JPH0866585A - 全自動洗濯機 - Google Patents

全自動洗濯機

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JPH0866585A
JPH0866585A JP6207429A JP20742994A JPH0866585A JP H0866585 A JPH0866585 A JP H0866585A JP 6207429 A JP6207429 A JP 6207429A JP 20742994 A JP20742994 A JP 20742994A JP H0866585 A JPH0866585 A JP H0866585A
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stirring
water supply
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Masaji Wada
正次 和田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 仕上げ剤が洗濯物に十分且つ均一に付着する
ように、最終すすぎ時に仕上げ剤を効果的に投入する。 【構成】 本発明の全自動洗濯機は、ダブル給水弁の第
2の給水弁を開放することにより、仕上げ剤貯留部に収
容されている仕上げ剤を回転槽内へ投入するように構成
したものにおいて、最終すすぎ時に回転槽内に給水開始
した後、回転槽内の水位が設定水位に達してから第2の
給水弁を開放して仕上げ剤を投入するように投入制御す
るものである。これにより、洗濯物が十分な水に浸って
いる状態で仕上げ剤を該水の中に投入できるため、仕上
げ剤を洗濯物に十分且つ均一に付着させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、最終すすぎ時に槽内へ
柔軟仕上げ剤等の仕上げ剤を自動的に投入するように構
成された全自動洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】全自動洗濯機においては、仕上げ剤を洗
濯行程の進行に伴って順次移送して槽内へ投入する仕上
げ剤投入装置を備えた構成が供されている。この構成の
場合、洗濯運転を開始する前に、仕上げ剤投入装置に仕
上げ剤を収容すると共に、仕上げ剤投入装置を回転槽に
装着しておく。そして、洗濯運転を開始すると、仕上げ
剤は、仕上げ剤投入装置内に設けられた複数の室内を行
程の進行に伴って遠心力により順次移送していき、最終
すすぎ行程の給水を行う前に、回転槽とこの回転槽を収
容する外槽との間に投入されるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、仕上げ剤が回転槽と外槽との間に投入され
る構成であるので、この後、回転槽(外槽)内に給水を
実行して最終すすぎ行程を実行しても、仕上げ剤が洗濯
物に十分付着しないという欠点があった。
【0004】一方、二つの給水弁を備え、そのうちの一
方の給水弁を開放することにより供給された水によって
仕上げ剤貯留容器に貯留された仕上げ剤を流して槽内に
投入するように構成された全自動洗濯機が考えられてい
る。この構成の場合、最終すすぎ行程の給水を開始する
際に、二つの給水弁を同時に開放するように構成してお
り、給水開始と同時に仕上げ剤を回転槽内へ投入する構
成となっている。
【0005】しかし、上記構成では、給水開始と同時に
仕上げ剤が投入される構成であるので、濃い濃度の仕上
げ剤が洗濯物に直接付着したり、仕上げ剤が回転槽の底
部に付着してしまったりすることから、仕上げ剤が洗濯
物に均一に付着しないという不具合があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、仕上げ剤を洗濯
物に十分且つ均一に付着させることができるように仕上
げ剤を効果的に投入することができる全自動洗濯機を提
