JP3981248B2 - シートポジションセンサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等のシートの位置検出に用いられ、エアバックの膨張等を制御するのに用いられるシートポジションセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のシートポジションセンサの図面を説明すると、図8は従来のシートポジションセンサが取り付けられた状態を示す斜視図、図9は従来のシートポジションセンサが取り付けられた状態を示す拡大斜視図、図10は従来のシートポジションセンサが取り付けられた状態を示す要部断面図、図11は従来のシートポジションセンサの要部断面図である。
【0003】
従来のシートポジションセンサを図8〜図11に基づいて説明すると、第1のレール51は、金属板を略U字状に折り曲げられたものから構成され、シート60の下面の両側に一対固定されている。遮蔽板54は、金属板をL字状に折り曲げられたものから構成され、細長い平板状の基部54aと、該基部54aの端部から下方に折り曲げられて形成された側壁部54bとを有し、基部54aが第1のレール51に固定されて、この遮蔽板54は第1のレール51と共にスライド移動可能となっている。
【0004】
第2のレール52は、金属板を略U字状に折り曲げられたものから構成され、図10に示すように第1のレール51と逆凸状を形成するように組み合わされている。この第2のレール52は、L字状に折り曲げられた保持脚53によって車両の室内の床面に固定されている。
【0005】
シートポジションセンサ55は、合成樹脂の成型品からなり、U字状に形成された基体55aと、該基体55aの第1の側壁部55bに埋設された矩形状の磁石56と、第1の側壁部55bに対向して形成された第2の側壁部55cに埋設されると共に、磁石56と対向する矩形状のホールIC57とを有している。磁石56は、例えばサマリウム,コバルト等の数100mT(ミリテスラ)の強力なものが用いられている。そして、このシートポジションセンサ55は、ステー58によって第2のレール52に取り付けられている。
【0006】
シートポジションセンサ55が取り付けられると、第1、第2の側壁部55b、55cの間隙55dに遮蔽板54の側壁部54bが出入り可能となり、遮蔽板54が間隙55d内に位置すると、磁石56によって形成された磁界が該遮蔽板54によって遮られ、ホールIC57が受ける磁束密度が低下して、ホールIC57のスイッチの切換が行われるようになっている。
【0007】
従来のシートポジションセンサ55は、上記のような構成、取付状態となり、次にその動作について説明すると、シート60が移動すると、遮蔽板54がシートポジションセンサ55の間隙55dを出入りし、ホールIC57のスイッチの切換が行われて、該信号の切換によって例えばエアバック(図示せず)の膨脹時の気体の流出量を変更し、エアバックの調節が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来のシートポジションセンサ55は、上記のような構成、取付状態、動作をなすが、磁石56とホールIC57間の間隙55dがあるため、両者間に必然的に距離ができてしまうので、磁石56の素材を非常に強いものにしなければならず、高価になってしまうという問題がある。また、磁石56が非常に強いので、金属屑等が磁石56に付着しやすく、磁界の変化が起こり、適切な位置でホールIC57の切換が行われない可能性がある。
【0009】
本発明のシートポジションセンサは、磁石と、ホールIC等の磁電変換素子との距離を短くする構成とすることにより、汎用の磁石を使用でき、安価で、且つ、信頼性の高いシートポジションセンサを提供することを目的とする。
【0010】
上記課題を解決するための第1の手段として、本発明のシートポジションセンサは、シートを含む可動部材、若しくは該可動部材を移動可能に保持する固定部材に取り付けられたケーシングと、前記ケーシングに保持された磁電変換素子と、前記ケーシングに回転可能に保持された回転体に設けられ、前記磁電変換素子に対向して設けられた磁石とを備え、前記可動部材が移動した時、前記回転体が回転して、前記磁石の位置が移動するようにしたシートポジションセンサにおいて、前記回転体には、前記磁石から回転中心を挟んだ反対側に係合部が設けられ、前記ケーシングには、前記回転体を収納する収納部が設けられ、該収納部は前記回転体の径方向で外方に開放する開口部を有し、該開口部から前記回転体の前記係合部が外方に突出しており、前記ケーシングには、前記収納部の前記開口部に対向する位置に壁部が形成され、前記磁電変換素子が前記磁石から前記壁部を隔てた反対側に設けられている構成とした。
