JP3081541B2 - 安全スイッチ - Google Patents
安全スイッチInfo
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- JP3081541B2 JP3081541B2 JP08253207A JP25320796A JP3081541B2 JP 3081541 B2 JP3081541 B2 JP 3081541B2 JP 08253207 A JP08253207 A JP 08253207A JP 25320796 A JP25320796 A JP 25320796A JP 3081541 B2 JP3081541 B2 JP 3081541B2
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- Japan
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- plate cam
- actuator
- lock
- piece
- cam
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば産業機械が
設置される部屋の出入口などの壁面に装着され、その出
入口の扉が開かれたときには、産業機械等への電源供給
を停止する安全スイッチに関する。
設置される部屋の出入口などの壁面に装着され、その出
入口の扉が開かれたときには、産業機械等への電源供給
を停止する安全スイッチに関する。
【０００２】
【従来の技術】産業機械が設置された部屋や工場あるい
は産業機械自体の危険ゾーンでは、作業者が機械に巻き
込まれて負傷するといったトラブルの発生を防止するこ
とを目的として、部屋や危険ゾーンの出入口の扉が完全
に閉まっていないときには、機械の駆動をロックするシ
ステムを設けることが要求される。
は産業機械自体の危険ゾーンでは、作業者が機械に巻き
込まれて負傷するといったトラブルの発生を防止するこ
とを目的として、部屋や危険ゾーンの出入口の扉が完全
に閉まっていないときには、機械の駆動をロックするシ
ステムを設けることが要求される。
【０００３】そのようなロックシステムとして、従来、
扉の摺動部分にリミットスイッチを設けておき、そのリ
ミットスイッチにより扉が閉じた状態が検出されたとき
に限って部屋内の産業機械への電源供給を行うといった
方式が採用されている。
扉の摺動部分にリミットスイッチを設けておき、そのリ
ミットスイッチにより扉が閉じた状態が検出されたとき
に限って部屋内の産業機械への電源供給を行うといった
方式が採用されている。
【０００４】しかしながら、このようなシステムによれ
ば、扉を閉じなくてもリミットスイッチのアクチュエー
タ（切片）を操作することで、部屋内の機械の運転が可
能な状態となるので完全な安全対策とは言えない。
ば、扉を閉じなくてもリミットスイッチのアクチュエー
タ（切片）を操作することで、部屋内の機械の運転が可
能な状態となるので完全な安全対策とは言えない。
【０００５】そこで、本出願人は、そのような誤動作を
防止した構造の安全スイッチを既に提案している（特開
平６−７６６７４号公報）。この提案の安全スイッチ
は、スイッチ本体が部屋の出入口周辺の壁面に装着さ
れ、その出入口の扉を閉じたときに扉に固着された専用
のアクチュエータがスイッチ本体の操作部に進入し、こ
れにより接点ブロックの可動接点（可動片）が切り換わ
る構造のスイッチで、このような切り換わり動作で回路
接続が主回路（産業機械への電源供給回路）側へと切り
換わって部屋内の機械が運転可能な状態となる。
防止した構造の安全スイッチを既に提案している（特開
平６−７６６７４号公報）。この提案の安全スイッチ
は、スイッチ本体が部屋の出入口周辺の壁面に装着さ
れ、その出入口の扉を閉じたときに扉に固着された専用
のアクチュエータがスイッチ本体の操作部に進入し、こ
れにより接点ブロックの可動接点（可動片）が切り換わ
る構造のスイッチで、このような切り換わり動作で回路
接続が主回路（産業機械への電源供給回路）側へと切り
