JP2007035397A - スイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 広い温度範囲で精度良く磁気センサのON/OFF状態の切り換り点を検出できるスイッチ装置を得る。
【解決手段】 スイッチ装置10では、一対の第1磁性体24、26の各一端部と一対の第2磁性体28、30の各一端部とは、一対の永久磁石12、14の各移動軌跡の近傍において互いに近接して配置されているため、一対の永久磁石12、14間の磁力線は一対の第2磁性体28、30を通る経路(磁気センサを通らない経路)から一対の第1磁性体24、26を通る経路(磁気センサを通る経路)へ急激に移動する。このため、磁気センサ16位置での磁場が急峻に変化するので、磁気センサ16の出力も急峻に変化する。したがって、温度変化により磁気センサ16の出力が変化した場合でも、磁気センサ16のON/OFF状態の切り換り点を精度良く検出できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スイッチ装置に関し、特に、永久磁石と磁気センサを用いたスイッチ装置に関する。
従来、永久磁石と磁気センサ(例えば、MRE素子などの磁気センサ)を用いた無接点のON/OFFスイッチ装置が知られており、このようなスイッチ装置は、例えば車両用のシートベルト装置を構成するバックル装置などに適用されている(例えば、特許文献1参照)。
前記特許文献に示されたバックル装置では、シートベルトに取り付けられたタングプレート(被検出部材)が装置内部に挿入されると、装置内部に設けられたイジェクタがタングプレートに押圧されて移動する。イジェクタの先端にはスイッチ装置を構成する永久磁石が取り付けられており、イジェクタ(永久磁石)の前方には磁気センサが配置されている。このため、永久磁石の移動に伴って磁気センサを横切る磁力線の磁束密度が変化するようになっており、タングプレートがバックル装置の所定位置(ラッチによるロック位置)まで挿入されると、永久磁石による所定の閾値以上の磁力が磁気センサに作用し、これにより、磁気センサがON状態になる構成となっている。
ところで、上記構成のバックル装置(スイッチ装置)では、永久磁石が磁気センサに対して直線的に接離移動する構成であるため、磁気センサ位置での磁場は緩やかに変化する。この場合、磁気センサの出力も緩やかに変化するので、温度変化により磁気センサの出力が変化した時に、所定の閾値で判別する磁気センサのON/OFF状態の切り換り点が当初の設定点から大きくずれてしまい、磁気センサのON/OFF状態を精度良く検出できないという問題がある。
特開2003−125812号公報
本発明は上記事実を考慮し、広い温度範囲で精度良く磁気センサのON/OFF状態の切り換り点を検出できるスイッチ装置を得ることが目的である。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明のスイッチ装置は、一方及び他方へ移動する被検出部材に取り付けられた磁石と、前記磁石の磁力の大きさを検出する磁気センサと、前記磁石が接近した状態では前記磁石の磁力線を前記磁気センサを通る経路に案内する第1磁性体と、前記磁石の移動方向に沿った前記磁気センサの一側において前記磁石の移動軌跡及び前記第1磁性体に近接しかつ前記磁気センサから離間して配置された第2磁性体と、を備えたことを特徴としている。
なお、請求項1記載の磁気センサとしては、GMR素子、MRE素子、ホール素子などを適用することができる。
請求項1記載のスイッチ装置では、被検出部材に取り付けられた磁石の移動方向に沿った磁気センサの一側には、第2磁性体が設けられている。第2磁性体は、磁石の移動軌跡に近接して配置されているので、磁石がその移動方向に沿った磁気センサの一側に位置する状態では、磁石は第2磁性体に接近している。また、第2磁性体は磁気センサから離間して配置されているため、この状態では、磁石の磁力線は第2磁性体を通る経路、すなわち磁気センサを通らない経路に案内されるので、磁気センサに作用する磁力の大きさは所定値未満に減少しており、磁気センサの検出結果(例えば、出力電圧や電気抵抗など)も所定値未満に減少している。
また、磁石が被検出部材と共にその移動方向に沿った磁気センサの他側へ移動すると、磁石が第1磁性体に接近する。この状態では、磁石の磁力線は第1磁性体を通る経路、すなわち、磁気センサを通る経路に案内されるので、磁気センサに作用する磁力の大きさが所定値以上に増加し、磁気センサの検出結果も所定値以上に増加する。
したがって、このスイッチ装置では、磁気センサの検出結果が所定の閾値を超えたか否かに基づいて、磁気センサのON/OFF状態を判別することができる。
ここで、このスイッチ装置では、第2磁性体は磁石の移動軌跡の近傍において第1磁性体に近接して配置されているため、磁石が第2磁性体に接近した状態から第1磁性体に接近した状態へ移動するのに伴って、磁石の磁力線は第2磁性体を通る経路(磁気センサを通らない経路)から第1磁性体を通る経路(磁気センサを通る経路)へ急激に移動する。このため、磁気センサ位置での磁場が急峻に変化するので、磁気センサの検出結果も急峻に変化する。したがって、温度変化により磁気センサの検出結果(例えば、出力電圧や電気抵抗)が変化した場合でも、磁気センサのON/OFF状態の切り換り点を精度良く検出できる。
