JP2001184988A - 安全スイッチ用アクチュエータ - Google Patents
安全スイッチ用アクチュエータInfo
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Abstract
き、しかも操作キーの可動方向を水平方向と垂直方向の
いずれか一方に選択的に切り替えることができるように
する。 【解決手段】操作キー2をベース3に、互いに直交する
2方向(水平・垂直方向)に揺動自在に保持するととも
に、その操作キー2の揺動を2方向のいずれか一方に選
択的に規制するための手段(例えばガイドストッパ4と
嵌合部34)を設けている。
Description
設置される部屋の出入口などの壁面に装着され、その出
入口の扉が開かれたときには、産業機械等への電源供給
を停止する安全スイッチに関する。
は産業機械自体の危険ゾーンでは、作業者が機械に巻き
込まれて負傷するといったトラブルの発生を防止するこ
とを目的として、部屋や危険ゾーンの出入口の扉が完全
に閉まっていないときには、機械の駆動をロックするシ
ステムを設けることが要求されている。
動部分にリミットスイッチを設けておき、そのリミット
スイッチにより扉閉の状態が検出されたときに限って部
屋内の産業機械への電源供給を行うといった方式が採用
されている。
ムによれば、扉を閉じなくてもリミットスイッチのアク
チュエータを操作することで、部屋内の機械の運転が可
能な状態となるので完全な安全対策とは言えない。
防止した安全スイッチを既に提案している(特開平6−
76674号公報)。
ッチ部とが設けられ、操作部のケーシングにキー挿入孔
が形成されたスイッチ本体(図1参照)と、ベースに操
作キーを設けたアクチュエータとからなり、スイッチ本
体を部屋の出入口周辺の壁面に設置するとともに、その
出入口の扉(スライド式または回転式)にアクチュエー
タを固着しておき、扉を閉じたときに、アクチュエータ
の操作キーがスイッチ本体のキー挿入孔を通じて操作部
に進入し、これによりスイッチ部に内蔵の接点ブロック
の可動接点が切り換わるように構成されており、このよ
うな切り換わり動作で回路接続が主回路(産業機械への
電源供給回路)側へと切り換わって部屋内の機械が運転
可能な状態となる。
などの装置本体に接続するモバイル機器との接続部に設
置され、装置本体にモバイル機器を正しい状態で接続し
たときに、安全スイッチのスイッチ本体にアクチュエー
タの操作キーが進入して装置本体が使用可能な状態にな
るというような使用法も採られている。
アクチュエータは、スイッチ本体の設置姿勢などの使用
条件に応じて、操作キーが水平方向あるいは垂直方向に
沿うように扉に取り付けられる。
チュエータは、操作キーがベースに固定状態で保持され
され、操作キーの動きに自由度がないものが多く、この
ようなアクチュエータを用いた場合、図29に示すよう
に、回転扉10の回転半径が小さいと、回転扉10を閉
じる過程において操作キー502の先端がスイッチ本体
100と干渉するという不具合が発生する。従って、回
転半径の小さな回転扉10には固定式のアクチュエータ
は使用できない。
平11−213820号公報に見られるように、操作キ
ーをベースに互いに直交する方向(水平・垂直方向)に
揺動可能に取り付けた構造のアクチュエータ(セイフテ
ィスイッチ用操作キー装置)が記載されている。しか
し、この公報に記載のアクチュエータによれば、操作キ
ーが常に2方向(水平・垂直方向)に揺動可能な状態に
あり、しかも操作キーが水平方向と垂直方向の双方に傾
いた姿勢で保持されているので、スイッチ本体に対する
アクチュエータの位置合わせが難しいという問題があ
る。
もので、操作キーがベースに対して動く構造で、回転半
径が小さな回転扉等に使用することができ、しかも操作
キーの可動方向を、水平方向と垂直方向のいずれか一方
に選択的に切り替えることが可能なアクチュエータの提
供を目的とする。