換わって部屋内の機械が運転可能な状態となる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平６−
７６６７４号に記載の安全スイッチ等の現行品でも機能
性及び安全性等の面で特に問題はないが、最近ではこの
種の安全スイッチの用途も多様化してきており、これに
応じて設置スペースが小さな小型の安全スイッチの提供
も望まれてきている。
７６６７４号に記載の安全スイッチ等の現行品でも機能
性及び安全性等の面で特に問題はないが、最近ではこの
種の安全スイッチの用途も多様化してきており、これに
応じて設置スペースが小さな小型の安全スイッチの提供
も望まれてきている。
【０００７】そこで、本発明は、従来品と同程度もしく
はそれ以上の安全性をもつ小型な安全スイッチの提供を
目的とする。
はそれ以上の安全性をもつ小型な安全スイッチの提供を
目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の安全スイッチは、図１に例示するように扉
１０３の移動などによりアクチュエータ１０２がスイッ
チ本体１０１の操作部１１１に進入し、これに応じてス
イッチ部１１２の操作ロッド７が移動することにより接
続接点が切り換わる構造のスイッチで、そのアクチュエ
ータ１０２の操作部１１１への挿入部分が、先端の押圧
片１２１と、この押圧片１２１の両端を支持し先端が押
圧片１２１よりも前方に突き出す支持片１２２，１２３
で構成されている。
め、本発明の安全スイッチは、図１に例示するように扉
１０３の移動などによりアクチュエータ１０２がスイッ
チ本体１０１の操作部１１１に進入し、これに応じてス
イッチ部１１２の操作ロッド７が移動することにより接
続接点が切り換わる構造のスイッチで、そのアクチュエ
ータ１０２の操作部１１１への挿入部分が、先端の押圧
片１２１と、この押圧片１２１の両端を支持し先端が押
圧片１２１よりも前方に突き出す支持片１２２，１２３
で構成されている。
【０００９】また、本発明の安全スイッチの操作部１１
１には、図２〜図４に例示するように、アクチュエータ
１０２の進入に応じて回動して操作ロッド７に変位を与
えるカムで外周面にアクチュエータの押圧片１２１が嵌
る凹部１ａ及びロック段部１ｂが形成された板カム１
と、板カム１の側方に位置しカム回動中心と平行な軸５
を中心として回動が可能な部品で、アクチュエータ１０
２の挿入方向に対して傾いた傾斜面２ａ，３ａ及び板カ
ム１のロック段部１ｂに引っ掛かる係止爪２ｂ，３ｂが
形成されたロック片２，３と、ロック片２，３の係止爪
２ｂ，３ｂを板カム１の外周面に対して押圧するばね６
が設けられ、この操作部１１１にアクチュエータ１０２
を挿入していない状態で、ロック片２，３の係止爪２
ｂ，３ｂが板カム１の外周面でロック段部１ｂと対向す
る位置に接触して板カム１の回動を規制し、一方、アク
チュエータ１０２が操作部１１１に進入したときに、図
５及び図６に例示するように、アクチュエータの支持片
１２２，１２３の先端突出部がロック片２，３の傾斜面
２ａ，３ａに当たり、ロック片２，３が軸５を中心とし
て回動して係止爪２ｂ，３ｂによる板カム１のロックが
解除されるとともに、アクチュエータ１０２の押圧片１
２１が板カム１の凹部１ａの内面を押して当該板カム１
が回動するように構成されていることによって特徴づけ
られる。
１には、図２〜図４に例示するように、アクチュエータ
１０２の進入に応じて回動して操作ロッド７に変位を与
えるカムで外周面にアクチュエータの押圧片１２１が嵌
る凹部１ａ及びロック段部１ｂが形成された板カム１
と、板カム１の側方に位置しカム回動中心と平行な軸５
を中心として回動が可能な部品で、アクチュエータ１０
２の挿入方向に対して傾いた傾斜面２ａ，３ａ及び板カ
ム１のロック段部１ｂに引っ掛かる係止爪２ｂ，３ｂが
形成されたロック片２，３と、ロック片２，３の係止爪
２ｂ，３ｂを板カム１の外周面に対して押圧するばね６
が設けられ、この操作部１１１にアクチュエータ１０２
を挿入していない状態で、ロック片２，３の係止爪２
ｂ，３ｂが板カム１の外周面でロック段部１ｂと対向す
る位置に接触して板カム１の回動を規制し、一方、アク
