JPH0866888A - ロボットハンドのフィンガ駆動機構 - Google Patents
ロボットハンドのフィンガ駆動機構Info
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- JPH0866888A JPH0866888A JP22604594A JP22604594A JPH0866888A JP H0866888 A JPH0866888 A JP H0866888A JP 22604594 A JP22604594 A JP 22604594A JP 22604594 A JP22604594 A JP 22604594A JP H0866888 A JPH0866888 A JP H0866888A
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- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 10
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
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- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Manipulator (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型・軽量化を図るとともに、不用意な損傷
を防止し、且つ、配線を簡単にすることが可能なロボッ
トハンドのフィンガ駆動機構を提供すること。 【構成】 ケースと、ケースに対して離間した場所に配
置されたモータユニットより延長されケース内に挿入配
置された駆動軸7と、ケース内に配置され駆動軸7に固
着された駆動軸ベベルギヤ9と、ケース内に軸部材15
により支持された状態で配置され駆動軸ベベルギヤ9に
夫々噛合するとともに駆動軸ベベルギヤ9の回転により
相互に逆向きに回転する一対のフィンガ駆動用ベベルギ
ヤ11a、11bと、ケース内にその基端部を収容され
るとともに軸部材15により支持された状態で配置され
一対のフィンガ駆動用ベベルギヤ11a、11bの回転
により回転して開閉動作をする一対のフィンガ21a、
21bとを具備して構成される。
を防止し、且つ、配線を簡単にすることが可能なロボッ
トハンドのフィンガ駆動機構を提供すること。 【構成】 ケースと、ケースに対して離間した場所に配
置されたモータユニットより延長されケース内に挿入配
置された駆動軸7と、ケース内に配置され駆動軸7に固
着された駆動軸ベベルギヤ9と、ケース内に軸部材15
により支持された状態で配置され駆動軸ベベルギヤ9に
夫々噛合するとともに駆動軸ベベルギヤ9の回転により
相互に逆向きに回転する一対のフィンガ駆動用ベベルギ
ヤ11a、11bと、ケース内にその基端部を収容され
るとともに軸部材15により支持された状態で配置され
一対のフィンガ駆動用ベベルギヤ11a、11bの回転
により回転して開閉動作をする一対のフィンガ21a、
21bとを具備して構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、各種ゲーム機
に使用されるロボットハンドのフィンガ駆動機構に係
り、特に、小型・軽量化、各構成部品の不用意な損傷の
防止、電気配線の簡略化を図ることができるように工夫
したものに関する。
に使用されるロボットハンドのフィンガ駆動機構に係
り、特に、小型・軽量化、各構成部品の不用意な損傷の
防止、電気配線の簡略化を図ることができるように工夫
したものに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、各種ゲーム機に使用されるロボ
ットハンドは、図9乃至図12に示すような構成になっ
ている。まず、一対のフィンガ101a、101bがあ
り、これら一対のフィンガ101a、101bは、支点
ピン103a、103bを中心にして回動可能に取り付
けられている。一方、図10に示すように、モータユニ
ット105が配置されていて、このモータユニット10
5の出力軸の回転を、図9に示すように、カム107に
取り付けられたクランクピン109によって、リンクガ
イド111に支持されたリンク113を介して駆動ピン
115に伝達するようになっている。それによって、駆
動ピン115が前後(図9中の上下方向)に移動し、上
記一対のフィンガ101a、101bを開閉させるもの
である。
ットハンドは、図9乃至図12に示すような構成になっ
ている。まず、一対のフィンガ101a、101bがあ
り、これら一対のフィンガ101a、101bは、支点
ピン103a、103bを中心にして回動可能に取り付
けられている。一方、図10に示すように、モータユニ
ット105が配置されていて、このモータユニット10
5の出力軸の回転を、図9に示すように、カム107に
取り付けられたクランクピン109によって、リンクガ
イド111に支持されたリンク113を介して駆動ピン
115に伝達するようになっている。それによって、駆
動ピン115が前後(図9中の上下方向)に移動し、上
記一対のフィンガ101a、101bを開閉させるもの
である。
【0003】上記一対のフィンガ101a、101bの
開閉を検出するために、開閉夫々のリミット位置にリン
ク113によって作動するリミットスイッチ117a、
117bが設けられている。これらの機構は、カバー1
19、121によって覆われている。
開閉を検出するために、開閉夫々のリミット位置にリン
ク113によって作動するリミットスイッチ117a、
117bが設けられている。これらの機構は、カバー1
19、121によって覆われている。
【0004】又、ロボットハンドにはタッチセンサが設
けられており、このタッチセンサの検出部は、図11乃
