JP2689252B2 - 柱梁の接続構造 - Google Patents

柱梁の接続構造

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JP2689252B2
JP2689252B2 JP5400288A JP5400288A JP2689252B2 JP 2689252 B2 JP2689252 B2 JP 2689252B2 JP 5400288 A JP5400288 A JP 5400288A JP 5400288 A JP5400288 A JP 5400288A JP 2689252 B2 JP2689252 B2 JP 2689252B2
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恭司 野口
聡 荒木
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三井建設株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (a).産業上の利用分野 本発明は、パネルゾーンにおいて、鋼管柱(内部にコ
ンクリート・モルタルの充填された鋼管コンクリート柱
を含む)に鉄骨梁を接続する際に用いられる柱梁の接続
構造に関する。
(b).従来の技術 第3図及び第4図は従来の柱梁の接続構造を示すパネ
ルゾーンの平面図である。
従来、パネルゾーンにおける柱梁の接続は、(1)第
3図に示すように、鋼管柱1の外周にスティフナ2を設
け、該スティフナ2を介して梁3を接続する、いわゆる
外スティフナ構造と、(2)第4図に示すように、鋼管
柱1を分断する形でスティフナ5を形成する、通しステ
ィフナ構造とが知られている。なお、スティフナ2、5
は、梁3との接続を適正に取るために、通常、一パネル
ゾーン当たり、第3図及び第4図紙面と直角方向に2枚
設置される。
(c).発明が解決しようとする問題点 (1)の外スティフナ構造は、構成が簡単ではある
が、スティフナ2が鋼管柱外部、即ち室内側に大きく張
り出してしまう欠点があり、(2)の通しスティフナ構
造は、スティフナ5が鋼管柱1外部に大きく突出するこ
とは無いが、一パネルゾーン当たり上下2枚のスティフ
ナ5が鋼管柱1を貫通するので、スティフナ5上下の鋼
管柱1、1同士の芯合せが困難となるばかりか、コンク
リート・モルタルの充填性が、鋼管柱1内部に張り出し
たスティフナ5により悪化してしまう欠点がある。
本発明は、前述の欠点を解消すべく、コンクリート・
モルタルの充填性が良く、鋼管柱同士の芯合せを容易に
行うことが出来、しかも室内側への張り出しが少ない柱
梁の接続構造を提供することを目的とするものである。
(d).問題点を解決するための手段 即ち、本発明は、鋼管(9)を有する、鋼管柱(1)
及び梁(3)をスティフナが設けられたパネルゾーン
(6)を介して接続する柱梁の接続構造において、前記
パネルゾーンの下部スティフナとして内スティフナ
(7)を、本体(7c)を前記鋼管内部に突出させると共
に、その外縁部(7b)のみを前記鋼管外周に対して外部
に突出させた形で設置し、前記鋼管の外周部に、パネル
ゾーンの上部スティフナとして外スティフナ(11)を本
体(11c)が該鋼管外部にのみ突出した形で設置し、そ
れ等内スティフナ(7)及び外スティフナ(11)を介し
て梁(3)を接続するようにして構成される。
なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要素
を示す、便宜的なものであり、従って、本記述は図面上
の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「(e).作用」の欄についても同様である。
(e).作用 上記した構成により、本発明は、室内側から見える可
能性の高い下部スティフナは鋼管(9)外部への突出の
少ない内スティフナ(7)となり、スラブ(12)に取り
込まれる可能性の高い上部スティフナは打設されるコン
クリート・モルタルの充填性等を考慮した外スティフナ
(11)となるように作用する。
(f).実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本発明による柱梁の接続構造の一実施例を示
すパネルゾーンの断面図、 第2図はパネルゾーンの平面図である。
鋼管柱1と梁3の接続部、いわゆるパネルゾーン6に
は、第1図に示すように、2本の四角い筒状に形成され
た鋼管9、9がその端部を接続した形で設けられてお
