JPH0868139A - 外壁構造 - Google Patents
外壁構造Info
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- JPH0868139A JPH0868139A JP20640594A JP20640594A JPH0868139A JP H0868139 A JPH0868139 A JP H0868139A JP 20640594 A JP20640594 A JP 20640594A JP 20640594 A JP20640594 A JP 20640594A JP H0868139 A JPH0868139 A JP H0868139A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixed
- piece
- fixture
- exterior material
- wooden
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 軒天井材が標準よりも高い位置に変更する場
合でも、特殊な外壁パネルを用いずに対応できる。 【構成】 外壁パネル1の上端近傍を屋内側に位置する
架構体2に固定し、外壁パネル1の上に外装材6を配置
するとともに、この外装材5を下地材7aを介して架構
体2の屋外側面に取付けた取付部2aに固定した。
合でも、特殊な外壁パネルを用いずに対応できる。 【構成】 外壁パネル1の上端近傍を屋内側に位置する
架構体2に固定し、外壁パネル1の上に外装材6を配置
するとともに、この外装材5を下地材7aを介して架構
体2の屋外側面に取付けた取付部2aに固定した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、外壁構造に関するも
のである。
のである。
【0002】
【従来の技術】図9において、50は外壁パネルで、金
物51を介してラチス梁52に固定している。外壁パネ
ル50の屋外側には軒天井材53が設けられる。この場
合、軒天井材53が標準位置にあり、その屋内側端部が
外壁パネル50の外装材50aに接合される。54は屋
根パネル、55は鼻隠しである。
物51を介してラチス梁52に固定している。外壁パネ
ル50の屋外側には軒天井材53が設けられる。この場
合、軒天井材53が標準位置にあり、その屋内側端部が
外壁パネル50の外装材50aに接合される。54は屋
根パネル、55は鼻隠しである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、二点鎖
線で示すように軒天井材53が標準位置よりも高い位置
に変更する場合には、軒天井材53と外壁パネル50の
間に空間が生じる。このため、高さが標準よりも高い特
殊な外壁パネルを用意する必要があり、費用が高くなる
等の問題があった。
線で示すように軒天井材53が標準位置よりも高い位置
に変更する場合には、軒天井材53と外壁パネル50の
間に空間が生じる。このため、高さが標準よりも高い特
殊な外壁パネルを用意する必要があり、費用が高くなる
等の問題があった。
【0004】したがって、この発明の目的は、軒天井材
が標準よりも高い位置に変更する場合でも、特殊な外壁
パネルを用いずに対応できる外壁構造を提供することで
ある。
が標準よりも高い位置に変更する場合でも、特殊な外壁
パネルを用いずに対応できる外壁構造を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の外壁構造は、
外壁パネルの上端近傍を屋内側に位置する架構体に固定
し、前記外壁パネルの上に外装材を配置するとともに、
この外装材を下地材を介して前記架構体の屋外側面に取
付けた取付部に固定したことを特徴とするものである。
外壁パネルの上端近傍を屋内側に位置する架構体に固定
し、前記外壁パネルの上に外装材を配置するとともに、
この外装材を下地材を介して前記架構体の屋外側面に取
付けた取付部に固定したことを特徴とするものである。
【0006】請求項2の外壁構造は、請求項1におい
て、前記下地材は、前記外装材の裏面に固定された木桟
からなるものである。請求項3の外壁構造は、請求項1
において、前記架構体の取付部を取付片で構成し、前記
下地材は、前記外装材の裏面に固定された木桟と、この
木桟に固着具で固定するための固着具挿通穴が一側に設
けられ前記取付片が圧入されるスリットが他側に設けら
れたプレート状の固定具とからなるものである。
