JP3961920B2 - バックル装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のシートベルト装置を構成し、ウエビングベルトに取り付けられたタングプレートを保持するためのバックル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の座席に着座した乗員の身体を拘束するためのシートベルト装置を構成するウエビングベルトは、その長手方向一端が、例えば、座席側方に設けられた巻取装置の巻取軸に係止されており、他端がこの巻取装置の近傍に設けられたアンカプレートに固定されている。また、ウエビングベルトの長手方向中間部は巻取装置の上方、例えば、車両のセンタピラーの上端側に設けられたスルーアンカの挿通孔を貫通して下方側へ折り返されている。
【0003】
このスルーアンカでの折り返し部分と他端との間でウエビングベルトはタングプレートに形成された挿通孔を貫通しており、タングプレートを引っ張ることで巻取装置の巻取軸に巻き取られたウエビングベルトが引き出される。このウエビングベルトの引出状態で座席を介して巻取装置とは反対側に設けられたバックル装置にタングプレートを挿入して連結させることで、ウエビングベルトの装着状態となる。
【0004】
また、このようなバックル装置では、バックル装置内でのタングプレートの移動軌跡上にイジェクタが設けられている。イジェクタは、圧縮コイルスプリング等の付勢手段によってバックル装置へのタングプレートの挿入方向とは反対方向に付勢されており、バックル装置内にタングプレートが挿入されると、タングプレートにイジェクタが押圧されて付勢手段の付勢力に抗して移動する。ウエビングベルトの装着状態を解除するためにバックル装置とタングプレートとの機械的連結を解除すると、付勢手段が自らの付勢力でイジェクタを介してタングプレートを押圧して、バックル装置からタングプレートを抜け出させる構造となっている。
【0005】
一方、バックル装置には、所謂「バックルスイッチ」を設けた構造のものがある(このようなバックルスイッチの一例としては、下記特許文献1を参照)
この文献に開示されているバックルスイッチを適用したバックル装置は、ラッチに連動するロックピンを備えている。バックル装置は、このロックピンに連動するマグネットを備えており、ラッチがタングプレートに係合する位置まで移動した際のロックピンの移動に連動したマグネットの移動による磁界の変動をホール素子により検出し、この検出結果に基づいて、例えば、車両のインパネに設けられた警告ランプが点灯させて車両乗員に対してウエビングベルトの装着を促す構造となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のバックルスイッチの場合、厳密にはバックル装置内に挿入されたタングプレートがイジェクタを押圧してラッチが移動したことを検出する構造である。このため、仮に、何らかの外力がラッチやその他の部材に作用してタングプレートが挿入されていないにも関わらずラッチが移動した場合であってもバックルスイッチはタングプレートにラッチが係合した場合と同じ出力を行なう。
【0008】
すなわち、これまでのバックルスイッチでは、実際にラッチがタングプレートに係合しているか否かまでは検出できない。このため、この意味では、バックル装置へのタングプレートの装着を検出しているとは言えず、改良の余地が残されており、タングプレートの装着を確実に検出できる機構を有するバックル装置が切望されていた。
【0009】
本発明は、上記事実を考慮して、タングプレートの装着を確実に検出できるバックル装置を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のバックル装置は、長尺帯状のウエビングベルトに設けられタングプレートが挿入される装置本体と、係合解除位置と係合位置との間で往復移動可能に前記装置本体内に設けられたラッチ及び前記係合解除位置から前記係合位置への前記ラッチの移動に連動して、当接解除位置から当接位置へ移動可能に前記装置本体の内部に設けられた規制部材を含めて構成され、前記装置本体内への前記タングプレートの挿入状態で前記ラッチが前記係合位置に移動することで、前記ラッチが前記タングプレートに係合し、前記装置本体からの前記タングプレートの抜き取りを制限すると共に、前記当接位置へ移動した前記規制部材が前記係合位置に移動した前記ラッチに当接して前記ラッチの前記係合解除位置への移動を規制するロック手段と、前記装置本体内に挿入された前記タングプレートを検出すると共に、少なくとも前記タングプレートの検出状態で所定の第1検出信号を出力する第1検出手段と、前記当接位置及び前記当接解除位置の何れか一方に位置する前記規制部材を直接或いは間接的に検出する規制部材検出手段を含めて構成され、少なくとも前記規制部材検出手段により前記規制部材の検出状態で所定の第2検出信号を出力する第2検出手段と、前記第1検出手段に接続されて、前記第1検出手段からの前記第1検出信号に基づき前記装置本体内に前記タングプレートが挿入されているか否かを判定すると共に、前記第2検出手段に接続されて、前記第2検出手段からの前記第2検出信号に基づき前記規制部材が前記何れか一方の位置に位置しているか否かを判定する判定手段と、を備えている。
【0011】
上記構成のバックル装置によれば、シートベルト装置を構成するウエビングベルトに取り付けられたタングプレートが装置本体に挿入され、この状態で、装置本体内に設けられたロック手段のラッチが係合解除位置から係合位置へ移動し、ラッチがタングプレートに係合すると、ラッチにより装置本体からのタングプレートの抜き取りが制限される。これにより、この状態で、例えば、乗員の身体にウエビングベルトが装着されていれば、ウエビングベルトにより乗員の身体が保持される。
また、上記のようにラッチが係合解除位置から係合位置へ移動すると、このラッチの移動に連動して規制部材が当接解除位置から当接位置へ移動する。規制部材が当接位置に移動した状態では、ラッチに規制部材が当接し、この当接状態で係合位置から係合解除位置へラッチが移動しようとすると、規制部材がラッチに干渉する。これにより、係合解除位置へのラッチの移動が規制され、ラッチによるタングプレートのロックが不用意に解除されることを防止できる。
【0012】
一方、上記のようにタングプレートが装置本体内に挿入されると、第1検出手段によってタングプレートが検出され、第1検出手段から所定の第1検出信号が出力される。第1検出手段から出力された第1検出信号は制御手段に入力される。制御手段では、所定の第1検出信号が入力されることで(すなわち、第1検出信号に基づき)装置本体にタングプレートが挿入されたと判定する。
【0013】
