JPH086825Y2 - 内部に柱を組込んだ地下連続壁工法における柱部用鋼製函体の建込み精度測定装置 - Google Patents

内部に柱を組込んだ地下連続壁工法における柱部用鋼製函体の建込み精度測定装置

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JPH086825Y2
JPH086825Y2 JP11400889U JP11400889U JPH086825Y2 JP H086825 Y2 JPH086825 Y2 JP H086825Y2 JP 11400889 U JP11400889 U JP 11400889U JP 11400889 U JP11400889 U JP 11400889U JP H086825 Y2 JPH086825 Y2 JP H086825Y2
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measuring
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steel
box body
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JP11400889U
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和俊 黒川
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Maeda Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、地下耐震壁などの本体構造物として利用
する地下連続壁の壁体内部に柱を組込むために、エレメ
ント内の柱部に鋼製函体を建込むようにした地下連続壁
工法において、その鋼製函体の建込み精度を測定する装
置に関するものである。
「従来の技術、考案が解決せんとする問題点」 出願人らは先に、エレメントの内部に、両側外面に四
角形筒状の鋼製函体を縦長に組込んだ鉄筋篭を建込み、
このエレメント内にコンクリートを打設して壁体を構築
し、この壁体部の周辺を根切りしながら又は根切り後に
鋼製函体の掘削側の前面を切除して開放し、この開放部
の前部に鋼製函体の内空と一連をなして柱断面を形成す
る型枠を設置し、この型枠と鋼製函体の一連の内空部に
柱鉄筋を配筋すると共に、コンクリートを打設すること
により、内部に柱を組込んだ地下連続壁を構築する工法
を開発し、特願平1−184210号、同1−184211号として
既に出願した。
ところで、この地下連続壁工法において、鋼製函体は
本体構造の柱を構成する部材であるため、その建込み精
度が悪いと後工程や構造的にも影響が大であり、許容範
囲内の精度を確保する必要がある。
そのため、エレメント内に建込んだ鋼製函体の前後左
右方向の傾きを測定する必要があるが、左右方向につい
ては鋼製函体の左右に充分に広いエレメント空間がある
ため、超音波測定器により測定することが可能であるの
に対して、鋼製函体の前後方向についてはエレメントの
前後巾に近い狭小な空間しかないため、超音波測定器に
よる測定ができず、この場合には鋼製函体の上端におけ
る前後のレベルを測定することによって傾きを知る方法
が採られていたが、鋼製函体の寸法誤差等により精度上
の信頼性が得られないという問題があった。
「問題点を解決するための手段」 この考案は前記従来の課題を解決するために、内部の
上下部に傾斜計を組込んだ測定管を、鋼製函体の側面に
取付けたガイドリング内に挿入して保持し、鋼製函体の
前後方向の傾きを計測するようにした装置を提案するも
のである。
「作用」 鋼製函体の建込み後にガイドリングに挿入して保持
し、測定管(全長l)の上下の傾斜計によりそれぞれ前
後方向の傾斜角度α1(下部)、α2(上部)を測定し、
両者の差から全長に対する傾斜角度αy=α2−α1を求
め、基準垂線V−Vに対する芯振れ距離dy=l・sin
αyを求める。
また、測定管をその軸芯回りに90°回転させて上記同
様に測定することにより、左右方向の芯振れ距離dx=l
・sin αxを求める。
「実施例」 以下この考案を図面に示す実施例について説明する
と、エレメント1を掘削した後、第1図に示すようにそ
の内部に四角形筒状の鋼製函体2を所要位置に縦長に組
込んだ鉄筋篭3を建込む。
鋼製函体2は柱を構成する内空断面を有する筒体で、
第1図に示すように鉄筋篭3に連結一体化され、その両
側内外面にリブ状に突設した継手鋼板4に継手金物5が
溶接により固定され、その内部には柱鋼材6及び柱鉄筋
7が装填されており、また外側面の垂直上の上下に所定
間隔を置いて円環状のガイドリング8,8′が取付けられ
ている。
鉄筋篭3のレベル調整後、第2図に示すように内部の
上下端部に埋設型傾斜計9a,9bをセットした比較的長尺
の測定管10(例えば、直径80mm,長さ8m)をクレーン等
にて吊上げ、これをガイドリング8,8′内に挿入して前
後方向(Y−Y方向)或いは左右方向(X−X方向)の
いずれかの傾斜角度を測定可能に保持させる。
なお、測定管10が所定の保持位置に係止されるよう
に、例えば、第3図に示すように下部のガイドリング