請求項2に係る発明のスイッチ装置は、請求項1記載のスイッチ装置において、前記磁石の移動方向に沿った前記磁気センサの他側において前記磁石の移動軌跡及び前記第1磁性体に近接しかつ前記磁気センサから離間して配置された第3磁性体を備えた、ことを特徴としている。
請求項2記載のスイッチ装置では、磁石の移動方向に沿った磁気センサの他側(第2磁性体とは反対側)には、第3磁性体が設けられている。第3磁性体は磁気センサから離間しており、この第3磁性体に磁石が接近すると、磁石の磁力線は第3磁性体を通る経路に案内される。この状態では、磁気センサに作用する磁力の大きさが所定値未満に減少し、磁気センサの検出結果(例えば、出力電圧や電気抵抗など)も所定の閾値未満に減少する。
しかも、この第3磁性体は、磁石の移動軌跡の近傍において第1磁性体に近接して配置されているため、磁石が第2磁性体に接近した状態から第1磁性体に接近した状態へ移動し、さらに、第3磁性体に接近した状態へ移動するのに伴って、磁石の磁力線は第2磁性体を通る経路(磁気センサを通らない経路)から第1磁性体を通る経路(磁気センサを通る経路)へ急激に移動し、さらに、第3磁性体を通る経路(磁気センサを通らない経路)へ急激に移動する。すなわち、一対の永久磁石が第1磁性体に接近した時だけ磁気センサに磁力が作用するので、一対の永久磁石の移動に対して急激に磁気センサ位置での磁力が変化し、磁気センサの検出結果も急峻に変化する。したがって、温度変化により磁気センサの検出結果(例えば、出力電圧や電気抵抗)が変化した場合でも、磁気センサのON/OFF状態の切り換り点を精度良く検出できる。
以上説明した如く、本発明のスイッチ装置では、広い温度範囲で精度良く磁気センサのON/OFF状態の切り換り点を検出できる。
<第1の実施の形態>
図8には、本発明の第1の実施の形態に係るスイッチ装置10が適用されて構成されたバックル装置210の構成が分解斜視図にて示されている。また、図6及び図7には、このバックル装置210の構成が断面図にて示されている。
図6及び図7に示すように、バックル装置210はケース214を備えている。ケース214は長手方向両端が開口した箱形の筒状部材とされており、その長手方向一端側(矢印A方向側)の開口はアンカ挿入口216とされ、長手方向他端側(矢印B方向側)の開口はタング挿入口218とされている。また、ケース214の内側にはベース220が収容されている。
ベース220はケース214の長手方向に沿って長手とされた平板状の底板222を備えている。底板222の長手方向一端側にはアンカ部材としての略板状のアンカプレート224が重ね合わされており、底板222に形成された透孔226と、底板222の長手方向に沿って長手とされたアンカプレート224に形成された長孔228と、を貫通するリベット230により、底板222とアンカプレート224とが機械的に連結されている。アンカプレート224はその他端側が車両の座席の側方で車体(何れも図示省略)に固定されており、これにより本バックル装置210が車両に取り付けられている。
一方、底板222の幅方向両端部からは底板222の厚さ方向に側壁232が立設されており、側壁232の間には被検出部材としてのイジェクタ234が配置されている。イジェクタ234の一部は底板222に形成されたガイド孔236に係合しており、ガイド孔236に沿って底板222の長手方向に所定範囲スライド可能とされている。
また、底板222の長手方向一方の側でのガイド孔236の端部からは、係合突起238が突出形成されており、圧縮コイルスプリング240の一端が係止されている。圧縮コイルスプリング240の他端はイジェクタ234の一端へ圧接されており、圧縮コイルスプリング240の付勢力によりイジェクタ234は底板222の長手方向他端側へ付勢されている。
一方、バックル装置210はラッチ250を備えている。ラッチ250は基部252を備えている。ラッチ250の姿勢にもよるが、基部252は概ね両側壁232の対向方向に沿って長手方向で、底板222の長手方向に沿って厚さ方向とされた平板状に形成されており、その長手方向両端部は両側壁232に形成された支持部としての支持孔254に入り込んでいる。基部252(すなわち、ラッチ250)は支持孔254の内周部に干渉されるまで基部252の長手方向を軸方向として所定角度回動可能に支持されている。
また、基部252の長手方向中間部側の幅方向一端からは、基部252の幅方向一方へ向けて平板状の連結部256が延出されており、更に、連結部256の基部252とは反対側からは、底板222側へ向けて係合片258が延出されている。
係合片258の先端部(より詳細に言えば、連結部256との連結部分側とは反対側の端部)は、底板222に形成された貫通孔260に対応しており、ラッチ250が変位することにより、係合片258が貫通孔260に入り込むことができる。
ラッチ250の係合片258の先端部に対応して上述したイジェクタ234の厚さ方向一方(底板222とは反対側)の面には、載置片262が一体的に設けられている。上述したように、イジェクタ234には圧縮コイルスプリング240の付勢力が作用している。
