JP2009263083A - ドアロックスイッチ装置 - Google Patents

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【課題】 リミットスイッチの接点部を適切に配置して、接点部への入力動作に対し確実に接点部を開閉動作させられ、ドアの開閉制御に係る信頼性、安全性向上を図れるドアロックスイッチ装置を提供する。
【解決手段】 ドア50の位置検出用のリミットスイッチ部10における略板状の二つの接点部13、14の各基端部13a、14a位置を大きく異ならせて配置し、ロックレバー20によるドアロックの解放時に、ロックレバー12の押圧を受ける他の接点部先端部14bを一の接点部先端部13bの移動可能範囲外に動かしてスイッチ開状態とすることにより、ロックレバー20による押圧で他の接点部14を確実に一の接点部13に対し引離すことができ、ドアロックの解放と共にスイッチを確実に開状態に移行させられ、閉状態の異常継続もなくリミットスイッチとしての信頼性を高められ、ドア開閉機構全体の安全性を確保できる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ドアの開閉動作制御におけるドア位置検出に用いられるドアロックスイッチ装置に関し、特に、ドアを機械的にロックする機構を一体化されたドアロックスイッチ装置に関する。
エレベータのドアは、運搬する人や物品の落下、巻込み等のトラブル発生を防止するため、閉止状態で容易に開放しないようロックがなされるが、ロックの方法としては、リミットスイッチ等でドア閉止状態を検出し、モータ等のドア駆動部を動作させないようにすると共に、機械的にドアの一部を拘束して動かないようにすることも必要となる。
こうしたエレベータのドアロックスイッチとして、制御用の電気的なリミットスイッチと共に、機械的なロック機構を組合わせたものが従来から利用されており、荷物用エレベータに適用される一例を図9ないし図12に示す。
前記各図に示した従来のドアロックスイッチ装置100は、ドア50が閉止位置に到達すると、ドア50から突出させたカム部51がリミットスイッチ部101のスイッチレバー104端部に接触してスイッチ機構部105を閉状態とすることで、ドア50の閉止位置到達が電気的に検出されてドア開閉機構を非動作状態に移行させると共に、ロック機構をなすロックレバー102末端部がカム部51の移動を妨げる位置まで揺動して機械的にドア50をロックした状態が得られる仕組みである。ドア50を開放させる場合は、ソレノイド103への通電でロックレバー102を強制揺動させ、その末端部をカム部51から離れた位置に動かすと、同時にロックレバー102の一部に押圧されたリミットスイッチ部101のスイッチ機構部105が開状態となり、ドア50を開放側に動かせるようになっている。
従来のドアロックスイッチ装置は上記のように構成されており、開閉機構の制御に不可欠なドアの閉止位置到達の検出とドアの機械的なロックがコンパクトな一体型の装置で実現できるものとなっていたが、リミットスイッチ部101のスイッチ機構部105をなす板状の接点部分が互いに近接し、片持ち支持で同じ向きに撓む配置とされており、ロックレバー102による押圧で接点が開状態になる場合も、一方の接点部に対しロックレバー102で押された他方の接点部が撓みを増して離れる機構となっているため、仮にリミットスイッチ部101の閉状態で何らかの原因により接点同士が固着するトラブルが生じた場合、ロックレバー102による押圧を受けて撓む接点部にもう一方の接点部がそのまま追随して撓み、結果として接点部同士が離れず、スイッチを開状態にスムーズに移行させられない事態が起こり得るという課題を有していた。