【0011】
また、第2の解決手段として、本発明のシートポジションセンサの前記ケーシングには前記回転体を回転方向に付勢する付勢部材が設けられ、該付勢部材によって前記回転体が回転方向にガタのない状態で保持されている構成とした。
【0012】
また、第3の解決手段として、本発明のシートポジションセンサの前記可動部材は、シート及び該シートに取り付けられた第1のレールから構成され、該第1のレールに前記ケーシングが取り付けられ、前記シートの移動に伴って前記第1のレールが移動することで、前記回転体が回転する構成とした。
【0013】
また、第4の解決手段として、本発明のシートポジションセンサの前記固定部材は前記第1のレールに組み合わされる第2のレールから構成され、前記回転体は初期状態において前記付勢部材によって前記ケーシングから係合部が突出するように付勢され、前記シートの移動に伴って、前記ケーシングが移動し、前記回転体の前記係合部が前記第2のレールに押圧されて前記回転体が回転して前記磁石の位置が移動する構成とした。
【0015】
また、第の解決手段として、本発明のシートポジションセンサの前記開口部は前記シートの下方側に開放している構成とした。
【0016】
また、第の解決手段として、本発明のシートポジションセンサの前記ケーシングは、前記開口部の一部を塞ぐように形成された当接部を有し、前記回転体の前記初期状態では、該回転体が前記付勢部材に付勢されて前記当接部に当接している構成とした。
【0017】
また、第の解決手段として、本発明のシートポジションセンサの前記付勢部材は巻回部と、一組のアーム部とを有し、前記巻回部が前記ケーシングに保持されると共に、前記一組のアーム部が前記当接部と前記回転体とに係止されて、前記付勢部材によって前記回転体が回転方向に付勢され、前記初期状態では、前記付勢部材によって前記回転体の回転が前記当接部の端部に当接して規制された状態になっている構成とした。
【0018】
また、第9の解決手段として、本発明のシートポジションセンサの前記ケーシングには、前記収納部の前記開口部に対向する位置に壁部が形成され、前記磁電変換素子が前記磁石から前記壁部を隔てた反対側に設けられている構成とした。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明のシートポジションセンサの図面について説明すると、図1は本発明のシートポジションセンサの正面図、図2は本発明のシートポジションセンサの斜視図、図3は本発明のシートポジションセンサの要部断面図、図4は図1の4−4線における断面図、図5は本発明のシートポジションセンサの取付状態を示す斜視図、図6、図7は本発明のシートポジションセンサの動作を説明するための説明図である。
【0020】
本発明のシートポジションセンサを図1〜図7に基づいて説明すると、筐体1は矩形状の合成樹脂の成型品からなり、矩形状の基体1aと、この基体1a側面において、長手方向に延びて形成された凹部1bと、この凹部1bに近傍に設けられると共に、凹部1bより長手方向に短い凹部からなる収納部1cとを有している。また、この収納部1cと凹部1bとの間には壁部1dが形成されており、該壁部1dは窪み部1kを有し、その部分の板厚が薄くなっている。また、収納部1cは下方に開放する開口部1eを有し、この開口部1eは基体1aの外縁において、長手方向に延びる当接部1fによって一部が塞がれている。なお、凹部1bの内壁面には凹条からなる係止部1gが形成されている共に、収納部1cの偏心位置には側方に向かって突出する軸部1hが形成されている。
【0021】
基板2は矩形状の絶縁基板からなり、凹部1bの係止部1gに嵌合された状態で固定されている。ホールIC3は、ホール素子及びアンプ、コンパレータ等の各種の電気部品が実装されたICから構成され、略矩形状を呈し、L字状の端子3aが取り付けられている。このホールIC3は、基板2の下面に配置され、端子3aが該基板2に半田付けされている。
【0022】
ヨーク4は、軟鉄からなる矩形状を呈し、凹部1bを形成する基体1aに形成された凹部にはめられると共に、接着剤等の固定手段で筐体1に固定されている。