り、図中下方の鋼管9の上端には、下部スティフナとし
て内スティフナ7が接続されている。内スティフナ7
は、第2図に示すように、全体が四角な板状に形成され
た本体7cを有しており、本体7cの、第2図中央部には円
形のコンクリート流通穴7aが形成されている。内スティ
フナ7はスティフナ本体7cの大部分が鋼管9内部に突出
した形で形成されており、その外縁部7bのみが鋼管9の
外周9aに対して外部に突出した、いわゆる通しスティフ
ナ構造となっており、該外縁部7bには、梁3を構成する
H形鋼等の梁材10が溶接されている。また、第1図上部
の鋼管9には、上部スティフナとして外スティフナ11
が、鋼管9の外周に嵌入係合する形で接続されており、
外スティフナ11は、第2図に示すように、八角形の板状
に形成された本体11cを有している。本体11cの外縁部11
aには梁3との接続部11bが形成されており、各接続部11
bには梁3が内スティフナ7と同様に接続されている。
パネルゾーン6等は以上のような構成を有するので、
鋼管柱1及び梁3を構築する場合には、まず、第1図下
方の鋼管9に内スティフナ7を装着した状態で、所定の
鋼管柱構築位置に設置し、次いでその上部に、別の鋼管
9を、外スティフナ11を装着した状態で接続する。する
と、互いに接続された鋼管9、9の接続部付近に、内ス
ティフナ7及びスティフナ11よりなるパネルゾーン6が
形成されるので、該内スティフナ7及び外スティフナ11
に対して梁3をそれぞれ接続する。この状態で、接続さ
れた鋼管9、9内部にコンクリート・モルタル(本明細
書において、「コンクリート・モルタル」とは、「コン
クリート」または「モルタル」の意)を注入打設して鋼
管柱1の構築を完了する。また、梁3上には、スラブ12
を外スティフナ11をスラブ12内に取り込む形で構築す
る。
(g).発明の効果 以上、説明したように、本発明によれば、鋼管9を有
する鋼管柱1及び梁3をスティフナが設けられたパネル
ゾーン6を介して接続する柱梁の接続構造において、前
記パネルゾーンの下部スティフナとして内スティフナ7
を、本体7cを前記鋼管内部に突出させると共に、その外
縁部7bのみを前記鋼管外周に対して外部に突出させた形
で設置し、前記鋼管の外周部に、パネルゾーンの上部ス
ティフナとして外スティフナ11を本体11cが該鋼管外部
にのみ突出した形で設置し、それ等内スティフナ7及び
外スティフナ11を介して梁3を接続するようにして構成
したので通常、スラブ12に取り込まれて外部から見えな
くなる可能性の高い部位である上部スティフナだけが、
外スティフナ11となり、外部から見える可能性の高い下
部スティフナは鋼管9内部に突出した内スティフナ7と
なる。これにより、室内側からはスティフナの突出を、
第3図に示す外スティフナ構造に比して大幅に少なくす
ることが出来、第4図に示す従来の通しスティフナ構造
と同様に抑えることが出来る。鋼管9、9の接続も、1
枚の内スティフナ7のみを介して行うので、鋼管9、9
間の芯合せも、通しスティフナ構造に比して容易とな
る。また、内スティフナ7が1枚だけなので、鋼管9内
部にコンクリート・モルタルを打設する際も、2枚の内
スティフナ5が重なる形で設けられる通しスティフナ構
造に比して、その充填性を大幅に向上させることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による柱梁の接続構造の一実施例を示す
パネルゾーンの断面図、 第2図はパネルゾーンの平面図、 第3図及び第4図は従来の柱梁の接続構造を示すパネル
ゾーンの平面図である。 1……鋼管柱 3……梁 6……パネルゾーン 7……内スティフナ 7b……外縁部 7c、11c……本体 9……鋼管 11……外スティフナ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼管を有する鋼管柱及び梁をスティフナが
    設けられたパネルゾーンを介して接続する柱梁の接続構
    造において、 前記パネルゾーンの下部スティフナとして内スティフナ
    を、本体を前記鋼管内部に突出させると共に、その外縁
    部のみを前記鋼管外周に対して外部に突出させた形で設
    置し、 前記鋼管の外周部に、パネルゾーンの上部スティフナと
    して外スティフナを本体が該鋼管外部にのみ突出した形
    で設置し、 それ等内スティフナ及び外スティフナを介して梁を接続
    するようにして構成した柱梁の接続構造。
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