器の引はずし機構が引はずし自由状態にロック
されるため、遮断器を電動または手動で投入しても確実
に遮断することができる。
なお、本考案は上記の実施例に限定されるものではな
く、要旨を変更しない範囲において種々変形して実施す
ることができる。
H.考案の効果 以上に述べたように本考案によれば、引はずし電源が
無電圧状態にあるとき無電圧引はずし回路により遮断器
を強制的に引はずすことができるので、電圧引はずし回
路が動作不能状態に陥っても遮断器の引はずし操作を確
実に行い得る安全性かつ信頼性の高い遮断器の引はずし
操作装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す引はずし操作回路図、
第2図は同実施例の引はずし操作機構を示す構成図、第
3図は従来の引はずし操作装置を示す引はずし操作回路
図である。 1……電圧引はずし回路、2……無電圧引はずし回路、
CS……押しボタンスイッチ、52a……補助スイッチ、TC
……引はずしコイル、Ry……補助スイッチ、R……抵
抗、NVC……無電圧コイル、S1……補助スイッチ、21…
…支軸、22……引はずしフック、23……コロ、24……レ
バー、25……リンク、26……レバー、27……電磁石、27
a……可動鉄心、28……電磁石、28a……可動鉄心、28b
……復帰ばね。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】遮断器の接点を開閉するリンク機構の連結
    部に設けられたコロと、投入状態において前記コロの位
    置を規制する引はずしフックと、このフックをコロから
    はずすレバーと、このレバーを回動させるレバー回動用
    リンク機構と、励磁されると前記レバー回動用リンク機
    構を動かして遮断器を遮断させる引はずしコイルとを備
    えた遮断器の引はずし操作装置において、 復帰ばねを有し励磁が釈放されると復帰ばねにより復帰
    して前記レバー回動用リンク機構を動かして遮断器を遮
    断させる無電圧コイルと、 常時前記無電圧コイルを励磁しておき、引はずし電源が
    停止状態にあるとき、この無電圧コイルの励磁を釈放す
    る無電圧引はずし回路と、 を設けたことを特徴とする遮断器の引はずし操作装置。
JP1989109439U 1989-09-19 1989-09-19 遮断器の引はずし操作装置 Expired - Lifetime JP2538663Y2 (ja)

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