JPH0866599A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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Publication number
JPH0866599A
JPH0866599A JP6207425A JP20742594A JPH0866599A JP H0866599 A JPH0866599 A JP H0866599A JP 6207425 A JP6207425 A JP 6207425A JP 20742594 A JP20742594 A JP 20742594A JP H0866599 A JPH0866599 A JP H0866599A
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JP
Japan
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load current
heater
current value
fan
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JP6207425A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Asanuma
勝彦 浅沼
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷電流値が大きな状態が長時間にわたって
継続することを防止しながら乾燥運転時間を短縮する。 【構成】 マイクロコンピュータは、乾燥運転開始時は
ヒータが強で且つファンの送風量が大の運転条件で駆動
し(ステップS2)、所定時間経過したところで(ステ
ップS3)、衣類乾燥機全体の負荷電流値が基準電流値
(一般家庭の略定格電流値)以下となったか否かを判断
する(ステップS4)。このとき、負荷電流値が基準電
流値以下となったときは、所定の乾燥運転を継続し、負
荷電流値が基準電流値を上回っていたときは、ステップ
S8に移行することにより運転条件を変更しながら負荷
電流値が基準電流値以下となる運転条件を求め、負荷電
流値が基準電流値以下となったときはその運転条件で乾
燥運転を継続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、正の温度抵抗特性を有
したヒータを通じた送風によりドラム内に収納された被
乾燥物を乾燥する衣類乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、衣類乾燥機では、通電により
発熱したヒータを通じてドラム内に送風することによ
り、ドラム内に収納された被乾燥物を乾燥するようにし
ている。この場合、ヒータとしてはPTCヒータを使用
するのが一般的である。これは、PTCヒータは正の温
度抵抗特性を有しており、自己の温度が高くなる程、抵
抗値が高くなって負荷電流を抑制するので、PTCヒー
タが過熱してしまうことを防止できるからである。
【0003】ところで、PTCヒータは上述のようの正
の温度抵抗特性を有していることから、送風により接触
する空気の温度が低いときは温度が低い状態が継続して
負荷電流が大となると共に、送風により接触する空気の
温度が高いときは抵抗値が高くなって負荷電流が小とな
る。このため、室内温度が低い冬季のような場合には、
ファンの送風によりPTCヒータの温度が低い状態が継
続することから、PTCヒータひいては衣類乾燥機全体
の負荷電流が一般家庭の定格電流を上回った状態が継続
し、ついにはブレーカが動作して電源が遮断されてしま
う虞がある。
【0004】これに対処するものとして、運転開始時に
PTCヒータの定格出力を小に制御することによりPT
Cヒータひいては衣類乾燥機全体の負荷電流を抑制する
と共に、PTCヒータの温度が十分に高くなるまで所定
時間が経過したときは定格出力を大に切換えるものがあ
る。また、PTCヒータを大で発熱させてから所定時間
経過したところで衣類乾燥機全体の負荷電流値が基準電
流値を上回っていたときはヒータの定格出力を小に切換
えることにより衣類乾燥機全体の負荷電流が過大な状態
が継続してしまうことを防止するものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成のものでは、運転開始から所定時間経過したとこ
ろでPTCヒータの定格出力を切換えるだけの構成であ
るので、それまでの間にPTCヒータの温度が十分に上
昇して衣類乾燥機全体の負荷電流が低くなっていた場合
には、無駄な乾燥運転を実行することになり乾燥運転時
間が長時間化するという欠点がある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、負荷電流が過大な状態が長時間にわた
って継続することを防止しながら乾燥運転時間を短縮す
ることができる衣類乾燥機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、被乾燥物を収
納するドラムを設け、定格出力を少なくとも大小に切換
可能に設けられ正の抵抗温度特性を有するヒータと、こ
