JPH0867716A - 制御された分子量を有するトランス1,4−ポリブタジエンの合成 - Google Patents

制御された分子量を有するトランス1,4−ポリブタジエンの合成

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JPH0867716A
JPH0867716A JP7206981A JP20698195A JPH0867716A JP H0867716 A JPH0867716 A JP H0867716A JP 7206981 A JP7206981 A JP 7206981A JP 20698195 A JP20698195 A JP 20698195A JP H0867716 A JPH0867716 A JP H0867716A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御された分子量を有するトランス1,4−
ポリブタジエンの合成方法を提供する。 【構成】 有機コバルト化合物、有機アルミニウム化合
物及びパラ−置換フェノールより成る触媒系の存在下、
並びに少なくとも1種のジアルキルスルホキシド、ジア
リールスルホキシドまたはジアルカリールスルホキシド
の存在下に1,3−ブタジエンを重合することによって
トランス1,4−ポリブタジエンの分子量が制御され
る。本発明の触媒系及び技術を使用することによって高
い転化レベルと分子量の制御が可能である。重合はバッ
チまたは連続法によって実施できる。連続法においては
ゲル化禁止剤として二硫化炭素の存在下に重合を実施す
ることが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は制御された分子量を有す
るトランス1,4−ポリブタジエンの合成に関する。
【0002】
【従来の技術】高いレベルの結晶度のために、トランス
1,4−ブタジエン(TPBD)は熱可塑性の樹脂であ
る。これは多くの二重結合を高分子主鎖中に含んでいる
ので、TPBDはゴムとブレンドでき、そしてゴムと共
に硬化できる。この点でTPBDはシンジオタクチック
−1,2−ポリブタジエンに類似している。本発明のト
ランス1,4−ブタジエンが熱可塑性の樹脂であるとし
ても、単独で硬化したときまたは1種以上のゴムと共に
硬化したときにはそれはエラストマー性になる。
【0003】アニオン重合系を利用してTPBDを製造
することによって、良好な分子量の制御が通常達成され
る。アニオン重合系を使用したとき、使用する触媒と達
成される分子量との間には典型的に逆の相関関係が存在
する。このようなアニオン性重合系は米国特許第4,2
55,690号に開示されている。この中に開示されて
いる触媒系はカリウムアルコキシドによって活性化され
たジアルキルマグネシウム化合物に基づく。しかし、こ
のような触媒系が商業的に成功したことは証明されてい
ない。
【0004】TPBDは通常、遷移金属触媒または希土
類触媒を使用して製造される。遷移金属触媒によるTP
BDの合成はJ.Boor Jr.による「チーグラー
−ナッタ触媒及び重合」ニューヨーク、アカデミックプ
レス社(1979年)第5〜6章に記述されている。希
土類触媒を使用したTPBDの合成はD.K.Jenk
insによって「ポリマー」26巻、147頁(198
5年)に記述されている。しかし、分子量の制御はこの
ような遷移金属または希土類触媒によって達成すること
は困難であって、モノマー転化率はしばしば非常に穏和
である。
【0005】日本特許出願番号67187−1967は
75〜80%のトランス−1,4−構造及び20〜25
%の1,2−構造から成るTPBDを合成するための触
媒系及び技術を開示する。この文献に記述された触媒系
はコバルトの有機酸塩若しくは有機リガンド、有機アル
ミニウム化合物及びフェノール若しくはナフトールを有
するコバルト化合物より成る。ゲル形成が、この3種成
分触媒系をTPBDの合成において使用するときに頻繁