本発明は前記課題を解消するためになされたもので、リミットスイッチの接点部を適切に配置して、接点部への入力動作に対し確実に接点部を開閉動作させられ、ドアの開閉制御に係る信頼性、安全性向上を図れるドアロックスイッチ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るドアロックスイッチ装置は、開閉動作として直線移動するドアから突出するカム部の移動経路内に一部を出入り可能としてそれぞれ固定配設されるリミットスイッチ部及びロック機構部を有し、ドアが所定位置に到達した状態で前記リミットスイッチ部が前記カム部に当接して接点を開状態から閉状態にすると共に、ロック機構部が一部をカム部の移動を妨げる箇所に位置させてドアを機械的に拘束するドアロックスイッチ装置において、前記リミットスイッチ部が、導体製の一の接点部と他の接点部とを有し、当該一の接点部と他の接点部が、それぞれの基端部を離隔させて配置されると共に、前記基端部に対する各先端部を、相反する方向から互いに近付けた状態で所定範囲移動自在に配置され、ドアが前記所定位置に到達した状態で、前記リミットスイッチ部の一の接点部が、先端部を前記他の接点部の先端部に当接する位置とされ、前記ロック機構部が、前記カム部移動経路から出てカム部の移動を許容する位置で、前記他の接点部を押圧して他の接点部の先端部を前記一の接点部先端部の移動可能範囲外の所定箇所に保持するものである。
このように本発明によれば、ドアの位置検出用のリミットスイッチ部における二つの接点部の各基端部位置を大きく異ならせて配置し、ロック機構部によるドアロックの解放時にロック機構部の押圧を受けて他の接点部先端部が動く向きと、一の接点部の移動可能な向きとを異ならせ、ロック機構部で他の接点部先端部を一の接点部先端部の移動可能範囲外に動かしてスイッチ開状態とすることにより、ロック機構部による押圧で他の接点部を確実に一の接点部に対し引離すことができ、ドアロックの解放と共にスイッチを確実に開状態に移行させられ、閉状態の異常継続もなくリミットスイッチとしての信頼性を高められ、ドア開閉機構全体の安全性を確保できる。
また、本発明に係るドアロックスイッチ装置は必要に応じて、前記リミットスイッチ部が、ドアに対し不動となる所定のスイッチ枠に所定角度揺動自在として配設されるスイッチレバーを備えてなり、前記スイッチレバーが、先端部がカム部の移動経路内に入った第一角度位置と、前記先端部が前記カム部に当接して当該カム部の移動経路外にずらされた第二角度位置との間で揺動自在とされ、且つ前記第二角度位置側から第一角度位置側へ揺動する向きに付勢され、前記一の接点部及び他の接点部が、前記スイッチレバーが前記第一角度位置にある場合に各接点部先端部を互いに離隔させ、前記一の接点部が、前記基端部を前記スイッチ枠の前記スイッチレバー近傍となる所定部位に支持配設されると共に、前記先端部を前記第二角度位置へ揺動するスイッチレバーからの押圧を受けて所定範囲移動する配置とされ、前記他の接点部が、前記基端部を前記一の接点部から離れたスイッチ枠の所定部位に支持配設されると共に、前記先端部を前記スイッチレバーが第二角度位置にある状態における前記一の接点部の先端部と当接する配置とされるものである。
このように本発明によれば、リミットスイッチ部が各接点部とスイッチレバーとを有し、スイッチ枠上に各基端部位置を大きく異ならせて配置した二つの接点部に対し、スイッチレバーをカム部の動きに対応させて揺動させ、スイッチレバーで一の接点部を押圧して、一の接点部先端部を他の接点部先端部と当接可能な位置まで移動させることにより、カム部の動きをスイッチレバーで検出して各接点部からなるスイッチ機構を確実に開閉させられ、リミットスイッチとしての信頼性を向上させられる。
また、本発明に係るドアロックスイッチ装置は必要に応じて、前記ロック機構部が、前記所定位置におけるドアのカム部に対し、末端部をカム部移動経路上に配置してカム部の移動を妨げる固定位置と、前記末端部をカム部の移動経路から離してカム部の移動を許容する解放位置との間で所定角度範囲揺動自在として、前記スイッチ枠に配設されるレバー状のロックレバーとされ、当該ロックレバーは前記解放位置側から固定位置側へ揺動する向きに付勢されてなり、前記ドアが前記所定位置にある状態で、外部からの操作に基づき、前記ロックレバーを固定位置から解放位置へ強制的に揺動させて保持するアクチュエータ部が、前記スイッチ枠に配設され、前記他の接点部が、前記解放位置へ揺動するロックレバーの一部と所定部位で当接して押圧され、ロックレバーの解放位置到達状態で前記先端部が前記一の接点部先端部の移動可能範囲外の所定箇所に達するものである。