供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の全自動洗濯機
は、槽内へ仕上げ剤を投入する投入手段を備え、最終す
すぎ時に前記仕上げ剤を自動的に投入するように構成さ
れた全自動洗濯機において、前記槽内に給水開始した
後、前記槽内の水位が設定水位に達してから前記仕上げ
剤を投入する投入制御手段を備えたところに特徴を有す
る。この場合、前記仕上げ剤を投入するときの設定水位
を、負荷量が多くなるほど高く設定することが好まし
い。
【0008】また、前記槽内を撹拌する撹拌手段を備え
ると共に、前記槽内の水位が設定水位に達してから前記
槽内を撹拌開始する撹拌制御手段を備え、そして、前記
投入制御手段は、前記槽内の撹拌途中または撹拌前に前
記仕上げ剤を投入するように構成することが考えられ
る。この場合、前記槽内を撹拌開始するときの設定水位
を、負荷量が多くなるほど高く設定することが好まし
い。更に、前記槽内を撹拌する撹拌時間を、負荷量が多
くなるほど長く設定することも考えられる。
【0009】
【作用】上記手段によれば、槽内に給水開始した後、槽
内の水位が設定水位に達してから仕上げ剤を槽内へ投入
する構成としたので、洗濯物が十分な量の水に浸ってい
る状態で仕上げ剤が該水の中に投入されるようになる。
このため、濃い濃度の仕上げ剤が洗濯物に直接付着した
り、仕上げ剤が回転槽の底部に付着してしまったりする
ことがなくなるから、仕上げ剤が洗濯物に均一に付着す
る。そして、給水開始前に仕上げ剤を回転槽と外槽との
間に投入する構成とは異なり、仕上げ剤が回転槽内の水
の中に投入される構成であるから、仕上げ剤が洗濯物に
十分付着する。
【0010】また、上記構成の場合、仕上げ剤を投入す
るときの設定水位を、負荷量が多くなるほど高く設定す
ると、負荷量が多くなった場合にも、仕上げ剤を洗濯物
に十分且つ均一に付着させることができる。
【0011】更に、槽内を撹拌する撹拌手段を備えると
共に、槽内の水位が設定水位に達してから槽内を撹拌開
始する撹拌制御手段を備え、そして、槽内の撹拌途中ま
たは撹拌前に仕上げ剤を投入するように構成すると、仕
上げ剤が投入されるときにまたは投入された後で、槽内
が十分に撹拌されるので、仕上げ剤を洗濯物に一層均一
に付着させることができる。この場合、槽内を撹拌開始
するときの設定水位を、負荷量が多くなるほど高く設定
すると、負荷量が多くなった場合にも、仕上げ剤を洗濯
物に十分且つ均一に付着させることができる。また、槽
内を撹拌する撹拌時間を、負荷量が多くなるほど長く設
定すると、負荷量が多くなった場合にも、仕上げ剤を洗
濯物により一層均一に付着させることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。まず、全自動洗濯機の概略全体構成
を示す図2において、外箱1内には、外槽2が弾性吊持
機構3を介して揺動可能に設けられている。上記外槽2
内には、洗濯槽と脱水バスケットとを兼用する回転槽4
が回転可能に設けられており、この回転槽4の内底部に
洗濯用の撹拌体5が回転可能に設けられている。上記回
転槽4は、周壁部の上部にだけ脱水孔4aが形成されて
おり、他の周壁部には脱水孔が形成されていない構成で
ある。そして、回転槽4の上部にバランスリング6が取
付けられていると共に、内面部に内バスケット7が取付
けられている。この内バスケット7は、例えばステンレ
ス板から構成されており、その周壁部には多数の孔が形
成されている。
【0013】また、外槽2の内底部には、中心部から後
部側へ延びるように排水通路8が設けられている。この
排水通路8の中心部側の端部が、回転槽4内と連通する
構成となっている。そして、排水通路8の後部側の端部
が排水口9となっており、この排水口9には、水位検知
用のエアトラップ10が設けられていると共に、例えば
モータ式の排水弁11が設けられている。上記排水弁1
1の下部には、排水ホース12が連結されている。尚、
撹拌体5には、多数の小径の排水孔が形成されている。
【0014】この構成の場合、排水弁11が閉塞された
