JPH0868839A - 路側ビーコン試験装置 - Google Patents

路側ビーコン試験装置

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Publication number
JPH0868839A
JPH0868839A JP6205710A JP20571094A JPH0868839A JP H0868839 A JPH0868839 A JP H0868839A JP 6205710 A JP6205710 A JP 6205710A JP 20571094 A JP20571094 A JP 20571094A JP H0868839 A JPH0868839 A JP H0868839A
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JP
Japan
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test
roadside beacon
test vehicle
beacon antenna
roadside
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JP6205710A
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Inventor
Takeshi Iwamoto
健 岩本
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ビーコン設置基準位置を正確に作成できる路側
ビーコン試験装置を提供すること。 【構成】路側ビーコン試験装置3には試験車の現在位置
を検出するための位置検出部31が備えられている。こ
の検出部31で検出される現在位置は試験装置本体36
に与えられる。本体36では、上記与えられる現在位置
とビーコンアンテナの設置位置とが比較され、各位置の
差が一定値以下のときに、その現在位置がビーコン設置
基準位置とされる。 【効果】ビーコン設置基準位置が正確なので、放射され
ている電波の電界強度が最大となる位置がビーコンアン
テナの設置位置と一致するか否か等を正確に判定でき
る。また、ビーコンアンテナから左右均等に電波が放射
されているか否かを正確に判定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば路側に設置さ
れている路側ビーコンアンテナから放射される電波の電
界強度が必要なレベルに達しているか否かを調べるため
の路側ビーコン試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、走行中に道路交通情報等のド
ライバにとって有用なデータをドライバに提供するた
め、送信すべきデータを含む電波を道路の比較的狭い範
囲に放射するための路側ビーコンアンテナを含む路側ビ
ーコンを道路交通網の所定距離ごとに設置するととも
に、上記路側ビーコンアンテナから放射されている電波
を受信すると、この受信された電波に含まれている道路
交通情報等を表示装置に表示するようにした車載機を車
両に搭載した路側ビーコンシステムが提案されている。
【0003】この路側ビーコンシステムでは、ドライバ
へのサービス向上のため、上記路側ビーコンアンテナか
ら放射される電波の受信状況を調べる試験が行われる。
具体的には、上記路側ビーコンアンテナから放射される
電波の電界強度が必要な電界強度に達しているか否か、
および上記電界強度が最も高い位置(以下「電界強度最
高位置」という)がビーコンアンテナの設置位置と一致
するか否か等を調べる試験が行われる。この試験は、試
験すべき路側ビーコンアンテナが設置されている道路を
後述する路側ビーコン試験装置(以下単に「試験装置」
という)が搭載された車両(以下「試験車」という)で
走行し、上記試験すべき路側ビーコンアンテナから放射
されている電波の電界強度を測定することにより行われ
る。
【0004】より具体的に説明すると、上記試験車に搭
載される試験装置は、図8に示すように、路側ビーコン
アンテナ100から放射される電波を受信するための受
信アンテナ101と、車両に備えられている車輪の回転
数に対応するパルスを出力する車輪速センサなどの距離
センサ102と、走行中に試験員が路側ビーコンアンテ
ナ100の設置位置であると判断したときに手動で操作
するための操作スイッチ103と、RAM104aおよ
び後述する所定距離r等が記憶されているROM104
bを含み、上記受信アンテナ101で受信された電波の
電界強度の判定,上記距離センサ102から出力される
パルスに基づく試験車の移動距離の算出,および上記操
作スイッチ103が操作されか否かの判別等を行う制御
装置105と、電界強度を記録するための記録部106
とを含むものである。
【0005】この試験は、ビーコンアンテナ100の試
験対象エリア(たとえばビーコンアンテナ100の設置
位置の±100(m) の範囲)に入ってから試験を始める
ことを防ぐため、試験すべき路側ビーコンアンテナ10