て、前記下地材は、前記外装材の裏面に固定された木桟
からなるものである。請求項3の外壁構造は、請求項1
において、前記架構体の取付部を取付片で構成し、前記
下地材は、前記外装材の裏面に固定された木桟と、この
木桟に固着具で固定するための固着具挿通穴が一側に設
けられ前記取付片が圧入されるスリットが他側に設けら
れたプレート状の固定具とからなるものである。
【0007】請求項4の外壁構造は、請求項1におい
て、前記架構体の取付部を取付片で構成し、前記下地材
は、前記外装材の裏面に固定された木桟と、この木桟を
上下方向に挟む2枚の板片が連結片で連結された断面略
H形で前記木桟に固着具で固定するための固着具挿通穴
が前記2枚の板片の一側に設けられ前記取付片が圧入さ
れるスリットが前記2枚の板片の他側に設けられた固定
具とからなるものである。
て、前記架構体の取付部を取付片で構成し、前記下地材
は、前記外装材の裏面に固定された木桟と、この木桟を
上下方向に挟む2枚の板片が連結片で連結された断面略
H形で前記木桟に固着具で固定するための固着具挿通穴
が前記2枚の板片の一側に設けられ前記取付片が圧入さ
れるスリットが前記2枚の板片の他側に設けられた固定
具とからなるものである。
【0008】請求項5の外壁構造は、請求項1におい
て、前記架構体の取付部を取付片で構成し、前記下地材
は、垂直片が前記外装材の裏面に固定され前記取付片が
圧入されるスリットが上方の水平片に設けられ下方の水
平片を前記外壁パネルの上端に載置固定した断面略コ字
形の固定具からなるものである。
て、前記架構体の取付部を取付片で構成し、前記下地材
は、垂直片が前記外装材の裏面に固定され前記取付片が
圧入されるスリットが上方の水平片に設けられ下方の水
平片を前記外壁パネルの上端に載置固定した断面略コ字
形の固定具からなるものである。
【0009】
【作用】請求項1の構成によれば、外壁パネルの上に外
装材を配置したので、軒天井材が標準よりも高い位置に
取付けられる場合でも、外壁パネルの上に空間が生じる
ことなく軒天井材の屋内側端部を外装材に接合できる。
また、外装材は下地材を介して架構体の取付部に固定さ
れるため、がたつくことなく安定した強度を得ることが
できる。
装材を配置したので、軒天井材が標準よりも高い位置に
取付けられる場合でも、外壁パネルの上に空間が生じる
ことなく軒天井材の屋内側端部を外装材に接合できる。
また、外装材は下地材を介して架構体の取付部に固定さ
れるため、がたつくことなく安定した強度を得ることが
できる。
【0010】請求項2の構成によれば、請求項1の作用
に加えて、下地材を、外装材の裏面に固定された木桟で
構成したので、現場状況に応じて容易に加工でき、かつ
安定した状態で外装材を固定できる。請求項3の構成に
よれば、請求項1の作用に加えて、架構体の取付部を取
付片で構成し、下地材を、外装材の裏面に固定された木
桟と、この木桟に固着具で固定するための固着具挿通穴
が一側に設けられ架構体の取付片が圧入されるスリット
が他側に設けられたプレート状の固定具で構成したの
で、部材点数が少なく施工性が向上し、確実かつ安定し
た状態で外装材を固定できる。また、架構体への取付け
は、固定具のスリットを架構体の取付片に押圧するだけ
で容易に行うことができる。また、固定具はプレート状
であるため嵩張らず持ち運びが容易で施工性がさらに向
上する。また、木桟を加工することにより現場状況に対
応できる。
に加えて、下地材を、外装材の裏面に固定された木桟で
構成したので、現場状況に応じて容易に加工でき、かつ
安定した状態で外装材を固定できる。請求項3の構成に
よれば、請求項1の作用に加えて、架構体の取付部を取
付片で構成し、下地材を、外装材の裏面に固定された木
桟と、この木桟に固着具で固定するための固着具挿通穴
が一側に設けられ架構体の取付片が圧入されるスリット
が他側に設けられたプレート状の固定具で構成したの
で、部材点数が少なく施工性が向上し、確実かつ安定し
た状態で外装材を固定できる。また、架構体への取付け
は、固定具のスリットを架構体の取付片に押圧するだけ
で容易に行うことができる。また、固定具はプレート状
であるため嵩張らず持ち運びが容易で施工性がさらに向
上する。また、木桟を加工することにより現場状況に対
応できる。
【0011】請求項4の構成によれば、請求項1の作用
に加えて、架構体の取付部を取付片で構成し、下地材
を、外装材の裏面に固定された木桟と、この木桟を上下