チュエータ１０２が操作部１１１に進入したときに、図
５及び図６に例示するように、アクチュエータの支持片
１２２，１２３の先端突出部がロック片２，３の傾斜面
２ａ，３ａに当たり、ロック片２，３が軸５を中心とし
て回動して係止爪２ｂ，３ｂによる板カム１のロックが
解除されるとともに、アクチュエータ１０２の押圧片１
２１が板カム１の凹部１ａの内面を押して当該板カム１
が回動するように構成されていることによって特徴づけ
られる。
【００１０】そして、以上のように構成することで、専
用のアクチュエータ１０２以外の作動板を挿入孔１０１
ａに差し込んでも、操作部１１１が動作することを阻止
できる。
用のアクチュエータ１０２以外の作動板を挿入孔１０１
ａに差し込んでも、操作部１１１が動作することを阻止
できる。
【００１１】すなわち、本発明の構造では、ロック片
２，３を移動（回動）させ、板カム１から離してロック
を解除したときに限って板カム１の回動が可能な状態と
なるので、ドライバ等の先端が平坦なものを操作部１１
１に差し込んで板カム１を回動させようとしても、ロッ
ク片２，３の係止爪２ｂ，３ｂが板カムのロック段部１
ｂに引っ掛かって板カム１の回動が阻止される。
２，３を移動（回動）させ、板カム１から離してロック
を解除したときに限って板カム１の回動が可能な状態と
なるので、ドライバ等の先端が平坦なものを操作部１１
１に差し込んで板カム１を回動させようとしても、ロッ
ク片２，３の係止爪２ｂ，３ｂが板カムのロック段部１
ｂに引っ掛かって板カム１の回動が阻止される。
【００１２】また、本発明の構造では、板カムが１枚で
あるので従来に比して小型化を達成できる。すなわち、
従来品（先に提示した特開平６−７６６７４号の安全ス
イッチ等）では板カムが３枚で、それら全ての板カムを
アクチュエータの押圧片で回動させる構造となっている
ため、アクチュエータの形状寸法が大きくなり、これに
応じて操作部・スイッチ部を大きくする必要があるのに
対し、本発明では、板カムが１枚でアクチュエータの押
圧片の長さを短くすることができるので、その分だけ小
型化をはかることができる。
あるので従来に比して小型化を達成できる。すなわち、
従来品（先に提示した特開平６−７６６７４号の安全ス
イッチ等）では板カムが３枚で、それら全ての板カムを
アクチュエータの押圧片で回動させる構造となっている
ため、アクチュエータの形状寸法が大きくなり、これに
応じて操作部・スイッチ部を大きくする必要があるのに
対し、本発明では、板カムが１枚でアクチュエータの押
圧片の長さを短くすることができるので、その分だけ小
型化をはかることができる。
【００１３】ここで、本発明において、ロック片は板カ
ムの左右のいずれか一方に設けておけば所期の目的は達
成できるが、板カムの左右両側に設けておいた方が、板
カムに対し二重のロックが掛って、より高い安全性を確
保できる点で好ましい。
ムの左右のいずれか一方に設けておけば所期の目的は達
成できるが、板カムの左右両側に設けておいた方が、板
カムに対し二重のロックが掛って、より高い安全性を確
保できる点で好ましい。
【００１４】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、以下、図
面に基づいて説明する。まず、安全スイッチの概略構造
を図１を参照しつつ説明する。
面に基づいて説明する。まず、安全スイッチの概略構造
を図１を参照しつつ説明する。
【００１５】この例の安全スイッチは、部屋に設置され
る産業機械に電気的に接続されるスイッチで、主にスイ
ッチ本体１０１とアクチュエータ１０２によって構成さ
れている。スイッチ本体１０１は部屋の出入口の周縁の
壁面に固着され、またアクチュエータ１０２は扉１０３
に固着される。そのアクチュエータ１０２の位置はスイ
ッチ本体の挿入孔１０１ａに対向する位置で、扉１０３
を閉鎖した状態のときにスイッチ本体１０１の操作部１
１１内に進入する。
る産業機械に電気的に接続されるスイッチで、主にスイ
ッチ本体１０１とアクチュエータ１０２によって構成さ
れている。スイッチ本体１０１は部屋の出入口の周縁の
壁面に固着され、またアクチュエータ１０２は扉１０３