0の設置位置と思われる位置から十分手前の道路上の位
置から開始される。試験が開始されると、試験装置で
は、路側ビーコンアンテナ100から放射されている電
波が受信アンテナ101を通して受信され、この受信さ
れた電波から制御装置105にて電界強度が求められ
る。求められた電界強度は制御装置105内のRAM1
04aに一時的に格納される。このRAM104aへの
格納は、制御装置105において距離センサ102から
出力されるパルスに基づいて求められた試験車の走行距
離に対応付けられて行われる。
【0006】試験車が路側ビーコンアンテナ100に近
づき、試験車が路側ビーコンアンテナ100の設置位置
に到達したと試験員が判断すると、試験員は操作スイッ
チ103を手動で操作する。これに応答して、制御装置
105では、操作スイッチ103が操作された位置がビ
ーコン設置基準位置としてRAM104aに格納され
る。
【0007】そして、試験車での走行を継続し、制御装
置105において、上記距離センサ102の出力パルス
に基づき、上記路側ビーコンアンテナ100の設置位置
から所定距離r(たとえばr=100(m) )だけ移動し
たと判別されると、試験車が試験対象エリア外に出たと
みなれ、測定を終了する。測定が終了すると、上記RA
M104aに格納されている電界強度およびビーコン設
置基準位置が記録部106に与えられ、記録される。た
だし、上記RAM104aに格納されている電界強度の
うち、ビーコン設置基準位置から所定距離rだけ手前以
前に求められた電界強度は路側ビーコンアンテナ100
の試験対象エリア外の情報とみなされ、記録部106に
は与えられない。その後、たとえばこの記録部106か
ら記録結果を所定の記録用紙に移した後、試験員は、こ
の記録用紙に記録された電界強度に基づき、電界強度が
必要な電界強度であるか否かを判定する。また、試験員
は、上記電界強度最高位置とビーコン設置基準位置とが
一致するか否かに基づいて、路側ビーコンアンテナ10
0から左右均等に電波が放射されているか否かを判定す
る。
【0008】なお、図9に上記記録用紙に記録された記
録結果の一例を示す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記試験方
法では、ビーコン設置基準位置は、試験員が操作スイッ
チ103を操作した位置とされている。すなわち、ビー
コン設置基準位置の決定を試験員の操作に頼っている。
したがって、上記判定を誤るおそれがある。特に、高速
道路に設置されている路側ビーコンアンテナ100を試
験するときには、試験車は高速で走行しているので、こ
の不具合が顕著に現れる。
【0010】また、上述のように、路側ビーコンアンテ
ナ100の試験対象エリアの両端(図9参照)の位置が
試験員にははっきりとわからないため、必要な受信状況
のみならず、試験対象エリア外で得られた不必要な受信
状況をもRAM104aに一時格納しなければならな
い。そのため、必要以上の容量のRAM104aが必要
なので、コストアップに繋がるという不具合がある。
【0011】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、ビーコン設置基準位置を正確に決定できる
路側ビーコン試験装置を提供することである。また、本
発明の他の目的は、必要な受信状況のみをメモリに格納
できる路側ビーコン試験装置を提供することである。さ
らに、本発明の他の目的は、上記ビーコン設置基準位置
を正確に決定できるとともに、必要な受信状況のみをメ
モリに格納できる路側ビーコン試験装置を提供すること
である。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するための本発明を第1の観点から見た構成は、試験
車の現在位置を検出する位置検出手段と、路側ビーコン
アンテナの設置位置が予め記憶された記憶手段と、上記
位置検出手段で検出された試験車の現在位置と、上記記
憶手段に記憶されている路側ビーコンアンテナの設置位
置とを比較する比較手段と、この比較手段での比較の結
果、上記試験車の現在位置と上記路側ビーコンアンテナ
の設置位置との差が一定値以下である場合における上記
試験車の現在位置をビーコン設置基準位置とする基準位
置決定手段とを含むことを特徴とする。
【0013】この構成では、位置検出手段で検出された
試験車の現在位置と記憶手段に記憶されている路側ビー
コンアンテナの設置位置との差が一定値以下の場合、そ
の試験車の現在位置がビーコン設置基準位置とされる。
したがって、ビーコン設置基準位置の作成を試験員の操
作に頼っていた従来技術と異なり、ビーコン設置基準位
置を正確に決定できる。
【0014】また、本発明を第2の観点から見た構成
は、位置検出手段で検出された試験車の現在位置と上記
記憶手段に記憶されている路側ビーコンアンテナの設定
位置との間の距離を算出する距離算出手段と、この距離
算出手段で算出された距離が所定距離以下または所定距
離以上に達したか否かを判別する判別手段と、この判別
手段での判別の結果、上記距離算出手段で算出された距