至図15に示すように構成されている。すなわち、絶縁
材料製のカバー121の表面に這わせてある複数の接点
用ワイヤ123と、この接点用ワイヤ123に対して僅
かに離間した外側にワーク125が接触すると柔軟に変
形するフレキシブル印刷配線基板127が設置されてい
る。上記フレキシブル印刷配線基板127の内周面に
は、図14に示すような導体を露出した配線パターン1
29が設けられている。そして、ワーク125が上記フ
レキシブル印刷配線基板127に接触すると、図15に
示すように、フレキシブル印刷配線基板127が内周方
向に変形し、それによって、配線パターン129が接点
用ワイヤ123と接触・導通し、それによって、ワーク
125の検出となすものである。尚、図12に示すよう
に、上記接点用ワイヤ123の両端は電極用プレート1
22に接続されている。
けられており、このタッチセンサの検出部は、図11乃
至図15に示すように構成されている。すなわち、絶縁
材料製のカバー121の表面に這わせてある複数の接点
用ワイヤ123と、この接点用ワイヤ123に対して僅
かに離間した外側にワーク125が接触すると柔軟に変
形するフレキシブル印刷配線基板127が設置されてい
る。上記フレキシブル印刷配線基板127の内周面に
は、図14に示すような導体を露出した配線パターン1
29が設けられている。そして、ワーク125が上記フ
レキシブル印刷配線基板127に接触すると、図15に
示すように、フレキシブル印刷配線基板127が内周方
向に変形し、それによって、配線パターン129が接点
用ワイヤ123と接触・導通し、それによって、ワーク
125の検出となすものである。尚、図12に示すよう
に、上記接点用ワイヤ123の両端は電極用プレート1
22に接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。まず、カバー119、12
1よりなるケース内に、モータユニット105を内蔵す
る構成になっているために、装置が大型化するとともに
大重量化してしまい、図9、図10に示すフィンガ部全
体を移動させるための機械系に大きな負荷が作用してし
まうという問題があった。又、一対のフィンガ101
a、101bの開閉動作は、1本の駆動ピン115の前
後方向への往復動によるものであって、機構的に遊びが
ないとともに、基本的に、左右同期してしか動作できな
い構成になっている。そのため、一対のフィンガ101
a、101bの何れか一方が障害物等のために開閉でき
なくなってしまうと、他方のフィンガ101b、101
aも同期した位置で停止してしまうという問題があっ
た。又、この種のロボットハンドの場合は、ワーク12
5が円環状のタッチセンサの可撓側接点に触れて接点が
作動する範囲をタッチセンサの検出範囲と称すると、こ
の検出範囲がフィンガ101a、101bの全体に及ん
でいない構成になっている。すなわち、図15に示すよ
うな状態でワーク125が当接した場合には、これを検
出するとはできるが、タッチセンサの作動に関わりのな
い部分はタッチセンサの検出範囲外であるとしていたた
め、例えばフィンガ101a、101bの先端部が移動
中や開閉動作中に障害物に衝突した場合等には、それを
検出することはできなかった。そして、そのような場合
に、ロボットハンドを移動させるための図示しないアク
チュエータやフィンガ101a、101bの開閉用のモ
ータユニット105の駆動を停止させることができず、
機構部を不用意に破損させてしまうという問題があっ
た。これに対しては、そのような事態を検出するセンサ
を別途取り付けることが考えられるが、そのような取付
けは極めて困難なことであった。又、従来の構成におい
ては、タッチセンサ以外にリミットスイッチ117a、
117bを取り付ける構成になっているので、配線が複
雑になってしまうという問題もあった。
と次のような問題があった。まず、カバー119、12
1よりなるケース内に、モータユニット105を内蔵す
る構成になっているために、装置が大型化するとともに
大重量化してしまい、図9、図10に示すフィンガ部全
体を移動させるための機械系に大きな負荷が作用してし
まうという問題があった。又、一対のフィンガ101
a、101bの開閉動作は、1本の駆動ピン115の前
後方向への往復動によるものであって、機構的に遊びが
ないとともに、基本的に、左右同期してしか動作できな
い構成になっている。そのため、一対のフィンガ101
a、101bの何れか一方が障害物等のために開閉でき
なくなってしまうと、他方のフィンガ101b、101
aも同期した位置で停止してしまうという問題があっ
た。又、この種のロボットハンドの場合は、ワーク12
5が円環状のタッチセンサの可撓側接点に触れて接点が
作動する範囲をタッチセンサの検出範囲と称すると、こ
の検出範囲がフィンガ101a、101bの全体に及ん
でいない構成になっている。すなわち、図15に示すよ
うな状態でワーク125が当接した場合には、これを検
出するとはできるが、タッチセンサの作動に関わりのな
い部分はタッチセンサの検出範囲外であるとしていたた
め、例えばフィンガ101a、101bの先端部が移動
中や開閉動作中に障害物に衝突した場合等には、それを
検出することはできなかった。そして、そのような場合
に、ロボットハンドを移動させるための図示しないアク
チュエータやフィンガ101a、101bの開閉用のモ
ータユニット105の駆動を停止させることができず、
機構部を不用意に破損させてしまうという問題があっ
た。これに対しては、そのような事態を検出するセンサ
を別途取り付けることが考えられるが、そのような取付
けは極めて困難なことであった。又、従来の構成におい
ては、タッチセンサ以外にリミットスイッチ117a、
117bを取り付ける構成になっているので、配線が複
雑になってしまうという問題もあった。
【0006】本発明は従来のものの上記課題(問題点)