め、本発明のアクチュエータは、安全スイッチに設けら
れたキー挿入孔に差し込まれる操作キーとベースとから
なり、操作キーがベースに、互いに直交する2方向に揺
動自在に保持されているとともに、その操作キーの揺動
を2方向のいずれか一方に選択的に規制するための手段
が設けられていることによって特徴づけられる。
ーを2方向(水平・垂直方向)に揺動可能として操作キ
ーに自由度を持たせているので、操作キーがスイッチ本
体のキー挿入孔に進入する際にスイッチ本体と干渉して
も、操作キーの揺動によりそれを回避することが可能と
なり、例えば回転半径が小さい回転扉への使用が可能に
なる。しかも、操作キーの揺動方向を水平方向または垂
直方向のいずれか一方の方向に選択的に切り替えること
ができるので、自由度が必要な方向のみに操作キーを揺
動可能とすることができ、安全スイッチを設置する際
に、スイッチ本体との位置合わせが困難になることもな
い。
の2箇所に嵌合部を設けるとともに、その各嵌合部に嵌
まり合う形状のガイドストッパを設け、それら2つの嵌
合部のいずれか一方にガイドストッパを選択的に嵌め込
むことにより、操作キーの揺動方向を1方向に規制す
る、というような構成を採用してもよい。
ーが揺動する各方向の揺動範囲をそれぞれ個別に調整す
るための調整機構を設けておけば、回転扉の回転半径な
どの使用条件に適合した操作キーの揺動範囲を容易に設
定することができる。
ーを揺動の各方向に付勢する弾性部材を設けておけば、
操作キーを一定の位置に弾性力を与えた状態で保持する
ことができる。この場合、1つのねじりコイルばねのね
じり力と圧縮力によって操作キーを揺動の各方向に付勢
するようにすれば、部品点数の削減(低コスト化)をは
かることができる。
に基づいて説明する。
3を参照しつつ説明する。
る産業機械に電気的に接続されるスイッチであって、主
にスイッチ本体100とアクチュエータ1(図4参照)
によって構成されている。スイッチ本体100は部屋の
出入口の周縁の壁面に固着され、またアクチュエータ1
は回転扉に固着される。
の操作キー2が差し込まれる操作部101と、接点ブロ
ック(図示せず)が内蔵されたスイッチ部102によっ
て構成されており、スイッチ部101にアクチュエータ
1の挿入方向の選択が可能な2つのキー挿入孔(スリッ
ト孔)103、104が設けられている。
ている。この板カム111はスイッチ部102に内蔵の
接点ブロック(図示せず)の操作ロッド105に変位を
与えるためのもので、カムシャフト114に回転自在に
支持されている。板カム111の外周面には、操作部1
01の2つのキー挿入孔103、104に対応して矩形
状の凹部113、114が形成されている。
に示すように、操作キー2がキー挿入孔103を通じて
操作部101の内部に進入すると、操作キー2の押圧片
2bが板カム111に当たった時点で(図2(A))、
板カム111が回転し、この板カム111の回転に応じ
てスイッチ部102の操作ロッド105が操作部101
側に移動する。そして、操作キー2が挿入端まで進んだ
時点で接点ブロックの接続接点が切り換わるとともに、
操作キー2の押圧片2bが板カム111の凹部113に
嵌まり込む(図2(B))。次に、図2(B)の状態か
ら操作キー2が抜き取られると、その操作キー2の後退
により板カム111が前述とは逆向きに回転し、これに
伴って操作ロッド105がスイッチ部102側に移動し
て、接続接点が切り換わり、元の状態となる。
他方のキー挿入孔104を通じて操作キー2が操作部1
01の内部に進入すると(図3(A))、操作キー2の
押圧片2bが板カム111に当たって板カム111が回
転し、この板カム111の回転に応じて、スイッチ部1
02の操作ロッド105が操作部101側に移動して接
続接点が切り換わるととに、操作キー2の押圧片2bが
板カム111の凹部114に嵌まり込む(図3
(B))。この状態から操作キー2が抜き取られると、
