JPH086626Y2 - 車両用バンパの取付け構造 - Google Patents

車両用バンパの取付け構造

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JPH086626Y2
JPH086626Y2 JP7956390U JP7956390U JPH086626Y2 JP H086626 Y2 JPH086626 Y2 JP H086626Y2 JP 7956390 U JP7956390 U JP 7956390U JP 7956390 U JP7956390 U JP 7956390U JP H086626 Y2 JPH086626 Y2 JP H086626Y2
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rib
bumper cover
vehicle
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健 仲谷
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車のバンパの取付け構造に関し、特に
樹脂製バンパカバーを金型で成形する際のスライドコア
を不要にしてバンパカバー表面の仕上がりを向上できる
とともに、ひけによる外観の悪化を回避できるようにし
た構造に関する。
〔従来の技術〕
自動車においては、車体の前端及び後端に樹脂製バン
パを取付け、車両の軽衝突時の衝撃を吸収する構造が採
用されている。このようなバンパの取付け構造の一例と
して、従来、第5図及び第6図に示すものがある。
図において、20は車体の前端に配設される樹脂製のリ
ヤバンパカバーであり、これの内面20aには車幅方向に
延びる帯板状のリブ21が突設されている。このリブ21の
下面には縦壁22aに続いて上記バンパカバー20の内面20a
に延びる横壁22bが一体形成されており、これにより横
断面箱状の箱リブ22が形成されている。なお、この箱リ
ブ22は軽衝突時の衝撃力に対する断面剛性を確保するた
めのものである。また、25は金属板製のアッパリインホ
ースであり、これは上記リブ21を挟持するU字状の係合
部25aと、これに続いて下方に延び、上記縦壁22aに当接
する取付け部25bとから構成されており、この取付け部2
5aにはボルト孔26が形成されている。
上記バンパカバー20を車体に取付けるには、このバン
パカバー20のリブ21にリインホース25の係合部25aを嵌
合させ、上記縦壁22aに形成された取付け孔23と取付け
部25bのボルト孔26とを位置合わせしながらボルト27で
締めつけて固定する。この後、上記バンパカバー20とア
ッパリインホース25との組立体をバンパステー28を介し
て車体のサイドメンバ29にボルト締めする。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら上記従来のバンパの取付け構造では、剛
性確保のために箱リブ22を設けるようにしており、これ
を構成する横壁22bがバンパカバー20の意匠表面から延
長されることとなり、従ってこの横壁22部分にひけが生
じ易い。このひけによる外観の悪化を回避するために、
レリーフ30等を追加しなければならないという問題点が
ある。
また、上記バンパカバー20に箱リブ22を形成するには
金型にスライドコアを設ける必要があることから、該金
型の構造が複雑となり、それだけ製造コストが上昇する
とともに、バンパカバー20表面の仕上がりが悪化し、品
質に対する信頼性が低いという問題点がある。
さらに、上記従来のバンパカバーの取付けにあたって
は、バンパカバー20にリインホース25をボルト27で固定
し、この状態で車体に取付けることから、作業性が低
く、この点での改善が要請されている。
本考案は上記従来の問題点を解決するためになされた
もので、バンパカバーを金型成形する際のスライドコア
を不要にして製造コストを低減できるとともに、バンパ
カバーの仕上がりを向上でき、箱リブによるひけの問題
を解消してレリーフ等を省略でき、さらには取付け時の
作業性を改善できる車両用バンパの取付け構造を提供す
ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、樹脂製バンパカバーの内面に車幅方向に延
びるリブを突設し、該リブにリインホースを取付けて車