を解決するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、小型・軽量化を図るとともに、不用意な損傷を防
止し、且つ、配線を簡単にすることが可能なロボットハ
ンドのフィンガ駆動機構を提供することにある。
を解決するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、小型・軽量化を図るとともに、不用意な損傷を防
止し、且つ、配線を簡単にすることが可能なロボットハ
ンドのフィンガ駆動機構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明によるロボットハンドのフィンガ駆動機構は、
ケースと、上記ケースに対して離間した場所に配置され
たモータユニットより延長され上記ケース内に挿入配置
された駆動軸と、上記ケース内に配置され駆動軸に固着
された駆動軸ベベルギヤと、上記ケース内に軸部材によ
り支持された状態で配置され上記駆動軸ベベルギヤに夫
々噛合するとともに駆動軸ベベルギヤの回転により相互
に逆向きに回転する一対のフィンガ駆動用ベベルギヤ
と、上記ケース内にその基端部を収容されるとともに上
記軸部材により支持された状態で配置され上記一対のフ
ィンガ駆動用ベベルギヤの回転により回転して開閉動作
とする一対のフィンガを具備したことを特徴とするもの
である。その際、上記一対のフィンガは基端部にフィン
ガドラムを備えており、このフィンガドラムを弾性部材
によりフィンガ駆動用ベベルギヤに押圧した状態で設置
されていて、常時はフィンガ駆動用ベベルギヤの回転に
よってフィンガドラムも追従して回転し、フィンガに回
転を制止する制止力が作用した場合には、フィンガ駆動
用ベベルギヤとフィンガドラムとの間に滑りが発生し、
フィンガ駆動用ベベルギヤのみが回転して、フィンガド
ラムは停止しているように構成することが考えられる。
又、円弧状を成し小空隙で対向配置され、剛性のある接
点と可撓性のある接点の一対の接点を有し、外力により
上記両接点の離接が行われるタッチセンサを備え、上記
フィンガの所定箇所にはピンが弾性部材を介して取り付
けられていて、フィンガの正常な開放動作時には上記ピ
ンが別途設けられたストッパに当接することによりそれ
以上の開放動作が規制され、フィンガが障害物に衝突す
る等によって異常に開放されようとした場合には、上記
ピンがストッパに当接した後さらに弾性部材を変形させ
ながら開放され、それによって、上記タッチセンサの各
接点を接触させることにより該異常を検知するようにす
ることが考えられる。
本願発明によるロボットハンドのフィンガ駆動機構は、
ケースと、上記ケースに対して離間した場所に配置され
たモータユニットより延長され上記ケース内に挿入配置
された駆動軸と、上記ケース内に配置され駆動軸に固着
された駆動軸ベベルギヤと、上記ケース内に軸部材によ
り支持された状態で配置され上記駆動軸ベベルギヤに夫
々噛合するとともに駆動軸ベベルギヤの回転により相互
に逆向きに回転する一対のフィンガ駆動用ベベルギヤ
と、上記ケース内にその基端部を収容されるとともに上
記軸部材により支持された状態で配置され上記一対のフ
ィンガ駆動用ベベルギヤの回転により回転して開閉動作
とする一対のフィンガを具備したことを特徴とするもの
である。その際、上記一対のフィンガは基端部にフィン
ガドラムを備えており、このフィンガドラムを弾性部材
によりフィンガ駆動用ベベルギヤに押圧した状態で設置
されていて、常時はフィンガ駆動用ベベルギヤの回転に
よってフィンガドラムも追従して回転し、フィンガに回
転を制止する制止力が作用した場合には、フィンガ駆動
用ベベルギヤとフィンガドラムとの間に滑りが発生し、
フィンガ駆動用ベベルギヤのみが回転して、フィンガド
ラムは停止しているように構成することが考えられる。
又、円弧状を成し小空隙で対向配置され、剛性のある接
点と可撓性のある接点の一対の接点を有し、外力により
上記両接点の離接が行われるタッチセンサを備え、上記
フィンガの所定箇所にはピンが弾性部材を介して取り付
けられていて、フィンガの正常な開放動作時には上記ピ
ンが別途設けられたストッパに当接することによりそれ
以上の開放動作が規制され、フィンガが障害物に衝突す
る等によって異常に開放されようとした場合には、上記
ピンがストッパに当接した後さらに弾性部材を変形させ
ながら開放され、それによって、上記タッチセンサの各
接点を接触させることにより該異常を検知するようにす
ることが考えられる。
【0008】
【作用】すなわち、請求項1に係るロボットハンドのフ
ィンガ駆動機構の場合には、離間した場所に配置された
モータユニットが駆動すると、駆動軸が適宜の方向に回
転する。この駆動軸の回転により駆動軸ベベルギヤが回
転し、それによって、一対のフィンガ駆動用ベベルギヤ
が相互に逆向きに回転する。これによって、一対のフィ
ンガの開閉動作が実現されるものである。又、請求項2
に係るロボットハンドのフィンガ駆動機構の場合には、
常時はフィンガ駆動用ベベルギヤの回転によってフィン
ガドラムも摩擦によって追従して回転し、それによっ
て、一対のフィンガの開閉動作が行われる。これに対し
て、障害物等によってフィンガに回転を制止する制止力
が作用した場合には、フィンガ駆動用ベベルギヤはその
まま回転を継続していくのに対して、フィンガドラムは
フィンガ駆動用ベベルギヤに対して滑ることになる。そ
れによって、フィンガ駆動用ベベルギヤのみが回転し
て、フィンガドラムは停止することになる。又、請求項
3に係るロボットハンドのフィンガ駆動機構の場合に
は、フィンガの正常な開放動作が行われている場合に
は、ピンが別途設けられたストッパに当接することによ
りそれ以上の開放動作が規制される。つまり、駆動軸を
介して伝達されるフィンガ駆動力が、弾性部材の弾性力
よりも小さく設定されているために、ピンがストッパに
当接すると、それ以上のフィンガの開放動作が停止され