のヒータを通じてドラム内に送風すると共に送風量を少
なくとも大小に切換可能に設けられたファンとを備えた
衣類乾燥機において、前記衣類乾燥機全体の負荷電流を
検出する負荷電流検出手段を設け、この負荷電流検出手
段の検出値に基づいて前記ヒータの定格出力及び前記フ
ァンの送風量を制御することにより所定の乾燥運転を実
行する制御手段を設けた上で、前記制御手段を、乾燥運
転開始時に前記ヒータの定格出力及び前記ファンの送風
量を大に制御した状態で所定時間経過後に前記負荷電流
検出手段による検出値が予め設定された基準値を上回っ
ていたときは前記ヒータの定格出力を小と大とに交互に
変化させる切換動作を実行すると共に大への切換状態で
前記負荷電流検出手段による検出値が前記基準値を上回
っていたときはその切換動作を所定回数繰返して実行す
る第1の制御行程と、この第1の制御行程を終了したと
きは前記ファンの送風量を小に切換えると共に、その小
への切換タイミングから所定時間経過後に前記負荷電流
検出手段による検出値が前記基準値以下であったときは
所定時間が経過してから前記ファンの送風量を大に切換
える第2の制御行程と、この第2の制御行程の終了から
所定時間が経過したときに前記負荷電流検出手段による
検出値が前記基準値を上回っていたときは前記ファンの
送風量を小に切換える第3の制御行程とを実行するよう
に構成したものである(請求項1)。
【0008】上記構成において、制御手段を、第2の制
御行程において負荷電流検出手段による検出値が基準値
を上回っていたときは、ヒータの定格出力を小と大とに
交互に変化させる切換動作を実行すると共に大への切換
状態で前記負荷電流検出手段による検出値が前記基準値
を上回っていたときはその切換動作を所定回数繰返して
実行する第4の制御行程と、この第4の制御行程を終了
したときはヒータの定格出力を小に切換える第5の制御
行程を実行するように構成してもよい(請求項2)。
【0009】また、制御手段を、第5の制御行程を終了
してから所定時間経過したときはヒータの定格出力を大
に切換えると共に、その大への切換タイミングから所定
時間経過したときに負荷電流検出手段による検出値が基
準値を上回っていたときはヒータの定格出力を小に切換
える第6の制御行程を実行するように構成してもよい
(請求項3)。
【0010】
【作用】請求項1記載の衣類乾燥機の場合、制御手段
は、第1の制御行程を実行する。即ち、乾燥運転開始時
にヒータの定格出力及びファンの送風量を大に設定す
る。これにより、ファンを通過する空気が加熱されてド
ラムに収納された被乾燥物に送風される。
【0011】このとき、乾燥運転開始時においてはファ
ンからの送風空気の温度は低いと共に送風量が大である
ことから、送風によりヒータの温度が低い状態が継続す
る。この場合、ヒータは正の抵抗温度特性を有するの
で、斯様に温度が低い状態ではヒータの負荷電流ひいて
は衣類乾燥機全体の負荷電流が過大な状態となる。
【0012】そこで、制御手段は、乾燥運転開始から所
定時間経過後に負荷電流検出手段により検出した衣類乾
燥機全体の負荷電流値が予め設定された基準値を上回っ
ていたときは、ヒータを小と大とに交互に変化させる切
換動作を実行すると共に大への切換状態で負荷電流検出
手段による検出値が基準値を上回っていたときはその切
換動作を繰返して実行する。これにより、ヒータの負荷
電流が間欠的に抑制されるので、衣類乾燥機全体の負荷
電流が過大な状態が継続してしまうことを防止しなが
ら、ヒータの温度を高めることによりヒータが強のとき
の負荷電流値を低下することができる。
【0013】さて、上述のようにしてヒータの定格出力
を大に切換えたときのヒータひいては衣類乾燥機の負荷
電流は徐々に低下するものの、衣類乾燥機全体の負荷電
流が過大な状態が間欠的に生じるので、このような状態
で他の負荷電流が大きな電気機器が使用された場合に
は、衣類乾燥機を含む電気機器全体の負荷電流値が一般
家庭の定格電流値を大きく上回ってしまい、ついにはブ
レーカが動作して電源が遮断されてしまう虞がある。
【0014】そこで、制御手段は、ヒータに対する切換
動作を所定回数実行したときは、第2の制御行程を実行
する。即ち、ヒータの定格出力が大の状態でファンの送
風量を小に切換える。これにより、ヒータへの送風量が
低下するので、ヒータの温度が上昇して負荷電流が減少
するようになる。そして、制御手段は、ファンの送風量
を小に切換えてから所定時間経過した後に負荷電流検出
手段による検出値が基準値以下となったときは、ファン
の送風量を大に切換える。
【0015】続いて、制御手段は、第3の制御行程を実
行する。即ち、第2の制御行程の終了から所定時間が経
過したときに負荷電流検出手段による検出値が基準値を
上回っていたときは、ファンの送風量が大ではヒータの
温度が低下してしまうと判断してファンの送風量を小に
切換える。これにより、ヒータの温度が十分に高くなる
ので、衣類乾燥機全体の負荷電流が過大な状態が継続し
てしまうことを防止することができる。
【0016】請求項2記載の衣類乾燥機の場合、制御手
段は、第2の制御行程において負荷電流検出手段による
検出値が基準値を上回っていたときは第4の制御行程を
実行する。即ち、ヒータの定格出力を小と大とに交互に