板カム111が逆向きに回転し、操作ロッド105がス
イッチ部102側に移動して接続接点が切り換わる。
03、104に進入した操作キー2の先端部を案内する
ためのガイド面101a、101b(図13及び図14
参照)が形成されている。
細を、以下、図4〜図12を参照しつつ説明する。
ベース3によって構成されている。
に示すように、操作部101への挿入部分が先端部の押
圧片2bとその両端を支持する一対の支持片2cが一体
形成されている。一対の支持片2cの先端部は押圧片2
bよりも前方に突き出しており、その突出部2dの各先
端には約45度の面取り加工が施されている。操作キー
2は、ベース3に設けられた支持軸33に、互いに直交
する2方向(水平・垂直方向)において揺動自在に支持
されており、その後端部に当て片2aが一体形成されて
いる。
キー保持部31と取付部32とが一体形成されている。
取付部32の両端にはそれぞれ取付孔(長丸孔)32a
が設けられている。
方向に貫通する中空構造となっており、その前部側に支
持軸33が設けられている。キー保持部31の内部に
は、図6に示すように、支持軸33に支持された操作キ
ー2の当て片2aと対向する位置に支点部31aが設け
られている。この支点部31aからベース3の前方側の
部分は前方に向かうに従って外方に傾斜する傾斜面31
bとなっている。
られている。このねじりコイルばね5は、一端51が操
作キー2に係止され、他端52がキー保持部31の内面
31cに、ねじりコイルばね5自体にねじり力を与えた
状態で係止されている。また、ねじりコイルばね5は、
操作キー2とキー保持部31の内面31d(傾斜面31
bと対向する面)との間に圧縮された状態で挟み込まれ
ており、このねじりコイルばね5のねじり力と圧縮力に
よって操作キー2が水平方向と垂直方向の各方向にそれ
ぞれ押圧されている。
孔(貫通孔)61、71が加工されている。この各雌ね
じ孔61、71にそれぞれ調整ねじ(例えば六角孔付き
ねじ)6、7がねじ込まれており、それら調整ねじ6、
7を操作することによって操作キー2の水平方向と垂直
方向の揺動範囲をそれぞれ個別に調整することができ
る。
片2aの片面(支点部31aと反対側の面)側の位置と
当て片2aの側方位置の2箇所にそれぞれ嵌合部34、
35が設けられている。この各嵌合部34、35には、
図8に示す形状のガイドストッパ4のガイドフランジ4
a及びガイド溝4bと嵌まり合うガイド溝34a、35
a及びガイド凸部34b、35bが形成されており(図
7参照)、これら2つの嵌合部34、35のいずれか一
方にガイドストッパ4を選択的に嵌め込むことにより、
操作キー2の揺動方向を、水平方向または垂直方向のい
ずれか一方に規制することができる。
ッパ4を操作キー2の当て片2aの片面側に位置する嵌
合部34に嵌め込むと、ガイドストッパ4が当て片2a
の片面21aに当たり、このガイドストッパ4と支点部
31aによって操作キー2の垂直方向の動きが規制され
て、操作キー2は水平方向のみの揺動が可能になる。
パ4を当て片2aの側方に位置する嵌合部35にを嵌め
込むと、ガイドストッパ4が当て片2aの側面22aに
当たって操作キー2の水平方向の動きが規制され、操作
キー2は垂直方向のみの揺動が可能になる。なお、操作
キー2の垂直方向の揺動は、図11に示すように、ねじ
りコイルばね5によって当て片2aが常に支点部31a
に当たっているので、その支点部31aが支点となって
揺動する。
14を参照しつつ説明する。
姿勢で設置される場合、図9に示したように、アクチュ
エータ1の嵌合部34(当て片2aの片面側)にガイド
ストッパ4を嵌め込んで、水平方向のみの揺動が可能と
なるようにしておき、このアクチュエータ1を回転扉1
0に図13に示す姿勢で取り付ける。このとき、操作キ
ー2の先端部が、回転扉10の回転時において操作部1
01のキー挿入孔103に入り始める時点で、操作キー
2が操作部101の挿入方向と平行になるように操作キ