ることになる。これに対して、フィンガが障害物に衝突
する等によって異常に開放されようとした場合には、上
記ピンがストッパに当接した後さらに弾性部材を変形さ
せながら開放動作が継続されることになる。それによっ
て、フィンガに設けられた突起がフレキシブル印刷配線
基板の端部に連結された金具に当接してこれを移動さ
せ、上記フレキシブル印刷配線基板を変形させることに
なり、それによって、異常を電気的な信号によって検知
するものである。
ィンガ駆動機構の場合には、離間した場所に配置された
モータユニットが駆動すると、駆動軸が適宜の方向に回
転する。この駆動軸の回転により駆動軸ベベルギヤが回
転し、それによって、一対のフィンガ駆動用ベベルギヤ
が相互に逆向きに回転する。これによって、一対のフィ
ンガの開閉動作が実現されるものである。又、請求項2
に係るロボットハンドのフィンガ駆動機構の場合には、
常時はフィンガ駆動用ベベルギヤの回転によってフィン
ガドラムも摩擦によって追従して回転し、それによっ
て、一対のフィンガの開閉動作が行われる。これに対し
て、障害物等によってフィンガに回転を制止する制止力
が作用した場合には、フィンガ駆動用ベベルギヤはその
まま回転を継続していくのに対して、フィンガドラムは
フィンガ駆動用ベベルギヤに対して滑ることになる。そ
れによって、フィンガ駆動用ベベルギヤのみが回転し
て、フィンガドラムは停止することになる。又、請求項
3に係るロボットハンドのフィンガ駆動機構の場合に
は、フィンガの正常な開放動作が行われている場合に
は、ピンが別途設けられたストッパに当接することによ
りそれ以上の開放動作が規制される。つまり、駆動軸を
介して伝達されるフィンガ駆動力が、弾性部材の弾性力
よりも小さく設定されているために、ピンがストッパに
当接すると、それ以上のフィンガの開放動作が停止され
ることになる。これに対して、フィンガが障害物に衝突
する等によって異常に開放されようとした場合には、上
記ピンがストッパに当接した後さらに弾性部材を変形さ
せながら開放動作が継続されることになる。それによっ
て、フィンガに設けられた突起がフレキシブル印刷配線
基板の端部に連結された金具に当接してこれを移動さ
せ、上記フレキシブル印刷配線基板を変形させることに
なり、それによって、異常を電気的な信号によって検知
するものである。
【0009】
【実施例】以下、図1乃至図8を参照して本発明の一実
施例を説明する。まず、ケース1があり、このケース1
は、取付板3とこの取付板3に取り付けられたカバー5
a、5bとから構成されている。このような構成をなす
ケース1内に、ロボットハンド部の機構部が内蔵されて
いる。但し、この実施例の場合には、従来のようにケー
ス1内にモータユニットを内蔵する構成にはなっておら
ず、遠隔地に図示しないモータユニットを配置してい
る。そして、モータユニットの駆動力を駆動軸7の回転
として上記ロボットハンドの機構部に伝達するようにし
ている。
施例を説明する。まず、ケース1があり、このケース1
は、取付板3とこの取付板3に取り付けられたカバー5
a、5bとから構成されている。このような構成をなす
ケース1内に、ロボットハンド部の機構部が内蔵されて
いる。但し、この実施例の場合には、従来のようにケー
ス1内にモータユニットを内蔵する構成にはなっておら
ず、遠隔地に図示しないモータユニットを配置してい
る。そして、モータユニットの駆動力を駆動軸7の回転
として上記ロボットハンドの機構部に伝達するようにし
ている。
【0010】以下、ロボットハンドの機構部について詳
細に説明していく。図2及び図3に示すように、駆動軸
7の先端には駆動軸ベベルギヤ9が固着されていて、こ
の駆動軸ベベルギヤ9には、一対のフィンガ駆動用ベベ
ルギヤ11a、11bが噛合している。上記一対のフィ
ンガ駆動用ベベルギヤ11a、11bは、中間部に円板
13を固着した軸部材としての支持軸15に対して、上
記円板13を挟んで対称になるような配置で取り付けら
れている。そして、駆動軸ベベルギヤ9が回転すると、
上記一対のフィンガ駆動用ベベルギヤ11a、11bが
夫々逆方向に回転するようになっている。
細に説明していく。図2及び図3に示すように、駆動軸
7の先端には駆動軸ベベルギヤ9が固着されていて、こ
の駆動軸ベベルギヤ9には、一対のフィンガ駆動用ベベ
ルギヤ11a、11bが噛合している。上記一対のフィ
ンガ駆動用ベベルギヤ11a、11bは、中間部に円板
13を固着した軸部材としての支持軸15に対して、上
記円板13を挟んで対称になるような配置で取り付けら
れている。そして、駆動軸ベベルギヤ9が回転すると、
上記一対のフィンガ駆動用ベベルギヤ11a、11bが
夫々逆方向に回転するようになっている。
【0011】一対のフィンガ駆動用ベベルギヤ11a、
11bと円板13との間には、フィンガドラム17a、
17bと弾性材としてのコイルスプリング19a、19
bが夫々介挿されている。上記フィンガドラム17a、
17bはL字フィンガ21a、21bを一体に備えてい
るものである。そして、上記フィンガドラム17a、1
7bは、コイルスプリング19a、19bのスプリング
力によって、フィンガ駆動用ベベルギヤ11a、11b
に押し付けられている。つまり、フィンガ駆動用ベベル
ギヤ11a、11bが回転すると、摩擦力によって、フ
ィンガドラム17a、17bも追従して回転するように
なっている。
11bと円板13との間には、フィンガドラム17a、
17bと弾性材としてのコイルスプリング19a、19
bが夫々介挿されている。上記フィンガドラム17a、
17bはL字フィンガ21a、21bを一体に備えてい
るものである。そして、上記フィンガドラム17a、1
7bは、コイルスプリング19a、19bのスプリング
力によって、フィンガ駆動用ベベルギヤ11a、11b
に押し付けられている。つまり、フィンガ駆動用ベベル
ギヤ11a、11bが回転すると、摩擦力によって、フ