【0023】
引き出し部5は、引き出し線5aと、該引き出し線5aが貫通する通孔を有するゴムブッシュ5bとを有し、引き出し線5aの一端が基板2に接続され、ゴムブッシュ5bが筐体1の基体1aにはめ込まれて、引き出し線5aが外方に延出するようになっている。
【0024】
回転体6は、合成樹脂の成型品からなり、略長方形状を呈する基部6aと、基部6aの中央部付近に形成された第1の凹部6bと、この第1の凹部6bに近接して形成された第2の凹部6cとを有する。また、第1の凹部6bの中心からずれた偏心位置から側方に向かって円筒状の筒部6dが形成され、該筒部6dは基部6aを左右方向に貫通する貫通孔6eを有している。また、第1の凹部6bの縁部近傍には弓状の突出部6kが形成され、該突出部6kは弓状の凹部からなるはめ込み部6fを有し、このはめ込み部6fの両端には一対のスナップ爪6gが突出するように形成され、スナップ爪6gの近傍にはL字状に折り曲がった係止部6hが設けられている。
【0025】
磁石7は、フェライト等の数10mT(ミリテスラ)の汎用磁石からなると共に、湾曲した形状をなしており、回転体6のはめ込み部6f内に埋め込まれ、スナップ爪6gによって固定されている。
【0026】
このような構成をした回転体6は、筒部6dの貫通孔6e内に筐体1の軸部1hが挿通されて、筐体1に回転可能に保持されている。さらに、抜け止め用のピン8が軸部1hに挿通されると共に、ピン8の先端がカシメられて回転体6の固定が確実なものとなっている。そして、回転体6が回転すると、ホールIC3が検知する磁束密度が変化して、ホールICが所与の磁束密度に達した時に切換わるようになっている。また、磁石7に対向して、ヨーク4が配置されているので、磁界がヨーク4側に引き寄せられて磁力線の垂直成分がより強くなるようになっている。また、壁部1dにおける磁石7とホールIC3との間の部分には窪み部1kが形成されており、磁石7とホールIC3との距離が近接したものとなっている。また、磁石7を収納する収納部1cと、ホールIC3を収納する凹部1bとを異なる空間とすることができるので、開口部1eから異物が侵入したとしても、ホールIC3や回路部分に付着することはなく、ショートの危険がない。
【0027】
付勢部材たるねじりバネ9は、巻回部9aと該巻回部9aの両端部から延びた第1のアーム部9bと、第2のアーム部9cとを有している。このねじりバネ9は回転体6を回転方向に付勢した状態で保持され、巻回部9aが回転体6の筒部6dの外周に挿通されると共に、第1のアーム部9bが回転体6の係止部6hと突出部6kの間にで係止され、第2のアーム部9cが筐体1の当接部1fに形成された細長の凹部内に収納されて、組み込む状態において常時、第1、第2のアーム部9b、9cが近接する方向に撓められて、係止された状態になっている。
【0028】
このように組み込まれたねじりバネ9によって、回転体6は回転方向に付勢され、初期状態において位置が決まっている。即ち、第1のアーム部9bによって突出部6kが付勢され、回転体9に回転方向の荷重が加わり、巻回部9aの近傍に位置する回転体6の縁部が当接部1fの端部1mに当接し、それ以上の回転が規制されている状態になっている。そして、この初期状態においては、磁石7から回転中心たる筒部6dを挟んだ反対側に位置する係合部6mが、開口部1eから外方に向かって突出した状態となっている。そして、回転体6が押圧されると、ねじりバネ9の付勢力に抗して回転体6が収納部1cに収まる方向に回転し、押圧力が解除されると、ねじりバネ9の付勢力によって、当接部1fの端部1mに当接するまで回転体6が戻されて初期状態に復帰するようになっている。このようにねじりバネ9が設けられているので、回転体6に常時テンションがかかっているので、回転体6は回転方向に常時ガタがない状態になっている。
【0029】
カバー部材10は、板厚の薄い金属板を折り曲げたものから構成され、平板を凹状に折り曲げて形成された基部10aと、該基部10aの端部から互いに離れる方向に延びると共に、通孔10cを有する一対の取付片10bとを有する。このカバー部材10は、筐体1を基部10aが囲むようにして筐体1に取り付けられ、筐体1に形成されたスナップ爪1nが基部10aスナップ結合されて、筐体1に確実に固定される。そして、このカバー部材10と筐体1とでケーシングKが構成されている。
【0030】
