JPH0867732A - イソシアネートプレポリマー、その調製方法、及びその用途 - Google Patents

イソシアネートプレポリマー、その調製方法、及びその用途

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JPH0867732A
JPH0867732A JP7228622A JP22862295A JPH0867732A JP H0867732 A JPH0867732 A JP H0867732A JP 7228622 A JP7228622 A JP 7228622A JP 22862295 A JP22862295 A JP 22862295A JP H0867732 A JPH0867732 A JP H0867732A
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nco
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Lutz Dr Schmalstieg
ルツツ・シユマールステイーク
Rainer Dr Rettig
ライナー・レツテイヒ
Ulrich Walter
ウルリツヒ・ヴアルター
Edwin R Hortelano
エドウイン・アール・ホルテラーノ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 NCOプレポリマーに基づく新規な単成分ま
たは複成分バインダーを提供することである。 【解決手段】A)芳香族または脂環式ジイソシアネー
ト、並びに B)B1) 分子量が1000〜3000であるポリエーテ
ルポリオール、及び B2) 分子量が700〜3000であるポリエステルカー
ボネートジオール 〔成分B1) 及びB2) は0.25:1〜1.5:1の重量
比で含まれる〕からなる混合物の反応生成物であって、
NCO含有量が1.5〜5.0重量%、単量体ジイソシ
アネート含有量が0.5重量%未満であるイソシアネー
トプレポリマー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、選ばれた出発物質
に基づく新規なイソシアネートプレポリマー、その調製
方法、並びにシール剤及び塗料の製造における用途に関
する。
【0002】
【従来の技術】イソシアネートプレポリマーとイソシア
ネートに反応性の化合物に基づくシール剤または塗料用
のバインダーは、非常によく知られている。例えば、ド
イツ出願公開明細書第1520139号には、ポリイソ
シアネートとポリケチミンまたはポリアルジミンの湿分
硬化混合物の調製方法が記載されており、好ましくは、
イソシアネートプレポリマー(NCOプレポリマー)を
ポリイソシアネートとして使用している。ドイツ出願公
告明細書第1240654号には、NCOプレポリマー
と特定の芳香族ジアミンから架橋プラスチックを調製す
る方法が記載されている。ドイツ出願公開明細書第20
18233号には、イソシアネート基を有する化合物と
ポリオキサゾリジンから調製された、湿分硬化が可能な
組成物が記載されている。上述の刊行物は、全て、使用
されるNCOプレポリマーがポリウレタン化学で公知の
もの、例えば、過剰量のジ−またはポリイソシアネート
とポリエーテルポリオールまたはポリエステルポリオー
ルといった高分子量ポリヒドロキシル化合物とを反応さ
せることにより調製されたNCOプレポリマー、である
という共通の特徴を有している。
【0003】屋外に置かれる無機質支持体を被覆するた
めには、NCOプレポリマーが耐光性と耐けん化性を同
時に有することが必要である。ポリエーテルポリオール
に基づくNCOプレポリマーは、けん化に対しては優れ
た耐性を有するが、光に対する安定性には劣ることが知
られている。一方、ポリエステルポリオールに基づくN
COプレポリマーは、優れた耐光性を有するが、耐けん
化性には乏しいため、無機質支持体に直接塗布しない方
がよい。ポリカーボネートポリオールに基づくNCOプ
レポリマーは、耐光性及び耐けん化性の要件は満たすも
のの、このプレポリマーは極めて粘度が高くかつ結晶性
であり、大量の溶剤を使用しないと塗布することは出来
ない。ドイツ特許出願公開明細書第3200430号に
記載されているような種類のポリエステルカーボネート
ポリオールに基づくプレポリマーは使用可能であるが、
このプレポリマーは常に粘度が高く、可塑剤または溶剤
を添加しないと扱うことが出来ないという欠点を有す
る。しかしながら、環境の点からは、溶剤の使用は不利