に固着される。そのアクチュエータ１０２の位置はスイ
ッチ本体の挿入孔１０１ａに対向する位置で、扉１０３
を閉鎖した状態のときにスイッチ本体１０１の操作部１
１１内に進入する。
【００１６】そして、アクチュエータ１０２の進入によ
り、スイッチ部１１２に内蔵の接点ブロック（図７参
照）の接続接点が切り換わり、部屋内の機械が駆動可能
な状態となる。一方、扉１０３の開放によりアクチュエ
ータ１０２が操作部１１１から抜けたときには元の状態
に復帰して機械への電源供給がオフされる。
り、スイッチ部１１２に内蔵の接点ブロック（図７参
照）の接続接点が切り換わり、部屋内の機械が駆動可能
な状態となる。一方、扉１０３の開放によりアクチュエ
ータ１０２が操作部１１１から抜けたときには元の状態
に復帰して機械への電源供給がオフされる。
【００１７】なお、アクチュエータ１０２は、図１(A)
に示すように、操作部１１１への挿入部が先端部の押圧
片１２１とその両端を支持する一対の支持片１２２，１
２３によって構成されている。その一対の支持片１２
２，１２３の先端部は押圧片１２１よりも前方に突き出
しており、アクチュエータ１０２の先端面には、凹所と
凸所の二つの押圧面１２１ａと１２１ｂが形成されてい
る。
に示すように、操作部１１１への挿入部が先端部の押圧
片１２１とその両端を支持する一対の支持片１２２，１
２３によって構成されている。その一対の支持片１２
２，１２３の先端部は押圧片１２１よりも前方に突き出
しており、アクチュエータ１０２の先端面には、凹所と
凸所の二つの押圧面１２１ａと１２１ｂが形成されてい
る。
【００１８】次に、この実施の形態の操作部の機構を、
以下、図２〜図４を参照しつつ説明する。なお、図２
(A) 及び(B) はそれぞれカバーを切り欠いて示す側面図
及び正面図である。また図３は図２のＸ−Ｘ断面図、図
４はロック片を抽出して示す拡大図である。
以下、図２〜図４を参照しつつ説明する。なお、図２
(A) 及び(B) はそれぞれカバーを切り欠いて示す側面図
及び正面図である。また図３は図２のＸ−Ｘ断面図、図
４はロック片を抽出して示す拡大図である。
【００１９】まず、操作部１１１の中央には板カム１が
設けられている。この板カム１は、図７に示す接点ブロ
ックの操作ロッド７に変位を与えるためのもので、カム
シャフト４を介して支持枠１１に回動自在に支承されて
いる。
設けられている。この板カム１は、図７に示す接点ブロ
ックの操作ロッド７に変位を与えるためのもので、カム
シャフト４を介して支持枠１１に回動自在に支承されて
いる。
【００２０】板カム１の外周面には、アクチュエータ１
０２の押圧片１２１が嵌り込む矩形状の凹部１ａがカム
シャフト４方向に向かって形成されており、さらにその
凹部１ａから約８０°回転した位置にロック段部１ｂが
形成されている。
０２の押圧片１２１が嵌り込む矩形状の凹部１ａがカム
シャフト４方向に向かって形成されており、さらにその
凹部１ａから約８０°回転した位置にロック段部１ｂが
形成されている。
【００２１】板カム１の左右両側にはそれぞれロック片
２，３が配置されている。この左右一対のロック片２，
３は、操作部１１１のコーナ部に設けられ板カム１の回
転中心（カムシャフト４）と平行な軸５に回動自在に支
承されており、その各先端部には、板カム１のロック段
部１ｂに引っ掛かる係止爪２ｂ，３ｂが一体形成されて
いる。
２，３が配置されている。この左右一対のロック片２，
３は、操作部１１１のコーナ部に設けられ板カム１の回
転中心（カムシャフト４）と平行な軸５に回動自在に支
承されており、その各先端部には、板カム１のロック段
部１ｂに引っ掛かる係止爪２ｂ，３ｂが一体形成されて
いる。
【００２２】また各ロック片２，３には、それぞれ、挿
入孔１０１ａに対向する位置に傾斜面２ａ，３ａが形成
されている。この各傾斜面２ａ，３ａは、アクチュエー
タ１０２の挿入方向に対して傾いた面で、アクチュエー
タ１０２の凸所部分の押圧面１２１ｂに対応する位置に
形成されている。
入孔１０１ａに対向する位置に傾斜面２ａ，３ａが形成
されている。この各傾斜面２ａ，３ａは、アクチュエー