ー2の揺動範囲を調整しておく。
10を閉めてゆくと、操作キー2の先端部がキー挿入孔
103に入り始めた時点で、その先端部がガイド面10
1aに接触した時点で操作キー2の揺動(水平方向)が
始まり、この後、操作キー2がガイド面101aに沿っ
て進行して操作部101内の板カム111を回転させる
位置まで進入する(図2(B)参照)。このように操作
キー2を水平方向に揺動可能としておくことにより、操
作キー2の先端部がスイッチ本体100に接触しても、
ねじりコイルばね5の弾性力が作用するだけで、スイッ
チ本体100に悪影響を及ぼすような強い力が作用する
ことはない。
姿勢で設置される場合、図10に示したように、アクチ
ュエータ1の嵌合部35(当て片2aの側方配置)にガ
イドストッパ4を嵌め込んで、垂直方向のみの揺動が可
能となるようにしておき、このアクチュエータ1を回転
扉10に図14に示す姿勢で取り付ける。
10を閉めてゆくと、操作キー2の先端部がキー挿入孔
104に入り始めた時点で、その先端部がガイド面10
1bに接触した時点で操作キー2の揺動(垂直方向)が
始まり、この後、操作キー2がガイド面101bに沿っ
て操作キー2が進んでゆき、操作部101内の板カム1
11を回転させる位置まで進入する(図3参照
(B))。このように操作キー2を垂直方向に揺動可能
としておくことにより、操作キー2の先端部がスイッチ
本体100に接触しても、ねじりコイルばね5の弾性力
が作用するだけで、スイッチ本体100に悪影響を及ぼ
すような強い力が作用することはない。
よれば、ベース3に設けた調整ねじ6、7の操作により
操作キー2の揺動範囲を調整することができるので、安
全スイッチの使用条件つまり回転扉10の回転半径に合
わせた揺動範囲を容易に設定することができる。なお、
揺動範囲を調整する機構としては、調整ねじ6、7のほ
か、様々な形態が考えられる。その例を図15及び図1
6に示す。
a、232aが内面に形成された凹部231、232を
ベース203の2箇所に設けるとともに、各凹部23
1、232に嵌まり合う形状の波形段部204aが形成
された調整ブロック(ストッパ)204を設け、その調
整ブロック204の凹部231、232への嵌め込み方
つまり調整ブロック204側の波形段部204aと、凹
部231、232側の波形段部231a、232aとの
かみ合わせ方によって操作キーの揺動範囲をステップ状
に調整できる構造となっている。なお、図15に示す調
整機構では、バンド205をベース203の側部に巻き
付けて調整ブロック204の抜けを防止している。
の後端部に係止片302aを一体形成し、また、ベース
303には操作キー302の揺動中心を中心とする円周
上に沿ってピン孔303a・・303aを所定ピッチで設
け、それらピン孔303a・・303aのうち、係止ピン
304を差し込むピン孔303aを適宜に選択すること
で、操作キー302の揺動範囲をステップ状に調整でき
る構造となっている。
コイルばね5のねじり力及び圧縮力によって操作キー2
を水平方向と垂直方向に付勢しているが、これに限られ
ることなく、操作キー2を水平方向に付勢する弾性部材
と垂直方向に付勢する弾性部材をそれぞれ個別に設けて
もよい。
付部32の取付孔32aに長丸形状のザグリ32b(図
12参照)を加工しているが、これに替えて、取付孔3
2aに六角形のザグリを加工し、そのザグリに六角ナッ
トを嵌合係止しておけば、回転扉のアクチュエータ取付
面の裏面側からのねじ止めにより、アクチュエータを回
転扉に取り付けることが可能になる。
実施形態の構成を示す図である。
ばね片50をガイドストッパ40に設けたところに特徴
がある。ばね片50はL字状に折り曲げ加工されてお
り、その一端が支持ブロック42に固定されている。支
持ブロック42は、図19に示すように正面正方形の直
方体で、ガイドストッパ本体41に設けられた断面正方
形の凹部41aに嵌め込まれており、その嵌め込みの向