状態で、回転槽4内に水を貯留することが可能になって
おり、このときには、外槽2内には水が貯留されないよ
うになっている。そして、排水弁11が開放駆動される
と、回転槽4内の水が排水通路8及び排水ホース12を
通って外部へ排出されるように構成されている。また、
外槽2の底部の前部側には、回転槽4から溢水した水を
排水するための溢水口13が形成されており、この溢水
口13と排水ホース12とが排水弁11を介することな
く溢水ホースにより連通されている。この場合、脱水時
等に回転槽4内の水が回転槽4の上部の脱水孔4aを通
って、または、回転槽4の上部から外槽2内へ排出され
ると、この排水は外槽2の溢水口13、溢水ホース及び
排水ホース12を通って外部へ排出されるように構成さ
れている。また、エアトラップ10には、例えば圧力セ
ンサからなる水位センサ14(図5参照)がエアパイプ
を介して連結されており、該水位センサ14により回転
槽4内の水位を検知可能な構成となっている。
【0015】一方、外槽2の外底部には、洗濯及び脱水
運転用のモータ15及び駆動機構部16が配設されてい
る。上記モータ15は、正逆回転可能な例えば誘導モー
タから構成されている。上記駆動機構部16は、ベルト
伝達装置、クラッチ装置、減速装置及びブレーキ装置等
を有して構成されている。この駆動機構部16は、洗濯
時には回転槽4を制止してモータ15からの回転力を減
速して撹拌体5へ伝えて該撹拌体5を正逆回転させ、脱
水時にはモータ15からの回転力を回転槽4及び撹拌体
5へ伝えて両者を高速回転させるように構成されてい
る。
【0016】また、外箱1の上部には、トップカバー1
7が取付けられている。このトップカバー17には、図
3に示すように、回転槽4の上部開口部に連なる出入口
18が設けられていると共に、例えば二つ折り式の蓋1
9が上記出入口18を開閉するように設けられている。
また、トップカバー17の上面前部には操作パネル20
が設けられており、この操作パネル20には各種のキー
スイッチ21(図5参照)及び種々の表示器22(図5
参照)が配設されている。
【0017】さて、上記トップカバー17内の後部側部
分には、図4にも示すように、給水手段として給水機構
23が配設されている。この給水機構23は、ダブル給
水弁24、第1及び第2の通水ホース25及び26、注
水ケース27等から構成されており、以下、この給水機
構23について説明する。
【0018】まず、ダブル給水弁24は、接続管部24
aを介して水道等の給水源に接続されるように構成され
ていると共に、例えば電磁式の第1の給水弁28及び第
2の給水弁29を備えて構成されている。第1の給水弁
28から供給される水は第1の通水ホース25側へ通水
されるようになっており、第2の給水弁29から供給さ
れる水は第2の通水ホース26側へ通水されるようにな
っている。
【0019】また、注水ケース27の内部には、投入ケ
ース30が出入れ可能に収容されている。図3及び図4
に示す状態は、投入ケース30の収容状態を示してお
り、この状態から投入ケース30を手前方向に回動可能
に構成されている。この投入ケース30には、洗剤貯留
部31、漂白剤貯留部32及び仕上げ剤貯留部33が仕
切り形成されており、各貯留部31、32、33に洗
剤、漂白剤及び仕上げ剤を貯留可能な構成となってい
る。
【0020】上記構成の場合、第1の給水弁28が開放
されると、該第1の給水弁28から出た水は、第1の通
水ホース25を通って注水ケース27の注水部27aを
通り、洗剤貯留部31及び漂白剤貯留部32へ流入し、
注水ケース27下部の出水口27b(図3参照)から回
転槽4内へ流入するようになっている。この場合、洗剤
貯留部31及び漂白剤貯留部32内に洗剤及び漂白剤が
収容されていると、これら洗剤及び漂白剤は第1の給水
弁28からの水と一緒に回転槽4内に投入されるように
なっている。
【0021】また、第2の給水弁29が開放されると、
該第2の給水弁29から出た水は、第2の通水ホース2
6側へ通水され、注水ケース27の注水部27cを通