方向に挟む2枚の板片が連結片で連結された断面略H形
で木桟に固着具で固定するための固着具挿通穴が2枚の
板片の一側に設けられ架構体の取付片が圧入されるスリ
ットが2枚の板片の他側に設けられた固定具で構成した
ので、部材点数が少なく施工性が向上し、確実かつ安定
した状態で外装材を固定できる。また、架構体への取付
けは、固定具の板片に設けたスリットを架構体の取付片
に押圧するだけで容易に行うことができる。また、木桟
を固定具の2枚の板片で挟んでいるので外装材の安定性
は高く、かつ固定具は上記のように上下の板片が連結さ
れた一体であるため、その取扱いは容易であり施工性が
さらに向上する。また、木桟を加工することにより現場
状況に対応できる。
に加えて、架構体の取付部を取付片で構成し、下地材
を、外装材の裏面に固定された木桟と、この木桟を上下
方向に挟む2枚の板片が連結片で連結された断面略H形
で木桟に固着具で固定するための固着具挿通穴が2枚の
板片の一側に設けられ架構体の取付片が圧入されるスリ
ットが2枚の板片の他側に設けられた固定具で構成した
ので、部材点数が少なく施工性が向上し、確実かつ安定
した状態で外装材を固定できる。また、架構体への取付
けは、固定具の板片に設けたスリットを架構体の取付片
に押圧するだけで容易に行うことができる。また、木桟
を固定具の2枚の板片で挟んでいるので外装材の安定性
は高く、かつ固定具は上記のように上下の板片が連結さ
れた一体であるため、その取扱いは容易であり施工性が
さらに向上する。また、木桟を加工することにより現場
状況に対応できる。
【0012】請求項5の構成によれば、請求項1の作用
に加えて、架構体の取付部を取付片で構成し、下地材
を、垂直片、上方の水平片および下方の水平片からなる
断面略コ字形の固定具で構成したので、部材点数が少な
く施工性が向上し、確実かつ安定した状態で外装材を固
定できる。また、架構体への取付けは、固定具の上方の
水平片に設けたスリットを架構体の取付片に押圧するだ
けで容易に行うことができる。また、固定具を外装材の
裏面に固定しておけば、外装材とともに容易に取扱うこ
とができ、施工性がさらに向上する。
に加えて、架構体の取付部を取付片で構成し、下地材
を、垂直片、上方の水平片および下方の水平片からなる
断面略コ字形の固定具で構成したので、部材点数が少な
く施工性が向上し、確実かつ安定した状態で外装材を固
定できる。また、架構体への取付けは、固定具の上方の
水平片に設けたスリットを架構体の取付片に押圧するだ
けで容易に行うことができる。また、固定具を外装材の
裏面に固定しておけば、外装材とともに容易に取扱うこ
とができ、施工性がさらに向上する。
【0013】
【実施例】この発明の第1の実施例の外壁構造を図1お
よび図2に基づいて説明する。外壁パネル1は屋内側に
位置するラチス梁(架構体)2に固定され、この外壁パ
ネル1の屋外側の上方に軒天井材3が設けられる。外壁
パネル1は、枠体4と、この枠体4の屋外面に貼着され
たALC等からなる外装材5とで構成される。外壁パネ
ル1の上端近傍に位置する枠体4を、L形の金物36を
介してラチス梁2の下端にボルト等により固定してい
る。外壁パネル1の上には、外壁パネル1の外装材5と
同じ材質の外装材6が、下地材7を介してラチス梁2に
固定される。
よび図2に基づいて説明する。外壁パネル1は屋内側に
位置するラチス梁(架構体)2に固定され、この外壁パ
ネル1の屋外側の上方に軒天井材3が設けられる。外壁
パネル1は、枠体4と、この枠体4の屋外面に貼着され
たALC等からなる外装材5とで構成される。外壁パネ
ル1の上端近傍に位置する枠体4を、L形の金物36を
介してラチス梁2の下端にボルト等により固定してい
る。外壁パネル1の上には、外壁パネル1の外装材5と
同じ材質の外装材6が、下地材7を介してラチス梁2に
固定される。
【0014】下地材7aは、4つの木桟8a〜8dから
なり、四角形となるように組み合わせている。すなわ
ち、下端に配置される木桟8aを枠体4の上端に載置し
て釘10で固着し、この木桟8aの屋内側端部に木桟8
bを固着してラチス梁2の屋外側面に取付けた取付部に
釘11で固定している(図2)。この場合、取付部を取
付片2aで構成している。また、木桟8bと対向するよ
うに木桟8aの屋外側端部に木桟8cを設けて、木桟8
b,8cの上端に木桟8dを掛け渡して釘12で固定し
ている。
なり、四角形となるように組み合わせている。すなわ
ち、下端に配置される木桟8aを枠体4の上端に載置し