離が所定距離以下に達したと判別されると、受信状況記
憶手段への受信状況の記憶を開始し、その後、上記距離
算出手段で算出された距離が所定距離以上に達したと判
別されると、上記受信状況記憶手段への受信状況の記憶
を終了する記憶制御手段とをさらに含むことを特徴とす
る。
【0015】この構成では、試験車の現在位置が路側ビ
ーコンアンテナの設置位置に所定距離だけ近づいたとき
に受信状況記憶手段に路側ビーコンアンテナから放射さ
れた電波の受信状況の記憶が開始される。その後、試験
車の現在位置が路側ビーコンアンテナの設置位置から所
定距離だけ遠ざかったときには、上記受信状況の記憶が
終了する。したがって、たとえば上記所定距離を路側ビ
ーコンアンテナの設置位置から路側ビーコンアンテナの
試験対象エリアの端部までの距離とすれば、上記記憶動
作は路側ビーコンアンテナの試験対象エリア内でのみ行
われる。そのため、試験対象エリア外で得られた受信状
況まで格納するための容量を有するメモリが必要であっ
た従来技術と異なり、試験対象エリア内で得られる受信
状況のみを格納できる容量を有するメモリを備えるだけ
でよい。
【0016】また、本発明を第3の観点から見た構成
は、試験車の現在位置を検出する位置検出手段と、上記
路側ビーコンアンテナの試験対象エリアの道路に沿う両
端位置と、上記路側ビーコンアンテナの設置位置とが予
め記憶された記憶手段と、上記位置検出手段で検出され
た試験車の現在位置と、上記記憶手段に記憶されている
両端位置および路側ビーコンアンテナの設置位置とを比
較する比較手段と、この比較手段での比較の結果、上記
試験車の現在位置と上記両端位置のうち一方の位置との
差が一定値以下の場合、上記受信状況記憶手段への受信
状況の記憶を開始し、上記試験車の現在位置と上記路側
ビーコンアンテナの設置位置との差が一定値以下になっ
た後、上記試験車の現在位置と上記両端位置のうち他方
の位置との差が一定値以下になった場合、上記受信状況
記憶手段への受信状況の記憶を終了する記憶制御手段と
を含むことを特徴とする。
【0017】この構成では、検出された試験車の現在位
置と記憶手段に予め記憶されている路側ビーコンアンテ
ナの試験対象エリアの両端位置との差が一定値以下であ
るか否かに基づいて、路側ビーコンアンテナから放射さ
れている電波の受信状況を記憶するか否かが判断され
る。したがって、たとえば複数の路側ビーコンアンテナ
が複数の道路に設置され、かつ各路側ビーコンアンテナ
の試験対象エリアの範囲が異なる場合でも、各試験対象
エリアの両端位置を記憶手段に記憶させておけば、1台
の試験装置でそれぞれ試験対象エリアの範囲が異なる路
側ビーコンアンテナの試験を行える。
【0018】また、本発明を第4の観点から見た構成
は、路側ビーコンアンテナが設置されている道路と同じ
道路上の1つまたは複数の位置が記憶された位置記憶手
段と、この位置検出手段で検出されている試験車の現在
位置と、上記位置記憶手段に記憶されている位置とに基
づいて、上記試験車が上記路側ビーコンアンテナが設置
されている道路上を走行しているか否かを判別する走行
判別手段と、この走行判別手段での判別の結果、上記試
験車が上記路側ビーコンアンテナが設置されている道路
上を走行していると判別されると、上記記憶制御手段に
おける制御を許容する記憶制御許容手段とをさらに含む
ことを特徴とする。
【0019】この構成によれば、試験車が試験すべき路
側ビーコンアンテナが設置されている道路上を走行して
いる場合に限って受信状況の記憶制御が行われるので、
たとえば試験すべき路側ビーコンアンテナが設置されて
いる道路の極近傍に存在する道路に上記路側ビーコンア
ンテナから電波が放射されている場合、試験車がその極
近傍に存在する道路を走行しても、記憶手段に電波の受
信状況が記憶されることはない。
【0020】
【実施例】以下では、本発明の実施例を、添付図面を参
照して詳細に説明する。 〈第1実施例〉図1は、本発明の路側ビーコン試験装置
が適用された第1実施例の路側ビーコン試験システムの
構成を示すブロック図である。この路側ビーコン試験シ
ステムは、路側ビーコンアンテナ1を含む路側ビーコン
2と、上記ビーコンアンテナ1から放射される電波を試
験するための路側ビーコン試験装置(以下単に「試験装
置」という)3が搭載された試験車4とを含むものであ
る。
【0021】図2は、上記路側ビーコン2の構成を示す
ブロック図である。この路側ビーコン2は、交差点の位
置,交差点名称,交差点形状,道路規制情報,渋滞・事
故情報などのドライバにとって有用な道路交通情報や位
置情報を車両に提供するもので、図外のホストコンピュ
ータから与えられる道路交通情報および位置情報は送信
データフレームとしてデータ変調部20に与えられる。
データ変調部20では、搬送波発生部21から発生した
搬送波C1 が上記送信データフレームでFSK(Freque
ncy Shift-Keying)変調されて第1変調波信号が生成さ
れる。生成された第1変調波信号は二分されてAM(Am
plitued Modulation)変調部22a,22bにそれぞれ
与えられる(特開平2-183182号公報参照)。