に遭遇する重大な問題である。ゲル化は連続重合におい
て特に重大な問題である。本発明の触媒系及び技術を使
用することによって、TPBDはほんの最小限の量のゲ
ル形成で、連続法において合成できる。
【0006】米国特許第5,089,574号は二硫化
炭素が、有機コバルト化合物、有機アルミニウム化合物
及びパラ−アルキル置換フェノールを含む3種成分触媒
系と結合してゲル禁止剤として働くという予想されない
発見に基づいている。また米国特許第5,089,57
4号は転化率が、約12〜約26個の炭素原子、好まし
くは約6〜約20個の炭素原子を含むパラ−アルキル置
換フェノールを使用することによって実質的に改善でき
ることも示している。
【0007】米国特許第5,089,574号は、1,
3−ブタジエンモノマー、有機コバルト化合物、有機ア
ルミニウム化合物、パラ−置換フェノール、二硫化炭
素、及び有機溶媒を反応帯に連続的に装填し;1,3−
ブタジエンモノマーを前記反応帯中で重合させてトラン
ス1,4−ポリブタジエンを形成し;そして前記反応帯
からトランス1,4−ポリブタジエンを連続的に取り出
すことから成る連続法においてトランス1,4−ポリブ
タジエンを合成するための方法をさらに詳しく開示して
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第5,08
9,574号に記述されるこの技術は転化率の改善及び
ゲル形成の減少のために非常に有用である。しかし、こ
の教示は合成されるTPBDの分子量を制御するための
技術を記述していない。多くの用途において、製造され
たTPBDがより低い分子量を有することが望ましい。
したがって、このようなチーグラー−ナッタ触媒系で製
造されたTPBDの分子量を制御する必要がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の技術は、制御さ
れた分子量のTPBDを、有機コバルト化合物、有機ア
ルミニウム化合物及びパラ−置換フェノールを含む触媒
系で製造できるようにする。本発明の技術は、ジアルキ
ルスルホキシド、ジアリールスルホキシド及びジアルカ
リールスルホキシドが、1,3−ブタジエンモノマーの
TPBDへの重合においてこのような触媒系と結合して
使用されたときに、分子量調節剤として働くという予期
されない発見に基づいている。製造されたポリマーの分
子量は、分子量調節剤として存在するジアルキルスルホ
キシド、ジアリールスルホキシドまたはジアルカリール
スルホキシドのレベルの増加と共に減少することが発見
された。
【0010】本発明は、分子量調節剤としてのジアルキ
ルスルホキシド、ジアリールスルホキシド及びジアルカ
リールスルホキシドより成る群から選択される少なくと
も1種のスルホキシド化合物の存在、並びに有機コバル
ト化合物、有機アルミニウム化合物及びパラ−置換フェ
ノールを含む触媒系の存在下での溶液重合条件下におい
て、1,3−ブタジエンモノマーを重合することから成
るトランス−1,4−ポリブタジエンの合成方法を詳細
に開示する。
【0011】本発明はまた、1,3−ブタジエンモノマ
ー、有機コバルト化合物、有機アルミニウム化合物、パ
ラ−置換フェノール、ジアルキルスルホキシドとジアリ
ールスルホキシドとジアルカリールスルホキシドより成
る群から選択される少なくとも1種の分子量調節剤、及
び有機溶媒を反応帯に連続的に装填し;1,3−ブタジ
エンモノマーを前記反応帯中で重合させてトランス1,
4−ポリブタジエンを形成し;そして前記反応帯からト
ランス1,4−ポリブタジエンを連続的に取り出すこと
から成る連続法においてトランス−1,4−ポリブタジ
エンを合成する方法を開示する。
【0012】本発明の重合は、芳香族、パラフィン系、
またはシクロパラフィン系化合物であることができる炭
化水素溶媒中で通常実施される。これらの溶媒は通常、
分子当たり4〜10個の炭素原子を含み、そして重合条
件下に液体である。適切な有機溶媒の代表的な例はペン
