JP4587972B2 - 回路遮断器、及び回路遮断器のプランジャー保持装置 - Google Patents

回路遮断器、及び回路遮断器のプランジャー保持装置 Download PDF

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本発明は、回路遮断器、特に電路の電圧が所定の電圧以下のときに遮断器をトリップ動作させる不足電圧引外し装置を備えた回路遮断器、及びその回路遮断器のプランジャーを保持するプランジャー保持装置に関する。
従来の回路遮断器として、電路に流れる電流を開閉する開閉接点と、この開閉接点を開閉操作する開閉操作機構と、電路に過電流が流れたときに開閉操作機構を動作させる過電流引外し機構と、電路の電圧が所定値以下のときに開閉操作機構を動作させる不足電圧引外し装置とを備え、過電流引外し機構及び不足電圧引外し機構の動作によるトリップ動作により開閉接点を開放するようにしたものがある。(例えば、特許文献1参照)
特開平10−255639号公報
以上のように構成された従来の回路遮断器は、回路遮断器の定期点検や配電盤内のシーケンスチェック等の作業時には、安全上、回路遮断器に供給している電路の電圧を切断して実施しなければならない。この場合、電路の電圧を切断すると不足電圧引外し装置が動作して回路遮断器がトリップ動作を行い、開閉接点が開放状態で保持されるため、作業を実施するためには制御電源を別途用意して不足電圧引外し装置に電圧を供給して作業しなければならず作業が煩わしいという課題があった。
この発明は、上述のような従来の装置における課題を解決するためになされたもので、回路遮断器に供給している電路の電圧を切断した状態においても制御電源を別途用意することなく回路遮断器の定期点検や盤内のシーケンスチェック等の作業を容易に行うことができる回路遮断器を得ることを目的としている。
この発明に係る回路遮断器は、電路に流れる電流を開閉する開閉接点と、前記開閉接点を開閉操作する開閉操作機構と、前記電路の電圧が所定値以下のとき前記開閉操作機構を動作させて前記開閉接点を開路させる不足電圧引外し装置と、前記開閉接点と前記操作機構と前記不足電圧引外し装置を収容する筐体とを備えた回路遮断器であって、前記不足電圧引外し装置は、前記電路の電圧が印加される電磁石と、前記電圧が所定値より高いときは前記電磁石に吸引されて第1の位置に保持され前記電圧が前記所定値以下となったとき前記第1の位置から第2の位置へ移動するプランジャーと、前記プランジャーに固着され前記プランジャーが前記第2の位置へ移動したとき又は前記第2の位置へ移動する過程で前記開閉操作機構を動作させるシャフトとを備え、前記プランジャーは、前記筐体に設けられた嵌合孔から前記筐体の内部に随時挿入されるプランジャー保持装置により前記第1の位置に保持されるようにしたものである。
又、この発明に係る回路遮断器のプランジャー保持装置は、電路の電圧が印加される電磁石と、前記電圧が所定値より高いときは前記電磁石に吸引されて第1の位置に保持され前記電圧が前記所定値以下となったとき前記第1の位置から第2の位置へ移動するプランジャーと、前記プランジャーに固着され前記プランジャーが前記第2の位置へ移動したとき又は前記第2の位置へ移動する過程で前記開閉操作機構を動作させて前記電路を開閉する開閉接点を開路する不足電圧引外し装置とを備えた回路遮断器に用いられるプランジャー保持装置であって、前記回路遮断器の筐体に設けられた嵌合孔に着脱自在に挿入され前記シャフトに係合して前記プランジャーを前記第1の位置に保持する係止部と、この係止部と一体に形成され前記筐体の外部で把持されて前記係止部を前記シャフトに係合させ又はその係合を解くよう操作し得る把持部とを備えたものである。
