JPH0866122A - 接木用クリップ - Google Patents
接木用クリップInfo
- Publication number
- JPH0866122A JPH0866122A JP6230405A JP23040594A JPH0866122A JP H0866122 A JPH0866122 A JP H0866122A JP 6230405 A JP6230405 A JP 6230405A JP 23040594 A JP23040594 A JP 23040594A JP H0866122 A JPH0866122 A JP H0866122A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clip
- rootstock
- grafting
- scion
- slit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 太さの異なる台木と穂木とを接木する場合
に、台木と穂木とを各別に挟持して接合部分を確実に保
持するようにする。 【構成】 クリップ部52の長さ方向を略々直交してス
リット56により複数に分割する。そして、上記スリッ
ト56によって分割されたクリップ部52の各挟持片部
57,58は長さ方向に一体の脚部53を共用してい
る。これにより穂木35と台木47との茎の太さが異な
る場合でも、各挟持片部57,58は茎の太さにならっ
て茎を挟持する。
に、台木と穂木とを各別に挟持して接合部分を確実に保
持するようにする。 【構成】 クリップ部52の長さ方向を略々直交してス
リット56により複数に分割する。そして、上記スリッ
ト56によって分割されたクリップ部52の各挟持片部
57,58は長さ方向に一体の脚部53を共用してい
る。これにより穂木35と台木47との茎の太さが異な
る場合でも、各挟持片部57,58は茎の太さにならっ
て茎を挟持する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、接木用クリップに係
り、詳しくはトマト、なす、きゅうり、西瓜などの穂木
用苗から切断した穂木と、台木用苗の穂部分を切断除去
した台木との接合部分を挟持する接木用クリップに関す
るものである。
り、詳しくはトマト、なす、きゅうり、西瓜などの穂木
用苗から切断した穂木と、台木用苗の穂部分を切断除去
した台木との接合部分を挟持する接木用クリップに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、接木作業を自動的に行うようにし
た接木装置が提案されている。例えば、特開平6−38
630号公報に示された連続接木装置では、別々のコン
ベヤで搬送した穂木用苗と台木用苗とを、それぞれ別々
の切断装置で切断して穂木と台木とを形成し、双方の切
断面を合わせた接合部分に接木用クリップを装着して穂
木と台木とを接続状態に保持する。この一連の動作を自
動的に行って、次々と接木を行う。
た接木装置が提案されている。例えば、特開平6−38
630号公報に示された連続接木装置では、別々のコン
ベヤで搬送した穂木用苗と台木用苗とを、それぞれ別々
の切断装置で切断して穂木と台木とを形成し、双方の切
断面を合わせた接合部分に接木用クリップを装着して穂
木と台木とを接続状態に保持する。この一連の動作を自
動的に行って、次々と接木を行う。
【0003】上記従来の接木装置で用いる接木用クリッ
プは、例えば図17(a)の平面図に示すように、すり
割301と、その反対側に一直線状に形成された突出片
302とを有する平面視略C状の可撓性材料の挟持部3
04からなり、接木用クリップ300が連続形成された
状態から、クリップ供給装置とクリップ嵌合装置とによ
り、必要な長さに切断して、穂木と台木との接続位置へ
供給され、すり割り301が開かれた状態で穂木と台木
との接続部分を嵌合する。
プは、例えば図17(a)の平面図に示すように、すり
割301と、その反対側に一直線状に形成された突出片
302とを有する平面視略C状の可撓性材料の挟持部3
04からなり、接木用クリップ300が連続形成された
状態から、クリップ供給装置とクリップ嵌合装置とによ
り、必要な長さに切断して、穂木と台木との接続位置へ
供給され、すり割り301が開かれた状態で穂木と台木
との接続部分を嵌合する。
【0004】上記クリップ嵌合装置は、図17(b)乃
至(d)の動作説明図に示すように、上記接木用クリッ
プ300の突出片302の中央部を支持台311で支持
すると共に、一対の爪部材312を、アクチュエータ3
13で閉じることにより接木用クリップ300の突出片
302の両端に係合させ、さらにその爪部材312をア
クチュエータ313で引くことによって、接木用クリッ
プ300を開くように構成されている。
至(d)の動作説明図に示すように、上記接木用クリッ
プ300の突出片302の中央部を支持台311で支持
すると共に、一対の爪部材312を、アクチュエータ3
13で閉じることにより接木用クリップ300の突出片
302の両端に係合させ、さらにその爪部材312をア
クチュエータ313で引くことによって、接木用クリッ
プ300を開くように構成されている。
【0005】そして、このようにクリップ嵌合装置の爪
部材312により開かれて接続部分に嵌合されたクリッ
プ300は、クリップ嵌合装置の逆の動作でその嵌合装
置から解放され、それ自体の復元力により閉じて穂木と
台木とを接続状態に保持する。
部材312により開かれて接続部分に嵌合されたクリッ
プ300は、クリップ嵌合装置の逆の動作でその嵌合装
置から解放され、それ自体の復元力により閉じて穂木と
台木とを接続状態に保持する。
【0006】また、他の例の接木用クリップに、実開平
5−91281号公報に示すものがある。この公報の接
木用クリップは、環状部に、その軸方向全長にわたって
延びるスリットを形成し、このスリットの対向部を支点
部として拡開可能とした接木固定部と、支点部の両側か
ら環状部の外側に延びる一対の把手部とを有し、把手部
を挟みつけて拡開し、挟みつけを解除して弾性を利用し
て縮径することを利用して穂木と台木との接続部分を保
持するようにしたものである。
5−91281号公報に示すものがある。この公報の接
木用クリップは、環状部に、その軸方向全長にわたって
延びるスリットを形成し、このスリットの対向部を支点
部として拡開可能とした接木固定部と、支点部の両側か
ら環状部の外側に延びる一対の把手部とを有し、把手部
を挟みつけて拡開し、挟みつけを解除して弾性を利用し
て縮径することを利用して穂木と台木との接続部分を保
持するようにしたものである。
【0007】さらに、他の例の接木用クリップに、実開
平4−68646号公報に示すものがある。この公報の
接木用クリップは、先端唇部が交差するプラスチックに
よりなる一対のクリップ片の中間部を連結底部によって
一体に連結して楕円形状の中空部を形成すると共に、上
記クリップ片の先端唇部開閉用の柄部を上記クリップ片
の後端に延長させたもので、柄部を挟持することにより
先端唇部を開閉させて穂木と台木との接続部分を接続保
持するようにしたものである。
平4−68646号公報に示すものがある。この公報の
接木用クリップは、先端唇部が交差するプラスチックに
よりなる一対のクリップ片の中間部を連結底部によって
一体に連結して楕円形状の中空部を形成すると共に、上
記クリップ片の先端唇部開閉用の柄部を上記クリップ片
の後端に延長させたもので、柄部を挟持することにより
先端唇部を開閉させて穂木と台木との接続部分を接続保
持するようにしたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の接木
用クリップは、台木と穂木との茎を挟持する部分が長さ
方向に一体に形成されているために、台木と穂木との茎
の太さが異なる場合は、太さの太い茎にならった状態で
台木と穂木との接合部分を挟持するので、茎が細い側の
苗の挟持力は弱くなってしまうという問題がある。
用クリップは、台木と穂木との茎を挟持する部分が長さ
方向に一体に形成されているために、台木と穂木との茎
の太さが異なる場合は、太さの太い茎にならった状態で
台木と穂木との接合部分を挟持するので、茎が細い側の
苗の挟持力は弱くなってしまうという問題がある。
【0009】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、太さの異なる台木と穂木とを接
木する場合に、台木と穂木とを各別に挟持することによ
り接合部分を確実に保持して接木の活着率を向上させる
ようにした接木用クリップを提供することを目的とす
る。
ためになされたもので、太さの異なる台木と穂木とを接
木する場合に、台木と穂木とを各別に挟持することによ
り接合部分を確実に保持して接木の活着率を向上させる
ようにした接木用クリップを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、上記目的を達成
するため、この発明に係る接木用クリップでは、長さ方
向にすり割を有するクリップ部(52)と、このクリッ
プ部(52)のすり割(51)と反対側の外周位置に延
出した脚部(53)とを備え、穂木用苗(11)から切
断した穂木(35)と、台木用苗(38)の穂部分を切
断除去した台木(47)との接合部分を上記クリップ部
(52)により挟持接続するものであって、上記クリッ
プ部(52)に、その長さ方向に略々直交するスリット
(56)を設けて、上記クリップ部(52)をその長さ
方向に複数に分割すると共に、分割された各挟持片部が
長さ方向に一体に構成されている上記脚部(53)を共
用してなることを特徴とする。
するため、この発明に係る接木用クリップでは、長さ方
向にすり割を有するクリップ部(52)と、このクリッ
プ部(52)のすり割(51)と反対側の外周位置に延
出した脚部(53)とを備え、穂木用苗(11)から切
断した穂木(35)と、台木用苗(38)の穂部分を切
断除去した台木(47)との接合部分を上記クリップ部
(52)により挟持接続するものであって、上記クリッ
プ部(52)に、その長さ方向に略々直交するスリット
(56)を設けて、上記クリップ部(52)をその長さ
方向に複数に分割すると共に、分割された各挟持片部が
長さ方向に一体に構成されている上記脚部(53)を共
用してなることを特徴とする。
【0011】好ましくは、上記スリット(56)を1個
とし、かつこのスリット(56)にて分割された一方の
挟持片部(57)を穂木用とし、かつ他方の挟持片部
(58)を台木用としたものである。
とし、かつこのスリット(56)にて分割された一方の
挟持片部(57)を穂木用とし、かつ他方の挟持片部
(58)を台木用としたものである。
【0012】また、好ましくは、上記スリット(77)
を2個とし、これらスリット(77)にて分割された一
端部の挟持片部(78)を穂木用とし、かつ他方の挟持
片部(79)を台木用とし、中央の挟持片部(80)を
上記穂木および台木の接合部用とした。
を2個とし、これらスリット(77)にて分割された一
端部の挟持片部(78)を穂木用とし、かつ他方の挟持
片部(79)を台木用とし、中央の挟持片部(80)を
上記穂木および台木の接合部用とした。
【0013】さらに、好ましくは、上記スリット(5
6)にて分割された挟持片部(84)の少なくとも一個
における内径部に、突出部(85)を形成してなるもの
である。
6)にて分割された挟持片部(84)の少なくとも一個
における内径部に、突出部(85)を形成してなるもの
である。
【0014】
【作用】以上の構成に基づき、クリップ部(52)の長
さ方向を略々直交してスリット(56)により複数に分
割する。そして、上記スリット(56)によって分割さ
れたクリップ部(52)の各挟持片部は長さ方向に一体
の脚部(53)を共用している。これにより穂木(3
5)と台木(47)との茎の太さが異なる場合でも、各
挟持片部は茎の太さにならって茎を挟持する。
さ方向を略々直交してスリット(56)により複数に分
割する。そして、上記スリット(56)によって分割さ
れたクリップ部(52)の各挟持片部は長さ方向に一体
の脚部(53)を共用している。これにより穂木(3
5)と台木(47)との茎の太さが異なる場合でも、各
挟持片部は茎の太さにならって茎を挟持する。
【0015】さらに、クリップ部(76)の長さ方向
を、スリット(77)により3分割することにより穂木
(35)と台木(47)との茎の太さが異なる場合で
も、穂木用挟持片部(78)および台木用挟持片部(7
9)はそれぞれ穂木(35)および台木(47)の茎の
太さにならって茎を挟持する。また、穂木(35)と台
木(47)との接合部分を接合挟持片部(80)により
挟持するようにし、接合に伴って生じる樹液が接合挟持
片部(80)に溜るために活着率が向上する。
を、スリット(77)により3分割することにより穂木
(35)と台木(47)との茎の太さが異なる場合で
も、穂木用挟持片部(78)および台木用挟持片部(7
9)はそれぞれ穂木(35)および台木(47)の茎の
太さにならって茎を挟持する。また、穂木(35)と台
木(47)との接合部分を接合挟持片部(80)により
挟持するようにし、接合に伴って生じる樹液が接合挟持
片部(80)に溜るために活着率が向上する。
【0016】さらに、複数に分割された挟持片部の少な
くとも1個の内径部に突出部(85)を形成することに
より、茎の太さの異なる穂木と台木とを接木する際に、
細い茎を太い茎の中心に位置させることができるように
した。
くとも1個の内径部に突出部(85)を形成することに
より、茎の太さの異なる穂木と台木とを接木する際に、
細い茎を太い茎の中心に位置させることができるように
した。
【0017】なお、上述の括弧内の符号は、図面を対照
するためのものであって、この発明の構成を何ら限定す
るものではない。
するためのものであって、この発明の構成を何ら限定す
るものではない。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
細に説明する。
【0019】まず最初に、接木作業を自動化した接木装
置全体の概略構成について、図1の平面図と図2の側面
図とにより説明する。
置全体の概略構成について、図1の平面図と図2の側面
図とにより説明する。
【0020】図1および図2において、穂木用苗ポット
10に納められた穂木用苗11を間欠的に搬送する穂木
用コンベア12と、台木用苗ポット13に納められた台
木用苗14を間欠的に搬送する台木用コンベア15と
が、コンベア架台16上に並設され、その両コンベア1
2,15の間には、接木処理を行うための、架台17に
支持された処理装置18が配設されている。また、台木
用コンベア15の下側には、後述する各センサ、ガイド
バー、クランパー、カッター、回動板などの駆動制御用
のカム板19と、このカム板19の駆動モータ20、お
よび制御用のリレー盤21などが配設されている。
10に納められた穂木用苗11を間欠的に搬送する穂木
用コンベア12と、台木用苗ポット13に納められた台
木用苗14を間欠的に搬送する台木用コンベア15と
が、コンベア架台16上に並設され、その両コンベア1
2,15の間には、接木処理を行うための、架台17に