タン、イソオクタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘ
キサン、イソヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン、
n−ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチル
ベンゼン、ジエチルベンゼン、イソブチルベンゼン、石
油エーテル、ケロシン、ペトロレウムスピリット、石油
ナフサ等を単独または混合物の形態として含む。
【0013】本発明の溶液重合において、重合媒体中に
5〜30重量%の1,3−ブタジエンモノマーが通常存
在する。このような重合媒体は、もちろん有機溶媒と
1,3−ブタジエンモノマーとを含む。ほとんどの場
合、重合媒体が10〜25重量%のモノマーを含むこと
が好ましい。重合媒体が15〜20重量%の1,3−ブ
タジエンモノマーを含むことが一般にさらに好ましい。
【0014】TPBDのミクロ構造はその合成に使用さ
れたモノマーの濃度によって変化することが発見されて
きた。重合媒体中のより低いモノマー濃度はより高いト
ランス濃度を生じる。重合媒体中の1,3−ブタジエン
モノマーの濃度が増加するにつれて、トランス−1,4
構造のレベルは減少する。例えば、5重量%の1,3−
ブタジエンモノマー濃度では、約84%のトランス濃度
が典型的である。17%のモノマー濃度では、約80%
のトランス濃度が典型的である。重合媒体が約30重量
%のモノマーを含む場合には、約68%のトランス構造
を有するTPBDが一般に製造される。
【0015】このような重合はバッチ、準連続、または
連続技術を使用して実施される。連続法においては、追
加の1,3−ブタジエンモノマー、触媒、及び溶媒が反
応帯(反応容器)に連続的に添加される。使用される重
合温度は典型的には約20℃〜約125℃の範囲内であ
る。重合媒体が重合を通じて約65℃〜約95℃の範囲
内の温度に維持されるのが通常好ましい。重合温度が約
70℃〜約90℃の範囲内であることが典型的に最も好
ましい。使用される圧力は重合反応の条件下において実
質的に液相を維持するために充分なものである。
【0016】1,3−ブタジエンモノマーを実質的に完
全に重合させるのに充分な期間、重合が実施される。す
なわち、重合は通常高い添加率が認識されるまで実施さ
れる。商業的な操作においては、約80%を越える添加
率が達成される。重合は次に標準的な手順を使用して停
止できる。
【0017】本発明の触媒系において使用される有機コ
バルト化合物は典型的には1〜約20の炭素原子を含む
コバルト塩またはコバルト錯体である。適切な有機コバ
ルト化合物の代表的な例は安息香酸コバルト、酢酸コバ
ルト、ナフテン酸コバルト、オクタン酸コバルト、ネオ
デカン酸コバルト、ビス(α−フリルジオキシム)コバ
ルト、パルミチン酸コバルト、ステアリン酸コバルト、
アセチルアセトン酸コバルト、コバルトサリチルアルデ
ヒド、ビス(シクロペンタジエン)コバルト、シクロペ
ンタジエニル−コバルトニトロシル、ビス(π−アリル
コバルト)、及びコバルトテトラカルボニルを含む。ナ
フテン酸コバルト、オクタン酸コバルト、及びネオデカ
ン酸コバルトが高度に好ましい有機コバルト化合物であ
る。2−エチルヘキサン酸コバルト(慣用的にオクタン
酸コバルト Co(Oct)2 と呼ばれる)が経済的な
因子から最も慣用される有機コバルト化合物である。
【0018】使用できる有機アルミニウム化合物は典型
的に構造式:
【化1】 〔式中、R1 はアルキル基(シクロアルキル基を含
む)、アリール基、アルカリール基、アリールアルキル
基、アルコキシ基、及び水素より成る群から選択され;
2 及びR3 はアルキル基(シクロアルキル基を含
む)、アリール基、アルカリール基及びアリールアルキ
ル基より成る群から選択される〕を有する。使用できる
有機アルミニウム化合物のいくつかの代表的な例は水素