切換える切換動作を実行すると共に大への切換状態で負
荷電流検出手段による検出値が基準値を上回っていたと
きはその切換動作を繰返して実行する。これにより、フ
ァンの送風量が小の状態でヒータの負荷電流が間欠的に
抑制されるので、衣類乾燥機全体の負荷電流が過大な状
態が継続してしまうことを防止しながら、ヒータの温度
を高めることができる。
【0017】さて、上述のような第4の制御行程により
ヒータの定格出力を大に切換えたときの衣類乾燥機全体
の負荷電流は徐々に低下するものの、衣類乾燥機の負荷
電流が過大な状態が間欠的に生じるので、このような状
態で他の負荷電流が大きな電気機器が使用された場合に
は、衣類乾燥機を含む電気機器全体の負荷電流値が一般
家庭の定格電流値を上回り、ついにはブレーカが動作し
て電源が遮断されてしまう虞がある。
【0018】そこで、制御手段は、第4の制御行程の実
行が終了したときは、第5の制御行程を実行する。即
ち、第4の制御行程を終了したときはヒータの定格出力
を小に切換える。これにより、ヒータの定格出力が小で
且つファンの送風量が小に設定された最も低能力状態で
乾燥運転が行われるので、衣類乾燥機全体の負荷電流が
過大な状態が継続してしまうことを防止することができ
る。
【0019】請求項3記載の衣類乾燥機の場合、第5の
制御行程では、衣類乾燥機全体の負荷電流値が基準電流
値を上回ってしまうことを防止することができるもの
の、最も低能力状態で乾燥運転が実行されるので、乾燥
運転が長時間化する。
【0020】そこで、制御手段は、第5の制御行程が終
了したときは第6の制御行程を実行する。即ち、ヒータ
の定格出力が小の状態で所定時間経過したときは、ヒー
タの定格出力を大に切換えると共に、その大への切換え
タイミングから所定時間経過したときに負荷電流検出手
段による検出値が基準値以下となったか否かを判断す
る。
【0021】このとき、第5の制御行程の実行によりヒ
ータの温度が十分に高くならなかったときは、負荷電流
検出手段による検出値が基準値を上回るので、制御手段
は、ヒータの定格出力を小に切換える。これにより、フ
ァンの送風量が小の状態でヒータの定格出力を大に切換
えることができない場合にはヒータの定格出力は小に切
換えられるので、衣類乾燥機全体の負荷電流が過大な状
態が継続してしまうことを防止することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図2には、乾燥機全体の概略縦断面構造が示さ
れている。この図2において、外箱1は、前面部中央に
被乾燥物の出入口2を備えており、その出入口2には開
閉扉3が設けられている。外箱1内に収容されたドラム
4は、その後面部の中心部から突設された軸5が、外箱
1の後部に設けられた支持板6に回転可能に支持されて
いると共に、前面部の径大開口部の周縁に形成された円
筒状フランジ部7が、外箱1内の前部に設けられたドラ
ム支え8に回転可能に支持された構成となっている。こ
のように構成されたドラム4は、外箱1内上部に配設さ
れた正逆回転可能なモータ9によってベルト伝達機構1
0を介して回転駆動されるようになっている。
【0023】上記ドラム4内に温風を供給するための温
風供給装置11は、ドラム4の後部中央部に多数の小孔
を穿設して形成された通気口12と、この通気口12に
連通されたファンケーシング13と、このファンケーシ
ング13内を前後に仕切り且つ前記軸5と同軸状に配設
された除湿器兼用の両翼形のファン14と、ドラム4の
下方にファンケーシング13の前部と連通した状態で配
設されたダクト15と、このダクト15の下流側(前方
側)に位置した状態でドラム支え8に取付けられたヒー
タたる2個のPTCヒータ16a及び16b(図2では
一方のPTCヒータ16aのみ図示)と、ドラム支え8
に多数の小孔を穿設して形成された温風吹出口17と、
ファン14に前記モータ9の回転力を伝達するベルト伝
達機構18とから構成されている。
【0024】尚、上記温風供給装置11の上記通気口1
2部分には、それらをドラム4内側から覆うようにして
フィルタ19が配設されている。また、外箱1の背面の
開放部には、これを塞ぐようにして背板20が設けられ
ており、この背板20は、中央部に多数の小孔からなる
外気取入口21を備え、且つ下部にルーバー状の外気戻
し口22を備えた構成となっている。
【0025】前記ドラム支え8の下部には、ドラム4内
に臨むようにして対をなす電極23が互いに所定の絶縁
間隙を存した状態で取り付けられている。これら電極2
3には、ドラム4内の被乾燥物が該ドラム4の回転に伴
い接触するものであり、その接触毎に、電極23間の抵
抗値が定常時より低い値へ変化することになる。この場
合の電極23間の抵抗値の変化量は、接触する被乾燥物
に含まれる水分量が少なくなるほど、換言すれば被乾燥
物の乾燥度が高くなる程小さくなる性質があるから、当
該電極23間の抵抗値の変化状態をもってドラム4内の
被乾燥物の乾燥度を検出することが可能になる。
【0026】前記ケーシング13には、ドラム4内から
通気口12を通じて流出する空気の温度、つまりドラム
4内の温度を検出するための温度センサ24が配設され
ており、また、外箱1内の上部には、乾燥運転制御のた