タ１０２の挿入方向に対して傾いた面で、アクチュエー
タ１０２の凸所部分の押圧面１２１ｂに対応する位置に
形成されている。
【００２３】さらに、各ロック片２，３には、ばね受け
２ｃ，３ｃが設けられており、このばね受け２ｃ，３ｃ
に嵌め込まれた圧縮コイルばね６，６（図４参照）によ
って各ロック片２，３の係止爪２ｂ，３ｂが板カム１の
外周面に対して押圧されている。
２ｃ，３ｃが設けられており、このばね受け２ｃ，３ｃ
に嵌め込まれた圧縮コイルばね６，６（図４参照）によ
って各ロック片２，３の係止爪２ｂ，３ｂが板カム１の
外周面に対して押圧されている。
【００２４】そして、以上の構成において、操作部１１
１の内部にアクチュエータ１０２を挿入していないとき
に、図２(A) に示すように、板カム１の凹部１ａがアク
チュエータの挿入孔１０１ａに対向する部位に位置し、
また各ロック片２，３の係止爪２ｂ，３ｂが板カム１の
ロック段部１ｂの前方側に接触して、その各係止爪２
ｂ，３ｂがロック段部１ｂと対向する状態となり、この
状態で、板カム１だけを回動しようとしても、各係止爪
２ｂ，３ｂがロック段部１ｂに引っ掛かってその回動が
阻止される。
１の内部にアクチュエータ１０２を挿入していないとき
に、図２(A) に示すように、板カム１の凹部１ａがアク
チュエータの挿入孔１０１ａに対向する部位に位置し、
また各ロック片２，３の係止爪２ｂ，３ｂが板カム１の
ロック段部１ｂの前方側に接触して、その各係止爪２
ｂ，３ｂがロック段部１ｂと対向する状態となり、この
状態で、板カム１だけを回動しようとしても、各係止爪
２ｂ，３ｂがロック段部１ｂに引っ掛かってその回動が
阻止される。
【００２５】次に、本発明の実施の形態の作用を図５及
び図６を参照しつつ述べる。アクチュエータ１０２が挿
入孔１０１ａを通じて操作部１１１の内部に進入する
と、まずは、その先端の凸所部分の押圧面１２１ｂが、
各ロック片２，３の傾斜面２ａ，３ａに接触する〔図５
(A) 〕。この時点では、アクチュエータ１０２の凹所部
分の押圧面１２１ａは板カム１の凹部１ａ内には入り込
まず、凹部１ａの後方側に位置する。
び図６を参照しつつ述べる。アクチュエータ１０２が挿
入孔１０１ａを通じて操作部１１１の内部に進入する
と、まずは、その先端の凸所部分の押圧面１２１ｂが、
各ロック片２，３の傾斜面２ａ，３ａに接触する〔図５
(A) 〕。この時点では、アクチュエータ１０２の凹所部
分の押圧面１２１ａは板カム１の凹部１ａ内には入り込
まず、凹部１ａの後方側に位置する。
【００２６】次いでアクチュエータ１０２が更に進入す
ると、これに応じて各ロック片２，３の傾斜面２ａ，３
ａが押され、図５(B) に示すように、各ロック片２，３
が軸５を中心として回動し、これにより係止爪２ｂ，３
ｂが板カム１から離れ、ロック段部１ｂと干渉しない位
置まで移動して板カム１のロックが解除されるととも
に、アクチュエータ１０２の押圧片１２１が板カム１の
凹部１ａ内に嵌り込み、その押圧面１２１ａが凹部１ａ
の内面を押すことにより板カム１が回動する（図６）。
この板カム１の回動に応じて接点ブロックの操作ロッド
７が前進し、アクチュエータ１０２が挿入端まで進んだ
時点で、接点ブロック（図７）の接続接点が切り換わ
る。なお、アクチュエータ１０２が挿入端まで進入した
状態で押圧片１２１は板カム１の凹部１ａの前方側に位
置する。
ると、これに応じて各ロック片２，３の傾斜面２ａ，３
ａが押され、図５(B) に示すように、各ロック片２，３
が軸５を中心として回動し、これにより係止爪２ｂ，３
ｂが板カム１から離れ、ロック段部１ｂと干渉しない位
置まで移動して板カム１のロックが解除されるととも
に、アクチュエータ１０２の押圧片１２１が板カム１の
凹部１ａ内に嵌り込み、その押圧面１２１ａが凹部１ａ
の内面を押すことにより板カム１が回動する（図６）。
この板カム１の回動に応じて接点ブロックの操作ロッド
７が前進し、アクチュエータ１０２が挿入端まで進んだ
時点で、接点ブロック（図７）の接続接点が切り換わ
る。なお、アクチュエータ１０２が挿入端まで進入した
状態で押圧片１２１は板カム１の凹部１ａの前方側に位
置する。