支持された処理装置18が配設されている。また、台木
用コンベア15の下側には、後述する各センサ、ガイド
バー、クランパー、カッター、回動板などの駆動制御用
のカム板19と、このカム板19の駆動モータ20、お
よび制御用のリレー盤21などが配設されている。
【0021】さらに、上記処理装置18の近傍の、台木
用コンベア15の外側には、後述するクリップ開閉装
置、台木挟持部材、払出レバーなどを設けた、回動自在
に支持された回動板22が配設されている。そのほか、
図1、図2では省略したが、後述の子葉押えガイド、本
葉しごき装置などが配設されている。
用コンベア15の外側には、後述するクリップ開閉装
置、台木挟持部材、払出レバーなどを設けた、回動自在
に支持された回動板22が配設されている。そのほか、
図1、図2では省略したが、後述の子葉押えガイド、本
葉しごき装置などが配設されている。
【0022】次に、この接木装置における一連の接木動
作について、上記以外の構成と共に、図3〜図5の説明
図を用いて簡単に説明する。
作について、上記以外の構成と共に、図3〜図5の説明
図を用いて簡単に説明する。
【0023】1.穂木の切断工程(図3(a)〜(g)
参照) (a)穂木用コンベア12により搬送されてきた、穂木
用苗ポット10に納められた穂木用苗11は、茎検出セ
ンサ23の信号により、上記処理装置が臨む所定の処理
位置に停止する。
参照) (a)穂木用コンベア12により搬送されてきた、穂木
用苗ポット10に納められた穂木用苗11は、茎検出セ
ンサ23の信号により、上記処理装置が臨む所定の処理
位置に停止する。
【0024】(b)カム25の回転によりコンベア支え
板26がほぼ限度一杯の所定量上昇し、それによって穂
木用苗11が上昇する。上昇後、子葉検出センサ27が
自動的に挿入される。上記カム25とコンベア支え板2
6とは、穂木用コンベア12の、上記処理装置が臨む部
分を上下方向に調節して、穂木用切断位置を調節する手
段である。
板26がほぼ限度一杯の所定量上昇し、それによって穂
木用苗11が上昇する。上昇後、子葉検出センサ27が
自動的に挿入される。上記カム25とコンベア支え板2
6とは、穂木用コンベア12の、上記処理装置が臨む部
分を上下方向に調節して、穂木用切断位置を調節する手
段である。
【0025】(c)カム25が回転することにより、穂
木用苗11が下降する。そして、子葉11aが子葉検出
センサ27に接触した時点でカム25の回転が停止し、
穂木用苗11の下降も停止する。この間に、ガイドバー
29、および穂木かき上げ装置30がセットされる。
木用苗11が下降する。そして、子葉11aが子葉検出
センサ27に接触した時点でカム25の回転が停止し、
穂木用苗11の下降も停止する。この間に、ガイドバー
29、および穂木かき上げ装置30がセットされる。
【0026】(d)子葉押えガイド31により子葉11
aを水平に保ちながら、穂木掻き上げ装置30が上昇
し、穂木用苗11の上部の枝葉を上方へ掻き上げ、切断
部の確保を行う。これにより、次のクランパー、カッタ
ーの動作の邪魔にならないようにする。
aを水平に保ちながら、穂木掻き上げ装置30が上昇
し、穂木用苗11の上部の枝葉を上方へ掻き上げ、切断
部の確保を行う。これにより、次のクランパー、カッタ
ーの動作の邪魔にならないようにする。
【0027】(e)処理装置18に設けられたクランパ
ー32が、第1本葉の直下をクランプし、穂木用苗11
を保持する。
ー32が、第1本葉の直下をクランプし、穂木用苗11
を保持する。
【0028】(f)処理装置18に設けられたカッター
33が前進し、穂木用苗11の所定の切断部を斜めに切
断する。
33が前進し、穂木用苗11の所定の切断部を斜めに切
断する。
【0029】(g)切断完了後、各ガイド、センサなど
は退避し、またクランプされた状態で穂木用苗11から
切断された穂木35は上昇し、穂木用苗11の下部はポ
ット36と共に、図示省略の回収部へさらに搬送され
る。
は退避し、またクランプされた状態で穂木用苗11から
切断された穂木35は上昇し、穂木用苗11の下部はポ
ット36と共に、図示省略の回収部へさらに搬送され
る。
【0030】2.台木の切断工程(図4(a)〜(e)
参照) (a)台木用苗ポット37に納められた台木用苗38
は、台木用コンベア15で搬送されてくる。
参照) (a)台木用苗ポット37に納められた台木用苗38
は、台木用コンベア15で搬送されてくる。
【0031】(b)その搬送の間に、台木用苗38の不
要な本葉が、本葉しごき装置39で切り落とされる。
要な本葉が、本葉しごき装置39で切り落とされる。
【0032】(c)台木用苗38が、上記処理装置が臨
む所定の処理位置に停止すると、カム40の回転による
コンベア支え板41の上昇によって、上述の穂木の切断
の場合と同じように、子葉38aを子葉検出センサ42
で検出すると共に、子葉押えガイド43で水平に保つ。
この状態で、台木用苗38の穂部分を、上記回動板に設
けられた台木挟持部材45で挟持すると共に、その下方
を他の台木挟持部材46で挟持する。上記カム40とコ
ンベア支え板41とは、台木用コンベア15の、上記処
理装置が臨む部分を上下方向に調節して、台木用切断位
置を調節する手段である。
む所定の処理位置に停止すると、カム40の回転による
コンベア支え板41の上昇によって、上述の穂木の切断
の場合と同じように、子葉38aを子葉検出センサ42
で検出すると共に、子葉押えガイド43で水平に保つ。
この状態で、台木用苗38の穂部分を、上記回動板に設
けられた台木挟持部材45で挟持すると共に、その下方
を他の台木挟持部材46で挟持する。上記カム40とコ
ンベア支え板41とは、台木用コンベア15の、上記処
理装置が臨む部分を上下方向に調節して、台木用切断位
置を調節する手段である。
【0033】(d)その後、上記穂木用苗を切断したの
と同じ処理装置18のカッター33が、台木用苗38
を、上記穂木用苗の切断面と基面から同じレベルにて切
断する。
と同じ処理装置18のカッター33が、台木用苗38
を、上記穂木用苗の切断面と基面から同じレベルにて切
断する。
【0034】(e)切断後、台木用苗38の不要な穂部
分を、上記回動板に設けられた払出レバーで廃却する。
これにより、台木47が形成される。
分を、上記回動板に設けられた払出レバーで廃却する。
これにより、台木47が形成される。
【0035】3.接木工程(図5(a)〜(d)参照) (a)台木47の先端に、後述するように、マガジンか
ら供給された接木用クリップ50をクリップ開閉装置に
より開いた状態で装着する。
ら供給された接木用クリップ50をクリップ開閉装置に
より開いた状態で装着する。
【0036】(b)次いで、穂木35を、処理装置18
のクランパー32によりクランプしたまま下降させ、台
木47の先端の開いたクリップ50内に挿入する。
のクランパー32によりクランプしたまま下降させ、台
木47の先端の開いたクリップ50内に挿入する。
【0037】(c)挿入後、クリップ開閉装置によりク
リップ50を閉じて穂木35と台木47とを保持する。
さらに双方の切断面どうしが確実に活着するように、カ
ム30の回転によりコンベア支え板41を介して台木4
7を上昇させ、あるいは処理装置18のクランパー32
により穂木35を下降させ、両切断面を所定押圧力で圧
接させた状態で接続する(増押し)。これで接木処理が
完了する。
リップ50を閉じて穂木35と台木47とを保持する。
さらに双方の切断面どうしが確実に活着するように、カ
ム30の回転によりコンベア支え板41を介して台木4
7を上昇させ、あるいは処理装置18のクランパー32
により穂木35を下降させ、両切断面を所定押圧力で圧