但し、基本的に圧縮コイルスプリング240の付勢力以外の外力が作用していない状態での到達位置にイジェクタ234が位置している状態で、概ね、底板222の厚さ方向に沿って係合片258の先端部と対向するように載置片262が設けられており、係合片258の先端部との対向状態で載置片262は係合片258の先端部に干渉して底板222へ接近する方向への係合片258の移動(すなわち、ラッチ250の移動)を規制する。
また、基部252の長手方向両端側からはストッパ264が延出されている。ストッパ264は、先端側が圧縮コイルスプリング240の付勢力に抗したイジェクタ234のスライド軌跡上に位置するように形成されており、圧縮コイルスプリング240の付勢力に抗してイジェクタ234が所定距離スライドすると、イジェクタ234がストッパ264に当接する。
さらに、ラッチ250の連結部256を介してベース220の底板222とは反対側にはロック部材270が配置されている。ロック部材270は基部272を備えている。基部272は両側壁232の対向方向に沿って長手方向とされた略角棒状とされている。
基部272の両端部は両側壁232に形成された係合孔274に入り込んでいる。係合孔274は貫通孔260よりも側壁232の長手方向他端側に形成されており、基部272は自らの長手方向を軸周りに回動可能に側壁232に支持されている。基部252の長手方向両端側には一対の略扇状のロック片276が形成されている。ロック片276は連結部256(ラッチ250)の幅方向両端部から延出された当接片278に対応しており、ロック片276は当接片278に当接している。
また、基部272の長手方向中間部には当接部280が形成されている。当接部280は、ラッチ250の係合片258が底板222から離間した状態で係合片258に当接する。
一方、バックル装置210は解除ボタン290を備えている。解除ボタン290は操作用の押圧部292を備えている。押圧部292は押圧面が底板222の長手方向他端側へ向いた板状で、両側壁232の対向方向に沿って長手方向とされている。
押圧部292の長手方向両端近傍からは底板222の長手方向一端側へ向けて側壁294が延出されている。これらの側壁294は上述した側壁232の対向方向に沿って互いに対向していると共に、底板222とは反対側の端部が上壁296により連結され、全体的には底板222へ向けて開口した凹形状とされている。
両側壁294の押圧部292とは反対側の端部からは、それぞれアーム298が側壁294の対向方向に沿って互いに対向するように延出されている。両アーム298の先端部には、他方のアーム298へ向けて係合突起300が形成されており、側壁232に形成されたガイド孔302に入り込んでいる。ガイド孔302は底板222の長手方向に沿って長手の長孔とされている。係合突起300はガイド孔302の内周部によって底板222の長手方向に沿って所定範囲変位可能とされており、これにより、ガイド孔302によって解除ボタン290の移動方向が底板222の長手方向に規制されている。
また、押圧部292とロック部材270との間には、ストッパ310が配置されている。ストッパ310は、側壁294の対向方向に沿って長手方向とされた板状の基部312を備えている。基部312の長手方向両端側には、基部312の長手方向に沿ってみた場合に底板222へ向けて開口した凹形状の一対の係合片314が形成されており、これらの係合片314が上述したロック部材270の基部272に係合することでストッパ310がロック部材270に支持されている。
さらに、ストッパ310の両係合片314の近傍には、上述した解除ボタン290の係合突起300へ干渉可能に干渉部316が形成されている。
また、ストッパ310と解除ボタン290の押圧部292との間には、圧縮コイルスプリング318が配置されており、その一端は押圧部292の押圧面とは反対側へ当接している。これに対して圧縮コイルスプリング318の他端はストッパ310の基部312に当接しており、これによって、ストッパ310を押圧部292から離間させる方向へ付勢している。
(タングプレート330の構成)
一方、上述した側壁232の間には底板222の長手方向他端側からタングプレート330が挿入される。図8に示されるように、タングプレート330は金属板材により形成された基部332を備えている。基部332にはタングプレート330が側壁232の間に挿入された状態で側壁232の対向方向に沿って長手となるスリット孔334が形成されており、長尺帯状のウエビングベルト340の長手方向中間部が挿通される。
ウエビングベルト340はその基端部が図示しないウエビング巻取装置の巻取軸に係止されており、ウエビングベルト340を巻き取る方向へ巻取軸を付勢するための渦巻きコイルばね等の巻取軸付勢手段の収納付勢力がウエビングベルト340に作用している。
また、基部332には挿入板部336が形成されている。挿入板部336は幅寸法が側壁232の間隔よりも小さく、実際にはタングプレート330のうち、挿入板部336が側壁232の間に挿入されることになる(図6参照)。
挿入板部336には厚さ方向に貫通した貫通孔338が形成されており、挿入板部336が側壁232の間で底板222の長手方向一端側の所定位置に達した状態では、上述した係合片258が貫通可能となり、貫通孔338に係合片258が貫通することで、バックル装置210からのタングプレート330の抜き出しが規制されるようになっている。
(スイッチ装置10の構成)