したがって、この判定結果に基づき、タングプレートが装置本体内に挿入されたか否かを検出できる。
【0014】
また、本バックル装置では、当接位置及び当接解除位置の何れか一方に規制部材が位置すると、第2検出手段を構成する規制部材検出手段により直接或いは間接的に規制部材が検出され、更に、規制部材検出手段が規制部材を検出すると、第2検出手段から所定の第2検出信号が出力される。第2検出手段から出力された第2検出信号は判定手段に入力される。
【0015】
ここで、当接解除位置から当接位置への規制部材の移動は、係合解除位置から係合位置へのラッチの移動に連動しており、係合解除位置から係合位置にラッチが移動すると、第2検出手段を構成する規制部材検出手段により規制部材が検出され、或いは、規制部材検出手段による規制部材の検出が解除される。このため、第2検出手段による規制部材検出及び規制部材検出解除の何れか一方の状態から他方の状態に変わることで、係合解除位置から係合位置へのラッチの移動が検出され、所定の第2検出信号が第2検出手段から出力され、或いは、所定の第2検出信号の出力が解除される(すなわち、第2検出信号の出力が停止され、又は、第2検出信号は出力されるが、信号レベル等が所定のレベルとは異なる)。
【0016】
このため、判定手段では、第2検出手段から出力される第2検出信号の変化や停止により(すなわち、第2検出信号に基づいて)係合解除位置から係合位置へのラッチが移動したか否かが判定される。
【0017】
このように、本バックル装置では、第1検出手段により装置本体内へのタングプレートの挿入が検出され、第2検出手段によりラッチの移動が検出される。したがって、この第1及び第2検出手段の各検出結果に基づく判定手段での判定結果に基づき、装置本体内に挿入されたタングプレートにラッチが係合したか否か、すなわち、ラッチがタングプレートをロックしたか否かを検出できる。
【0023】
請求項記載のバックル装置は、請求項1記載の本発明において、前記装置本体内での前記タングプレートの移動軌跡の側方に設けられると共に、磁極の向きが前記装置本体内での前記タングプレートの移動方向に沿った永久磁石と、前記永久磁石の磁気を検出すると共に、検出した磁気の変化に基づいて前記第1検出信号を出力する磁気センサと、を含めて前記第1検出手段を構成すると共に、前記タングプレートを磁性体で形成し、且つ、前記装置本体に挿入された前記タングプレートの側方に前記第1検出手段を配置した、ことを特徴としている。
【0024】
上記構成のバックル装置では、装置本体内に第1検出手段を構成する永久磁石が設けられており、永久磁石の周囲には磁界が形成される。この永久磁石の極性は、装置本体内でのタングプレートの移動方向に沿っている(すなわち、装置本体内でのタングプレートの移動方向一方にN極が向き、他方にS極が向く)ため、装置本体内に磁性体で形成されたタングプレートが挿入されると、磁界を形成する磁力線は、空気中よりも透磁率が高い磁性体で形成されたタングプレートを通過しようとする。これにより、永久磁石の周囲に形成される磁界が変化し、磁界を形成する磁力線の少なくとも一部はその向きを変化させる。
【0025】
このように、磁界が変化することで、永久磁石と共に第1検出手段を構成する磁気センサが検出する磁気が変化し、これにより、磁気センサから出力される第1検出信号が変化する。判定手段では、この第1検出信号の変化により、装置本体にタングプレートが挿入されたか否かが判定(検出)される。
【0026】
請求項記載のバックル装置は、請求項1又は請求項記載の本発明において、前記装置本体内に設けられ、前記ラッチの移動に一体的又は連動して移動する永久磁石と、前記係合位置又は前記係合解除位置に前記ラッチが位置した状態での前記永久磁石の側方に設けられ、前記永久磁石の磁気を検出すると共に、検出した磁気の変化に基づく前記第2検出信号を出力する磁気センサと、を含めて前記第2検出手段を構成した、ことを特徴としている。
【0027】
上記構成のバックル装置では、ラッチが移動すると第2検出手段を構成する永久磁石がラッチと一体的若しくは連動して移動する。したがって、永久磁石が形成する磁界が装置本体に対して変化する。
【0028】
これに対して、係合位置又は係合解除位置にラッチが位置した状態での永久磁石の側方には磁気センサが設けられており、永久磁石の磁気が磁気センサにより検出される。
【0029】
したがって、上記のようにラッチが移動することで永久磁石が移動すると、係合位置及び係合解除位置における磁界が変化するため、磁気センサが検出する磁気も変化する。磁気センサからは検出する磁気に基づき第2検出信号が出力されるため、上記のように、磁気センサが検出する磁気が変化すると、第2検出信号が変化する。判定手段では、この第2検出信号の変化により、係合解除位置から係合位置へラッチが移動したか否かが判定(検出)される。
【0030】
請求項記載のバックル装置は、請求項又は請求項記載の本発明において、前記第1検出手段及び前記第2検出手段の少なくとも何れか一方を構成する磁気センサを、巨大磁気抵抗素子とした、ことを特徴としている。
【0031】
上記構成のバックル装置では、第1検出手段及び第2検出手段の少なくとも何れか一方を構成する磁気センサが巨大磁気抵抗素子とされる。ここで、通常の磁気抵抗素子の場合は、磁界を印加した際の電気抵抗の変化率は数パーセントであるが、巨大磁気抵抗素子の場合には、磁界を印加した際の電気抵抗の変化率が数十パーセントにまで上昇する。このため、永久磁石が形成する磁界の磁気の変化が小さくても、磁気センサから出力される信号レベルの変化を大きくでき、装置本体へのタングプレートの挿入やラッチの移動を確実に検出できる。
【0032】
請求項記載のバックル装置は、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の本発明において、前記第1検出手段及び前記第2検出手段の双方が取り付けられた基板を備える、ことを特徴としている。
【0033】
上記構成のバックル装置では、第1検出手段及び第2検出手段の双方が基板に取り付けられる。このため、装置本体内への第1検出手段及び第2検出手段の取り付けは、装置本体内への基板の取り付けでよい。これにより、装置本体への部品の組み付け工程の工数を少なくできる。
【0034】
請求項記載のバックル装置は、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の本発明において、前記第1検出手段及び前記第2検出手段を含む電気回路常時電流れるように設定された、ことを特徴としている。
【0035】