て釘10で固着し、この木桟8aの屋内側端部に木桟8
bを固着してラチス梁2の屋外側面に取付けた取付部に
釘11で固定している(図2)。この場合、取付部を取
付片2aで構成している。また、木桟8bと対向するよ
うに木桟8aの屋外側端部に木桟8cを設けて、木桟8
b,8cの上端に木桟8dを掛け渡して釘12で固定し
ている。
【0015】上記のように構成された下地材7aの木桟
8cの屋外側側面および木桟8a,8dの屋外側端面
に、外装材6の裏面を当接させてビス13で固定し、こ
の外装材6に軒天井材3の屋内側端部を接合している。
14はコーキング材である。この実施例では、外壁パネ
ル1の上に外装材6を配置したので、軒天井材3が標準
よりも高い位置に取付けられる場合でも、外壁パネル1
の上に空間が生じることなく軒天井材3の屋内側端部を
外装材6に接合できる。また、外装材6は下地材7aを
介してラチス梁1に固定されるため、がたつくことなく
安定した強度を得ることができる。下地材7aを、外装
材6の裏面に固定された木桟8a〜8dで構成したの
で、現場状況に応じて容易に加工でき、かつ安定した状
態で外装材6を固定できる。
8cの屋外側側面および木桟8a,8dの屋外側端面
に、外装材6の裏面を当接させてビス13で固定し、こ
の外装材6に軒天井材3の屋内側端部を接合している。
14はコーキング材である。この実施例では、外壁パネ
ル1の上に外装材6を配置したので、軒天井材3が標準
よりも高い位置に取付けられる場合でも、外壁パネル1
の上に空間が生じることなく軒天井材3の屋内側端部を
外装材6に接合できる。また、外装材6は下地材7aを
介してラチス梁1に固定されるため、がたつくことなく
安定した強度を得ることができる。下地材7aを、外装
材6の裏面に固定された木桟8a〜8dで構成したの
で、現場状況に応じて容易に加工でき、かつ安定した状
態で外装材6を固定できる。
【0016】第2の実施例を図3および図4に基づいて
説明する。この実施例では、下地材7bが、木桟15
と、この木桟15の上下面に取付けた2枚の固定具1
6,16とで構成される。固定具16は、図4に示すよ
うに、プレート状の金物で、一側に木桟15に固定する
ための固着具19が挿通される固着具挿通穴17が設け
られ、他側にラチス梁2の取付片2a(図2)が圧入さ
れるスリット18が設けられる。その他の構成は、第1
の実施例と同様である。
説明する。この実施例では、下地材7bが、木桟15
と、この木桟15の上下面に取付けた2枚の固定具1
6,16とで構成される。固定具16は、図4に示すよ
うに、プレート状の金物で、一側に木桟15に固定する
ための固着具19が挿通される固着具挿通穴17が設け
られ、他側にラチス梁2の取付片2a(図2)が圧入さ
れるスリット18が設けられる。その他の構成は、第1
の実施例と同様である。
【0017】施工時には、木桟15の上下面に固着具1
9で2枚の固定具16,16を取付けておき、固定具1
6のスリット18を取付片2aに圧入するとともに、外
装材6の裏面の上部を木桟15に当接させてビス13で
固定している。また、別の木桟20を外装材6と取付片
2aの間に介在させて外壁パネル1の枠体4に釘10で
固定し、この木桟20に外装材6の裏面の下部を当接さ
せてビス13で固定している。
9で2枚の固定具16,16を取付けておき、固定具1
6のスリット18を取付片2aに圧入するとともに、外
装材6の裏面の上部を木桟15に当接させてビス13で
固定している。また、別の木桟20を外装材6と取付片
2aの間に介在させて外壁パネル1の枠体4に釘10で
固定し、この木桟20に外装材6の裏面の下部を当接さ
せてビス13で固定している。
【0018】この実施例では、下地材7bを、外装材6
の裏面に固定された木桟15と、この木桟15に固着具
19で固定するための固着具挿通穴17が一側に設けら
れラチス梁2の取付片2aが圧入されるスリット18が
他側に設けられたプレート状の固定具16で構成したの
で、部材点数が少なく施工性が向上し、確実かつ安定し
た状態で外装材を固定できる。また、ラチス梁2への取
付けは、固定具16のスリット18をラチス梁2の取付
片2aに押圧するだけで容易に行うことができる。ま
た、固定具16はプレート状であるため嵩張らず持ち運
びが容易で施工性がさらに向上する。また、木桟15を
加工することにより現場状況に対応できる。その他の効
果は、第1の実施例と同様である。
の裏面に固定された木桟15と、この木桟15に固着具