一方、図6乃至図8に示されるように、本バックル装置210は、スイッチ装置10を備えている。スイッチ装置10は、底板222を介してラッチ250とは反対側に配置されており、図1に示す如く、一対の永久磁石12、14を備えている。これら一対の永久磁石12、14は、一方の永久磁石12のN極と他方の永久磁石14のS極とが対向した状態で、被検出部材としてのイジェクタ234に形成された一対の連結片235に取り付けられており、イジェクタ234と共に底板222の長手方向一端側及び長手方向他端側へ移動する構成となっている。
一対の永久磁石12、14の移動軌跡の間には、その中央部において磁気センサ(本第1の実施の形態では、MRE素子)16が配置されている。磁気センサ16は、ケース214の内面に固定されており、一対の永久磁石12、14の磁力の大きさを検出する(本第1の実施の形態では、作用する磁力の大きさに対応した電圧を出力する)構成となっている。
図2に示すように、磁気センサ16を含めて構成される電気回路18には、制御回路20が設けられている。制御回路20は、磁気センサ16及び車両のインスツルメントパネル(図示省略)に設けられたインジケータ22に接続されており、磁気センサ16が出力する電圧が所定の閾値以上になると磁気センサ16がON状態になったとみなし、インジケータ22を点灯させる。また、制御回路20は、磁気センサ16が出力する電圧が所定の閾値未満になると磁気センサ16がOFF状態になったとみなし、インジケータ22を消灯させる。
一方、本スイッチ装置10は、磁性を有する材料(例えば、鉄など)によって平面視台形のブロック状に形成された一対の第1磁性体24、26を備えている。一方の第1磁性体24は、一方の永久磁石12の移動軌跡と磁気センサ16との間に設けられており、一端部(図1では上側の端部)が一方の永久磁石12の移動軌跡の近傍に配置され、他端部(図1では下側の端部)が磁気センサ16の近傍に配置されている。また、他方の第1磁性体26は、他方の永久磁石14の移動軌跡と磁気センサ16との間に設けられており、一端部(図1では下側の端部)が他方の永久磁石14の移動軌跡の近傍に配置されており、他端部(図1では上側の端部)が磁気センサ16の近傍に配置されている。
また、本スイッチ装置10は、磁性を有する材料(例えば、鉄など)によって平面視台形のブロック状に形成された一対の第2磁性体28、30を備えている。一対の第2磁性体28、30は、一対の永久磁石12、14の移動方向に沿った磁気センサ16の一側(底板222の長手方向他端側、矢印B方向側)に設けられている。一方の第2磁性体28は、一端部(図1では上側の端部)が一方の永久磁石12の移動軌跡の近傍において一方の第1磁性体24の一端部に近接して配置され、他端部(図1では下側の端部)が一方の第1磁性体24の他端部の側方において磁気センサ16から離間した位置に配置されている。また、他方の第2磁性体30は、一端部(図1では下側の端部)が他方の永久磁石14の移動軌跡の近傍において他方の第1磁性体26の一端部に近接して配置され、他端部(図1では上側の端部)が他方の第1磁性体26の他端部の側方において磁気センサ16から離間した位置に配置されている。
ここで、このスイッチ装置10では、イジェクタ234が底板222の長手方向他端側(矢印B方向側)に位置する状態では、一対の永久磁石12、14は、図1に示す如く、一対の第2磁性体28、30を挟んだ両側に配置され、一方の永久磁石12が一方の第2磁性体28の一端部に接近し、他方の永久磁石14が他方の第2磁性体30の一端部に接近している。一対の第2磁性体28、30の各他端部は磁気センサ16から離間した位置で互いに対向して配置されているため、この状態では、一対の永久磁石12、14間の磁力線は、一対の第2磁性体28、30を通る経路(磁気センサ16を通らない経路)に案内され、磁気センサ16に作用する磁力が所定値未満に減少し、磁気センサ16が出力する電圧が所定の閾値未満に減少する構成となっている。
また、イジェクタ234が底板222の長手方向一端側(矢印A方向側)へ移動すると、一対の永久磁石12、14は、図3に示す如く、一対の第1磁性体24、26を挟んだ両側へ移動し、一方の永久磁石12が一方の第1磁性体24の一端部に接近すると共に、他方の永久磁石14が他方の第1磁性体26の一端部に接近する。一対の第1磁性体24、26の各他端部は、一対の永久磁石12、14の移動方向に対して直交する方向に沿った磁気センサ16の両側においてそれぞれ磁気センサ16に近接して配置されているため、この状態では、一対の永久磁石12、14間の磁力線は、一対の第1磁性体24、26を通る経路、すなわち、磁気センサ16を通る経路に案内され、磁気センサ16に所定値以上の磁力が作用し、磁気センサ16が出力する電圧が所定の閾値以上に増加する構成となっている。
次に、本第1の実施の形態の作用並びに効果について説明する。
(バックル装置210の動作)
本バックル装置210では、図7に示される非装着状態でタングプレート330の挿入板部336をケース214のタング挿入口218から挿入すると、図6に示されるように、挿入板部336の先端部がイジェクタ234の端部に当接して押圧し、圧縮コイルスプリング240の付勢力に抗してイジェクタ234を底板222の長手方向一端側へスライドさせる。
