JP2002063839A - 開閉機器のポンピング防止装置 - Google Patents

開閉機器のポンピング防止装置

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JP2002063839A
JP2002063839A JP2000251863A JP2000251863A JP2002063839A JP 2002063839 A JP2002063839 A JP 2002063839A JP 2000251863 A JP2000251863 A JP 2000251863A JP 2000251863 A JP2000251863 A JP 2000251863A JP 2002063839 A JP2002063839 A JP 2002063839A
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Chiaki Sakamoto
千秋 坂本
Junichi Nanbu
諄一 南部
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的装置により構成し、ポンピング防止機
能を向上し、信頼性を高くする。 【解決手段】 投入鎖錠ピン9に固定され投入ピン27
を有する投入駆動レバー13と、回転自在に支持され、
投入ソレノイド10に連結された中継レバー34と、中
継レバー34に回転自在に支持された投入レバー38
と、投入レバー38の先端部に形成され、投入ピン27
に着脱自在に係合する係合部41とを備え、投入ソレノ
イド10への通電による中継レバー34の回転により、
係合部41が投入ピン27に係合し、投入駆動レバー1
3を回転して投入鎖錠ピン9を回転するようにし、遮断
鎖錠ピン19に固定され、遮断ソレノイド20に連結さ
れた遮断駆動レバー23と、遮断駆動レバー23に固定
された遮断ピン47とを備え、遮断ソレノイド20への
通電による遮断駆動レバー23の回転により、遮断ピン
47が投入レバー38を押圧し、投入レバー38と投入
ピン27との係合を切り離す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遮断器、開閉器等
の開閉機器において、遮断指令時に投入指令が機械的に
キャンセルできるようにした開閉機器のポンピング防止
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例を図2を参照して説明する。操作
軸1の端部にアーム2が固着され、アーム2の先端のア
ームピン3を介して開閉機器投入用のばね、即ち投入ば
ね4が設けられ、操作軸1の一部に、先端部に投入ロー
ラ5を有する投入カム6が固着されている。操作軸1と
平行な支軸7を回転中心としたL形の投入フック8が設
けられ、投入フック8の一端が投入ローラ5に接離自在
に当接し、投入フック8の他端が断面半月状の切欠部を
有する投入鎖錠ピン9に接離自在に当接している。
【0003】投入鎖錠ピン9の近傍に、電気的投入指令
を機械動作に変換するための電磁投入ソレノイド10が
設けられ、投入ソレノイド10の投入プランジャ11に
投入リンク12の一端部が連結され、投入リンク12の
他端部に、投入鎖錠ピン9にその回転軸と垂直方向に腕
が伸びて固着された投入駆動レバー13の先端部が連結
されている。
【0004】一方、操作軸1の近傍に平行に出力軸14
が設けられ、出力軸14は開閉機器遮断用のばね、即ち
遮断ばね(図示せず)により回転力が付勢されており、
出力軸14から減力機構15を経て遮断レバー16が設
けられ、遮断レバー16の先端部に遮断ローラ17が設
けられ、支軸7を回転中心としたL形の遮断フック18
の一端が遮断ローラ17に接離自在に当接し、遮断フッ
ク18の他端が断面半月状の切欠部を有する遮断鎖錠ピ
ン19に接離自在に当接している。
【0005】遮断鎖錠ピン19の近傍に、電気的遮断指
令を機械動作に変換する電磁遮断ソレノイド20が設け
られ、遮断ソレノイド20の遮断プランジャ21に遮断
リンク22の一端部が連結され、遮断リンク22の他端
部に、遮断鎖錠ピン19に固着された遮断駆動レバー2
3の先端部が連結されている。
【0006】出力軸14に補助レバー24が固着され、
補助レバー24の一端部の補助ローラ25が投入カム6
の周面に当接し、補助レバー24の他端部に連結された
補助リンク26が開閉レバー(図示せず)に連結されて
いる。
【0007】そして、投入ばね4によりアーム2を介し