19で固定するための固着具挿通穴17が一側に設けら
れラチス梁2の取付片2aが圧入されるスリット18が
他側に設けられたプレート状の固定具16で構成したの
で、部材点数が少なく施工性が向上し、確実かつ安定し
た状態で外装材を固定できる。また、ラチス梁2への取
付けは、固定具16のスリット18をラチス梁2の取付
片2aに押圧するだけで容易に行うことができる。ま
た、固定具16はプレート状であるため嵩張らず持ち運
びが容易で施工性がさらに向上する。また、木桟15を
加工することにより現場状況に対応できる。その他の効
果は、第1の実施例と同様である。
【0019】第3の実施例を図5および図6に基づいて
説明する。この実施例では、下地材7cが、外装材6の
裏面に固定された木桟15と、この木桟15を上下方向
に挟む2枚の板片22,22が設けられた固定具21と
からなる。固定具21は、図6に示すように、2枚の板
片22,22を連結片23で連結した断面略H形の金物
で、その板片22の一側に木桟15に固定するための固
着具19が挿通される固着具挿通穴24が設けられ、他
側にラチス梁2の取付片2a(図2)が圧入されるスリ
ット25が設けられる。その他の構成は、第1の実施例
と同様である。
説明する。この実施例では、下地材7cが、外装材6の
裏面に固定された木桟15と、この木桟15を上下方向
に挟む2枚の板片22,22が設けられた固定具21と
からなる。固定具21は、図6に示すように、2枚の板
片22,22を連結片23で連結した断面略H形の金物
で、その板片22の一側に木桟15に固定するための固
着具19が挿通される固着具挿通穴24が設けられ、他
側にラチス梁2の取付片2a(図2)が圧入されるスリ
ット25が設けられる。その他の構成は、第1の実施例
と同様である。
【0020】施工時には、固定具21のスリット25を
ラチス梁2の取付片2aに圧入するとともに連結片23
を取付片2aにボルトまたはビス等の固着具26で固定
する。2枚の板片22,22の間に木桟15を挿入し、
固着具19で木桟15と固定具21を一体に固定する。
そして、外装材6の裏面の上部を木桟15に当接させて
ビス13で固定している。また、別の木桟20を外装材
6と取付片2aの間に介在させて外壁パネル1の枠体4
に釘10で固定し、この木桟20に外装材6の裏面の下
部を当接させてビス13で固定している。
ラチス梁2の取付片2aに圧入するとともに連結片23
を取付片2aにボルトまたはビス等の固着具26で固定
する。2枚の板片22,22の間に木桟15を挿入し、
固着具19で木桟15と固定具21を一体に固定する。
そして、外装材6の裏面の上部を木桟15に当接させて
ビス13で固定している。また、別の木桟20を外装材
6と取付片2aの間に介在させて外壁パネル1の枠体4
に釘10で固定し、この木桟20に外装材6の裏面の下
部を当接させてビス13で固定している。
【0021】この実施例では、下地材7cを、外装材6
の裏面に固定された木桟15と、この木桟15を上下方
向に挟む2枚の板片22,22が連結片23で連結され
た断面略H形で木桟15に固着具19で固定するための
固着具挿通穴24が2枚の板片22,22の一側に設け
られラチス梁2の取付片2aが圧入されるスリット25
が2枚の板片22,22の他側に設けられた固定具21
で構成したので、部材点数が少なく施工性が向上し、確
実かつ安定した状態で外装材6を固定できる。また、固
定具21のラチス梁2への取付けは、固定具21の板片
22に設けたスリット25をラチス梁2の取付片2aに
押圧するだけで容易に行うことができる。また、木桟1
5を固定具の2枚の板片22,22で挟んでいるので外
装材6の安定性は高く、かつ固定具21は上記のように
上下の板片22,22が連結片23で連結された一体で
あるため、その取扱いは容易であり施工性がさらに向上
する。また、木桟15を加工することにより現場状況に
対応できる。その他の効果は、第1の実施例と同様であ
る。
の裏面に固定された木桟15と、この木桟15を上下方
向に挟む2枚の板片22,22が連結片23で連結され
た断面略H形で木桟15に固着具19で固定するための
固着具挿通穴24が2枚の板片22,22の一側に設け
られラチス梁2の取付片2aが圧入されるスリット25
が2枚の板片22,22の他側に設けられた固定具21
で構成したので、部材点数が少なく施工性が向上し、確
実かつ安定した状態で外装材6を固定できる。また、固
定具21のラチス梁2への取付けは、固定具21の板片