【0022】なお、上記データ変調部20における変調
方式は、FSK変調に限らず、GMSK変調やPSK変
調などの他のディジタル変調方式でもよい。上記送信デ
ータフレームはまた、クロック発生部23にも与えられ
る。クロック発生部23では、送信データフレームが与
えられると、これに応答して変調信号C2 が生成され
る。生成された変調信号C2 の周波数f2 は上記搬送波
1 の周波数f1 よりも低い周波数(たとえば1kH
z)である。クロック発生部23で生成された変調信号
2 は二分され、一方は直接AM変調部22aに与えら
れ、他方はいったん180°移相回路24に与えられて
180°移相された後、AM変調部22bに与えられ
る。
【0023】AM変調部22a,22bでは、上記第1
変調波信号がこの与えられた互いに逆相の変調信号C2
でそれぞれAM変調される。AM変調された第1変調波
信号は路側ビーコンアンテナ1から放射される。このと
き、右方向に同相の第1変調波信号が放射され、左方向
に逆相の第1変調波信号が放射される。図3は、上記試
験装置3の構成を示すブロック図である。この試験装置
3には、いわゆる自立航法によって試験車4の現在位置
を検出する位置検出手段として機能する位置検出部31
が備えられている。この位置検出部31には、地磁気セ
ンサ32,距離センサ33および方位センサ34が備え
られている。上記距離センサ33には、たとえば車輪の
回転数に対応するパルスを出力する車輪速センサが適用
可能であり、上記方位センサ34には、たとえば光ファ
イバジャイロ,振動ジャイロ,ガスレートジャイロなど
のジャイロが適用可能である。上記地磁気センサ32,
距離センサ33および方位センサ34の出力は制御部3
5に与えられる。
【0024】制御部35では、上記距離センサ33の出
力を所定時間(たとえば1.2秒)にわたって積算して
試験車4の移動距離が算出されるとともに、上記方位セ
ンサ34の出力を所定時間(たとえば1.2秒)にわた
って積算して試験車4の方位変化量が算出される。そし
て、これら試験車4の移動量および方位変化量を予め設
定されている初期位置に累積することにより試験車4の
現在位置が検出される。
【0025】なお、この検出された試験車4の現在位置
にいわゆるマップマッチング処理(たとえば特開昭63-1
48115 号公報参照)を施してもよい。上記マップマッチ
ング処理とは、上記試験車4の走行軌跡と図中破線で示
したCDドライバを介して読出される道路地図メモリに
記憶されている道路パターンとが照合され、その結果に
応じて試験車の軌跡が道路パターン上に修正される技術
である。
【0026】また、試験車4の現在位置の検出には、上
記自立航法以外に、たとえばいわゆるGPS航法や上記
自立航法とGPS航法とを併用した方法を採用してもよ
い。より具体的に説明すると、GPS航法とは、地球の
周回軌道を航行しているGPS衛星から送信される電波
を試験車4に搭載したGPSアンテナで受信し、この受
信された電波の伝搬遅延時間に基づいてGPS受信機に
て試験車4の現在位置Gを検出するものである。この構
成によれば、上記自立航法のみの場合よりも安価に位置
検出部を実現できる。
【0027】また、GPS航法と自立航法とを併用する
方法では、GPS航法または自立航法のいずれか一方の
方法で検出された試験車4の現在位置のうち、精度の良
い方の現在位置が採用される。具体的には、通常は、G
PS航法で検出された現在位置が採用され、トンネルや
ビルの谷間などでは、自立航法で検出された現在位置が
採用される。このように、この構成によれば、上記自立
航法のみまたはGPS航法のみの場合よりも試験車の現
在位置を高精度に検出できる。
【0028】上記制御部35で検出された試験車4の現
在位置は座標G(x,y) として試験装置本体36に与えら
れる。また、上記位置検出部31に備えられている距離
センサ33から出力されるパルスも上記試験装置本体3
6に与えられる。試験装置本体36は、たとえばCPU
(図示せず),RAM36a,ROM36bを含むマイ
クロコンピュータで構成され、たとえば後述する測定開
始/終了決定処理や測定処理を行うものである。本実施
例では、この試験装置本体36が、基準位置決定手段,
比較手段,距離算出手段,判別手段および記憶制御手段
などとして機能する。
【0029】上記RAM36aは、たとえばワークエリ
アとして利用されるもので、本実施例では特に、後述す
る測定処理で取得された路側ビーコンアンテナ1から放
射される電波の受信状況を一時的に格納するために利用
される受信状況記憶手段などとして機能するものであ
る。また、上記ROM36bは、測定処理に利用される
上記路側ビーコンアンテナ1の設置位置A(x0,y0) ,お
よび測定開始/終了決定処理に利用されるしきい値L2
が予め記憶されている記憶手段などとして機能するもの
である。上記しきい値L2は、たとえば上記路側ビーコ
ンアンテナ1の設置位置A(x0,y0) と予め定められた試
験対象エリア(たとえば路側ビーコンアンテナ1の設置
位置A(x0,y0) から±100(m) の範囲)の端部との間