きを替えることにより、ガイドストッパ本体41に対す
るばね片50の向きを90度単位で変更することができ
る。
(A)及び(B)に示すように、ガイドストッパ40を
操作キー2の当て片2aの片面に当てるとともに、ばね
片50を当て片2aの側面に当てることで、操作キー2
が水平方向のみに揺動可能となり、ばね片50によって
水平方向における付勢力が操作キー2に与えられる。ま
た、図18(A)及び(B)に示すように、ガイドスト
ッパ本体41に対するばね片50の向きを90度変更
し、このガイドストッパ40を操作キー2の当て片2a
の側面に当てるとともに、ばね片50を当て片2aの片
面に当てることによって操作キー2が垂直方向のみに揺
動可能となり、ばね片50により垂直方向における付勢
力が操作キー2に与えられる。
実施形態の構造を模式的に示す断面図である。図22は
図20のE−E断面図、図23は図20のF−F矢視図
である。また、図24は図23のG−G断面図である。
方向を選択的に切り替える手段として切替ボックス40
4を設けたところに特徴がある。
された矩形(正面正方形)のボックスで、その開放部4
41と対向する面が傾斜面442となっており、その傾
斜面442の中央に、傾斜方向に沿って延びるスリット
状のガイド溝443が形成されている。切替ボックス4
04は、ベース403に設けられた断面正方形の嵌合部
431に、ベース403の背面側から嵌め込むことがで
きる。なお、ベース403の背面には切替ボックス40
4を止めるための押え板432が配置されている。
433を介して保持されている。操作キー402の後部
にはばね座421が設けられており、このばね座421
に圧縮コイルばね405の端部が取り付けられている。
圧縮コイルばね405の先端部はばね中心に向けて延び
ており、その中心において外方に向けて折り曲げられて
いる。
切替ボックス404をベース403の嵌合部431に、
圧縮コイルばね405の先端部451をガイド溝443
に合わせた状態で嵌め込むという要領で組み立てられ、
この図20に示す状態で、圧縮コイルばね405の弾性
力と傾斜面442の作用によって、操作キー402が図
中下方に傾いた状態に保持され、この状態から操作キー
402の先端側に図中上方に向かう力が作用すると操作
キー402が揺動(水平方向)し、また作用力がなくな
ると元の状態に復帰するようになっている。
クス404をベース403から一度取り外し、その切替
ボックス404をベース403に対して90度回転させ
た状態で、切替ボックス404を先と同じ要領にてベー
ス403の嵌合部431に嵌め込むと、図21に示すよ
うな形態つまり操作キー402が垂直方向のみに揺動可
能な形態に切り替えることができ、操作キー402の揺
動方向に対応して、4方向の位置に切替ボックス404
を配置換えすることができる。
別の実施形態の構造を模式的に示す断面図である。図2
7は図25のH−H断面図、図28は図25のI−I矢
視図である。
方向を選択的に切り替える手段として切替ボックス50
4を設けたところに特徴がある。
された矩形(正面正方形)のボックスで、その開放部5
41と対向する面が傾斜面542となっている。切替ボ
ックス504は、ベース503に設けられた断面正方形
の嵌合部531に、ベース503の背面側から嵌め込む
ことができる。なお、ベース503の背面には切替ボッ
クス504を止めるための押え板532が配置されてい
る。
軸533を備え、その支持軸533に操作キー502が
保持されている。操作キー502の後部にはばね受け部
521が設けられており、このばね受け部521と切替
ボックス504の傾斜面542との間にコイルばね50
5が配置されている。このコイルばね505の先端部5
51は切替ボックス504に固定されている。
切替ボックス504内にコイルばね505を配置した状
態で切替ボックス504をベース503の嵌合部531
に嵌め込むという要領で組み立てられ、この図25に示