22に設けたスリット25をラチス梁2の取付片2aに
押圧するだけで容易に行うことができる。また、木桟1
5を固定具の2枚の板片22,22で挟んでいるので外
装材6の安定性は高く、かつ固定具21は上記のように
上下の板片22,22が連結片23で連結された一体で
あるため、その取扱いは容易であり施工性がさらに向上
する。また、木桟15を加工することにより現場状況に
対応できる。その他の効果は、第1の実施例と同様であ
る。
【0022】第4の実施例を図7および図8に基づいて
説明する。この実施例では、下地材7dは、垂直片26
が外装材6の裏面に固定され、ラチス梁2の取付片2a
(図2)が圧入されるスリット25が上方の水平片27
aに設けられ下方の水平片27bを外壁パネル1の枠体
4に載置固定した断面略コ字形の固定具28からなる。
この場合、図8に示すように、固定具28の両側部に対
向する一対の水平片27a,27bがそれぞれ設けてあ
り、それらの2つのスリット25,25に対応して取付
片2aが2箇所に設けられる(図示せず)。また、下方
の水平片27bにはボルト29を挿通可能なボルト挿通
穴30が穿設してある。その他の構成は、第1の実施例
と同様である。
説明する。この実施例では、下地材7dは、垂直片26
が外装材6の裏面に固定され、ラチス梁2の取付片2a
(図2)が圧入されるスリット25が上方の水平片27
aに設けられ下方の水平片27bを外壁パネル1の枠体
4に載置固定した断面略コ字形の固定具28からなる。
この場合、図8に示すように、固定具28の両側部に対
向する一対の水平片27a,27bがそれぞれ設けてあ
り、それらの2つのスリット25,25に対応して取付
片2aが2箇所に設けられる(図示せず)。また、下方
の水平片27bにはボルト29を挿通可能なボルト挿通
穴30が穿設してある。その他の構成は、第1の実施例
と同様である。
【0023】施工時には、外装材6の裏面に固定具28
の垂直片26をビス13で固定しておき、上方の水平片
27aのスリット25をラチス梁2の取付片に上記のよ
うに圧入し、下方の水平片27bを外壁パネル1の枠体
4の上に載置してボルト29で固定する。この実施例で
は、下地材7dを、垂直片26、上方の水平片27aお
よび下方の水平片27bからなる断面略コ字形の固定具
28で構成したので、部材点数が少なく施工性が向上
し、確実かつ安定した状態で外装材を固定できる。ま
た、固定具28のラチス梁2への取付けは、固定具28
のスリット25をラチス梁2の取付片2aに押圧するだ
けで容易に行うことができる。また、固定具28を外装
材6の裏面に固定しておけば、外装材6とともに容易に
取扱うことができ、施工性がさらに向上する。
の垂直片26をビス13で固定しておき、上方の水平片
27aのスリット25をラチス梁2の取付片に上記のよ
うに圧入し、下方の水平片27bを外壁パネル1の枠体
4の上に載置してボルト29で固定する。この実施例で
は、下地材7dを、垂直片26、上方の水平片27aお
よび下方の水平片27bからなる断面略コ字形の固定具
28で構成したので、部材点数が少なく施工性が向上
し、確実かつ安定した状態で外装材を固定できる。ま
た、固定具28のラチス梁2への取付けは、固定具28
のスリット25をラチス梁2の取付片2aに押圧するだ
けで容易に行うことができる。また、固定具28を外装
材6の裏面に固定しておけば、外装材6とともに容易に
取扱うことができ、施工性がさらに向上する。
【0024】なお、固定具28の水平片27a,27b
は、上下に一対だけ設ける構成にしてもよい。また、下
方の水平片27bに、上方の水平片27aと同様のスリ
ット25を設けてもよい。また、図1、図3、図5、図
7では屋根パネル等の図示を省略したがその構成は図9
と同様である。
は、上下に一対だけ設ける構成にしてもよい。また、下
方の水平片27bに、上方の水平片27aと同様のスリ
ット25を設けてもよい。また、図1、図3、図5、図
7では屋根パネル等の図示を省略したがその構成は図9
と同様である。
【0025】
【発明の効果】請求項1の外壁構造によれば、外壁パネ
ルの上に外装材を配置したので、軒天井材が標準よりも
高い位置に取付けられる場合でも、外壁パネルの上に空
間が生じることなく軒天井材の屋内側端部を外装材に接
合できる。これに伴い、高さが標準よりも高い特殊な外
壁パネルを用意する必要はなく、費用がかからない。ま
た、外装材は下地材を介して架構体の取付部に固定され
るため、がたつくことなく安定した強度を得ることがで