体に固定するようにした車両用バンパの取付け構造にお
いて、上記バンパカバーの上縁に縦壁を形成するととも
に、上記リブの車幅方向複数個所に嵌合凹部を形成し、
上記リインホースを上記縦壁に当接するフランジ部と、
上記リブの上面に位置する湾曲状の取付け部とから構成
し、上記嵌合凹部にクリップを嵌装することにより上記
リインホースを保持し、上記縦壁とフランジ部とをボル
トにより車体に共締め固定したことを特徴としている。
〔作用〕 本考案に係る車両用のバンパの取付け構造によれば、
バンパカバーのリブの嵌合凹部にクリップを嵌装させて
リインホースを保持するとともに上記バンパカバーの縦
壁とフランジ部とを車体に共締めしたので、上記バンパ
カバーの上縁部分とリブ,及び両者を結合するリインホ
ースにより箱状の断面が形成され、軽衝突時の衝撃力に
対する剛性を確保できる。従って、従来のようなバンパ
カバーに箱リブを形成する必要がないから、スライドコ
アを不要にでき、それだけ製造コストを低減できるとと
もに、バンパカバー表面の仕上がりを向上でき、品質に
対する信頼性を向上できる。
また、箱リブを形成する必要がないから上記リブをバ
ンパカバーの意匠面とはならない上辺付近に設けること
ができ、上記従来例の横壁22bをバンパカバーの意匠面
から延長する場合に比べてひけの発生を抑制でき、ある
いは目立たないようにでき、従ってレリーフ等を省略で
きる。
さらに、本考案では、バンパカバーを車体に取付ける
場合、まずリブの嵌合凹部にクリップを嵌装させること
によりリインホースを仮保持し、この状態でバンパカバ
ーを車体に取付けることができるので、従来のボルトで
固定した状態で車体に取付ける場合に比べて、組立てが
容易であり、その分だけ作業性を向上できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図ないし第4図は本考案の一実施例による車両用
バンパの取付け構造を説明するための図であり、本実施
例ではリヤバンパに適用した場合を例にとって説明す
る。
図において、1は本実施例の取付け構造が適用された
自動車であり、車体2の前端面2aにはフロントバンパカ
バー13が、後端面2bにはリヤバンパカバー3がそれぞれ
取付けられている。このリヤバンパカバー3は樹脂製の
もので、車幅方向に延びる本体部3aと、これの両端に続
いて車体前方に延びる側辺部3bとからなり、この両側辺
部3bには車体2にボルトで固定されるボルト挿入孔4が
形成されている。なお、フロントバンパカバー13は本体
部13aと側辺部13aとからなり、リヤバンパカバー3と略
同様の構造となっている。
また、上記リヤバンパカバー3の上縁には車幅方向に
延びる縦壁6が一体形成されており、該縦壁6の車幅方
向両端部にはボルト挿入孔6aが一対づつ形成されてい
る。さらに、上記バンパカバー3の内面3cの上部の傾斜
部には車幅方向に延びる帯板状のリブ5が突設されてお
り、このリブ5によりバンパカバー3の上部の横断面形
状は大略コ字状になっている。
上記リブ5の車幅方向両端部には上記ボルト挿入孔6a
に対応するように嵌合凹部7が一対づつ切り欠き形成さ
れており、該嵌合凹部7は円形孔7aとこれの直径より幅
の小さいスリット7bとからなっている。
また、上記バンパカバー3のリブ5には金属板製のア
ッパリインホース8が配設されている。このリインホー
ス8は上記縦壁6に当接するフランジ部8aと、該フラン
ジ部8aに続いて車体前方に湾曲する取付け部8bとを一体
に形成してなるもので、該取付け部8bは上記リブ5の上
面に位置している。また上記フランジ部8aには上記ボル
ト挿入孔6aに対応したボルト孔8cが形成されている。
そして、上記嵌合凹部7には樹脂製のクリップ10が嵌
装されている。このクリップ10は円柱部10aの両端に円
板部10b,10bを一体に形成してなるもので、この円柱部1
0aは上記嵌合凹部7のスリット7bより若干大径に形成さ
れており、両円板部10bは上記円形孔7aより大径に形成
されている。これにより上記クリップ10は取付け部8bの
下端縁を挟持してリインホース8を保持している。
また、上記縦壁6のボルト挿入孔6aとリインホース8
のフランジ部8aのボルト孔8cにはボルト11が挿入されて
おり、該ボルト11は車体2のサンドメンバ2bに締めつけ
固定されており、これにより上記バンパカバー3は車体