であることが知られている。可塑剤の使用も、不利であ
る。可塑剤が被膜中に残存していると、ポリマーの機械
的特性を損ない、支持体への接着性が減少し、長期には
可塑剤が被膜から滲出してくる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、NC
Oプレポリマーに基づく新規な単成分または複成分バイ
ンダーを提供することである。上記NCOプレポリマー
は、従来のバインダーに比べて低粘度であり、優れた耐
光性及び耐加水分解性を有するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、以下詳
細に記載するエーテル、エステル、及びカーボネート基
を含有するイソシアネートプレポリマーは、光の影響を
受け易いポリエーテル鎖と加水分解の影響を受け易いエ
ステル基を有しているにも係わらず、前述の目的を達成
するものである。
【0006】本発明は、 A)芳香族または脂環式ジイソシアネートを一種または
それ以上含有するイソシアネート成分、並びに B)B1) 分子量が1000〜3000、平均ヒドロキシ
ル官能価が2〜4である、一種またはそれ以上のポリエ
ーテルポリオール、及び B2) (i) 最大分子量が200である一種またはそれ以上
のジオール、(ii)ε−カプロラクトン及び/またはε−
ヒドロキシカプロン酸、及び(iii) 炭酸ジアリール、か
ら調製され、分子量が700〜3000である、一種ま
たはそれ以上のポリエステルカーボネートジオール〔成
分(i) 及び(ii)は4:1〜1:3のモル比で含まれる〕
からなる混合物を含有するポリオール成分〔成分B1) 及
びB2) は0.25:1〜1.5:1の重量比で含まれ
る〕の反応生成物であって、NCO含有量が1.5〜
5.0重量%、単量体ジイソシアネート含有量が0.5
重量%未満であるイソシアネートプレポリマーに関す
る。
【0007】また、本発明は、脂環式または芳香族ジイ
ソシアネートを一種またはそれ以上含有するイソシアネ
ート成分A)を、 B1) 分子量が1000〜3000、平均ヒドロキシル官
能価が2〜4である、一種またはそれ以上のポリエーテ
ルポリオール、及び B2) (i) 最大分子量が200である一種またはそれ以上
のジオール、(ii)ε−カプロラクトン及び/またはε−
ヒドロキシカプロン酸、及び(iii) 炭酸ジアリール、か
ら調製され、分子量が700〜3000である、一種ま
たはそれ以上のポリエステルカーボネートジオール〔成
分(i) 及び(ii)は4:1〜1:3のモル比で含まれる〕
からなる混合物を含有するポリオール成分B)〔成分B
1) 及びB2) は0.25:1〜1.5:1の重量比で含
まれる〕と反応させ、NCO/OH当量比を少なくとも
1.5:1に維持し、未反応の単量体ジイソシアネート
を任意に除去して残留分を0.5重量%未満まで減少さ
せることにより、上述のイソシアネートプレポリマーを
調製する方法にも関する。さらに本発明は、上述のイソ
シアネートプレポリマーを、シール剤及び塗料の調製に
使用することにも関する。
【0008】本発明のイソシアネートプレポリマーの調
製は、NCO/OH当量比を1.5:1〜20:1、好
ましくは1.6:1〜10:1に保ちながら、40〜1
20℃、好ましくは50〜100℃の温度にて、ジイソ
シアネートA)を、ポリエーテルポリオールB1) 及びポ
リエステルカーボネートジオールB2) と反応させること
により達成される。調製の際にウレタン基からの鎖伸長
形成が必要な場合には、1.5:1〜2:1のNCO/
OH当量比を選択する。鎖伸長反応を避けなければなら
ない場合には、過剰のジイソシアネートを使用してNC
O/OH当量比を4:1〜20:1、好ましくは5:1
〜10:1となるようにし、反応終了後に膜蒸留によっ
て過剰のジイソシアネートを除去して未反応ジイソシア
ネートの残留分を0.5重量%未満、好ましくは0.3
重量%未満にする。
【0009】本発明の方法で使用される出発成分A)
は、芳香族または脂環式ジイソシアネート、またはこれ
らの混合物から選択される。芳香族または脂環式ジイソ
シアネートは、一分子あたり少なくとも1個の芳香族ま
たは脂環式リングを有し、必ずしも必要ではないが、好
ましくは2個のイソシアネート基のうち少なくとも1個
が芳香族または脂環式リングに直接結合しているもので
ある。好ましいジイソシアネートには、2,4−ジイソ
シアナトトルエンまたは好ましくは35重量%までの
2,6−ジイソシアナトトルエンを含むジイソシアナト
トルエン混合物(重量%は混合物の重量に対する)、ビ
ス−(4−イソシアナトシクロヘキシル)−メタン、1