きる。
ルの上に外装材を配置したので、軒天井材が標準よりも
高い位置に取付けられる場合でも、外壁パネルの上に空
間が生じることなく軒天井材の屋内側端部を外装材に接
合できる。これに伴い、高さが標準よりも高い特殊な外
壁パネルを用意する必要はなく、費用がかからない。ま
た、外装材は下地材を介して架構体の取付部に固定され
るため、がたつくことなく安定した強度を得ることがで
きる。
【0026】請求項2では、請求項1の効果に加えて、
下地材を、外装材の裏面に固定された木桟で構成したの
で、現場状況に応じて容易に加工でき、かつ安定した状
態で外装材を固定できる。請求項3では、請求項1の効
果に加えて、架構体の取付部を取付片で構成し、下地材
を、外装材の裏面に固定された木桟と、この木桟に固着
具で固定するための固着具挿通穴が一側に設けられ架構
体の取付片が圧入されるスリットが他側に設けられたプ
レート状の固定具で構成したので、部材点数が少なく施
工性が向上し、確実かつ安定した状態で外装材を固定で
きる。また、架構体への取付けは、固定具のスリットを
架構体の取付片に押圧するだけで容易に行うことができ
る。また、固定具はプレート状であるため嵩張らず持ち
運びが容易で施工性がさらに向上する。また、木桟を加
工することにより現場状況に対応できる。
下地材を、外装材の裏面に固定された木桟で構成したの
で、現場状況に応じて容易に加工でき、かつ安定した状
態で外装材を固定できる。請求項3では、請求項1の効
果に加えて、架構体の取付部を取付片で構成し、下地材
を、外装材の裏面に固定された木桟と、この木桟に固着
具で固定するための固着具挿通穴が一側に設けられ架構
体の取付片が圧入されるスリットが他側に設けられたプ
レート状の固定具で構成したので、部材点数が少なく施
工性が向上し、確実かつ安定した状態で外装材を固定で
きる。また、架構体への取付けは、固定具のスリットを
架構体の取付片に押圧するだけで容易に行うことができ
る。また、固定具はプレート状であるため嵩張らず持ち
運びが容易で施工性がさらに向上する。また、木桟を加
工することにより現場状況に対応できる。
【0027】請求項4では、請求項1の効果に加えて、
架構体の取付部を取付片で構成し、下地材を、外装材の
裏面に固定された木桟と、この木桟を上下方向に挟む2
枚の板片が連結片で連結された断面略H形で木桟に固着
具で固定するための固着具挿通穴が2枚の板片の一側に
設けられ架構体の取付片が圧入されるスリットが2枚の
板片の他側に設けられた固定具で構成したので、部材点
数が少なく施工性が向上し、確実かつ安定した状態で外
装材を固定できる。また、架構体への取付けは、固定具
の板片に設けたスリットを架構体の取付片に押圧するだ
けで容易に行うことができる。また、木桟を固定具の2
枚の板片で挟んでいるので外装材の安定性は高く、かつ
固定具は上記のように上下の板片が連結された一体であ
るため、その取扱いは容易であり施工性がさらに向上す
る。また、木桟を加工することにより現場状況に対応で
きる。
架構体の取付部を取付片で構成し、下地材を、外装材の
裏面に固定された木桟と、この木桟を上下方向に挟む2
枚の板片が連結片で連結された断面略H形で木桟に固着
具で固定するための固着具挿通穴が2枚の板片の一側に
設けられ架構体の取付片が圧入されるスリットが2枚の
板片の他側に設けられた固定具で構成したので、部材点
数が少なく施工性が向上し、確実かつ安定した状態で外
装材を固定できる。また、架構体への取付けは、固定具
の板片に設けたスリットを架構体の取付片に押圧するだ
けで容易に行うことができる。また、木桟を固定具の2
枚の板片で挟んでいるので外装材の安定性は高く、かつ
固定具は上記のように上下の板片が連結された一体であ
るため、その取扱いは容易であり施工性がさらに向上す
る。また、木桟を加工することにより現場状況に対応で
きる。
【0028】請求項5では、請求項1の効果に加えて、
架構体の取付部を取付片で構成し、下地材を、垂直片、
上方の水平片および下方の水平片からなる断面略コ字形
の固定具で構成したので、部材点数が少なく施工性が向
上し、確実かつ安定した状態で外装材を固定できる。ま
た、架構体への取付けは、固定具の上方の水平片に設け
たスリットを架構体の取付片に押圧するだけで容易に行
うことができる。また、固定具を外装材の裏面に固定し
ておけば、外装材とともに容易に取扱うことができ、施
工性がさらに向上する。
架構体の取付部を取付片で構成し、下地材を、垂直片、