めの後述する制御回路装置25(図1参照)及び周辺回
路を構成する電子部品を実装した回路基板26が配設さ
れている。
【0027】さらに、外箱1内の上部には、モータ9と
対応した位置に回転センサ27が設けられている。この
回転センサ27は、前記ベルト伝達機構18のモータプ
ーリ18a(これはモータ9の回転軸に直結されてい
る)に取り付けられた磁性体27aと、モータ9の支持
枠9a側に上記磁性体27aの回転軌跡と対向するよう
に取り付けられた磁気センサ27bと、この磁気センサ
27bの出力信号を波形整形してパルス信号を発生する
信号処理回路27cとを備えた構成となっている。な
お、回転センサ27は光センサでも良い。
【0028】図1には、上記制御回路装置25及びこれ
に関連した部分の電気的構成が機能ブロックの組み合わ
せによって概略的に示されており、以下これについて説
明する。即ち、制御回路装置25は、本発明でいう制御
手段を構成するマイクロコンピュータ28を主体に構成
されている。このマイクロコンピュータ28の電源は、
交流電源29から電源スイッチ30及び整流回路31を
介して与えられるようになっており、また、図示しない
が、マイクロコンピュータ28にクロックパルスを与え
るためのクロックパルス発生回路32の電源、並びに前
記電極23に接続された検出回路33の電源も、上記整
流回路31から与えられる構成となっている。
【0029】上記検出回路33は、対をなす電極23の
抵抗値(つまりドラム4内の被乾燥物の乾燥度を示す電
気信号)を電圧信号に変換し、その電圧信号を乾燥度信
号Skとしてマイクロコンピュータ28に与えるように
なっている。
【0030】また、上記検出回路33は、被乾燥物が電
極23に接触する都度接触信号を発生する機能を備えて
おり、この接触信号Ssもマイクロコンピュータ28に
与えるようになっている。
【0031】一方、電源スイッチ30からモータ9、P
TCヒータ16a,16b及びブザー34への通電路に
は、該通電路の電流に応じた電流を発生する変流器35
が設けており、これには電流値検出回路36が接続され
ている。この場合、これら変流器35と電流値検出回路
36とで負荷電流検出手段37が構成されており、電流
検出回路36により検出された電流値検出信号Sdはマ
イクロコンピュータ28に与えられるようになってい
る。
【0032】マイクロコンピュータ28には、上記した
クロックパルス、乾燥度信号Sk、接触信号Ss及び電
流値検出信号Sdの他に、乾燥運転開始用のスタートス
イッチ38からのスタート信号、温度センサ24からの
温度検出信号、回転センサ27からのパルス信号を受け
るようになっており、それらの入力信号及び予め設定さ
れた制御プログラムに基づいて、ブザー34及び前述し
たモータ9、PTCヒータ16a,16bの通断電制御
を駆動回路39を通じて行なう構成となっている。尚、
上記ブザー34、モータ9及びPTCヒータ16a,1
6bには、交流電源29から電源スイッチ30を通じて
通電される構成となっている。
【0033】しかして、図3には、マイクロコンピュー
タ28による制御内容が示されており、以下これについ
て関連した作用と共に説明する。電源スイッチ30の操
作により電源が投入された状態で、スタートスイッチ3
8の操作によりスタート信号が入力されると、マイクロ
コンピュータ28は、初期制御を実行する(ステップS
1)。この初期制御では、PTCヒータ16a,16b
に対して両方に通電する動作(ヒータを強に切換えた状
態)と、一方のPTCヒータ16aのみに通電する動作
(ヒータを弱に切換えた状態)とを交互に短周期で繰返
す。これは、PTCヒータ16a,16bへの通電開始
時においてはこれらのヒータ16a,16bの温度は低
く抵抗値が低いので、通電に伴う突入電流を防止しなが
らヒータ16a,16bを発熱させて抵抗値を高めるた
めである。
【0034】続いて、マイクロコンピュータ28は、第
1の制御行程を実行する。即ち、PTCヒータ16a,
16bに通電してこれらを強に切換えると共に、モータ
9に通電してこれを例えば800rpm の高速で回転させ
る(ステップS2)。
【0035】すると、ドラム4及びファン14が回転さ
れるようになり、図2に矢印Aで示すように、ファン1
4により生成された風が、ファンケーシング13からダ
クト15を経た後に、PTCヒータ16a,16bによ
り温風化されてドラム4内に供給されると共に、そのド
ラム4内から通気口12を通じてファンケーシング13
に至るという空気循環路が形成され、その循環空気によ
ってドラム4内の被乾燥物の乾燥運転が行われる。ま
た、図2に矢印Bで示すように、外部の比較的冷たい空
気が、外気取入口21からファンケーシング13内に吸
入された後に、外気戻し口22から外部に戻されるとい
う空気流通路が形成され、その流通空気によってファン
14が冷却されるようになる。この結果、前記空気循環
路を流れる空気中(温風中)の水分が、ファン14の前
面側に凝縮して結露するようになり、以てドラム内4の
被乾燥物から出た湿気を水の状態に戻して除去するとい
う除霜運転が行われる。
【0036】このステップS2の後、運転時間が140
秒経過したときは(ステップS3)、電流検出回路36
により検出した衣類乾燥機全体の負荷電流値Iが基準電