ィンガドラム17a、17bも追従して回転するように
なっている。
【0012】例えば、駆動軸7が図3において左回りに
回転したと仮定すると、駆動軸ベベルギヤ9が同方向に
回転し、それによってフィンガ駆動用ベベルギヤ11a
が右回りに回転し、フィンガ駆動用ベベルギヤ11bが
左回りに回転する。これらフィンガ駆動用ベベルギヤ1
1a、11bの回転により、コイルスプリング19a、
19bにより押し付けられている一対のフインガードラ
ム17a、17bも、摩擦によって夫々フィンガ駆動用
ベベルギヤ11a、11bと同方向に回転する。それに
よって、一対のL字フィンガ21a、21bが開閉する
ことになる。
回転したと仮定すると、駆動軸ベベルギヤ9が同方向に
回転し、それによってフィンガ駆動用ベベルギヤ11a
が右回りに回転し、フィンガ駆動用ベベルギヤ11bが
左回りに回転する。これらフィンガ駆動用ベベルギヤ1
1a、11bの回転により、コイルスプリング19a、
19bにより押し付けられている一対のフインガードラ
ム17a、17bも、摩擦によって夫々フィンガ駆動用
ベベルギヤ11a、11bと同方向に回転する。それに
よって、一対のL字フィンガ21a、21bが開閉する
ことになる。
【0013】又、一対のL字フィンガ21a、21bが
閉成して、カバー5a、5bに設けられたガイド溝の端
に当接したり、或いは、ワークや障害物に当接すると、
それら当接による制止力が摩擦力を上回ることになり、
フィンガ駆動用ベベルギヤ11a、11bと、フィンガ
ドラム17a、17b間が滑ることになる。それによっ
て、L字フィンガ21a、21bのそれ以上の閉成動作
は停止することになる。この実施例においては、このよ
うな機構を利用するとともに駆動時間を管理することに
より、開閉検出のためのリミットスイッチを不要にして
いるものである。つまり、従来は開閉夫々のリミットを
リミットスイッチにより検出するようにしていたが、本
実施例の場合には、上記したような機構により、リミッ
トスイッチを装着しないので、例えばフィンガの進行方
向に把持すべきワークも無く障害物も無い時は当然に機
械的にスイッチが作動しないので、スイッチを作動する
位置を電気的に設定する必要が生じ、詳細は省略する
が、その手段としてフィンガの進行速度と把持動作速度
に関連した時間設定をする。所定量以上の開閉動作が行
われた場合には、フィンガ駆動用ベベルギヤ11a、1
1bと、フィンガドラム17a、17bが滑ることによ
り、それ以上の開閉動作が停止されることになる。
閉成して、カバー5a、5bに設けられたガイド溝の端
に当接したり、或いは、ワークや障害物に当接すると、
それら当接による制止力が摩擦力を上回ることになり、
フィンガ駆動用ベベルギヤ11a、11bと、フィンガ
ドラム17a、17b間が滑ることになる。それによっ
て、L字フィンガ21a、21bのそれ以上の閉成動作
は停止することになる。この実施例においては、このよ
うな機構を利用するとともに駆動時間を管理することに
より、開閉検出のためのリミットスイッチを不要にして
いるものである。つまり、従来は開閉夫々のリミットを
リミットスイッチにより検出するようにしていたが、本
実施例の場合には、上記したような機構により、リミッ
トスイッチを装着しないので、例えばフィンガの進行方
向に把持すべきワークも無く障害物も無い時は当然に機
械的にスイッチが作動しないので、スイッチを作動する
位置を電気的に設定する必要が生じ、詳細は省略する
が、その手段としてフィンガの進行速度と把持動作速度
に関連した時間設定をする。所定量以上の開閉動作が行
われた場合には、フィンガ駆動用ベベルギヤ11a、1
1bと、フィンガドラム17a、17bが滑ることによ
り、それ以上の開閉動作が停止されることになる。
【0014】次に、本実施例におけるタッチセンサの構
成を、図4乃至図8を参照して説明する。まず、既に説
明したL字フィンガ21aは文字通りL字型をしてお
り、その角部には、図6に示すように突起31が突設さ
れている。尚、L字フィンガ21aの短い方の腕を短尺
腕21aSとし、長い方の腕を長尺腕21aLとする。
又、L字フィンガ21aの短尺腕21aSには孔33が
穿孔されている。上記孔33内には、弾性部材としての
コイルスプリング34を介してピン35が挿入されてい
る。尚、図示しない他方のL字フィンガ21bも同様に
構成されている。
成を、図4乃至図8を参照して説明する。まず、既に説
明したL字フィンガ21aは文字通りL字型をしてお
り、その角部には、図6に示すように突起31が突設さ
れている。尚、L字フィンガ21aの短い方の腕を短尺
腕21aSとし、長い方の腕を長尺腕21aLとする。
又、L字フィンガ21aの短尺腕21aSには孔33が
穿孔されている。上記孔33内には、弾性部材としての
コイルスプリング34を介してピン35が挿入されてい
る。尚、図示しない他方のL字フィンガ21bも同様に
構成されている。
【0015】一方、図4、図7に示すように、タッチセ
ンサの検出素子である一方の剛性接点を構成する接点用
ワイヤ45は、円弧状を成す接点保持部材45a表面に
配設されて円弧状態が確保され、他方の可撓性接点を形
成するフレキシブル印刷配線基板37はほぼ180度に
曲げたU字形に形成され、フレキシブル印刷配線基板3
7の両端は、2個のL字金具39a、39bの片腕に結
合されている。上記2個のL字金具39a、39bは、
その角部を支点としてカバー5a、5bが取り付けられ
ていて、コイルスプリング41a、41bによって位置
決めされている。そして、一対のフィンガ21a、21
bが開いて、L字金具39a、39bの別の片腕がL字
フィンガ21a、21bの突起31に押されることによ
り、L字金具39a、39bが支点43a、43bを中
心にして回動する。それによって、フレキシブル印刷配
線基板37を変形させ、配線パターンが接点用ワイヤ4
