JPH073871Y2 - 茎稈結束装置 - Google Patents

茎稈結束装置

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JPH073871Y2
JPH073871Y2 JP1988119001U JP11900188U JPH073871Y2 JP H073871 Y2 JPH073871 Y2 JP H073871Y2 JP 1988119001 U JP1988119001 U JP 1988119001U JP 11900188 U JP11900188 U JP 11900188U JP H073871 Y2 JPH073871 Y2 JP H073871Y2
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  • Binders And Loading Units For Sheaves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンバイン、バインダー等における、茎稈を
結束する茎稈結束装置に係り、詳しくは、茎稈結束空間
を形成し、かつ、紐供給用ニードルが結節ビルおよび紐
ホルダーに供給する結束紐に作用する紐案内板を設ける
と共に、前記紐案内板の紐挿通用貫通溝の茎稈移動方向
における中間箇所において、茎稈収集時に前記結束紐を
受止め支持する紐係止部を、前記紐案内板に備えさせ、
前記結束紐に作用するバネ杆を前記紐挿通用貫通溝を横
断して、結節時に前記紐係止部から茎稈移動方向下手側
に外れた前記結束紐を受止め支持する作用姿勢と、遊端
側が茎稈移動方向下手側に揺動弾性変位して結束紐離脱
を許容する作用解除姿勢とに揺動自在に設けた茎稈結束
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、結束装置では、結節ビルと紐ホルダーで成る紐
結節部の結節作業、および結節作業で結束された茎稈を
放出アームで放出する作業が確実、かつ、スムーズに行
なうため、前記結節部の結束空間側に紐係止部を備えた
紐案内板を備えてある。
その一例として実開昭55−113027号公報が挙げられる。
〔考案は解決しようとする課題〕
紐案内板に設けられたバネ杆は、結節ビルから紐が抜け
る際に、結び目ができる前に紐が紐案内板に形成した貫
通溝の紐係止段部から滑り落ちて後方へズレ動いてしま
う結束ミスを防ぐためのものであるが、前記従来技術で
は、このバネ杆は紐案内板の結束空間形成面に設けられ
ているので、集束される茎稈から遊離した葉やハカマ等
がバネ杆にからみ付いて円滑な弾性変形を妨げて作業不
良を招いたり、集束され順次後方に詰め込まれてゆく茎
稈にバネ杆が引きずれて結節作動前から多少後方に変形
され、本体の紐係止作用時にその機能が損われてしまう
ようなおそれもあった。
本考案は、バネ杆の取付を工夫することにより、上記不
具合を解消せんとしたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案は、茎稈結束空間を形
成し、かつ、紐供給用ニードルが結節ビル及び紐ホルダ
ーに供給する結束紐に作用する紐案内板を、結節時の茎
稈受け面となる結束空間形成面と、ニードルの突入動作
に伴う茎稈巻込みを防止するべく結束空間形成面から突
出形成されたガイドリブとから構成して配備するととも
に、紐案内板の紐挿通用貫通溝の茎稈移動方向における
中間箇所において、茎稈収集時に結束紐を受止め支持す
る紐係止部を、紐案内板に備えさせ、結束紐に作用する
バネ杆を紐挿通用貫通溝を横断して、結節時に紐係止部
から茎稈移動方向下手側に外れた結束紐を受止め支持す
る作用姿勢と、バネ杆の遊端側が茎稈移動方向下手側に
揺動弾性変位して結束紐離脱を許容する作用解除姿勢と
に揺動自在に設けた茎稈結束装置において、バネ杆を、
紐案内板における結束空間形成面の反結束空間側に配置
してあることを特徴構成とする。
又、結束空間形成面の結束空間側に配置される表面側板
部分と、結束空間形成面の反結束空間側に配置される裏
面側板部分とを有した折曲げ板材によって紐係止部を構
成するとともに、これら両板部分間に位置する結束空間
形成面に、バネ杆の基端側を抜け止め状に嵌合可能な支
持溝を形成し、 支持溝にバネの基端側を嵌合させ、かつ、両板部分間に
バネ杆を位置させることで、バネ杆を紐案内板に装備す
るようにすれば好都合である。
〔作用〕
パッカーで掻込まれる茎稈は、ニードルの突入作動に伴
う巻き込みに抗して茎稈を支持するガイドリブで案内さ
れながら結束空間に集められ、板面状の結束空間形成面
の面前において集束された茎稈は結節されて茎稈束とな
る。すなわち、結束空間側に突出したガイドリブのない
結束空間形成面で結束すれば、ビルとホルダーとの協動
による紐結節部と集束茎稈との距離が近接できて安定強
固に結束できるのである。
そこで、請求項1.の構成によれば、バネ杆は結束空間形