流値Ia以下となっているか否かを判断する(ステップ
S4)。この場合、基準電流値Iaとしては、一般家庭
の定格電流である例えば15Aを越えないように予め設
定されるものであるが、検知状態のばらつき等を考慮し
て14.8Aに設定されている。尚、PTCヒータ16
a,16bの負荷電流が大の状態で140秒経過するに
しても、この程度では一般家庭のブレーカが動作して電
源が遮断されることはない。
【0037】ところで、例えば夏季においては、乾燥運
転開始時のドラム4内の温度は高いので、乾燥運転開始
時にPTCヒータ16a,16bにファン14から送風
される空気の温度は高くなっている。従って、ファン1
4の送風にかかわらず、PTCヒータ16a,16bの
温度は強での発熱により短時間で高い状態となる。この
場合、PTCヒータ16a,16bの負荷電流値は小さ
いことから、衣類乾燥機全体の負荷電流値Iが基準電流
値Ia以下となるので、マイクロコンピュータ28は、
ステップS4からステップS5に移行することにより検
出された乾燥度に基づいて乾燥完了検知動作を実行し、
検出した乾燥度が所定乾燥に達したと判断すると、仕上
げ運転を実行してから(ステップS6)、乾燥運転を終
了する(ステップS7)。
【0038】一方、冬季においては、乾燥運転開始時の
ドラム4内の温度は低いので、PTCヒータ16a,1
6bに送風される空気の温度は低い。このため、PTC
ヒータ16a,16bは強で発熱するにしても温度が低
い状態が継続するので、PTCヒータ16a,16bの
負荷電流ひいては衣類乾燥機全体の負荷電流が過大な状
態(一般家庭の定格電流値を上回った状態)が継続し
て、ついにはブレーカが動作して電源が遮断されてしま
う虞がある。
【0039】そこで、マイクロコンピュータ28は、ス
テップS4において、負荷電流値Iが基準電流値Iaを
上回っていたとき(即ちPTCヒータ16a,16bが
低温時)は、ステップS8に移行することによりPTC
ヒータ16aのみに通電することによりヒータを弱に切
換えた状態で100秒待機してから(ステップS8,S
9)、PTCヒータ16a,16bに通電することによ
り強に切換えた状態で140秒待機する(ステップS1
0,S11)。つまり、PTCヒータ16a,16bを
弱と強とに変化させる切換動作を実行するものであり、
このような切換動作によりPTCヒータ16a,16b
ひいては衣類乾燥機全体の負荷電流が過大な状態が継続
してしまうことを防止することができる。
【0040】そして、マイクロコンピュータ28は、P
TCヒータ16a,16bに対する強弱の切換動作を実
行した後は、衣類乾燥機全体の負荷電流値Iが基準電流
値Ia以下となったか否かを判断する(ステップS1
2)。このとき、上述のようなPTCヒータ16a,1
6bに対する強弱の切換動作により、ファン14の送風
量が大にもかかわらずPTCヒータ16a,16bの温
度が十分に高くなったときは、衣類乾燥機全体の負荷電
流値Iが基準電流値Ia以下となるので、マイクロコン
ピュータ28は、ステップS12からステップS5に移
行することによりPTCヒータ16a,16bが強で且
つファン14の送風量が大の運転条件で乾燥運転を継続
する(図5参照)。
【0041】一方、PTCヒータ16a,16bに対す
る強弱の切換動作にかかわらずPTCヒータ16a,1
6bの温度が十分に高くならなかったときは、衣類乾燥
機全体の負荷電流値Iが基準電流値Iaを上回るように
なるので、マイクロコンピュータ28は、ステップS1
2からステップS13に移行することによりPTCヒー
タ16a,16bに対する強弱の切換動作を5回実行し
たか否かを判断する。この場合、マイクロコンピュータ
28は、PTCヒータ16a,16bに対する強弱の切
換動作を5回繰返すまでに、PTCヒータ16a,16
bを強に切換えた状態で衣類乾燥機全体の負荷電流値I
が基準電流値Ia以下となったときは、PTCヒータ1
6a,16bの温度が十分に高くなったと判断してステ
ップS12からステップS5に移行することによりPT
Cヒータ16a,16bが強で且つファン14の送風量
が大の状態で乾燥運転を継続する。
【0042】さて、上述したようにPTCヒータ16
a,16bに対する強弱の切換動作により強に切換えら
れた状態で衣類乾燥機全体の負荷電流は徐々に低下する
ものの、この状態では、衣類乾燥機全体の負荷電流が過
大な状態が間欠的に生じることから、衣類乾燥機全体の
負荷電流が過大な状態で他の定格電流が大きな電気機
器、例えば電子レンジ、電気暖房器具等が運転されたと
きは、衣類乾燥機を含む電気機器全体の負荷電流値がブ
レーカの定格電流値を大きく上回り、ついにはブレーカ
が動作して電源が遮断されてしまう虞がある。
【0043】そこで、マイクロコンピュータ28は、上
述のように第1の制御行程を終了したときは第2の制御
行程を実行する。即ち、PTCヒータ16a,16bに
対する強弱の切換動作を5回繰返したにもかかわらずP
TCヒータ16a,16bを強に切換えた状態で衣類乾
燥機全体の負荷電流値Iが基準電流値Iaを上回ってい
たときは、ステップS13からステップS14に移行す
ることによりモータ9を位相制御方式によりそれまでよ
りも低速の例えば700rpm の低速で回転するように設