イジェクタ234が底板222の長手方向一端側へ所定量スライドすると、イジェクタ234の載置片262とラッチ250の係合片258との対向状態が解除されると共に、イジェクタ234がラッチ250のストッパ264を押圧して、ラッチ250を回動させる。
これにより、係合片258の先端部が底板222へ接近移動する。また、この状態では、挿入板部336の貫通孔338と、底板222に形成された貫通孔260とが重なり合う。したがって、この状態では図6に示されるように、回動した係合片258が挿入板部336の貫通孔338と底板222の貫通孔260を貫通する。
また、ラッチ250が回動することで、ラッチ250の係合片258とロック部材270の当接部280との当接状態が解除される。ここで、ロック片276はストッパ310を介して圧縮コイルスプリング318の付勢力を受けるため、ラッチ250の回動に連動するように圧縮コイルスプリング318の付勢力でロック部材270が回動し、ロック片276がラッチ250の当接片278に当接する。このため、係合片258が底板222から離間する方向へのラッチ250の回動が規制され、これにより、バックル装置210に対するタングプレート330の装着状態となる。
このタングプレート330の装着状態が、座席に着座した乗員の前方にウエビングベルト340が位置するように巻取軸を付勢する渦巻きコイルばね等の巻取軸付勢手段の収納付勢力に抗してウエビングベルト340を引っ張ってからのタングプレート330の装着状態であれば、これはウエビングベルト340による「身体拘束状態」となり、ウエビングベルト340が乗員を拘束する。
(本第1の実施の形態の特徴的な作用、効果)
ここで、図7に示されるように、タングプレート330の挿入板部336をケース214に挿入していない状態(イジェクタ234が底板222の長手方向他端側に位置する状態)では、図1に示されるように、スイッチ装置10の一対の永久磁石12、14は、一対の第2磁性体28、30の各一端部に接近している。一対の第2磁性体28、30の各他端部は磁気センサ16から離間した位置で互いに対向しているため、一対の永久磁石12、14間の磁力線は一対の第2磁性体28、30を通る経路、すなわち、磁気センサ16を通らない経路に案内され、磁気センサ16に作用する磁力は所定値未満に減少している。このため、この状態では、磁気センサ16が出力する電圧は所定の閾値未満になっており、制御回路20は、磁気センサ16がOFF状態であるとみなし、インジケータ22を点灯させる。
一方、タングプレート330の挿入板部336をケース214に挿入することでタングプレート330がイジェクタ234を押圧すると、イジェクタ234が底板222の長手方向一端側(矢印A方向)へ移動する。このため、イジェクタ234の一対の連結片235に取り付けられた一対の永久磁石12、14が底板222の長手方向一端側へ移動される。このため、一対の永久磁石12、14は、一対の第2磁性体28、30を挟んだ両側から一対の第1磁性体24、26を挟んだ両側へ移動し、一方の永久磁石12が一方の第1磁性体24の一端部に接近すると共に、他方の永久磁石14が他方の第1磁性体26の一端部に接近する。一対の第1磁性体24、26の各他端部は、一対の永久磁石12、14の移動方向に対して直交する方向に沿った磁気センサ16の両側においてそれぞれ磁気センサ16に近接して配置されているため、この状態では、一対の永久磁石12、14間の磁力線は、一対の第1磁性体24、26を通る経路、すなわち、磁気センサ16を通る経路に集中し、磁気センサ16に所定値以上の磁力が作用する。このため、磁気センサ16が出力する電圧が所定の閾値以上に増加し、これにより、制御回路20は、磁気センサ16がON状態であるとみなし、インジケータ22を消灯させる。またこの状態では、図6に示されるように、係合片258が貫通孔338に係合し、タングプレート330がバックル装置210に係止される。
このように、係合片258が貫通孔338に係合した状態(ウエビングベルト340の装着状態)で、上記のようにインジケータ22が消灯していれば、ウエビングベルト340による身体拘束状態であるとみなすことができる。すなわち、インジケータ22が点灯している限りは基本的にウエビングベルト340による身体拘束状態でないため、インジケータ22の点灯によってウエビングベルト340による身体拘束状態ではないと車両の乗員に警告できる。
またここで、本第1の実施の形態に係るスイッチ装置10では、一対の第1磁性体24、26の各一端部と一対の第2磁性体28、30の各一端部とは、一対の永久磁石12、14の各移動軌跡の近傍において互いに近接して配置されているため、一対の永久磁石12、14が一対の第2磁性体24、26の各一端部に接近した状態から一対の第1磁性体24、26の各一端部に接近した状態へ移動するのに伴って、一対の永久磁石12、14間の磁力線は一対の第2磁性体28、30を通る経路(磁気センサを通らない経路)から一対の第1磁性体24、26を通る経路(磁気センサを通る経路)へ急激に移動する。
このため、磁気センサ16位置での磁場が急峻に変化するので、磁気センサ16の出力も急峻に変化する。したがって、温度変化により磁気センサ16の出力が変化した場合でも、磁気センサ16のON/OFF状態の切り換り点を精度良く検出できる。