このように本発明によれば、固定位置と解放位置との間で揺動するロックレバーを配設し、解放位置に向うロックレバーで他の接点部先端部を一の接点部先端部の移動可能範囲外に動かしてスイッチ開状態とすることにより、ロックレバーを揺動させる簡略な機構で、ドアロックの解放に合わせて他の接点部を確実に一の接点部に対し引離してスイッチ開状態への移行が図れ、アクチュエータ部によるロック解放も容易に行え、信頼性の高いスイッチ機構を適切に構成できる。
また、本発明に係るドアロックスイッチ装置は必要に応じて、前記リミットスイッチ部における他の接点部が、基端部をスイッチ枠に軸支配設されて所定角度揺動自在とされ、前記一の接点部の先端部に近付く揺動方向に付勢されてなるものである。
このように本発明によれば、リミットスイッチ部の他の接点部が揺動自在に配設され、スイッチレバーがドアのカム部との接触に伴い揺動して第二角度位置に達し、スイッチ機構部における一の接点部先端部を移動後の位置に保持した状態で、この一の接点部先端部に対し他の接点部が、一の接点部先端部側への付勢力を伴って当接することにより、接点同士が確実に当接し、スイッチ開状態から閉状態への移行を速やかで信頼性の高いものとすることができると共に、スイッチ閉状態における接触抵抗を小さく抑えられる。
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図8に基づいて説明する。本実施形態においては、エレベータのドアが所定の閉止位置に達した状態でドアのロックを行う場合に適用される例について説明する。図1は本実施形態に係るドアロックスイッチ装置のドア側カム部との非接触状態における概略構成図、図2は本実施形態に係るドアロックスイッチ装置におけるカム部移動によるロックレバー揺動状態説明図、図3は本実施形態に係るドアロックスイッチ装置におけるカム部移動によるリミットスイッチ部のスイッチレバー揺動状態説明図、図4は本実施形態に係るドアロックスイッチ装置におけるドア閉止時のスイッチ閉状態説明図、図5は本実施形態に係るドアロックスイッチ装置におけるドア閉止時のソレノイド動作によるロックレバー揺動状態説明図、図6は本実施形態に係るドアロックスイッチ装置におけるドア開放開始状態説明図、図7は本実施形態に係るドアロックスイッチ装置におけるカム部移動に伴うスイッチレバー復帰状態説明図、図8は本実施形態に係るドアロックスイッチ装置におけるカム部移動に伴うロックレバー復帰状態説明図である。
前記各図において本実施形態に係るドアロックスイッチ装置1は、開閉動作として直線移動するドア50の閉止状態を検出するリミットスイッチ部10と、ドア50が閉止位置に達した状態でドア50を機械的に拘束する前記ロック機構部としてのロックレバー20と、ドア50に対し不動のドア周辺部分に固定配設されて前記リミットスイッチ部10及びロックレバー20を支持するスイッチ枠30と、前記ロックレバー20を強制的に揺動させるアクチュエータ部としてのソレノイド40とを備える構成である。
前記リミットスイッチ部10は、ドア50に対し不動となるスイッチ枠30に所定角度揺動自在として配設されるスイッチレバー11と、このスイッチレバー11の揺動に連動して接点を開閉するスイッチ機構部12とを備える構成であり、ドア50から突出するカム部51の移動経路内にスイッチレバー11先端のローラ部11aを出入り可能とされ、ドア50の閉止位置への到達に際し、ローラ部11aがカム部51に当接することでスイッチレバー11が揺動し、スイッチ機構部12の接点を開状態から閉状態にするものである。
前記スイッチレバー11は、スイッチ枠30の中央近傍に軸支され、ドア50が前記閉止位置から離れていることでカム部51と当接していない先端のローラ部11aがカム部51の移動経路内に入った第一角度位置Aと、ローラ部11aが前記閉止位置におけるドア50のカム部51に当接してカム部51の移動経路外にずらされた第二角度位置Bとの間で揺動自在とされ、且つ前記第二角度位置B側から第一角度位置A側へ揺動する向きにバネ(図示を省略)で付勢される構成である。