定する。これにより、ファン14の送風量が低下するこ
とに伴ってPTCヒータ16a,16bの温度が上昇す
るようになるので、PTCヒータ16a,16bが強に
切換えられているにもかかわらず、衣類乾燥機全体の負
荷電流値Iが低下するようになる。
【0044】そして、マイクロコンピュータ28は、フ
ァン14の送風量を小に切換えてから140秒経過した
ときは(ステップS15)、衣類乾燥機全体の負荷電流
値Iが基準電流値Ia以下であるか否かを判断する(ス
テップS16)。
【0045】このとき、PTCヒータ16a,16bが
強に切換えられた状態でファン14の送風量が低下する
ことによりPTCヒータ16a,16bの温度が十分に
上昇したときは、衣類乾燥機全体の負荷電流値Iが基準
電流値Ia以下となるので、マイクロコンピュータ28
は、ステップS16からステップS17に移行すること
により10分間待機する(図6参照)。これにより、P
TCヒータ16a,16bの温度を十分に高めることが
できる。
【0046】続いて、マイクロコンピュータ28は、フ
ァン14の送風量を小に切換えてから10分間経過した
ときは(ステップS17)、モータ9を高速回転の80
0rpm に戻すことによりファン14の送風量を大に切換
える(ステップS18)。これにより、PTCヒータ1
6a,16bが強で且つファン14の送風量が大の状態
となる。
【0047】そして、マイクロコンピュータ28は、上
述の第2の制御行程を終了したときは第3の制御行程を
実行する。即ち、ファン14の送風量を大に切換えてか
ら140秒が経過したときは(ステップS19)、衣類
乾燥機全体の負荷電流値Iが基準電流値Ia以下となっ
たか否かを判断する(ステップS20)。
【0048】このとき、PTCヒータ16a,16bが
強で且つファン14の送風量が小での運転によりPTC
ヒータ16a,16bの温度が十分に高くなったとき
は、ファン14の送風量が増大するにもかかわらずPT
Cヒータ16a,16bの温度が過度に低下しなくな
り、衣類乾燥機全体の負荷電流値Iは基準電流値Ia以
下となるので、マイクロコンピュータ28は、ステップ
S20からステップS5に移行することによりPTCヒ
ータ16a,16bが強で且つファン14の送風量が大
の運転条件で乾燥運転を継続する(図6中に実線で示
す)。
【0049】また、ファン14の送風量が小に設定され
た状態での乾燥運転にかかわらずPTCヒータ16a,
16bの温度が十分に高くならなかったときは、ファン
14の送風量の増大に伴ってPTCヒータ16a,16
bの温度が低下して衣類乾燥機全体の負荷電流値Iが基
準電流値Iaを上回るようになるので、マイクロコンピ
ュータ28は、ステップS20からステップS21に移
行することによりモータ9を低速回転の700rpm に戻
すことによりファン14による送風量を小に切換えてか
ら(ステップS21)、ステップS5に移行することに
よりPTCヒータ16a,16bが強で且つファン14
の送風量が小の運転条件で乾燥運転を継続する(図6中
に破線で示す)。
【0050】一方、ステップ14においてファン14の
送風量を低下させたにもかかわらず、PTCヒータ16
a,16bの温度が低い状態が継続したときは、衣類乾
燥機全体の負荷電流値Iが基準電流値Iaを上回ってい
るので、マイクロコンピュータ28は、ステップS16
において「NO」と判断したときは、第2の制御行程か
ら第4の制御行程に移行する。即ち、ステップS16か
らステップS22に移行することにより前記同様にPT
Cヒータ16a,16bに対する強弱の切換動作を行う
(ステップS22〜S25)。これにより、ステップS
14においてファン14の送風量を低下したにもかかわ
らず衣類乾燥機全体の負荷電流値Iが基準電流値Ia以
下とならない場合であっても、PTCヒータ16a,1
6bが強弱に交互に切換えられるので、衣類乾燥機全体
の負荷電流が過大な状態が継続してしまうことを防止す
ることができる。また、今回のPTCヒータ16a,1
6bに対する強弱の切換えはファン14の送風量が低下
された状態で行われるので、ファン14の送風量の低下
に伴ってPTCヒータ16a,16bの温度上昇を促進
することができる。
【0051】ここで、マイクロコンピュータ28は、上
述のようにPTCヒータ16a,16bに対する強弱の
切換え動作を実行する際に、ステップS26において衣
類乾燥機全体の負荷電流値Iが基準電流値Ia以下とな
ったときは、ステップS17に移行して以後のステップ
を実行する(図7参照)。つまり、ファン14の送風量
が小の状態でPTCヒータ16a,16bを強弱に切換
えることによりPTCヒータ16a,16bの負荷電流
値Iが基準電流値Ia以下となったときは、ファン14
の送風量を増大するにしてもPTCヒータ16a,16
bの温度が低下しなくなるので、衣類乾燥機全体の負荷
電流値Iを低下することが可能となるからである。
【0052】また、ファン14の送風量が小の状態でP
TCヒータ16a,16bに対する強弱にかかわらず、
PTCヒータ16a,16bの温度が十分に高くならな
かったときは、PTCヒータ16a,16bを強に切換
えた状態で衣類乾燥機全体の負荷電流値Iが基準電流値
Iaを上回っているので、マイクロコンピュータ28