化ジエチルアルミニウム、水素化ジ−n−プロピルアル
ミニウム、水素化ジ−n−ブチルアルミニウム、水素化
ジイソブチルアルミニウム、水素化ジフェニルアルミニ
ウム、水素化ジ−p−トリルアルミニウム、水素化ジベ
ンジルアルミニウム、水素化フェニルエチルアルミニウ
ム、水素化フェニル−n−プロピルアルミニウム、水素
化p−トリルエチルアルミニウム、水素化p−トリルn
−プロピルアルミニウム、水素化p−トリルイソプロピ
ルアルミニウム、水素化ベンジルエチルアルミニウム、
水素化ベンジルn−プロピルアルミニウム、水素化ベン
ジルイソプロピルアルミニウム、ジエチルアルミニウム
エトキシド、ジイソブチルアルミニウムエトキシド、ジ
プロピルアルミニウムメトキシド、トリメチルアルミニ
ウム、トリエチルアルミニウム、トリ−n−プロピルア
ルミニウム、トリイソプロピルアルミニウム、トリ−n
−ブチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、
トリペンチルアルミニウム、トリヘキシルアルミニウ
ム、トリシクロヘキシルアルミニウム、トリオクチルア
ルミニウム、トリフェニルアルミニウム、トリ−p−ト
リルアルミニウム、トリベンジルアルミニウム、エチル
ジフェニルアルミニウム、エチルジ−p−トリルアルミ
ニウム、エチルジベンジルアルミニウム、ジエチルフェ
ニルアルミニウム、ジエチルp−トリルアルミニウム、
ジエチルベンジルアルミニウム及び他のトリ有機アルミ
ニウム化合物である。好ましい有機アルミニウム化合物
はトリエチルアルミニウム(TEAL)、トリ−n−プ
ロピルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム(T
IBAL)、トリヘキシルアルミニウム及び水素化ジイ
ソブチルアルミニウム(DIBA−H)を含む。フッ
素、塩素、臭素及び沃素のようなハロゲン並びにハロゲ
ン含有化合物が本発明の重合にとって害毒であり、そし
て有害であることが発見された。したがって、本発明の
重合は有意の量のハロゲン及びハロゲン含有化合物の非
存在下に実施される。
【0019】使用できるパラ−アルキル置換フェノール
は構造式:
【化2】 (式中、Rは約6〜約20個の炭素原子を含むアルキル
基である)を有する。したがって、このようなパラ−ア
ルキル置換フェノールは約12〜約26の炭素原子を含
む。ほとんどの場合、パラ−アルキル置換フェノール中
のアルキル基は約8〜約18個の炭素原子を含む。この
ようなパラ−アルキル置換フェノールは約14〜約24
個の炭素原子を含む。パラ−アルキル置換フェノール中
のアルキル基が約9〜約14個の炭素原子を含むことが
典型的に好ましい。このようなパラ−アルキル置換フェ
ノールは約15〜約20個の炭素原子を含む。12個の
炭素原子を含むアルキル基を有するパラ−アルキル置換
フェノールを使用して特に良好な結果が達成できる。こ
れらの高度に好ましいパラ−アルキル置換フェノールは
18個の炭素原子を含む。本発明の重合は重合媒体中に
触媒成分を装填することによって開始される。使用する
有機コバルト化合物の量は典型的に約0.01phm〜
約0.5phm(1,3−ブタジエンモノマー100部
当たりの部数)の範囲内である。有機コバルト化合物が
約0.05phm〜約0.3phmの範囲内のレベルで
使用されるのが一般に好ましい。有機コバルト化合物が
約0.15phm〜約0.25phmの範囲内の量で使
用されるのが一般にさらに好ましい。有機コバルト化合
物は、1,3−ブタジエンモノマーを含む重合媒体へ直
接装填できる。
【0020】有機アルミニウム化合物は、約1〜約40
の範囲内である、有機アルミニウム化合物の有機コバル
ト化合物に対するモル比を達成するために充分な量で使
用される。有機アルミニウム化合物の有機コバルト化合
物に対するモル比が約2〜約20の範囲内であることが
典型的に好ましい。有機アルミニウム化合物の有機コバ
ルト化合物に対するモル比が約4〜約8の範囲内である