上記構成のバックル装置では、常時、例えば、車両のエンジンが停止した状態やキーシリンダからイグニッションが抜き取られた状態であっても、第1検出手段及び第2検出手段を含む電気回路に電流が流される。したがって、基本的にはこの電気回路に電流が流れていないことを検知することで、電気回路に何らかの異常が生じたと判定できる。これにより、本バックル装置では、第1検出手段及び第2検出手段が正常に作動しているか否かを早急に判定できる。
【0036】
なお、本バックル装置においては、あくまでも第1検出手段及び第2検出手段を含む電気回路に常時電流が流される構成であれば、その電流レベルに限定されるものではない。また、上記のように、電気回路に常時電流を流すことで電気回路の異常判定が可能であるが、この異常判定を行なうための異常判定手段に関しては特に必須の構成ではないし、また、異常判定手段を設けるにしても、その具体的な態様に限定されるものではない。
【0037】
【発明の実施の形態】
<本実施の形態の構成>
図1には本発明の一実施の形態に係るバックル装置210の構造が分解斜視図により示されており、図3には本バックル装置210の構造が断面図により示されている。
【0038】
(バックル装置210の全体構成)
図3に示されるように、バックル装置210は装置本体としてのケース214を備えている。ケース214は長手方向両端が開口した箱形の筒状部材とされており、その長手方向一端側の開口はアンカ挿入口216とされ、長手方向他端側の開口はタング挿入口218とされている。また、このケース214の内側にはケース214と共に装置本体を構成するベース220が収容されている。
【0039】
ベース220は底壁222を備えている。底壁222はケース214の長手方向に沿って長手とされた平板状に形成されている。底壁222の長手方向一端側には略板状のアンカプレート224が重ね合わされており、底壁222に形成された透孔226とアンカプレート224に形成された透孔228とを貫通するリベット230により底壁222とアンカプレート224とが機械的に連結されている。アンカプレート224はその他端側が車両の座席の側方で車体(何れも図示省略)に固定されており、これにより本バックル装置210が車両に取り付けられている。
【0040】
一方、底壁222の幅方向両端部からは底壁222の厚さ方向に側壁232が立設されており、これらの側壁232の間にはイジェクタ234が配置されている。イジェクタ234の一部は底壁222に形成されたガイド孔236に係合しており、ガイド孔236に沿って底壁222の長手方向に所定範囲スライド可能とされている。
【0041】
また、図2に示されるように、底壁222の一方の側でのガイド孔236の端部からは係合突起238が突出形成されており、圧縮コイルスプリング240の一端が係止されている。圧縮コイルスプリング240の他端はイジェクタ234の一端へ圧接されており、圧縮コイルスプリング240の付勢力によりイジェクタ234は底壁222の長手方向他端側へ付勢されている。
【0042】
一方、図1及び図3に示されるように、バックル装置210はロック手段を構成するラッチ250を備えている。ラッチ250は基部252を備えている。ラッチ250の姿勢にもよるが、概ね基部252は両側壁232の対向方向に沿って長手方向とされ、底壁222の長手方向に沿って厚さ方向とされた平板状に形成されており、その長手方向両端部は両側壁232に形成された孔部254に入り込んでいる。孔部254は底壁222とは反対側へ向けて漸次内幅が広くなるテーパ状に形成されており、基部252(すなわち、ラッチ250)は孔部254の内周部に干渉されるまで基部252の長手方向に移動可能で且つ基部252の長手方向を軸方向として所定角度回動可能に支持されている。
【0043】
また、基部252の長手方向中間部側の幅方向一端からは、基部252の幅方向一方へ向けて平板状の連結部256が延出されており、更に、連結部256の基部252とは反対側からは、底壁222側へ向けて係合片258が延出されている。係合片258の先端部(より詳細に言えば、連結部256との連結部分側とは反対側の端部)は、底壁222に形成された貫通孔260に対応しており、図3に示されるラッチ250の初期位置である係合解除位置から図4に示される係合位置までラッチ250が変位することにより係合片258が貫通孔260に入り込むことができる。
【0044】
また、ラッチ250の係合片258の先端部に対応して上述したイジェクタ234の厚さ方向一方(底壁222とは反対側)の面には載置片262が一体的に設けられている。上述したように、イジェクタ234は圧縮コイルスプリング240の付勢力が作用している。但し、基本的に圧縮コイルスプリング240の付勢力以外の外力が作用していない状態での到達位置にイジェクタ234が位置している状態(図4参照)で、概ね、底壁222の厚さ方向に沿って係合片258の先端部と対向するように載置片262が設けられており、係合片258の先端部との対向状態で載置片262は係合片258の先端部に干渉して底壁222へ接近する方向への係合片258の移動(すなわち、ラッチ250の移動)を規制する。
【0045】
さらに、基部252の長手方向両端側からはストッパ264が延出されている。ストッパ264は、先端側が圧縮コイルスプリング240の付勢力に抗したイジェクタ234のスライド軌跡上に位置するように形成されており、圧縮コイルスプリング240の付勢力に抗してイジェクタ234が所定距離スライドすると、イジェクタ234がストッパ264に当接する。
【0046】
一方、連結部256を介して底壁222とは反対側には規制部材としてのロック部材270が配置されている。ロック部材270は基部272を備えている。基部272は両側壁232の対向方向に沿って長手方向とされた略角棒状とされている。
【0047】
基部272の両端部は両側壁232に形成された係合孔274に入り込んでいる。係合孔274は貫通孔260よりも側壁232の長手方向他端側に形成されており、基部272は自らの長手方向を軸周りに回動可能に側壁232に支持されている。基部252の長手方向両端側には一対の略扇状のロック片276が形成されている。
【0048】
ロック片276はラッチ250の連結部256の幅方向両端部から延出された当接片278に対応して形成されており、ラッチ250が係合位置まで移動し、且つ、図3に示される当接解除位置から図4に示される当接位置までロック部材270が移動することで、ロック片276が当接片278に対して上方から当接する構造となっている。また、ロック片276を有するロック部材270は、少なくとも後述するラッチ検出部372側に位置するロック片276が永久磁石で形成されており、周囲に所定の磁界を形成している。
【0049】
また、基部272の長手方向中間部には当接部280が形成されている。当接部280はラッチ250の係合片258が底壁222から離間した状態(図4参照)で係合片258に当接する。