特に、MRE素子、GMR素子、ホール素子などの磁気センサでは、ON/OFF操作(本実施の形態では、イジェクタ234の移動)によるセンサ位置での磁場変化が緩やかであると、温度変化によりセンサ出力が変化した時に、ある閾値で判別するON/OFFの切り換わり点が本来の位置から大きくずれてしまう。広い温度範囲で精度良くON/OFFの切り換わり点を検出するには、ON/OFF操作でセンサ位置での磁場が急峻に変化することが求められる。
すなわち、ON/OFF操作によるセンサ位置での磁場変化が緩やかであると、磁気センサの出力は、図4に実線で示すように緩やかに変化するが、この場合、温度変動で出力が図4に点線で示すようにずれると、永久磁石の移動範囲の全てに対してVth(磁気センサのON/OFF状態が切り換わる閾値)が成立しなくなる(図5の矢印P参照)。
これに対し、ON/OFF操作によるセンサ位置での磁場変化が急峻であると、磁気センサの出力は、図5に実線で示すように急峻に変化するが、この場合、温度変動で出力が図5に点線で示すようにずれても、永久磁石の移動範囲の全てに対してVth(磁気センサのON/OFF状態が切り換わる閾値)が成立する。
この点、本実施の形態に係るスイッチ装置10では、上述の如く、急峻な磁場変化を得ることができるので、磁気センサ16の出力が急峻に変化し、温度特性が向上する。これにより、磁気センサ16のON/OFF状態の切り換り点を広い温度範囲で精度良く検出できる。
以上説明した如く、本発明の第1の実施の形態に係るスイッチ装置10(バックル装置210)では、広い温度範囲で精度良く磁気センサ16のON/OFF状態の切り換り点を検出できる。
なお、上記第1の実施の形態に係るスイッチ装置10では、磁気センサ16としてMRE素子を適用した構成としたが、これに限らず、磁気センサとしてはGMR素子やホール素子を適用することもできる。この点は以下の実施の形態においても同様である。
また、上記第1の実施の形態に係るスイッチ装置10では、一対の永久磁石12、14は互いに独立した構成としたが、これに限らず、例えば、一体に形成された永久磁石のN極及びS極を一方の永久磁石12及び他方の永久磁石14に対応する位置に配置する構成としてもよい。この点は以下の実施の形態においても同様である。
さらに、上記第1の実施の形態に係るスイッチ装置10は、バックル装置210に適用された構成としたが、これに限らず、本発明のスイッチ装置は、ニュートラルポジションスイッチ、ストップランプスイッチ、プッシュスタートスイッチ、カーテシスイッチなどに適用することができる。この点は以下の実施の形態においても同様である。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、前記第1の実施の形態と基本的に同様の構成・作用については、前記第1の実施の形態と同符号を付与し、その説明を省略する。
図9には、本発明の第2の実施の形態に係るスイッチ装置40の構成が平面図にて示されている。
スイッチ装置40は、前記第1の実施の形態に係る一対の永久磁石12、14と同様構成の一対の永久磁石12、14を備えている。これら一対の永久磁石12、14は図示しない被検出部材に取り付けられており、被検出部材の移動により互いに対向した状態で図9の矢印A方向及び矢印B方向へ平行に移動する。また、一対の永久磁石12、14の各移動軌跡の間には、その中央部において前記第1の実施の形態に係る磁気センサ16と同様構成の磁気センサ16が配置されている。
また、スイッチ装置40は、磁性を有する材料(例えば、鉄など)によって角柱状に形成された一対の第1磁性体42、44を備えている。一方の第1磁性体42は、一方の永久磁石12の移動軌跡と磁気センサ16との間に設けられており、一端部(図9では上側の端部)が一方の永久磁石12の移動軌跡の近傍に配置され、他端部(図9では下側の端部)が磁気センサ16の近傍に配置されている。また、他方の第1磁性体44は、他方の永久磁石14の移動軌跡と磁気センサ16との間に設けられており、一端部(図9では下側の端部)が他方の永久磁石14の移動軌跡の近傍に配置されており、他端部(図9では上側の端部)が磁気センサ16の近傍に配置されている。
さらに、本スイッチ装置10は、前記第1の実施の形態に係る一対の第2磁性体28、30と同様構成の一対の第2磁性体46、48を備えている。一対の第2磁性体46、48は、一対の永久磁石12、14の移動方向に沿った磁気センサ16の一側(図9では左側)に設けられている。一方の第2磁性体46は、一端部(図9では上側の端部)が一方の永久磁石12の移動軌跡の近傍において一方の第1磁性体42の一端部に近接して配置され、他端部(図9では下側の端部)が一方の第1磁性体42の他端部の側方において磁気センサ16から離間した位置に配置されている。また、他方の第2磁性体48は、一端部(図9では下側の端部)が他方の永久磁石14の移動軌跡の近傍において他方の第1磁性体44に近接して配置され、他端部(図9では上側の端部)が他方の第1磁性体44の他端部の側方において磁気センサ16から離間した位置に配置されている。