本発明のシートポジションセンサSは上記のような構成を有し、次にその取付状態、及び動作について図5〜図7に基づいて説明すると、シート11は座板11aと、背もたれ11bとを有する汎用のシートからなり、自動車の室内に設置されるものである。第1のレール12は、L字状の細長の金属材が2つ重ねられたものから構成され、上下方向に延びる基部12aと、該基部12aの下端部からコ字状に折り曲げられて形成された一対の折曲部12bとを有し、この第1のレール12は、座板11aの下面に一対取り付けられている。このシート11と第1のレール12とで可動部材が構成されている。そして、一方の第1のレール12の基部12aの側壁には、本発明のシートポジションセンサSのカバー部材10の通孔10cにボルト(図示せず)が挿通されてナット(図示せず)で締結されて、シートポジションセンサSが固定されている。このようにシートポジションセンサSが取り付けられると、シート11の下方に回転体6の係合部6mが突出した状態になる。
【0031】
第2のレール13は、U字状の細長の金属材から構成され、平板状の基部13aと、該基部13aの両端から上方に折り曲げられて形成された折曲部13bとを有し、この第2のレール13は、自動車の室内の床面に一対所望の固定手段で固定され、固定部材を構成している。
【0032】
このような構成の第2のレール13には、第1のレール12が移動可能に組み込まれ、この組み込みは折曲部12bと折曲部13bとが組み合わされることによってなされる。そして、シート11が第2のレール13上でスライド移動可能に保持される。
【0033】
そして、シート11がスライド移動すると、該移動に伴って、シートポジションセンサSが移動し、図6に示すように、床面側に突出した係合部6mが、第2のレール13の先端部13cに当接して、押圧されると共に、図7に示すように、折曲片13bの頂面13dに乗り上がることで、回転体6が回転し、磁石7の位置が移動する。磁石7の位置が移動すると、ホールIC3の出力の切換が行われて、引き出し部5からの信号が切換わり、エアバック(図示せず)の膨脹時の気体の流出量を変更し、エアバックの調節が行われる。この時、ねじりバネ9は、第1、第2のアーム部9b、9cが互いに近づくように縮められる。なお、係合部6mが一旦頂面13dに乗り上がると、シート11が移動しても、係合部6mは頂面13d上を摺動するのみなので、これ以上の回転体6の回転はなされない。なお、第2のレール13が回転体6と当接しない初期状態においては、回転体6の係合部6mが第2のレール13と反対側(図7中左方)に傾斜しているので、先端部13cが図7中右方から当接した際に、スムーズに回転する。
【0034】
次に、シート11が反対方向にスライド移動し、係合部6mが第2のレール13の先端部13cに位置すると、ねじりバネ9の付勢力によって回転体6が回転し、初期状態に復帰する。そして、磁石7が位置が移動することで、ホールIC3の出力の切換が行われて、引き出し部5からの信号が切換わり、エアバック(図示せず)の膨脹時の気体の流出量を変更し、エアバックの調節が行われる。
【0035】
次に本発明のシートポジションセンサの組立工程について説明する。ヨーク4が取り付けられた筐体1の凹部1bの開放側、即ち図4で示す右側からホールIC3等が実装された基板2を凹条からなる係止部1gをガイドにして挿入する。また、ゴムブッシュ5bも図4の右上に設けられた切り欠き部に圧入する。そして、磁石7を保持した回転体6を開放側から筐体1に設けた軸部1hに挿入し、ピン8を挿入して、その先端をカシメつける。最後に、筐体1の開放側を塞ぐようにカバー部材10を取り付けて組立が終了する。このように回転体6、基板2、ゴムブッシュ5bは、筐体1の開放側(図4中右方)から筐体1に組み込みができるので、組立性が非常に良好である。
【0036】
本発明のシートポジションセンサSは、上記のような構成、取付状態、動作をなすが、上記説明に限られないことは言うまでもなく、開口部1eをシート11側に設けて、回転体6の係合部を上方に突出させても良い。このときはレールによって係合部を押圧できるようにする必要がある。また、シートポジションセンサSは固定部材、即ち第2のレール13に取り付けられていても良く、このときは第1のレール12で係合部6mを押圧することになる。また、磁電変換素子として実施の形態ではホールIC3を設けたが、MR(Magneto Resistence)、GMR(Giant Magneto Resistence )等を利用しても良い。