更に、この発明に係る回路遮断器のプランジャー保持装置は、電路の電圧が印加される電磁石と、前記電圧が所定値より高いときは前記電磁石に吸引されて第1の位置に保持され前記電圧が前記所定値以下となったとき前記第1の位置から第2の位置へ移動するプランジャーと、前記プランジャーに固着され前記プランジャーが前記第2の位置へ移動したとき又は前記第2の位置へ移動する過程で前記開閉操作機構を動作させて前記電路を開閉する開閉接点を開路する不足電圧引外し装置と、回動自在に支持され所定の位置にあるとき前記シャフトに係合して前記プランジャーを前記第1の位置に保持する保持部材とを備えた回路遮断器に用いられるプランジャー保持装置であって、前記回路遮断器の筐体に設けられた嵌合孔に着脱自在に挿入されて前記保持部材に係合する係合部と、この係合部と一体に形成され前記筐体の外部で把持されて前記係合部に係合した前記保持部材を回動して前記シャフトに係合させ又はその係合を解くよう操作し得る把持部とを備えたものである。
この発明の回路遮断器は、不足電圧引外し装置のプランジャーが、筐体に配設した嵌合孔に随時挿入されるプランジャー保持手段により前記第1の位置に保持されるようにしたので、回路遮断器に供給している電路の電圧を切断した状態においても制御電源を別途用意することなく回路遮断器の定期点検や盤内のシーケンスチェック等の作業を容易に行うことができる。
又、この発明による回路遮断器のプランジャー保持装置によれば、回路遮断器の筐体に設けられた嵌合孔に着脱自在に挿入されシャフトに係合してプランジャーを第1の位置に保持する係止部と、この係止部と一体に形成され前記筐体の外部で把持されて前記係止部を前記シャフトに係合させ又はその係合を解くよう操作し得る把持部とを備えているので、必要に応じて回路遮断器の筐体の外部から筐体の内部に挿入して、不足電圧引外し装置のプランジャーを第1の位置に簡単に保持することができ、回路遮断器に供給している電路の電圧を切断した状態においても制御電源を別途用意することなく回路遮断器の定期点検や盤内のシーケンスチェック等の作業を容易に行うことができる。
更に、この発明による回路遮断器のプランジャー保持装置によれば、回路遮断器の筐体に設けられた嵌合孔に着脱自在に挿入されてプランジャーを第1の位置に保持する保持部材に係合する係合部と、この係合部と一体に形成され前記筐体の外部で把持されて前記係合部に係合した前記保持部材を回動してシャフトに係合させ又はその係合を解くよう操作し得る把持部とを備え備ているので、必要に応じて回路遮断器の筐体の外部から筐体の内部に挿入して、不足電圧引外し装置のプランジャーを第1の位置に極めて簡単に保持することができ、回路遮断器に供給している電路の電圧を切断した状態においても制御電源を別途用意することなく回路遮断器の定期点検や盤内のシーケンスチェック等の作業を容易に行うことができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における回路遮断器を示す斜視図、図2及び図3は図1の要部断面拡大図である。
図1乃至図3において、回路遮断器100は、固定接点1aと可動接点1bとからなる開閉接点1と、この開閉接点1を開閉操作する開閉操作機構2と、電路(図示せず)に過電流が流れたときにトリップバー21を回動させて開閉操作機構2に開閉接点1を開路させる動作を行わせる過電流引外し機構3と、電路の電圧が所定値以下のときにトリップバー21を回動させて開閉操作機構2に開閉接点1を開路させる動作をさせる不足電圧引外し装置4とを備えている。又、回路遮断器100は、絶縁物により形成された筐体5を備え、開閉接点1と、開閉操作機構2と、トリップバー21と、過電流引外し機構3と、不足電圧引外し装置4とは、この筐体5の内部に収容されている。