5に接触するようになっている。尚、上記接点用ワイヤ
45の両端は、図4、図7に示すように、電極用プレー
ト40に接続されている。
ンサの検出素子である一方の剛性接点を構成する接点用
ワイヤ45は、円弧状を成す接点保持部材45a表面に
配設されて円弧状態が確保され、他方の可撓性接点を形
成するフレキシブル印刷配線基板37はほぼ180度に
曲げたU字形に形成され、フレキシブル印刷配線基板3
7の両端は、2個のL字金具39a、39bの片腕に結
合されている。上記2個のL字金具39a、39bは、
その角部を支点としてカバー5a、5bが取り付けられ
ていて、コイルスプリング41a、41bによって位置
決めされている。そして、一対のフィンガ21a、21
bが開いて、L字金具39a、39bの別の片腕がL字
フィンガ21a、21bの突起31に押されることによ
り、L字金具39a、39bが支点43a、43bを中
心にして回動する。それによって、フレキシブル印刷配
線基板37を変形させ、配線パターンが接点用ワイヤ4
5に接触するようになっている。尚、上記接点用ワイヤ
45の両端は、図4、図7に示すように、電極用プレー
ト40に接続されている。
【0016】又、図7に示すように、L字フィンガ21
aの角部に挿入してあるピン35は、L字フィンガ21
aが開くと、カバー5aに固着されているL字フィンガ
21aに対する機械的ストッパ47に当接するようにな
っている。尚、通常動作である駆動軸7から伝達される
動力では、コイルスプリング34の作用により、L字フ
ィンガ21aの突起31は、L字金具39aの他方の片
腕に達することはない。そして、L字フィンガ21aの
突起31がL字金具39aに達し、フレキシブル印刷配
線基板37を変形させるのは、L字フィンガ21aにコ
イルスプリング34のスプリング力以上の外力が直接作
用した場合であり、それによって、障害物に衝突する等
の異常事態を検知することができる。
aの角部に挿入してあるピン35は、L字フィンガ21
aが開くと、カバー5aに固着されているL字フィンガ
21aに対する機械的ストッパ47に当接するようにな
っている。尚、通常動作である駆動軸7から伝達される
動力では、コイルスプリング34の作用により、L字フ
ィンガ21aの突起31は、L字金具39aの他方の片
腕に達することはない。そして、L字フィンガ21aの
突起31がL字金具39aに達し、フレキシブル印刷配
線基板37を変形させるのは、L字フィンガ21aにコ
イルスプリング34のスプリング力以上の外力が直接作
用した場合であり、それによって、障害物に衝突する等
の異常事態を検知することができる。
【0017】上記作用をさらに詳しく説明すると、ま
ず、通常動作時には、図7に示すように、L字フィンガ
21a側に取り付けられたピン35がストッパ47に当
接することにより、それ以上の動作は規制される。つま
り、L字フィンガ21aとフィンガドラム17aとの摩
擦力による駆動力よりも、ピン35を付勢しているコイ
ルプリング34のスプリング力の方が大きいために、ピ
ン35がストッパ47に当接するとそれ以上動作させる
ことができないようになっているものである。これに対
して、L字フィンガ21aが障害物等に衝突してL字フ
ィンガ21aを開放させようとする外力が作用した場合
には、図8に示すように、ピン35がストッパ47に当
接した後も、コイルスプリング34を圧縮させることに
より、その動作が継続されることになる。そして、L字
フィンガ21aの突起31がL字金具39aに当接して
これを回動させ、それによって、フレキシブル印刷配線
基板37を変形させることになる。これによって、それ
が電気的に検知され、異常発生を知ることができる。
尚、L字フィンガ21bの側においても同様の構成にな
っている。
ず、通常動作時には、図7に示すように、L字フィンガ
21a側に取り付けられたピン35がストッパ47に当
接することにより、それ以上の動作は規制される。つま
り、L字フィンガ21aとフィンガドラム17aとの摩
擦力による駆動力よりも、ピン35を付勢しているコイ
ルプリング34のスプリング力の方が大きいために、ピ
ン35がストッパ47に当接するとそれ以上動作させる
ことができないようになっているものである。これに対
して、L字フィンガ21aが障害物等に衝突してL字フ
ィンガ21aを開放させようとする外力が作用した場合
には、図8に示すように、ピン35がストッパ47に当
接した後も、コイルスプリング34を圧縮させることに
より、その動作が継続されることになる。そして、L字
フィンガ21aの突起31がL字金具39aに当接して
これを回動させ、それによって、フレキシブル印刷配線
基板37を変形させることになる。これによって、それ
が電気的に検知され、異常発生を知ることができる。
尚、L字フィンガ21bの側においても同様の構成にな
っている。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によるロボッ
トハンドのフィンガ駆動機構によると次のような効果を
奏することができる。 (1)まず、従来のように、モータユニットがケース内
に収容されておらず、ケースとは離間した場所に配置さ
れていて、それに連結された駆動軸のみがケース内に配
置されているので、ケース内の構成が大幅に小型化さ
れ、且つ、軽量化されることになる。したがって、これ
を移動させる機械系に対する負荷も大幅に軽減されるも
のである。 (2)駆動軸ベベルギヤ、一対のフィンガ駆動用ベベル
ギヤによって、一対のフィンガを開閉させるようにして
おり、且つ、一対のフィンガ駆動用ベベルギヤに対して
一対のフィンガドラムが適宜滑るような構成にしている
ので、何れか一方のフィンガが障害物によって動作不能
になっても、他方のフィンガには何ら影響を与えること
はない。又、動作不能時に大きな負荷が作用するような
こともないので、不用意な損傷を未然に防止することが