は、ステップS26からステップS27に移行すること
によりPTCヒータ16a,16bに対する強弱の切換
動作を乾燥運転開始から10回繰返したか否かを判断
し、PTCヒータ16a,16bに対する強弱の切換え
動作が10回に達したときは、第4の制御行程から第5
の制御行程に移行する。即ち、PTCヒータ16a,1
6bを弱に切換える(図8参照)。つまり、ファン14
の送風量を小に設定した状態でPTCヒータ16a,1
6bに対する強弱の切換え動作を実行するにしても、衣
類乾燥機全体の負荷電流値Iが基準電流値Iaを下回る
までに長時間を要するときは、他の電気機器の使用によ
りブレーカが動作して電源が遮断される虞があるので、
PTCヒータ16a,16bを弱に切換えることにより
衣類乾燥機全体の負荷電流値Iを抑制するのである。
【0053】続いて、マイクロコンピュータ28は、上
述のように第5の制御行程を終了したときは第6の制御
行程を実行する。即ち、PTCヒータ16a,16bが
弱で且つファン14の送風量が小の状態で10分間経過
したときは(ステップS29)、PTCヒータ16a,
16bを強に切換えると共に(ステップS30)、14
0秒が経過したところで(ステップS31)、衣類乾燥
機全体の負荷電流値Iが基準電流値Iaを下回ったか否
かを判断する(ステップS32)。
【0054】このとき、PTCヒータ16a,16bが
弱で且つファン14の送風量が小での運転によりPTC
ヒータ16a,16bの温度が十分に高くなったとき
は、ファン14の送風にかかわらずPTCヒータ16
a,16bの温度が過度に低下しなくなって衣類乾燥機
全体の負荷電流値Iが基準電流値Ia以下となるので、
マイクロコンピュータ28は、ステップS32からステ
ップS5に移行することによりPTCヒータ16a,1
6bが強で且つファン14の送風量が大の運転条件で乾
燥運転を継続する(図8中に実線で示す)。
【0055】また、PTCヒータ16a,16bが弱で
且つファン14の送風量が小の状態での運転にかかわら
ずPTCヒータ16a,16bの温度が十分に高くなら
なかったときは、衣類乾燥機全体の負荷電流値Iは基準
電流値Iaを上回ったままであるので、マイクロコンピ
ュータ28は、ステップS32からステップS33に移
行することによりPTCヒータ16a,16bを弱に切
換えてから、ステップS5に移行することによりPTC
ヒータ16a,16bが弱で且つファン14の送風量が
小の運転条件で乾燥運転を継続する(図8中に破線で示
す)。
【0056】上記構成のものによれば、PTCヒータ1
6a,16bを強に切換えた状態で衣類乾燥機全体の負
荷電流値Iが基準電流値Ia以下となっているか否かを
判断し、負荷電流値Iが基準電流値を上回っていたとき
は、PTCヒータ16a,16bに対する強弱及びファ
ン14の送風量の大小を切換えることにより運転条件を
変更しながら負荷電流値Iが基準電流値Ia以下となる
運転条件を求め、その運転条件で乾燥運転を継続するよ
うにしたので、乾燥運転の開始から所定時間経過したと
ころでヒータの定格出力を切換えるだけの従来例のもの
と違って、無駄な乾燥運転を回避して乾燥運転時間を短
縮することができる。
【0057】また、衣類乾燥機全体の負荷電流値Iが基
準電流値Ia以下となる運転条件がPTCヒータ16
a,16bが強で且つファン14の送風量が小であった
ときは、ファン14の送風量を大に切換えた状態で衣類
乾燥機全体の負荷電流値Iが基準電流値Ia以下となっ
たかを再度判断し、負荷電流値Iが基準電流値Ia以下
となったときは、PTCヒータ16a,16bが強で且
つファン14の送風量が大の運転条件で乾燥運転を継続
するようにしたので、PTCヒータ16a,16bが強
で且つファン14の送風量が大という最も乾燥運転の能
力が高い状態で乾燥運転を実行でき、以て乾燥運転時間
を短縮することができる。
【0058】さらに、PTCヒータ16a,16bが強
で且つファン14の送風量が小の運転条件にかかわらず
衣類乾燥機全体の負荷電流値Iが基準電流値Iaを上回
っていたときは運転条件を変更すると共に、運転条件の
変更にかかわらず衣類乾燥機全体の負荷電流値Iが基準
電流値Iaを上回っていたときは、PTCヒータ16
a,16bが弱で且つファン14の送風量が小の運転条
件で乾燥運転を継続するようにしたので、衣類乾燥機全
体の負荷電流値Iを十分に低減した状態で乾燥運転を継
続することができる。
【0059】加えて、上述のようにPTCヒータ16
a,16bが弱で且つファン14の送風量が小の運転条
件で乾燥運転を所定時間継続したときはPTCヒータ1
6a,16bを強に切換え、その運転条件で衣類乾燥機
全体の負荷電流値Iが基準電流値Iaを上回っていたと
きは、PTCヒータ16a,16bを弱に切換えた状態
で乾燥運転を継続するようにしたので、可能な限り乾燥
運転能力が高い状態で運転しながら、衣類乾燥機全体の
負荷電流が高い状態が継続することを確実に防止するこ
とができる。
【0060】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の衣類乾燥機によれば、以下の効果を奏する。請求項1
記載のものによれば、制御手段を、ヒータの定格出力の