ことがさらに好ましい。
【0021】重合媒体への装填の前に、パラ−アルキル
置換フェノールが有機アルミニウム化合物と「予備反
応」されていることが高度に好ましい。このことは反応
帯への導入前に単にパラ−アルキル置換フェノールと有
機アルミニウム化合物とを混合することによって達成さ
れる。パラ−アルキル置換フェノールの有機アルミニウ
ム化合物に対するモル比は典型的に約2〜約3の範囲内
である。パラ−アルキル置換フェノールの有機アルミニ
ウム化合物に対するモル比が約2.25〜約2.75の
範囲内であることが一般に好ましい。パラ−アルキル置
換フェノールの有機アルミニウム化合物に対するモル比
が約2.4〜約2.6の範囲内であることが一般に最も
好ましい。
【0022】二硫化炭素は、それがゲル禁止剤として使
用される場合には別の成分として重合媒体に導入でき、
または重合を開始する前にモノマー及び溶媒と予備混合
できる。すなわち、二硫化炭素は、他の成分と別に装填
することによって反応帯へ「その場で」加えることがで
きる。ほとんどの場合には、有機コバルト化合物も別の
成分として重合媒体に添加される。
【0023】二硫化炭素の有機コバルト化合物に対する
モル比は一般に約0.05〜約1の範囲内である。0.
05:1未満の、二硫化炭素の有機コバルト化合物に対
するモル比はゲル形成を禁止するのに有効ではないであ
ろう。1:1を越える、二硫化炭素の有機コバルト化合
物に対するモル比は転化率(収率)をかなり減じる。一
般に、二硫化炭素の有機コバルト化合物に対するモル比
が約0.1〜約0.5の範囲内であることが好ましい。
二硫化炭素の有機コバルト化合物に対するモル比が約
0.2〜約0.3の範囲内であることが典型的にさらに
好ましい。
【0024】本発明の実施において、少なくとも1種の
ジアルキルスルホキシド、ジアリールスルホキシドまた
はジアルカリールスルホキシドが分子量調節剤として重
合媒体中に含まれる。製造されるTPBDの分子量は、
重合中に存在するスルホキシド分子量調節剤のレベルの
増加につれて減少する。概して、スルホキシド分子量調
節剤の有機コバルト化合物に対するモル比は約0.0
5:1〜約10:1の範囲内にある。しかし、分子量の
有意の減少を達成するためには、スルホキシドの有機コ
バルト化合物に対するモル比は通常0.1:1よりも大
きい。一方、スルホキシドの有機コバルト化合物に対す
るモル比が1:1を越えるときはポリマーの収率が影響
を受ける。この理由から、スルホキシドの有機コバルト
化合物に対するモル比は一般に約5:1より小さい。典
型的に、スルホキシドの有機コバルト化合物に対するモ
ル比は0.25:1〜5:1の範囲内にある。スルホキ
シド分子量調節剤の有機コバルト化合物に対するモル比
はさらに典型的には0.5:1〜3:2の範囲内にあ
る。
【0025】分子量調節剤として使用できるスルホキシ
ドはジアルキルスルホキシド、ジアリールスルホキシド
またはジアルカリールスルホキシドであることができ
る。これらの化合物は一般構造式:
【化3】 (式中R1 及びR2 は同一であるかまたは異なり、そし
てアルキル基、アリール基及びアルカリール基から選択
される)を有する。R1 及びR2 は一般に1〜約12個
の炭素原子を含む。R1 及びR2 はさらに典型的には1
〜約6個の炭素原子を含む。
【0026】使用できるジアルキルスルホキシドの代表
的な例はジメチルスルホキシド(DMSO)、ジエチル
スルホキシド、ジプロピルスルホキシド 及びジブチル
スルホキシドを含む。ジフェニルスルホキシドが分子量
調節剤として使用できるジアリールスルホキシドの例で
ある。使用できるジアルカリールスルホキシドのいくつ
かの代表的な例はジ−3−フェニルプロピルスルホキシ
ド、ジ−フェニルメチルスルホキシド及びジ−パラ−メ
チルフェニルスルホキシドを含む。
【0027】本発明の方法によって製造されるTPBD
中で、ポリマーの少なくとも約65%ブタジエン繰り返
し単位がトランス−1,4−異性構造のものである。本