【0037】
また、本実施の形態では、係合部6mを筐体1から突出させ、これに第2のレール13の先端部13cが当接するようにしているが、筐体1内に係合部6mを収納し、第2のレール13にスライド方向に突出する押し棒を設け、筐体1に押し棒の挿入を許容する通孔を設けて、シート11の移動に伴って押し棒が回転体6を押圧し、回転体6が回転するようにしても良い。
【0038】
【発明の効果】
本発明のシートポジションセンサの磁石はケーシングに回転可能に保持された回転体に設けられ、可動部材が移動した時、回転体が回転して、磁石の位置が移動する構成としたため、回転体の回転によって磁電変換素子が検知する磁束密度が変化するので、磁石と磁電変換素子との間に磁束密度を変化させる介在物が必要ないので、磁石と磁電変換素子との距離を短くすることができるので、比較的弱い安価な磁石を用いることができ、安価なシートポジションセンサを提供することができる。また、磁石を弱くできるので、金属屑等が磁石に付着せず、性能が保たれ、信頼性を向上させることができる。
【0039】
また、本発明のシートポジションセンサのケーシングには回転体を回転方向に付勢する付勢部材が設けられ、該付勢部材によって回転体が回転方向にガタのない状態で保持されている構成としたため、回転体の回転を安定させることができるので、所定の位置でスイッチの切換が行われる信頼性の高いシートポジションセンを提供することができる。
【0040】
また、本発明のシートポジションセンサの可動部材は、シート及び該シートに取り付けられた第1のレールから構成され、該第1のレールにケーシングが取り付けられ、シートの移動に伴って第1のレールが移動することで、回転体が回転する構成としたため、シートの移動を利用して回転体を回転させる構造を簡単に構成することできるので、簡単な構造で操作のできるシートポジションセンサを提供することができる。
【0041】
また、本発明のシートポジションセンサのシートの移動に伴って、ケーシングが移動し、回転体の係合部が第2のレールに押圧されて回転体が回転して磁石の位置が移動する構成としたため、シートの移動を利用して回転体を回転させる構造を簡単に構成することできるので、簡単な構造で操作のできるシートポジションセンサを提供することができる。
【0042】
また、本発明のシートポジションセンサのケーシングは回転体を収納する収納部を有し、該収納部は回転体の径方向で外方に開放する開口部を有し、該開口部から係合部が外方に突出している構成としたため、収納部に回転体が収納することができるので、薄型、小型のシートポジションセンサを提供することができる。
【0043】
また、本発明のシートポジションセンサの開口部はシートの下方側に開放している構成としたため、ゴミ、塵等が侵入しずらくなるので、防塵効果が高められ、信頼性の良好なシートポジションセンサを提供することができる。
【0044】
また、本発明のシートポジションセンサのケーシングは、開口部の一部を塞ぐように形成された当接部を有し、回転体の初期状態では、該回転体が付勢部材に付勢されて当接部に当接している構成としたため、簡単な構成で回転体の位置規制をできるので、組立性、量産性の良好なシートポジションセンサを提供することができる。
【0045】
また、本発明のシートポジションセンサの付勢部材は巻回部と、一組のアーム部とを有し、巻回部がケーシングに保持されると共に、一組のアーム部が当接部と回転体とに係止されて、付勢部材によって回転体が回転方向に付勢され、初期状態では、付勢部材によって回転体の回転が当接部の端部に当接して規制された状態になっている構成としたため、付勢部材を簡単な取り付けることができると共に、簡単な構成で回転体の規制ができ、組立性、量産性の良好なシートポジションセンサを提供することができる。
【0046】
また、本発明のシートポジションセンサのケーシングには、収納部の開口部に対向する位置に壁部が形成され、磁電変換素子が磁石から壁部を隔てた反対側に設けられている構成としたため、開口部から侵入するゴミ、塵等が、壁部があることで磁電変換素子側に侵入しないため、防塵効果が高められ、信頼性の良好なシートポジションセンサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシートポジションセンサの正面図
【図2】本発明のシートポジションセンサの斜視図
