JP4587972B2 - 回路遮断器、及び回路遮断器のプランジャー保持装置 - Google Patents
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Description
図1は、この発明の実施の形態1における回路遮断器を示す斜視図、図2及び図3は図1の要部断面拡大図である。
図1乃至図3において、回路遮断器100は、固定接点1aと可動接点1bとからなる開閉接点1と、この開閉接点1を開閉操作する開閉操作機構2と、電路(図示せず)に過電流が流れたときにトリップバー21を回動させて開閉操作機構2に開閉接点1を開路させる動作を行わせる過電流引外し機構3と、電路の電圧が所定値以下のときにトリップバー21を回動させて開閉操作機構2に開閉接点1を開路させる動作をさせる不足電圧引外し装置4とを備えている。又、回路遮断器100は、絶縁物により形成された筐体5を備え、開閉接点1と、開閉操作機構2と、トリップバー21と、過電流引外し機構3と、不足電圧引外し装置4とは、この筐体5の内部に収容されている。
回路遮断器100に電路の電圧が印加された状態においては、プランジャー7は電磁コイルに吸着された位置である第1の位置に保持されており、シャフト8の係合部8aはトリップレバー22から離れた状態にある。この状態において、プランジャー保持装置9の把持部9bを把持して筐体5の外部から係合部9aを嵌挿孔6に挿入し、その係止部9aをシャフト8の係合部8aとトリップレバー22との間に嵌挿し、図3に示す状態とする。
実施の形態1では、回路遮断器100に電路の電圧が印加された状態において、プランジャー7が吸着位置に保持されているときにプランジャー保持装置9を筐体の嵌合孔6に挿入することでプランジャー7を吸着位置に保持させ、シャフト8の係合部8aがトリップレバー22に係合されないようにしたが、実施の形態2は、回路遮断器に電路の電圧が印加されておらず不足電圧引外し装置が電圧無印加状態にあり、シャフトが電磁石に吸着される前の位置にあるときに、回路遮断器の定期点検を容易に行うことができるようにしたものである。
その他の構成は、実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
図7、図8は、この発明の実施の形態3における回路遮断器の要部拡大図である。図7及び図8に於いて、保持部材15は、回路遮断器の筐体5内で軸15bにより回動自在に支持されている。この保持部材15は、略L字形の板体により構成され、一端に係合用の凸部15aを備え、他端はシャフト8の係合部8aに係合する係止部15cを備えている。回路遮断器の筐体は図示していないが、実施の形態1と同様に構成され、図1に示すようにその前面に嵌合孔6が形成されている。
その他の構成は、実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
回路遮断器に電路の電圧が印加された状態においては、プランジャー7は電磁石に吸着位置された第1の位置に保持されており、プランジャー保持装置16の押圧部16aを、回路遮断器100の筐体5の前面に配設した嵌挿孔6から矢印Dの方向に移動させて筐体5の内部に挿入し、その係合溝16a1を保持部材15の凸部15aに係合させる。
1a 固定接点
1b 可動接点
2 開閉操作機構
3 過電流引外し機構
4 不足電圧引外し装置
5 筐体
6、20 嵌挿孔
7 プランジャー
8 シャフト
8a シャフトの係合部
8b シャフトの当接部
9、14、16 プランジャー保持装置
9a 係止部
9b、14b、16b 把持部
14a、16a 押圧部
14a1、16a1 係合溝
10 挿入孔
11 摺動孔
12 係止孔
15 保持部材
15a 凸部
15b 軸
15c 保持部材の係止部
100、101 回路遮断器
21 トリップバー
22 トリップレバー
Claims (5)
- 電路に流れる電流を開閉する開閉接点と、前記開閉接点を開閉操作する開閉操作機構と、前記電路の電圧が所定値以下のとき前記開閉操作機構を動作させて前記開閉接点を開路させる不足電圧引外し装置と、前記開閉接点と前記操作機構と前記不足電圧引外し装置を収容する筐体とを備えた回路遮断器であって、前記不足電圧引外し装置は、前記電路の電圧が印加される電磁石と、前記電圧が所定値より高いときは前記電磁石に吸引されて第1の位置に保持され前記電圧が前記所定値以下となったとき前記第1の位置から第2の位置へ移動するプランジャーと、前記プランジャーに固着され前記プランジャーが前記第2の位置へ移動したとき又は前記第2の位置へ移動する過程で前記開閉操作機構を動作させるシャフトとを備え、前記プランジャーは、前記筐体に設けられた嵌合孔から前記筐体の内部に随時挿入されるプランジャー保持装置により前記第1の位置に保持されるようにした回路遮断器。
- 前記筐体に設けられた嵌挿孔は、前記プランジャー保持装置が着脱自在に挿入される挿入孔と、前記シャフトを移動させて前記プランジャーを前記第1の位置へ移動させるときに前記プランジャー保持装置を摺動させる摺動孔と、前記プランジャー保持装置を係止して前記プランジャーを前記第1の位置に保持する係止孔とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。
- 回動自在に支持され所定の位置にあるとき前記シャフトに係合して前記プランジャーを前記第1の位置に保持する保持部材を備え、前記保持部材は、前記筐体に設けられた嵌合孔から前記筐体の内部に随時挿入されるプランジャー保持装置により回動されて、前記プランジャーを前記第1の位置に保持し又はその保持を解くよう操作されることを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。
- 電路の電圧が印加される電磁石と、前記電圧が所定値より高いときは前記電磁石に吸引されて第1の位置に保持され前記電圧が前記所定値以下となったとき前記第1の位置から第2の位置へ移動するプランジャーと、前記プランジャーに固着され前記プランジャーが前記第2の位置へ移動したとき又は前記第2の位置へ移動する過程で前記開閉操作機構を動作させて前記電路を開閉する開閉接点を開路する不足電圧引外し装置とを備えた回路遮断器に用いられるプランジャー保持装置であって、前記開路遮断器の筐体に設けられた嵌合孔に着脱自在に挿入され前記シャフトに係合して前記プランジャーを前記第1の位置に保持する係止部と、この係止部と一体に形成され前記筐体の外部で把持されて前記係止部を前記シャフトに係合させ又はその係合を解くよう操作し得る把持部とを備えた回路遮断器のプランジャー保持装置。
- 電路の電圧が印加される電磁石と、前記電圧が所定値より高いときは前記電磁石に吸引されて第1の位置に保持され前記電圧が前記所定値以下となったとき前記第1の位置から第2の位置へ移動するプランジャーと、前記プランジャーに固着され前記プランジャーが前記第2の位置へ移動したとき又は前記第2の位置へ移動する過程で前記開閉操作機構を動作させて前記電路を開閉する開閉接点を開路する不足電圧引外し装置と、回動自在に支持され所定の位置にあるとき前記シャフトに係合して前記プランジャーを前記第1の位置に保持する保持部材とを備えた回路遮断器に用いられるプランジャー保持装置であって、前記回路遮断器の筐体に設けられた嵌合孔に着脱自在に挿入されて前記保持部材に係合する係合部と、この係合部と一体に形成され前記筐体の外部で把持されて前記係合部に係合した前記保持部材を回動して前記シャフトに係合させ又はその係合を解くよう操作し得る把持部とを備えた回路遮断器のプランジャー保持装置。
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