発明の触媒系を使用して製造されたTPBDは典型的に
少なくとも約70%のトランス−異性体含量を有する。
ほとんどの場合、本発明の方法によって製造されるTP
BDは約75%〜約85%の範囲内のトランス−異性体
含量を有する。
【0028】本発明の重合はTPBDを含む溶液の形成
を生じる。溶液からその中に溶解したTPBDを回収す
るために標準的な技術が利用できる。凝固技術は有機溶
媒からTPBDを回収するために典型的に使用される。
そのような凝固手順は典型的に、凝固を誘導するための
TPBD溶液へのアルコールまたはケトンの添加を含
む。しかし、TPBDはまた水蒸気ストリッピングのよ
うな蒸発手順によって有機溶媒から回収できる。このよ
うな蒸発手順は、真空の適用と結合したわずかに高めら
れた温度へのポリマー溶液の加熱を含む。
【0029】本発明の技術を利用して製造されたTPB
Dは熱可塑性の樹脂である。これは種々の有用な物品へ
成形することができる。TPBDは主鎖中に多くの二重
結合を有するので、ゴムとブレンドして共に硬化するこ
ともできる。本発明のTPBDが熱可塑性樹脂であると
いう事実にもかかわらず、単独でまたは1種以上のゴム
と共に硬化したときエラストマー性になる。TPBDは
引張強度、引裂強度及び屈曲疲れのような性質を改善す
る歪み結晶化(strain crystalliz
e)能力を有する。したがって、これは、改善された性
能特性を有するホース、ベルト及びタイヤのようなゴム
製品を製造するのに使用できる。
【0030】本発明は、単に例示の目的のためのもので
ありそして本発明の範囲を限定またはそれが実施できる
方法であると見なされない次の実施例によって例示され
る。他に特に示さない限り、全ての部及び百分率は重量
で与えられる。
【0031】
【実施例1】本試験において、TPBDを本発明の技術
を利用して合成した。使用した手順では、ジメチルスル
ホキシドを分子量調節剤として使用した。使用した触媒
系は0.20phmのオクタン酸コバルトを含んでい
た。触媒系は、2.5モルのッパラ−ドデシルフェノー
ルと予備反応したトリイソブチルアルミニウムも含んで
いた。トリイソブチルアルミニウムのオクタン酸コバル
トに対するモル比は6:1であった。ジメチルスルホキ
シド分子量調節剤をオクタン酸コバルトに対するモル比
1:1で本試験中に使用した。重合を8オンス(237
mL)の重合瓶中で実施した。重合瓶を約65℃の温度
に維持した水浴中で90分間上下に(end-over-end)に
回転させた。製造したTPBDは希釈溶液粘度(DS
V)2.71を有すると測定され、84%の重合収率が
達成された。
【0032】
【比較実施例2】本試験において、重合媒体中に分子量
調節剤を含めなかった事実を除いて実施例1に記載した
のと同じ手順を使用した。製造したTPBDは3.97
の希釈溶液粘度を有し、89%のポリマー収率が達成さ
れた。この比較実施例は、製造したTPBDの希釈溶液
粘度、したがって分子量が重合がスルホキシド分子量調
節剤の非存在下に実施された場合にはるかに高いことを
示した。
【0033】
【実施例3〜7】この一連の試験において、分子量調節
剤として種々の量のジメチルスルホキシドの存在下にT
PBDを製造した。それぞれの試験において利用したジ
メチルスルホキシドの量は、使用したオクタン酸コバル
トの量に対するモル比として表1に報告する。
【0034】これらの重合は500mLの1,3−ブタ
ジエンのヘキサン予備混合溶液を利用して実施した。こ
れらの重合は32オンス(0.946リットル)の重合
瓶中で実施した。2.5モルのp−ドデシルフェノール
(i−Bu3 Al★2.5DP)でまえもって変性した
トリイソブチルアルミニウムを0.37Mヘキサン溶液
として使用した。オクタン酸コバルト、Co(Oct)
2 を0.05Mヘキサン溶液として使用し、そしてジメ
チルスルホキシド(DMSO)を予備混合物中の0.1
0溶液として使用した。
【0035】予備混合物溶液を重合瓶に加え、続いてD