不足電圧引外し装置4は、電路の電圧が印加される電磁コイルを有する電磁石(図示せず)と、この電磁石に吸引されるプランジャー7と、このプランジャー7に固定されたシャフト8を備えている。プランジャー7は、常時は復帰スプリング(図示せず)により矢印B方向に付勢されているが、電路の所定値より大きい電圧が電磁コイルに印加されると、その電磁コイルの発生する磁束により吸引され復帰スプリングの付勢力に抗して矢印Aの方向に移動して第1の位置に保持され、電路の電圧が所定値以下になると復帰スプリングの付勢力により矢印B方向に移動して第2の位置の保持される。
シャフト8は、プランジャー6に連動して移動し、プランジャー7が第1の位置から矢印B方向に移動して第2の位置に達するときトリップバー21に固定されたトリップレバー22と係合する。トリップバー21は、その軸心の周りに回動できるように支持されており、トリップレバー22がシャフト8の先端部により矢印B方向に押圧されることにより、その軸心の周りに反時計方向に回動する。開閉接点1が閉路された状態にあるとき、トリップバー21が反時計方向に回動すると、蓄勢状態にあるトグル機構(図示せず)が釈放されて開閉操作機構2は瞬時に開閉接点1を開路する。筐体5は、その前面に開口する嵌挿孔6を備えている。
プランジャー保持装置9は、嵌挿孔6に筐体5の外部から筐体5の内部に挿入されシャフト8の係合部8aに係合する係止部9aと、この係止部9aと一体に形成され筐体5の外部で把持され得る把持部9bとを備えている。プランジャー保持装置9は、回路遮断器100に電路の電圧が印加されているときに、その係止部9aが筐体5に設けられた嵌合孔6から筐体5の内部に挿入されてシャフト8の係合部8aに係合し、シャフト8及びプランジャー7が矢印B方向に移動するのを阻止することによりプランジャー7を第1の位置に保持する。プランジャー保持装置9は、その把持部9bを把持して筐体5の嵌挿孔6から随時に抜き取ることができる。
次に、以上のように構成されたこの発明の実施の形態1における回路遮断器100の定期点検を実施する場合の動作について説明する。
回路遮断器100に電路の電圧が印加された状態においては、プランジャー7は電磁コイルに吸着された位置である第1の位置に保持されており、シャフト8の係合部8aはトリップレバー22から離れた状態にある。この状態において、プランジャー保持装置9の把持部9bを把持して筐体5の外部から係合部9aを嵌挿孔6に挿入し、その係止部9aをシャフト8の係合部8aとトリップレバー22との間に嵌挿し、図3に示す状態とする。
次に、回路遮断器100を電路から切り離す。この状態においては、プランジャー7は、プランジャー保持装置9の係止部9aにより、電磁石に吸着された位置である第1の位置に保持されているので、シャフト8の係合部8aはトリップレバー22に係合されず、回路遮断器100はトリップすることなく、開閉操作機構2を手動操作機構(図示せず)を用いて操作して開閉接点1を開閉操作するなどの動作確認の定期点検を実施する。点検が終了すれば、プランジャー操作装置9を嵌挿孔6から抜き取り、回路遮断器100を電路に投入して通常の運転状態に戻す。
以上のように構成されたこの発明の実施の形態1における回路遮断器においては、プランジャー操作装置9の係止部9aを回路遮断器100の筐体5の前面に開口する嵌挿孔6から筐体5の内部に挿入し、その係止部9aによりプランジャー7を電磁コイルに吸引された位置である第1の位置に保持するようにしたので、不足電圧引外し装置4は電路の電圧が印加されてないときにおいてもトリップすることがなく、制御電源を別途用意することなく回路遮断器100の定期点検を容易に行うことができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、回路遮断器100に電路の電圧が印加された状態において、プランジャー7が吸着位置に保持されているときにプランジャー保持装置9を筐体の嵌合孔6に挿入することでプランジャー7を吸着位置に保持させ、シャフト8の係合部8aがトリップレバー22に係合されないようにしたが、実施の形態2は、回路遮断器に電路の電圧が印加されておらず不足電圧引外し装置が電圧無印加状態にあり、シャフトが電磁石に吸着される前の位置にあるときに、回路遮断器の定期点検を容易に行うことができるようにしたものである。