接させた状態で接続する(増押し)。これで接木処理が
完了する。
【0038】(d)接木処理完了後、各センサ、ガイド
バー、クランパーが後退すると共に、カム40が回転し
てコンベア支え板41が下降し、台木用コンベア15が
水平となる。そしてこの台木用コンベア15により、接
木した台木47をポット49と共に、図示せぬ苗格納コ
ンベアへ搬送する。これで一連の接木動作が終了する。
そしてこの一連の接木動作を繰り返して、接木を自動的
に次々と行う。
バー、クランパーが後退すると共に、カム40が回転し
てコンベア支え板41が下降し、台木用コンベア15が
水平となる。そしてこの台木用コンベア15により、接
木した台木47をポット49と共に、図示せぬ苗格納コ
ンベアへ搬送する。これで一連の接木動作が終了する。
そしてこの一連の接木動作を繰り返して、接木を自動的
に次々と行う。
【0039】図6(a)、(b)、(c)は、上述の接
木処理における処理装置18の概略構成とその動作シー
ケンスとを説明する図である。
木処理における処理装置18の概略構成とその動作シー
ケンスとを説明する図である。
【0040】図のようにこの処理装置18は、カッター
33とクランパー32とが回動して、台木ライン側と穂
木ライン側とに向くように構成されており、それによ
り、カッター33が穂木用苗11と台木用苗38とを、
基面(例えばコンベア12,15の水平状態の高さ)か
ら同じレベルにて切断すると共に(a、b)、クランパ
ー32が穂木35を、同じレベルの台木47の切断面に
対し、容易に位置合わせして接続し得るようになってい
る(c)。
33とクランパー32とが回動して、台木ライン側と穂
木ライン側とに向くように構成されており、それによ
り、カッター33が穂木用苗11と台木用苗38とを、
基面(例えばコンベア12,15の水平状態の高さ)か
ら同じレベルにて切断すると共に(a、b)、クランパ
ー32が穂木35を、同じレベルの台木47の切断面に
対し、容易に位置合わせして接続し得るようになってい
る(c)。
【0041】次に、上記接木装置で用いるこの発明の第
1実施例の接木用クリップ50、およびクリップ開閉装
置について説明する。
1実施例の接木用クリップ50、およびクリップ開閉装
置について説明する。
【0042】クリップ50は、図7(a)の平面図、図
7(b)の側面図および図7(c)の背面図に示すよう
に、合成樹脂などの弾性変形し得る可撓性材料からな
り、長さ方向にすり割51を有する平面視略C字状のク
リップ部52と、このクリップ部52から、上記すり割
51の位置する反対側においてそれぞれ対称に同じ角度
で直径方向外側に延出する一対の脚部53と、これら脚
部53の先端に形成され、横方向外側に突出する突起5
5とを備えたもので、上記クリップ部52は、その長さ
方向中央にすり割51に対して直交してスリット56が
穿設され、このスリット56を挟んで上記クリップ部5
2の長さ方向一方側に穂木用挟持片部57が、他方側に
台木用挟持片部58がそれぞれ基台部59から一体に突
設されている。
7(b)の側面図および図7(c)の背面図に示すよう
に、合成樹脂などの弾性変形し得る可撓性材料からな
り、長さ方向にすり割51を有する平面視略C字状のク
リップ部52と、このクリップ部52から、上記すり割
51の位置する反対側においてそれぞれ対称に同じ角度
で直径方向外側に延出する一対の脚部53と、これら脚
部53の先端に形成され、横方向外側に突出する突起5
5とを備えたもので、上記クリップ部52は、その長さ
方向中央にすり割51に対して直交してスリット56が
穿設され、このスリット56を挟んで上記クリップ部5
2の長さ方向一方側に穂木用挟持片部57が、他方側に
台木用挟持片部58がそれぞれ基台部59から一体に突
設されている。
【0043】また、図8の斜視図に示すように、クリッ
プ開閉装置60は、上記回動板22上の周辺部に設けら
れており、この回動板22上に立設されて上記クリップ
50のクリップ部52を保持するストッパ61と、この
ストッパ61の両側に対称的に設けられてクリップ50
を開閉作動する一対のアーム部62と、この一対のアー
ム部62を連結部材63を介して開閉駆動するプッシュ
プルソレノイド65とを備えている。上記回動板22
は、鉛直な回動軸22aの上端に、水平面内で回動自在
に支持されており、図2に示した駆動制御用のカム板1
9を介して駆動モータ20により、後述のように所定角
度で揺動する。
プ開閉装置60は、上記回動板22上の周辺部に設けら
れており、この回動板22上に立設されて上記クリップ
50のクリップ部52を保持するストッパ61と、この
ストッパ61の両側に対称的に設けられてクリップ50
を開閉作動する一対のアーム部62と、この一対のアー
ム部62を連結部材63を介して開閉駆動するプッシュ
プルソレノイド65とを備えている。上記回動板22
は、鉛直な回動軸22aの上端に、水平面内で回動自在
に支持されており、図2に示した駆動制御用のカム板1
9を介して駆動モータ20により、後述のように所定角
度で揺動する。
【0044】上記一対のアーム部62は、図8および図
9(a)、(b)の状態説明図に示すように、平面視L
字状をなし、それぞれの中間角部が支軸66により回動
板22に回動自在に支持されると共に、それぞれの基端
部が、上記連結部材63に形成された横長孔63aにス
ライド自在に係着され、かつ互いにバネ67で連結され
ている。したがって、上記プッシュプルソレノイド65
により連結部材63を進退させると、一対のアーム部6
2が回動して開閉する。
9(a)、(b)の状態説明図に示すように、平面視L
字状をなし、それぞれの中間角部が支軸66により回動
板22に回動自在に支持されると共に、それぞれの基端
部が、上記連結部材63に形成された横長孔63aにス
ライド自在に係着され、かつ互いにバネ67で連結され
ている。したがって、上記プッシュプルソレノイド65
により連結部材63を進退させると、一対のアーム部6
2が回動して開閉する。
【0045】さらに、上記各アーム部62の先端部は、
上記クリップ50の脚部53の当接開始時にまず突起5
5に当接するような屈曲部62aを備え、しかも各アー
ム部62が閉じてクリップ50を開いた状態(図9
(b))にあっては、上記アーム部62の先端面62b
が脚部53の略全面に亘って当接すると共に、その先端
面角部62cが突起55に引掛かる形状を有している。
上記クリップ50の脚部53の当接開始時にまず突起5
5に当接するような屈曲部62aを備え、しかも各アー
ム部62が閉じてクリップ50を開いた状態(図9
(b))にあっては、上記アーム部62の先端面62b
が脚部53の略全面に亘って当接すると共に、その先端
面角部62cが突起55に引掛かる形状を有している。
【0046】一方、上記回動板22の上方には、上記ク
リップ50を縦に直列に多数個装着し得るマガジン68
が、アーム状の固定部材69に取り付けられて配設され
ている。このマガジン68の上下両端は開口しており、
その下側開口端は、上記クリップ開閉装置60を覆った
状態に回動板22に設けられた閉止板70により摺動自
在に閉止されている。つまりマガジン68内のクリップ
50は、閉止板70の上に載っている。
リップ50を縦に直列に多数個装着し得るマガジン68
が、アーム状の固定部材69に取り付けられて配設され
ている。このマガジン68の上下両端は開口しており、
その下側開口端は、上記クリップ開閉装置60を覆った
状態に回動板22に設けられた閉止板70により摺動自
在に閉止されている。つまりマガジン68内のクリップ
50は、閉止板70の上に載っている。