前記スイッチ機構部12は、弾性変形する金属板製の一の接点部13と、ほとんど変形しない剛構造の金属体からなる他の接点部14とを備え、スイッチレバー11が第二角度位置Bにある場合に各接点部が互いに当接、導通してスイッチ閉状態をなし、且つ第一角度位置Aにある場合に互いに離隔してスイッチ開状態をなす構成である。各接点部13、14には、制御回路等と電気的に接続するための導線が必要に応じて連結接続される。
前記一の接点部13は、基端部13aをスイッチ枠30のスイッチレバー11近傍となる所定部位に位置固定として支持配設されると共に、この基端部13aに対し反対端となる先端部13bを、第二角度位置Bへ揺動するスイッチレバー11からの押圧を受けて所定範囲移動する配置とされる構成である。
前記他の接点部14は、基端部14aを一の接点部13及びスイッチレバー11から離れたスイッチ枠30の所定部位に軸支配設されると共に、この基端部14bに対し反対端となる先端部14bを、一の接点部13寄りで、且つスイッチレバー11が第二角度位置Bにある状態における一の接点部13の先端部13bと少なくとも当接可能となる配置として所定角度揺動自在とされ、一の接点部13の先端部13bに近付く揺動方向にバネ(図示を省略)で付勢される構成である。ただし、この他の接点部14は、スイッチレバー11が一の接点部13に当接せず、弾性変形していない状態の一の接点部13に対しては十分に離隔して接触しないよう、揺動角度範囲を所定の回り止め(図示を省略)により制限される。
前記ロックレバー20は、スイッチ枠30の端部に軸支され、ドア50から突出するカム部51の移動経路内に末端部21を出入り可能として所定角度揺動自在に配設される構成である。ロックレバー20は、閉止位置にあるドア50のカム部51におけるドア閉止側進行方向と反対側の端面近傍に末端部21を位置させる固定位置C(図4参照)と、末端部21がカム部51の移動経路から離れてドア50の移動を許容する解放位置D(図2参照)との間で揺動自在とされ、且つ前記解放位置D側から固定位置C側へ揺動する向きにバネ(図示を省略)で付勢される構成であり、固定位置Cではカム部移動経路上に位置する末端部21でカム部51の移動を妨げてドア50を機械的に拘束することとなる。なお、ロックレバー20の末端部21は、開放側から閉止位置へ向うドア50に対応したカム部51の移動は妨げず、カム部51に当接してカム部移動経路外に容易にずらされる形状及び配置とされ、ドア50が閉止位置にある場合(図4参照)のカム部51の開放側への動きのみ拘束する。
このロックレバー20には中間で分岐した突出部22が設けられ、この突出部22は、ロックレバー20が解放位置Dへ揺動する際に他の接点部14を押圧し、他の接点部14をその先端部14bが一の接点部先端部13bの移動可能範囲外に達するまで揺動させることとなる。
前記ソレノイド40は、コイル部41をスイッチ枠30に、鉄心部42をロックレバー20にそれぞれ取付けられて配設され、ドア50が閉止位置にある状態で、外部からの通電操作に基づき、ロックレバー20と一体の鉄心部42をコイル部41側に吸引することで、ロックレバー20を固定位置Cから解放位置Dへ強制的に揺動させるものであり、その機構自体は公知のソレノイド同様であり、詳細な説明を省略する。
次に、前記構成に基づくドアロックスイッチ装置の動作状態について説明する。まず、ドア50が開放状態から閉止位置側に移動すると、ドア50のカム部51がロックレバー20の末端部21と接触し、移動するカム部51が接触しながらロックレバー20を移動経路外に押出すようにしてロックレバー20を固定位置Cから解放位置Dへ揺動させる(図2参照)。この時、ロックレバー20の解放位置Dへの揺動に伴って、他の接点部14がロックレバー20の突出部22により押圧されて、その先端部14bが、一の接点部13の先端部13bから大きく離れた位置まで移動する。