の距離に設定され、この場合、上記しきい値L2は、L
2=100(m) である。
【0030】試験装置本体36には、上記路側ビーコン
アンテナ1から放射された第1変調波信号を受信するた
めの受信アンテナ37が接続されている。試験装置本体
36では、この受信アンテナ37で受信された第1変調
波信号に基づき、後述する測定処理を行うことにより受
信状況が取得される。取得された受信状況は、RAM3
6aに一時的に格納された後、記録部38で記録され
る。
【0031】図4は、後述する測定処理の開始/終了を
決定するための測定開始/終了決定処理を説明するため
のフローチャートである。試験装置本体36には、試験
装置3の電源がONされると、位置検出部31から試験
車4の現在位置G(x,y) が与えられる(ステップS
1)。試験装置本体36では、現在位置G(x,y) が与え
られると、上記ROM36bから路側ビーコンアンテナ
1の設置位置A(x0,y0) が読込まれる(ステップS
2)。そして、試験車4と試験すべき路側ビーコンアン
テナ1の試験対象エリアの端部との間の距離を調べるた
め、上記試験車4の現在位置G(x,y) と上記設置位置A
(x0,y0) との間の距離L1が算出される(ステップS
3)。具体的には、 L1=√{(x −x02 +(y −y02 } が算出される。
【0032】距離L1が算出されると、試験車4が試験
すべき路側ビーコンアンテナ1の試験対象エリア内に存
在するか、または路側ビーコンアンテナ1の試験対象エ
リア外に存在するかを判断するため、上記算出された距
離L1がしきい値L2以下またはしきい値L2以上に達
したか否かが判別される(ステップS4,S6)。その
結果、上記距離L1がしきい値L2以下に達したと判別
されると、RAM36aに用意された後述する測定処理
の開始/終了を示す開始/終了フラグKFがセットされ
る(ステップS5)。一方、上記距離L1がしきい値L
2以上に達したと判別されると、上記開始/終了フラグ
KFがリセットされる(ステップS7)。
【0033】なお、上記開始/終了フラグKFは、セッ
トされた状態が測定処理の開始を表し、リセットされた
状態が測定処理の終了を表す。これにより、測定開始/
終了決定処理は終了する。図5は、上記試験装本体36
における測定処理を説明するためのフローチャートであ
る。この測定処理は、上記測定開始/終了決定処理にお
いて開始/終了フラグKFがセットされたことに応答し
て開始される(ステップT1)。測定処理が開始される
と、受信アンテナ37にて路側ビーコンアンテナ1から
放射されている第1変調波信号の受信が開始される。試
験装置本体36では、上記受信された第1変調波信号か
らデータ成分およびAM変調成分が抽出される(ステッ
プT2)。抽出された各成分のうち、データ成分は電界
強度としてRAM36aに格納される(ステップT
3)。一方、AM変調成分はさらにその中から同相であ
るか逆相であるかを示す位相データが抽出され、この抽
出された位相データがRAM36aに格納されるととも
に、上記抽出された位相データに基づいて路側ビーコン
アンテナ1の設置位置か否かが識別され、その識別結果
がRAM36aに格納される(ステップT4)。
【0034】なお、上記受信電界強度、位相データおよ
び設置位置判別結果は試験車4の走行距離に対応付けて
格納される。一方、上記処理が行われている状態におい
て、試験装置本体1では、位置検出部31から試験車4
の現在位置G(x,y) およびビーコンアンテナ1の設置位
置A(x0,y0) が取得され(ステップT5)、この取得さ
れた現在位置G(x,y) および設定位置A(x0,y0) から上
記距離L1が算出される(ステップT6)。そして、試
験車4の現在位置G(x,y) が試験すべき路側ビーコンア
ンテナ1の設定位置A(x0,y0) であるか否かを判断する
ため、上記算出された距離L1が一定値LTH(たとえば
TH=±0.1(m) )以下であるか否かが判別される
(ステップT7)。
【0035】その結果、上記算出された距離L1が一定
値LTHよりも大きいと判別されると、試験車4の現在位
置G(x,y) は上記路側ビーコンアンテナ1の設定位置A
(x0,y0) ではないと判断される。次いで、測定処理を終
了すべきか否かを判断するため、開始/終了フラグKF
がリセットされているか否かが判別される(ステップT
9)。その結果、開始/終了フラグKFがリセットされ
ていないと判別されると、上記処理が繰り返される。
【0036】上記ステップT8での判別の結果、上記算
出された距離L1が一定値LTH以下であると判別される
と、試験車の現在位置G(x,y) は上記路側ビーコンアン
テナ1の設定位置A(x0,y0) であるとみなされ、そのと
きの試験車4の現在位置G(x,y) がビーコン設置基準位
置としてRAM36aに格納される(ステップT8)。
【0037】そして、上記ステップT9での判別の結
果、開始/終了フラグKFがリセットされていると判別
されると、RAM36aに格納されていた電界強度,位
相データおよびビーコン設置基準位置が記録部38に与