−イソシナト−3,3,5−トリメチル−5−イソシア
ナト−メチルシクロヘキサン(IPDI)、1−イソシ
アナト−1−メチル−4(3)−イソシアナトメチルシ
クロヘキサン、任意に1,3−ジイソシアナト−2−メ
チルシクロヘキサンと混合した1,3−ジイソシアナト
−6−メチルシクロヘキサン、及び上述のジイソシアネ
ートの混合物といった分子量が174〜300の芳香族
または脂環式ジイソシアネートが含まれる。
【0010】反応性の異なるイソシアネート基を有する
ジイソシアネートA)を使用するのが好ましい。この種
のジイソシアネートとしては、2,4−ジイソシアナト
トルエン及び1−イソシアナト−1−メチル−4(3)
−イソシアナト−メチルシクロヘキサンが好ましく、
2,4−ジイソシアナトトルエンがさらに好ましい。こ
れらのジイソシアネートは、通常、1.5:1〜2:1
のNCO/OH当量比で使用され、直接、即ち膜蒸留な
しで、フリーのジイソシアネートの残留分が0.5重量
%未満のNCOプレポリマーを与える。
【0011】本発明の成分B1)として使用されるポリエ
ーテルポリオールは、適当な出発分子をアルコキシル化
する公知の方法で調製され、ヒドロキシル官能価及び水
酸基含有量から計算された平均分子量が1000〜30
00、好ましくは1500〜2000のものである。適
当な出発分子には、低分子量ポリオール、水、少なくと
も2個のNH結合を有する有機ポリアミン、及びこれら
の混合物が含まれる。アルコキシル化に適した酸化アル
キレンとしては、特にエチレンオキシド及び/またはプ
ロピレンオキシドが好ましい。これらの酸化アルキレン
は、アルコキシル化の際にどのような順序でもまたは混
合して使用しても構わない。ポリエーテルポリオールB
1) のヒドロキシル官能価が2〜4である限り、一価の
ポリエーテルアルコールを組み込むことも可能である。
ポリエーテルポリオールB1) の平均ヒドロキシル官能価
は、好ましくは2〜3である。分子量1500〜200
0のポリエーテルポリオールが好ましく、特にエチレン
オキシドとプロピレンオキシドの両方を重量比30:7
0〜60:40でポリエーテル鎖中に含むものが好まし
い。この場合、酸化アルキレン単位は、エチレンオキシ
ドブロックまたはプロピレンオキシドブロックの形態で
あってもよいし、ランダムに分布していても構わない
(アルコキシル化の際に、エチレンオキシド及びプロピ
レンオキシドの混合物を使用)。特に成分B2) と相溶性
のポリエーテルポリオールが好ましい。
【0012】成分B2) として使用出来るポリエステルカ
ーボネートジオールは、ヒドロキシル官能価及び水酸基
含有量から計算された平均分子量が700〜3000、
好ましくは1500〜2500のものである。このポリ
エステルカーボネートジオールは、(i) 最大分子量が2
00のジオール、好ましくは1,6−ヘキサンジオー
ル、(ii)ε−カプロラクトンまたはε−ヒドロキシカプ
ロン酸、及び(iii) 炭酸ジアリール、の反応生成物であ
り、(ii)に対する(i) のモル比は4:1〜1:3、好ま
しくは2:1〜1:2、さらに好ましくは1.2:1〜
1:1.2である。このジヒドロキシポリカーボネート
は公知の方法、例えば、ホウヴェン−ウェイル、XIV /
2、48頁、または米国特許発明明細書第364096
7号、で調製される。まず、ジオールと、ε−カプロラ
クロンまたはε−ヒドロキシカプロン酸とを、開環させ
ながらまたは水を除去しながら反応させてエステルグリ
コールとし、次いで、過剰の炭酸ジアリールを使用し
て、対応するフェノール化合物を除去しながら、末端O
H基を有する対応するポリエステルカーボネートへ熱的
に転換させる。好ましい炭酸ジアリールには、炭酸ジフ
ェニル、炭酸ジナフチル、及び炭酸ジクレジルが含まれ
る。
【0013】ジヒドロキシポリエステルカーボネートを
調製するには、成分(i) と(ii)の前述の比を維持するこ
とが重要である。これは、前述の比の範囲外で調製され
たジヒドロキシカーボネートが、本発明の用途には高す
ぎる融点を有するか、または十分な耐けん化性を持たな
いポリウレタンを生成するためである。本発明のイソシ
アネートプレポリマーを調製するには、ポリオール成分
B1) 及びB2) を重量比0.25:1〜1.5:1、好ま
しくは0.5:1〜1:1で使用する。本発明のイソシ
アネートプレポリマーは、NCO含有量が1.5〜5重
量%、好ましくは1.7〜4.5重量%であり、単量体
ジイソシアネート含有量が0.5重量%未満である。溶
剤を含まない生成物の粘度は、通常、80,000mPa.