さらにカム部51は、リミットスイッチ部10のスイッチレバー11先端のローラ部11aとも接触し、ローラ部11aを移動経路外に押出すようにしてスイッチレバー11を第一角度位置Aから第二角度位置B側へ揺動させる(図3参照)。このスイッチレバー11が第二角度位置Bに達する過程で、スイッチ機構部12の一の接点部13はスイッチレバー11からの押圧を受けて移動する。
ドア50が閉止位置に達すると、カム部51がロックレバー20の末端部21と当接しない位置となるため、ロックレバー20はバネによる付勢で揺動し、解放位置Dから固定位置Cに復帰する(図4参照)。ロックレバー20が固定位置C側へ揺動することに伴い、他の接点部14が、ロックレバー20による押圧から解放されて、付勢力で先端部14bを移動前の位置に向け復帰させようとするが、スイッチレバー11が第二角度位置Bに達して一の接点部13の先端部13bを移動させていることから、この一の接点部13の先端部13bと他の接点部14の先端部14bが当接し、これによってスイッチ閉状態となり、リミットスイッチ部10としてドア閉止を検出し、ドアの駆動停止等の制御を実行できることとなる。
一方、ドア50の閉止位置で、カム部51とスイッチレバー11先端のローラ部11aとの接触は継続しており、スイッチレバー11は第二角度位置Bで保持される。
このドア閉止状態では、リミットスイッチ部10が閉状態を維持することで、ドア50の制御について閉止状態を電気的に保持することができることに加え、ロックレバー20がその末端部21をカム部51の開放側への移動を妨げる箇所に位置させていることで、ドア50を機械的にも拘束した状態となっており、ドア50を確実に閉止位置に保持できる。
続いて、ドア閉止状態からドアの開放動作を行わせる場合は、ソレノイド40に対し、外部から通電操作を実行し、鉄心部42をコイル部41で吸引することで、ロックレバー20を固定位置Cから解放位置Dへ強制的に揺動させる(図5参照)。これにより、ドア50のカム部51がロックレバー20の末端部21による拘束を受けずに移動可能になる。また、他の接点部14が、ロックレバー20の解放位置への揺動に伴ってロックレバー20の突出部22により直接押圧されて、その先端部14bが、一の接点部13の先端部13bがスイッチレバー11に押されて移動する向きとは異なる方向に移動し、先端部14bは一の接点部先端部13bの移動可能範囲外となる位置に移動して一の接点部13から離隔することにより、スイッチ開状態となり、ドア50の駆動再開等の制御を実行できることとなる。
この時、他の接点部14の先端部14bが一の接点部先端部13bの移動し得ない位置に移動して、一の接点部13を他の接点部14に追随させることなく完全に接点部同士が離れる状態になることで、仮に接点が固着していたとしても確実に引離すことができ、スイッチ開状態を常に正しく得られる。
ドア50が閉止位置から開放方向に移動すると、ドア50のカム部51がロックレバー20の末端部21と当接可能な位置となるため、ソレノイド40への通電を停止し、ロックレバー20を揺動可能な状態に移行させる。付勢されているロックレバー20の末端部21はカム部51との接触により、カム部移動経路外に位置した状態をそのまま維持する(図6参照)。カム部51の移動に伴い、カム部51とスイッチレバー11先端のローラ部11aとの接触状態も変化し、付勢力により、スイッチレバー11は第二角度位置Bから第一角度位置A側へ揺動し、ローラ部11aはカム部51の移動経路内に入っていく。
このスイッチレバー11が第二角度位置Bから第一角度位置A側へ揺動する過程で、スイッチ機構部12の一の接点部13はスイッチレバー11からの押圧の弱まりに伴って変形状態から復帰していき、最終的にスイッチレバー11が一の接点部13から離れるまでに至ると変形移動前の位置に戻る。やがてカム部51はスイッチレバー11先端のローラ部11aから離れ、スイッチレバー11は第一角度位置Aに達して停止する(図7参照)。