2に取付けられている。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例のバンパカバー3を車体2に取付けるには、
まずアッパリインホース8をバンパカバー3のリブ5部
分に配設し、該リブ5の嵌合凹部7にクリップ10を嵌装
する。これによりクリップ10が取付け部8bを挟持し、リ
インホース8が仮保持されるとともに縦壁6のボルト挿
入孔6aとフランジ部8aのボルト孔8cとが位置合わせされ
る。この状態でボルト11をボルト挿入孔6aから挿入し、
車体2のパネル2cに締めつける。
このように本実施例によれば、リブ5の嵌合凹部7に
嵌装されたクリップ10によりリインホース8を保持し、
この状態でバンパカバー3の縦壁6とフランジ部8aとを
ボルト11で車体パネル2cに共締めしたので、バンパカバ
ー3の上縁部分とリブ5,及び両者を結合するリインホー
ス8とで閉断面が形成され、剛性を確保でき、軽衝突時
の衝撃力を吸収できる。その結果、従来の箱リブを不要
にできることから、金型成形する際のスライドコアを不
要にでき、金型の構造を簡略化でき、それだけ製造コス
トを低減できるとともに、バンパカバー表面の仕上がり
を向上でき、品質が向上する。
また従来構造では箱リブを形成する必要があることか
ら、意匠面にひけを生じ易い横壁を形成せざるを得なか
ったが、本実施例ではリブ5をひけの生じにくい傾斜面
に設定することができ、その結果ひけの発生を防止で
き、レリーフ等を省略できる。
さらに、本実施例では、上述のようにリインホース8
をクリップ10でバンパカバー3に仮保持することから、
バンパカバー3を車体2に取付ける際の作業を容易化で
き、作業性を向上できる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案に係る車両用バンパの取付け構造
によれば、バンパカバーに縦壁を形成するとともに、リ
ブに複数の嵌合凹部を形成し、上記縦壁にリインホース
のフランジ部を当接させるとともにリブの上面に取付け
部を位置させ、上記嵌合凹部にクリップを嵌装すること
により上記リインホースを保持し、上記縦壁とフランジ
部とをボルトにより車体に共締め固定したので、衝撃力
に対する剛性を確保しながら金型成形時のスライドコア
を不要にでき、その結果製造コストを低減できるととも
に、バンパカバー表面の仕上がりを向上できる効果があ
り、またひけの問題を解消してレリーフ等を不要にで
き、さらに組立て時の作業性を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の一実施例による車両用バ
ンパの取付け構造を説明するための図であり、第1図は
バンパカバーにリインホースを取付ける状態を示す分解
斜視図、第2図は嵌合凹部を示す平面図、第3図(a)
は第1図のIIIa−IIIa線断面図、第3図(b)は第1図
のIIIb−IIIb線断面図、第4図は本実施例の取付け構造
が適用された自動車の斜視図、第5図及び第6図はそれ
ぞれ従来の取付け構造を示す分解斜視図,断面図であ
る。 図において、2は車体、3はバンパカバー、3cは内面、
5はリブ、6は縦壁、7は嵌合凹部、8はリインホー
ス、8aはフランジ部、8bは取付け部、10はクリップであ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂製バンパカバーの内面に車幅方向に延
    びるリブを突設し、該リブにリインホースを取付け、該
    リインホースを車体に固定するようにした車両用バンパ
    の取付け構造において、上記バンパカバーの上縁に縦壁
    を形成するとともに、上記リブの車幅方向複数個所に嵌
    合凹部を形成し、上記リインホースを上記縦壁に当接す
    るフランジ部と、上記リブの上面に位置する湾曲状の取
    付け部とから構成し、上記嵌合凹部にクリップを嵌装す
    ることにより上記取付け部に係止させて上記リインホー
    スを保持し、上記縦壁とフランジ部とをボルトにより車
    体に共締め固定したことを特徴とする車両用バンパの取
    付け構造。
JP7956390U 1990-07-25 1990-07-25 車両用バンパの取付け構造 Expired - Lifetime JPH086626Y2 (ja)

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