【００２７】そして、図６の状態から、アクチュエータ
１０２が抜き取られると、そのアクチュエータ１０２の
後退により押圧片１２１が板カム１の凹部１ａに嵌り込
み、その凹部内面を押すことにより板カム１が先とは逆
に回動し、これに伴って操作ロッド７が後退して接続接
点が元の状態に復帰するとともに、板カム１のロック段
部１ｂが元の位置つまり図２(A) の位置に戻り、また各
ロック片２，３が圧縮コイルばね６の弾性力により元の
位置（ロック位置）に復帰して板カム１の回動が規制さ
れる。
１０２が抜き取られると、そのアクチュエータ１０２の
後退により押圧片１２１が板カム１の凹部１ａに嵌り込
み、その凹部内面を押すことにより板カム１が先とは逆
に回動し、これに伴って操作ロッド７が後退して接続接
点が元の状態に復帰するとともに、板カム１のロック段
部１ｂが元の位置つまり図２(A) の位置に戻り、また各
ロック片２，３が圧縮コイルばね６の弾性力により元の
位置（ロック位置）に復帰して板カム１の回動が規制さ
れる。
【００２８】なお、以上の実施の形態では、アクチュエ
ータの挿入孔１０１ａを操作部１１１の上面側に設けて
いるが、板カム１の外周面に形成する凹部とロック段部
の位置を適宜に変更することにより、その挿入孔１０１
ａの位置を操作部１１１の正面側とすることも可能であ
る。
ータの挿入孔１０１ａを操作部１１１の上面側に設けて
いるが、板カム１の外周面に形成する凹部とロック段部
の位置を適宜に変更することにより、その挿入孔１０１
ａの位置を操作部１１１の正面側とすることも可能であ
る。
【００２９】
【発明の効果】以上説明したよう、本発明の安全スイッ
チよれば、操作部へのアクチュエータの進入に応じて回
転し、スイッチ部の操作ロッドを移動する板カムを１枚
とし、その板カムの側方にロック片を配置して板カムの
ロック機構を構成し、専用のアクチュエータ以外では操
作部が動作しないようにしたから、従来品と同等もしく
はそれ以上の安全性を確保しつつスイッチ全体の小型化
を達成できる。
チよれば、操作部へのアクチュエータの進入に応じて回
転し、スイッチ部の操作ロッドを移動する板カムを１枚
とし、その板カムの側方にロック片を配置して板カムの
ロック機構を構成し、専用のアクチュエータ以外では操
作部が動作しないようにしたから、従来品と同等もしく
はそれ以上の安全性を確保しつつスイッチ全体の小型化
を達成できる。
【図１】本発明の実施の形態を示す図で、(A) は外観斜
視図、(B) は使用状態を示す図
視図、(B) は使用状態を示す図
【図２】その実施の形態の操作部１１１の構成図で、
(A) 及び(B) はそれぞれカバーを切り欠いて示す側面図
及び正面図
(A) 及び(B) はそれぞれカバーを切り欠いて示す側面図
及び正面図
【図３】図２のＸ−Ｘ断面図
【図４】ロック片を抽出して示す拡大図
【図５】本発明の実施の形態の作用説明図
【図６】同じく作用説明図
【図７】スイッチ部１１２の接点ブロックの構成例を模
式的に示す図
式的に示す図
１ 板カム １ａ 凹部 １ｂ ロック段部 ２，３ ロック片 ２ａ，３ａ 傾斜面 ２ｂ，３ｂ 係止爪 ４ カムシャフト ５ 軸 ６ 圧縮コイルばね ７ 操作ロッド １１ 支持枠 １０１ スイッチ本体 １１１ 操作部 １１２ スイッチ部 １０２ アクチュエータ １２１ 押圧片 １２２，１２３ 支持片 １２１ａ，１２１ｂ 押圧面 １０３ 扉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01H 3/16 H01H 27/00
Claims (2)
- 【請求項１】 アクチュエータがスイッチ本体の操作部
に進入し、これに応じてスイッチ部の操作ロッドが移動
することにより接続接点が切り換わる構造の安全スイッ
チにおいて、 上記アクチュエータは、操作部への挿入部分が、先端の
押圧片とこの押圧片の両端を支持し先端が押圧片よりも
前方に突き出す支持片で構成され、かつ、上記操作部に
は、アクチュエータの進入に応じて回動して上記操作ロ
ッドに変位を与えるカムで外周面にアクチュエータの押
圧片が嵌る凹部及びロック段部が形成された板カムと、
この板カムの側方に位置しカム回動中心と平行な軸を中