さらに、本スイッチ装置10は、前記第1の実施の形態に係る一対の第1磁性体42、44と同様構成の一対の第3磁性体50、52を備えている。一対の第3磁性体50、52は、一対の永久磁石12、14の移動方向に沿った磁気センサ16の他側(図9では右側)に28設けられている。一方の第3磁性体50は、一端部(図9では上側の端部)が一方の永久磁石12の移動軌跡の近傍において一方の第1磁性体42に近接して配置され、他端部(図9では下側の端部)が一方の第1磁性体42の他端部の側方において磁気センサ16から離間した位置に配置されている。また、他方の第3磁性体52は、一端部(図9では下側の端部)が他方の永久磁石14の移動軌跡の近傍において他方の第1磁性体44に近接して配置され、他端部(図9では上側の端部)が他方の第1磁性体44の他端部の側方において磁気センサ16から離間した位置に配置されている。
次に、本発明の第2の実施の形態の作用並びに効果について説明する。
上記構成のスイッチ装置40では、図9に示す如く一対の永久磁石12、14が一対の第2磁性体46、48を挟んだ両側に配置された状態では、一方の永久磁石12が一方の第2磁性体46の一端部に接近し、他方の永久磁石14が他方の第2磁性体48の一端部に接近している。一対の第2磁性体46、48の各他端部は磁気センサ16から離間した位置で互いに対向して配置されているため、この状態では、一対の永久磁石12、14間の磁力線は、一対の第2磁性体46、48を通る経路(磁気センサ16を通らない経路)に案内され、磁気センサ16に作用する磁力は所定値未満に減少する。このため、この状態では、磁気センサ16が出力する電圧は所定の閾値未満になっており、制御回路20は磁気センサ16がOFF状態であるとみなす。
また、一対の永久磁石12、14が、図9に示す状態から矢印A方向へ移動し、一対の第1磁性体42、44を挟んだ両側へ移動すると、一方の永久磁石12が一方の第1磁性体42の一端部に接近すると共に、他方の永久磁石14が他方の第1磁性体44の一端部に接近する。一対の第1磁性体42、44の各他端部は、一対の永久磁石12、14の移動方向に対して直交する方向に沿った磁気センサ16の両側においてそれぞれ磁気センサ16に近接して配置されているため、この状態では、一対の永久磁石12、14間の磁力線は、一対の第1磁性体42、44を通る経路、すなわち、磁気センサ16を通る経路に案内され、磁気センサ16に所定値以上の磁力が作用する。したがって、この状態では、磁気センサ16が出力する電圧は所定の閾値以上に増加し、制御回路20は磁気センサ16がON状態であるとみなす。
そして、一対の永久磁石12、14が更に矢印A方向へ移動し、一対の第3磁性体50、52を挟んだ両側へ配置されると、一方の永久磁石12が一方の第3磁性体50の一端部に接近し、他方の永久磁石14が他方の第3磁性体52の一端部に接近する。一対の第3磁性体50、52の各他端部は磁気センサ16から離間した位置で互いに対向して配置されているため、この状態では、一対の永久磁石12、14間の磁力線は、一対の第3磁性体50、52を通る経路(磁気センサ16を通らない経路)に案内され、磁気センサ16に作用する磁力が所定値未満に減少する。このため、制御回路20は磁気センサ16がOFF状態であるとみなす。
ここで、本第2の実施の形態に係るスイッチ装置40では、一対の第2磁性体46、48の各一端部は、一対の永久磁石12、14の各移動軌跡の近傍において一対の第1磁性体42、44の各一端部に近接して配置されており、一対の第3磁性体50、52の各一端部は、一対の永久磁石12、14の各移動軌跡の近傍において一対の第1磁性体42、44に近接して配置されている。
このため、一対の永久磁石12、14が一対の第2磁性体46、48に接近した状態から一対の第1磁性体42、44に接近した状態へ移動し、さらに、一対の第3磁性体50、52に接近した状態へ移動するのに伴って、一対の永久磁石12、14間の磁力線は一対の第2磁性体46、48を通る経路(磁気センサ16を通らない経路)から一対の第1磁性体42、44を通る経路(磁気センサ16を通る経路)へ急激に移動し、さらに、一対の第3磁性体50、52を通る経路(磁気センサ16を通らない経路)へ急激に移動する。すなわち、一対の永久磁石12、14が一対の第1磁性体42、44に接近した時だけ磁気センサ16に磁力が作用するので、一対の永久磁石12、14の移動に対して急激に磁気センサ位置での磁場が変化する。
したがって、磁気センサ16の出力も急峻に変化するので、温度変化により磁気センサ16の出力が変化した場合でも、磁気センサ16のON/OFF状態の切り換り点を精度良く検出できる。
以上説明した如く、本発明の第2の実施の形態に係るスイッチ装置40では、広い温度範囲で精度良く磁気センサ16のON/OFF状態の切り換り点を検出できる。
<第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、前記第1の実施の形態及び前記第2の実施の形態と基本的に同様の構成・作用については、前記第1の実施の形態及び前記第2の実施の形態と同符号を付与し、その説明を省略する。
図10には、本発明の第3の実施の形態に係るスイッチ装置60の構成が平面図にて示されている。
スイッチ装置60は、前記第2の実施の形態に係るスイッチ装置40と基本的に同様の構成とされている。但し、このスイッチ装置60では、一対の第2磁性体62、64及び一対の第3磁性体66、68は、長手方向両端部が傾斜した角柱状に形成されている。
このスイッチ装置60においても、前記第2の実施の形態に係るスイッチ装置40と基本的に同様の作用効果を奏する。
<第4の実施の形態>