s 未満、好ましくは30,000mPa.s 未満である(2
3℃)。本発明のイソシアネートプレポリマーは、無溶
剤または低溶剤塗料またはシール剤を調製するための原
料として特に適している。プレポリマーは、任意に公知
の触媒(例えば、ジラウリン酸ジブチルスズ(IV))、任
意に顔料、充填剤、及び被膜技術から公知の他の添加剤
を添加した後、大気水分の作用で硬化することが出来
る。得られるポリマーフィルムは、顕著な機械的特性と
優れた耐光性を有するものである。
【0014】ブロッキング剤でイソシアネート基を任意
にブロックされた本発明のNCOプレポリマーを、好ま
しい反応性成分中に混合して、自己硬化性組成物を得る
ことも可能である。この組成物では、本発明のプレポリ
マーが成分a)に相当し、イソシアネート反応性成分が
成分b)に相当する。イソシアネート反応性成分b)
は、イソシアネート基と反応可能な基を少なくとも2
個、または加水分解によりこのような基に転換可能な基
を少なくとも2個有する化合物から選ばれる。また、あ
まり好ましくはないが、イソシアネートに反応性の基
と、可逆的にブロックされたイソシアネートに反応性の
基の両方を有する化合物を使用することも出来る。さら
に、あまり好ましくはないが、イソシアネートに反応性
の基を有する化合物と、可逆的にブロックされたイソシ
アネートに反応性の基を有する化合物との混合物を使用
することも出来る。成分b)としての使用に適した化合
物は、好ましくは2〜4個のフリーのまたはブロックさ
れたイソシアネートに反応性の基を有するものである。
成分b)中に含まれる化合物の分子量は重要ではない。
しかし、低分子量化合物、即ち最大分子量が600のも
のを使用するのが好ましい。成分b)の量は、通常、成
分b)中のフリーの及び/または可逆的にブロックされ
たイソシアネートに反応性の基に対する成分a)中のイ
ソシアネート基の当量比が、0.8:1〜10:1、好
ましくは0.9:1〜4:1、さらに好ましくは1:1
〜2:1、最も好ましくは1:1〜1.2:1となるよ
うに選択される。
【0015】成分b)としての使用には、以下の化合物
が適している。ドイツ特許発明明細書第1018233
号(=米国特許発明明細書第3143626号)または
ドイツ特許出願公開明細書第2446438号(=米国
特許発明明細書第4002601号)に記載されている
ような公知のポリオキサゾリジン、ドイツ特許出願公開
明細書第1520139号(=米国特許発明明細書第3
420800号または米国特許発明明細書第35676
92号)またはドイツ特許出願公開明細書第33084
18号(=米国特許発明明細書第4481345号)に
記載されているような公知のポリケチミンまたはポリア
ルジミン、鎖伸長剤として米国特許発明明細書第421
8543号に記載されているような芳香族ポリアミン、
特に立体障害性のアミノ基を有するジアミン、好ましく
は1−メチル−3,5−ジエチル−2,4−ジアミノベ
ンゼンまたは1−メチル−3,5−ジエチル−2,6−
ジアミノベンゼンとの混合物、あるいは分子量が62〜
399の多価アルコール、または分子量が少なくとも4
00である多価アルコール。
【0016】好ましい低分子量アルコールには、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール
−1,4、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペン
タエリトリトール、ジエチレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、またはこれらの混合物が含まれる。好ま
しい高分子量アルコールには、出発物質B1) 及びB2)、
エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アルキド樹脂、ひまし
油、ポリエステルポリオール、または水酸基を有するシ
リコン樹脂といった他のポリヒドロキシル化合物が含ま
れる。二成分バインダーを調製するには、各成分a)及
びb)を互いに混合する。フリーのイソシアネート基を
有するイソシアネートプレポリマーa)と可逆的にブロ
ックされたイソシアネートに反応性の基を有する化合物
b)を使用する場合には、貯蔵安定性の良い組成物が得