て操作軸1に投入操作力としての回転力が付勢されてい
るが、操作軸1の投入カム6の投入ローラ5が投入フッ
ク8の一端に当接し、投入フック8の他端が投入鎖錠ピ
ン9に当接して係合することにより、最終的に投入ばね
4の投入操作力が保持されている。
【0008】一方、出力軸14に付勢された遮断操作力
としての回転力は、減力機構15により減力され、遮断
レバー16の遮断ローラ17が遮断フック18の一端に
当接し、遮断フック18の他端が投入フック8と同様、
遮断鎖錠ピン19に当接して係合し、最終的に遮断操作
力が保持されている。図2はこの状態を示す。
【0009】つぎに、投入動作の場合、投入指令により
投入ソレノイド10に通電されて投入プランジャ11が
吸引され、投入リンク12及び投入駆動レバー13を介
して投入鎖錠ピン9が回転し、投入フック8の他端が投
入鎖錠ピン9の断面半月状の切欠部により係合が解除さ
れ、投入フック8の一端が投入カム6の投入ローラ5か
ら外れ、投入ばね4の投入操作力により操作軸1が回転
し、投入動作をするとともに、遮断ばねを蓄勢して遮断
操作力が発生する。
【0010】また、遮断動作の場合も投入動作とほぼ同
一であり、遮断指令により遮断ソレノイド20に通電さ
れて遮断プランジャ21が吸引され、遮断リンク22及
び遮断駆動レバー23を介して遮断鎖錠ピン19が回転
し、遮断フック18の他端が遮断鎖錠ピン19の断面半
月状の切欠部により係合が解除され、遮断フック18の
一端が遮断レバー16の遮断ローラ17から外れ、遮断
ばねの力が減力機構15を介して遮断レバー16に加わ
り遮断動作をする。
【0011】ところで、遮断器の場合、「引外し自由」
の動作を行えなければならなく、この「引外し自由」と
は、「引外し優先装置」及び「ポンピング防止装置」の
両方を備えていることである。
【0012】図2に示す従来例の場合、引外し優先動作
が機械的に可能な構造となっており、「引外し優先装
置」を有しているといえる。
【0013】即ち、前記の通り、投入指令による投入ソ
レノイド10の投入プランジャ11の動きにより、投入
リンク12・投入駆動レバー13を介して投入鎖錠ピン
9が回転し、投入フック8の係合が外れ、投入操作力の
保持が開放され、投入カム6の回転が始まり、投入動作
が開始される。
【0014】この投入動作中、即ち投入カム6の回転途
中において遮断指令が発せられた場合、遮断ソレノイド
20の遮断プランジャ21が動き、遮断鎖錠ピン19が
回転し、遮断フック18の係合が外れる。
【0015】しかし、投入完了状態になるまでは、遮断
ばねの蓄勢が完了せず、遮断レバー16に遮断操作力が
発生しない。そのため、遮断動作は開始されず、遮断指
令が継続されたままとなる。
【0016】そして、投入動作が完了すると同時に遮断
ばねの蓄勢が完了し、遮断ばねの力が減力機構15を介
して遮断レバー16に加わる。この時点で前記の通り遮
断指令が継続されているので、直ちに遮断動作が開始さ
れる。これにより引外し優先動作が機械的に可能な構造
であり、「引外し優先装置」を備えている。
【0017】一方、「ポンピング防止装置」、即ち投入
指令による投入動作の開始後、投入指令が切られること
なく継続された状態で、遮断指令が与えられた場合、一
度投入指令を解除した後でなければ次の投入動作ができ
ないようにする装置は、前記従来例の場合、機械的装置
としては有しておらず、電気的ポンピング防止回路を有
している。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例の場合、
「ポンピング防止装置」が電気的回路であり、リレーそ
の他の機器・部品から構成されているため、リレーの動
作不良、その他によりポンピング防止機能が損なわれる
可能性があり、信頼性が低いという問題点がある。
【0019】本発明は、前記の点に留意し、機械的装置
により構成し、信頼性の高い開閉機器のポンピング防止
装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の開閉機器のポンピング防止装置は、投入ば
ねの投入操作力を保持し、回転により前記投入操作力を
放勢して投入する投入鎖錠ピンと、前記投入鎖錠ピンに
固定され投入ピンを有する投入駆動レバーと、回転自在
に支持され、投入ソレノイドの投入プランジャに連結さ
れた中継レバーと、前記中継レバーに回転自在に支持さ
れた投入レバーと、前記投入レバーの先端部に形成さ
れ、前記投入ピンに着脱自在に係合する係合部とを備
え、前記投入ソレノイドへの通電による前記中継レバー