【0047】そのほか、上記回動板22の上には、プッ
シュプルソレノイド71によって回動し、上記クリップ
開閉装置60のクリップ開放時にそのクリップ50を抑
えるクリップ抑えレバー72と、他のプッシュプルソレ
ノイド73によって開閉作動し、上述した台木切断時に
台木用苗38の穂部分38bを挟持する台木挟持部材4
5と、この台木挟持部材45と連動して上記プッシュプ
ルソレノイド73および引っ張りスプリング74によっ
て揺動し、台木挟持部材45が挟持した穂部分38bを
払い出す払出レバー75とが配設されている。
シュプルソレノイド71によって回動し、上記クリップ
開閉装置60のクリップ開放時にそのクリップ50を抑
えるクリップ抑えレバー72と、他のプッシュプルソレ
ノイド73によって開閉作動し、上述した台木切断時に
台木用苗38の穂部分38bを挟持する台木挟持部材4
5と、この台木挟持部材45と連動して上記プッシュプ
ルソレノイド73および引っ張りスプリング74によっ
て揺動し、台木挟持部材45が挟持した穂部分38bを
払い出す払出レバー75とが配設されている。
【0048】以下に、上記クリップ開閉装置60による
クリップ50の装着動作を、上記回動板22上の他の装
置の動作と合わせ、工程順に説明する。
クリップ50の装着動作を、上記回動板22上の他の装
置の動作と合わせ、工程順に説明する。
【0049】まず、台木挟持部材45が、接木位置にて
台木用苗38を挟持し、その台木用苗38を上記処理装
置18のカッター33(図6参照)が切断する。このと
き、クリップ開閉装置60は、一対のアーム部62が開
いた状態でマガジン68の下のクリップ供給位置にあ
る。このクリップ供給位置では、閉止板70がマガジン
68の下側開口端から外れることにより、マガジン68
内の最下部のクリップ50が回動板22上に落下して、
クリップ開閉装置60のアーム部62間に供給される。
その際、クリップ抑えレバー72がプッシュプルソレノ
イド71によりクリップ開閉装置60の方へ回動して、
その供給されたクリップ50を抑える。これにより、図
9(a)のように、クリップ開閉装置60のストッパ6
1が、供給されたクリップ50の脚部65の間における
クリップ部52の外周面に当接した状態となる。またこ
の状態では、クリップ50のクリップ部52は、回動板
22の縁から突出している。
台木用苗38を挟持し、その台木用苗38を上記処理装
置18のカッター33(図6参照)が切断する。このと
き、クリップ開閉装置60は、一対のアーム部62が開
いた状態でマガジン68の下のクリップ供給位置にあ
る。このクリップ供給位置では、閉止板70がマガジン
68の下側開口端から外れることにより、マガジン68
内の最下部のクリップ50が回動板22上に落下して、
クリップ開閉装置60のアーム部62間に供給される。
その際、クリップ抑えレバー72がプッシュプルソレノ
イド71によりクリップ開閉装置60の方へ回動して、
その供給されたクリップ50を抑える。これにより、図
9(a)のように、クリップ開閉装置60のストッパ6
1が、供給されたクリップ50の脚部65の間における
クリップ部52の外周面に当接した状態となる。またこ
の状態では、クリップ50のクリップ部52は、回動板
22の縁から突出している。
【0050】次いでクリップ開閉装置60のプッシュプ
ルソレノイド65が後退することによりアーム部62が
閉じ、図9(b)のように、クリップ50の脚部53を
挟持してクリップ50を開く。このクリップ開放動作の
際、上述のように、まず各アーム部62先端の屈曲部5
2aがクリップ50の各脚部53の突起65に当接し、
最終的には各アーム部62の先端面62bが脚部53の
略全面に亘って当接すると共に、その先端面角部62c
が突起55に引掛かる。このためアーム部62は、クリ
ップ50の脚部53を確実に挟持し、クリップ50が外
れることがない。しかもこのクリップ開放動作は、プッ
シュプルソレノイド65によるアーム部62の閉じる動
作だけで素早く行われる。
ルソレノイド65が後退することによりアーム部62が
閉じ、図9(b)のように、クリップ50の脚部53を
挟持してクリップ50を開く。このクリップ開放動作の
際、上述のように、まず各アーム部62先端の屈曲部5
2aがクリップ50の各脚部53の突起65に当接し、
最終的には各アーム部62の先端面62bが脚部53の
略全面に亘って当接すると共に、その先端面角部62c
が突起55に引掛かる。このためアーム部62は、クリ
ップ50の脚部53を確実に挟持し、クリップ50が外
れることがない。しかもこのクリップ開放動作は、プッ
シュプルソレノイド65によるアーム部62の閉じる動
作だけで素早く行われる。
【0051】その後、クリップ抑えレバー72は逆方向
に回動して退避し、アーム部62により挟持開放された
クリップ50から離反する。
に回動して退避し、アーム部62により挟持開放された
クリップ50から離反する。
【0052】次いで回動板22が所定角度回動し、クリ
ップ開閉装置60のアーム部62により挟持開放された
クリップ50が接木位置に達する。すると、図8のよう
に、その挟持開放されたクリップ50内に台木47の先
端が嵌合し、クリップ装着状態となる。またこのとき、
台木挟持部材45がプッシュプルソレノイド73により
開いて、挟持した台木用苗38の穂部分38bを解放
し、それと同時に、払出レバー75が、同じプッシュプ
ルソレノイド73の作動により回動して穂部分38bを
廃却する。
ップ開閉装置60のアーム部62により挟持開放された
クリップ50が接木位置に達する。すると、図8のよう
に、その挟持開放されたクリップ50内に台木47の先
端が嵌合し、クリップ装着状態となる。またこのとき、
台木挟持部材45がプッシュプルソレノイド73により
開いて、挟持した台木用苗38の穂部分38bを解放
し、それと同時に、払出レバー75が、同じプッシュプ
ルソレノイド73の作動により回動して穂部分38bを
廃却する。
【0053】次いで、上記台木47の先端に台木用挟持
片部58が装着されたクリップ50の穂木用挟持片部5
7内に、上述したように処理装置18によって穂木35
が挿入され(図6(c))、穂木35と台木47との切
断面が接合される。そして、クリップ開閉装置60のプ
ッシュプルソレノイド65が前進することによりアーム
部62が開き、これによって上記アーム部62に挟持さ
れたクリップ50が閉じて、台木用挟持片部58により
台木47を、また穂木用挟持片部57により穂木35を
それぞれ挟持し、穂木35と台木47との接合部分を保
持する。すなわち、この接合部分を保持する場合に、図
10に示すように台木47の茎の太さが穂木35の茎の
太さより太い場合であっても、穂木35の太さに応じて
穂木用挟持片部57が閉じ、また台木47の太さに応じ
て台木用挟持片部58が閉じ、しかもこれら両挟持片部
57,58は基台部59によって一体に連結されている
ので、接合部分が確実に保持されることになる。上記ク
リップ開閉装置60によるクリップ50を閉じる動作に
ついても、プッシュプルソレノイド65によるアーム部
62の開く動作だけで素早く行われる。なお、図11に
示すように穂木の茎35の太さが台木の茎の太さより太
い場合であっても穂木の太さに応じて穂木用挟持片部5
7が閉じ、台木47の太さに応じて台木用挟持片部58
が閉じるので、前述と同様に接合部分が確実に保持され
ることになる。
片部58が装着されたクリップ50の穂木用挟持片部5
7内に、上述したように処理装置18によって穂木35
が挿入され(図6(c))、穂木35と台木47との切
断面が接合される。そして、クリップ開閉装置60のプ