られる。この組成物は、水分の存在しないところでは安
定であり、水分の存在下で適当な支持体に塗布した後は
急速に硬化するものである。もし必要ならば、公知の触
媒、例えば、p−トルエンスルホン酸、オクタン酸ジブ
チルスズ、または塩化亜鉛、を添加することにより、硬
化反応を促進させることも可能である。
【0017】成分b)が可逆的にブロックされていない
イソシアネートに反応性の基、即ち、特にアミノ基また
は水酸基、を有する場合、並びにイソシアネートプレポ
リマーa)がフリーのNCO基を有する場合には、室温
で反応してポリウレタンまたはポリウレアを生じる反応
混合物が得られる。この反応混合物のポットライフは限
られており、このポットライフ内で作業を行わなければ
ならない。ブッロクされたイソシアネート基を有するイ
ソシアネートプレポリマーa)と、ブロックされていな
い基を有するイソシアネートに反応性の成分、特に、ポ
リヒドロキシル化合物、を使用する場合、焼付エナメル
の製造に使用可能な焼付系が得られる。好ましいブロッ
キング剤は公知であり、ε−カプロラクタム、ブタノン
オキシム、及びマロン酸ジエチルが挙げられる。通常、
「二成分バインダー」という表現は、各成分a)及び
b)を混合していない状態で含有するバインダーを表す
ものである。「一成分バインダー」という表現は、成分
が混合された状態で含まれており、かつ成分a)及び/
またはb)のいずれか一つまたは両方が可逆的にブロッ
クされた基を含有していることを表す。
【0018】ブロックトイソシアネートプレポリマー
a)及びイソシアネートに反応性の成分b)を任意に含
有する組成物は、他の添加剤c)を使用しないで、塗料
またはシーラントとして使用することも出来る。しかし
ながら、公知の添加剤、例えば、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢
酸メトキシプロピル、エチレングリコール モノエチル
エーテルアセテート、トルエン、キシレン、ホワイトス
ピリット、またはこれらの混合物といった溶剤と組み合
わせて使用するのが好ましい。繰り返し強調するが、本
発明では、溶剤を全く使用しないか、またはごく少量の
溶剤しか使用しないのが好ましい。使用される溶剤の量
は、成分a)〜c)の全重量に対して、40重量%ま
で、好ましくは20重量%までである。他の任意に添加
する添加剤には、リン酸トリクレジルまたはジフタル酸
トリクレジル、及び塩素化パラフィンといった可塑剤、
二酸化チタン、硫酸バリウム、チョーク、及びカーボン
ブラックといった顔料及び充填剤、N,N−ジメチルベ
ンジルアミン、N−メチルモルフォリン、オクタン酸
鉛、及びジラウリン酸ジブチルスズといった触媒、流動
調整剤、増粘剤、置換フェノールといった安定化剤、有
機官能シランといった定着剤が含まれる。
【0019】本発明のイソシアネートプレポリマーに基
づく塗料は、その顕著な機械的特性及び優れた耐加水分
解性のため、特に、建築分野での二次元シーラントの製
造に適している。この製造物の機械的及び光学的特性
は、老化または光の照射によって実質的に変化しないも
のである。以下、実施例により本発明の方法を説明する
が、これは本発明を制限するものではない。パーセント
は全て重量パーセントを表す。
【0020】
【発明の実施の形態】以下のポリオールは、実施例及び
比較例で使用したものである。 ポリオールA ドイツ特許出願公告明細書第1770245号に従っ
て、ヘキサンジオール−1,6、ε−カプロラクトン、
及び炭酸ジフェニル(モル比で8:8:7)から調製さ
れた液体ポリエステルポリカーボネートジオール。OH
価56、粘度20,000mPa.s (23℃)。 ポリオールB プロピレンオキシド及びエチレンオキシド混合物(重量
比で1:1)によるプロピレングリコールのアルコキシ
ル化によって調製されたポリエーテルジオール。OH価
56、粘度350mPa.s (23℃)。 ポリオールC プロピレングリコールのプロポキシル化により調製され
たポリエーテルジオール。OH価112、粘度150mP
a.s (23℃)。
【0021】
【実施例】
実施例1(本発明のNCOプレポリマー) ポリオールA1000重量部、ポリオールB1000重
量部、及び2,4−ジイソシアナトトルエン304.8