り、仕上げ剤貯留部33へ流入し、注水ケース27下部
の出水口27bから回転槽4内へ流入するようになって
いる。この場合、仕上げ剤貯留部33内に仕上げ剤が収
容されていると、この仕上げ剤は第2の給水弁29から
の水と一緒に回転槽4内に投入されるようになってい
る。即ち、第2の給水弁29、第2の通水ホース26、
注水ケース27、投入ケース30の仕上げ剤貯留部33
等から投入手段34が構成されている。
【0022】さて、全自動洗濯機の電気的構成を示す図
5において、制御回路35は、例えばマイクロコンピュ
ータ等から構成されている。この制御回路35は、全自
動洗濯機の洗濯運転全般を制御する機能を有しており、
そのための制御プログラムを内部のメモリに記憶してい
る。この場合、制御回路35が投入制御手段及び撹拌制
御手段としての各機能を有している。そして、上記制御
回路35は、駆動回路36を介してモータ15、第1の
給水弁28、第2の給水弁29、排水弁11をそれぞれ
通電制御すると共に、表示器22の表示動作、並びに、
運転終了報知や異常報知用のブザー37の鳴動動作を制
御するように構成されている。また、制御回路35は、
水位センサ14からの検出信号及び操作パネルの各種の
キースイッチ21からの各種スイッチ信号を入力するよ
うに構成されている。
【0023】次に、上記構成の作用を図1も参照して説
明する。この図1に示すフローチャートは、制御回路3
5に記憶された制御プログラムのうちの最終すすぎ行程
の制御内容を示している。まず、洗濯運転を開始する前
に、仕上げ剤を投入ケース30の仕上げ剤貯留部33内
に収容しておくと共に、洗剤及び必要に応じて漂白剤を
投入ケース30の洗剤貯留部31及び漂白剤貯留部32
内に収容しておく。そして、所望の洗濯コースを設定し
てから、スタートスイッチを操作して、洗濯運転を開始
すると、洗い行程、すすぎ行程(例えば「標準コース」
ではすすぎ行程は2回行われる)及び脱水行程が順次実
行される。この場合、まず洗い行程が開始されると、回
転槽4内への給水が行われる。具体的には、第1の給水
弁28が開放されて、該第1の給水弁28から出た水
は、第1の通水ホース25を通って注水ケース27の注
水部27aを通り、洗剤貯留部31及び漂白剤貯留部3
2へ流入し、その中の洗剤及び漂白剤を流しながら、注
水ケース27下部の出水口27bから回転槽4内へ流入
する。これにより、回転槽4内への給水が開始されると
共に、洗剤及び漂白剤が回転槽4内に投入開始される。
【0024】そして、回転槽4内の水位が洗濯物の負荷
量に適した水位に達すると、第1の給水弁28が閉塞さ
れると共に、撹拌体5が正逆回転駆動されて洗い運転が
開始されるようになっている。尚、洗濯物の負荷量は自
動的に検知されるようになっており、その検知された負
荷量に適した水位が自動的に設定されるように構成され
ている。この場合、使用者が負荷量に適した水位をマニ
ュアルで設定することも可能に構成されている。
【0025】この後、設定された洗い運転時間が経過す
ると、洗い行程が完了する。続いて、排水(排水及び中
間脱水運転)が行われた後、再び給水が行われ、1回目
のすすぎ行程が実行される。この1回目のすすぎ行程時
の給水動作においても、上記した最初の給水動作と同様
にして、第1の給水弁28だけを開放して回転槽4内へ
給水が行われるようになっている。
【0026】さて、1回目のすすぎ行程が完了すると、
排水(排水及び中間脱水運転)が行われた後、再び給水
が行われ、2回目のすすぎ行程が実行される。この2回
目のすすぎ行程時(最終すすぎ行程時)の給水動作にお
いては、第1の給水弁28と共に第2の給水弁29を開
放させて回転槽4内へ給水を行うように構成されてい
る。以下、この給水動作について、図1のフローチャー
トに従って具体的に説明する。
【0027】この場合、投入されている負荷量の大きさ
(設定された水位)を判断し(ステップS1〜S3)、
その判断結果に応じて給水動作を行う。具体的には、負
荷量が低水位負荷である場合、ステップS1にて「N