えられて記録される(ステップT10)。これにより測
定処理は終了する。
【0038】測定処理が終了すると、試験員は、上記記
録部38に記録されている電界強度,位相データ、設置
位置識別結果およびビーコン設置基準位置を所定の記録
用紙に移す。この記録用紙に記録される結果は、たとえ
ば図6に示すようになる。なお、図6において、位相デ
ータの位相反転位置とこの位相データに基づいて路側ビ
ーコンアンテナ1の設置位置と識別されたポイントとが
ずれているのは、ノイズを考慮し、位相が反転した後同
じ位相が所定回数連続して継続した場合に、路側ビーコ
ンアンテナ1の設置位置と識別しているからである。
【0039】そして、この記録用紙に記録された電界強
度が必要な電界強度であるか否かを判定する。また、上
記記録用紙に記録された電界強度が最大になる位置がビ
ーコン設置基準位置と一致するか否かに基づき、ビーコ
ンアンテナ1から左右均等に電波を放射しているか否か
を判定する。さらに、AM変調成分の位相反転位置がビ
ーコン設置基準位置と一致するか否かに基づいて、路側
ビーコンアンテナ1から左右均等に電波を放射している
か否かを判定する。
【0040】以上のように本実施例の路側ビーコン試験
システムによれば、ビーコン設置基準位置を、位置検出
部31で検出されている試験車4の現在位置G(x,y) と
路側ビーコンアンテナ1の設定位置A(x0,y0) とがほぼ
一致したときの試験車4の現在位置G(x,y) としている
ので、ビーコン設置基準位置を正確に作成できる。その
ため、たとえば電界強度が最大になる位置が路側ビーコ
ンアンテナ1の設定位置と一致するか否かを正確に判断
できるので、路側ビーコンアンテナ1から左右均等に電
波が放射されているか否かを判定できる。
【0041】なお、このとき、さらに上記電界強度が最
大になる位置が位相反転位置と一致するか否かを調べる
と、上記判定の確実性をより向上できる。また、測定処
理の開始/終了を自動的に行い、かつ上記測定処理の開
始は路側ビーコンアンテナ1の試験対象エリアの端部で
あるので、路側ビーコンアンテナ1の試験対象エリアの
端部から十分離れた位置から測定処理を開始していた従
来技術と異なり、記録すべき受信状況を必要な受信状況
のみにすることができる。したがって、必要最小限の容
量のRAM36aを備えればよい。そのため、試験装置
3を安価に製造できる。 〈第2実施例〉図7は、本発明の路側ビーコン試験装置
が適用された第2実施例の路側ビーコン試験システムに
おける試験車の測定道路検出処理について説明するため
の図解図である。この第2実施例では、上記図1に示す
試験装置本体36に備えられているROM36bには、
路側ビーコンアンテナ1の設置位置A(x0,y0) およびし
きい値L2に加えて、図7に示すように、路側ビーコン
アンテナ1の設置位置Aが存在する道路上の他の位置D
(x3,y3) ,E(x4,y4) ,F(x5,y5) ,H(x6,y6),J
(x7,y7) が複数記憶されている。この記憶されている複
数の他の位置D(x3,y3) ,E(x4,y4) ,F(x5,y5) ,H
(x6,y6) ,J(x7,y7) は、上記路側ビーコンアンテナ1
の試験対象エリア外であって、かつ上記路側ビーコンア
ンテナ1の設置位置Aから十分離れた距離に存在するも
のである。
【0042】なお、上記記憶すべき他の位置は、1つで
もよい。また、本実施例では、上記ROM36bが位置
記憶手段として機能するとともに、上記試験装置本体3
6が走行判別手段および記憶制御許容手段として機能す
る。試験装置本体36では、試験装置3の電源がONさ
れると、上記位置検出部31から試験車4の現在位置G
(x,y) を取得し、この取得された試験車4の現在位置G
(x,y) と上記各他の位置D(x3,y3) ,E(x4,y4) ,F(x
5,y5) ,H(x6,y6),J(x7,y7) とが比較される。その
結果、上記試験車4の現在位置G(x,y) と上記各他の位
置D(x3,y3) ,E(x4,y4) ,F(x5,y5) ,H(x6,y6) ,
J(x7,y7) のうち予め定められた個数K(たとえばK=
3)の位置との差が一定値以下であると判別されたとき
に限り、上記第1実施例で説明した測定処理および測定
開始/終了決定処理が行われる。
【0043】このように、第2実施例の路側ビーコン試
験システムによれば、試験すべき路側ビーコンアンテナ
1が設置されている道路を試験車4が走行している場合
に限り測定処理等を行うようにしている。したがって、
たとえば試験すべき路側ビーコンアンテナ1が設置され
ている道路の極近傍に存在する道路に上記路側ビーコン
アンテナ1から電波が放射されている場合、試験車4が
その極近傍に存在する道路を走行しても、上記測定処理
等を誤って行うことはない。
【0044】なお、車両の現在位置の検出にいわゆるマ
ップマッチング処理を併用する場合には、車両がいずれ
の道路を走行しているのかを正確に把握できるので、上
記のように、複数の他の位置D(x3,y3) ,E(x4,y4) ,
F(x5,y5) ,H(x6,y6) ,J(x7,y7) を記憶していなく