さらに移動するカム部51がロックレバー20末端部との接触位置を変えていくことで、ロックレバー20はバネによる付勢で解放位置Dから固定位置C側へ揺動し、末端部21はカム部移動経路内に入っていく。ロックレバー20が固定位置C側へ揺動することに伴い、他の接点部14が、ロックレバー20による押圧から解放されて、その先端部14bを移動前の位置に復帰させるが、一の接点部13の先端部13bもスイッチレバー11に押される状態から既に解放されて元の位置に戻っているため、一の接点部13と他の接点部14との接触はなく、スイッチ開状態は変化しない。
ドア50がさらに開放側に進んで閉止位置から大きく離れ、カム部51がロックレバー20の末端部21と当接しなくなると、ロックレバー20は固定位置Cに復帰する(図8参照)。
このように、本実施形態に係るドアロックスイッチ装置は、ドア50の位置検出用のリミットスイッチ部10における略板状の二つの接点部13、14の各基端部13a、14a位置を大きく異ならせて配置し、ロックレバー20によるドアロックの解放時にロックレバー20の押圧を受けて他の接点部先端部14bが動く向きと、一の接点部先端部13bの移動可能な向きとを異ならせ、ロックレバー20で他の接点部先端部14bを一の接点部先端部13bの移動可能範囲外に動かしてスイッチ開状態とすることから、ロックレバー20による押圧で他の接点部14を確実に一の接点部13に対し引離すことができ、ドアロックの解放と共にスイッチを確実に開状態に移行させられ、閉状態の異常継続もなくリミットスイッチとしての信頼性を高められ、ドア開閉機構全体の安全性を確保できる。
なお、前記実施形態に係るドアロックスイッチ装置においては、ドア50が所定の閉止位置に達した状態でリミットスイッチ部10の閉状態を得ると共にロックレバー20でドア50のロックを行う場合について説明しているが、これに限らず、ドアに対する装置の設置位置を変えて、ドアが開放した位置など、他の所定位置でリミットスイッチ部を開状態から閉状態にすると共にロックレバーでドアロックを行うよう設定することもできる。また、ロックレバー20によるカム部51の拘束は、ドア閉止位置から開放方向への移動の場合のみ拘束するものとしているが、この他、閉止位置や完全開放位置等のドアの移動限界位置で別途ドアの閉止側又は開放側への過剰な進行を抑制する手段を設けない場合や、こうした移動限界位置以外の所定中間位置でドアのロックを行おうとする場合には、ロックレバーとカム部の当接位置関係を適宜調整して、ロックレバーでカム部の直線移動を完全に拘束し、直線上のいずれの方向にもドアを動かないようロックする構成とすることもできる。
本発明の一実施形態に係るドアロックスイッチ装置のドア側カム部との非接触状態における概略構成図である。 本発明の一実施形態に係るドアロックスイッチ装置におけるカム部移動によるロックレバー揺動状態説明図である。 本発明の一実施形態に係るドアロックスイッチ装置におけるカム部移動によるリミットスイッチ部のスイッチレバー揺動状態説明図である。 本発明の一実施形態に係るドアロックスイッチ装置におけるドア閉止時のスイッチ閉状態説明図である。 本発明の一実施形態に係るドアロックスイッチ装置におけるドア閉止時のソレノイド動作によるロックレバー揺動状態説明図である。 本発明の一実施形態に係るドアロックスイッチ装置におけるドア開放開始状態説明図である。 本発明の一実施形態に係るドアロックスイッチ装置におけるカム部移動に伴うスイッチレバー復帰状態説明図である。 本発明の一実施形態に係るドアロックスイッチ装置におけるカム部移動に伴うロックレバー復帰状態説明図である。 従来のドアロックスイッチ装置のドア側カム部との非接触状態における概略構成図である。 従来のドアロックスイッチ装置におけるカム部移動によるロックレバー揺動状態説明図である。 従来のドアロックスイッチ装置におけるカム部移動によるリミットスイッチ部のスイッチレバー揺動状態説明図である。 従来のドアロックスイッチ装置におけるドア閉止時のスイッチ閉状態説明図である。
符号の説明
1、100 ドアロックスイッチ装置
10、101 リミットスイッチ部
11、104 スイッチレバー
11a ローラ部
12、105 スイッチ機構部
13 一の接点部