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、前記第1の実施の形態乃至前記第3の実施の形態と基本的に同様の構成・作用については、前記第1の実施の形態乃至前記第3の実施の形態と同符号を付与し、その説明を省略する。
図11には、本発明の第4の実施の形態に係るスイッチ装置80の構成が平面図にて示されている。
スイッチ装置80は、前記第2の実施の形態に係る一対の永久磁石12、14、磁気センサ16、及び一対の第1磁性体42、44と同様構成の一対の永久磁石12、14、磁気センサ16、及び一対の第1磁性体42、44を備えている。
一対の永久磁石12、14の移動方向に沿った磁気センサ16の一側には、角柱状に形成された第2磁性体82が設けられている。第2磁性体82は一対の永久磁石12、14の移動方向に対して直交する方向に沿って配置されており、長手方向一端部(図11では上側の端部)が一方の永久磁石12の移動軌跡の近傍において一方の第1磁性体42に近接して配置され、長手方向他端部(図11では下側の端部)が他方の永久磁石14の移動軌跡の近傍において他方の第1磁性体44の他端部に近接して配置されている。また、この第2磁性体82は、磁気センサ16側が円弧状に窪んでおり、長手方向中間部が磁気センサ16から離間している。
一対の永久磁石12、14の移動方向に沿った磁気センサ16の他側には、角柱状に形成された第3磁性体84が設けられている。第3磁性体84は一対の永久磁石12、14の移動方向に対して直交する方向に沿って配置されており、長手方向一端部(図11では上側の端部)が一方の永久磁石12の移動軌跡の近傍において一方の第1磁性体42に近接して配置され、長手方向他端部(図11では下側の端部)が他方の永久磁石14の移動軌跡の近傍において他方の第1磁性体44の他端部に近接して配置されている。また、この第3磁性体84は、磁気センサ16側が円弧状に窪んでおり、長手方向中間部が磁気センサ16から離間している。
上記構成のスイッチ装置80においても、前記第2の実施の形態に係るスイッチ装置40と基本的に同様の作用効果を奏する。しかも、このスイッチ装置80では、第2磁性体82及び第3磁性体84がそれぞれ一体的に形成された構成であるため、磁束のもれを少なくすることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るスイッチ装置の構成を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るスイッチ装置が適用されて構成されたバックル装置の電気回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るスイッチ装置の構成を示す平面図である。 磁場変化が緩やかな場合における永久磁石の移動範囲と磁気センサの出力と該磁気センサのセンサ出力の閾値との関係を示す線図である。 磁場変化が急峻な場合における永久磁石の移動範囲と磁気センサの出力と該磁気センサのセンサ出力の閾値との関係を示す線図である。 本発明の第1の実施の形態に係るスイッチ装置が適用されて構成されたバックル装置の構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るスイッチ装置が適用されて構成されたバックル装置の構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るスイッチ装置が適用されて構成されたバックル装置の構成を示す分解斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るスイッチ装置の構成を示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るスイッチ装置の構成を示す平面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るスイッチ装置の構成を示す平面図である。
符号の説明
10 スイッチ装置
12、14 永久磁石
16 磁気センサ
24、26 第1磁性体
28、30 第2磁性体
40 スイッチ装置
42、44 第1磁性体
46、48 第2磁性体
50、52 第3磁性体
60 スイッチ装置
62、64 第2磁性体
66、68 第3磁性体
80 スイッチ装置
82 第2磁性体
84 第3磁性体

Claims (2)

  1. 一方及び他方へ移動する被検出部材に取り付けられた磁石と、
    前記磁石の磁力の大きさを検出する磁気センサと、
    前記磁石が接近した状態では前記磁石の磁力線を前記磁気センサを通る経路に案内する第1磁性体と、
    前記磁石の移動方向に沿った前記磁気センサの一側において前記磁石の移動軌跡及び前記第1磁性体に近接しかつ前記磁気センサから離間して配置された第2磁性体と、
    を備えたスイッチ装置。
  2. 前記磁石の移動方向に沿った前記磁気センサの他側において前記磁石の移動軌跡及び前記第1磁性体に近接しかつ前記磁気センサから離間して配置された第3磁性体を備えた、ことを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
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