ても、試験すべき路側ビーコンアンテナ1が設置されて
いる道路を試験車4が走行している場合に限り測定処理
等を行える。 〈他の実施例〉本発明の実施例の説明は以上のとおりで
あるが、本発明は上述の実施例に限定されるものではな
い。たとえば上記第1および第2実施例では、路側ビー
コンアンテナ1はデータ成分とAM変調成分との両方の
成分を含む第1変調波信号を送信しているが、たとえば
データ成分のみを含む第1変調波信号を送信するもので
あってもよい。
【0045】また、上記第1および第2実施例では、測
定開始/終了決定処理において、検出された試験車4の
現在位置G(x,y) とROM36bに記憶されている路側
ビーコンアンテナ1の設置位置A(x0,y0) との間の距離
L1を算出し、さらにこの算出された距離L1が予め定
められたしきい値L2以上またはしきい値L2以下にに
達したかを判別することによって、開始/終了フラグK
Fのセット/リセットを行うようにしているが、たとえ
ば路側ビーコンアンテナ1の試験対象エリアの各端部に
相当する位置M(x8,y8) ,N(x9,y9) (図7参照)をそ
れぞれROM36aに記憶しておき、上記検出されてい
る試験車4の現在位置G(x,y) が上記各位置M(x8,y8)
,N(x9,y9) と一致すると、開始/終了フラグKFを
それぞれセット/リセットするようにしてもよい。
【0046】この構成によれば、たとえば複数の路側ビ
ーコンアンテナ1が複数の道路に設置され、かつ各路側
ビーコンアンテナ1の試験対象エリアの範囲が異なる場
合でも、各路側ビーコンアンテナ1の試験対象エリアの
両端位置をそれぞれROM36bに記憶させておけば、
1台の試験装置3で試験対象エリアの範囲が異なる路側
ビーコンアンテナ1を試験できる。
【0047】また、上記距離L1を算出する処理を行う
必要がないとともに、距離センサ33の性能にかかわら
ず常に正確に開始/終了フラグKFのセット/リセット
を行える。その他特許請求の範囲に記載された範囲で種
々の設計変更を施すことは可能である。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明の路側ビーコン試験
装置を第1の観点から見た構成によれば、ビーコン設置
基準位置は、路側ビーコンアンテナの設置位置との差が
一定値以下の試験車の現在位置とされるので、ビーコン
設置基準位置の作成を試験員の操作に頼っていた従来技
術と異なり、ビーコン設置基準位置を正確に作成でき
る。そのため、たとえば上記路側ビーコンアンテナから
放射される電波の電界強度が最大となる位置が路側ビー
コンアンテナの設置位置と一致するか否かを正確に判断
できるので、路側ビーコンアンテナから左右均等に電波
が放射れているか否かを正確に判定できる。
【0049】また、第2の観点から見た構成によれば、
たとえば路側ビーコンアンテナから放射されている電波
の受信状況の記憶を路側ビーコンアンテナの試験対象エ
リア内に限定できるので、路側ビーコンアンテナの試験
対象エリア外で得られた受信状況を格納するための容量
を有するメモリが必要であった従来技術と異なり、試験
対象エリア内で得られた受信状況のみを格納する容量を
有するメモリを備えるだけでよい。そのため、試験装置
を安価に製造できる。
【0050】また、第3の観点から見た構成によれば、
たとえば複数の路側ビーコンアンテナが複数の道路に設
置され、かつ各路側ビーコンアンテナの試験対象エリア
の範囲が異なる場合でも、各試験対象エリアの両端位置
を記憶手段に記憶させておけば、1台の試験装置でそれ
ぞれ試験対象エリアが異なる路側ビーコンアンテナの試
験を行える。
【0051】また、第4の観点から見た構成によれば、
試験車が試験すべき路側ビーコンアンテナが設置されて
いる道路上を走行している場合に限って、路側ビーコン
アンテナから放射されている電波の受信状況の記憶制御
が行われる。したがって、たとえば試験すべき路側ビー
コンアンテナが設置されている道路の極近傍に存在する
道路に上記路側ビーコンアンテナから電波が放射されて
いる場合、試験車がその極近傍に存在する道路を走行し
ても、上記測定処理等を誤って行うことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の路側ビーコン試験装置が適用された第
1実施例の路側ビーコン試験システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図2】上記路側ビーコン試験システムの一部を構成す
る路側ビーコンの電気的構成を示すブロック図である。
【図3】上記路側ビーコン試験システムの一部を構成す
る試験車に搭載される路側ビーコン試験装置の構成を示
すブロック図である。
【図4】上記路側ビーコン試験装置における測定開始/
終了決定処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】上記路側ビーコン試験装置における測定処理を
説明するためのフローチャートである。
【図6】上記測定処理において求められた測定結果を示