の回転により、前記係合部が前記投入ピンに係合し、前
記投入駆動レバーを回転して前記投入鎖錠ピンを回転す
るようにし、遮断ばねの遮断操作力を保持し、回転によ
り前記遮断操作力を放勢して遮断する遮断鎖錠ピンと、
前記遮断鎖錠ピンに固定され、遮断ソレノイドの遮断プ
ランジャに連結された遮断駆動レバーと、前記遮断駆動
レバーに固定された遮断ピンとを備え、前記遮断ソレノ
イドへの通電による前記遮断駆動レバーの回転により、
前記遮断ピンが前記投入レバーを押圧し、前記投入レバ
ーと前記投入ピンとの係合を切り離すようにするもので
ある。
【0021】前記のように構成された本発明の開閉機器
のポンピング防止装置は、投入ばねの投入操作力を保持
する投入鎖錠ピンに固定された投入駆動レバーに投入ピ
ンが設けられ、回転自在に支持された中継レバーが投入
ソレノイドの投入プランジャに連結され、中継レバーに
投入レバーが回転自在に支持され、投入レバーの先端部
に形成された係合部が投入ピンに着脱自在に係合し、投
入ソレノイドへの通電により中継レバーを介して投入レ
バーの係合部が投入ピンに係合し、投入駆動レバーを介
して投入鎖錠ピンが回転し、遮断ばねの遮断操作力を保
持する遮断鎖錠ピンに固定された遮断駆動レバーが遮断
ソレノイドの遮断プランジャに連結され、遮断駆動レバ
ーに遮断ピンが連結され、遮断ソレノイドへの通電によ
り遮断駆動レバーを介して遮断ピンが投入レバーを押圧
し、投入レバーと投入ピンとの係合を切り離すため、投
入指令による投入動作の開始後、投入指令が切られるこ
となく継続された状態で遮断指令が与えられた場合、投
入レバーと投入ピンとの係合を切り離し、投入指令を機
械的にキャンセルして遮断し、遮断動作後に投入動作を
しないように、ポンピング防止を機械的にすることがで
き、ポンピング防止機能が向上し、信頼性が高くなる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の1形態を図1を参
照して説明する。同図において図2と同一符号は同一も
しくは相当するものを示し、同図Aに示す操作軸1・出
力軸14から投入フック8・遮断フック18に至る機構
は、従来例とほぼ同一である。
【0023】即ち、操作軸1の端部のアーム2,アーム
ピン3を介して投入ばね4が設けられ、操作軸1の一部
に、先端部に投入ローラ5を有する投入カム6が固着さ
れている。操作軸1と平行な支軸7を回転中心としたL
形の投入フック8が設けられ、投入フック8の一端が投
入ローラ5に接離自在に当接し、投入フック8の他端が
断面半月状の切欠部を有する投入鎖錠ピン9に接離自在
に当接している。
【0024】一方、操作軸1の近傍に平行に出力軸14
が設けられ、出力軸14は開閉機器遮断用のばね、即ち
遮断ばね(図示せず)により回転力が付勢されており、
出力軸14から減力機構15を経て遮断レバー16が設
けられ、遮断レバー16の先端部に遮断ローラ17が設
けられ、支軸7を回転中心としたL形の遮断フック18
の一端が遮断ローラ17に接離自在に当接し、遮断フッ
ク18の他端が断面半月状の切欠部を有する遮断鎖錠ピ
ン19に接離自在に当接している。
【0025】出力軸14に補助レバー24が固着され、
補助レバー24の一端部の補助ローラ25が投入カム6
の周面に当接し、補助レバー24の他端部に連結された
補助リンク26が開閉レバー(図示せず)に連結されて
いる。
【0026】そして、投入ばね4によりアーム2を介し
て操作軸1に投入操作力としての回転力が付勢され、操
作軸1の投入カム6の投入ローラ5が投入フック8の一
端に当接し、投入フック8の他端が投入鎖錠ピン9に当
接して係合することにより、最終的に投入ばね4の投入
操作力が保持されている。
【0027】一方、出力軸14に付勢された遮断操作力
としての回転力は、減力機構15により減力され、遮断
レバー16の遮断ローラ17が遮断フック18の一端に
当接し、遮断フック18の他端が投入フック8と同様、
遮断鎖錠ピン19に当接して係合し、最終的に遮断操作
力が保持されている。
【0028】つぎに、図1Bは、投入鎖錠ピン9・遮断
鎖錠ピン19から投入ソレノイド10・遮断ソレノイド
20までを示し、図2と異なる点はつぎの通りである。
【0029】投入鎖錠ピン9に固着された投入駆動レバ
ー13は、投入ソレノイド10の投入リンク12に直接
連結されず、投入駆動レバー13の一端部(左端部)に
投入ピン27が植設され、投入鎖錠ピン9に植設された
ばねピン28と投入側支持板29の固定第1ピン30と