できる。 (3)又、従来使用していたリミットスイッチが不要に
なったので、それだけ電気配線の本数が減少することに
なる。 (4)タッチセンサは、その検出範囲がフィンガ全体に
及ぶように構成されているので、フィンガの先端が障害
物等に衝突したような場合にも、これを確実に検出する
ことができる。それによって、各駆動部を適宜停止させ
るようにすれば、各構成部品の不用意な損傷を未然に防
止することができる。
トハンドのフィンガ駆動機構によると次のような効果を
奏することができる。 (1)まず、従来のように、モータユニットがケース内
に収容されておらず、ケースとは離間した場所に配置さ
れていて、それに連結された駆動軸のみがケース内に配
置されているので、ケース内の構成が大幅に小型化さ
れ、且つ、軽量化されることになる。したがって、これ
を移動させる機械系に対する負荷も大幅に軽減されるも
のである。 (2)駆動軸ベベルギヤ、一対のフィンガ駆動用ベベル
ギヤによって、一対のフィンガを開閉させるようにして
おり、且つ、一対のフィンガ駆動用ベベルギヤに対して
一対のフィンガドラムが適宜滑るような構成にしている
ので、何れか一方のフィンガが障害物によって動作不能
になっても、他方のフィンガには何ら影響を与えること
はない。又、動作不能時に大きな負荷が作用するような
こともないので、不用意な損傷を未然に防止することが
できる。 (3)又、従来使用していたリミットスイッチが不要に
なったので、それだけ電気配線の本数が減少することに
なる。 (4)タッチセンサは、その検出範囲がフィンガ全体に
及ぶように構成されているので、フィンガの先端が障害
物等に衝突したような場合にも、これを確実に検出する
ことができる。それによって、各駆動部を適宜停止させ
るようにすれば、各構成部品の不用意な損傷を未然に防
止することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す図でロボットハンドの
上面図である。
上面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す図でロボットハンドの
側断面図である。
側断面図である。
【図3】本発明の一実施例を示す図でロボットハンドの
機構を示す分解斜視図である。
機構を示す分解斜視図である。
【図4】本発明の一実施例を示す図でロボットハンドの
上断面図である。
上断面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す図でロボットハンドの
側面図である。
側面図である。
【図6】本発明の一実施例を示す図でL字フィンガの一
部を拡大して示す分解斜視図である。
部を拡大して示す分解斜視図である。
【図7】本発明の一実施例を示す図でタッチセンサの機
構を示す上面図である。
構を示す上面図である。
【図8】本発明の一実施例を示す図でタッチセンサが動
作したときの様子を示す上面図である。
作したときの様子を示す上面図である。
【図9】従来例を示す図でロボットハンドの上断面図で
ある。
ある。
【図10】従来例を示す図でロボットハンドの側断面図
である。
である。
【図11】従来例を示す図でタッチセンサの部分を示す
上断面図である。
上断面図である。
【図12】従来例を示す図で図11のXII部を拡大し
て示す図である。
て示す図である。
【図13】従来例を示す図でタッチセンサの機構を示す
一部側断面図である。
一部側断面図である。
【図14】従来例を示す図でタッチセンサに使用するフ
レキシブル印刷配線基板の構成を示す平面図である。
レキシブル印刷配線基板の構成を示す平面図である。
【図15】従来例を示す図でタッチセンサによるワーク
検出時の様子を示す上面図である。
検出時の様子を示す上面図である。
1:ケース 7:駆動軸 9:駆動軸ベベルギヤ 11a、11b:フィンガ駆動用ベベルギヤ 15:支持軸(軸部材) 17a、17b:フィンガドラム 19a、19b:コイルスプリング(弾性部材) 21a、21b:L字フィンガ 31:L字フィンガの突起 34:コイルスプリング(弾性部材) 35:ピン 37:フレキシブル印刷配線基板 39a、39b:L字金具(金具) 47:ストッパ
Claims (3)
- 【請求項1】 ケースと、上記ケースに対して離間した
場所に配置されたモータユニットより延長され上記ケー
ス内に挿入配置された駆動軸と、上記ケース内に配置さ
れ駆動軸に固着された駆動軸ベベルギヤと、上記ケース
内に軸部材により支持された状態で配置され上記駆動軸
ベベルギヤに夫々噛合するとともに駆動軸ベベルギヤの
回転により相互に逆向きに回転する一対のフィンガ駆動
用ベベルギヤと、上記ケース内にその基端部を収容され
るとともに上記軸部材により支持された状態で配置され
上記一対のフィンガ駆動用ベベルギヤの回転により回転
して開閉動作をする一対のフィンガを具備したことを特
徴とするロボットハンドのフィンガ駆動機構。 - 【請求項2】 請求項1記載のロボットハンドのフィン
ガ駆動機構において、上記一対のフィンガは基端部にフ
ィンガドラムを備えており、このフィンガドラムを弾性
部材によりフィンガ駆動用ベベルギヤに押圧した状態で
設置されていて、常時はフィンガ駆動用ベベルギヤの回
転によってフィンガドラムも摩擦により追従して回転
し、フィンガに回転を制止する制止力が作用した場合に
は、フィンガ駆動用ベベルギヤとフィンガドラムとの間
に滑りが発生し、フィンガ駆動用ベベルギヤのみが回転
して、フィンガドラムは停止するように構成されている
ことを特徴とするロボットハンドのフィンガ駆動機構。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のロボットハ
ンドのフィンガ駆動機構において、 円弧状を成し小空隙で対向配置され、剛性のある接点と
可撓性のある接点の一対の接点を有し、外力により上記
両接点の離接が行われるタッチセンサを備え、 上記フィンガの所定箇所にはピンが弾性部材を介して取