ッシュプルソレノイド65が前進することによりアーム
部62が開き、これによって上記アーム部62に挟持さ
れたクリップ50が閉じて、台木用挟持片部58により
台木47を、また穂木用挟持片部57により穂木35を
それぞれ挟持し、穂木35と台木47との接合部分を保
持する。すなわち、この接合部分を保持する場合に、図
10に示すように台木47の茎の太さが穂木35の茎の
太さより太い場合であっても、穂木35の太さに応じて
穂木用挟持片部57が閉じ、また台木47の太さに応じ
て台木用挟持片部58が閉じ、しかもこれら両挟持片部
57,58は基台部59によって一体に連結されている
ので、接合部分が確実に保持されることになる。上記ク
リップ開閉装置60によるクリップ50を閉じる動作に
ついても、プッシュプルソレノイド65によるアーム部
62の開く動作だけで素早く行われる。なお、図11に
示すように穂木の茎35の太さが台木の茎の太さより太
い場合であっても穂木の太さに応じて穂木用挟持片部5
7が閉じ、台木47の太さに応じて台木用挟持片部58
が閉じるので、前述と同様に接合部分が確実に保持され
ることになる。
【0054】この後、回動板22が所定角度逆方向に回
動し、台木挟持部材45は接木位置に戻り、クリップ開
閉装置60のアーム部62はクリップ供給位置に戻る。
そのアーム部62がクリップ供給位置に戻ると同時に、
マガジン68から次のクリップ50が自動的に素早く供
給される。そして各装置が、上述の動作を繰り返して次
の接木を行うことになる。
動し、台木挟持部材45は接木位置に戻り、クリップ開
閉装置60のアーム部62はクリップ供給位置に戻る。
そのアーム部62がクリップ供給位置に戻ると同時に、
マガジン68から次のクリップ50が自動的に素早く供
給される。そして各装置が、上述の動作を繰り返して次
の接木を行うことになる。
【0055】ところで上記構成の接木用クリップ50
は、一対の脚部53がクリップ部52からそれぞれ対称
に同じ角度で外径方向に延びているため、穂木と台木と
の接続部分に装着されているクリップ50を、手作業に
より取り外す場合にも、その脚部53を指で摘んで簡単
に取り外すことができる。しかも、脚部53を指で摘む
際には、脚部53の先端の突起55が滑り止めとなって
非常に摘み易い。
は、一対の脚部53がクリップ部52からそれぞれ対称
に同じ角度で外径方向に延びているため、穂木と台木と
の接続部分に装着されているクリップ50を、手作業に
より取り外す場合にも、その脚部53を指で摘んで簡単
に取り外すことができる。しかも、脚部53を指で摘む
際には、脚部53の先端の突起55が滑り止めとなって
非常に摘み易い。
【0056】なお、図9(c)の要部平面図に示すよう
に、上記クリップ開閉装置60のストッパ61の平面視
形状を、クリップ開閉装置60側に向けて尖った楔状に
すると共に、そのストッパ61の形状に対応させて、各
アーム部62先端の屈曲部62aの形状および先端面6
2bの傾きを設定すれば、クリップ50の脚部53どう
しをより大きな角度で変形させて、クリップ50をより
大きく開かせるようにすることができる。
に、上記クリップ開閉装置60のストッパ61の平面視
形状を、クリップ開閉装置60側に向けて尖った楔状に
すると共に、そのストッパ61の形状に対応させて、各
アーム部62先端の屈曲部62aの形状および先端面6
2bの傾きを設定すれば、クリップ50の脚部53どう
しをより大きな角度で変形させて、クリップ50をより
大きく開かせるようにすることができる。
【0057】ところで、上記第1実施例の接木用クリッ
プ50は、クリップ部52の長さ方向に、スリット53
を介在させて穂木用挟持片部57と台木用挟持片部58
とに分割し、穂木用挟持片部57により穂木を、台木用
挟持片部58により台木を挟持しているが、図12
(a)の平面図、図12(b)の側面図および図12
(c)の背面図に示す第2実施例のように、クリップ部
76の長さ方向に所定間隔開けて2つのスリット77を
穿設し、穂木用挟持片部78と台木用挟持片部79との
間に接合挟持片部80を設けた接木用クリップ81を形
成してもよい。このような接木用クリップ81を構成す
ることにより、図13に示すように穂木と台木との接合
部分を接合挟持片部80により挟持することができ、こ
の挟持によって接合部分に生じる樹液が、接合挟持片部
80に溜るために、接木の活着率が向上する。なお、図
12(a),(b),(c)において、図7(a),
(b),(c)と同一または均等な構成部分には同一符
号を付して重複説明を省略する。
プ50は、クリップ部52の長さ方向に、スリット53
を介在させて穂木用挟持片部57と台木用挟持片部58
とに分割し、穂木用挟持片部57により穂木を、台木用
挟持片部58により台木を挟持しているが、図12
(a)の平面図、図12(b)の側面図および図12
(c)の背面図に示す第2実施例のように、クリップ部
76の長さ方向に所定間隔開けて2つのスリット77を
穿設し、穂木用挟持片部78と台木用挟持片部79との
間に接合挟持片部80を設けた接木用クリップ81を形
成してもよい。このような接木用クリップ81を構成す
ることにより、図13に示すように穂木と台木との接合
部分を接合挟持片部80により挟持することができ、こ
の挟持によって接合部分に生じる樹液が、接合挟持片部
80に溜るために、接木の活着率が向上する。なお、図
12(a),(b),(c)において、図7(a),
(b),(c)と同一または均等な構成部分には同一符
号を付して重複説明を省略する。
【0058】また、穂木の茎の太さと台木の茎の太さが
極端に異なる場合、例えばきゅうりの接木を行う場合、
台木として同じ瓜科の南瓜、冬瓜、夕顔などを用いる
が、これらのいずれも茎径は太く、きゅうりの茎径は細
いために、上記第1実施例の接木用クリップ50によっ
て茎を挟持するようにしても、十分な挟持力が得られな
い恐れがあるので、図14(a)の平面図、図14
(b)のB−B断面図、図14(c)の背面図に示す第
3実施例の接木用クリップ82は、そのクリップ部83
に穂木の細い茎を台木の太い茎の中心に接合させるよう
に細い茎を挟持する穂木用挟持片部84の内周に突出部
85を形成させたものである。このように構成すること
により、台木の茎径と穂木の茎径とが極端に異なる場合
でも、図15に示すように細い穂木の茎径を台木の茎径
の中心に、穂木用挟持片部84によって確実に保持する
ことができ、接木の活着率も確実性が増すことになる。
また、上記突出部85は穂木用挟持片部84を成型する
時の抜け勾配を利用して形成できるので、製造上の困難
を伴うことがない。なお、図14(a),(b),
(c)において、図7(a),(b),(c)と同一ま
たは均等な構成部分には同一符号を付して重複説明を省
略する。
極端に異なる場合、例えばきゅうりの接木を行う場合、
台木として同じ瓜科の南瓜、冬瓜、夕顔などを用いる
が、これらのいずれも茎径は太く、きゅうりの茎径は細
いために、上記第1実施例の接木用クリップ50によっ
て茎を挟持するようにしても、十分な挟持力が得られな
い恐れがあるので、図14(a)の平面図、図14
(b)のB−B断面図、図14(c)の背面図に示す第
3実施例の接木用クリップ82は、そのクリップ部83
に穂木の細い茎を台木の太い茎の中心に接合させるよう
に細い茎を挟持する穂木用挟持片部84の内周に突出部
85を形成させたものである。このように構成すること
により、台木の茎径と穂木の茎径とが極端に異なる場合
でも、図15に示すように細い穂木の茎径を台木の茎径
の中心に、穂木用挟持片部84によって確実に保持する
ことができ、接木の活着率も確実性が増すことになる。