【0050】
一方、図1及び図3に示されるように、バックル装置210は解除ボタン290を備えている。解除ボタン290は操作用の押圧部292を備えている。押圧部292は押圧面が底壁222の長手方向他端側へ向いた板状で、両側壁232の対向方向に沿って長手方向とされている。
【0051】
押圧部292の長手方向両端近傍からは底壁222の長手方向一端側へ向けて側壁294が延出されている。これらの側壁294は上述した側壁232の対向方向に沿って互いに対向していると共に、側壁294は底壁222とは反対側の端部が上壁296により連結されており、全体的には底壁222へ向けて開口した凹形状とされている。
【0052】
両側壁294の押圧部292とは反対側の端部からはそれぞれアーム298が側壁294の対向方向に沿って互いに対向するように延出されている。両アーム298の先端部には他方のアーム298へ向けて係合突起300が形成されている。
【0053】
これらの係合突起300は側壁232に形成されたガイド孔302に入り込んでいる。ガイド孔302は底壁222の長手方向に沿って長手の長孔とされている。この係合突起300はガイド孔302の内周部によって底壁222の長手方向に沿って所定範囲変位可能とされており、これにより、このガイド孔302により解除ボタン290の移動方向が底壁222の長手方向に規制されている。
【0054】
また、押圧部292とロック部材270との間には、ストッパ310が配置されている。このストッパ310は、側壁294の対向方向に沿って長手方向とされた板状の基部312を備えている。
【0055】
基部312の長手方向両端側には、基部312の長手方向に沿ってみた場合に底壁222へ向けて開口した凹形状の一対の係合片314が形成されており、これらの係合片314が上述したロック部材270の基部272に係合することでストッパ310がロック部材270に支持されている。
【0056】
さらに、ストッパ310の両係合片314の近傍には上述した解除ボタン290の係合突起300へ干渉可能に干渉部316が形成されている。
【0057】
また、ストッパ310と解除ボタン290の押圧部292との間には、圧縮コイルスプリング318が配置されている。圧縮コイルスプリング318の一端は押圧部292の押圧面とは反対側へ当接している。これに対して圧縮コイルスプリング318の他端はストッパ310の基部312に当接している。ストッパ310を押圧部292から離間させる方向へ付勢している。
【0058】
(タングプレート330の構成)
一方、上述した側壁232の間には底壁222の長手方向他端側からタングプレート330が挿入される。図1に示されるように、タングプレート330は金属板材により形成された基部332を備えている。基部332にはタングプレート330が側壁232の間に挿入された状態で側壁232の対向方向に沿って長手となるスリット孔334が形成されており、長尺帯状のウエビングベルト340の長手方向中間部が挿通される。
【0059】
また、基部332には挿入板部336が形成されている。挿入板部336は幅寸法が側壁232の間隔よりも小さく、実際にはタングプレート330のうち、この挿入板部336が側壁232の間に挿入される。
【0060】
挿入板部336には厚さ方向に貫通した貫通孔338が形成されており、挿入板部336が側壁232の間で底壁222の長手方向一端側の所定位置に達した状態では、上述した係合片258が貫通可能となり、貫通孔338に係合片258が貫通することで、バックル装置210からのタングプレート330の抜き取りが規制されるようになっている。
【0061】
(ロック検出装置350の構成)
また、図1に示されるように、本バックル装置210は、ロック検出装置350を備えている。図9に示されるように、ロック検出装置350は回路基板352を備えている。回路基板352は、ベース220の一方の側壁232を介して他方の側壁232とは反対側(すなわち、底壁222の幅方向に沿った一方の側壁232の外側)に設けられている。回路基板352は平板状に形成されており、図示しないねじ等の締結手段によって上記の一方の側壁232に一体的に固定されている。
【0062】
回路基板352の厚さ方向一方の面、すなわち、側壁232への固定状態で側壁232側へ向く面には、永久磁石354が固定されている。永久磁石354は回路基板352を底壁222に対する側壁232の立設方向を上下方向とした場合に、側壁232に対する回路基板352の固定状態における回路基板352の下縁近傍で、且つ、タング挿入口218側に固定されている。
【0063】
さらに、永久磁石354は、タングプレート330がタング挿入口218から挿入されて、ラッチ250が係合可能な位置まで移動した状態(図4及び図6図示状態)で、底壁222の幅方向に沿ったタングプレート330の側方に永久磁石354が位置するように、回路基板352における永久磁石354の取付位置や側壁232に対する回路基板352の取付位置が設定されている。また、永久磁石354の極性は、底壁222の長手方向に沿って一方の側がN極とされ、他方の側がS極とされている。
【0064】
永久磁石354の極性の向きに沿った両端部側方では、回路基板352に一対の磁性片356が取り付けられている。磁性片356は鉄等の磁性を有する金属材料により略ブロック状に形成されており、回路基板352の厚さ方向に沿った寸法が永久磁石354よりも長く、回路基板352に対する固定状態では、永久磁石354よりも側壁232側へ突出している。
【0065】
これらの磁性片356特に磁化されていない。しかしながら、永久磁石354の極性の向きに沿った両端にそれぞれ接触した状態で回路基板352に固定されているため、永久磁石354にて生じた磁力線Bは磁性片356の内部を通過する。
【0066】
一方、一対の磁性片356の間で且つ永久磁石354を介して回路基板352とは反対側には、第1検出手段としてのタング検出部358が設けられている。タング検出部358は、その下端部(側壁232に回路基板352を固定した状態における上下方向下側の端部)が、回路基板352に固定された支持片360により支持されており、しかも、回路基板352の厚さ方向に沿って永久磁石354から離間している。
【0067】
また、図10の回路図に示されるように、タング検出部358は4つの巨大磁気抵抗素子362A、362B、362C、362D(以下、「GMR素子362A〜362D」と称する)をブリッジ状に接続することで構成された磁気センサ364を備えている。
【0068】