切換動作及びファンの送風量を切換えることにより第1
の制御行程、第2の制御行程及び第3の制御行程を順に
行うように構成したので、衣類乾燥機全体の負荷電流が
過大な状態が継続してしまうことを防止しながら、可能
な限り乾燥運転能力が高い状態で運転することにより乾
燥運転時間を短縮することができる。
【0061】請求項2記載のものによれば、制御手段
を、ヒータの定格出力の切換動作を実行することにより
第4の制御行程及び第5の制御行程を実行するようにし
たので、請求項1記載の制御にかかわらず衣類乾燥機全
体の負荷電流が過大な状態が継続してしまう虞がある場
合であっても、衣類乾燥機全体の負荷電流が過大な状態
が継続してしまうことを防止しながら、可能な限り乾燥
運転能力が高い状態で運転することにより乾燥運転時間
を短縮することができる。
【0062】請求項3記載のものによれば、制御手段
を、ヒータの定格出力の切換動作を実行することにより
第6の制御行程を実行するようにしたので、請求項2記
載の制御にかかわらず衣類乾燥機全体の負荷電流が過大
な状態が継続してしまう虞がある場合であっても、衣類
乾燥機全体の負荷電流が過大な状態が継続してしまうこ
とを防止しながら、可能な限り乾燥運転能力が高い状態
で運転することにより乾燥運転時間を短縮することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における電気的構成を示す概
略図
【図2】全体の縦断側面図
【図3】マイクロコンピュータの制御動作を示すフロー
チャート
【図4】マイクロコンピュータの制御動作を示すフロー
チャート
【図5】マイクロコンピュータの制御過程を示すタイミ
ングチャート
【図6】マイクロコンピュータの異なる制御過程を示す
タイミングチャート
【図7】マイクロコンピュータの異なる制御過程を示す
タイミングチャート
【図8】マイクロコンピュータの異なる制御過程を示す
タイミングチャート
【符号の説明】
4はドラム、9はモータ、28はマイクロコンピュータ
(制御手段)、37は負荷電流検出手段である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被乾燥物を収納するドラムと、 定格出力を少なくとも大小に切換可能に設けられ正の抵
    抗温度特性を有するヒータと、 このヒータを通じてドラム内に送風すると共に送風量を
    少なくとも大小に切換可能に設けられたファンとを備え
    た衣類乾燥機において、 前記衣類乾燥機全体の負荷電流を検出する負荷電流検出
    手段と、 この負荷電流検出手段の検出値に基づいて前記ヒータの
    定格出力及び前記ファンの送風量を制御することにより
    所定の乾燥運転を実行する制御手段とを備え、 前記制御手段は、乾燥運転開始時に前記ヒータの定格出
    力及び前記ファンの送風量を大に制御した状態で所定時
    間経過後に前記負荷電流検出手段による検出値が予め設
    定された基準値を上回っていたときは前記ヒータの定格
    出力を小と大とに交互に変化させる切換動作を実行する
    と共に大への切換状態で前記負荷電流検出手段による検
    出値が前記基準値を上回っていたときはその切換動作を
    所定回数繰返して実行する第1の制御行程と、 この第1の制御行程を終了したときは前記ファンの送風
    量を小に切換えると共に、その小への切換タイミングか
    ら所定時間経過後に前記負荷電流検出手段による検出値
    が前記基準値以下であったときは所定時間が経過してか
    ら前記ファンの送風量を大に切換える第2の制御行程
    と、 この第2の制御行程の終了から所定時間が経過したとき
    に前記負荷電流検出手段による検出値が前記基準値を上
    回っていたときは前記ファンの送風量を小に切換える第
    3の制御行程とを実行するように構成されていることを
    特徴とする衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】 制御手段は、第2の制御行程において負
    荷電流検出手段による検出値が基準値を上回っていたと
    きは、ヒータの定格出力を小と大とに交互に変化させる
    切換動作を実行すると共に大への切換状態で前記負荷電
    流検出手段による検出値が前記基準値を上回っていたと
    きはその切換動作を所定回数繰返して実行する第4の制
    御行程と、 この第4の制御行程を終了したときはヒータの定格出力
    を小に切換える第5の制御行程を実行するように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】 制御手段は、第5の制御行程を終了して
    から所定時間経過したときはヒータの定格出力を大に切
    換えると共に、その大への切換タイミングから所定時間
    経過したときに負荷電流検出手段による検出値が基準値
    を上回っていたときはヒータの定格出力を小に切換える
    第6の制御行程を実行するように構成されていることを
    特徴とする請求項2記載の衣類乾燥機。
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