上方の水平片および下方の水平片からなる断面略コ字形
の固定具で構成したので、部材点数が少なく施工性が向
上し、確実かつ安定した状態で外装材を固定できる。ま
た、架構体への取付けは、固定具の上方の水平片に設け
たスリットを架構体の取付片に押圧するだけで容易に行
うことができる。また、固定具を外装材の裏面に固定し
ておけば、外装材とともに容易に取扱うことができ、施
工性がさらに向上する。
【図1】この発明の第1の実施例の外壁構造の断面側面
図である。
図である。
【図2】ラチス梁の斜視図である。
【図3】第2の実施例の断面側面図である。
【図4】第2の実施例に使用される固定具の斜視図であ
る。
る。
【図5】第3の実施例の断面側面図である。
【図6】第3の実施例に使用される固定具の斜視図であ
る。
る。
【図7】第4の実施例の断面側面図である。
【図8】第4の実施例に使用される固定具を外装材に取
付けた斜視図である。
付けた斜視図である。
【図9】従来例の説明図である。
1 外壁パネル 2 架構体 2a 取付片(取付部) 3 軒天井材 6 外装材 7a 下地材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 605 E 6951−2E 611 B 6951−2E 621 A 6951−2E J 6951−2E
Claims (5)
- 【請求項1】 外壁パネルの上端近傍を屋内側に位置す
る架構体に固定し、前記外壁パネルの上に外装材を配置
するとともに、この外装材を下地材を介して前記架構体
の屋外側面に取付けた取付部に固定したことを特徴とす
る外壁構造。 - 【請求項2】 前記下地材は、前記外装材の裏面に固定
された木桟からなる請求項1記載の外壁構造。 - 【請求項3】 前記架構体の取付部を取付片で構成し、
前記下地材は、前記外装材の裏面に固定された木桟と、
この木桟に固着具で固定するための固着具挿通穴が一側
に設けられ前記取付片が圧入されるスリットが他側に設
けられたプレート状の固定具とからなる請求項1記載の
外壁構造。 - 【請求項4】 前記架構体の取付部を取付片で構成し、
前記下地材は、前記外装材の裏面に固定された木桟と、
この木桟を上下方向に挟む2枚の板片が連結片で連結さ
れた断面略H形で前記木桟に固着具で固定するための固
着具挿通穴が前記2枚の板片の一側に設けられ前記取付
片が圧入されるスリットが前記2枚の板片の他側に設け
られた固定具とからなる請求項1記載の外壁構造。 - 【請求項5】 前記架構体の取付部を取付片で構成し、
前記下地材は、垂直片が前記外装材の裏面に固定され前
記取付片が圧入されるスリットが上方の水平片に設けら
れ下方の水平片を前記外壁パネルの上端に載置固定した
断面略コ字形の固定具からなる請求項1記載の外壁構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20640594A JPH0868139A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 外壁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20640594A JPH0868139A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 外壁構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0868139A true JPH0868139A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16522822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20640594A Withdrawn JPH0868139A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 外壁構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0868139A (ja) |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP20640594A patent/JPH0868139A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011106 |