り付けられていて、フィンガの正常な開放動作時には上
記ピンが別途設けられたストッパに当接することにより
それ以上の開放動作が規制され、フィンガが障害物に衝
突する等によって異常に開放されようとした場合には、
上記ピンがストッパに当接した後さらに弾性部材を変形
させながら開放され、それによって、上記タッチセンサ
の各接点を接触させることにより該異常を検知するよう
にしたことを特徴とするロボットハンドのフィンガ駆動
機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22604594A JPH0866888A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | ロボットハンドのフィンガ駆動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22604594A JPH0866888A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | ロボットハンドのフィンガ駆動機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0866888A true JPH0866888A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16838927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22604594A Pending JPH0866888A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | ロボットハンドのフィンガ駆動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0866888A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1174226A1 (en) * | 2000-07-07 | 2002-01-23 | Btm Corporation | Sealed gripper |
JP2010536589A (ja) * | 2007-08-21 | 2010-12-02 | サアダット,エム.,モフセン | 分割された駆動軸を備えた把持機構 |
JP2010536588A (ja) * | 2007-08-21 | 2010-12-02 | サアダット,エム.,モフセン | 把持フィンガあたり2本の駆動軸を備えた把持機構 |
JP2012064795A (ja) * | 2010-09-16 | 2012-03-29 | Tokyo Electron Ltd | 搬送装置、処理システム、搬送装置の制御方法およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
EP2551070A1 (de) * | 2011-07-26 | 2013-01-30 | Schunk Sintermetalltechnik GmbH | Greifvorrichtung |
CN106003013A (zh) * | 2016-07-11 | 2016-10-12 | 佛山市联智新创科技有限公司 | 一种智能酒柜的送酒手臂 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5253357A (en) * | 1975-10-24 | 1977-04-28 | Honda Motor Co Ltd | Article holding device |
-
1994
- 1994-08-29 JP JP22604594A patent/JPH0866888A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5253357A (en) * | 1975-10-24 | 1977-04-28 | Honda Motor Co Ltd | Article holding device |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1174226A1 (en) * | 2000-07-07 | 2002-01-23 | Btm Corporation | Sealed gripper |
JP2010536589A (ja) * | 2007-08-21 | 2010-12-02 | サアダット,エム.,モフセン | 分割された駆動軸を備えた把持機構 |
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JP2012064795A (ja) * | 2010-09-16 | 2012-03-29 | Tokyo Electron Ltd | 搬送装置、処理システム、搬送装置の制御方法およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 |
EP2551070A1 (de) * | 2011-07-26 | 2013-01-30 | Schunk Sintermetalltechnik GmbH | Greifvorrichtung |
DE102011079839A1 (de) * | 2011-07-26 | 2013-01-31 | Schunk Sintermetalltechnik Gmbh | Greifvorrichtung |
CN106003013A (zh) * | 2016-07-11 | 2016-10-12 | 佛山市联智新创科技有限公司 | 一种智能酒柜的送酒手臂 |
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