す図である。
【図7】本発明の路側ビーコン試験装置が適用された第
2実施例の路側ビーコン試験システムにおける試験車の
測定道路検出処理について説明するための図解図であ
る。
【図8】従来の試験装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図9】従来の測定結果の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 路側ビーコンアンテナ 3 路側ビーコン試験装置 4 試験車 31 位置検出部 33 距離センサ 34 方位センサ 35 制御部 36 試験装置本体 36a RAM 36b ROM 37 受信アンテナ 38 記録部 G 試験車の現在位置 A 路側ビーコンアンテナの設置位置 L1 試験車の現在位置と路側ビーコンアンテナの設置
位置との間の距離 L2 しきい値 D,E,F,H,J,M,N 路側ビーコンアンテナが
設置されている道路上の他の位置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試験車に搭載され、路側に設置されている
    路側ビーコンアンテナから放射される電波を受信する受
    信手段、およびこの受信手段で受信された電波の受信状
    況を記憶するための受信状況記憶手段を含む路側ビーコ
    ン試験装置であって、 上記試験車の現在位置を検出する位置検出手段と、 上記路側ビーコンアンテナの設置位置が予め記憶された
    記憶手段と、 上記位置検出手段で検出された試験車の現在位置と、上
    記記憶手段に記憶されている路側ビーコンアンテナの設
    置位置とを比較する比較手段と、 この比較手段での比較の結果、上記試験車の現在位置と
    上記路側ビーコンアンテナの設置位置との差が一定値以
    下である場合における上記試験車の現在位置をビーコン
    設置基準位置とする基準位置決定手段とを含むことを特
    徴とする路側ビーコン試験装置。
  2. 【請求項2】上記位置検出手段で検出された試験車の現
    在位置と上記記憶手段に記憶されている路側ビーコンア
    ンテナの設定位置との間の距離を算出する距離算出手段
    と、 この距離算出手段で算出された距離が所定距離以下また
    は所定距離以上に達したか否かを判別する判別手段と、 この判別手段での判別の結果、上記距離算出手段で算出
    された距離が所定距離以下に達したと判別されると、上
    記受信状況記憶手段への受信状況の記憶を開始し、その
    後、上記距離算出手段で算出された距離が所定距離以上
    に達したと判別されると、上記受信状況記憶手段への受
    信状況の記憶を終了する記憶制御手段とをさらに含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の路側ビーコン試験装置。
  3. 【請求項3】試験車に搭載され、路側に設置されている
    路側ビーコンアンテナから放射される電波を受信する受
    信手段、およびこの受信手段で受信された電波の受信状
    況を記憶する受信状況記憶手段を含む路側ビーコン試験
    装置であって、 上記試験車の現在位置を検出する位置検出手段と、 上記路側ビーコンアンテナの試験対象エリアの道路に沿
    う両端位置と、上記路側ビーコンアンテナの設置位置と
    が予め記憶された記憶手段と、 上記位置検出手段で検出された試験車の現在位置と、上
    記記憶手段に記憶されている両端位置および路側ビーコ
    ンアンテナの設置位置とを比較する比較手段と、 この比較手段での比較の結果、上記試験車の現在位置と
    上記両端位置のうち一方の位置との差が一定値以下の場
    合、上記受信状況記憶手段への受信状況の記憶を開始
    し、上記試験車の現在位置と上記路側ビーコンアンテナ
    の設置位置との差が一定値以下になった後、上記試験車
    の現在位置と上記両端位置のうち他方の位置との差が一
    定値以下になった場合、上記受信状況記憶手段への受信
    状況の記憶を終了する記憶制御手段とを含むことを特徴
    とする路側ビーコン試験装置。
  4. 【請求項4】上記路側ビーコンアンテナが設置されてい
    る道路と同じ道路上の1つまたは複数の位置が記憶され
    た位置記憶手段と、 上記位置検出手段で検出されている試験車の現在位置
    と、上記位置記憶手段に記憶されている位置とに基づい
    て、上記試験車が上記路側ビーコンアンテナが設置され
    ている道路上を走行しているか否かを判別する走行判別
    手段と、 この走行判別手段での判別の結果、上記試験車が上記路
    側ビーコンアンテナが設置されている道路上を走行して
    いると判別されると、上記記憶制御手段における制御を
    許容する記憶制御許容手段とをさらに含むことを特徴と
    する請求項1,2または3記載の路側ビーコン試験装
    置。
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