一般的に周知のように、磁界の印加により電気抵抗率が増加する現象を磁気抵抗効果と言うが、一般的な磁気抵抗効果による電気抵抗の変化率が数パーセントになのに対して、電気抵抗の変化率が数十パーセントになる磁気抵抗効果を巨大磁気抵抗効果と言う。GMR素子362A〜362Dはこの巨大磁気抵抗効果を利用した電子部品で、例えば、強磁性金属の薄膜と非磁性又は反強磁性の属の薄膜を交互に積層した構造となっている。なお、本実施の形態について言えば、GMR素子362A〜362Dは結果的に巨大磁気抵抗効果により電気抵抗値が変化する電子部品であればよく、その材質や詳細な構造、更には、巨大磁気抵抗を生じさせるための具体的な現象等に限定されるものではない。
【0069】
また、図10の回路図に示されるように、GMR素子362AとGMR素子362Bとの間の接点366は、コンパレータ回路368の入力端子に接続されている。これに対して、GMR素子362CとGMR素子362Dとの間の接点370は、コンパレータ回路368の別の入力端子に接続されている。これにより、接点366での電圧と接点370での電圧とがコンパレータ回路368において比較される。
【0070】
さらに、永久磁石354の磁力線Bが磁気センサ364を多く横切っている状態(一例として図7参照)で接点366、370の各々から出力された電圧がコンパレータ回路368に入力されている場合には、コンパレータ回路368が「Low」レベルの電流値を有する第1検出信号としてのタング検出信号Tsを出力する。これに対して、GMR素子362A〜362Dを横切る磁力線Bが減少することで、GMR素子362A〜362Dの各々の電気抵抗値が変化し、これにより、GMR素子362A〜362Dで構成されるブリッジ回路の電気抵抗値のバランスが崩れると、コンパレータ回路368は「Low」レベルのタング検出信号Tsよりもが高い電流値を有する「High」レベルのタング検出信号Tsを出力する。
【0071】
一方、図9に示されるように、回路基板352には規制部材検出手段又は第2検出手段としてのラッチ検出部372が設けられている。上述したタング検出部358が概ね回路基板352の下縁近傍で、且つ、タング挿入口218側に設けられているのに対し、ラッチ検出部372は回路基板352の上縁側で、且つ、アンカ挿入口216側に設けられており、しかも、当接位置にロック部材270が移動した状態で底壁222の幅方向に沿って永久磁石で形成されたロック片276の側方に位置するようにラッチ検出部372が設けられている。
【0072】
また、図10の回路図に示されるように、ラッチ検出部372は4つの巨大磁気抵抗素子374A、374B、374C、374D(以下、「GMR素子374A〜374D」と称する)をブリッジ状に接続することで構成された磁気センサ376を備えている。さらに、GMR素子374AとGMR素子374Bとの間の接点378は、コンパレータ回路380の入力端子に接続されている。これに対して、GMR素子374CとGMR素子374Dとの間の接点382は、コンパレータ回路380の別の入力端子に接続されている。これにより、接点378での電圧と接点382での電圧とがコンパレータ回路380において比較される。
【0073】
また、磁力線が磁気センサ376を多く横切っている状態で接点378、382の各々から出力された電圧がコンパレータ回路380に入力されている場合には、コンパレータ回路380が「Low」レベルの電流値を有する第2検出信号としてのラッチ検出信号Rsを出力する。これに対して、GMR素子374A〜374Dを横切る磁力線が減少することで、GMR素子374A〜374Dの各々の電気抵抗値が変化し、これにより、GMR素子374A〜374Dで構成されるブリッジ回路の電気抵抗値のバランスが崩れると、コンパレータ回路380は「Low」レベルのラッチ検出信号Rsよりもが高い電流値を有する「High」レベルのラッチ検出信号Rsを出力する。
【0074】
なお、ラッチ検出信号Rsは、「Low」レベルであっても「High」レベルのタング検出信号Tsよりも信号レベル(電流値)が高い。
【0075】
さらに、図9に示されるように、回路基板352には信号処理回路384が設けられている。図10に示されるように、信号処理回路384はコンパレータ回路368、380に接続されており、コンパレータ回路368から出力されたタング検出信号Ts及びコンパレータ回路380から出力されたラッチ検出信号Rsが信号処理回路384に入力される構成となっている。
【0076】
信号処理回路384は、入力されたタング検出信号Ts及びラッチ検出信号Rsの各々の信号レベル(電流値)が「Low」レベルであるか、それとも「High」レベルであるかを判定し、その判定結果に基づき図11に示される互いに電流値(信号レベル)が異なる4種類の判定信号J1、J2、J3、J4を出力する。
【0077】
詳細には、信号処理回路384に入力されたタング検出信号Ts及びラッチ検出信号Rsの双方が「Low」レベルの場合には、信号処理回路384は1mA(1ミリアンペア)程度の電流値(信号レベル)の判定信号J1を出力する。また、信号処理回路384に入力されたタング検出信号Tsが「High」レベルでラッチ検出信号Rsが「Low」レベルの場合には、信号処理回路384は判定信号J1よりも信号レベル(電流値)が高い判定信号J2を出力する。
【0078】
さらに、信号処理回路384に入力されたタング検出信号Tsが「Low」レベルでラッチ検出信号Rsが「High」レベルの場合には、信号処理回路384は判定信号J2よりも信号レベル(電流値)が高い判定信号J3を出力する。また、信号処理回路384に入力されたタング検出信号Ts及びラッチ検出信号Rsの双方が「High」レベルの場合には、信号処理回路384は判定信号J3よりも信号レベル(電流値)が高く、且つ、電流値が10mA(10ミリアンペア)程度の判定信号J4を出力する。
【0079】
また、図10に示されるように、信号処理回路384は、接点386に接続されている。接点386は抵抗388を介してアース(接地)されていると共に、ECU390に電気的に接続されている。このように、接点366が抵抗388を介してアースされていることで判定信号J1〜J4はその電流値に対応した電圧の判定信号Jvに変換されてECU390に入力される。
【0080】
さらに、上記の回路基板352上の電気回路には、例えば、車両のエンジンが停止している状態や、車両のエンジン起動用のキーシリンダからイグニッションキーを抜き取った状態であっても電流が流れるように、電気回路やこの電気回路に対して電流を流すための制御手段等が設定されている。
【0081】
ECU390は、例えば、車両のインパネに設けられた図示しないインジケータに電気的に接続されており、判定信号J4に対応した判定信号JvがECU390に入力されると、それまで点灯していたインジケータが消灯させられる構成となっている。
【0082】