また、上記突出部85は穂木用挟持片部84を成型する
時の抜け勾配を利用して形成できるので、製造上の困難
を伴うことがない。なお、図14(a),(b),
(c)において、図7(a),(b),(c)と同一ま
たは均等な構成部分には同一符号を付して重複説明を省
略する。
【0059】なお、上述の接木用クリップにおけるクリ
ップ部の内径はその全長にわたって同径であるために、
穂木の切断面が上記クリップ部の上端縁に当接して穂木
を上方から挿入することが困難である。このため、図1
6(a)の平面図、図16(b)のB−B断面図、図1
6(c)の背面図に示す第4実施例の接木用クリップ8
6は、そのクリップ部87における穂木用挟持片部88
の上端内周に面取り部89を施して穂木の挿入を容易に
する。なお、図16(a),(b),(c)において、
図7(a),(b),(c)と同一または均等な構成部
分には同一符号を付して重複説明を省略する。
ップ部の内径はその全長にわたって同径であるために、
穂木の切断面が上記クリップ部の上端縁に当接して穂木
を上方から挿入することが困難である。このため、図1
6(a)の平面図、図16(b)のB−B断面図、図1
6(c)の背面図に示す第4実施例の接木用クリップ8
6は、そのクリップ部87における穂木用挟持片部88
の上端内周に面取り部89を施して穂木の挿入を容易に
する。なお、図16(a),(b),(c)において、
図7(a),(b),(c)と同一または均等な構成部
分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0060】
【発明の効果】以上の説明から明らかなようにこの発明
によれば、クリップ部の長さ方向を略々直交してスリッ
トにより複数に分割すると共に、上記スリットによって
分割されたクリップ部の各挟持片部は長さ方向に一体の
脚部を共用しているので、穂木と台木との茎の太さが異
なる場合でも、各挟持片部は茎の太さにならって確実に
茎を挟持し、穂木と台木との接合部分を確実に保持する
ことができる。このため、活着率を向上させることがで
きる。
によれば、クリップ部の長さ方向を略々直交してスリッ
トにより複数に分割すると共に、上記スリットによって
分割されたクリップ部の各挟持片部は長さ方向に一体の
脚部を共用しているので、穂木と台木との茎の太さが異
なる場合でも、各挟持片部は茎の太さにならって確実に
茎を挟持し、穂木と台木との接合部分を確実に保持する
ことができる。このため、活着率を向上させることがで
きる。
【0061】さらに、クリップ部の長さ方向を、スリッ
トにより3分割することにより穂木と台木との茎の太さ
が異なる場合でも、穂木用挟持片部および台木用挟持片
部はそれぞれ穂木および台木の茎の太さにならって茎を
挟持する。また、穂木と台木との接合部分を接合挟持片
部により挟持するので、接合に伴って生じる樹液が接合
挟持片部に溜るために、活着率がさらに向上する。
トにより3分割することにより穂木と台木との茎の太さ
が異なる場合でも、穂木用挟持片部および台木用挟持片
部はそれぞれ穂木および台木の茎の太さにならって茎を
挟持する。また、穂木と台木との接合部分を接合挟持片
部により挟持するので、接合に伴って生じる樹液が接合
挟持片部に溜るために、活着率がさらに向上する。
【0062】さらに、複数に分割された挟持片部の少な
くとも1個の内径部に突出部を形成することにより、茎
の太さの異なる穂木と台木とを接木する際に、細い茎を
太い茎の中心に位置させることができるので、穂木と台
木とを確実に保持させることができる。さらに、突出部
は抜け勾配を利用して突設させたので、製造上の困難を
伴うことがない。
くとも1個の内径部に突出部を形成することにより、茎
の太さの異なる穂木と台木とを接木する際に、細い茎を
太い茎の中心に位置させることができるので、穂木と台
木とを確実に保持させることができる。さらに、突出部
は抜け勾配を利用して突設させたので、製造上の困難を
伴うことがない。
【図1】この発明に係る接木用クリップが使用される接
木装置の全体構成を示す平面図である。
木装置の全体構成を示す平面図である。
【図2】その側面図である。
【図3】その接木装置の接木動作における穂木の切断工
程の説明図である。
程の説明図である。
【図4】同じく接木動作における台木の切断工程の説明
図である。
図である。
【図5】同じく接木動作における接木工程の説明図であ
る。
る。
【図6】(a)、(b)、(c)は、この発明に係る接
木装置における処理装置の概略構成とその動作シーケン
スとの説明図である。
木装置における処理装置の概略構成とその動作シーケン
スとの説明図である。
【図7】(a)は、この発明に係る接木用クリップの第
1実施例を示す平面図、(b)は、その側面図、(c)
は、その背面図である。
1実施例を示す平面図、(b)は、その側面図、(c)
は、その背面図である。
【図8】この発明の接木用クリップが使用される接木装
置におけるクリップ開閉装置およびマガジンを示す斜視
図である。
置におけるクリップ開閉装置およびマガジンを示す斜視
図である。
【図9】(a)、(b)は、クリップ開閉装置のアーム
部の状態説明図、(c)はクリップ開閉装置の他の構成
例を示す要部平面図である。
部の状態説明図、(c)はクリップ開閉装置の他の構成
例を示す要部平面図である。
【図10】第1実施例の接木用クリップを用いて茎径の
太い台木と茎径の細い穂木とを接合する取付状態を示す
説明図である。
太い台木と茎径の細い穂木とを接合する取付状態を示す
説明図である。
【図11】第1実施例の接木用クリップを用いて茎径の
太い穂木と茎径の細い台木とを接合する取付状態を示す
説明図である。
太い穂木と茎径の細い台木とを接合する取付状態を示す
説明図である。
【図12】(a)は、この発明に係る接木用クリップの
第2実施例を示す平面図、(b)は、その側面図、
(c)は、その背面図である。
第2実施例を示す平面図、(b)は、その側面図、
(c)は、その背面図である。
【図13】第2実施例の接木用クリップを用いて茎径の
太い台木と茎径の細い穂木とを接合する取付状態を示す
説明図である。
太い台木と茎径の細い穂木とを接合する取付状態を示す
説明図である。
【図14】(a)は、この発明に係る接木用クリップの
第3実施例を示す平面図、(b)は、そのB−B断面
図、(c)は、その背面図である。
第3実施例を示す平面図、(b)は、そのB−B断面
図、(c)は、その背面図である。
【図15】第3実施例の接木用クリップを用いて茎径の
太い台木と茎径の細い穂木とを接合する取付状態を示す
説明図である。
太い台木と茎径の細い穂木とを接合する取付状態を示す
説明図である。
【図16】(a)は、この発明に係る接木用クリップの
第3実施例を示す平面図、(b)は、そのB−B断面
図、(c)は、その背面図である。
第3実施例を示す平面図、(b)は、そのB−B断面
図、(c)は、その背面図である。
【図17】(a)は、従来の接木用クリップの平面図、
(b)〜(d)は従来の接木装置におけるクリップ嵌合
装置の動作説明図である。
(b)〜(d)は従来の接木装置におけるクリップ嵌合
装置の動作説明図である。
11 穂木用苗 35 穂木 38 台木用苗 47 台木 51 すり割 52 クリップ部 53 脚部 56 スリット 57 穂木用挟持片部 58 台木用挟持片部 59 基台部 76 クリップ部 78 穂木用挟持片部 79 台木用挟持片部 80 接合部挟持片部 85 突出部