の間に、投入鎖錠ピン9を介して投入ピンばね31が懸
係され、投入駆動レバー13が矢印a方向、即ち左回転
方向に付勢され、投入駆動レバー13の他端部(右端
部)が投入側支持板29の折曲板32の下端に当接して
いる。
【0030】投入側支持板29の中継軸33に中継レバ
ー34のほぼ中央部が回転自在に支持され、中継レバー
34の一端部(右端部)が、投入ソレノイド10の投入
プランジャ11に連結された投入リンク12に連結さ
れ、中継レバー34の他端部(左端部)のレバー軸35
と、投入側支持板29の固定第2ピン36との間に、2
点鎖線で示す引張り中継ばね37が設けられ、中継レバ
ー34が矢印b方向、即ち左回転方向に付勢され、中継
レバー34の一端部(右端部)が固定第1ピン30に当
接している。
【0031】レバー軸35に投入レバー38のほぼ中央
部が回転自在に支持され、破線で示すレバーばね39
が、レバー軸35を介して一端部が中継軸33に、他端
部が投入レバー38の下部の折曲板40にそれぞれ当接
し、投入レバー38が矢印c方向、即ち右回転方向に付
勢され、投入レバー38の先端部(上端部)に段差状に
形成された係合部41が、投入ピン27に当接して係合
している。
【0032】遮断鎖錠ピン19に固着された遮断駆動レ
バー23は、一端部(右端部)が遮断ソレノイド20の
遮断プランジャ21に連結された遮断リンク22に連結
され、遮断鎖錠ピン19に植設されたばねピン42と、
遮断側支持板43の固定第3ピン44との間に、遮断鎖
錠ピン19を介して遮断ピンばね45が懸係され、遮断
駆動レバー23が矢印d方向、即ち左回転方向に付勢さ
れ、遮断駆動レバー23の一端部(右端部)が遮断側支
持板43の上部の折曲板46の下端に当接している。
【0033】遮断駆動レバー23の他端部(左端部)に
遮断ピン47が固着され、遮断ピン47は投入側支持板
29の透孔48を貫通し、投入レバー38の近傍に位置
している。
【0034】そして、操作力の保持の仕組みは従来例と
ほぼ同一である。即ち、投入ばね4により操作軸1に回
転力(投入操作力)が付勢され、この回転力は操作軸1
上の投入カム6の投入ローラ5が、投入フック8の一端
に当接し、投入フック8の他端が投入鎖錠ピン9に当接
して係合することにより、最終的に保持される。
【0035】一方、出力軸14に付勢された回転力(遮
断操作力)は、減力機構15により減力され、遮断レバ
ー16の遮断ローラ17が遮断フック18の一端に当接
し、遮断フック18の他端が遮断鎖錠ピン19に当接し
て係合することにより、最終的に保持される。
【0036】つぎに投入動作の場合、投入ソレノイド1
0に投入指令の電気信号が出され、投入プランジャ11
が投入ソレノイド10内に引き込まれ、投入リンク12
を介して中継レバー34の一端部(右端部)が下方に引
かれ、中継ばね37に抗して中継レバー34が矢印b方
向と逆方向(右回転方向)に回転し、投入レバー38を
上動し、投入レバー38の係合部41が投入ピン27を
押し、投入駆動レバー13を投入ピンばね31に抗して
矢印a方向と逆方向(右回転方向)に回転し、投入鎖錠
ピン9が右回転方向に回転し、投入鎖錠ピン9の半月状
の切欠部に投入フック8が落し込まれ、蓄勢された投入
ばね4のばね力が開放し、投入動作をさせる。
【0037】つぎに遮断動作の場合、遮断ソレノイド2
0に遮断指令の電気信号が出され、遮断プランジャ21
が遮断ソレノイド20内に引き込まれ、遮断リンク22
を介して遮断駆動レバー23の一端部(右端部)が下方
に引かれ、遮断ピンばね45に抗して遮断駆動レバー2
3が矢印d方向と逆方向(右回転方向)に回転し、遮断
鎖錠ピン19が右回転方向に回転し、遮断鎖錠ピン19
の半月状の切欠部に遮断フック18が落し込まれ、蓄勢
された遮断ばねのばね力が開放し、遮断動作をさせる。
【0038】ここで、遮断指令が出されている間、即ち
遮断鎖錠ピン19とともに遮断駆動レバー23が矢印d
方向と逆方向(右回転方向)に回転している間、遮断駆
動レバー23に固着された遮断ピン47が左方へ、即ち
投入レバー38側へ移動し、投入レバー38を押して矢
印c方向と逆方向(左回転方向)に回転し、投入レバー
38の係合部41を投入ピン27から離し、係合を切り
離す。これにより投入鎖錠ピン9は投入ピンばね31に
より復帰状態となり、投入動作しない。
【0039】即ち、投入指令の有無にかかわらず、遮断
指令中は投入レバー38と投入ピン27との係合は切り
離される。
【0040】したがって、投入動作後にも投入指令が切
られることなく継続された状態で、かつ遮断動作がなさ