図4は、この発明の実施の形態2における回路遮断器を示す外観斜視図、図5及び図6は図4の要部拡大図である。図4乃至図6において、回路遮断器101の筐体5の前面には嵌挿孔20が設けられている。この嵌挿孔20は、挿入孔10と、この挿入孔10に繋がる摺動孔11、及びこの摺動孔11に繋がる係止孔12とで構成されている。
プランジャー保持装置14は、把持部14bと押圧部14aを備えている。押圧部14aは、ほぼL字形の係合溝14a1を備えており、後述するように、回路遮断器101に電路の電圧が印加されていないときに、把持部14bが把持されて筐体5の前面から嵌挿孔20の挿入孔10に挿入され、係合溝14a1がシャフト8の係合部8aに係合する。そして、シャフト8の当接部8bがプランジャー保持装置14の押圧部14aにより、復帰スプリング(図示せず)の付勢力に抗して矢印A方向に押圧されることにより、シャフト8及びプランジャー7は電磁石に吸引されたときの位置である第1の位置に移動され、その位置に保持される。プランジャー保持装置14は、その把持部14bを把持して筐体5の嵌合孔6から随時に抜き取ることができる。
その他の構成は、実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
次に、以上のように構成されたこの発明の実施の形態2に係る回路遮断器101に於いて、その定期点検を実施する場合の動作について説明する。先ず、回路遮断器101を電路から切り離し、回路遮断器101に電路の電圧が印加されていない状態とする。この状態に於いては、不足電圧引外し装置4の電磁石に電圧が印加されていないので、プランジャー7は復帰スプリングにより矢印B方向に復帰し第2の位置にある。このときシャフト8の係合部8aはトリップレバー2aに係合して開閉操作機構2を動作させて開閉接点1を開路させた状態にある。
この状態のとき、プランジャー保持装置14を回路遮断器101の筐体5の嵌挿孔20の挿入孔10に挿入して、シャフト8の係合部8aに押圧部14aの係合溝14a1を嵌合させる。次に、プランジャー保持装置14を筐体5の摺動孔11に沿って図の上方向(矢印A方向)に摺動させて押圧部14aによりシャフト8の当接部8bを矢印A方向に押圧し、プランジャー7を電磁石に吸引される前の第2の位置から吸引後の第1の位置に移動させる。その後、プランジャー保持装置14を係止孔12に沿ってシャフト8を中心として反時計方向に回動させこの係止孔12により係止する。これにより、プランジャー7は第1の位置に保持される。
この状態においては、プランジャー7は電磁石への吸着位置である第1の位置に保持されているので、シャフト8の係合部8aはトリップレバー22に係合されず、開閉操作機構2を図示しない手動操作機構を用いて操作して開閉接点1を開閉操作するなどの動作確認の定期点検等を実施することができる。定期点検等の実施後は、プランジャー保持装置14をシャフト8との係合を解いて抜き取り、回路遮断器100を通常の運転状態に戻す。
以上のように構成されたこの発明の実施の形態2における回路遮断器においては、不足電圧引外し装置4が電圧を印加していない状態でプランジャー7が吸引前位置にあるときに、着脱可能に形成されたプランジャー保持装置14を筐体5に挿入するすることにより、制御電源を別途用意することなく回路遮断器101の定期点検を容易に行うことができる。
実施の形態3.