重量部を60℃で攪拌して、NCO含有量が2.7%の
NCOプレポリマーを調製した。生成物を酢酸メトキシ
プロピル200.5重量部にて希釈し、以下の特性を有
するNCOプレポリマーを得た。 固形分:90% NCO含有量:2.5% 残存モノマー含有量:0.08% 粘度:9700mPa.s (23℃) 湿分硬化性被膜の調製 ガラス板上に膜を形成し、空気中にて9時間以内で乾燥
させ、以下の機械的特性を有する高弾性被膜を得た。 引裂抵抗(tear resistance):8.1N/mm2 破断点伸び:765% 引裂抵抗(tear propagation resistance):14.9N
/mm ショアーA硬度:54
【0022】実施例2(本発明のNCOプレポリマー) ポリオールA1000重量部、ポリオールC500重量
部、及び2,4−ジイソシアナトトルエン304.8重
量部を60℃で攪拌して、NCO含有量が3.5%のN
COプレポリマーを調製した。生成物を酢酸メトキシプ
ロピル200.5重量部にて希釈した。以下の特性を有
するNCOプレポリマーを得た。 固形分:80% NCO含有量:2.8% 残存モノマー含有量:0.14% 粘度:3200mPa.s (23℃) 湿分硬化性被膜の調製 ガラス板上に膜を形成し、9時間以内で硬化させ、ショ
アーA硬度が58の透明高弾性被膜を得た。
【0023】実施例3(本発明のNCOプレポリマー) ポリオールA1000g、ポリオールB1000g、及
び2220gのIPDIを80℃で攪拌して、NCO含
有量が17.9%のNCOプレポリマーを調製した。過
剰のジイソシアネートを、150℃/0.2mbarで真空
膜蒸留により除去した。NCO含有量が3.3%の粘性
樹脂2230gを得、酢酸メトキシプロピル557gに
て希釈し、以下の特性を有するNCOプレポリマーを得
た。 固形分:80% NCO含有量:2.6% 残存モノマー含有量:0.1% 粘度:920mPa.s (23℃) 湿分硬化性被膜の調製 プレポリマー試料を0.05重量%のジラウリン酸ジブ
チルスズ(IV)と攪拌した。ガラス板上に膜を形成し、
空気中にて12時間以内で乾燥させ、ショアーA硬度が
52の透明弾性被膜を得た。
【0024】実施例4(本発明のNCOプレポリマー) ポリオールA1000g、ポリオールB1000g、及
びビス−(4−イソシアナトシクロヘキシル)−メタン
2620gを80℃で攪拌して、NCO含有量が16.
3%のNCOプレポリマーを調製した。過剰のジイソシ
アネートを、160℃/0.2mbarで真空膜蒸留により
除去した。NCO含有量が3.1%の粘性樹脂2420
gを得、酢酸メトキシプロピル605gにて希釈した。
以下の特性を有するNCOプレポリマーを得た。 固形分:80% NCO含有量:2.5% 残存モノマー含有量:0.2% 粘度:1200mPa.s (23℃)
【0025】実施例5(比較NCOプレポリマー) ポリオールA2000gと2220gのIPDIを80
℃で反応させて、NCO含有量が17.9%のカーボネ
ート基及びエステル基を有するプレポリマーを調製し
た。過剰のイソホロンジイソシアネートを、150℃/
0.2mbarで真空膜蒸留により除去した。NCO含有量
が3.4%の粘性樹脂2190gを得た。生成物を酢酸
メトキシプロピル547gにて希釈し、以下の特性を有
するNCOプレポリマーを得た。 固形分:80% NCO含有量:2.7% 残存モノマー含有量:0.1% 粘度:9500mPa.s (23℃)
【0026】実施例6(本発明にはよらない比較例) ポリオールB1000gとポリオールC1000gを
2,4−ジイソシアナトトルエン2610gと60℃で
反応させて、NCO含有量が24.5%のエーテル基を
有するプレポリマーを調製した。過剰のジイソシアナト
トルエンを、150℃/0.2mbarで真空膜蒸留により
除去した。以下の特性を有する液体イソシアネートプレ
ポリマーを得た。 固形分:100% NCO含有量:4.4% 残存モノマー含有量:0.15% 粘度:6500mPa.s (23℃)
【0027】実施例7(塗料及び耐候性) 実施例1、3、5及び6のNCOプレポリマーを、以下
の処方に従って真空溶解機中で処理し、塗料を調製し
た。
【0028】
【表1】 *ウレタン−ビスオキサゾリジン、バイエルAG製