なお、本実施の形態では、ECU390に上記のインジケータを接続した構成であるが、例えば、本バックル装置210が車両の助手席に対応したシートベルト装置を構成する場合には、助手席用のエアバッグ装置の制御装置にECU390を接続してもよい。
【0083】
<本実施の形態の作用、効果>
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
【0084】
(バックル装置210の基本動作)
本バックル装置210では図3に示される非装着状態でタングプレート330の挿入板部336をケース214のタング挿入口218から挿入すると、挿入板部336の先端部がイジェクタ234の端部に当接して押圧する。さらに、タングプレート330は圧縮コイルスプリング240の付勢力に抗してイジェクタ234を底壁222の長手方向一端側へスライドさせる。
【0085】
イジェクタ234が所定量スライドすると、イジェクタ234の載置片262とラッチ250の係合片258との対向状態が解除されると共に、ラッチ250のストッパ264がイジェクタ234に押圧される。これにより、ラッチ250が係合解除位置から係合位置へ回動され、係合片258の先端部が底壁222へ接近移動する。
【0086】
また、この状態では、挿入板部336の貫通孔338と、底壁222に形成された貫通孔260とが重なり合う。したがって、この状態では図4に示されるように回動した係合片258が挿入板部336の貫通孔338と底壁222の貫通孔260を貫通する。
【0087】
また、ラッチ250が係合位置まで回動することにより、ラッチ250の係合片258とロック部材270の当接部280との当接状態が解除される。ここで、ロック片276はストッパ310を介して圧縮コイルスプリング318の付勢力を受ける。このため、ラッチ250の回動に連動するように圧縮コイルスプリング318の付勢力でロック部材270が当接解除位置から当接位置へ回動する。これにより、ロック片276がラッチ250の当接片278に図4の上方から当接し、係合片258が底壁222から離間する方向へのラッチ250の回動が規制され、バックル装置210に対するタングプレート330の装着状態となる。
【0088】
このタングプレート330の装着状態が、座席に着座した乗員の前方にウエビングベルト340が位置するようにウエビングベルトを引っ張ってからのタングプレート330の装着状態であれば、これはウエビングベルト340による「身体拘束状態」となり、ウエビングベルト340が乗員を拘束する。
【0089】
(ロック検出装置350の作用、効果)
ところで、ラッチ250の係合片258がタングプレート330の貫通孔338に貫通可能な位置までタングプレート330がケース214内に挿入された状態では、底壁222の幅方向に沿った挿入板部336(タングプレート330)の側方にタング検出部358、永久磁石354、磁性片356が位置する。上述したように、永久磁石354のN極から生じた磁力線Bは、永久磁石354のN極に接している磁性片356内を通過し、更に、タング検出部358のGMR素子362A〜362Dを横切った後に永久磁石354のS極に接している磁性片356内を通過して永久磁石354のS極に戻っている(図7参照)。
【0090】
ここで、図6に示されるように、磁性体で形成されたタングプレート330の挿入板部336がタング検出部358の側方に位置すると、図8に示されるように、永久磁石354のN極に接した磁性片356から永久磁石354のS極に接した磁性片356に向かう磁力線Bは、透磁率が高い磁性体で形成されたタングプレート330の挿入板部336へ向かい、挿入板部336を通過してから永久磁石354のS極に接した磁性片356に向かう。したがって、挿入板部336がタング検出部358の側方に位置することで磁気センサ364を横切る磁力線Bが減少し、若しくは無くなる。
【0091】
このようにして磁気センサ364を横切る磁力線Bが減少し、若しくは無くなると、GMR素子362A〜362Dの各々の電気抵抗値が変化し、これにより、GMR素子362A〜362Dで構成されるブリッジ回路の電気抵抗値のバランスが崩れ、接点366、370での電圧値が変化する。このように、接点366、370での電圧値が変化すると、コンパレータ回路368から出力されるタング検出信号Tsの信号レベル(電流値)が「Low」レベルから「High」レベルに切り替わり、「High」レベルのタング検出信号Tsが信号処理回路384に入力される。
【0092】
さらに、図4に示されるように、係合片258がタングプレート330の貫通孔338に貫通可能な位置まで移動してラッチ250が係合解除位置から係合位置へ回動し、これに連動してロック部材270が当接解除位置から当接位置へ回動すると、図6に示されるように、永久磁石で形成されたロック片276が底壁222の幅方向に沿ってラッチ検出部372と対向する。このように、永久磁石で形成されたロック片276がラッチ検出部372に対向して接近することで、ロック片276を形成する永久磁石から生じた磁力線が磁気センサ376を横切ると、磁気センサ376を構成するGMR素子374A〜374Dの各々の電気抵抗値が変化し、これにより、GMR素子374A〜374Dで構成されるブリッジ回路の電気抵抗値のバランスが崩れ、接点378、382での電圧値が変化する。
【0093】
このように、接点366、370での電圧値が変化すると、コンパレータ回路380から出力されるラッチ検出信号Rsの信号レベル(電流値)が「Low」レベルから「High」レベルに切り替わり、「High」レベルのラッチ検出信号Rsが信号処理回路384に入力される。
【0094】
「High」レベルのタング検出信号Tsと、「High」レベルのラッチ検出信号Rsとが信号処理回路384に入力されると、信号処理回路384から判定信号J4が出力される。ここで、図11に示されるように、タング検出信号Ts及びラッチ検出信号Rsの少なくとも何れか一方の信号レベルが「Low」レベルである場合に信号処理回路384から出力される判定信号J1〜J3に比べて、判定信号J4は信号レベルが高い。このため、判定信号J1〜J3が出力された場合に比べてECU390に入力される判定信号Jvの電圧値が高くなる。
【0095】
ECU390では、ラッチ250の係合が可能な位置までタングプレート330がケース214内に挿入されたと判定されると共に、ロック部材270が当接解除位置から当接位置へ回動したこと、すなわち、ラッチ250が係合解除位置から係合位置へ回動したと判定され、これに基づき、ラッチ250がタングプレート330に係合したと判定する。これにより、それまで点灯していたインジケータが消灯され、車両の乗員は確実にシートベルトが装着されたことを認識できる。
【0096】