成面の面前における結束空間には臨まない位置に存在す
ることになるから、上述した安定強固な結束状態が得ら
れる状態としながら、遊離した葉やハカマがバネ杆に絡
み付くことがなくなり、かつ、集束茎稈に引きずられて
後方に変形することもない。
又、請求項2.の構成によれば、バネ杆が屈曲板材製の紐
係止部に内装された状態で紐案内板に抜けでることなく
装備されるようになり、ボルト等のバネ杆を取付けるた
めの部品が一切不要になる。
〔考案の効果〕
従って、請求項1.の茎稈結束装置では、バネ杆の取付位
置を変更するだけの簡単で安価な改造により、集束茎稈
と結節部とを近接させて安定強固な結束状態を得るよう
に構成しながら、バネ杆への異物の絡み付きや集束中に
おける不当な変形なく、所期の結束機能を確実良好に発
揮できるようにし得た。
請求項2.の茎稈結束装置では、上記請求項1.による効果
に加えて、バネ杆を固定するための他の部品が一切不要
となってコストダウンでき、かつ、紐係止部への内装構
造によってバネ杆装着部のコンパクト化が図れた。
〔実施例〕
以下に、本考案にる茎稈結束装置の実施例を、バインダ
ーに適用した場合について、図面に基づいて説明する。
第5図に示すように、引起し装置(1)からの植立茎稈
の株元を、バリカン型の刈取装置(2)で切断すると共
に、切断された茎稈を支持板(3)に沿わせ乍ら横搬送
し、側部に備えた茎稈結束装置(B)に送り込んで結束
し、更に、結束装置(B)から送りだされた茎稈束を機
体の外側に放出するようにしてバインダーを構成してあ
る。
前記引起し装置(1)は、倒伏姿勢の茎稈を立ち姿勢に
引起すものであり、その下部は、第6図に示すようにな
っている。
すなわち、無端状のチェン(5)で長円状に移動する引
起爪(6)を、下端付近にて、引起枠(7)内に格納さ
れた状態から、引起レール(10)によって茎稈を引起す
作用状態に姿勢変化するガイド部材(8)が備えてあ
る。このガイド部材(8)は、板バネ材で構成され、前
記チェン(5)の下側を支持する受動回転体(9)を、
前記チェン(5)を張る方向へ押圧付勢する状態で取り
付けてある。
次に、茎稈結束装置(B)について説明する。
第4図に茎稈結束装置(B)が示されており、結束ケー
ス(11)の前後中間にはバインダー本機のバリカン型刈
取装置(2)で刈取られて横送りされた茎稈を集める結
束空間(A)が設けられ、この結束空間(A)の後側
(図では左側)に、茎稈掻込み用パッカー(12)、紐供
給用ニードル(13)、および集束圧感知ドア(14)が配
備されるとともに、結束空間(A)の前側(図では右
側)に結節ビル(15)、紐ホルダー(16)、結束茎稈放
出具(25)、および紐案内板(17)等から成る結節機構
(C)が配備されている。
紐案内板(17)は、紐供給用ニードル(13)が結節ビル
(15)および紐ホルダー(16)に供給する結束紐に作用
し、かつ、結束空間(A)を形成するように設けられて
いる。すなわち、第1、3図に示すように、紐案内板
(17)は、結節時の茎稈受け面となる結束空間形成面
(17a)と、結束空間形成面(17a)から突出一体形成さ
れたガイドリブ(17b),(17b)とから構成されてい
る。
結束空間形成面(17a)には、結節部に向かってニード
ル(13)が突入移動するための紐挿通用貫通溝(18)が
形成されており、この貫通溝(18)の茎稈移動方向にお
ける上手側に、集束される茎稈に案内作用するとともに
突入するニードル(13)による溝(18)への茎稈巻込み
を防止する上下一対のガイドリブ(17b),(17b)が形
成されている。
又、貫通溝(18)の茎稈移動方向中間箇所において、パ
ッカー(12)による茎稈収集時に結束紐を受止め支持す
る紐係止部(19)を紐案内板(17)にネジ(20),(2
0)に備えさせてある。
そして、結束空間形成面(17a)の結束空間(A)側に
配置される表面側板部分(19a)と、結束空間形成面(1
7a)の反結束空間(A)側に配置される裏面側板部分
(19b)とを有した折曲げ板材によって紐係止部を構成
するとともに、これら両板部分(19a),(19b)間に位
置する結束空間形成面(17a)の貫通溝(18)に臨む部
分に、バネ杆(21)の基端側(21b)を抜け止め状に嵌
合可能な支持溝(23)を形成してある。結束紐に作用す
るバネ杆(21)は、支持溝(23)に基端側(21b)を嵌
合させ、かつ、両板部分(19a),(19b)間にバネ杆
(21)を位置させることで、バネ杆(21)を紐案内板に
装備してある。
つまり、バネ杆(21)を紐係止部(19)に内装する状態
となり、それ故に紐係止部(19)を紐案内板(17)に取
り付けるだけで、バネ杆(21)は固定される。
このように構成された紐案内板(17)を有した結束装置
(B)で集束された茎稈を結節するときは、第2図に示
すような状態、すなわち、バネ杆(21)は、紐案内板
(17)の結束空間形成面(17a)の反結束空間(A)側
に存在し、従来のように、茎稈の集収束と紐案内板(1