O」へ進むと共に、ステップS2にて「YES」へ進
み、第1の給水弁28だけを開放(オン)して回転槽4
内への給水を開始する(ステップS4)。この後、回転
槽4内の水位が設定水位である例えば1kg水位に達し
たら、ステップS5にて「YES」へ進み、第2の給水
弁29を開放(オン)する(ステップS6)。これによ
り、第2の給水弁29から出た水は、第2の通水ホース
26側へ通水され、注水ケース27の注水部27cを通
り、仕上げ剤貯留部33へ流入し、該仕上げ剤貯留部3
3内に収容されている仕上げ剤と一緒に注水ケース27
下部の出水口27bから回転槽4内へ流入する。即ち、
仕上げ剤が回転槽4内に投入開始される。そして、上記
仕上げ剤の投入開始と共に、撹拌体5を正逆回転駆動す
ることにより撹拌運転を開始する(ステップS7)。こ
の撹拌運転は、例えば30秒間実行されるように構成さ
れている。
【0028】この後、回転槽4内の水位が低水位に達し
たら、ステップS8にて「YES」へ進み、第1及び第
2の給水弁28及び29を閉塞(オフ)し、給水を停止
する(ステップS9)。続いて、撹拌体5を正逆回転駆
動することにより、撹拌運転、即ち、すすぎ運転を開始
する(ステップS10)。この撹拌(すすぎ)運転は、
例えば2分間実行されるように構成されている。そし
て、この2分間のすすぎ運転が完了すると、すすぎ行程
が完了する。この後は、脱水行程(排水及び最終脱水運
転)が実行され、該脱水行程の完了をもって洗濯運転が
終了する。
【0029】次に、負荷量が中水位負荷である場合につ
いて説明する。この場合には、ステップS1にて「N
O」へ進むと共に、ステップS2にて「NO」へ進み、
更にステップS3にて「YES」へ進み、第1の給水弁
28だけを開放(オン)して回転槽4内への給水を開始
する(ステップS11)。この後、回転槽4内の水位が
設定水位である例えば低水位に達したら、ステップS1
2にて「YES」へ進み、第2の給水弁29を開放(オ
ン)する(ステップS13)。これにより、第2の給水
弁29から出た水により、仕上げ剤が回転槽4内に投入
開始される。そして、この仕上げ剤の投入開始と共に、
撹拌体5を正逆回転駆動することにより撹拌運転を開始
する(ステップS14)。この撹拌運転は、例えば40
秒間実行されるように構成されている。この後、回転槽
4内の水位が中水位に達したら、ステップS15にて
「YES」へ進み、ステップS9へ移行して第1及び第
2の給水弁28及び29を閉塞(オフ)し、給水を停止
する。この後のすすぎ運転制御は、前述した低水位の場
合と同様にして行われるように構成されている。
【0030】また、負荷量が高水位負荷である場合につ
いて説明する。この場合には、ステップS1にて「N
O」へ進むと共に、ステップS2にて「NO」へ進み、
更にステップS3にて「NO」へ進み、第1の給水弁2
8だけを開放(オン)して回転槽4内への給水を開始す
る(ステップS16)。この後、回転槽4内の水位が設
定水位である例えば低水位に達したら、ステップS17
にて「YES」へ進み、第2の給水弁29を開放(オ
ン)する(ステップS18)。これにより、第2の給水
弁29から出た水により、仕上げ剤が回転槽4内に投入
開始される。そして、この仕上げ剤の投入開始と共に、
撹拌体5を正逆回転駆動することにより撹拌運転を開始
する(ステップS19)。この撹拌運転は、例えば40
秒間実行されるようになっている。この後、回転槽4内
の水位が高水位に達したら、ステップS20にて「YE
S」へ進み、ステップS9へ移行して第1及び第2の給
水弁28及び29を閉塞(オフ)し、給水を停止する。
この後のすすぎ運転制御は、前述した低水位及び中水位
の場合と同様にして行われるようになっている。
【0031】一方、負荷量が1kg以下の負荷である場
合について説明する。この場合には、ステップS1にて
「YES」へ進み、第1及び第2の給水弁28及び29
を同時に開放(オン)して回転槽4内への給水を開始す
る(ステップS21)。これにより、回転槽4内への給
水開始と同時に、仕上げ剤が回転槽4内に投入開始され