【0029】塗料を試験シート上に2mmの膜厚で塗布
し、硬化後、市販の促進耐候試験装置(キセノン試験1
200)中で2000時間耐候試験を行った。促進耐候
試験の結果は以下の通りであった。
【0030】
【表2】 プレポリマーの実施例番号 1 3 5 6 チョーキング なし なし なし 非常に顕著 脆性 なし なし なし 顕著 変色 小 小 小 小
【0031】以上、本発明を明確にするために詳細に記
述してきたが、このような詳細は単に発明を明らかにす
るためのものにすぎず、当業者であれば、特許請求の範
囲で制限される範囲を除いて本発明の思想及び範囲から
はずれることのない様々な例も実施可能である。
【0032】本発明の主なる特徴及び態様は以下の通り
である。 1.A)一種またはそれ以上の芳香族または脂環式ジイ
ソシアネートから実質的になるイソシアネート成分、並
びに B)B1) 分子量が1000〜3000、平均ヒドロキシ
ル官能価が2〜4である、一種またはそれ以上のポリエ
ーテルポリオール、及び B2) (i) 最大分子量が200である一種またはそれ以上
のジオール、(ii)ε −カプロラクトン及び/またはε−ヒドロキシカプロン
酸、及び(iii) 炭酸ジアリール、から調製され、分子量
が700〜3000である、一種またはそれ以上のポリ
エステルカーボネートジオール〔成分(i) 及び(ii)は
4:1〜1:3のモル比で含まれる〕からなる混合物か
ら実質的になるポリオール成分〔成分B1) 及びB2) は
0.25:1〜1.5:1の重量比で含まれる〕の反応
生成物であって、NCO含有量が1.5〜5.0重量
%、単量体ジイソシアネート含有量が0.5重量%未満
であるイソシアネートプレポリマー。
【0033】2.成分A)が、反応性の異なるイソシア
ネート基を有する一種またはそれ以上のジイソシアネー
トから実質的になる上記1に記載のイソシアネートプレ
ポリマー。 3.成分A)が、2,4−ジイソシアナトトルエンから
実質的になる上記1に記載のイソシアネートプレポリマ
ー。 4.成分B1)が、平均分子量が1500〜2000であ
り、エチレンオキシド及びプロピレンオキシド単位を3
0:70〜60:40の重量比で含有するポリエーテル
ポリオールである上記1に記載のイソシアネートプレポ
リマー。 5.成分B1)が、平均分子量が1500〜2000であ
り、エチレンオキシド及びプロピレンオキシド単位を3
0:70〜60:40の重量比で含有するポリエーテル
ポリオールである上記2に記載のイソシアネートプレポ
リマー。 6.成分B1)が、平均分子量が1500〜2000であ
り、エチレンオキシド及びプロピレンオキシド単位を3
0:70〜60:40の重量比で含有するポリエーテル
ポリオールである上記3に記載のイソシアネートプレポ
リマー。
【0034】7.成分B2)が、(i) ヘキサンジオール−
1,6、(ii)ε−カプロラクトン、及び(iii) 炭酸ジア
リール、から調製されたポリエステルカーボネートジオ
ールである上記1に記載のイソシアネートプレポリマ
ー。 8.成分B2)が、(i) ヘキサンジオール−1,6、(ii)
ε−カプロラクトン、及び(iii) 炭酸ジアリール、から
調製されたポリエステルカーボネートジオールである上
記2に記載のイソシアネートプレポリマー。 9.成分B2)が、(i) ヘキサンジオール−1,6、(ii)
ε−カプロラクトン、及び(iii) 炭酸ジアリール、から
調製されたポリエステルカーボネートジオールである上
記3に記載のイソシアネートプレポリマー。 10.成分B2)が、(i) ヘキサンジオール−1,6、(i
i)ε−カプロラクトン、及び(iii) 炭酸ジアリール、か
ら調製されたポリエステルカーボネートジオールである
上記4に記載のイソシアネートプレポリマー。 11.成分B2)が、(i) ヘキサンジオール−1,6、(i
i)ε−カプロラクトン、及び(iii) 炭酸ジアリール、か
ら調製されたポリエステルカーボネートジオールである
上記5に記載のイソシアネートプレポリマー。 12.成分B2)が、(i) ヘキサンジオール−1,6、(i
i)ε−カプロラクトン、及び(iii) 炭酸ジアリール、か
ら調製されたポリエステルカーボネートジオールである
上記6に記載のイソシアネートプレポリマー。
