JP2756119B2 - 土中オーガーの計測方法 - Google Patents

土中オーガーの計測方法

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JP2756119B2 JP63107993A JP10799388A JP2756119B2 JP 2756119 B2 JP2756119 B2 JP 2756119B2 JP 63107993 A JP63107993 A JP 63107993A JP 10799388 A JP10799388 A JP 10799388A JP 2756119 B2 JP2756119 B2 JP 2756119B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) この発明は、土中オーガーの計測方法に関するもので
ある。さらに詳しくは、この発明は、アースオーガー、
特にSMW(Soil Mixing Wall)工法等における掘削時に
オーガーの方向と傾きを随時に、かつ的確に計測するこ
とのできる新しい土中オーガーの計測方法に関するもの
である。
(背景技術) 従来より、土中を削孔するためにアースオーガーによ
る掘削が行われてきている。たとえば、遮水壁の施工法
として近年注目されているSMW工法においては、オーガ
ースクリューを三本装備した特殊オーガー機により土中
を削孔しつつ先端より硬化液を吐出させて掘削土砂と混
合させ、ソイルセメント壁を造成し、この端部を順にラ
ップさせることで一体の壁体を築造することが行われて
きている。このSMW工法に用いるオーガー機としては、
たとえば第6図に示したようにオーガースクリュー三本
を装備した三軸方式のものがあり、左右のオーガー
(ア)(イ)は先端のスクリュー部で削孔しつつ、軸内
から硬化液(ウ)を吐出させ、中央のオーガー(エ)か
らはエアー(オ)を吐出させて掘削土砂と硬化液(ウ)
とを混合させ、ソイルセメント壁を形成する。
このような三軸方式のオーガー機においては、通常は
適宜な位置に干渉バンド(カ)を装着して、オーガーの
位置のずれや、三軸相互の方向の差異を最小限とするよ
うにしている。
しかしながら、SMW工法における土中削孔するアース
オーガーについては、従来は、土中オーガーの位置は地
上に出ている部分から予測されているのみで、実際に所
定の位置と方向にオーガーが向っているのかどうかは正
確には把握できないのが実状であった。特にこのような
オーガーの土中位置の確認はSMW工法の場合には重要で
あるが、これまでは、このことは全くなされていなかっ
た。
仮設工事における立坑用の連続壁の場合には、後で内
側を掘削するので壁部の方向、傾斜等を見ることができ
るが、SMW工法の場合には、掘削と同時にソイルセメン
ト壁を形成するので、工事施工後に方向や傾斜を見るこ
とは不可能であり、土中に完全な遮水壁ができているか
どうかは全く不明であった。
このため、施工時にオーガーの位置を確認し、必要な
変更を加えるための効果的で、かつ的確なアースオーガ
ーの位置の計測方法の確立が強く望まれていた。
(発明の目的) この発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたもの
であり、従来のSMW工法における問題点を解消し、施工
時にアースオーガーの運転と同時にその土中の位置を簡
便に、かつ的確に計測することのできる、新しい土中オ
ーガーの位置計測方法を提供することを目的としてい
る。
(発明の開示) この発明は、上記の目的を実現するために、掘削方向
に複数のオーガーを継ぎ足して掘削と壁体築造とを行う
SMW工法における土中オーガーの計測方法であって、各
々のオーガーの軸内またはその軸内に設けた管内に傾斜
計を取付け固定し、この傾斜計によりオーガーの方向と
傾きとを計測することを特徴とするSMW工法における土
中オーガーの計測方法を提供する。
この方法においては、傾斜計は、各々のオーガー内に
固定されており、オーガースクリューとしては複数の傾
斜計が配置された状態にある。傾斜計の配置にともなう
配置間隔によりオーガー長が把握され、傾斜計の計測し
た方向と傾斜角とから削孔形状が正確に判別されること
になる。
以下、添付した図面に沿ってこの発明の方法について
説明する。
第1図は、この発明の一例を示した概念図である。こ
の例は、オーガースクリュー(1)(2)(3)の各々
について、4本のオーガーが継ぎ足された状態におい
て、オーガースクリュー(1)(3)の各々のオーガー
に傾斜計(4)が取付固定された方法を示している。
つまり、オーガースクリュー(1)(2)(3)によ
る三軸方式のSMW工法において、先端から硬化液を吐出
させるオーガースクリュー(1)(3)の軸内に二軸用
の傾斜計(4)を固定し、配置された複数の傾斜計
(4)をケーブル(5)によって外部の計測装置へと接
続している。オーガースクリュー(1)(3)を構成す
る各オーガーの傾斜計(4)からの情報は、角度・方向
表示器(6)を介してA/Dコンバータ(7)に接続し、
コンピュータ(8)によって出力している。この出力の
結果を見て、掘り直し、またはその他の手段により連壁
形成のための補充を行う。さらにまた、この出力を観察
しながら、オーガーの方向や傾斜を変更、修正するため