す状態(フリーの状態)で、操作キー502のばね受け
部521がコイルばね505の力を受け、そのばね受け
部521が傾斜面542と平行となり、操作キー502
が傾いた状態になる。この状態から、操作キー502が
挿入孔103(104)に挿入されて、操作キー502
の先端部が図中下方に向かう力を受けると、傾斜面54
2の一方の角部側(図中下側)に位置するコイルばね5
05の部分505aが圧縮され、操作キー502は平行
(水平)になる(図26)。この後、操作キー502が
挿入孔103(104)から抜かれると、先に圧縮され
たコイルばね505の部分505aの復帰力により、元
の状態(図25)に戻る。
施形態と同様に、切替ボックス504をベース503か
ら一度取り外し、その切替ボックス504をベース50
3に対して90度回転させた状態で、切替ボックス50
4を先と同じ要領にてベース503の嵌合部531に嵌
め込むことで、操作キー502の揺動方向を変更(90
度)することができ、操作キー502の揺動方向に対応
して、4方向の位置に切替ボックス504を配置換えす
ることができる。
ータは、操作キーに自由度があるので、回転半径が小さ
い回転扉のほか、モバイル機器の接続部あるいはスライ
ド式の扉などにおいて、スイッチ本体とアクチュエータ
との位置関係にある程度の余裕が必要な場合にも有効に
利用することができる。
ッチ用アクチュエータによれば、操作キーがベースに、
互いに直交する2方向(水平・垂直方向)に揺動自在に
保持されているとともに、その操作キーの揺動を2方向
のいずれか一方に選択的に規制するための手段が設けら
れているので、操作キーがスイッチ本体のキー挿入孔に
進入する際にスイッチ本体と干渉しても、操作キーの揺
動によりそれを回避することができ、スイッチ本体に悪
影響を及ぼすような強い力が作用することがなくなる。
これにより、例えば回転半径が小さい回転扉への使用が
可能になる等、使用可能範囲が従来よりも広がる。しか
も、操作キーの揺動方向を2方向のうちのいずれか一方
の方向に選択的に切り替えることができるので、使用者
の目的に応じて使い分けることが可能なる。
(B)である。
図である。
図(A)及び背面図(B)である。
断面図(A)及び背面図(B)である。
す斜視図である。
を示す平面図である。
平面図(A)及び側面図(B)である。
(A)及び側面図(B)である。
断面図である。
である。
示す断面図である。
である。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 安全スイッチに設けられたキー挿入孔に
差し込まれる操作キーとベースとからなり、操作キーが
ベースに、互いに直交する2方向に揺動自在に保持され
ているとともに、その操作キーの揺動を2方向のいずれ
か一方に選択的に規制するための手段が設けられている
ことを特徴とする安全スイッチ用アクチュエータ。 - 【請求項2】 ベースの2箇所に嵌合部が設けられてお
り、これら嵌合部のいずれか一方に選択的に嵌め込まれ
るガイドストッパによって、操作キーの揺動方向が1方
向に規制されるように構成されていることを特徴とする
請求項1記載の安全スイッチ用アクチュエータ。 - 【請求項3】 操作キーが揺動する各方向の揺動範囲を
それぞれ個別に調整するための調整機構が設けられてい
ることを特徴とする請求項1または2記載の安全スイッ
チ用アクチュエータ。 - 【請求項4】 操作キーを揺動の各方向に付勢する弾性
部材が設けられていることを特徴とする請求項1、2ま
たは3記載の安全スイッチ用アクチュエータ。 - 【請求項5】 1つのねじりコイルばねのねじり力と圧
縮力によって操作キーが揺動の各方向に付勢されている
ことを特徴とする請求項4記載の安全スイッチ用アクチ
ュエータ。
Priority Applications (4)
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