【0035】13.一種またはそれ以上の脂環式または
芳香族ジイソシアネートから実質的になるイソシアネー
ト成分A)を、 B1) 分子量が1000〜3000、平均ヒドロキシル官
能価が2〜4である、一種またはそれ以上のポリエーテ
ルポリオール、及び B2) (i) 最大分子量が200である一種またはそれ以上
のジオール、(ii)ε−カプロラクトン及び/またはε−
ヒドロキシカプロン酸、及び(iii) 炭酸ジアリール、か
ら調製され、分子量が700〜3000である、一種ま
たはそれ以上のポリエステルカーボネートジオール〔成
分(i) 及び(ii)は4:1〜1:3のモル比で含まれる〕
からなる混合物から実質的になるポリオール成分B)
〔成分B1) 及びB2) は0.25:1〜1.5:1の重量
比で含まれる〕と反応させ、NCO/OH当量比を少な
くとも1.5:1に維持し、未反応の単量体ジイソシア
ネートを任意に除去して残留分を0.5重量%未満まで
減少させることにより、上記1に記載のイソシアネート
プレポリマーを調製する方法。 14.バインダーが上記1に記載のイソシアネートプレ
ポリマーを含む、バインダー含有塗料またはシール剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウルリツヒ・ヴアルター ドイツ連邦共和国デイー40723 ヒルデン、 ヴイルヘルミネ・フリートナー・シユトラ ーセ 11 (72)発明者 エドウイン・アール・ホルテラーノ アメリカ合衆国テキサス州77062 ヒユー ストン、アイヴイー・ブラフ・コート 14127

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A)一種またはそれ以上の芳香族または脂
    環式ジイソシアネートから実質的になるイソシアネート
    成分、並びに B)B1) 分子量が1000〜3000、平均ヒドロキシ
    ル官能価が2〜4である、一種またはそれ以上のポリエ
    ーテルポリオール、及び B2) (i) 最大分子量が200である一種またはそれ以上
    のジオール、(ii)ε−カプロラクトン及び/またはε−
    ヒドロキシカプロン酸、及び(iii) 炭酸ジアリール、か
    ら調製され、分子量が700〜3000である、一種ま
    たはそれ以上のポリエステルカーボネートジオール〔成
    分(i) 及び(ii)は4:1〜1:3のモル比で含まれる〕
    からなる混合物から実質的になるポリオール成分〔成分
    B1) 及びB2) は0.25:1〜1.5:1の重量比で含
    まれる〕の反応生成物であって、NCO含有量が1.5
    〜5.0重量%、単量体ジイソシアネート含有量が0.
    5重量%未満であるイソシアネートプレポリマー。
  2. 【請求項2】 一種またはそれ以上の脂環式または芳香
    族ジイソシアネートから実質的になるイソシアネート成
    分A)を、 B1) 分子量が1000〜3000、平均ヒドロキシル官
    能価が2〜4である、 一種またはそれ以上のポリエーテルポリオール、及び B2) (i) 最大分子量が200である一種またはそれ以上
    のジオール、(ii)ε−カプロラクトン及び/またはε−
    ヒドロキシカプロン酸、及び(iii) 炭酸ジアリール、か
    ら調製され、分子量が700〜3000である、一種ま
    たはそれ以上のポリエステルカーボネートジオール〔成
    分(i) 及び(ii)は4:1〜1:3のモル比で含まれる〕
    からなる混合物から実質的になるポリオール成分B)
    〔成分B1) 及びB2) は0.25:1〜1.5:1の重量
    比で含まれる〕と反応させ、NCO/OH当量比を少な
    くとも1.5:1に維持し、未反応の単量体ジイソシア
    ネートを任意に除去して残留分を0.5重量%未満まで
    減少させることにより、請求項1に記載のイソシアネー
    トプレポリマーを調製する方法。
  3. 【請求項3】 バインダーが請求項1に記載のイソシア
    ネートプレポリマーを含む、バインダー含有塗料または
    シール剤。
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