に、駆動装置(9)を適宜に停止することもできる。
このような方法において用いることのできるオーガー
スクリュー(1)(3)を構成する各オーガーと傾斜計
(4)との配置関係は、たとえば第2図に示した構造と
することができる。
この第2図はオーガースクリュー(1)を構成するオ
ーガーの接続部を示したものであるが、傾斜計(4)
は、オーガースクリュー(1)を構成するオーガーの軸
内に設けた内管(10)の内部に装着され、ケーブル
(5)によって、複数の傾斜計(4)と外部とに接続し
ている。SMW工法に用いる硬化液またはエアーは、オー
ガースクリュー(1)を構成するオーガー軸と内管(1
0)との間の空間(11)を通じてスクリュー先端へと流
通させて吐出させる。
ジョイント部には、硬化液または水などが入らないよ
うに、シール材(12)を設け、またケーブルコネクタ
(13)はケーブル(5)と一体型のものとするか、また
は、傾斜計およびコネクタを防水型とすることができ
る。さらには、作業終了時などに水洗いする際に、計測
用パイプ内も一緒に水洗いして硬化液を除去するという
方法も可能である。
第3図は、三重管パイプ方式の例を示したものであ
る。オーガースクリュー(1)を構成するオーガー軸の
内部には内管(14)(15)の二本のパイプを設け、傾斜
計(4)は、もっとも内側の内管(15)の内部に装着し
ている。この場合には、空間(16)に、硬化液またはエ
アーを流通させるようにしている。ジョイント部は、オ
ーガースクリュー(1)を構成するオーガーの相互の接
続(所定の長さとするための)のために、金具(17)
(18)によって構成し、また、シール材(19)とシール
保持金具(20)とによって、傾斜計(4)を装着した空
間(21)に硬化液または水などが入らないようにする
か、または第3図の場合と同様に防水型とすることや、
水洗いにより硬化液を除去するという方法を採用するこ
とも可能である。
第4図は、オーガースクリュー(1)を構成するオー
ガーの軸内に傾斜計(4)を固定した例を示している。
この場合、内管(22)には、従来と同様に硬化液または
エアーを流通させる。
この例の場合には、オーガースクリュー(1)を構成
するオーガーのジョイント部では、ケーブル(5)は、
オーガースクリュー(1)を構成するオーガーの軸外に
シール材(23)を介して取出してコネクタ(24)によっ
て接続することができる。このケーブル(5)とコネク
タ(24)とは、プロテクタ(25)によって硬化剤または
水から保護する。
たとえばこのように例示することのできる方法におい
ては、実際には、次のようにその計測の結果が得られ
る。すなわち、たとえば、第1図に示した固定型の場
合、オーガースクリュー(1)(3)の長さに対応する
所定のオーガー位置に傾斜計(4)を設置す
る。この時の傾斜計の示す方向(度)と傾斜(度)は、
たとえば、次のように計測されることになる。
傾斜計 方向(度) 傾斜(度) 5 04 10 07 20 11 45 15 このような計測をオーガースクリュー(1)(3)そ
れぞれについて行い、その結果をCRTに表示すると第5
図のようになる。
オーガースクリュー(1)(3)の断面の傾斜と、三
本のオーガースクリュー(1)(2)(3)によって掘
削された削孔の所定の位置からのずれとがよくわかる。
このようなずれがある場合には、SMW工法によって形成
される連壁は、土中への深さが大きくなるほど、大きく
所定の位置からずれてくる。
この発明の計測方法は、このような事態を回避するた
めに必要な情報を容易に得ることを可能とする。
もちろん、この発明は、以上の例に限られるものでは
ない。アースオーガーの様々な態様として実施でき、ま
た、傾斜計の装着についても細部は様々な態様が可能で
あることはいうまでもない。たとえば傾斜計は、オーガ
ーの各ユニット長の中間部に設けることにより、より容
易にオーガーの方向と傾きを計測することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、および第4図は、各々、傾斜
計の固定方式によるこの発明の例を示した断面図であ
る。 第5図は、この発明の方法による計測例を示した断面図
である。 第6図は、SMW工法のオーガー機の例を示した斜視図で
ある。 1、2、3……オーガースクリュー 4……傾斜計 5……ケーブル 6……表示器 7……A/Dコンバータ 8……コンピュータ 9……駆動装置 10……内管 11……空間 12……シール材 13……ケーブルコネクタ 14,15……内管 16……空間 17,18……ジョイント金具 19……シール材 20……シール保持金具 21……空間 22……内管 23……シール材 24……コネクタ 25……プロテクタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】掘削方向に複数のオーガーを継ぎ足して掘
    削と壁体築造とを行うSMW工法における土中オーガーの
    計測方法であって、各々のオーガーの軸内またはその軸
    内に設けた管内に傾斜計を取付け固定し、この傾斜計に
    よりオーガーの方向と傾きとを計測することを特徴とす
    るSMW工法における土中オーガーの計測方法。
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