ここで、本バックル装置210では、タングプレート330がケース214に挿入されていない、若しくは、ケース214内にタングプレート330が挿入されていても、ラッチ250の係合が可能な位置までタングプレート330が到達していない場合には、コンパレータ回路368から出力されるタング検出信号Tsの信号レベル(電流値)は「Low」レベルのままで維持される。
【0097】
一方、ラッチ250が係合位置へ回動していなければ、ロック部材270が当接位置へ回動することはできないため、ラッチ250が係合位置へ回動していなければ、コンパレータ回路380から出力されるラッチ検出信号Rsの信号レベル(電流値)は「Low」レベルで維持される。
【0098】
このため、仮に、タングプレート330がケース214内のラッチ250の係合が可能な位置まで挿入されていなければ、ラッチ250が係合位置へ回動していても信号処理回路384からは判定信号J4が出力されず、判定信号J4よりも信号レベルが低い判定信号J3が出力される。
【0099】
また、仮に、タングプレート330がケース214内のラッチ250の係合が可能な位置まで挿入されていても、ラッチ250が係合位置へ回動してタングプレート330に係合していなければ、信号処理回路384からは判定信号J4が出力されず、判定信号J4よりも信号レベルが低い判定信号J2が出力される。
【0100】
このため、本バックル装置210では、判定信号J4に対応した判定信号JvがECU390に入力されることで、ECU390はラッチ250の係合が可能な位置までタングプレート330がケース214内に挿入されて、ラッチ250がタングプレート330に係合したと判定できる。これにより、タングプレート330がケース214内のラッチ250の係合が可能な位置まで挿入されても、ラッチ250がタングプレート330に係合していない所謂「擬似ラッチ」等をラッチ250がタングプレート330に係合したと誤判定することがない。
【0101】
また、本バックル装置210では、磁気センサ364、376をGMR素子362A〜362D、374A〜374Dで構成している。このようなGMR素子362A〜362D、374A〜374Dを通常の磁気抵抗素子(MRE)に置き換えても、同様の作用を奏し、同様の効果を得ることはできる。
【0102】
しかしながら、上述したように、通常の磁気抵抗素子では磁界を印加した際の電気抵抗の変化率が数パーセントであるのに対し、巨大磁気抵抗素子(GMR素子362A〜362D、374A〜374D)では磁界を印加した際の電気抵抗の変化率が数十パーセントにまで上昇する。このため、永久磁石354や永久磁石で形成されたロック片276が形成する磁界の磁気の変化が小さくても、コンパレータ回路368、380に入力される電圧値の変化を大きくできる。
【0103】
これにより、タングプレート330がケース214内のラッチ250の係合が可能な位置まで挿入されたこと、又は、ラッチ250が係合位置へ回動したことを確実に検出できる。
【0104】
さらに、上述したように、本バックル装置210では、磁気センサ364を含めて構成されるタング検出部358、磁気センサ376を含めて構成されるラッチ検出部372、及び信号処理回路384が同一の回路基板352に取り付けられる。このため、回路基板352をベース220の一方の側壁232に取り付けるだけでベース220(すなわち、装置本体)に対するタング検出部358、ラッチ検出部372、及び信号処理回路384の組み付けができる。このため、タング検出部358、ラッチ検出部372、及び信号処理回路384を個々にベース220に組み付けてからかこれらを結線する構成に比べて、組付作業に要する工数を軽減でき、この結果、本バックル装置210の製造コストを安価にできる。
【0105】
また、各コンパレータ回路368、380から出力されたタング検出信号Ts及びラッチ検出信号Rsを信号処理回路384に入力して、信号処理回路384から判定信号J1〜J4を出力する構成である。このため、信号処理回路384の信号入力端子は、各コンパレータ回路368、380の出力端子にのみ接続されていればよい。これにより、信号処理回路384に対する配線を簡素化できる。
【0106】
さらに、上記のように、本バックル装置210では、回路基板352上の回路に常時電流が流れている。このため、判定信号J1〜J4が全く出力されていないような場合には、タング検出部358、ラッチ検出部372、及び信号処理回路384等、回路基板352上に設けられ電子部品や配線等に何らかの異常が発生したと考えることができる。したがって、判定信号J1〜J4の何れかに対応した判定信号JvがECU390に入力されていない場合には、ECU390が、例えば、車両のインパネに設けられたインジケータを点灯させることで、上記の異常を乗員に知らせることができる。
【0107】
なお、本実施の形態では、タングプレート330がケース214内に挿入されていない状態ではコンパレータ回路368から「Low」レベルのタング検出信号Tsが出力され、タングプレート330の挿入板部336がタング検出部358の側方に位置した場合にコンパレータ回路368から「High」レベルのタング検出信号Tsが出力される構成であったが、これはあくまでも一例であって、例えば、タングプレート330がケース214内に挿入されていない状態ではコンパレータ回路368から「High」レベルのタング検出信号Tsが出力され、タングプレート330の挿入板部336がタング検出部358の側方に位置した場合にコンパレータ回路368から「Low」レベルのタング検出信号Tsが出力される構成であってもよい。
【0108】
また、本実施の形態では、ラッチ250が係合解除位置にある場合にはコンパレータ回路380から「Low」レベルのラッチ検出信号Rsが出力され、ラッチ250が係合位置にある場合には「High」レベルのラッチ検出信号Rsが出力される構成であるが、ラッチ250が係合解除位置にある場合にはコンパレータ回路380から「High」レベルのラッチ検出信号Rsが出力され、ラッチ250が係合位置にある場合には「Low」レベルのラッチ検出信号Rsが出力される構成としてもよい。
【0109】
さらに、本実施の形態では、それぞれ電流値が異なる判定信号J1〜J4を信号処理回路384が出力する構成であった。しかしながら、信号処理回路384から出力される判定信号は、コンパレータ回路368から出力されたタング検出信号Ts及びコンパレータ回路380から出力されたラッチ検出信号Rsの各々の信号レベルに応じて、判別可能な4種類の判定信号が出力される構成であればよい。
【0110】