MSO、トリイソブチルアルミニウム溶液6.0mL及
びオクタン酸コバルト溶液7.5mLを加えた。オクタ
ン酸コバルトは0.26phm(モノマー100部当た
りの部数)のレベルで存在した。この一連の試験におい
て、トリイソブチルアルミニウム化合物のオクタン酸コ
バルトに対する比は6:1であった。
【0036】重合瓶を65℃の温度に維持した水浴中に
置き、そして上下に90分間回転させた。1.0phm
のイソプロピルアルコール及び1.0phmのN−フェ
ニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニ
レンジアミン(Santoflex(登録商標)13安
定剤)となるように加えた溶液の添加によって重合を停
止した。ポリマーをオーブンでの乾燥によって単離し
た。ポリマーDSVはトルエンの0.25%溶液で30
℃において測定した。
【0037】
【表1】 上の表1において、Mnは数平均分子量、そしてMwは
TPBDの重量平均分子量を示す。Mw/MnはTPB
Dの重量平均分子量の数平均分子量に対する比である。
【0038】
【実施例8〜25】この一連の重合は20ppmの二硫
化炭素を含む、ヘキサン中の15.5%1,3−ブタジ
エンの予備混合溶液を入れた4オンス(118mL)の
重合瓶を使用して実施した。2.5モルのp−ドデシル
フェノール(Et3 Al★2.5DP)で前もって変性
したトリエチルアルミニウムをDMSOの担体として使
用した。すなわち、DSMO:オクタン酸コバルト(D
MSO/Co)の望まれる比を与えるのに必要なレベル
にDMSOをトリチルアルミニウム溶液に加えた。この
トリエチルアルミニウム溶液をヘキサン中の0.30M
溶液として使用した。トリイソブチルアルミニウムのオ
クタン酸コバルトに対するモル比は表2にAl/Coと
して示す。
【0039】使用した実験手順において、予備混合溶液
を重合瓶に加え、続いてp−ドデシルフェノールで変性
したトリエチルアルミニウム、DMSO及びCo(Oc
t)2 を添加した。次に実施例3〜7で使用したのと同
じ手順を使用して重合を実施した。
【0040】
【表2】
【0041】
【実施例26〜35】この一連の試験において、レベル
を増加させたジブチルスルホキシド(DBSO)の存在
下に1,3−ブタジエンをTPBDへと重合した。実施
例26及び27は重合媒体中にDBSOが存在しない対
照として試験した。実施例28〜35で使用したDBS
Oの量はオクタン酸コバルトの量に対するモル比として
表3に示す。
【0042】これらの重合は8オンス(237mL)の
重合瓶中で実施した。使用した手順において、ヘキサン
中の1,3−ブタジエンの16%予備混合溶液200m
Lをそれぞれの瓶に加え、続いて0.05Mオクタン酸
コバルト溶液1.2mL、0.22Mトリイソブチルア
ルミニウム溶液1.6mL(前もって2.5モルのp−
ドデシルフェノールで変性)、及び種々の量のDBSO
の0.05Mヘキサン溶液を加えた。重合瓶を65℃に
維持された水浴中に置き、上下に90分間回転させた。
1.0phmのイソプロピルアルコール及び1.0ph
mのブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)となるよう
に加えた溶液の添加によって重合を停止した。ポリマー
をオーブンでの乾燥によって分離した。ポリマー希釈溶
液粘度(DSV)をトルエンの0.25%溶液で30℃
において測定した。製造したTPBDのポリマー収率及
びDSVを表3に示す。
【0043】
【表3】 この一連の試験は、有機コバルト化合物、有機アルミニ
ウム化合物、及びパラ−置換フェノールから成る触媒系
を用いたTPBDの合成において、ジブチルスルホキシ
ドが非常に有効な分子量調節剤であることを示す。明ら
かなように、製造したTPBDの分子量はジブチルスル
ホキシドのレベルの増加と共に減少する。この一連の試
験はまた、1.5:1以下のDBSO:有機コバルト化