れた場合、投入レバー38が投入ピン27・投入駆動レ
バー13から切り離されるため、投入指令が機械的にキ
ャンセルされ、投入鎖錠ピン9が復帰するため、遮断動
作後に投入動作はしない。
【0041】投入動作をするには、発され続けている投
入指令を一度解除し、改めて投入指令を出すことにな
り、ポンピング防止の機能が機械的に構成され、電気的
なポンピング防止装置のみの場合に比し信頼性が高い。
【0042】以上は遮断器について説明したが、本発明
は開閉器等の開閉機器のポンピング防止に適用される。
【0043】また、従来の電気的ポンピング防止回路と
併用してもよく、併用すればより信頼性が向上する。
【0044】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。投
入ばね4の投入操作力を保持する投入鎖錠ピン9に固定
された投入駆動レバー13に投入ピン27が設けられ、
回転自在に支持された中継レバー34が投入ソレノイド
10の投入プランジャ11に連結されるとともに、中継
レバー34に投入レバー38が回転自在に支持され、投
入レバー38の先端部に形成された係合部41が投入ピ
ン27に着脱自在に係合し、投入ソレノイド10への通
電により中継レバー34を介して投入レバー38の係合
部41が投入ピン27に係合し、投入駆動レバー13を
介して投入鎖錠ピン9が回転し、遮断ばねの遮断操作力
を保持する遮断鎖錠ピン19に固定された遮断駆動レバ
ー23が遮断ソレノイド20の遮断プランジャ21に連
結され、遮断駆動レバー23に遮断ピン47が連結さ
れ、遮断ソレノイド20への通電により遮断駆動レバー
23を介して遮断ピン47が投入レバー38を押圧し、
投入レバー38と投入ピン27との係合を切り離すた
め、投入指令による投入動作の開始後、投入指令が切ら
れることなく継続された状態で遮断指令が与えられた場
合、投入レバー38と投入ピン27との係合を切り離
し、投入指令を機械的にキャンセルして遮断し、遮断動
作後に投入動作をしないように、ポンピング防止を機械
的にすることができ、ポンピング防止機能を向上し、信
頼性を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態を示し、Aは一部の斜視
図、Bは他の一部の側面図である。
【図2】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
4 投入ばね 9 投入鎖錠ピン 10 投入ソレノイド 11 投入プランジャ 13 投入駆動レバー 19 遮断鎖錠ピン 20 遮断ソレノイド 21 遮断プランジャ 23 遮断駆動レバー 27 投入ピン 34 中継レバー 38 投入レバー 41 係合部 47 遮断ピン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月18日(2000.9.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入ばねの投入操作力を保持し、回転に
    より前記投入操作力を放勢して投入する投入鎖錠ピン
    と、 前記投入鎖錠ピンに固定され投入ピンを有する投入駆動
    レバーと、 回転自在に支持され、投入ソレノイドの投入プランジャ
    に連結された中継レバーと、 前記中継レバーに回転自在に支持された投入レバーと、 前記投入レバーの先端部に形成され、前記投入ピンに着
    脱自在に係合する係合部とを備え、 前記投入ソレノイドへの通電による前記中継レバーの回
    転により、前記係合部が前記投入ピンに係合し、前記投
    入駆動レバーを回転して前記投入鎖錠ピンを回転するよ
    うにし、 遮断ばねの遮断操作力を保持し、回転により前記遮断操
    作力を放勢して遮断する遮断鎖錠ピンと、 前記遮断鎖錠ピンに固定され、遮断ソレノイドの遮断プ
    ランジャに連結された遮断駆動レバーと、 前記遮断駆動レバーに固定された遮断ピンとを備え、 前記遮断ソレノイドへの通電による前記遮断駆動レバー
    の回転により、前記遮断ピンが前記投入レバーを押圧
    し、前記投入レバーと前記投入ピンとの係合を切り離す
    ようにすることを特徴とする開閉機器のポンピング防止
    装置。
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Cited By (2)

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