図7、図8は、この発明の実施の形態3における回路遮断器の要部拡大図である。図7及び図8に於いて、保持部材15は、回路遮断器の筐体5内で軸15bにより回動自在に支持されている。この保持部材15は、略L字形の板体により構成され、一端に係合用の凸部15aを備え、他端はシャフト8の係合部8aに係合する係止部15cを備えている。回路遮断器の筐体は図示していないが、実施の形態1と同様に構成され、図1に示すようにその前面に嵌合孔6が形成されている。
プランジャー保持装置16は、係合溝16a1を有する押圧部16aとこの押圧部16aに一体の形成された把持部16bとを備えている。後述するように、回路遮断器に電路の電圧が印加されているときに、プランジャー保持装置16は、その把持部16bが把持されて筐体5の前面から嵌挿孔6に挿入され、押圧部16aの係合溝16a1が保持部材15の凸部15aに係合する。そして、把持部16bが図の右方向に押圧されることにより保持部材15を軸15bを中心として矢印E方向に回動させ、その係止部15cをシャフト8の当接部8bに係合させる。これによりプランジャー7は電磁石に吸引された位置である第1の位置に保持される。プランジャー保持装置16は、その把持部16bを把持して筐体5の嵌合孔6から随時に抜き取ることができる。
その他の構成は、実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
次に以上のように構成されたこの発明の実施の形態3における回路遮断器を定期点検する場合動作について、図1、図7及び図8を用いて説明する。
回路遮断器に電路の電圧が印加された状態においては、プランジャー7は電磁石に吸着位置された第1の位置に保持されており、プランジャー保持装置16の押圧部16aを、回路遮断器100の筐体5の前面に配設した嵌挿孔6から矢印Dの方向に移動させて筐体5の内部に挿入し、その係合溝16a1を保持部材15の凸部15aに係合させる。
次に、プランジャー保持装置16の把持部16bを押圧して、保持部材15を軸15bを支点として回動矢印E方向に回動させ、保持部材15の係止部15cを、シャフト8の係合部8aとトリップレバー22との間に嵌挿して図8に示す状態とする。その後、プランジャー保持装置16の把持部16bを操作して押圧部16aを保持部材15の凸部15aから外し、プランジャー保持装置16を嵌合孔6から引き抜く。
次に、回路遮断器を電路から切り離す。この状態においては、プランジャー7は吸着位置である第1の位置に保持されているので、シャフト8の係合部8aはトリップレバー22に係合されず、回路遮断器はトリップすることなく、開閉操作機構2を図示しない手動操作機構を用いて操作して開閉接点1を開閉操作する等の動作確認の定期点検等を実施することができる。
以上のように構成されたこの発明の実施の形態3における回路遮断器においては、プランジャー保持装置16の押圧部16aを回路遮断器の筐体5の前面に配設された嵌合孔6から挿入し、保持部材15を回動させてその係止部15cをシャフト8の係合部8aとトリップレバー22との間に嵌挿することにより、不足電圧引外し装置4は電路の電圧が印加されてないときにおいてもトリップすることがないので、制御電源を別途用意することなく回路遮断器100の定期点検を容易に行うことができる。
また、操作部材16の係止部16cを、一旦、シャフト8の係合部18aとトリップレバー22との間に挿入してプランジャー7を第1の位置に保持した後、プランジャー保持装置16を筐体5から引き抜いても不足電圧引外し装置4のプランジャー7は吸引位置である第1の位置に保持されるので、点検中にプランジャー保持装置16を装着しておく必要がなく、点検中に誤ってプランジャー保持装置16が外れて点検が継続できなくなるという恐れはない。
この発明の実施の形態1における回路遮断器を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1における回路遮断器の要部拡大図である。 この発明の実施の形態1における回路遮断器の要部拡大図である。 この発明の実施の形態2における回路遮断器を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2における回路遮断器の要部拡大図である。 この発明の実施の形態2における回路遮断器の要部拡大図である。 この発明の実施の形態3における回路遮断器の要部拡大図である。 この発明の実施の形態3における回路遮断器の要部拡大図である。
符号の説明