る。この後、回転槽4内の水位が1kg水位に達した
ら、ステップS22にて「YES」へ進み、ステップS
9へ移行して第1及び第2の給水弁28及び29を閉塞
(オフ)し、給水を停止する。この後のすすぎ運転制御
は、前述した低水位,中水位及び高水位の場合と同様に
して行われるようになっている。
【0032】このような構成の本実施例によれば、最終
すすぎ行程時(その給水開始時)において、回転槽4内
に給水開始した後、回転槽4内の水位が設定水位(具体
的には、低水位負荷のときは1kg水位、中水位または
高水位負荷のときは低水位)に達してから仕上げ剤を回
転槽4内へ投入する構成としたので、洗濯物が十分な量
の水に浸っている状態で該水の中に仕上げ剤が投入され
るようになる。このため、濃い濃度の仕上げ剤が洗濯物
に直接付着したり、仕上げ剤が回転槽4の底部に付着し
てしまったりすることがなくなるから、給水開始と同時
に仕上げ剤を投入する構成とは異なり、仕上げ剤を洗濯
物に均一に付着させることができる。そして、この場合
には、給水開始前に仕上げ剤を回転槽と外槽との間に投
入する構成とは異なり、仕上げ剤が回転槽4内の洗濯物
が浸っている水の中へ投入される構成であるから、仕上
げ剤を洗濯物に十分付着させることができる。
【0033】また、上記実施例では、仕上げ剤を投入す
るときの設定水位を、負荷量が多くなるほど高く設定し
ているので、負荷量が多くなった場合にも、仕上げ剤を
洗濯物に十分且つ均一に付着させることができる。更
に、上記実施例では、回転槽4内の水位が設定水位に達
してから回転槽4内を撹拌開始すると共に、この撹拌途
中に仕上げ剤を投入開始するように構成したので、仕上
げ剤を投入するときに撹拌されるので、仕上げ剤を洗濯
物に一層均一に付着させることができる。この場合、回
転槽4内を撹拌開始するときの設定水位を、負荷量が多
くなるほど高く設定したので、負荷量が多くなった場合
にも、仕上げ剤を洗濯物に十分且つ均一に付着させるこ
とができる。
【0034】更に、本実施例では、仕上げ剤の投入時に
おいて回転槽4内を撹拌する撹拌時間を、負荷量が多く
なるほど長く設定したので、負荷量が多くなった場合に
も、仕上げ剤を洗濯物により一層均一に付着させること
ができる。特に、この場合、すすぎ行程に要する運転時
間を従来構成に比べて短縮することができる。というの
は、従来構成においては、すすぎ運転時間を負荷量に関
係なく一定時間としていたので、最も高負荷の場合に対
応する時間をすすぎ運転時間として設定しており、かな
り長い時間となっていた。これに対して、本実施例で
は、仕上げ剤の投入時において回転槽4内を撹拌するよ
うに構成すると共に、その撹拌時間を負荷量が少なくな
るほど短く設定しているので、結果的に、すすぎ運転時
間は負荷量が少なくなるほど短くなる。即ち、本実施例
では、負荷量が少ない場合、すすぎ行程に要する運転時
間を従来構成に比べて短縮することができるのである。
【0035】ここで、本実施例により仕上げ剤を洗濯物
に付着させた場合と、給水開始前に仕上げ剤を回転槽と
外槽との間に投入する構成(従来例1)による場合と、
給水開始と同時に仕上げ剤を投入する構成(従来例2)
による場合とについて、各付着効果を比較した結果を次
の表に示す。この表に示す「仕上げ剤効果指数」は、バ
ケツ等を使用して手作業により仕上げ剤を洗濯物に付着
させた場合(仕上げ剤を最も十分且つ均一に付着させる
ことが可能な場合)を「10」として定義したときの比
較数値である。
【0036】
【表1】 上記表から明らかなように、本実施例は、従来例1及び
2に比べて仕上げ剤効果指数が大幅に向上し、仕上げ剤
を手作業で付着させる理想的な場合により一層近付ける
ことが可能になったことがわかる。
【0037】尚、上記実施例では、仕上げ剤の投入開始
とほぼ同時に回転槽4内を撹拌運転するように構成した
が、これに限られるものではなく、回転槽4内を十分撹
拌運転している途中で仕上げ剤を投入開始するように構
成しても良いし、また、仕上げ剤を投入した後、回転槽