【図3】本発明のシートポジションセンサの要部断面図
【図4】図1の4−4線における断面図
【図5】本発明のシートポジションセンサの取付状態を示す斜視図
【図6】本発明のシートポジションセンサの動作を説明するための説明図
【図7】本発明のシートポジションセンサの動作を説明するための説明図
【図8】従来のシートポジションセンサが取り付けられた状態を示す斜視図
【図9】従来のシートポジションセンサが取り付けられた状態を示す拡大斜視図
【図10】従来のシートポジションセンサが取り付けられた状態を示す要部断面図
【図11】従来のシートポジションセンサの要部断面図
【符号の説明】
1 筐体
1a 基体
1b 凹部
1c 収納部
1d 壁部
1e 開口部
1f 当接部
1g 係止部
1h 軸部
1k 窪み部
1m 端部
1n スナップ爪
2 基板
3 ホールIC
4 ヨーク
5 引き出し部
6 回転体
6a 基部
6b 第1の凹部
6c 第2の凹部
6d 筒部
6e 貫通孔
6f はめ込み部
6g スナップ爪
6h 係止部
6k 突出部
6m 係合部
7 磁石
8 ピン
9 ねじりバネ
9a 巻回部
9b 第1のアーム部
9c 第2のアーム部
10 カバー部材
11 シート(可動部材)
12 第1のレール(可動部材)
13 第2のレール(固定部材)
K ケーシング
S シートポジションセンサ

Claims (7)

  1. シートを含む可動部材、若しくは該可動部材を移動可能に保持する固定部材に取り付けられたケーシングと、前記ケーシングに保持された磁電変換素子と、前記ケーシングに回転可能に保持された回転体に設けられ、前記磁電変換素子に対向して設けられた磁石とを備え、前記可動部材が移動した時、前記回転体が回転して、前記磁石の位置が移動するようにしたシートポジションセンサにおいて、前記回転体には、前記磁石から回転中心を挟んだ反対側に係合部が設けられ、前記ケーシングには、前記回転体を収納する収納部が設けられ、該収納部は前記回転体の径方向で外方に開放する開口部を有し、該開口部から前記回転体の前記係合部が外方に突出しており、前記ケーシングには、前記収納部の前記開口部に対向する位置に壁部が形成され、前記磁電変換素子が前記磁石から前記壁部を隔てた反対側に設けられていることを特徴とするシートポジションセンサ。
  2. 前記ケーシングには前記回転体を回転方向に付勢する付勢部材が設けられ、該付勢部材によって前記回転体が回転方向にガタのない状態で保持されていることを特徴とする請求項1に記載のシートポジションセンサ。
  3. 前記可動部材は、シート及び該シートに取り付けられた第1のレールから構成され、該第1のレールに前記ケーシングが取り付けられ、前記シートの移動に伴って前記第1のレールが移動することで、前記回転体が回転することを特徴とする請求項1、又は2に記載のシートポジションセンサ。
  4. 前記固定部材は前記第1のレールに組み合わされる第2のレールから構成され、前記回転体は初期状態において前記付勢部材によって前記ケーシングから係合部が突出するように付勢され、前記シートの移動に伴って、前記ケーシングが移動し、前記回転体の前記係合部が前記第2のレールに押圧されて前記回転体が回転して前記磁石の位置が移動することを特徴とする請求項3に記載のシートポジションセンサ。
  5. 前記開口部は前記シートの下方側に開放していることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のシートポジションセンサ。
  6. 前記ケーシングは、前記開口部の一部を塞ぐように形成された当接部を有し、前記回転体の前記初期状態では、該回転体が前記付勢部材に付勢されて前記当接部に当接していることを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載のシートポジションセンサ。
  7. 前記付勢部材は巻回部と、一組のアーム部とを有し、前記巻回部が前記ケーシングに保持されると共に、前記一組のアーム部が前記当接部と前記回転体とに係止されて、前記付勢部材によって前記回転体が回転方向に付勢され、前記初期状態では、前記付勢部材によって前記回転体の回転が前記当接部の端部に当接して規制された状態になっていることを特徴とする請求項に記載のシートポジションセンサ。
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