1 開閉接点
1a 固定接点
1b 可動接点
2 開閉操作機構
3 過電流引外し機構
4 不足電圧引外し装置
5 筐体
6、20 嵌挿孔
7 プランジャー
8 シャフト
8a シャフトの係合部
8b シャフトの当接部
9、14、16 プランジャー保持装置
9a 係止部
9b、14b、16b 把持部
14a、16a 押圧部
14a1、16a1 係合溝
10 挿入孔
11 摺動孔
12 係止孔
15 保持部材
15a 凸部
15b 軸
15c 保持部材の係止部
100、101 回路遮断器
21 トリップバー
22 トリップレバー

Claims (5)

  1. 電路に流れる電流を開閉する開閉接点と、前記開閉接点を開閉操作する開閉操作機構と、前記電路の電圧が所定値以下のとき前記開閉操作機構を動作させて前記開閉接点を開路させる不足電圧引外し装置と、前記開閉接点と前記操作機構と前記不足電圧引外し装置を収容する筐体とを備えた回路遮断器であって、前記不足電圧引外し装置は、前記電路の電圧が印加される電磁石と、前記電圧が所定値より高いときは前記電磁石に吸引されて第1の位置に保持され前記電圧が前記所定値以下となったとき前記第1の位置から第2の位置へ移動するプランジャーと、前記プランジャーに固着され前記プランジャーが前記第2の位置へ移動したとき又は前記第2の位置へ移動する過程で前記開閉操作機構を動作させるシャフトとを備え、前記プランジャーは、前記筐体に設けられた嵌合孔から前記筐体の内部に随時挿入されるプランジャー保持装置により前記第1の位置に保持されるようにした回路遮断器。
  2. 前記筐体に設けられた嵌挿孔は、前記プランジャー保持装置が着脱自在に挿入される挿入孔と、前記シャフトを移動させて前記プランジャーを前記第1の位置へ移動させるときに前記プランジャー保持装置を摺動させる摺動孔と、前記プランジャー保持装置を係止して前記プランジャーを前記第1の位置に保持する係止孔とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。
  3. 回動自在に支持され所定の位置にあるとき前記シャフトに係合して前記プランジャーを前記第1の位置に保持する保持部材を備え、前記保持部材は、前記筐体に設けられた嵌合孔から前記筐体の内部に随時挿入されるプランジャー保持装置により回動されて、前記プランジャーを前記第1の位置に保持し又はその保持を解くよう操作されることを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。
  4. 電路の電圧が印加される電磁石と、前記電圧が所定値より高いときは前記電磁石に吸引されて第1の位置に保持され前記電圧が前記所定値以下となったとき前記第1の位置から第2の位置へ移動するプランジャーと、前記プランジャーに固着され前記プランジャーが前記第2の位置へ移動したとき又は前記第2の位置へ移動する過程で前記開閉操作機構を動作させて前記電路を開閉する開閉接点を開路する不足電圧引外し装置とを備えた回路遮断器に用いられるプランジャー保持装置であって、前記開路遮断器の筐体に設けられた嵌合孔に着脱自在に挿入され前記シャフトに係合して前記プランジャーを前記第1の位置に保持する係止部と、この係止部と一体に形成され前記筐体の外部で把持されて前記係止部を前記シャフトに係合させ又はその係合を解くよう操作し得る把持部とを備えた回路遮断器のプランジャー保持装置。
  5. 電路の電圧が印加される電磁石と、前記電圧が所定値より高いときは前記電磁石に吸引されて第1の位置に保持され前記電圧が前記所定値以下となったとき前記第1の位置から第2の位置へ移動するプランジャーと、前記プランジャーに固着され前記プランジャーが前記第2の位置へ移動したとき又は前記第2の位置へ移動する過程で前記開閉操作機構を動作させて前記電路を開閉する開閉接点を開路する不足電圧引外し装置と、回動自在に支持され所定の位置にあるとき前記シャフトに係合して前記プランジャーを前記第1の位置に保持する保持部材とを備えた回路遮断器に用いられるプランジャー保持装置であって、前記回路遮断器の筐体に設けられた嵌合孔に着脱自在に挿入されて前記保持部材に係合する係合部と、この係合部と一体に形成され前記筐体の外部で把持されて前記係合部に係合した前記保持部材を回動して前記シャフトに係合させ又はその係合を解くよう操作し得る把持部とを備えた回路遮断器のプランジャー保持装置。
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