13a、14a 基端部
13b、14b 先端部
14 他の接点部
20、102 ロックレバー
21 末端部
22 突出部
30 スイッチ枠
40、103 ソレノイド
41 コイル部
42 鉄心部
50 ドア
51 カム部

Claims (4)

  1. 開閉動作として直線移動するドアから突出するカム部の移動経路内に一部を出入り可能としてそれぞれ固定配設されるリミットスイッチ部及びロック機構部を有し、ドアが所定位置に到達した状態で前記リミットスイッチ部が前記カム部に当接して接点を開状態から閉状態にすると共に、ロック機構部が一部をカム部の移動を妨げる箇所に位置させてドアを機械的に拘束するドアロックスイッチ装置において、
    前記リミットスイッチ部が、導体製の一の接点部と他の接点部とを有し、当該一の接点部と他の接点部が、それぞれの基端部を離隔させて配置されると共に、前記基端部に対する各先端部を、相反する方向から互いに近付けた状態で所定範囲移動自在に配置され、
    ドアが前記所定位置に到達した状態で、前記リミットスイッチ部の一の接点部が、先端部を前記他の接点部の先端部に当接する位置とされ、
    前記ロック機構部が、前記カム部移動経路から出てカム部の移動を許容する位置で、前記他の接点部を押圧して他の接点部の先端部を前記一の接点部先端部の移動可能範囲外の所定箇所に保持することを
    特徴とするドアロックスイッチ装置。
  2. 前記請求項1に記載のドアロックスイッチ装置において、
    前記リミットスイッチ部が、ドアに対し不動となる所定のスイッチ枠に所定角度揺動自在として配設されるスイッチレバーを備えてなり、
    前記スイッチレバーが、先端部がカム部の移動経路内に入った第一角度位置と、前記先端部が前記カム部に当接して当該カム部の移動経路外にずらされた第二角度位置との間で揺動自在とされ、且つ前記第二角度位置側から第一角度位置側へ揺動する向きに付勢され、
    前記一の接点部及び他の接点部が、前記スイッチレバーが前記第一角度位置にある場合に各接点部先端部を互いに離隔させ、
    前記一の接点部が、前記基端部を前記スイッチ枠の前記スイッチレバー近傍となる所定部位に支持配設されると共に、前記先端部を前記第二角度位置へ揺動するスイッチレバーからの押圧を受けて所定範囲移動する配置とされ、
    前記他の接点部が、前記基端部を前記一の接点部から離れたスイッチ枠の所定部位に支持配設されると共に、前記先端部を前記スイッチレバーが第二角度位置にある状態における前記一の接点部の先端部と当接する配置とされることを
    特徴とするドアロックスイッチ装置。
  3. 前記請求項1又は2に記載のドアロックスイッチ装置において、
    前記ロック機構部が、前記所定位置におけるドアのカム部に対し、末端部をカム部移動経路上に配置してカム部の移動を妨げる固定位置と、前記末端部をカム部の移動経路から離してカム部の移動を許容する解放位置との間で所定角度範囲揺動自在として、前記スイッチ枠に配設されるレバー状のロックレバーとされ、当該ロックレバーは前記解放位置側から固定位置側へ揺動する向きに付勢されてなり、
    前記ドアが前記所定位置にある状態で、外部からの操作に基づき、前記ロックレバーを固定位置から解放位置へ強制的に揺動させて保持するアクチュエータ部が、前記スイッチ枠に配設され、
    前記他の接点部が、前記解放位置へ揺動するロックレバーの一部と所定部位で当接して押圧され、ロックレバーの解放位置到達状態で前記先端部が前記一の接点部先端部の移動可能範囲外の所定箇所に達することを
    特徴とするドアロックスイッチ装置。
  4. 前記請求項1ないし3のいずれかに記載のドアロックスイッチ装置において、
    前記リミットスイッチ部における他の接点部が、基端部をスイッチ枠に軸支配設されて所定角度揺動自在とされ、前記一の接点部の先端部に近付く揺動方向に付勢されてなることを
    特徴とするドアロックスイッチ装置。
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