心として回動が可能な部品でアクチュエータの挿入方向
に対して傾いた傾斜面及び上記板カムのロック段部に引
っ掛かる係止爪が形成されたロック片と、このロック片
の係止爪を板カムの外周面に対して押圧するばねが設け
られ、 上記操作部にアクチュエータを挿入していない状態で、
ロック片の係止爪が板カムの外周面でロック段部と対向
する位置に接触して板カムの回動を規制し、アクチュエ
ータが進入したときに、その支持片の先端突出部がロッ
ク片の傾斜面に当たり、ロック片が上記軸を中心として
回動して上記係止爪による板カムのロックが解除される
とともに、アクチュエータの押圧片が板カムの凹部内面
を押して当該板カムが回動するように構成されているこ
とを特徴とする安全スイッチ。 - 【請求項２】 上記ロック片が板カムの側方の両側に設
けられていることを特徴とする請求項１に記載の安全ス
イッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08253207A JP3081541B2 (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 安全スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08253207A JP3081541B2 (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 安全スイッチ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10106376A JPH10106376A (ja) | 1998-04-24 |
| JP3081541B2 true JP3081541B2 (ja) | 2000-08-28 |
Family
ID=17248053
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08253207A Expired - Fee Related JP3081541B2 (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 安全スイッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3081541B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101546193B1 (ko) | 2014-07-18 | 2015-08-20 | 배진형 | 스마트 헬멧 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4747888B2 (ja) * | 2006-03-09 | 2011-08-17 | オムロン株式会社 | スイッチ |
| JP4887091B2 (ja) * | 2006-08-01 | 2012-02-29 | Ｉｄｅｃ株式会社 | 扉一体型安全スイッチ装置 |
| CN103670109B (zh) * | 2013-12-31 | 2015-09-02 | 南京康尼机电股份有限公司 | 一种城市轨道车辆移门的开关组件 |
| WO2018157281A1 (zh) * | 2017-02-28 | 2018-09-07 | 深圳市锐明技术股份有限公司 | 车载电子设备的触碰开关机构及车载电子设备 |
-
1996
- 1996-09-25 JP JP08253207A patent/JP3081541B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101546193B1 (ko) | 2014-07-18 | 2015-08-20 | 배진형 | 스마트 헬멧 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10106376A (ja) | 1998-04-24 |
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