4内の撹拌運転を開始するように構成しても良く、この
ような各場合にも、ほぼ同様な作用効果を得ることがで
きる。また、上記実施例では、回転槽4内にだけ水を貯
留する構成(いわゆるワンタブ構成)の全自動洗濯機に
適用したが、回転槽の周壁部に多数の脱水孔を形成する
と共に外槽内に水を貯留する構成の全自動洗濯機に適用
しても良いことは勿論である。
【0038】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、最終すすぎ時において、槽内に給水開始した後、槽
内の水位が設定水位に達してから仕上げ剤を投入する構
成としたので、仕上げ剤を洗濯物に十分且つ均一に付着
させることができ、仕上げ剤を効果的に投入することが
できるという優れた効果を奏する。この場合、仕上げ剤
を投入するときの設定水位を、負荷量が多くなるほど高
く設定すると、負荷量が多くなった場合にも、仕上げ剤
を洗濯物に十分且つ均一に付着させることができるとい
う優れた効果を奏する。
【0039】また、槽内を撹拌する撹拌手段を備えると
共に、槽内の水位が設定水位に達してから槽内を撹拌開
始する撹拌制御手段を備え、そして、槽内の撹拌途中ま
たは撹拌前に仕上げ剤を投入するように構成すると、仕
上げ剤が投入されるときにまたは投入された後で、槽内
が十分に撹拌されるので、仕上げ剤を洗濯物に一層均一
に付着させることができる。この場合、槽内を撹拌開始
するときの設定水位を、負荷量が多くなるほど高く設定
すると、負荷量が多くなった場合にも、仕上げ剤を洗濯
物に十分且つ均一に付着させることができる。更に、槽
内を撹拌する撹拌時間を、負荷量が多くなるほど長く設
定すると、負荷量が多くなった場合にも、仕上げ剤を洗
濯物により一層均一に付着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すフローチャート
【図2】全自動洗濯機の概略縦断側面図
【図3】全自動洗濯機の斜視図
【図4】全自動洗濯機の破断上面図
【図5】ブロック図
【符号の説明】
1は外箱、2は外槽、4は回転槽、5は撹拌体、14は
水位センサ、15はモータ、17はトップカバー、19
は蓋、23は給水機構、24はダブル給水弁、25は第
1の通水ホース、26は第2の通水ホース、27は注水
ケース、28は第1の給水弁、29は第2の給水弁、3
0は投入ケース、31は洗剤貯留部、32は漂白剤貯留
部、33は仕上げ剤貯留部、34は投入手段、35は制
御回路(投入制御手段、撹拌制御手段)を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 槽内へ仕上げ剤を投入する投入手段を備
    え、最終すすぎ時に前記仕上げ剤を自動的に投入するよ
    うに構成された全自動洗濯機において、 前記槽内に給水開始した後、前記槽内の水位が設定水位
    に達してから前記仕上げ剤を投入する投入制御手段を備
    えたことを特徴とする全自動洗濯機。
  2. 【請求項2】 前記仕上げ剤を投入するときの設定水位
    を、負荷量が多くなるほど高く設定することを特徴とす
    る請求項1記載の全自動洗濯機。
  3. 【請求項3】 前記槽内を撹拌する撹拌手段と、 前記槽内の水位が設定水位に達してから前記槽内を撹拌
    開始する撹拌制御手段とを備え、 前記投入制御手段は、前記槽内の撹拌途中または撹拌前
    に前記仕上げ剤を投入することを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の全自動洗濯機。
  4. 【請求項4】 前記槽内を撹拌開始するときの設定水位
    を、負荷量が多くなるほど高く設定することを特徴とす
    る請求項3記載の全自動洗濯機。
  5. 【請求項5】 前記槽内を撹拌する撹拌時間を、負荷量
    が多くなるほど長く設定することを特徴とする請求項3
    または4記載の全自動洗濯機。
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