7)との間に介在することはないので、その分集収束が
結節ビル(15)による結節位置に近づくので、紐の締ま
りが良くなる効果もある。
又、パッカー(12)による茎稈集収から結束された茎稈
を放出具(25)で放出するまでの一連の作業中に、茎稈
がバネ杆(21)と接触することもなくなる。
第7図に示すようにバネ杆(21)を構成しても良い。し
なわち、結束紐に作用するバネ杆(21)を、貫通溝(1
8)を横断して、結節時に紐係止部(19)から茎稈移動
方向下手側に外れた結束紐を受止め支持する作用姿勢
と、遊端側(21a)が茎稈移動方向下手側に揺動弾性変
位して結束紐離脱を許容する作用解除姿勢とに揺動自在
となるように、紐案内板(17)の結束空間形成面とは反
対の裏面側に配置してある。
バネ杆(21)は、紐案内板(17)を取付けるためのボル
ト(22)に、ナットで共締めして固定してある。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る茎稈結束装置の実施例を示し、第1
図は紐案内板の正面図、第2図は結束装置の要部平面
図、第3図はバネ杆の取付構造を示す斜視図、第4図は
結束装置の平面図、第5図はバインダーの側面図、第6
図は引起装置の下部を示す正面図、第7図は別実施例を
示す紐案内板の正面図である。 (13)……ニードル、(15)……結節ビル、(16)……
紐ホルダー、(17)……紐案内板、(17a)……結束空
間形成面、(17b)……ガイドリブ、(18)……貫通
溝、(19)……紐係止部、(19a)……表面側板部材、
(19b)……裏面側板部材、(21)……バネ杆、(21a)
……遊端側、(21b)……基端側、(A)……結束空
間。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】茎稈結束空間(A)を形成し、かつ、紐供
    給用ニードル(13)が結節ビル(15)及び紐ホルダー
    (16)に供給する結束紐に作用する紐案内板(17)を、
    結節時の茎稈受け面となる結束空間形成面(17a)と、
    前記ニードル(13)の突入動作に伴う茎稈巻込みを防止
    するべく前記結束空間形成面(17a)から突出形成され
    たガイドリブ(17b),(17b)とから構成して配備する
    とともに、前記紐案内板(17)の紐挿通用貫通溝(18)
    の茎稈移動方向における中間箇所において、茎稈収集時
    に前記結束紐を受止め支持する紐係止部(19)を、前記
    紐案内板(17)に備えさせ、前記結束紐に作用するバネ
    杆(21)を前記紐挿通用貫通溝(18)を横断して、結節
    時に前記紐係止部(19)から茎稈移動方向下手側に外れ
    た前記結束紐を受止め支持する作用姿勢と、前記バネ杆
    (21)の遊端側(21a)が茎稈移動方向下手側に揺動弾
    性変位して結束紐離脱を許容する作用解除姿勢とに揺動
    自在に設けた茎稈結束装置であって、 前記バネ杆(21)を、前記紐案内板(17)における前記
    結束空間形成面(17a)の反結束空間(A)側に配置し
    てある茎稈結束装置。
  2. 【請求項2】前記結束空間形成面(17a)の結束空間
    (A)側に配置される表面側板部分(19a)と、前記結
    束空間形成面(17a)の反結束空間(A)側に配置され
    る裏面側板部分(19b)とを有した折曲げ板によって前
    記紐係止部(19)を構成するとともに、これら両板部分
    (19a),(19b)間に位置する前記結束空間形成面(17
    a)に、前記バネ杆(21)の基端側(21b)を抜け止め状
    に嵌合可能な支持溝(23)を形成し、 前記支持溝(23)に前記基端側(21b)を嵌合させ、か
    つ、前記両板部分(19a),(19b)間に前記バネ杆(2
    1)を位置させることで、該バネ杆(21)を前記紐案内
    板(17)に装備してある請求項1.記載の茎稈結束装置。
JP1988119001U 1988-09-10 1988-09-10 茎稈結束装置 Expired - Lifetime JPH073871Y2 (ja)

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JPH0239623U JPH0239623U (ja) 1990-03-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60141738U (ja) * 1984-06-30 1985-09-19 株式会社 神崎高級工機製作所 コンバインの排藁結束装置における紐落ち防止装置

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JPH0239623U (ja) 1990-03-16

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