フロントページの続き (72)発明者 谷本 楯夫 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 伊藤 建治 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 三代 満 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 秋鹿 修 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 弾性変形し得る可撓性材料からなり、長
さ方向にすり割を有するクリップ部と、このクリップ部
のすり割と反対側においてそれぞれ対称に同じ角度で直
径方向外側に延出した一対の脚部とを備え、穂木用苗か
ら切断した穂木と、台木用苗の穂部分を切断除去した台
木との接合部分を上記クリップ部により挟持接続する接
木用クリップにおいて、 上記クリップ部に、その長さ方向に略々直交するスリッ
トを設けて、上記クリップ部をその長さ方向に複数に分
割すると共に、分割された挟持片部が長さ方向に一体に
構成されている上記脚部を共用してなる、ことを特徴と
する接木用クリップ。 - 【請求項2】 上記スリットを1個とし、かつこのスリ
ットにて分割された一方の挟持片部を穂木用とし、かつ
他方の挟持片部を台木用とした請求項1記載の接木用ク
リップ。 - 【請求項3】 上記スリットを2個とし、これらスリッ
トにて分割された一端部の挟持片部を穂木用とし、かつ
他端部の挟持片部を穂木用とし、そして中央部の挟持片
部を上記穂木および台木の接合部用とした請求項1記載
の接木用クリップ。 - 【請求項4】 上記スリットにて分割された挟持片部の
少なくとも1個における内径部に、突出部を形成してな
る、請求項1乃至3のいずれか1項記載の接木用クリッ
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6230405A JPH0866122A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 接木用クリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6230405A JPH0866122A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 接木用クリップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0866122A true JPH0866122A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16907375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6230405A Withdrawn JPH0866122A (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 接木用クリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0866122A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3042554U (ja) * | 1997-04-15 | 1997-10-21 | 大介 五家 | 苗木の接ぎ木用クリップ |
NL1013023C2 (nl) * | 1999-09-10 | 2001-03-13 | Antonius Nicolaas Van Winden | Inrichting voor het omhoog geleiden van een plant. |
JP2014073093A (ja) * | 2012-10-03 | 2014-04-24 | Mikuni Agri Techno:Kk | 接木用クリップ装着装置およびそれを用いる接木装置 |
JP2014132840A (ja) * | 2013-01-08 | 2014-07-24 | Mikuni Agri Techno:Kk | 接ぎ木用接合具及び接ぎ木用接合具を用いて接ぎ木した苗木 |
-
1994
- 1994-08-30 JP JP6230405A patent/JPH0866122A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3042554U (ja) * | 1997-04-15 | 1997-10-21 | 大介 五家 | 苗木の接ぎ木用クリップ |
NL1013023C2 (nl) * | 1999-09-10 | 2001-03-13 | Antonius Nicolaas Van Winden | Inrichting voor het omhoog geleiden van een plant. |
JP2014073093A (ja) * | 2012-10-03 | 2014-04-24 | Mikuni Agri Techno:Kk | 接木用クリップ装着装置およびそれを用いる接木装置 |
JP2014132840A (ja) * | 2013-01-08 | 2014-07-24 | Mikuni Agri Techno:Kk | 接ぎ木用接合具及び接ぎ木用接合具を用いて接ぎ木した苗木 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0866122A (ja) | 接木用クリップ | |
JP2918188B2 (ja) | 接木方法および接木装置 | |
JP3801578B2 (ja) | 接ぎ木保持具 | |
JP3498997B2 (ja) | 幼苗の接ぎ木装置 | |
JPH07284333A (ja) | 接木用クリップ及びそれを用いる接木装置 | |
WO1995015078A2 (en) | A cutting tool | |
WO1995015078A9 (en) | A cutting tool | |
JP3516524B2 (ja) | 接木装置における苗分離装置 | |
JPH0697919B2 (ja) | 接木方法および接木具 | |
WO1997048269A1 (fr) | Cueille-fruits avec cisaille | |
EP4032393A1 (en) | Grafting clip for plant individuals and assembly comprising said clip | |
JPH07274716A (ja) | 接木装置及び接木方法 | |
KR200281954Y1 (ko) | 복숭아용 과수봉투 | |
JPH044817A (ja) | 呼び接ぎ方法 | |
JP2880471B2 (ja) | 自動接木装置 | |
JP2880472B2 (ja) | 自動接木装置 | |
JPH09248061A (ja) | 接木ピンを用いた自動接木方法と装置 | |
JPH03240414A (ja) | 接ぎ木方法 | |
JP3491964B2 (ja) | 接木装置 | |
JPH07289079A (ja) | 接ぎ木装置 | |
CN2194063Y (zh) | 园艺剪刀 | |
JPS6224431Y2 (ja) | ||
JPH07322755A (ja) | 接木装置 | |
JPH073871Y2 (ja) | 茎稈結束装置 | |
WO1998009501A1 (fr) | Procede et dispositif de greffage de plantules |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011106 |