合物のモル比がポリマー収率が90%より大きいままで
使用できることを示す。
【0044】
【実施例36〜40】この一連の試験は、ジフェニルス
ルホキシド(DPSO)を分子量調節剤として使用した
事実を除き、実施例26〜35で使用したのと同じ手順
を使用して実施した。実施例26を分子量調節剤無しで
重合を実施した対照として試験した。
【0045】
【表4】 これらの試験は、ジフェニルスルホキシドがTPBDの
合成において使用できる優秀な分子量調節剤であること
を示す。ポリマーの分子量は存在するジフェニルスルホ
キシドのレベルの増加と共に減少する。
【0046】ある代表的な態様と詳細を本発明を例示す
る目的のために示してきたが、種々の変更及び修正が本
発明の範囲から逸脱することなくなされ得ることは本技
術分野の当業者には明らかであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケネス・フロイド・キャストナー アメリカ合衆国オハイオ州44685,ユニオ ンタウン,ワイズウッド・ストリート 3845

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御された分子量を有するトランス1,
    4−ポリブタジエンの連続的な合成方法であって、 1,3−ブタジエンモノマー、有機コバルト化合物、有
    機アルミニウム化合物、パラ−置換フェノール、ジアル
    キルスルホキシドとジアリールスルホキシドとジアルカ
    リールスルホキシドより成る群から選択される少なくと
    も1種の分子量調節剤、及び有機溶媒を反応帯に連続的
    に装填し;1,3−ブタジエンモノマーを前記反応帯中
    で重合させてトランス1,4−ポリブタジエンを形成
    し;そして前記反応帯からトランス1,4−ポリブタジ
    エンを連続的に取り出すことを特徴とする、前記の方
    法。
  2. 【請求項2】 反応帯に連続的に二硫化炭素を装填する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 反応帯中の1,3−ブタジエンモノマー
    が、反応帯中の1,3−ブタジエンモノマーと有機溶媒
    との全重量を基準として約5%〜約30%の範囲内の濃
    度であり、ここで反応帯の温度は約20℃〜約125℃
    の範囲内であり、そして有機コバルト化合物が約0.0
    5phm〜約0.3phmの範囲内のレベルで存在する
    ことを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 パラ−アルキル置換フェノールの有機ア
    ルミニウム化合物に対するモル比が約2.25〜約2.
    75の範囲内であり、ここで二硫化炭素の有機コバルト
    化合物に対するモル比が約0.1〜約0.5の範囲内で
    あり、有機アルミニウム化合物の有機コバルト化合物に
    対するモル比が約2〜約20の範囲内であり、そしてパ
    ラ−アルキル置換フェノールがパラ−ドデシルフェノー
    ルであることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記分子量調節剤が、ジメチルスルホキ
    シド、ジエチルスルホキシド、ジプロピルスルホキシ
    ド、ジブチルスルホキシド及びジフェニルスルホキシド
    より成る群から選択されることを特徴とする、請求項4
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】 スルホキシド化合物の有機コバルト化合
    物に対するモル比が約0.1:1〜約5:1の範囲内で
    あることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
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