したがって、例えば、判定信号J1〜J4を電流値で異ならせずに、図12に示されるように、電流値ILの電流が連続する信号を判定信号J1とし、電流値ILよりも高い電流値IHの電流が流れている間に、一定の時間間隔で矩形波状に電流値ILの電流が流れる信号を判定信号J2とし、これとは反対に、電流値ILの電流が流れている間に、一定の時間間隔で矩形波状に電流値IHの電流が流れる信号を判定信号J3とし、電流値IHの電流が連続する信号を判定信号J4とする構成としてもよい。
【0111】
また、本実施の形態では、ロック部材270の少なくともロック片276を永久磁石で形成した構成であったが、ロック片276に別途永久磁石を固定する構成としてもよい。
【0112】
さらに、本実施の形態では、ラッチ検出部372がロック片276の回動を検出することで間接的にラッチ250の回動を検出する構成であったが、例えば、ラッチ250の連結部256や係合片258の少なくとも一部を永久磁石で形成したり、また、連結部256や係合片258に永久磁石を固定して、ラッチ250の回動をラッチ検出部372が直接検出する構成としてもよい。
【0113】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るバックル装置では、装置本体内にタングプレートが挿入されたか否かと、ラッチが移動したか否かの双方の検出結果に基づきタングプレートの装着を確実に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るバックル装置の構成を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るバックル装置のベースの裏面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るバックル装置の側面断面図である。
【図4】ラッチが係合位置に移動した状態を示す図3に対応した側面断面図である。
【図5】ラッチが係合解除位置に位置した状態での図3とは反対側からの概略的な側面図である。
【図6】タングプレートが挿入され、且つ、ラッチが係合位置に移動した状態を示す図5に対応した側面図である。
【図7】タングが挿入される前の状態での磁力線の状態を示す概略的な平面図である。
【図8】タングが挿入された状態での図7に対応した概略的な平面図である。
【図9】第1検出手段及び第2検出手段を有するロック検出装置の概略的な斜視図である。
【図10】ロック検出装置の回路構成の概略を示す回路図である。
【図11】タング検出信号(第1検出信号)及びラッチ検出信号(第2検出信号)と信号処理回路から出力される判定信号との関係を示すチャートである。
【図12】タング検出信号(第1検出信号)及びラッチ検出信号(第2検出信号)と信号処理回路から出力される判定信号との関係の他の例を示すチャートである。
【符号の説明】
210 バックル装置
214 ケース(装置本体)
220 ベース(装置本体)
270 ロック部材(規制部材)
330 タングプレート
340 ウエビングベルト
354 永久磁石
358 タング検出部(第1検出手段)
362 巨大磁気抵抗素子
364 磁気センサ
372 ラッチ検出部(規制部材検出手段、第2検出手段)
374 巨大磁気抵抗素子
376 磁気センサ

Claims (6)

  1. 長尺帯状のウエビングベルトに設けられタングプレートが挿入される装置本体と、
    係合解除位置と係合位置との間で往復移動可能に前記装置本体内に設けられたラッチ及び前記係合解除位置から前記係合位置への前記ラッチの移動に連動して、当接解除位置から当接位置へ移動可能に前記装置本体の内部に設けられた規制部材を含めて構成され、前記装置本体内への前記タングプレートの挿入状態で前記ラッチが前記係合位置に移動することで、前記ラッチが前記タングプレートに係合し、前記装置本体からの前記タングプレートの抜き取りを制限すると共に、前記当接位置へ移動した前記規制部材が前記係合位置に移動した前記ラッチに当接して前記ラッチの前記係合解除位置への移動を規制するロック手段と、
    前記装置本体内に挿入された前記タングプレートを検出すると共に、少なくとも前記タングプレートの検出状態で所定の第1検出信号を出力する第1検出手段と、
    前記当接位置及び前記当接解除位置の何れか一方に位置する前記規制部材を直接或いは間接的に検出する規制部材検出手段を含めて構成され、少なくとも前記規制部材検出手段により前記規制部材の検出状態で所定の第2検出信号を出力する第2検出手段と、
    前記第1検出手段に接続されて、前記第1検出手段からの前記第1検出信号に基づき前記装置本体内に前記タングプレートが挿入されているか否かを判定すると共に、前記第2検出手段に接続されて、前記第2検出手段からの前記第2検出信号に基づき前記規制部材が前記何れか一方の位置に位置しているか否かを判定する判定手段と、
    を備えるバックル装置。
  2. 前記装置本体内での前記タングプレートの移動軌跡の側方に設けられると共に、磁極の向きが前記装置本体内での前記タングプレートの移動方向に沿った永久磁石と、
    前記永久磁石の磁気を検出すると共に、検出した磁気の変化に基づいて前記第1検出信号を出力する磁気センサと、
    を含めて前記第1検出手段を構成すると共に、前記タングプレートを磁性体で形成し、且つ、前記装置本体に挿入された前記タングプレートの側方に前記第1検出手段を配置した、
    ことを特徴とする請求項1記載のバックル装置。
  3. 前記装置本体内に設けられ、前記ラッチの移動に一体的又は連動して移動する永久磁石と、
    前記係合位置又は前記係合解除位置に前記ラッチが位置した状態での前記永久磁石の側方に設けられ、前記永久磁石の磁気を検出すると共に、検出した磁気の変化に基づ前記第検出信号を出力する磁気センサと、
    を含めて前記第検出手段を構成し
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のバックル装置。
  4. 前記第1検出手段及び前記第2検出手段の少なくとも何れか一方を構成する磁気センサを、巨大磁気抵抗素子とした、
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3記載のバックル装置。
  5. 前記第1検出手段及び前記第2検出手段の双方が取り付けられた基板を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のバックル装置。
  6. 前記第1検出手段及び前記第2検出手段を含む電気回路は常時電流が流れるように設定された
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のバックル装置。
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