8′を有底筒状に形成するか、あるいは測定管10の上端
外周にガイドリング8に係止される係止突部を設ける。
この状態で、測定管10(全長l=8m)の上下の傾斜計
9a,9bによりそれぞれ第4図に示すように、前後方向
(Y−Y方向)の傾斜角度α1(下部)、α2(上部)を
測定し、両傾斜角α1,α2による測定管全長に対する芯
振れ距離δ1=lsinα1,δ2=lsinα2を求め、基準垂線
V−Vに対するY−Y方向の真の芯振れ距離δy=δ2
−δ1を求める。
次に、測定管10をその軸芯回りに90°回転させて上記
同様に上下の傾斜計9a,9bにより左右方向傾斜角度α
1(下部)、α2(上部)を測定し、基準垂線V−Vに対
するX−X方向の真の芯振れ距離δx=δ2−δ1を求め
る。
この場合、傾斜角度α1(下部)、α2(上部)を測定
するのは、測定管10がガイドリング8,8′に多少のガタ
を有して挿嵌され、しかも測定管10が必ずしも剛体では
なく、微小な湾曲により上端と下端の傾斜角度が異なる
からである。
なお、X−X方向については超音波測定器による測定
を併用することが望ましい。
そして、上記芯振れ距離δx,δyの測定結果から、そ
れらの建込み精度が±25mm以下であれば許容範囲内と
し、この値を越える場合にはその測定結果に応じて再度
鉄筋篭3(鋼製函体2を含む)のレベル調整を行い、再
測定して許容範囲内の精度に調整する。
その後は測定管10を引抜き、鋼製函体2の左右のエレ
メント空間内にコンクリートを打設し、鋼製函体2を山
留壁の一部として接続一体化した壁体を構築し、更に所
定間隔を置いてエレメント1を掘削し、同様にその内部
に鋼製函体2、鉄筋篭3を建込んだ後、コンクリートを
打設して最初の壁体7と間隔を置いて直列状をなす壁体
を構築する。
次に、上記近接する壁体間の部分にエレメント1を掘
削し、同様にその内部に鋼製函体2、鉄筋篭3を建込ん
だ後、コンクリートを打設して左右の壁体と連続一体化
した壁体を構築する。
そして、上記施工を隣接部分に順次繰返して一連の連
続地中壁を構築し、各鋼製函体2の根切底以深の内部に
モルタルを充填した後、根切りを行い、この根切りの進
行と同時にあるいは根切り後において、鋼製函体2の掘
削側の前面の鋼板を切除して開放する。
そして、上記開放部の前部に鋼製函体2の内空と一連
をなして柱断面を形成する型枠を設置し、この型枠と鋼
製函体2の一連の内空部に柱鉄筋、あるいはこれと柱鋼
材を装填した後、コンクリートを打設して壁体の壁厚内
に断面の大部分が組込まれた柱を一体に形成する。
その後は、壁体及び柱に床スラブなどを接合一体化し
て地下構造物を構築し、必要に応じてこの上方に上部構
造を構築する。
「考案の効果」 以上の通りこの考案によれば、内部の上下部に傾斜計
を組込んだ測定管を、鋼製函体の側面に取付けたガイド
リング内に挿入して保持するだけで、鋼製函体の傾斜を
計測することができると共に、測定管の軸芯回りに90°
回転位置をずらしてそれぞれ測定することにより、鋼製
函体の前後左右方向の傾きを容易に測定することができ
る。
また、一つの鋼製函体について測定した後は、これを
引き上げて他の部分の鋼製函体の測定に転用することが
できる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの考案の実施例を示す平面図、第2図はこの
考案に用いる測定管の縦断正面図、第3図はこの考案の
測定管の設置状態を示す縦断側面図、第4図はこの考案
の測定管の測定原理図である。 1……エレメント、2……鋼製函体、8,8′……ガイド
リング、9a,9b……傾斜計、10……測定管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部の上下部に傾斜計を組込んだ測定管
    を、鋼製函体の側面に取付けたガイドリング内に挿入し
    て保持してなることを特徴とする内部に柱を組込んだ地
    下連続壁工法における柱部用鋼製函体の建込み精度測定
    装置。
JP11400889U 1989-09-28 1989-09-28 内部に柱を組込んだ地下連続壁工法における柱部用鋼製函体の建込み精度測定装置 Expired - Lifetime JPH086825Y2 (ja)

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JP11400889U JPH086825Y2 (ja) 1989-09-28 1989-09-28 内部に柱を組込んだ地下連続壁工法における柱部用鋼製函体の建込み精度測定装置

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JPH0354824U JPH0354824U (ja) 1991-05-27
JPH086825Y2 true JPH086825Y2 (ja) 1996-02-28

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JPH0354824U (ja) 1991-05-27

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